霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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六月二日 於大洲佐賀宅

インフォメーション
題名:6月2日 於大洲佐賀宅 著者:月の家(出口王仁三郎)
ページ:339 目次メモ:
概要: 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日:2018-08-19 19:44:14 OBC :B117500c29
有明の(もち)の夜の月高山(たかやま)
(かか)りて朝空澄み渡りけり。
大洲(おほず)産土(ぶすな)総社へ宣信徒
(ともな)ひ参拝玉串棒呈す。
大洲支部北村宣使神前に
(まう)でて神言(かみごと)奏上を為す。
不老庵(ふらうあん)臥龍ケ淵明治40年(1907年)に完成した臥龍山荘(がりゅうさんそう)のこと。2016年に国の重要文化財に指定された。に遊ばんと
自動車連ね大橋渡る。
不老庵主人上甲(じやうかふ)文友(ふみとも)
いと丁寧なる挨拶されたり。
大洲神社森の茂みに郭公(ほととぎす)
声も長閑(のどか)に鳴き渡る(いほ)
富士山(とみすやま)如宝寺の森青々と
茂る()の間に多宝塔見ゆ。
声清く彼方(かなた)此方(こなた)(ひぢ)川の
流に河鹿()くぞ凉しき。
この勝地亀山公園亀山城
並びあるこそ床しかりけり。
肱川に架けたる浮木(うきき)橋の下
越えて川瀬を上る(すが)しさ。
少名彦(すくなひこ)神の遺跡と聞えたる
梁瀬(やなせ)の霊山新緑深し。
三隻の船を並べて弁当を
開きながらに清き瀬上りぬ。
名物の(えび)を捕らんと手網(てあみ)もて
禁漁区域の(かみ)に乗り行く。
河鹿()遠山(ゑんざん)無限(へき)層々と
臥龍の淵の眺め佳きかな。
 臥龍ケ淵を中心点として上下流域三百間は、県庁より禁漁区域となせるを以て魚族多く、深淵清流に浮遊して中々面白く興味深し。富士山(とみすやま)の如宝寺の御堂や多宝塔は樹間にその雄姿を(あら)はし、老松(らうしよう)老杉(らうさん)(みどり)(こと)(たへ)にして、山麓は(ひぢ)川の清流に包まれ、郭公(くわくこう)老鶯(らうあう)の声河鹿の()く音等、一として旅の無聊(むれう)を慰めざるはなし。上甲(じやうかふ)氏の別荘不老庵は臥龍ケ淵の上に風流に建てられ、翠巒(すいらん)緑峰四方を囲み、(ひぢ)川の清流永久の神秘を伝へ、亀山公園梁瀬(やなせ)山は上流に清く位置して風清く、さながら大仙境に遊ぶの心地したりき。
 三隻の館船(やかたぶね)を進めて、()を竹の先端に縛り付け、(えび)の香を嗅ぎ集まり来たるを待ち構へて、小さき長柄(ながえ)の網にて後方よりすくひ捕るの方法なり。二十五名の船客は各自に精魂を(つく)(ほとん)ど六時間にして車(えび)数十尾を()たり。日は高山の峯に(うすづ)きて、一同の船は清流を下り大洲(おほず)鉄橋を(くぐ)れば、亀山城下の川岸なり。折からまちかまへたる数台の自動車に分乗し、常磐(ときは)町なる佐賀淑子(よしこ)嬢の生家に立ち寄り夕飯を饗応(きやうおう)され、宿に帰れば室内電灯皎々(かうかう)たり。
川岸に船を(つな)ぎて小網持ち
(えび)(あさ)れども容易に捕れず。
亀の子の川底に這ふ(さま)を見て
佐賀淑子氏網もて(すく)へり。
蝦一つ蟹三匹を半日の
苦労を積みて捕りし吾かな。
亀の子に酒を呑ませて臥龍ケ淵
放てば二三度浮き上りけり。
折角(せつかく)の獲物の蟹も愛善を
思ひて川に放ちけるかな。
半日の漁遊にいたく疲れ果て
前後不覚に眠りけるかな。

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