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国家の将来(出口王仁三郎聖師と出口日出麿師を囲む座談会 第三回)

インフォメーション
題名:国家の将来(出口王仁三郎聖師と出口日出麿師を囲む座談会 第三回) 著者:
ページ:528 目次メモ:
概要: 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日:2016-11-26 15:39:48 OBC :B195502c2202050
初出[?]この文献の初出または底本となったと思われる文献です。[×閉じる]『昭和青年』昭和6年7月号
出口王仁三郎聖師と出口日出麿師を囲む座談会(第三回)
時……昭和六年四月二十七日夜
所……天恩郷明光殿

高見『皆さん青年の使命、国家の将来について何う思はれますか……
岡村さん、さつきから黙つてゐるが、一つ意見を吐いたらどうです』
岡村『俺には何にも判らんがのー』(一同笑ふ)
中井『結局青年が先頭に立つて、どんどんやらなげればいかんね。棺桶に片足つゝ込んでゐる様な者ぢや駄目だ。それに大本にしても、青年の指導者は聖師様で、聖師様をおいて他に絶対に青年の指導者はない。これは当然過ぎる事なんだ。が然(しか)しその当然の事が今は当然として行はれてゐない。従つてだ、俺は大本の前途を心配するね』
高見『それはそうだが一概に云はれん……圧へれば圧へる程反動力と云ふものが出て来る』
中井『そうだ。良い方へ反動するといゝんだが、手も足も出んやうにしては芽の生え様がない。又圧へられると反動力すら失つてぺコペコ頭ばかり下げる犬の様な奴許りで実にいやだ』
林『左傾分子でもだね。凄い弾圧力を持つてゐる。所でその法の網をくぐつて行かうとしても真直に行かれない。行げば必ずやられるに決つてゐる……それからエーと、国家の将来はどうなるんやつたかいな』(笑声)
聖師『国家の将来なんてチヤンと御筆先に書いてあるじやないか。読んだら判るわい』
林『読んで分る様だといゝんですが、それがどうもハツキリ判り兼ねまして……』
聖師『御筆先にちやんと皆出てゐる。あの筆先と云ふものは実に尖端なハイカラのものや、解釈の仕様に由つては、左傾かしらと思はれる様な事もある「桝かけ引ならす」とか「世界にある事は皆神が表に出る足場」だとも書いてある。神様と云ふお方は時に反間苦肉の策をやられる。神様も決して正直許りではない。世の中を救はうと思はれると種々の策をやられる。反宗教運動等も、その為めに神さんがさしてゐるのだとも見られる。何もさう心配するな。「神の道の取次はつらくなるぞよ」とあるが、今からは余程しつかりせんならん「艮(とどめ)に神が出てやる」とも書いてある。大本の青年は神さんが天晴れ世に出られるまでの御用や。艮(とどめ)に神が出て来るまでの、つまり云ふたら保護する所の青年は垣じや。それになつたら良いと思ふ』
(中略)-この間速記不明-
中井『大本の事は世間へうつり世間の事は大本にうつるとありますが、今の大本もそれと同じ事が云へますなア』
聖師『うん。昔は大分そうやつた。今も多少はうつゝてゐるが、今頃うつるのは総て後れてゐるのや』
林『大体大本の人は聖師様が「尖端」を切れと云つても少しも切つてゐないのですなア』聖師『つまらん奴に尖端を切らしたら阿呆どもが何をやるか判らんやないか(笑声)ろくでなしが尖端を切つたら何処へ連れて行くやら判らん。盲目が杖をついてゐる様なものだから、そんな者に尖端を切らしておいたら溝ヘドサンと落されて了ふ』
-一同腹をかゝへて笑ふ。-
林『年老は大体臆病ですなア』
聖師『年寄はいつも後ろに手を廻して「マアマア」と云ふ考へでゐるから自然に臆病になるのや。俺は臆病にはならんが、大抵年が寄ると臆病になるもんや』
林『年寄つてそんなもんですかなア』
聖師『深ふ考へたら臆病になる。げれど考へぬと云ふ訳にはいかぬ。そこは中庸をいかなければいかん』
中井『つまり老人は賢しこ過ぎるんですなア』
聖師『賢いんぢやない、引込思案なんだ。だから余計尖端等は中々切れないのや……此の頃断然々々と云ふ言葉があるが、あれは筆先のトコトンと云ふ言葉と同じやね。あの鳥羽の戦ひの時に「宮さん宮さんおん馬の前にヒラヒラするのはなんぢやいな あーれは朝敵征伐せよとの錦の御旗ぢや知らないかトコトンヤレトンヤレナ」と云ふ軍歌がはやつたが、あの「トコトンヤレトンヤレナ」と云ふ言葉は、あれは「トコトンやれ、とことんやれ」と云ふ事で「断然やれ」と云ふ事なんやゼ』
林『明治維新の志士は実際よくやりましたねえ、今の世の中にはとてもあんな熱のある偉大な青年達はありませんなア』
聖師『明治維新のあの大業でも五十人位でやつたんだが本当にやつた人間はタツタ二十人程しかなかつたのだ。あれは全く団結がよく出来てゐたからなんだ。その二十人の力が徳川三百年の礎を破つたのだから……。
 西郷南洲が二十人の者を一つにした為めや。あの四十七士と、この二十人丈が歴史にのこつてゐるもので団結の為めに仕事をやり通したのみで他には一つもそんなのはないのやでよ……
 或る人が俺にこう云ふ事を云つた「大本の人は皆あんたに生命を投げ出してついてゐる、全国に何百万ゐるか知れない。あんたの命令は善かれ悪しかれとても大きな結果を生む……」と云つてゐた。団結の力は大きいからなア。
 お前、ロシアの革命でも二十人は居らなかつたのやでよ。本当にやつた者は二、三人しかあらへん。その二、三人の人の団結の力で今のソヴエートロシアが出来たのやからそれは見方によつては大本の力はどんなにあるか判らんからのう。
 三人世の元と云ふが、どんな仕事でも本当の者は三人でよいのや、教祖はんは「一人此の事を知つた者が出て来たら」……とその一人を待つて居なさつた。その一人が出て来たら此の事は成就すると云つてゐられたのだ』
(一座寂として声なし)
林『有難う御座いました。では一寸一プクさしていただきませう』

●十六ミリと神劇
林『聖師様、この大本に十六ミリ位ないと云ふのはいけないと思ひます。文書や普通写真も一つの記録にはなりますが生きた記録を後世に残すにはやはり活動写真以外にはないと思ひます。御作品展の後で映写しても層一層の効果があると思ひますし、旅行されたりした時の記録はシネマを措(お)いて他にないと云つてもいゝだらうと思ひます。如何ですか、一つ設備して頂いて記録映画としてのこされる様にされたら……皆の意見はどうだい』
一同『大賛成だね』
中井『それは大いに必要があると思ふ』
林『千円あれば大体一通りはとゝのひます。それに十六ミリでしたら、天然色も或る程度まで自由ですし、経済的にもスタンダードの四分の一ですみますし、これが一番いゝかと思ひます。初めの内は日活の人にたのんで技術的方面を教へてもらひ乍(なが)らこちらでおぼえたらいゝのですし方法はいくらでもありますから……』
聖師『ヨシ考へといてやろう』
一同『よろしく御願ひします』
林『それから大祥殿で芝居さして頂き度いんですが……』
聖師『大本はなお筆先に「神様の芝居以外出来ぬ」と書いてある。それで物語を書いといたのや。世の中の芝居を皆神様の芝居にさせねばならないのや。その内に毎日大本で常設芝居をやる様になるのや。で大祥殿であちらの邪魔にならぬ様にやつたらいつでもやつてもよいがな』
一同『結構です』
林『もう浄瑠璃も始まりますし、これで第一夜を終了さしていただきます。どうもいろいろ有難う存じました』

「昭和青年」昭和六年七月号

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