霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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テキストのタイプ [?]ルビを表示させたまま文字列を選択してコピー&ペーストすると、ブラウザによってはルビも一緒にコピーされてしまい、ブログ等に引用するのに手間がかかります。そんな時には「コピー用のテキスト」に変更して下さい。ルビも脚注もない、ベタなテキストが表示され、きれいにコピーできます。[×閉じる]

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アンカーの表示 [?]本文中に挿入している3~4桁の数字がアンカーです。原則として句読点ごとに付けており、標準設定では本文の左端に表示させています。クリックするとその位置から表示されます(URLの#の後ろに付ける場合は数字の頭に「a」を付けて下さい)。長いテキストをスクロールさせながら読んでいると、どこまで読んだのか分からなくなってしまう時がありますが、読んでいる位置を知るための目安にして下さい。目障りな場合は「表示しない」設定にして下さい。[×閉じる]


宣伝歌 [?]宣伝歌など七五調の歌は、底本ではたいてい二段組でレイアウトされています。しかしブラウザで読む場合には、二段組だと読みづらいので、標準設定では一段組に変更して(ただし二段目は分かるように一文字下げて)表示しています。お好みよって二段組に変更して下さい。[×閉じる]
脚注 [?][※]や[#]で括られている文字は当サイトで独自に付けた脚注です。まだ少ししか付いていませんが、目障りな場合は「表示しない」設定に変えて下さい。ただし[#]は重要な注記なので表示を消すことは出来ません。[×閉じる]


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傍点の色 [?]底本で傍点(圏点)が付いている文字は、『霊界物語ネット』では太字で表示されますが、その色を変えます。[×閉じる]
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【引数の設定例】 &mky=a010-a021a034  アンカー010から021と、034を、イエローでマーキング。

          

青い囚人服

インフォメーション
題名:青い囚人服 著者:出口澄子
ページ: 目次メモ:
概要: 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日: OBC :B124900c38
001 京都地方裁判所の未決(みけつ)監房は、002竹屋町通(たけやちょうどおり)柳馬場(やなぎのばんば)にいまもある赤煉瓦(あかれんが)の高い(へい)のあるところがそれであります。003そこの××号室に入ることになりましたが、004どうも死刑になるような様子はありません。
005 警察の留置場におる間は、006人の顔も見られるし、007それがいろいろの意味で心の慰めにもなりましたが、008未決に入ってしまうと、009人の顔は担当の他は見られません。010人に会うこともありません。011部屋は畳一畳敷の他に、012板間の一畳(あまり)が附いており、013手の届かん高い所に窓といえば二尺角(にしゃくかく)のものがあるきりです。014これでは非常な相違を感じさせられます。015ここに移るときに、016一日だけでしたが変な青色の着物をきせられます。017これは、018ここに来る人へのシキタリになっているようでありますが、019帯から、020腰のものまで取り替えられ、021懲役者の姿にしてしまいます。022これが私に耐えられない嫌なものでした。023かえって死刑に遭いにゆくと思った時は、024そう不愉快な気持ちになりませんでしたが、025腰のものまで取替えられ、026青い囚人服に着替えさせられた時は、027死刑よりも嫌な感じがしました。
028──こんなものを着せられるのか──と思うと、029思わずもポロポロと涙が流れ出ました。030しかし次の日は元の通り、031自分のもって来た衣服を着ることになりました。032それから毎日、033全く一人ぼっちの淋しい日々が続きました。034来る日も来る日も厚い壁に囲まれて、035ただ一人、036ぽつねんと暮らさねばならないということば、037ことに私の性格には耐えられないことでした。038この先はどうなるのやら、039信者の人、040家族のものはどうして暮らしているのか、041さっぱり分からず、042ただ、043()が出れば部屋が明るみ、044陽が()ると部屋がしずかに薄暗くなっていくというだけの日を、045幾日もはてしない気持ちで続けることになりました。

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