霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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いろは歌(其の二)

インフォメーション
題名:いろは歌(其の二) 著者:
ページ:59 目次メモ:
概要: 備考: タグ: データ凡例:2017/9/15校正。 データ最終更新日:2017-09-19 16:46:45 OBC :B115003c05
初出[?]この文献の初出または底本となったと思われる文献です。[×閉じる]神霊界 > 大正6年11月1日号(第53号) > 裏の神諭
001まは斯世(このよ)の、002(おち)ぶれものよ。003人に笑はれ、004()しられて、005誠の道を辿(たど)りつつ、006(すゑ)にや夜光(やくわう)の、007(たま)()る。
008こく(ばか)りか亜米利加(あめりか)(まで)が、009末に日本を()企画(たくみ)010(かね)と便利に(まか)しつつ。
011やく勝負を()めない事にや、012枕を高く休めない、013神政(しんせい)成就(じやうじゆ)()ぐるまで。
014しに亜米利加(あめりか)015北には露西亜(ろしあ)016前と(うしろ)に敵ひかえ、017四方(しほう)海なる日本国。
018くそ笑ひを、019()しつつ聞きし、020神の教への現はれて、021今じや(あたま)(あが)らない。
022んべんだらりと、023談判(だんぱん)延ばし、024深い(たく)みをする夷国(ゐこく)025太平洋のまん中に。
026くを貰うも(また)(おと)すのも、027次第(しだい)大本(おほもと)ぞ。028(あま)岩戸(いはと)御戸(みと)(びら)き。
029しん雷鳴(かみなり)030火の雨()らし、031人の心を(いま)しめる、032天地(てんち)の神の御経綸(おんしぐみ)
033くつ(ばか)りを、034エラソウに言うて、035腹に誠の無いものは、036今の世界の流行物(はやりもの)
037くい懐中(ふところ)八髭(やつひげ)()やし、038神も仏も()るものか、039(かね)が神じやと(どじやう)(なまづ)040一寸(いっすん)()きは泥の()み。
041すじや留守じやと、042何時(いつ)来て見ても、043奥に主人は()(くせ)に。044不思議(ふしぎ)(かど)立留(たちどま)り、045()く能く思案をして見れば、046何時(いつ)(うそ)つくこの家に、047神が御不在(おるす)といふ事か。
048にも十八番茶(ばんちや)出花(でばな)049時が過ぎたら間に合はぬ。050世界の立替(たてかへ)あるまでに、051身魂(みたま)(みが)いて置くが()い、052(あと)改心(かいしん)間に合はぬ。
053しは備前の岡山育ち、054(こめ)()る木は未だ知らぬ。055綾部(あやべ)(うま)れた人でさへ、056世の大本(おほもと)を未だ知らぬ。057灯台下(とうだいもと)(しん)(やみ)
058へせ戻せと(あふぎ)()げて、059招ぐは熊谷(くまがひ)須磨(すま)(うら)060一度(いちど)斯世(このよ)を持たんとて、061呼べど招けど白波(しらなみ)の、062おきの毒でも此度(このたび)の、063二度目の世界は()やしやせぬ。064鬼門(きもん)金神(こんじん)()る限り、065世に出て()れた守護神(しゆごうじん)066早く心を入れ(なお)し、067変性男子(へんじょうなんし)に従ひて、068今度の御役(おやく)に立つが()い。
069(げん)どころか確言(かくげん)ばかり、070一分一厘(ちが)やせぬ。071誠の心で聞くなれば、072ヒヤリヒヤリと汗が出る。073何程(なにほど)邪慳(じやけん)身魂(みたま)でも、074改心せずには()られない。075皇大神(すめおほかみ)御神諭(おんさとし)
076すけ(たま)はれ世界の人に、077如何(いか)なる罪の()りとても、078暗夜(やみよ)(ごと)き人民の、079(かは)りと天地(てんち)御詫(おわび)底本では「御詑」して、080朝な夕なに(かは)りなく、081出口(でぐち)(かみ)御祈念(ごきねん)は、082世界の(ため)と国の為。
083()(きやう)でも南無(なむ)阿弥陀(あみだ)でも、084今度の事には間に合はぬ。085木魚(もくぎよ)をどれだけたたいても、086太鼓(たいこ)をドンドンなぐつても、087妙見(みやうけん)坊主(ばうず)日蓮(にちれん)の、088一寸(ちよつと)(てこ)には合ひ(かね)る。089二度目の斯世(このよ)立替(たてかへ)は、090勝手(かつて)気儘(きまま)の神々や、091生臭(なまぐさ)坊主(ばうず)(ねん)()き。
092んじや徳じやと計算(そろばん)(ばか)り、093損の中にも得がある、094得と思へば損となる。095兎角(とかく)この世は人民の、096思案(ばか)りで()きはせぬ。097万事万端神界(しんかい)の、098(おしへ)を守り行くなれば、099見えぬ(とこ)から神々が、100守護(しゆごう)なされて何事も、101キチリキチリと遂げらるる。102思案も工夫も()りはせぬ。103(みが)いて御教(みおしへ)に、104なびけよなびけよ神の子()
105るぎの山に登るとも、106千尋(ちひろ)荒海(あらうみ)打ち渡り、107底の藻屑(もくづ)(なる)とても、108ナドヤ(いと)はん敷島(しきしま)の、109日本(につぽん)男子(だんし)引連(ひきつれ)て、110丹後の国の無人島、111沓島(めしま)冠島(おしま)を開かんと、112神の御言(みこと)(かし)こみて、113勇み進んで(いで)て行く、114出口(でぐち)(かみ)雄々(をを)しさよ。115明治三十三年の、116七月八日の未明(あさまだき)117一つの神祠(ほこら)建初(たてそ)めて、118(とな)ふる祝詞(のりと)(こゑ)(きよ)く、119沖に(きこ)ゆる(なみ)()も、120神の御声(みこゑ)(しの)ばるる。121(あづま)の空は茜刺(あかねさ)す、122日の出の景色(けしき)拝しつつ、123神の(をしへ)神務(わざ)()えて、124大本(おほもと)さして帰らるる、125出口の御親(みおや)の勇ましさ。
126らう要所は対馬(つしま)津軽(つがる)127馬関(ばかん)海峡(その)()ぎに、128舞鶴軍港岸和田(きしわだ)の、129(あひだ)の軍備に()(つけ)て、130地勢(ちせい)要害(えうがい)取調(とりしら)べ、131(また)越前(えちぜん)敦賀(つるが)より、132尾張の半田(はんだ)に至るまで、133国探(いぬ)(はな)ちて探索し、134一挙に御国(みくに)へ攻め寄せて、135総ての活動中断し、136日本を占領する(たく)み。137夢でも見てるか夷国人(ゐこくじん)138日本神国(やまとみくに)敷島(しきしま)の、139神の身魂(みたま)を知らないか、140(わに)()うなる口()けて、141(ただ)一呑(ひとの)みと思うても、142日本男子(にほんだんし)(たましひ)は、143胸に(つま)りて呑めないぞ。144行きも戻りも()らないぞ。145綾部(あやべ)(にしき)大本(おほもと)の、146十里四方は(みや)(うち)147見事覚えが()るなれば、148沓島(めしま)の沖まで来て見よれ。149鋼鉄艦(こうてつかん)潜艇(せんてい)も、150丹後の海の()(くさ)に、151一隻(いつさう)も残さず()り沈め、152日本(にほん)兵士(へいし)の忠勇と、153出口(でぐち)(かみ)御威徳(みいとく)で、154艮大神(うしとらおほかみ)(あら)はれて、155三千世界を立直(たてなほ)す、156首途(かどで)の血祭り覚悟せよ。
157()りて鳴余(なりあま)りたる駿河(するが)なる、158富士の高峰(たかね)の神霊が、159正勝(まさか)の時に現はれて、160三千世界に鳴り渡り、161登る竜巻(たつまき)すさまじく、162清水(しみづ)の港に攻め寄せし、163外国船(とつくにぶね)を残りなく、164沈め()やして葦原(あしはら)の、165中津御国(なかつみくに)(しず)めます、166神は木花咲耶姫(このはなさくやひめ)167神の(いさほ)(たふ)とけれ。
168(ぼう)(きは)まる畜生国(けものくに)169(よく)眼光(まなこ)を曇らせて、170(わが)神国(かみくに)(ほふ)らんと、171日頃(ひごろ)(たく)みし軍略は、172旅順(りよじゆん)173大連(たいれん)174韓国(かんこく)に、175計画(しぐみ)(はづ)れて馬鹿(ばか)を見む。176石炭兵糧(ひようろう)軍資まで、177用意して置け旅順港(りよじゆんこ)に。178今に日本が(もろ)てやる。179(その)返礼に日本刀(にほんたう)180一度は切味(きれあぢ)見せてやろ。181覚悟()されよスラブども。
182かしの神の仕組(しぐ)まれし、183(いと)も便利な世が(まゐ)り、184蒸気(じようき)185電気の働きで、186三千世界を近よせる、187交通機関も完備して、188千里万里も夢の()に。189(これ)(むかし)神代(かみよ)から、190神の御裔(みすゑ)奇魂(くしみたま)191()しき(ちから)(たまもの)ぞ。192(うしとら)金神(こんじん)現はれて、193世界一つに()べ玉ふ、194天の時節の来たものを、195訳の(わか)らぬ人民が、196人智や科学の(はたら)きと、197誤解して()(あは)れさよ。
198そで固めて得心(とくしん)させて、199あとでペロリと舌を出す。200今の世界の人々は、201(うへ)から(した)まで其通(そのとお)り、202一分(いちぶ)も誠のものは無い、203(これ)畜類(けもの)の世の中ぞ。
204つも()いてる(からす)と思ひ、205神の(おしへ)もウワの空、206(よく)と慢心強くして、207心の空もかけくもり、208暗夜(やみよ)(とり)王仁文庫では「鳥(とり)」になっているが、神霊界では「烏(からす)」になっている。著作集も史料集成も神霊界に基づき「烏」になっている。()(ごと)く、209何が何やら白雲(しらくも)の、210(あけ)(からす)に近よりて、211日の出の守護(しゆご)と成るなれば、212悪の審判(さばき)()のあたり。213罪穢(めぐり)の深き人々よ、214早く身魂(みたま)(みが)き上げ、215改心するが日本一、216不二(ふじ)の山ほど()(つみ)も、217直霊(なおひ)御魂(みたま)に清くなる。218弥々(いよいよ)日出(ひので)と成るなれば、219(もと)生神(いきがみ)あらはれて、220激しき守護(しゆごう)ある(ゆえ)に、221心に曇りあるものは、222余り(まば)ゆて寄り付けぬ、223竜宮館(りうぐうやかた)の庭までも。
224(やま)の奥も都路(みやこぢ)も、225天にも地にも押竝(おしな)べて、226神の()まさぬ(とこ)は無い。227日輪(にちりん)(てら)()る限り、228変性男子(へんじやうなんし)が現はれて、229常磐(ときは)の松の世となれば、230神の守護(しゆごう)はあり(あけ)の、231(つき)(かたち)御簾(みす)(うち)
232もひ違ひの斯世(このよ)の政治、233(これ)から総てを立替(たてかへ)て、234随意(ずいい)競争(きやうさう)(へい)を去り、235天下(てんか)公共(こうきよう)其為(そのため)に、236世界桝掛(ますかけ)引き()らし、237神も仏事(ぶつじ)も人民も、238勇みて(くら)神代(かみよ)とし、239綾部(あやべ)を世界の中心(まんなか)と、240(さだ)めて国々(くにぐに)()べ守る、241天津日継(あまつひつぎ)御威徳(ごいとく)と、242変性男子(へんじやうなんし)御守護(ごしゆごう)で。
243にの(ため)とは口先(くちさき)ばかり、244今の高座(たかみ)の番頭は、245我身(わがみ)()かれのしがくして、246()タの難義(なんぎ)(つゆ)()らず、247人車(くるま)や馬車に打ち乗りて、248神霊界ではここに「手掛足懸色々に、」という文が入る。(しか)大道(おほぢ)中心(まんなか)を、249従来(ゆきき)妨害(さまたげ)()にもせず、250(はな)高々(たかだか)(すま)し込み、251口に葉巻を(くわ)へつつ、252横柄面(わうへいづら)する見苦しさ。
253がて三十七年の、254明治の春の四月には、255斯世(このよ)の滅亡と基督(きりすと)の、256神の信徒(しんと)がヒマラヤの、257高地を(たず)ねて寄り(つど)ひ、258寺を(たて)たり祈禱(きたう)して、259総ての事を打棄(うちす)てて、260救ひを祈る最中(さいちう)に、261神の御国(みくに)(うま)れたる、262日本の人が知らぬとは、263灯台下(とうだいもと)(しん)(やみ)264さは()(なが)ら世の人よ、265周章(あわ)てず騒がず一筋(ひとすぢ)に、266神の(をしへ)に従ひて、267(まこと)(つく)せば此度(このたび)は、268一先(ひとま)づ延ばす神の(むね)269斯世(このよ)の滅亡()(こと)は、270(いづ)れの神も知りつれど、271此儘(このまま)(つづ)かす経綸(しぐみ)をば、272知らざる故に色々と、273騒ぐは無理も無けれ(ども)274世界に鬼は無いとやら、275鬼といはれし(うしとら)の、276(すみ)()ませし生神(いきがみ)が、277斯世(このよ)この(まま)(あづか)りて、278善と悪とを立別(たてわ)けて、279世界の洗濯()し玉ひ、280清きは(ゆる)し玉ふなり。281早く改心(かいしん)一等(いつとう)ぞ。282(こころ)次第(しだい)此度(このたび)は、283どんな御徳(みとく)も授けられ、284心の()るい人民は、285()つき懲戒(いましめ)ある故に、286()んにも知らぬ神の子()287(すべ)てを(すて)神界(しんかい)に、288(こころ)(ささ)げて祈れかし。
289いにち新聞(ひら)いて見れば、290魔法(まつぽ)斯世(このよ)()のあたり、291殺人強盗窃盗(せつとう)に、292詐偽(さぎ)間男(まをとこ)大喧嘩(おうげんくわ)293一つも(ろく)な記事は無い。294熟々(よくよく)思案をして見れば、295()にもこの世は暗黒(くらがり)よ。296畜生(ちくしやう)ばかりの()(どころ)297思へよ思へ秋津人(あきつびと)298日本は神の住み(どころ)299大和御魂(やまとみたま)持主(もちぬし)ぞ、300世界に先立(さきだ)善行(よきこと)の、301鏡を出して敷島(しきしま)の、302水晶魂(すいしやうだま)を輝かし、303出口(でぐち)(かみ)に従ひて、304二度目の岩戸(いはと)大前(おほまへ)に、305世界の人を助くるは、306日本の(たみ)の天職ぞ。307日本御魂(やまとみたま)(もち)まへぞ。
308()義務じやと小理窟(こりくつ)(ばか)り、309(もぐ)りて(めし)()ふものは、310(わが)神国(しんこく)(つち)(うへ)に、311いく十万の(ごく)()ぶし、312法律ばかりを(たて)()し、313情誼(なさけ)も義理も知らばこそ、314鬼の上前(うはま)()悪魔(あくま)315日本御国(やまとみくに)(はび)こりて、316今や斯世(このよ)(しん)(やみ)317仁義(じんぎ)道徳敗頽(はいたい)し、318(まこと)の人はなき(くら)し、319獣畜(けもの)ばかりの住む世界、320清めて(もと)()(かへ)す、321変性男子(へんじやうなんし)()(をしへ)
322じの高峰(たかね)村雲(むらくも)(かか)り、323清き姿を包めども、324雲立ち退()けば(もと)不二(ふじ)325神代(かみよ)ながらの神の(やま)326気高(けだか)き姿は世界一。327日本(やまと)(だましひ)其通(そのとお)り、328心に(かか)れる村雲(むらくも)を、329除けば()ぐに光り出す、330(もと)は天地の分身魂(わけみたま)331(たま)を磨けよ人々よ。332神の(まこと)御教(みをしへ)を、333(かし)こみ(つつ)しみ赤心(まごころ)に、334(ちか)ひて固く守る()し。
335(りん)奈落(ならく)の底まで(おち)た、336腐敗(ふはい)堕落(だらく)の世の中に、337水晶御魂(すゐしやうみたま)がただ一つ、338一つの御魂(みたま)(たね)として、339日本御魂(やまとみたま)培養(ばいやう)し、340二度目の世界の御柱(みはしら)と、341したつ岩根(いはね)大本(おほもと)の、342神の御役(おやく)に立てんとて、343心を千千(ちぢ)(くだ)きつつ、344血を吐く思ひの辛労(しんらう)を、345世人(よびと)(ため)()(たま)ふ、346変性男子(へんじやうなんし)雄々(をを)しさよ。
347
明治三十六年九月八日
348(りよ)笑釈(えしやく)梨地(なしぢ)(すずり)349(よわい)も長き命毛(いのちげ)の、350筆を(ふる)ひて皇神(すめかみ)は、351三千世界の出来事(できごと)を、352示して斯世(このよ)を救はんと、353明治の廿五年より、354出口(でぐち)(かみ)一筋(ひとすぢ)に、355知らせ(たま)へど(にご)る世の、356人の心は(しん)(やみ)357悪魔の住家(すみか)成果(なりは)てて、358(まこと)の言葉は聞入(ききい)れず、359何時(いつ)恐喝(おどす)と思ひつめ、360悪胴(わるどう)()へて動かない、361(わけ)(わか)らぬ人草(ひとくさ)は、362地球の上に充満し、363益々(ますます)この世は(けが)れ行く。
364んの神勅(みのり)(かし)こみて、365泥海(どろうみ)世界を清めんと、366三千年の()(あひだ)367()らへ玉ひし御苦難(ごくなん)は、368種々(いろいろ)雑多(ざつた)に身をやつし、369神政(しんせい)成就(じやうじう)其為(そのため)に、370守り給ひし霊徳(れいとく)が、371天運(じせつ)循環(まゐ)りて歴然(ありあり)と、372花咲き()めぬ煎豆(いりまめ)に。
373細亜(じあ)亜弗利加(あふりか)、ヨウロツパ神霊界では「エフロツパ」374南北亜米利加(あめりか)375太洋洲(たいやうしゆう)376一つに丸めて日本(ひのもと)の、377天津日嗣(あまつひつぎ)の神徳で、378万古(まんご)末代(まつだい)続かせる、379(かみ)出口(でぐち)道開(みちびら)き、380竜宮(りうぐう)やかたに表現(あらは)れて、381三千世界の(ぬし)()り、382普天(ふてん)率土(そつど)を統一し、383(もと)神世(かみよ)と改めて、384神も仏も人民も、385勇んで(くら)す松の()の、386七福神の楽遊(らくあそ)び。
387(ぜん)世界の梅の花、388一度に開く(いま)(とき)389鬼門(きもん)金神(こんじん)(あら)はれて、390鬼も大蛇(おろち)も帰順して、391松の神代(かみよ)と成る上は、392二度目の世界は天国ぞ。393(まが)醜女(しこめ)も消え()せて、394上から(した)まで神心(かみごころ)395勇みて(くら)す楽しさよ。
396もんの神は(もと)の神、397国常立(くにとこたち)大神(おほかみ)よ。398斯世(このよ)を造り固め成し、399世の根の(もと)隠身(すみきり)て、400善悪正邪の審判(あらため)を、401()厳重(をごそか)に立て玉ひ、402この()一切(いつさい)守ります、403(たふ)とき神にましませり。404鬼門(きもん)の神は男神(をとこがみ)405(たて)守護(しゆごう)(さだ)まりて、406(よこ)守護(しゆごう)裏鬼門(うらきもん)407女神(めがみ)()して(ひつじさる)408変性女子(へんじやうによし)神霊(しんれい)ぞ。409世界の悪魔や(やま)(がみ)410()しき心の鬼どもを、411払ひ清めて経緯(たてよこ)の、412夫婦(ふうふ)の神は人民(ひとたみ)を、413導びき(たも)ふぞ(たふ)とけれ。
414めになり(とも)セメテは一度、415綾部高天(たかま)大本(おほもと)の、416竜宮館(りうぐうやかた)()て見たい。417()ふて霊魂(みたま)(どろ)まぶれ。418()うしたら(あか)(おち)るやら。419近所(ちかく)()ながら気が()める、420教祖(きやうそ)を一度(はい)したさ。
421くら(つんぼ)よ世界の九()は。422(むかし)神代(かみよ)(めぐ)り来て、423変性男子(へんじやうなんし)(あら)はれて、424世界の事を知らせども、425実地見せても気が付かぬ。426一度に驚愕(びつくり)する事が、427出来(でき)ては成らぬと朝夕(あさゆふ)に、428声を限りに(さけ)(ども)429何処(いづこ)を風が吹くらんと、430言はぬ(ばか)りに鼻の先、431フフンと笑つて空()ひて、432(をの)が乗り行く火の車、433実に(あは)れな人ばかり。
434(せん)神山(みやま)立籠(たてこも)り、435この世の泥を清めんと、436三十四年は菊の月、437八日(やうか)(やかた)立出(たちいで)て、438神徳(みいづ)も高きこの山に、439祈り玉ひし(わが)教主(きやうしゆ)440至誠は天地(てんち)に通じけん、441十五の月の有明(ありあけ)に、442(たふ)とや神霊(あら)はれて、443世の行先(ゆくさ)きの(こと)どもを、444いと(ねんご)ろに()き給ひ、445教御祖(をしへみおや)御心(みこころ)は、446春野(はるの)の雪と()()めぬ。447され(ども)高き神の山、448木立(こだち)(しげ)(たに)深く、449雲霧(くもきり)四方(よも)閉籠(とぢこ)めて、450月日(つきひ)(ため)(ひか)()せ、451常世(とこよ)(やみ)(ごと)くなり。
452(とく)高き神の山、453(ひら)けて(ここ)に千四百、454四十余年と成りぬれど、455女人禁制(によにんきんせい)の神の山、456今に(けが)れし事も無く、457神祇(かみ)(つど)ひの神園(には)として、458清き霊地(れいち)(なり)(ひび)く、459浪音(なみおと)たかき八塩路(やしほぢ)の、460女島(めしま)男島(をしま)諸共(もろとも)に、461神代(かみよ)姿(すがた)()へぬなり。462神代の(まま)の神の国、463瑞穂(みづほ)の国を(まも)らんと、464冠島(をしま)沓島(めしま)の神々は、465弥山(みせん)神山(みやま)神集(かみつど)ひ、466(きよ)けき和知(わち)河水(かはみづ)に、467世界を清め人々を、468安きに救ひ助けんと、469(あま)岩戸(いはと)押開(おしひ)らき、470村雲(むらくも)四方(よも)掻別(かきわ)けて、471教御祖(をしへみおや)の手を通し、472口を通して詳細(こまやか)に、473(さと)させ玉ふぞ(たふ)とけれ。
474耀(よう)栄華(えいぐわ)(くら)して来たが、475(むく)ひは(たちま)丸裸体(まるはだか)476(らく)した(あと)(ぬか)苦労、477難義(なんぎ)ばかりの珠数(じゆづ)つなぎ。478(まこと)(ため)の苦労なら、479神の(たすけ)で何事も、480(すゑ)(しほ)れぬ花が()き、481万古(まんご)末代(まつだい)名を残し、482斯世(このよ)の神と(あほ)がれん、483(つと)めよつとめ人々よ、484誠の道に乗り(かへ)て、485松の心で(はげ)()し。
486ろい世界に(ただ)一柱(ひとはしら)487(これ)を誠の神といふ。488斯世(このよ)つくりて万類(ばんるい)を、489育てむ(ため)日月(じつげつ)を、490守りの神と神定(かんさだ)め、491神の御子(みこ)なる民草(たみくさ)を、492養ひ(たま)難有(ありがた)さ。
493もち(よろず)神々(かみがみ)が、494鬼門の神に(したが)ひて、495三千世界を()()れに、496持場(もちば)々々(もちば)を守ります。497山には山の神()まし、498(かは)には河の神()まし、499草木(くさき)は草木の神()まし、500海には海の神ゐます。501大地(おほぢ)禁闕金(きんかつかね)の神、502二度目の世界の守護神(まもりがみ)503(あげ)(うみ)との竜宮(りうぐう)の、504乙姫(おとひめ)どのはこの(みぎ)り、505(あや)高天(たかま)に現はれて、506日の出の神とひつそうて、507斯世(このよ)守護(しゆご)(かは)りたり。508天地(てんち)(かへ)りて()()タに、509()るとの(をしへ)此事(このこと)ぞ。510()にも(たふと)神代(かみよ)かな。
511まい心で鼻高(はなたか)さんが、512高天原(たかあまはら)()(まゐ)り、513出口(でぐち)(かみ)筆先(ふでさき)を、514聞いたら(さぞ)や困るべし。515心に(あは)(こと)(ばか)り、516三日や十日や百日(ひやくにち)に、517神の経綸(しぐみ)は解りやせぬ。518(だれ)しも覚え()る故に、519一寸(ちよつと)様子を書くなれば、520浅智慧(あさぢえ)学者の胸の(うち)521一から百まで知れ渡る、522変性男子(へんじやうなんし)御身魂(おんみたま)523出口の(かみ)(かか)れたる、524世界の宝の神教(みをしへ)が、525心に(あた)りて耳痛く、526(きけ)()(ほど)腹が立ち、527身体(からだ)がビリビリ(ふる)ひ出し、528気分()しくてモヂモヂと、529(しまい)にや()げて()にとなる。530(まなこ)(くち)(あひ)()る、531(はな)が知らずに高く()り、532()れが邪魔(じやま)して脚下(あしもと)が、533見えない(ゆえ)丼壺(どぶつぼ)へ、534落ちて難渋する(まで)は、535ここの(をしへ)は聞かれない。536少しの学が邪魔になり、537理窟(りくつ)(ばか)りに固まりて、538何時(いつ)も疑念の晴間(はれま)なく、539心に取越苦労而巳(のみ)540(うま)赤子(あかご)に成るまでに、541高い鼻めが邪魔(じやま)をして、542(まこと)(をしへ)(かき)をする、543なさけないのは人心(ひとごころ)
544でに悪魔に(とり)ひしがれて、545危ふい(ところ)差添(さしそへ)の、546(まこと)こころに染められて、547(すて)た思案の後戻(あともど)り、548洋服脱いで(くつ)()てて、549皮のカバンも(なげ)捨てて、550(むかし)神代(かみよ)の人となり、551熟々(つらつら)思ひ(めぐ)らせば、552出口の(かみ)御知(おし)らせの、553通りに(けが)れた世界じやと、554固く心を取り直し、555(ただ)一筋(ひとすぢ)の神の道、556心も勇み気も(ひら)き、557花咲く春に()ふ思ひ、558()んな結構が又と世に、559三千世界に()らうかと、560(はじ)めて(さと)大本(おほもと)に、561大きな尻を末長く、562(あや)高天(たかま)(ねこ)と成る。563オツトどつこい神様の、564激しき威徳に照らされて、565心の底の塵芥(ごもくた)を、566白状したが情け無い、567(これ)が出口の王仁三郎(おにさぶらう)
568(明治卅六年九月十日)

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5/8【霊界物語ネット】霊界物語ネットに出口王仁三郎の第六歌集『霧の海』を掲載しました。
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