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昭和青年会坤生会席上 出口総裁の訓示

インフォメーション
題名:昭和青年会坤生会席上 出口総裁の訓示 著者:出口王仁三郎
ページ: 目次メモ:
概要:『真如の光』昭和8年(1933年)2月25日号 p12 掲載。昭和青年会・昭和坤生会での出口王仁三郎の訓示。 備考: タグ: データ凡例:共通凡例A データ最終更新日:2020-08-16 03:03:11 OBC :Z9033
[#『真如の光』昭和8年(1933年)2月25日号 p12]

昭和青年会坤生会席上 出口総裁の訓示 於弥勒殿

 昭和青年会は精神的に青年と云ふので、肉体的から見ると大分白髪(しらが)の生へたものもあるし(わし)のやうなものもあります。坤生会(こんせいくわい)の方も総て霊が入つて居りますから、他の婦人会のやうに名ばかりで、衣装比べばかりはして居りません。坤生会も今度会旗が出来まして、昭和青年と坤生会と混成するやうな事になつて本当の坤生会になつて来た。しかし(わし)は男でありますから何ほど女が好きでも女の事はわからない。坤生会に対して色々とお話したいと思つても女の心は化物で中々男にわからん不思議な涙と云ふ武器を持つてゐる。女に泣かれると男はとてもたまらない、男が匕首(あひくち)を持つて向つて来るより、女の涙は男にこたえるものである。女と云ふものは悲しくて泣き、嬉しくて泣き、どんな事でも泣くのが武器である。しかしその泣くと云ふのは非常に(うるは)しい純情なのを示すもので、素盞嗚尊が、古事記に八拳須(やつかひげ)心前(むなさき)「八拳須」の「須」は古事記原文でも「鬚」ではなく「須」という漢字が使われている。に至るまで(なき)いさちき、その泣きたまふ(さま)青山(あをやま)枯山(かれやま)なす泣枯(なきから)し、海河(うみかは)(ことごと)(なき)()しきと云ふ事が書いてある。この素盞嗚尊は男子であり女子である。ちやうど観音様のやうな霊性を持つて居られた方でありまするが、この素盞嗚尊が泣かれた時には山も河も一時に枯れてしまふくらゐ悲観した。そのくらゐでありまするから、女の泣く時には非常に男は決心をしなければなりません。しかし昭和坤生会は退嬰(たいえい)主義でもなければ悲観主義でもなく、やはり大本の四大主義を以て、進展主義、楽天主義、清潔主義、統一主義を以て進むのでありまするから、嬉しくて泣く人はあつても、悲しくて泣く人はないと思ひます。
 家庭においてちんちん喧嘩の起つた時には特別でありますが、なるべく男は女を泣かさないやうに、また女は涙を男に見せないやうにこれは両方からつとめて貰ひたい。さうすれば山川(さんせん)草木(さうもく)の枯れると云ふような事もなく家はますます栄える。女の笑顔は男にますます勇気を起させるし、女の涙は男に自暴自棄を起させる事がある、あるひは決心を促す事もあります。しかし多くの場合、自棄を起させるのが多いのであります。それで坤生会の人はなるべく、しとやかに家庭を守るやうに、また国家有事に際しても本当の愛の女神の精神を以て社会及び万般に対すべきだと思ふのであります。今日の男子は自分の家内に対して大きな声で意見したりするやうな資格のあるものが少ない。夜遅くかへるとポンポンと戸を叩く、妙な事をして帰つた時には先に外から怒つて帰つて来る、これはそつと帰つて来ると『どこへ行つてなはつた』と云はれるから逆にこちらから怒つて帰る。しかし男が遅くなつても、自分の家庭は天国であるのを、それを放つていて、外へ行つて色々な事をし、帰つて妻君(さいくん)に気兼ねをしなければならぬやうな事は誰がさすかと云へば、家庭の主婦たる人の心得が悪い。主婦たるものは夫をしてますます善良にし、ますます勇気を持つて働かさせるやうにして行かねばならない。それにはやはり女は愛、及び愛嬌、夫に対し貞節でなければならない。総てのものが何処へ行つても、どんな名所へ行つても我が家くらゐいいところはない。その家庭へ帰るのをいやがつて外へ行つて男子を遊ばしたり、罪を起させたりするのはみな妻君が悪いのであります。また二号をこしらへたり、三号をこしらへたりしたと、くやんだり怒つたりしてゐるが、これは一号が悪いのである。一号が悪いから二号をこしらへ、二号が悪いと三号をこしらへ、ますます悋気(りんき)(つの)を立てて、しまいには掴み合ひが起り、ぢきに別れるの暇くれと云ひ出す。このやうであるから何事も家庭が根本でありまするから、この昭和維新の夫をして神業の表に立たしめ、後顧(こうこ)(うれひ)なからしめるには女が充分に家庭を地上天国にするやうに努めなくてはならぬと思ふのであります。
 今日の多くの家庭が色々乱れてゐるのは男子も悪いには悪いけれども、家の(あるじ)はやはり女である。名前は男が(あるじ)であるが、その実権は家庭に居る女が握つてゐる。総ての動物は王様が女でも実権でも女王さんが握つてゐるものである。蜂でも蟻でもそうであつて、日本の国も昔は天照大神が御君臨になられた時には大日孁命(おほひるめのみこと)と云つて世を(おさ)めたのは姫神さんであつた。大本にも教祖は女の世継(よつぎ)と云ふ事をきめられた。これからの女はますます世のために働かねばならないが、今までの女は三界に家はなしとか何とか云つて随分男子に虐待された。これは儒教や道教が渡つて来て、貝原(かひはら)益軒(えきけん)女大学(をんなだいがく)貝原益軒は江戸時代の儒学者。『女大学』は女子教訓書で、貝原の著書だと言われているが定かではない。が出来てから女は立つ瀬のないやうになつたのであります。
 今日、昭和の女性は人智も開け、女の人格も男の人格も同じやうに認められるやうになつて来たのであります。しかしながら今日の女性では男に優れてゐるところもあるが、男に劣つてゐる点も沢山あります。それは体格の場合もあり、あるひは知識の点もありますが、やはり女としての人格、男は男としての人格がある。この男と女の人格が相和して一つの家がおさまる。一つの家がおさまれば一村(いつそん)がおさまり、一国がおさまるのであります。で男も女を理解し、女も男と云ふものを理解して、そして円満に総ての事を善意に解釈して行くやう前後の文がつながらないので一行欠落か?何でもない事をちよつとどうかすると、他の女と立話をして居つたと云ふので直ちに角を立てるやうな認識不足の女ではどうしても家庭がおさまらない。悋気の深いところへ行くと雌猫(めんねこ)もおかないくらゐで、女中も美しいのは置かずお多福ばかり置いてゐるやうな人には何ほど聞かしてもきかない性分になつてゐるけれども、これを神様の信仰によつて心の雲を払拭し、互ひに諒解し合つて、そして家を守る。外に向つては神業に参加し、昭和維新の活動、男子をして充分活動の出来るやうにするのが今日の急務であります。以上女の人をこき下ろしたやうでありまするが、皆様に参考になるやうに話したまでで、ここに居られる人にはそんな人は一人もありません。しかしもしそう云ふ人があつてはいかんと思つて口を出したのであります。
 昭和青年会と昭和坤生会が混成旅団のやうになつたのは、(わし)の三十六年目の節分、三六(みろく)に相当する節分にして非常に意義の深い事と感ずるのであります。今日(こんにち)はこれにて失礼します。
(小山速記)

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