霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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第二六章 艮坤(こんごん)二霊(にれい)〔二二六〕

インフォメーション
著者:出口王仁三郎 巻:霊界物語 第5巻 霊主体従 辰の巻 篇:第4篇 救世の神示 よみ(新仮名遣い):きゅうせいのしんじ
章:第26章 艮坤の二霊 よみ(新仮名遣い):こんごんのにれい 通し章番号:226
口述日:1922(大正11)年01月10日(旧12月13日) 口述場所: 筆録者:外山豊二 校正日: 校正場所: 初版発行日:1922(大正11)年4月15日
概要: 舞台: あらすじ[?]このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「王仁DB」にあります。[×閉じる]
轟然とした大音響と共に、天教山の頂上から多数の星光が打ち上げられ、世界の各地に落下した。これは、神示の宇宙で示した地球の中軸の大火球(=根底の国)に落ちて、種々の艱難辛苦をなめた神人らの身魂が、時を得て、野立彦命の神徳により、地中の空洞(天の岩戸)を開き、天教山の火口から爆発したのであった。
これがいわゆる、地獄の釜の蓋が開く、ということである。また、「天の岩戸開き」というのも、このことを言うのである。
地上に散布された星光は、根底の国の労苦によって洗練され、天授の真の霊魂に立ち替わり、美しい神人として地上にそれぞれ身魂相応の新徳を発揮することになったのである。
これが、木花姫命が説き諭した、三千世界一度に開く梅の花、開いて散りて実を結び、スの種子を養う、ということなのである。つまりこれは、野立彦命が、世の立替、立て直しの先駆として、まず世に落ちていた正しい神人を一度に地獄の釜を開いて救い、世界改造の神種とした、深遠なる御経綸なのである。
木花姫命が宣伝使とともに天教山の中腹に下ってくると、銀橋を渡って天教山にたどり着いた神人らが、歓呼の声で迎えた。このように天教山には、上中下の身魂の神柱がおのおの部署を定めているのである。
地上に星光として散布された身魂は、美しい神人となって各地に現れた。この宣伝者の教えを聞いて随喜し、説く者と聞く者の意気が合するときは、神の正しい教えが身魂の奥にしみわたり、磁石が鉄を吸い寄せるような密着の関係を作ることができる。これを因縁の身魂という。
木花姫命の宣旨を奉じた宣伝使たちは、ちょうど回転して来た銀橋に乗り、そのまま空中をめぐって無事にヒマラヤ山に降り立った。ヒマラヤ山では神人らが木を伐採し、夜に日を継いで盛んに建築をしていた。一行はその中を丁寧に一礼しながら、山上の野立姫命の神殿に向かって粛々と登っていった。
主な登場人物[?]【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。[×閉じる] 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日: OBC :rm0526
愛善世界社版:152頁 八幡書店版:第1輯 571頁 修補版: 校定版:155頁 普及版:68頁 初版: ページ備考:
001 轟然(がうぜん)たる大音響(だいおんきやう)とともに突然(とつぜん)爆発(ばくはつ)したる天教山(てんけうざん)頂上(ちやうじやう)より、002(てん)(むか)つて()()げられたる数多(あまた)星光(せいくわう)は、003世界(せかい)各地(かくち)にそれぞれ落下(らくか)した。
004 これは第四(だいよん)(くわん)(しめ)地球(ちきう)中軸(ちうぢく)なる大火球(たいくわきう)すなはち根底(ねそこ)(くに)()ちて、005種々(しゆじゆ)艱難(かんなん)辛苦(しんく)をなめたる各神(かくしん)身魂(みたま)(とき)()て、006野立彦(のだちひこの)(みこと)神徳(しんとく)により地中(ちちう)空洞(くうどう)(あま)岩戸(いはと))を(ひら)き、007天教山(てんけうざん)噴火口(ふんくわこう)(むか)つて爆発(ばくはつ)したのである。008(ぞく)地獄(ぢごく)(かま)(ふた)()くと()ふはこのことである。009また『(あま)岩戸(いはと)(びら)き』と()ふのも、010これらを()して()ふこともあるのである。
011 地上(ちじやう)散布(さんぷ)せられたる星光(せいくわう)は、012多年(たねん)労苦(らうく)洗練(せんれん)されて天授(てんじゆ)真霊魂(しんれいこん)立替(たちか)はり、013ことに(うる)はしき神人(しんじん)として地上(ちじやう)各自(かくじ)身魂(みたま)相応(さうおう)神徳(しんとく)発揮(はつき)することとなつた、014これらの顛末(てんまつ)(しよう)して、
015三千(さんぜん)世界(せかい)一度(いちど)(ひら)(うめ)(はな)
016()ひ、017また(かく)身魂(みたま)(うる)はしき神人(しんじん)(うま)れて、018神業(しんげふ)参加(さんか)するの状態(じやうたい)()して、
019(ひら)いて()りて()(むす)び、020スの種子(たね)(やしな)ふ』
021といふのである。
022 かくして野立彦(のだちひこの)(みこと)()立替(たてか)へ、023立直(たてなほ)しの先駆(せんく)として、024まづ()()ちたる(ただ)しき(かみ)一度(いちど)岩戸(いはと)(ひら)き、025地獄(ぢごく)(かま)(ふた)(ひら)いて(すく)ひたまひ、026世界(せかい)改造(かいざう)神種(かむだね)()(たま)うたる(もつと)深遠(しんゑん)なる()経綸(けいりん)である。
027 却説(さて)木花姫(このはなひめの)(みこと)は、028月照彦(つきてるひこの)(かみ)以下(いか)諸神(しよしん)(したが)へ、029天教山(てんけうざん)中腹(ちうふく)なる青木(あをき)(はら)(くだ)()きたまうた。030ここには()銀橋(ぎんけう)(わた)りてきたれる神々(かみがみ)数多(あまた)(つど)ひて、031山上(さんじやう)見上(みあ)げながら、032木花姫(このはなひめの)(みこと)先頭(せんとう)にあまたの供神(ともがみ)とともに(くだ)りきたるを()て、033一斉(いつせい)()()喊声(かんせい)をあげ、034ウローウローと(さけ)びつつ、035(をど)(くる)うて歓迎(くわんげい)した。
036 神人(かみがみ)(はるか)にこの光景(くわうけい)(なが)めて(おほい)(よろこ)び、037(さき)(あらそ)うて青木(あをき)(はら)(いき)せききつて(のぼ)りきたり、038上中下(じやうちうげ)三段(さんだん)身魂(みたま)神政(しんせい)成就(じやうじゆ)神柱(かむばしら)(そろ)ひしことを(よろこ)(しゆく)し、039()()()(かは)(もつ)(つく)れる(あふぎ)(ひら)き、040前後(ぜんご)左右(さいう)手拍子(てびやうし)041足拍子(あしびやうし)(そろ)へ、042ウローウローと(さけ)びながら(をど)(くる)うた。043その有様(ありさま)は、044あたかも(はる)()男蝶(をてふ)女蝶(めてふ)翩翻(へんぽん)として、045()(はな)(たはむ)るごとくであつた。046神々(かみがみ)一度(いちど)()()祝詞(のりと)奏上(そうじやう)する(こゑ)は、047(かみ)(てん)(とどろ)かし、048(しも)()万物(ばんぶつ)震動(しんどう)させた。
049 かくのごとく天教山(てんけうざん)にては、050上中下(じやうちうげ)身魂(みたま)神柱(かむばしら)は、051各自(かくじ)部署(ぶしよ)(さだ)めて地上(ちじやう)世界(せかい)救済(きうさい)のために宣伝者(せんでんしや)となつて巡回(じゆんくわい)し、052かつ(さき)地上(ちじやう)散布(さんぷ)されたる身魂(みたま)は、053(うる)はしき神人(しんじん)出世(しゆつせ)して各地(かくち)(あら)はれ、054この宣伝者(せんでんしや)(をしへ)()いて随喜(ずゐき)渇仰(かつかう)した。055()(もの)()(もの)意気(いき)(がつ)するときは、056(かみ)(ただ)しき(をしへ)身魂(みたま)(おく)()みわたるものである。057あたかも磁石(じしやく)(てつ)()ひよせるごとき密着(みつちやく)関係(くわんけい)をつくることが出来(でき)る。058これらを(しよう)して身魂(みたま)因縁(いんねん)といふ。
059 ゆゑにいかに(たふと)大神(おほかみ)慈言(じげん)といへども、060教理(けうり)といへども、061因縁(いんねん)なき身魂(みたま)は、062あたかも(みづ)(あぶら)のごとく反撥(はんぱつ)して、063その効果(かうくわ)到底(たうてい)あがらない。064後世(こうせい)印度(いんど)(うま)れた釈迦(しやか)(げん)に、
065(えん)なき衆生(しゆじやう)()(がた)し』
066()つたのも、067この()()るのである。068ゆゑに大神(おほかみ)因縁(いんねん)あるものは、069この浅深(せんしん)厚薄(こうはく)(かか)はらず、070どうしても一種(いつしゆ)微妙(びめう)(かみ)(えにし)(いと)(つな)がれて、071その信仰(しんかう)()ふることはできない。
072 神諭(しんゆ)にも、
073綾部(あやべ)大本(おおもと)は、074(むかし)から因縁(いんねん)ある身魂(みたま)引寄(ひきよ)して、075因縁(いんねん)相応(さうおう)御用(ごよう)をさせるぞよ』
076神示(しんじ)されたのも、077(とほ)神代(かみよ)(むかし)より、078(はな)るべからざる神縁(しんえん)(つな)(しば)られてをるからである。
079(かみ)一旦(いつたん)(つな)をかけた因縁(いんねん)身魂(みたま)は、080どうしても(はな)さぬぞよ。081(かみ)(まを)すことを(そむ)いて、082(なん)なりと(いた)して()よれ。083後戻(あともど)りばかり(いた)すぞよ』
084との神示(しんじ)は、085(かみ)因縁(いんねん)(つな)(つな)がれてをるから、086自由(じいう)行動(かうどう)()りつつ、087(いち)()都合(つがふ)よく()くことあるも、088九分(くぶ)九厘(くりん)といふ(ところ)になつて、089(かみ)よりその因縁(いんねん)(つな)()かるるときは、090また(もと)大橋(おほはし)(かへ)らねばならぬやうになるものである。
091 これを神諭(しんゆ)に、
092()つかけ(もど)しの仕組(しぐみ)
093(しめ)されてある。
094 さて木花姫(このはなひめの)(みこと)宣示(せんじ)(ほう)じて、095月照彦(つきてるひこの)(かみ)096足真彦(だるまひこの)(かみ)097少彦名(すくなひこなの)(かみ)098太田(おほたの)(かみ)099祝部(はふりべの)(かみ)100弘子彦(ひろやすひこの)(かみ)その()神々(かみがみ)は、101(をり)から(ふたた)廻転(くわいてん)しきたれる銀橋(ぎんけう)打乗(うちの)り、102一旦(いつたん)中空(ちうくう)(めぐ)りながら、103(ふたた)野立姫(のだちひめの)(みこと)(あら)はれたまへるヒマラヤ(さん)無事(ぶじ)降下(かうか)した。
104 ヒマラヤ(さん)には、105あまたの神人(かみがみ)()()についで、106(やま)八合目(はちがふめ)以下(いか)()伐採(ばつさい)し、107大杭(おほくひ)をあまた(つく)り、108頚槌(くぶつち)(たづさ)地中(ちちう)にさかんに打込(うちこ)みつつあつた。109月照彦(つきてるひこの)(かみ)一行(いつかう)は、110その(なん)()なるかを()らず、111神人(かみがみ)らに丁寧(ていねい)一礼(いちれい)しながら、112山上(さんじやう)野立姫(のだちひめの)(みこと)神殿(しんでん)(むか)つて、113隊伍(たいご)粛々(しゆくしゆく)として参向(さんかう)したのである。
114大正一一・一・一〇 旧大正一〇・一二・一三 外山豊二録)

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