霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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第一九章 悔悟(くわいご)(なみだ)〔四一二〕

インフォメーション
著者:出口王仁三郎 巻:霊界物語 第9巻 霊主体従 申の巻 篇:第4篇 千山万水 よみ:せんざんばんすい
章:第19章 第9巻 よみ:かいごのなみだ 通し章番号:412
口述日:1922(大正11)年02月15日(旧01月19日) 口述場所: 筆録者:外山豊二 校正日: 校正場所: 初版発行日:1922(大正11)年7月5日
概要: 舞台: あらすじ[?]このあらすじは東京の望月さん作成です。一覧表が「王仁DB」にあります。[×閉じる]
黒雲に包まれていた空は雲も晴れ、十三夜の月がアタル丸の船中を照らし出した。珍山彦は、熊公に向かって霊をかけた。すると熊公は神懸りになって口を切り、大蛇彦命と名乗った。
そして虎公に対して、これまでの悪の心を改めるよう諭し、改心を促した。説示が終わると、熊公の神懸りは元に戻った。
虎公は大蛇彦命の教訓に胸を打たれて断腸の念に苦しみ、煩悶した挙句、海に向かって身を投げてしまった。これを見た熊公は、虎公を助けようと続いて海に飛び込んだ。
先客は総立ちとなって二人の行方を探している。
主な登場人物: 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日: OBC :rm0919
愛善世界社版:156頁 八幡書店版:第2輯 330頁 修補版: 校定版:162頁 普及版:64頁 初版: ページ備考:
001 (いま)まで黒雲(くろくも)(つつ)まれたる大空(おほぞら)は、002所々(ところどころ)(ほころ)びを()せて天書(てんしよ)(ほし))の(ひか)(またた)(はじ)め、003十三夜(じふさんや)(つき)(やうや)東天(とうてん)姿(すがた)(あら)はし(たま)ひ、004皎々(かうかう)たる(ひか)りに(てら)されてアタル(まる)船中(せんちう)(ひる)(ごと)く、005誰彼(たれかれ)(かほ)明瞭(めいれう)()(きた)る。006珍山彦(うづやまひこ)虎公(とらこう)話相手(はなしあひて)なる熊公(くまこう)(むか)つて(れい)をかけたれば、007熊公(くまこう)(たちま)身体(しんたい)震動(しんどう)して、008ここに神懸(かむがかり)状態(じやうたい)となり(くち)()つて、
009(この)(はう)大蛇彦命(をろちひこのみこと)である。010いま虎公(とらこう)(まをし)(わた)すべき(こと)あれば、011(みみ)()まして(しか)()け』
012(らい)(ごと)くに呶鳴(どな)りつける。013船客(せんきやく)一同(いちどう)熊公(くまこう)(むか)つて視線(しせん)集注(しふちう)し、014如何(いかが)なり()くならむと片唾(かたづ)()んで凝視(みまも)つてゐる。
015(あく)(たく)みの(あら)はれ(どき)016何時(いつ)までも(あく)(つづ)かぬぞよ。017(うご)きのとれぬ(なんぢ)自白(じはく)018閻魔(えんま)調(しら)べは()のあたり、019大蛇彦(をろちひこ)(いま)()()かす、020(かみ)(をしへ)しつかり()け。021()(もち)のなる(やう)な、022うまい(こと)ばかり(かんが)へて苦労(くらう)もせずに、023他人(たにん)苦労(くらう)(たから)(うば)ひ、024(ほこ)(がほ)()()てる()しき(いや)しき(なんぢ)(たましひ)025(こころ)(おに)(ささや)きを(われ)(わが)()白状(はくじやう)せしは(てん)(ゆる)さぬ(ところ)026審神者(さには)(まなこ)(にら)まれて、027その本人(ほんにん)がこの(ふね)()るともシヽヽヽ()らず()らずに口挙(くちあ)(いた)した。028(あく)(なが)うは(つづ)きはせぬぞ。029(すみや)かに前非(ぜんぴ)()い、030()(わた)大空(おほぞら)(つき)(ごと)くに(こころ)(あら)へ。031世界(せかい)(ひろ)しと(いへど)其方(そなた)のやうな悪逆無道(あくぎやくぶだう)痴漢(しれもの)(すく)ない。032(たれ)()らぬ、033(みな)心得(こころえ)たがよい。034(ちつと)(あく)でも()(かさ)ぬれば根底(ねそこ)(くに)()かねばならぬ。035(つよ)さうな(こと)()つても、036人間(にんげん)分際(ぶんざい)として()()一枚(いちまい)自由(じいう)にならぬ、037障子(しやうじ)一枚(いちまい)(さき)()えぬ人間(にんげん)038天地(てんち)(かみ)(おそ)れよ。039虎公(とらこう)ばかりでないぞ、040(なが)(あひだ)(かさ)ねた(つみ)はわが()(ほろ)ぼす(つるぎ)(やま)だ。041(にく)まれ()()覇張(はば)る、042西(にし)(ひがし)(わきま)へずに、043(われ)さへよけりやよいと(まを)して、044(ひと)()ぬすみ045(たから)(ぬす)()り、046(あく)身魂(みたま)(ねら)はれて根底(ねそこ)(くに)()()かれ、047(のど)から()()()()()うて(はぢ)(さら)し、048果敢(はか)なき運命(うんめい)(おちい)るやうな僻事(ひがごと)(あらた)めよ。049()()(おこな)ひを(あらた)めて(こころ)(くも)科戸(しなど)(かぜ)()(はら)へ。050(あく)一旦(いつたん)(さか)えても(なが)うは(つづ)かぬ、051(ほろび)種子(たね)だ。052この()(あく)()すほど下手(へた)(こと)はない。053()きても()んでもこの()(なか)(かみ)のまま、054(なが)月日(つきひ)(みじか)生命(いのち)055(ふと)(みじか)(くら)すが(とく)だと日夜(にちや)(ほざ)いた虎公(とらこう)のその()(づら)(なん)ざま056(まこと)(みち)()(はづ)し、057身欲(みよく)(まよ)うて無理難題(むりなんだい)(ひと)()きかけ、058(まこと)(ひと)(たぶら)かしむしり()つたるその金子(かね)は、059大蛇(をろち)となつて火焔(くわえん)()き、060冥途(めいど)(おく)()(くるま)だ。061大勢(おほぜい)(なか)面目玉(めんぼくだま)(つぶ)されてもがき(くる)しむのも自業自得(じごうじとく)だ。062八十(やそ)曲津(まがつ)よ、063(ひが)根性(こんじやう)虎公(とらこう)よ。064(ゆめ)にも()らぬ三人(さんにん)(むすめ)(まへ)で、065(えら)さうに(わが)()(あく)べらべらと、066ようも(しやべ)()つたな。067羅刹(らせつ)のやうな(こころ)(もつ)利欲(りよく)(やま)()(のぼ)り、068(ひと)(なや)ます悪魔(あくま)容器(いれもの)069わが()(あだ)とは()らずして、070(よく)(とぼ)けて(なん)ざま071いよいよ改心(かいしん)いたせばよし、072改心(かいしん)いたして(うま)赤子(あかご)(こころ)になり、073(いま)までのゑぐたらしい(こころ)立替(たてか)へよ。074(おに)大蛇(をろち)()()せよ。075虎公(とらこう)076(いま)改心(かいしん)のよいしどきだ。077天国(てんごく)(すく)はれるか、078地獄(ぢごく)()ちて無限(むげん)(くる)しみを()めるか、079(かみ)になるか、080悪魔(あくま)になるか、081(ふた)つに(ひと)つの(さかひ)場所(ばしよ)だ。082ヤア船中(せんちう)人々(ひとびと)よ。083(かなら)虎公(とらこう)のこととのみ(おも)はれな。084めいめい(つみ)大小(だいせう)軽重(けいぢう)こそあれ、085九分(くぶ)までは(みな)悪魔(あくま)容器(いれもの)だ、086(つみ)(かたまり)だ。087大蛇彦命(をろちひこのみこと)一同(いちどう)()をつけるぞよ。088(いま)()(かか)つてゐる熊公(くまこう)とても(おな)じことだ』
089言葉(ことば)(をは)つて神懸(かむがか)りは(もと)(ふく)したり。
090 虎公(とらこう)船底(ふなぞこ)畏縮(ゐしゆく)して(なみだ)()れながら、091この教訓(けうくん)(むね)(かすがひ)()たるるが(ごと)く、092呑剣断腸(どんけんだんちやう)(おもひ)(くる)しみ、093()()(どころ)もなく煩悶(はんもん)結果(けつくわ)094(つき)()(わた)海原(うなばら)(むか)つてザンブとばかり()()げたり。095船客(せんきやく)一同(いちどう)は、096アレヨアレヨと総立(そうだ)ちになり、
097(たれ)(たす)けてやるものはないか』
098口々(くちぐち)(さけ)()ふにぞ、099熊公(くまこう)(たま)()ね、100(たちま)真裸体(まつぱだか)となり、101(また)もや海中(かいちう)飛沫(ひまつ)()ててザンブとばかり()()みぬ。102船客(せんきやく)総立(そうだ)ちとなつて立上(たちあが)り、103海面(かいめん)()をさらしてゐる。104(ふね)容赦(ようしや)もなく(かぜ)(はら)んで(きた)(きた)へと(すす)()く。
105 アヽこの二人(ふたり)運命(うんめい)如何(いかが)なりしぞ、106心許(こころもと)なき次第(しだい)なり。
107大正一一・二・一五 旧一・一九 外山豊二録)