霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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第三一章 虎転別(とらてんわけ)〔三三一〕

インフォメーション
著者:出口王仁三郎 巻:霊界物語 第7巻 霊主体従 午の巻 篇:第6篇 肥の国へ よみ:ひのくにへ
章:第31章 第7巻 よみ:とらてんわけ 通し章番号:331
口述日:1922(大正11)年02月01日(旧01月05日) 口述場所: 筆録者:吉原亨 校正日: 校正場所: 初版発行日:1922(大正11)年5月31日
概要: 舞台: あらすじ[?]このあらすじは東京の望月さん作成です。一覧表が「王仁DB」にあります。[×閉じる]
肥の国の都では、八島別の居城に数万の群集が押しかけた。群衆を扇動する虎転別という大男は、八島別と談判に来たと言って、門を開けさせ城の中に押し入った。
しかし城の中では四五人の絶世の美人が虎転別を出迎え、美酒で酔わせてぐにゃぐにゃにしてしまった。
すると虎転別はどら声を張り上げて、自分の悪巧みをすっかり歌い明かし始めた。
ここは常世神王の家来・虎転別の領分である。
天教山から肥の国を侵しに来た八島別をやっつけるため、国人を欺いて八島別の命令だといって城を築かせているのは自分だ。
その城に籠もって八島別をやっつけるのだ。
自分は金毛九尾の眷属である、頭の白い古狐だ、と自分から白状してしまった。
主な登場人物: 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日: OBC :rm0731
愛善世界社版:195頁 八幡書店版:第2輯 103頁 修補版: 校定版:201頁 普及版:83頁 初版: ページ備考:
001久方(ひさかた)天津御空(あまつみそら)(そそ)()
002(あふ)ぐも(たか)天教(てんけう)
003(やま)(しづ)まる()花姫(はなひめ)
004(かみ)のみことの()(すく)
005(きよ)(をしへ)四方(よも)(くに)
006(くに)八十国(やそくに)百八十(ももやそ)
007八島(やしま)(わけ)宣伝使(せんでんし)
008堅磐常磐(かきはときは)(しづ)まりし
009()神国(かみくに)常磐城(ときはじやう)
010()りから(おこ)(とき)(こゑ)
011八島(やしま)(わけ)(あや)しみて
012()()(ひら)(なが)むれば
013(ひがし)西(にし)北南(きたみなみ)
014(あり)()ひでる(すき)もなく
015()()せきたる諸人(もろびと)
016(いきほひ)(たけ)(ひと)(なみ)
017(こころ)(あら)国人(くにびと)
018(しこ)(すさ)びぞ(すさま)じき。
019 数万(すうまん)群集(ぐんしふ)(なか)より(すぐ)れて()(たか)(いろ)赭黒(あかぐろ)い、020()(たま)(おほ)きい鰐口(わにぐち)(をとこ)は、021四五(しご)醜男(しこを)()()れて、022(こぶし)(かた)大手(おほて)()りながら、023八島別(やしまわけ)門前(もんぜん)()(あら)はれ、
024『オーイ、025オーイ、026この(もん)()け』
027(かみなり)のごとく呶鳴(どな)()てゐる。028門番(もんばん)は、
029何物(なにもの)ならば勿体(もつたい)なくも、030天教山(てんけうざん)より天降(あまくだ)(たま)うた八島別(やしまわけ)(さま)御威勢(ごゐせい)(おそ)れず、031この(もん)()けとは無礼千万(ぶれいせんばん)032(なんぢ)(ごと)乱暴者(らんばうもの)(まを)すことを()(みみ)()たぬ。033トツトと(かへ)れ』
034 (だい)(をとこ)035才槌(さいづち)のごとき(こぶし)(かた)め、
036(こは)くてよう()けぬか、037穴虫(あなむし)038がつと(むし)039まだも(ちが)うたら土鼠(もぐらもち)040塵埃(ごもく)(ひそ)蚯蚓虫(みみずむし)041ごてごて()はずに(はや)()け』
042門番(もんばん)()けの(からす)のカアカアと、043あたやかましい、044()けなら()けで()けもしようが、045()けてビツクリ玉手箱(たまてばこ)046(たま)宿替(やどがへ)せぬ(やう)に、047性念魂(しやうねんだま)をしつかり()ゑてゐるがよからう』
048 門番(もんばん)不承無精(ふしやうぶしやう)(もん)()をガラガラと(おと)させながら左右(さいう)にサツト(ひら)けば、049屋根葺(やねぶき)手伝(てつだひ)のやうな体中(からだぢう)真黒黒助(まつくろくろすけ)050(くま)のお(ばけ)(からす)親方(おやかた)か、051(あたま)(かほ)一寸(ちよつと)見分(みわけ)のつかぬ五人連(ごにんづれ)052(くち)(そろ)へて()()()げながら、
053(おれ)()(くに)数万(すうまん)人間(にんげん)(えら)ばれて談判(だんぱん)にきた虎転別(とらてんわけ)だ。054一時(いちじ)(はや)八島別(やしまわけ)(まへ)案内(あんない)いたせ』
055門番(もんばん)(なん)だい(くろ)(ばう)056(ふた)つとない(いのち)(をし)くなければ()はしてやらう、057吃驚(びつくり)するな。058さあ(おれ)について()い』
059奥殿(おくでん)さして(すす)()く。
060門番(もんばん)『モシモシ受付(うけつけ)のお(かた)061ドエライ(やつ)(まゐ)りました。062真黒(まつくろ)黒助(くろすけ)熊転(くまてん)だとか、063虎猫(とらねこ)だとか、064怪体(けつたい)(やつ)八島別(やしまわけ)()はしてくれと(まを)します、065どうぞお取次(とりつぎ)(ねが)ひます』
066『コラ門番(もんばん)067いらぬ(こと)をいふな、068虎様(とらさま)八島別(やしまわけ)()はせばよいのだ』
069 (しばら)くすると(おく)()より、070容姿(ようし)端麗(たんれい)なる四五(しご)美人(びじん)(あら)はれ(きた)り、071しとやかに、
072『コレハコレハ虎転別(とらてんわけ)(さま)073ようこそお(いで)(くだ)さいました。074すぐに(おく)にお(とほ)(くだ)さいませ』
075()ひつつニヤリと(わら)つて両手(りやうて)をとり、076(おく)(みちび)()る。
077 虎転別(とらてんわけ)絶世(ぜつせい)美人(びじん)に、078(わに)(うろこ)のやうな()(にぎ)られ、079章魚(たこ)(やう)にグニヤグニヤになつて(よだれ)()らしながら奥深(おくふか)(ともな)はれ()く。080(なん)とも()れぬ(さけ)(にほひ)がしてゐるので、081虎転別(とらてんわけ)()()まり、082(はな)(いぬ)のやうにピコつかせながら(やま)(ごと)()(かさ)ねたる酒樽(さかだる)(はう)()(くば)りゐる。
083 女性(ぢよせい)虎転別(とらてんわけ)(むか)ひ、
084『もしもし虎転(とらてん)さま、085(さけ)はこの(とほ)沢山(たくさん)()いてあります。086八島別(やしまわけ)さまは神通力(じんつうりき)(もつ)て、087あなたのお()(あそ)ばすことを(まへ)(もつ)御承知(ごしようち)なので、088(さけ)沢山(たくさん)珍客(ちんきやく)十分(じふぶん)()ましてあげといふ(こと)でした。089サアサア(わたし)がお(しやく)をします。090御遠慮(ごゑんりよ)なくお召上(めしあ)がり(くだ)さい』
091()ひながら(あや)しき秋波(しうは)虎転別(とらてんわけ)(そそ)げば、092虎転別(とらてんわけ)(ねこ)のやうにゴロゴロと(のど)()らせ、093(いま)までの(いきほひ)何処(どこ)へやら()つてしまひ、
094八島別(やしまわけ)さまは(はな)せるわい、095()()いてるな。096しかし()(どく)だが折角(せつかく)ここまで用意(ようい)して(くだ)さつたのだから無下(むげ)にお辞退(ことはり)するも()(どく)だ。097(いただ)くのも()(どく)だが、098(いただ)かぬも()(どく)だ。099(おな)()(どく)ならトツクと(いただ)かう』
100(をんな)『それが(よろ)しうございませう』
101 虎転別(とらてんわけ)(たちま)相好(さうがう)(くづ)してその()安坐(あぐら)をかいてベツタリと(すわ)()み、102四人(よにん)供人(ともびと)もこの(をとこ)中心(ちうしん)鶴翼(くわくよく)(ぢん)()りて左右(さいう)にヅラリと(なら)ぶ。103この三人(さんにん)美人(びじん)()春姫(はるひめ)104夏姫(なつひめ)105秋姫(あきひめ)といふ。106春姫(はるひめ)白扇(はくせん)をひろげ、107長袖(ながそで)()つて()(はじ)め、108夏姫(なつひめ)(けい)()つて調子(てうし)をとり、109秋姫(あきひめ)(だい)(さかづき)になみなみと()いて、110虎転別(とらてんわけ)(はじ)四人(よにん)供人(ともびと)(かは)るがはる(さけ)(すす)める。111虎転別(とらてんわけ)御機嫌(ごきげん)(ななめ)ならず、112八島別(やしまわけ)(やかた)()るを()(わす)れ、113銅鑼声(どらごゑ)()()げて(くび)左右(さいう)()りながら、114(うた)(はじ)めたり。
115『ここは筑紫(つくし)神国(かみくに)
116(ひと)はいへども常世国(とこよくに)
117常世神王(とこよしんわう)のその使(つかひ)
118虎転別(とらてんわけ)御領分(ごりやうぶん)
119(おに)でも(じや)でも閻魔(えんま)でも
120(つか)みて()らふこの(はう)
121威勢(ゐせい)()らずに(なん)(ざま)
122八島(やしま)(わけ)宣伝使(せんでんし)
123天教(てんけう)(やま)から()つてきて
124この()(くに)(しろ)(つく)
125その()(たけ)日向別(ひむかわけ)
126(わけ)(わか)らぬ有散事(うさごと)
127ほざいて世人(よびと)(まよ)はせる
128(おれ)にはそれが()()はぬ
129そこで(おれ)()国人(くにびと)
130沢山(たくさん)(あつ)めて谷々(たにだに)
131(いは)(はこ)ばせ(しろ)(きづ)
132八島(やしま)(わけ)常永(とことは)
133(しづ)まる(しろ)だと(たば)かりて
134その(いしずゑ)大方(おほかた)
135(きづ)(はじ)めた()(たく)
136いよいよ成功(せいこう)した(うへ)
137虎転別(とらてんわけ)(しろ)(なか)
138弓矢(ゆみや)調(ととの)準備(じゆんび)して
139八島(やしま)(わけ)宣伝使(せんでんし)
140ただ一撃(ひとうち)にやる(たく)
141(たく)みはうまいぞあゝ(うま)
142(うま)いといつたらこの(さけ)ぢや
143(さけ)ほど(うま)いものはない
144(さけ)()まして虎転(とらてん)
145(ほろ)ぼす(たく)みが面白(おもしろ)
146(さけ)さへ()まして()れたなら
147(おれ)はどうでも(よひ)(くち)
148()つてクダまきや()(しろ)
149(あたま)(しろ)古狐(ふるぎつね)
150()けた虎転化(とらてんばけ)(かみ)
151金毛九尾(きんまうきうび)御眷族(ごけんぞく)
152あゝ面白(おもしろ)いおもしろい』
153(さけ)()(つぶ)れて自分(じぶん)(たく)みを(のこ)らず白状(はくじやう)しけるぞ面白(おもしろ)かりける。
154大正一一・二・一 旧一・五 吉原亨録)
   
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9/21【霊界物語ネット】藤沼庄平「大本検挙」を掲載(詳細はページ冒頭のインフォメーション参照)。