霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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アンカーの表示 [?]本文中に挿入している3~4桁の数字がアンカーです。原則として句読点ごとに付けており、標準設定では本文の左端に表示させています。クリックするとその位置から表示されます(URLの#の後ろに付ける場合は数字の頭に「a」を付けて下さい)。長いテキストをスクロールさせながら読んでいると、どこまで読んだのか分からなくなってしまう時がありますが、読んでいる位置を知るための目安にして下さい。目障りな場合は「表示しない」設定にして下さい。[×閉じる]


宣伝歌 [?]宣伝歌など七五調の歌は、底本ではたいてい二段組でレイアウトされています。しかしブラウザで読む場合には、二段組だと読みづらいので、標準設定では一段組に変更して(ただし二段目は分かるように一文字下げて)表示しています。お好みよって二段組に変更して下さい。[×閉じる]
脚注 [?][※]や[#]で括られている文字は当サイトで独自に付けた脚注です。まだ少ししか付いていませんが、目障りな場合は「表示しない」設定に変えて下さい。ただし[#]は重要な注記なので表示を消すことは出来ません。[×閉じる]


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傍点の色 [?]底本で傍点(圏点)が付いている文字は、『霊界物語ネット』では太字で表示されますが、その色を変えます。[×閉じる]
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マーキングパネル
設定パネルで「全てのアンカーを表示」させてアンカーをクリックして下さい。

【引数の設定例】 &mky=a010-a021a034  アンカー010から021と、034を、イエローでマーキング。

          

留守

インフォメーション
題名:留守 著者:出口王仁三郎
ページ:130 目次メモ:
概要: 備考:『故山の夢』p242-246 タグ: データ凡例: データ最終更新日:2023-11-05 12:06:24 OBC :B121808c59
─二十五六歳の頃─
何ごとも知らぬと云へば()(をんな)(しら)ばくれなと()が背をたたけり
眉目(びもく)清秀(せいしう)立派な貴方(あなた)は青年よ娘が好くも無理ないとわらふ
わたしこそ三十七で未亡人なれど遺産でやすしとかたる
立派なる青年なりとて無財産の人にはやれぬと切り出す母親
農村の()富豪(ふうがう)に結婚の約束あれば切れてくれと言ふ
その母の言葉にあきれしばしの()ただうつむきて(もだ)しゐにけり
うつむきて(もだ)してあれば(ゆゑ)知らぬ涙腮辺(しへん)にぼとぼとつたふ
母親は泣いてゐますか気のよわい貴方(あなた)(をとこ)()が涙()
慇懃(いんぎん)な彼女の母のたのみごとそむくすベなく三行半(みくだりはん)かく
離縁状ふところにしてこの女いそいそ帰る姿うらめし
富豪(ふうがう)の農家に牛乳配りゆけば彼女はそこに(とつ)ぎてありけり
家人(かじん)()五月田(さつきだ)に行きて(ただ)一人(ひとり)彼女は留守を()りてありけり
牛乳は虫が好かねど恋ひ慕ふ(きみ)に逢ひたさ牛乳取ると()のいふ
三合(さんがふ)の牛乳呑んだかほをして小便壷(せうべんつぼ)に捨てるといひけり
蟷螂(かまきり)のやうな醜男(ぶをとこ)(つま)に持ちこの世がいやになりしとて泣く
から(くに)の果ても(いと)はず()を連れて逃げてくれよと駄駄(だだ)こね困らす
なにごとも因縁づくとあきらめて辛抱すれば(とき)()るとさとす
なつかしい貴方(あなた)のお顔を見た上は半時(はんとき)の辛抱も出来ぬとて泣く
青春の血潮にもゆるわが身には(かれ)が言葉にほだされて泣きぬ
泣きつかれくどかれしそのたまゆらを()生命(いのち)さへやりたく思へり
わきたつる胸の血潮をおししづめ声くもらせて彼女をなぐさむ
玉の緒の生命(いのち)の恋を捨てし身はまたもや事業に心ひかるる

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10/22【霊界物語ネット】王仁文庫 第六篇 たまの礎(裏の神諭)』をテキスト化しました。
5/8【霊界物語ネット】霊界物語ネットに出口王仁三郎の第六歌集『霧の海』を掲載しました。
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