霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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第三八章 雲天焼(くもてんやけ)〔三三八〕

インフォメーション
著者:出口王仁三郎 巻:霊界物語 第7巻 霊主体従 午の巻 篇:第7篇 日出神 よみ:ひのでのかみ
章:第38章 第7巻 よみ:くもてんやけ 通し章番号:338
口述日:1922(大正11)年02月02日(旧01月06日) 口述場所: 筆録者:谷川常清 校正日: 校正場所: 初版発行日:1922(大正11)年5月31日
概要: 舞台: あらすじ[?]このあらすじは東京の望月さん作成です。一覧表が「王仁DB」にあります。[×閉じる]
谷川の傍らに腰かけ、そま人たちが肥の国で群集が八島別の館を取り囲んだ事件の噂を語り合っていた。
そこへ宣伝歌が聞こえてくる。そま人たちは頭を抱えて道に横たわり、ぶるぶる震えていた。一人の勝れて大きな男は、泰然自若として宣伝歌を愉快げに聞いている。
日の出神は、この大男のそま人に声をかけた。大男は熊と名乗った。熊は豊の国の貧しさと惨状を述べて、宣伝使たちを追い返そうとする。
豊日別はどうしても豊の国へ案内せよ、と言い、熊は仕方なく宣伝使を都へ導き行く。
主な登場人物: 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日: OBC :rm0738
愛善世界社版:229頁 八幡書店版:第2輯 116頁 修補版: 校定版:236頁 普及版:97頁 初版: ページ備考:
001 (はる)山辺(やまべ)(みどり)(かほ)(てん)(さら)して()(わら)ひ、002(かんば)しき(はな)()(むらさき)(あか)(しろ)処々(ところどころ)()(みだ)れて()()(つづ)り、003百鳥(ももとり)長閑(のどか)(こゑ)()()げてこの()(うた)ふ。004春山(はるやま)(かすみ)()けて(くだ)()(こころ)(きよ)宣伝使(せんでんし)005身装(みなり)(かる)簑笠(みのかさ)の、006鎧冑(よろひかぶと)()()けて、007草鞋(わらぢ)脚絆(きやはん)小手脛当(こてすねあて)008(いきほひ)()ンで(すす)みくる。009潺々(せんせん)として(なが)れも(きよ)谷川(たにがは)(かたはら)(こし)()()け、010雑談(ざつだん)(ふけ)四五人(しごにん)杣人(そまびと)ありけり。
011(かふ)『オイ、012貴様(きさま)()いたか、013この(あひだ)から(うしとら)(はう)(あた)つて、014五色(ごしき)(くも)()(あが)つただらう。015アレヤ、016一体(いつたい)()ンだと(おも)つて()るか』
017(おつ)乞食(こじき)(くも)つて()ンだい、018それや貴様(きさま)らの親類(しんるゐ)だらう。019乞食(こじき)雲助(くもすけ)()(あが)つた、020(うしとら)()うても()山道(やまみち)には、021何日(いつ)(くも)(かご)(かつ)いだり乞食(こじき)徘徊(はいくわい)するじやないか』
022(かふ)馬鹿(ばか)023貴様(きさま)はド(つんぼ)だな。024五色(ごしき)(くも)()(あが)つたのだと()ふのだよ』
025(おつ)(みみ)(そば)(くち)()せて大声(おほごゑ)呶鳴(どな)る。
026『そンな(おほ)きな(こゑ)()なくてもよう(きこ)えて()るのだ。027乞食(こじき)雲助(くもすけ)()うしたと()ふのだい』
028(かふ)『ハヽヽヽヽ面白(おもしろ)面白(おもしろ)い、029金挺子(かなてこ)だね、030こンな(つんぼ)(はなし)をして()ると()()れてしまふわ。031オイ八公(はちこう)032五色(ごしき)(くも)理由(わけ)()かして()れ』
033 (はち)威丈高(ゐたけだか)()り、
034()ンでも()(くに)虎転別(とらてんわけ)とか、035雲天焼(くもてんやけ)とか、036(めう)()悪神(わるがみ)がをつてな。037焼島別(やけしまわけ)とかいふ宣伝使(せんでんし)(やかた)()()けよつたが、038その(けぶり)(てん)()(あが)つて、039(そら)(くも)()けて、040それで雲天焼(くもてんやけ)()ふのだよ。041さうして結構(けつこう)宣伝使(せんでんし)(やかた)が、042スツカリ()けて(しま)つた(わけ)といふのだ。043(いづ)()けて(しま)つた(わけ)()(ところ)がないので、044この(たうげ)()して()()るかも()れないぞ。045(また)あンな(やつ)(とよ)(くに)()げて()よつて、046(かた)()るやうな(うた)(うた)ひよると、047(とよ)(くに)にも腰抜(こしぬ)けばかりは()やしないから、048第二(だいに)雲天焼(くもてんやけ)(あら)はれるに(きま)つてゐる、049物騒(ぶつそう)(こと)だワイ』
050(おつ)『その雲天焼(くもてんやけ)とかいふ(やつ)はこの(ひろ)(とよ)(くに)には(いづ)()るだらうね』
051八公(はちこう)()らいでかい、052()らいで(たま)らうかい。053(おら)がその雲天焼(くもてんやけ)()るのだもの』
054(おつ)貴様(きさま)雲天焼(くもてんやけ)()つて()うするのだい』
055八公(はちこう)『そンな(やつ)()よつたら焼糞(やけくそ)になつて()いてこますのだ』
056(おつ)『それや貴様(きさま)057焼糞(やけくそ)()つたら雲天焼(くもてんやけ)ではないよ。058糞天焼(くそてんやけ)だよ』
059と、060馬鹿口(ばかぐち)(たた)いてをる。061そこへ(かすか)(きこ)えて()宣伝歌(せんでんか)(こゑ)
062八公(はちこう)『ヤア、063(こは)いぞ(かた)()(こゑ)(きこ)()した。064長居(ながゐ)(おそ)れだ、065()げろ()げろ』
066(おつ)(ざま)()やがれ、067大法螺(おほぼら)(ばか)()きよつて、068宣伝歌(せんでんか)(こゑ)(みづ)(おと)(かぜ)(ひびき)(わか)りもせぬのに、069()(くれ)まぎれに(かや)()()幽霊(いうれい)だと(おも)つて(こし)()かした(やつ)のやうに、070()つとも()いじやないか』
071八公(はちこう)(やかま)しう()ふない。072(あたま)(いた)いわ、073()げろ()げろ』
074 (おつ)一目散(いちもくさん)()()さうとする。
075八公(はちこう)一寸(ちよつと)()つてくれ(おれ)一緒(いつしよ)()れて()げぬかい』
076(おつ)貴様(きさま)(あし)()るだらう。077貴様(きさま)勝手(かつて)(ある)かぬかい』
078八公(はちこう)()うやら(おれ)(どう)(すわ)つたと()えてビクともできぬわい』
079(おつ)貴様(きさま)臆病者(おくびやうもの)()080(こし)()かしよつたな』
081 宣伝歌(せんでんか)益々(ますます)(ちか)(きこ)()たる。
082(かみ)(おもて)(あら)はれて
083(ぜん)(あく)とを立別(たてわけ)
084()出神(でのかみ)三柱(みはしら)
085(いま)(くだ)()(とよ)(くに)
086四方(よも)草木(くさき)神風(かみかぜ)
087(なび)()しけむ醜草(しこぐさ)
088(かみ)御息(みいき)()()てむ
089()りたる(のち)()(むす)
090(かみ)(をしへ)(とよ)(くに)
091豊日(とよひ)(わけ)(あら)はれて
092四方(よも)(ひろ)むる宣伝歌(せんでんか)
093近辺(あたり)(ひび)かせながら一声々々(ひとこゑひとこゑ)近寄(ちかよ)()る。094四五人(しごにん)杣人(そまびと)(あたま)(かか)呼吸(いき)()めて谷道(たにみち)(よこ)たはりブルブル(ふる)へゐる。095(なか)一人(ひとり)(すぐ)れて(だい)(をとこ)泰然自若(たいぜんじじやく)として(くび)(かたむ)け、096その宣伝歌(せんでんか)愉快気(ゆくわいげ)()()りぬ。
097 (こゑ)刻々(こくこく)(ちか)づくと(とも)益々(ますます)(たか)(きこ)()し、098(だい)(をとこ)立上(たちあが)(こゑ)する(はう)(むか)つて(うた)(はじ)めたり。
099此処(ここ)亜弗利加(アフリカ)(とよ)(くに)
100(ひろ)沙漠(さばく)(つらな)りし
101不毛(ふまう)土地(とち)荒野原(あれのはら)
102(かみ)御国(みくに)宣伝使(せんでんし)
103(なに)ほど(ちから)()るとても
104荒野(あらの)(はら)荒風(あらかぜ)
105()かれて(からだ)(すな)まぶれ
106(あたま)(かみ)はテカテカと
107(ひかり)(つよ)禿頭(はげあたま)
108()ンな(かみ)なと()てうせよ
109豊日(とよひ)(わけ)(かみ)(くに)
110豊日(とよひ)(わけ)神国(かみくに)
111(あら)ぶる(かみ)曲津神(まがつかみ)
112(まが)つた(こころ)八公(はちこう)
113虎公(とらこう)のやうな(やつ)()る』
114八公(はちこう)『ヤイ(なに)()ふのだい、115宣伝使(せんでんし)()ると(おも)つて貴様(きさま)一人(ひとり)(たす)かり()いと(おも)ふのか、116(おれ)悪口(わるくち)まで(うた)ひよつて()しからぬ(やつ)だ。117(おぼ)えて()ろ』
118大男(おほをとこ)八公(はちこう)119熊公(くまこう)120ここ(まで)ござれ、121ドツコイシヨドツコイシヨ』
122と、123(した)()し、124()()りながら、125八公(はちこう)嘲弄(てうろう)しつつ、126宣伝使(せんでんし)(こゑ)のする(はう)(むか)つて(はし)()く。
127日出神(ひのでのかみ)『お(まへ)(とよ)(くに)(もの)か』
128大男(おほをとこ)『ハイ(わたくし)(とよ)(くに)(くま)といふ野郎(やらう)です。129()()(くだ)さいました。130しかし、131この(くに)七分(しちぶ)どほり沙漠(さばく)毎日(まいにち)日日(ひにち)(かぜ)()きます。132それはそれはえらい砂烟(すなけぶり)()(はな)()けて()(こと)出来(でき)ませぬ。133それで彼方此方(あちらこちら)木草(きくさ)(しげ)つた(やま)(えら)ンで、134()()()つたり(うさぎ)(しし)生捕(いけどつ)生活(せいくわつ)をして()惨目(みぢめ)(くに)であります。135駱駝(らくだ)沢山(たくさん)()りますが、136彼奴(あいつ)馬鹿(ばか)(やつ)(おほ)きな図体(づうたい)をしよつて(なに)(やく)()たず、137時々(ときどき)(とら)(おほかみ)()はれて吾々(われわれ)人間(にんげん)()(ところ)(めう)(こゑ)()して押寄(おしよ)せて()るなり、138その(とき)には吾々(われわれ)(ある)()()いやうな()(あは)せます。139貴下(あなた)はこの(くに)折角(せつかく)御出(おい)(くだ)さつたが、140もう御帰(おかへ)りになつたが(よろ)しからう。141世界(せかい)(ひろ)いのにこンな(わる)(くに)御出(おい)でになつたつて仕方(しかた)()りませぬ。142()(くに)八島別(やしまわけ)のやうに(また)虎転別(とらてんわけ)とか()悪者(わるもの)()てきて(ひど)()()はされては御気(おき)(どく)ですから、143もうこれ(かぎ)りこの(やま)()(かへ)して熊襲(くまそ)(くに)にでも御出(おい)でなさいませ。144(わたくし)(けつ)して(わる)いことは(まを)しませぬ。145貴下(あなた)(うた)はつしやる宣伝歌(せんでんか)(まこと)結構(けつこう)ですが、146この(くに)人間(にんげん)(みみ)には(あんま)立派(りつぱ)()ぎて這入(はい)りませぬ』
147虎転別(とらてんわけ)豊日別(とよひわけ)現在(げんざい)()(まへ)()るのも()らずに(しやべ)()てゐる。
148豊日別(とよひわけ)(おれ)はその悪者(わるもの)虎転別(とらてんわけ)だよ。149(いま)()出神(でのかみ)御取計(おとりはか)らひに()つて()(とよ)(くに)守護職(しゆごしよく)()つたのだ。150(まへ)らは(とよ)(くに)(みやこ)吾々(われわれ)一同(いちどう)案内(あんない)いたせ』
151 (だい)(をとこ)熟々(つくづく)豊日別(とよひわけ)(かほ)()て、
152大男(おほをとこ)『イヤー、153()(くに)虎転別(とらてんわけ)といふ(やつ)(あたま)禿()げた悪者(わるもの)だといふ(こと)だのに、154それにお(まへ)さまは()()えて()るでは()いか、155結構(けつこう)宣伝使(せんでんし)(さま)だらう。156それに(なん)ぞや(おに)のやうな(ひと)(きら)(あく)(つよ)虎転別(とらてんわけ)じやなンて戯言(ぜうだん)にも(ほど)がある、157本当(ほんたう)()仰言(おつしや)つて(くだ)さい』
158豊日別(とよひわけ)『そりや実際(じつさい)だ。159(なに)()もあれ、160(とよ)(くに)(みやこ)案内(あんない)してくれ』
161 (だい)(をとこ)は、162不承無精(ふしやうぶしやう)ながら(さき)()つて、163(とよ)(くに)(みやこ)へ、164四人(よにん)宣伝使(せんでんし)(みちび)()く。165八公(はちこう)その()四五(しご)杣人(そまびと)路傍(みちばた)(こし)()かしたるまま、
166八公(はちこう)『オイオイ熊公(くまこう)貴様(きさま)どこへ()く。167(とよ)(みやこ)にでもそンな(やつ)案内(あんない)したら、168この(くに)大変(たいへん)だぞ。169(おれ)一人(ひとり)でも雲天焼(くもてんやけ)()つてやるぞ』
170(さけ)ぶ。
171熊公(くまこう)八公(はちこう)腰抜(こしぬ)け、172(やかま)しう()ふない、173(ぜん)(あく)()()れやしない。174(うま)には()つて()い、175(ひと)には()うて()いだ。176貴様(きさま)(はや)(こし)(なほ)して(あと)から(おれ)(ところ)(たづ)ねて()い』
177()ひながら(みやこ)()してドンドンと(いそ)()く。
178 四人(よにん)宣伝使(せんでんし)(また)もや宣伝歌(せんでんか)(うた)ひつつ(すす)()く。
179大正一一・二・二 旧一・六 谷川常清録)
180(第三三章~第三八章 昭和一〇・二・二五 於天恩郷透明殿 王仁校正)
   
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