霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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第七章 山火事(やまくわじ)〔三〇七〕

インフォメーション
著者:出口王仁三郎 巻:霊界物語 第7巻 霊主体従 午の巻 篇:第1篇 大台ケ原 よみ:おおだいがはら
章:第7章 第7巻 よみ:やまかじ 通し章番号:307
口述日:1922(大正11)年01月30日(旧01月03日) 口述場所: 筆録者:高木鉄男 校正日: 校正場所: 初版発行日:1922(大正11)年5月31日
概要: 舞台: あらすじ[?]このあらすじは東京の望月さん作成です。一覧表が「王仁DB」にあります。[×閉じる]
日の出神ら三神は、腰を抜かして泣き叫ぶ豆寅を置いて、宣伝歌を歌いながらどんどんと先へ進んでいってしまった。
闇の中で、豆寅をからかう歌声が聞こえ始めた。豆寅は聞き覚えのある声に呼ばわった。田依彦は火打ちを取り出して枯れ枝に火をつけると、ようやく一同の顔が現れた。
しかし折からの烈風に火は燃え広がり、全山を焼き尽くすほどに勢いになってしまった。日の出神一行はこの山火事に驚いて引き返してきた。
このとき、山上を登ってきたのは、黄金山の三五教の宣伝使・国彦の三男・梅ヶ香彦であった。梅ヶ香彦は、満身の力を込めて伊吹戸主神に祈願をこらし、燃え広がる火に向かって息を吹きかけた。風はたちまち方向を転じて、ぴったりと消えうせた。
夜が明けると、山の八合目以下は全部灰の山になってしまっていることがわかった。焼き出された山麓の住人たちは田依彦たちを見つけて取り囲み、犯人を火あぶりの刑に処すると宣言した。
豆寅や田依彦たちが住人たちに責められているところへ、日の出神一行が戻ってきた。日の出神は、豆寅たちを山麓の酋長に預けて、焼けうせた人々の家を再建させた。豆寅は久々能智と名を与えられた。
そして、梅ヶ香彦の功労を賞して、風木津別之忍男と名を与えた。日の出神、大戸日別、天吹男、風木津別之忍男の四柱は山を下り海を渡り、そこで別れて東西南北にいずこともなく宣伝使として進んで行った。
主な登場人物: 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日: OBC :rm0707
愛善世界社版:39頁 八幡書店版:第2輯 50頁 修補版: 校定版:42頁 普及版:17頁 初版: ページ備考:
001 このとき暗中(あんちう)(こゑ)あり、
002(かみ)(おもて)(あら)はれて
003(ぜん)(あく)とを立別(たてわけ)
004身魂(みたま)(みが)けよ立替(たてか)へよ
005()行状(をこなひ)立直(たてなほ)
006この()(つく)りし神直日(かむなほひ)
007(こころ)(ひろ)大直日(おほなほひ)
008ただ何事(なにごと)(ひと)()
009直日(なほひ)見直(みなほ)聞直(ききなほ)
010()(あやまち)()(なほ)せ』
011(うた)ひながら豆寅(まめとら)(かま)はず、012ドシドシ(すす)()く。013豆寅(まめとら)は、
014『モシモシ()出神(でのかみ)(さま)015大戸日別(おほとびわけ)(さま)016天吹男様(あまのふきをさま)017しばらく()つて(くだ)さいナ。018(こし)()けました、019(あたま)()られました。020(たす)けて(たす)けて』
021呶鳴(どな)りゐる。
022 宣伝使(せんでんし)(こゑ)はだんだん(とほ)くなり()くのみなりき。
023豆寅(まめとら)(やつこ)(うち)()
024草香(くさか)(ひめ)(よろこ)ンで
025(かか)(おもて)(あら)はれて
026御膳(おぜん)()ゑて玉彦(たまひこ)
027目玉(めだま)()いて立替(たてか)へよ
028()(おこな)ひはさつぱりと
029(ぜん)から(あく)立替(たてか)へた
030この()(つく)つた肝心(かんじん)
031目玉(めだま)(ひか)鬼神(おにがみ)
032(よる)でも(ひか)豆寅(まめとら)
033(あたま)ぴつしやり打叩(うちたた)
034()出神(でのかみ)さつさつと
035跡白浪(あとしらなみ)(はし)()
036なにほど(あたま)(ひか)つても
037(こころ)(やみ)豆狸(まめだぬき)
038狐狸(きつねたぬき)(つま)まれて
039巌窟(いはや)(うち)へと引込(ひきこ)まれ
040()から()出神(でのかみ)()
041(やみ)(たふ)れた腰抜(こしぬ)けよ』
042(うた)()したる(もの)あり。043豆寅(まめとら)はその(こゑ)何処(どこ)ともなく()(おぼ)えがあるので、
044『やい、045(くら)がりに(おれ)(あたま)しばきよつて、046()から()()させよつて、047びつくりさして(こし)()かさした(やつ)(たれ)だい』
048()べば、049(くらがり)から、
050(こし)()かしたのは、051豆寅(まめとら)ぢやないか』
052(さけ)(もの)あり。053豆寅(まめとら)大地(だいち)へたばりながら、
054(なん)だか()(おぼ)えのある(こゑ)(やう)だが、055(おれ)(かかあ)が、056玉彦(たまひこ)(やつ)御膳(おぜん)()ゑたとか()うたなあ』
057(ぜん)(いそ)げぢや、058善因善果(ぜんいんぜんぐわ)059(あく)(へん)じて(ぜん)となり(ぜん)(へん)じて(あく)となる。060どちらも(たま)(みが)()ひの玉彦(たまひこ)さまだぞ』
061時彦(ときひこ)馬鹿(ばか)ツ』
062玉彦(たまひこ)馬鹿(ばか)つて()ンだ。063玉奪(たまと)られ()が』
064時彦(ときひこ)玉取(たまと)られとは貴様(きさま)のことぢや、065嬶取(かかあと)()が。066貴様(きさま)(かかあ)密告(みつこく)しようか』
067玉彦(たまひこ)『まあ()て、068(おな)(あな)(きつね)069貴様(きさま)密告(みつこく)するぞ』
070 田依彦(たよりひこ)火打袋(ひうちぶくろ)より火打石(ひうちいし)火口(ほくち)取出(とりだ)し、071かちかち(うち)はじめ(かたはら)()()枯枝(かれえだ)(くら)がりに()(あつ)めながら()()けたれば、072()炎々(えんえん)として()(あが)一同(いちどう)(かほ)(はじ)めて(あか)るくなりし。073(をり)からの烈風(れつぷう)(あふ)られて、074()()()四方(しはう)()えひろがり、075轟々(ぐわうぐわう)(おと)()てて(たちま)四辺(あたり)(ひる)のごとく(あか)くなりぬ。076()次第(しだい)()(ひろ)がり、077全山(ぜんざん)(ほとん)()(つく)さむ(いきほひ)となり()たりたれば、078()出神(でのかみ)一行(いつかう)はにはかに四辺(あたり)(あか)くなりしに(おどろ)き、079(あと)振返(ふりかへ)()れば、080全山(ぜんざん)ほとんど()(やま)(くわ)しゐる。081三柱(みはしら)石土毘古(いはつちびこ)082石巣比売(いはすひめ)消息(せうそく)気遣(きづか)ひ、083一目散(いちもくさん)(あと)引返(ひきかへ)し、084(いそ)いで(やま)(のぼ)()たりぬ。
085 このとき山上(さんじやう)()がけて(のぼ)りくる宣伝使(せんでんし)ありき。086()黄金山(わうごんざん)三五教(あななひけう)天下(てんか)宣伝(せんでん)する、087国彦(くにひこ)三男(さんなん)梅ケ香彦(うめがかひこ)なりき。088全山(ぜんざん)ほとんど()きつくして(すで)立岩(たちいは)(ふもと)()(うつ)らむとする(とき)しも、089梅ケ香彦(うめがかひこ)満身(まんしん)(ちから)()め、090伊吹戸主神(いぶきどぬしのかみ)祈願(きぐわん)()らし、091()(ひろ)がる(ほのほ)(むか)つて息吹(いきふき)かけたるに、092(かぜ)はたちまち方向(はうかう)(へん)じ、093山上(さんじやう)より暴風(ばうふう)()(きた)りて、094(またた)(うち)にぴつたりと()えうせにけり。
095 (とき)しも()(やうや)()(はな)れ、096(やま)八合目(はちがふめ)以下(いか)全部(ぜんぶ)(はひ)(やま)(かは)りぬ。097山麓(さんろく)にある神人(しんじん)住家(すみか)全部(ぜんぶ)()()ちければ、098山麓(さんろく)住民(ぢうみん)何人(なにびと)所為(しよゐ)ぞと四方(しはう)八方(はつぱう)手配(てくば)りをなし、099(やま)谷々(たにだに)(くま)なく(たづ)(まは)りゐたりける。100豆寅(まめとら)101田依彦(たよりひこ)102時彦(ときひこ)103芳彦(よしひこ)104玉彦(たまひこ)(あま)りの大火(たいくわ)(きも)(つぶ)(こし)()かし、105()(ところ)(くび)(あつ)めて(ふる)(おのの)きゐたり。106住家(すみか)(うしな)ひし数多(あまた)人々(ひとびと)はこの()(あら)はれ(きた)り、107口々(くちぐち)に、
108『この(やま)()きよつたのは大方(おほかた)貴様(きさま)らならむ。109(もと)(とほ)りに()てて(かへ)さばよし、110さなくば汝等(なんぢら)(しば)つて(かへ)り、111酋長(しうちやう)(まへ)にて火炙(ひあぶ)りの(けい)(しよ)せむ』
112(いか)りの顔色(がんしよく)物凄(ものすご)呶鳴(どな)()てたるに、113豆寅(まめとら)周章(あわ)てて、
114『わゝゝゝ、115わしは、116ちゝゝゝとゝゝゝしゝゝゝ』
117 大勢(おほぜい)(なか)よりは、
118『この瓢箪(へうたん)
119()ひながら(たづさ)()てる棒千切(ぼうちぎれ)をもつてポンと(たた)けば、120豆寅(まめとら)(こゑ)()げて()()し、121右手(みぎて)()(うで)にて両眼(りやうがん)()(なが)ら、
122今日(けふ)如何(いか)なる悪日(あくにち)ぞ、123折角(せつかく)()出神(でのかみ)(たす)けられ、124(はや)(かへ)つて(こひ)しき(つま)草香姫(くさかひめ)取付(とりつ)き、125(たがひ)(いだ)いて()かむものと(おも)()もなく、126(いま)此処(ここ)()いて()ぬとは(なさけ)ない。127()出神(でのかみ)(たす)けられ、128今度(こんど)()()(ころ)されるか。129草香姫(くさかひめ)いまは(きは)(ただ)一目(ひとめ)130やさしい(かほ)()せて()れ。131()ぬるこの()(いと)はぬが、132(あと)(のこ)りし草香姫(くさかひめ)133これを()いたら()くであらう。134(おも)へば(かな)しい(いぢ)らしい』
135 群衆(ぐんしう)(なか)より、
136『エイ、137めそめそ吼面(ほえづら)かわきよつて、138そンな(こと)()(たく)()い。139(たれ)()()したのか、140(しつ)かり返答(へんたふ)せ』
141 四人(よにん)黙然(もくねん)として俯向(うつむ)()るのみ。142豆寅(まめとら)は、
143『たゝゝゝ(たし)かに田依彦(たよりひこ)(いた)しました』
144()はむとするや、145田依彦(たよりひこ)は、
146『こら馬鹿(ばか)ツ』
147()ひながら、148またもや豆寅(まめとら)(あたま)棒千切(ぼうちぎ)(もつ)がん(たた)く。149このとき()出神(でのかみ)山上(さんじやう)より(くだ)(きた)りこの(てい)()て、
150『やあ豆寅(まめとら)か、151(あたま)如何(どう)した。152(なに)()いて()る』
153 豆寅(まめとら)地獄(ぢごく)(ほとけ)()うたる心地(ここち)して、
154『まあまあ、155よう()(くだ)さいました』
156立上(たちあが)り、
157『やいこら田依彦(たよりひこ)158時彦(ときひこ)159芳彦(よしひこ)160玉彦(たまひこ)161その(ほか)みなの(やつ)らよつく()け。162この(はう)勿体(もつたい)なくも()出神(でのかみ)(いち)御家来(ごけらい)163そのまた家来(けらい)のその家来(けらい)164もうちつと(した)のその家来(けらい)165豆寅彦(まめとらひこ)さまだぞ、166無礼(ぶれい)ひろいだその(つみ)容赦(ようしや)はならぬ』
167章魚(たこ)(はね)(やう)姿(すがた)になつて肩肱(かたひぢ)(いか)らしにはかに元気(げんき)づく。168衆人(しうじん)はこの見幕(けんまく)(あるひ)(おそ)(あるひ)()()し、169無言(むごん)のまま()(あは)した(やう)大地(だいち)平伏(ひれふ)したり。170これは()出神(でのかみ)をはじめ梅ケ香彦(うめがかひこ)171大戸日別(おほとびわけ)172天吹男(あまのふきを)威厳(ゐげん)()ンとなく()たれたる(ゆゑ)なりき。173豆寅(まめとら)自分(じぶん)降伏(かうふく)したものと(おも)ひ、174ますます鼻息(はないき)(あら)く、
175『やい田依彦(たよりひこ)176貴様(きさま)最前(さいぜん)(なん)()うた。177玉彦(たまひこ)(おれ)留守中(るすちう)に、178(おれ)(かかあ)をちよろまかしたと()かしただらう、179本当(ほんたう)白状(はくじやう)いたせ。180貴様(きさま)(かかあ)兄弟(きやうだい)ぢやと(おも)うて、181(ゆる)してやりたいは山々(やまやま)なれど、182(かみ)(みち)には親子(おやこ)兄弟(きやうだい)他人(たにん)区別(くべつ)はない。183やい玉彦(たまひこ)返答(へんたふ)はどうだ』
184威張(ゐば)りだす。185()出神(でのかみ)(また)もや宣伝歌(せんでんか)(うた)ひながらこの()見捨(みす)てて()かむとす。186豆寅(まめとら)は、
187『もしもし家来(けらい)()てて何処(どこ)御越(おこ)(あそ)ばす。188()れはあんまり胴欲(どうよく)ぢや』
189(そで)(すが)つて()()く。
190 ()出神(でのかみ)梅ケ香彦(うめがかひこ)に、191風木津別之忍男(かぜけつわけのおしを)()(あた)へてその功労(こうらう)(しやう)し、192豆寅(まめとら)以下(いか)四人(よにん)山麓(さんろく)酋長(しうちやう)なる大屋毘古(おほやびこ)身許(みもと)(あづ)けて、193()()せたる人々(ひとびと)住家(すみか)(あらた)(つく)らしめたり。194豆寅(まめとら)はここに久々能智(くくのち)といふ()(あた)へられける。195()出神(でのかみ)(やま)(くだ)(うみ)(わた)四柱(よはしら)ここに(そで)(わか)ちて、196東西南北(とうざいなんぼく)何処(どこ)ともなく、197宣伝使(せんでんし)として(すす)()きける。
198大正一一・一・三〇 旧一・三 高木鉄男録)
199(序~第七章 昭和一〇・二・二一 於島根県地恩郷 王仁校正)
   
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