霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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第一三章 (はち)室屋(むろや)〔六三〕

インフォメーション
著者:出口王仁三郎 巻:霊界物語 第2巻 霊主体従 丑の巻 篇:第2篇 善悪正邪 よみ(新仮名遣い):ぜんあくせいじゃ
章:第13章 蜂の室屋 よみ(新仮名遣い):はちのむろや 通し章番号:63
口述日:1921(大正10)年10月30日(旧09月30日) 口述場所: 筆録者:外山豊二 校正日: 校正場所: 初版発行日:1922(大正11)年1月27日
概要: 舞台: あらすじ[?]このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「王仁DB」にあります。[×閉じる]
言霊別命は常世姫一派の姦計に陥り、蜂の室屋に投げ込まれ、熊蜂、雀蜂、足長蜂、土蜂らの悪霊によって刺し悩まされることになった。
言霊姫は黄金竜姫の霊魂に感じて蜂の領巾を作成した。そして、夜ひそかに、室屋に差し入れた。言霊別命はその領巾で悪蜂を退けることができたが、眠ることができないでいた。
そこへ田依彦、中裂彦、小島別が現れて、言霊別命の罪をなじり、蜂の領巾を渡せと迫った。また、常世姫自身が室屋の前に来て、口汚く命をののしった。
言霊別命は天に向かって、もし自分に邪があれば自分の命を、常世姫に邪があれば常世姫の命を、直ちに絶ちたまえ、と祈願した。するとたちまち常世姫はその場に苦悶して倒れた。
この事件を聞いた稚桜姫命は、これは言霊別命の仕業であるとして室屋の前に来て罵ったが、命は相手にしなかった。そのうち、常世姫はついにこと切れた。
稚桜姫命はこの事件について、国治立命に神慮を問うた。すると、確かに邪が常世姫にあった、と神勅が降った。そこで稚桜姫命は、小島別を遣わして言霊別命・言霊姫に陳謝せしめた。言霊別命が謝罪を受け入れると、常世姫はたちまち蘇生した。
この様を見た稚桜姫命以下の諸神は、常世姫に、言霊別命に謝罪するようにと勧めた。常世姫が謝罪を拒むと、再び苦痛が襲ってきたので、ついに常世姫も我を折って謝罪し、言霊別命は室屋から解放されてもとの聖職に就くこととなった。
この事件で常世姫は竜宮城から追放された。しかし常世の国から探女を放って、ふたたび言霊別命夫妻をつけ狙うという有様であった。
主な登場人物[?]【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。[×閉じる] 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日:2019-11-01 15:40:47 OBC :rm0213
愛善世界社版:65頁 八幡書店版:第1輯 181頁 修補版: 校定版:66頁 普及版:31頁 初版: ページ備考:
001 言霊別(ことたまわけの)(みこと)常世姫(とこよひめ)一派(いつぱ)奸計(かんけい)におちいり、002(はち)室屋(むろや)()()まれ、003熊蜂(くまばち)004雀蜂(すずめばち)005足長蜂(あしながばち)006土蜂(つちばち)悪霊(あくれい)どもは、007昼夜(ちうや)区別(くべつ)なく(おそ)ひきたりて、008尻尖(しりさき)(つるぎ)をもつて()(せま)る。
009 言霊姫(ことたまひめ)は、010黄金竜姫(こがねたつひめ)霊魂(みたま)(かん)じ、011(はち)領巾(ひれ)(つく)りて(よる)ひそかに室屋(むろや)(うち)差入(さしい)れた。012言霊別(ことたまわけの)(みこと)はその領巾(ひれ)()ちて八方(はつぱう)より()めきたる悪蜂(あくほう)(はら)退(しりぞ)けた。013されど数万(すうまん)悪蜂(あくほう)(すき)をねらうて、014室屋(むろや)(そと)(むら)がり(あつ)まり、015(すこ)しの油断(ゆだん)あれば(ただ)ちに()りて、016これを()さむとするがゆゑに、017(すこ)しも(ねむ)ることはできなかつた。018ここに田依彦(たよりひこ)019中裂彦(なかざきひこ)小島別(こじまわけ)(たぶら)かし、020三柱(みはしら)は、021(とも)室屋(むろや)(そと)にきたつて(みこと)不倫(ふりん)行跡(ぎやうせき)(なじ)り、022かつ改心(かいしん)(せま)つた。023しかして改心(かいしん)()(へう)するために、024(はち)領巾(ひれ)(われ)らに(わた)せと脅迫(けうはく)した。
025 (みこと)はその無実(むじつ)細々(こまごま)(べん)じた。026されど三柱(みはしら)はこれを(しん)ぜず、027つひには(ことば)(あら)らげ顔色(がんしよく)(あか)くして、028罵詈(ばり)雑言(ざふごん)頻発(ひんぱつ)侮辱(ぶじよく)した。029(みこと)無念(むねん)やるかたなくただ(くび)()れて、030悲憤(ひふん)(なみだ)()さへつつあつた。031このとき常世姫(とこよひめ)室屋(むろや)(まへ)(あら)はれ、032(みこと)にむかつて言葉(ことば)きたなく雑言(ざふごん)(なら)べ、033かつ(すみや)かに改心(かいしん)(じやう)(あら)はし、034(しよく)()常世(とこよ)(くに)()ちゆくべしと宣言(せんげん)した。035言霊別(ことたまわけの)(みこと)(てん)にむかひ、036……正邪(せいじや)理非(りひ)曲直(きよくちよく)(あき)らかにしたまへ、037もしわれに(じや)あれば、038わが生命(せいめい)()ち、039常世姫(とこよひめ)(じや)あれば(いま)この()において常世姫(とこよひめ)(ばつ)し、040もつてわが(うたが)ひを()らしたまへ……と祈願(きぐわん)をこめた。041この(とき)いづくともなく(かみ)御声(みこゑ)(みこと)(みみ)()つた。042(かみ)御声(みこゑ)のまにまに(はち)領巾(ひれ)常世姫(とこよひめ)にむかつて打振(うちふ)つた。043常世姫(とこよひめ)身体(しんたい)はにはかに動揺(どうえう)をはじめ、044悪寒(をかん)悪熱(をねつ)(かん)じ、045その()転倒(てんたう)苦悶(くもん)をはじめた。
046 ここに小島別(こじまわけ)047田依彦(たよりひこ)048中裂彦(なかさきひこ)(おどろ)いて常世姫(とこよひめ)(かご)()せ、049(かつ)いで稚桜姫(わかざくらひめの)(みこと)御前(ごぜん)にいたり、050(こと)顛末(てんまつ)報告(はうこく)した。051常世姫(とこよひめ)病勢(びやうせい)刻々(こくこく)(つの)り、052(くち)より(あわ)()きつひには黒血(くろち)()いて苦悶(くもん)しだした。053稚桜姫(わかざくらひめの)(みこと)はこれを()言霊別(ことたまわけの)(みこと)復讐(ふくしう)(てき)悪行(あくかう)となし、054(おほ)いに(いか)つて大神(おほかみ)賞罰(しやうばつ)(あき)らかにされむことを祈願(きぐわん)された。
055 このとき言霊姫(ことたまひめ)愉快気(ゆくわいげ)微笑(びせう)()らし、056神司(かみがみ)狼狽(らうばい)するを傍観(ばうかん)してゐた。057稚桜姫(わかざくらひめの)(みこと)以下(いか)神司(かみがみ)は、058大宮(おほみや)(まへ)(ぬかづ)きて祝詞(のりと)奏上(そうじやう)し、059病気(びやうき)平癒(へいゆ)祈願(きぐわん)()らし、060五日(いつか)五夜(いつや)(およ)んだ。061されど連夜(れんや)祈願(きぐわん)寸効(すんかう)()く、062常世姫(とこよひめ)生命(せいめい)瀕死(ひんし)状態(じやうたい)()ちいたつた。
063 ここに稚桜姫(わかざくらひめの)(みこと)気色(けしき)()へ、064みづから(はち)室屋(むろや)(まへ)()ち、065言霊別(ことたまわけの)(みこと)にむかつて、
066常世姫(とこよひめ)(くる)しみは(なんぢ)怨霊(おんりやう)(たた)りならむ。067すみやかに前非(ぜんぴ)()いて、068かれが(やまひ)()やし天地(てんち)(かみ)(しや)せよ』
069言葉(ことば)(おごそ)かにきめつけられた。070されど言霊別(ことたまわけの)(みこと)はその(げん)(もち)ゐず、071(そら)()(かぜ)()(なが)してゐた。072(をり)しも常世姫(とこよひめ)居室(きよしつ)(あた)つて、073(だい)なる(さけ)(ごゑ)がおこつた。074諸神司(しよしん)周章(あわて)狼狽(ふため)きながら、075その居室(きよしつ)(あつ)まつた。076そのとき(すで)常世姫(とこよひめ)身体(しんたい)()(わた)りてこと()れてゐた。077ここに稚桜姫(わかざくらひめの)(みこと)神慮(しんりよ)(うたが)ひ、078ただちに国治立(くにはるたちの)(みこと)正否(せいひ)奉伺(ほうし)された。
079 国治立(くにはるたちの)(みこと)言葉(ことば)おごそかに()りたまふやう、
080(じや)(せい)()たず、081(かみ)(ぜん)(たす)(じや)(ばつ)す。082(じや)常世姫(とこよひめ)にあり。083言霊別(ことたまわけの)(みこと)(ただ)しき神人(かみ)なり。084(なんぢ)すみやかに小島別(こじまわけ)をして言霊別(ことたまわけの)(みこと)(まへ)にいたり、085謝罪(しやざい)せしめよ』
086との神勅(しんちよく)であつた。087小島別(こじまわけ)正邪(せいじや)判別(はんべつ)(まよ)ひ、088(こころ)五里(ごり)霧中(むちう)彷徨(はうくわう)しつつ大神(おほかみ)(めい)(こば)むに(よし)なく、089つひに()()りて言霊別(ことたまわけの)(みこと)090言霊姫(ことたまひめ)(まへ)誤解(ごかい)無礼(ぶれい)陳謝(ちんしや)した。091(みこと)(こた)へて、
092正邪(せいじや)判別(はんべつ)したる(うへ)は、093われ(なに)をか(うら)まむ』
094とて(ただ)ちに(てん)(むか)つて謝罪(しやざい)したまふと同時(どうじ)に、095常世姫(とこよひめ)はたちまち蘇生(そせい)した。
096 ここに稚桜姫(わかざくらひめの)(みこと)以下(いか)諸神司(しよしん)は、097常世姫(とこよひめ)(むか)つて謝罪(しやざい)せむことを(すす)めた。098されど頑強(ぐわんきやう)なる常世姫(とこよひめ)はこれを(こば)み、099ふたたび苦悶(くもん)をはじめ、100(くち)から(あわ)()()()くこと(まへ)(とほ)りである。
101 さすがの常世姫(とこよひめ)もつひに()()り、102生々(なまなま)室屋(むろや)(まへ)にきたりて叩頭(こうとう)陳謝(ちんしや)した。103(みこと)(いか)りは(たちま)()けて常世姫(とこよひめ)(やまひ)全快(ぜんくわい)した。104ここに言霊別(ことたまわけの)(みこと)諸神司(しよしん)進言(しんげん)により、105室屋(むろや)(なか)より(すく)()され、106ふたたび(もと)聖職(せいしよく)()かれた。
107 常世姫(とこよひめ)はこの事件(じけん)のために竜宮城(りゆうぐうじやう)退(やら)はれ、108つひに常世国(とこよのくに)()(かへ)つた。109されど常世姫(とこよひめ)悪意(あくい)容易(ようい)(あらた)まらず、110執拗(しつえう)にも種々(しゆじゆ)画策(くわくさく)をめぐらし、111はるかに常世国(とこよのくに)より醜女(しこめ)(はな)ちて、112ふたたび言霊別(ことたまわけの)(みこと)夫妻(ふさい)(おとしい)れむと、113画策(くわくさく)これ()()らぬ有様(ありさま)であつた。
114大正一〇・一〇・三〇 旧九・三〇 外山豊二録)

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