霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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第三〇章 罔象神(みづはのかみ)〔二八〇〕

インフォメーション
著者:出口王仁三郎 巻:霊界物語 第6巻 霊主体従 巳の巻 篇:第5篇 一霊四魂 よみ(新仮名遣い):いちれいしこん
章:第30章 罔象神 よみ(新仮名遣い):みずわのかみ 通し章番号:280
口述日:1922(大正11)年01月21日(旧12月24日) 口述場所: 筆録者:加藤明子 校正日: 校正場所: 初版発行日:1922(大正11)年5月10日
概要: 舞台: あらすじ[?]このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「王仁DB」にあります。[×閉じる]
諾冊二尊は撞の大御神を豊葦原の瑞穂国の大御柱となし、自らは左守・右守の神となって、漂える大海原を修理固成し、各国魂を任命して完全な神国を一時は樹立した。
しかし天の益人は次第に生まれ増して、ついに優勝劣敗、弱肉強食の暗黒世界となり、その混乱は国祖ご退隠の前に比べて何十倍にも達した。
人間というものがここに生まれて、土地を独占するようになった。そして互いに争奪を試み、強いものが弱いものを倒し、武器を製造し金銀を掘り出し、貧富の差は激しく、さながら修羅の世界を現出した。
神々も人々も、救世主の出現を待ち望む世になった。人間の中でももっとも虐げられた者の中から、埴安彦神・埴安姫神の二神が現れ、吾久産霊(わくむすび)なる仁慈の神々を多く率いて、救いの道を宣伝した。そして水波廼女(みずはのめ)すなわち正しい人間を救うことになる。
また、諾冊二尊がこの混乱に際して、各地の国魂に命じて曲津神を武力で掃討しようとした御神業を、「御子迦具槌の神の御首を斬り給う」というのである。
主な登場人物[?]【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。[×閉じる] 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日: OBC :rm0630
愛善世界社版:179頁 八幡書店版:第1輯 690頁 修補版: 校定版:177頁 普及版:73頁 初版: ページ備考:
001 伊弉諾(いざなぎ)002伊弉冊(いざなみ)二神(にしん)は、003(つき)大御神(おほみかみ)豊葦原(とよあしはら)瑞穂国(みづほのくに)大御柱(おほみはしら)となし、004みづからは左守(さもり)005右守(うもり)(かみ)となりて、006(ただよ)へる大海原(おほうなばら)(くに)修理(しうり)固成(こせい)し、007各国魂(かくくにたま)(かみ)(にん)山川(さんせん)草木(さうもく)片葉(かきは)(いた)るまで(おのおの)その(ところ)()せしめ、008完全(くわんぜん)無欠(むけつ)神国(しんこく)(ここ)芽出度(めでた)樹立(じゆりつ)せられたのである。009(しか)るに好事(かうず)()(おほ)しとかや、010葦原(あしはら)瑞穂国(みづほくに)には(あめ)益人(ますひと)011()(つき)(うま)()して、012つひには優勝(いうしよう)劣敗(れつぱい)弱肉(じやくにく)強食(きやうしよく)暗黒(あんこく)世界(せかい)再現(さいげん)し、013国治立(くにはるたちの)(みこと)()神政(しんせい)()して数十倍(すうじふばい)混乱(こんらん)暗黒(あんこく)世界(せかい)とはなりける。
014 (ここ)人間(にんげん)なるもの地上(ちじやう)(ほし)のごとく(うま)()で、015増加(ぞうか)するによつて、016自然(しぜん)自己(じこ)保護(ほご)(じやう)体主(たいしゆ)霊従(れいじゆう)悪風(あくふう)()(つき)()(すさ)み、017(やま)独占(どくせん)する(かみ)(あら)はれ、018(いち)小区劃(せうくくわく)独占(どくせん)するものも()(きた)り、019()(うみ)(かは)も、020(だい)にしては(くに)021(しま)などを独占(どくせん)せむとする神人(しんじん)人間(にんげん)(あら)はれたのである。022(やま)(おほ)占領(せんりやう)する(かみ)大山杙(おほやまぐひ)(かみ)()ひ、023また小区劃(せうくくわく)独占(どくせん)する(かみ)小山杙(こやまぐひ)(かみ)()ふ。024また原野(げんや)田圃(でんぽ)大区劃(だいくくわく)独占(どくせん)する人間(にんげん)野槌(のづち)(かみ)()ふ。025小区域(せうくゐき)独占(どくせん)する人間(にんげん)茅野姫(かやぬひめ)(かみ)()ふ。026山杙(やまぐひ)(かみ)野槌(のづち)(かみ)茅野姫(かやぬひめ)(かみ)各処(かくしよ)(あら)はれて(たがひ)争奪(そうだつ)(こころ)み、027(いきほひ)(つよ)きものは(だい)をなし、028(ちから)(よわ)きものは(つひ)生存(せいぞん)自由(じいう)さへ()られなくなつて()たのである。029人間(にんげん)(こころ)はますます(すさ)み、030いかにして自己(じこ)生活(せいくわつ)安全(あんぜん)にせむかと日夜(にちや)色食(しきしよく)(みち)にのみ孜々(しし)として身心(しんしん)(らう)し、031(つひ)には()(ほろぼ)しその目的(もくてき)(たつ)せむために人工(じんこう)をもつて(あま)磐船(いはふね)(つく)り、032(あるひ)鳥船(とりふね)(つく)(てき)(たふ)すために、033各地(かくち)銅鉄(どうてつ)(やま)穿(うが)ちて種々(しゆじゆ)武器(ぶき)製造(せいざう)し、034(はたら)かずして物資(ぶつし)()むがために(また)もや(やま)()り、035金銀(きんぎん)()()して(これ)(たから)となし、036物質(ぶつしつ)との交換(かうくわん)便(べん)じ、037(あるひ)()利用(りよう)して(てき)山野(さんや)家屋(かをく)()き、038暗夜(あんや)危険(きけん)(おそ)れて燈火(とうくわ)(てん)じ、039種々(しゆじゆ)攻防(こうばう)利器(りき)製造(せいざう)して(たがひ)雌雄(しゆう)(あらそ)ふやうになつて()た。040(しかし)衣食住(いしよくぢう)はますます贅沢(ぜいたく)(なが)れ、041神典(しんてん)にいはゆる大宜津(おほげつ)(ひめの)(みこと)贅沢(ぜいたく)(きは)まる社会(しやくわい)現出(げんしゆつ)し、042貧富(ひんぷ)懸隔(けんかく)(もつと)(はなは)だしく、043社会(しやくわい)(じつ)修羅(しゆら)現状(げんじやう)呈出(ていしゆつ)するに(いた)りたり。
044 (ここ)伊弉冊(いざなみの)(みこと)は、045女神(めがみ)として地上(ちじやう)主宰(しゆさい)のその(にん)()へざるを(おもんぱか)黄泉国(よもつのくに)(かく)()ります(こと)となつた。046そこで益々(ますます)()混乱(こんらん)状態(じやうたい)となり、047天下(てんか)神々(かみがみ)一般(いつぱん)人間(にんげん)も、048救世主(きうせいしゆ)出現(しゆつげん)希望(きばう)する(こと)となつて()た。049(とき)にもつとも(しひた)げられたる人間(にんげん)(なか)より、050埴安彦(はにやすひこの)(かみ)051埴安姫(はにやすひめの)(かみ)二神(にしん)(あら)はれ、052吾久(わく)産霊(むすび)なる仁慈(じんじ)神々(かみがみ)(おほ)(ひき)ゐて(すく)ひの(みち)宣伝(せんでん)し、053水波廼女(みづはのめ)なる(ただ)しき人間(にんげん)(おほ)(すく)うた。054されど、055その(すう)千中(せんちう)(ひと)つにも()らない(くらゐ)比較(ひかく)である。056これより伊弉諾(いざなぎ)057伊弉冊(いざなみ)大神(おほかみ)は、058各地(かくち)国魂(くにたま)(めい)じ、059数多(あまた)曲津(まがつ)(かみ)掃蕩(さうたう)せしめむとされた、060この()神業(しんげふ)(しよう)して、061(おん)()迦具槌(かぐつち)(かみ)()(しるし)()(たま)ふといふなり。
062大正一一・一・二一 旧大正一〇・一二・二四 加藤明子録)

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