霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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第三七章 祝宴(しゆくえん)〔四六七〕

インフォメーション
著者:出口王仁三郎 巻:霊界物語 第10巻 霊主体従 酉の巻 篇:第3篇 邪神征服 よみ:じゃしんせいふく
章:第37章 第10巻 よみ:しゅくえん 通し章番号:467
口述日:1922(大正11)年02月27日(旧02月01日) 口述場所: 筆録者:河津雄 校正日: 校正場所: 初版発行日:1922(大正11)年8月20日
概要: 舞台: あらすじ[?]このあらすじは東京の望月さん作成です。一覧表が「王仁DB」にあります。[×閉じる]
祝宴の中、村人たちは、石凝姥神の宣伝歌で知った時公の失態をあげつらって時公を囲んでいる。時公はどこ吹く風で、またしても法螺話を始めた。村人たちはまともに取らずにはやしている。
鰤公は、時公から娘は食われたと聞いていたので、祝宴の中でも大泣きしている。村人の一人が鰤公に、娘は死んでおらず、祝宴に来て鰤公を探している、あれは時公がお前を脅かしただけだ、と伝えた。ここに鰤公は妻と娘と再会を果たし、嬉し涙を流している。
祝宴の最後に、梅ヶ香姫が三五教の教えを誓いを宣伝歌に歌った。酋長の鉄彦は、後事を妻の鉄姫に託して、宣伝使の供としてアーメニヤに進んで行くこととなった。
主な登場人物: 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日: OBC :rm1037
愛善世界社版:292頁 八幡書店版:第2輯 496頁 修補版: 校定版:300頁 普及版:132頁 初版: ページ備考:
001 鉄彦(かなひこ)夫婦(ふうふ)最愛(さいあい)一人娘(ひとりむすめ)清姫(きよひめ)大難(だいなん)(まぬ)がれ、002かつ国中(くにぢう)(わざはひ)(たね)(のぞ)かれたるは、003(まつた)(かみ)御恵(みめぐ)みと、004天津祝詞(あまつのりと)奏上(そうじやう)し、005宣伝歌(せんでんか)奉唱(ほうしやう)し、006(いは)ひの(えん)(ひら)き、007村中(むらぢう)数百(すうひやく)老若男女(らうにやくなんによ)は、008上下(じやうげ)区別(くべつ)なく(いは)ひの(さけ)()(つぶ)れ、009(よろこ)んで()(もの)010(わら)(もの)011法螺(ほら)()(もの)など、012沢山(たくさん)(あら)はれ(きた)り、013(その)(なか)より四五(しご)若者(わかもの)門番(もんばん)時公(ときこう)()()き、
014(かふ)『オイ時公(ときこう)015貴様(きさま)随分(ずゐぶん)えらい(いきほひ)(かへ)つて()て、016途法(とほふ)途轍(とてつ)もない法螺(ほら)()()つたが、017宣伝使(せんでんし)(さま)御歌(おうた)()けば、018(なん)だ、019貴様(きさま)(こし)()かして、020吠面(ほえづら)かわいたぢやないか。021(なん)でソンナ空威張(からいば)をするのだ』
022時公(ときこう)吠面(ほえづら)かわくつて当然(あたりまへ)だ。023ところで()えぬ(いぬ)はないと()ふぢやないか。024法螺(ほら)()くのも吠面(ほえづら)かわくのも、025時公(ときこう)にとつての愛嬌(あいけう)だよ』
026『また洒落(しやれ)よるナ。027貴様(きさま)ア、028(むかし)時野川(ときのがは)()つて小角力(こずまふ)をとつたと()つただらう。029サア、030(おれ)(ひと)つ、031(この)座敷(ざしき)角力(すまふ)をとつて()ようかい』
032()()け、033(あぶ)ないぞ。034(ねぶか)(やう)なヒヨロヒヨロ(ごし)で、035(かね)のやうな(とき)さまに(あた)るのは、036自滅(じめつ)(まね)くやうなものだ。037それよりもアルタイ(さん)()つた(とき)実地談(じつちばなし)()かしてやらうかい』
038(おつ)『オイ、039(みな)(もの)040此奴(こいつ)()(こと)は、041いつも法螺(ほら)ばかりだ。042眉毛(まゆげ)(つば)()けて()いてやれ』
043『ヨー、044(おれ)敬意(けいい)(へう)してツハモノ()ふのか。045イザこれより時公(ときこう)がアルタイ(ざん)曲神(まがかみ)退治(たいぢ)梗概(あらまし)物語(ものがた)るから(しつ)かり()け。046抑々(そもそも)アルタイ(さん)深山幽谷(しんざんいうこく)047これに(すす)()(もの)は、048(とら)(おほかみ)山犬(やまいぬ)か、049(ただ)しは(くま)時公(ときこう)さまか……』
050(かふ)『オイオイ、051(はじ)めから()くなよ。052吾々(われわれ)唐櫃(からびつ)(かつ)いで、053(げん)(のぼ)つた連中(れんちう)ぢやないか』
054『ヤア、055縮尻(しくじ)つた。056これからが真実(ほんたう)物語(ものがたり)だ。057そもそも(なんぢ)(むら)弱虫(よわむし)(ども)に、058(とりで)(まへ)(わか)れてより、059(くら)さは(くら)し、060(あめ)車軸(しやぢく)()つて()る、061(かぜ)(うな)りを()てて岩石(がんせき)()()るばかりの(すさま)じさ。062それを(もの)とも(いた)さず時公(ときこう)さまは、063三五教(あななひけう)宣伝使(せんでんし)石凝姥(いしこりどめ)(したが)へて、064梅ケ香姫(うめがかひめ)(かつ)ぎつつ巌窟(いはや)()して、065天地(てんち)()まむず(いきほひ)に、066七八尺(しちはつしやく)一足(ひとあし)(また)げながら、067巌戸(いはと)(まへ)にと立現(たちあら)はれ、068ウン、069ウーンとばかりに(うな)つて()せた。070流石(さすが)(つよ)蛇掴(へびつかみ)野郎(やらう)も、071(わが)言霊(ことたま)(ちぢ)(あが)つて(だい)なる()(たま)(へん)じ、072(ちひ)さき火玉(ひだま)諸共(もろとも)に、073(てん)()(のぼ)り、074西南(せいなん)(そら)()して、075アーメニヤに()()つたり、076(おも)つたのは(かれ)計略(けいりやく)077(たちま)時公(ときこう)さまの身体(しんたい)神憑(かむがか)りいたし「ヤア、078(われ)こそはアルタイ(さん)主神(ぬしがみ)蛇掴(へびつかみ)であるぞ」と呶鳴(どな)()てた。079流石(さすが)宣伝使(せんでんし)(ふる)(あが)つて、080モシモシどうぞ生命(いのち)ばかりはお(たす)(くだ)され、081コヽこの(とほ)(こし)(ほね)宿替(やどが)(いた)しました、082ほざきよるのだ。083そこでこの時公(ときこう)さまに(かか)つて()蛇掴(へびつかみ)()が「ヤア、084この時公(ときこう)(ゆる)(つも)りで()れども、085副守護神(ふくしゆごじん)蛇掴(へびつかみ)(ゆる)さない。086(あたま)から(しほ)をつけてムシヤムシヤとかぶつて()つてやらうか」と仰有(おつしや)るのだ。087梅ケ香姫(うめがかひめ)(しろ)()(あは)して「モシモシ時公(ときこう)さま、088どうぞ石凝姥(いしこりどめ)宣伝使(せんでんし)(たす)けて(くだ)さい」と可愛(かあい)(かほ)して(たの)むものだから、089時公(ときこう)さまも、090副守護神(ふくしゆごじん)も、091(にはか)(あは)れを(もよほ)して「今晩(こんばん)()(ころ)(ところ)なれど、092(なんぢ)(やさ)しい(かほ)(めん)じて(ゆる)してやらう」と仰有(おつしや)つた。093さうすると宣伝使(せんでんし)平蜘蛛(ひらぐも)になつて、094(よろこ)ぶの(よろこ)ばないのつて、095(たと)へるに(もの)なき次第(しだい)なりけりだ』
096(へい)『オツト、097時公(ときこう)098()つた。099そりやお(ひと)(ちが)やせぬか』
100(ひと)一人(ひとり)ぐらゐ(ちが)つたつて(なん)だ。101一寸(ちよつと)身代(みがは)りになつて()つとるのだ』
102(おつ)『ハハー、103さうすると時公(ときこう)石凝姥(いしこりどめ)宣伝使(せんでんし)で、104その宣伝使(せんでんし)時公(ときこう)としたら真実(ほんたう)だな』
105『そんな種明(たねあ)かしをすると、106(さけ)()()める。107マア(だま)つて()かうよ。108それからこの時公(ときこう)手頃(てごろ)(いは)(ひろ)つて、109フツと(いき)()きかけ、110(かた)いかたい(いし)(つち)(つく)つて、111(おに)化石(くわせき)(くび)(かた)(ぱし)からカツンカツンとやつた。112その腕力(わんりよく)炮烙(はうらく)でも()ぐやうに、113(くび)中空(ちうくう)()(あが)つて、114どれもこれもアーメニヤに(むか)つて()んで()つてしまつたよ。115アハヽヽヽ』
116(かふ)『オイ鰤公(ぶりこう)117チツト(いさ)まぬか。118この目出度(めでた)(さけ)に、119(なに)をベソベソと()えてゐるのだ』
120 鰤公(ぶりこう)()(ごゑ)で、
121貴様(きさま)(たち)(うれ)しからうが、122(おれ)三年(さんねん)()りでヤツト故郷(こきやう)(かへ)つたと(おも)へば、123(おれ)(むすめ)今年(ことし)(はる)124蛇掴(へびつかみ)悪神(わるがみ)()はれてしまつたと()(こと)だ。125(てん)にも()にも一人(ひとり)よりない(むすめ)(かほ)()ようと(おも)つて、126(いま)(いま)まで(たの)しんでゐたのが、127(あゝ)(ゆめ)となつたか。128(ゆめ)浮世(うきよ)()ひながら、129さてもさても(かな)しい(こと)だワイ。130これが()かずにゐられよか。131アーン アーン アーン』
132時公(ときこう)『ウアハヽヽヽヽヽ』
133『ヤイヤイ、134貴様(きさま)(なに)可笑(をか)しい。135(おれ)大切(たいせつ)(むすめ)()はれて(かな)しんでゐるのに、136(わら)ふと()(こと)があるものかい。137ヤイ、138アーン アーン アーン』
139『ワハヽヽヽヽヽ』
140 鰤公(ぶりこう)四辺(あたり)かまはず、
141『ウオーン ウオーン ウオーン』
142狼泣(おほかみな)きをする。
143(かふ)『オイオイ鰤公(ぶりこう)144()くな。145貴様(きさま)とこ(むすめ)は、146そら、147そこに()()るぢやないか。148最前(さいぜん)から貴様(きさま)(かへ)つたと()(こと)()いて、149(さが)しまはして()るのだけれど、150あまり(いろ)(くろ)くなつたものだから、151(わか)らぬので(まよ)つてゐるのだ。152時公(ときこう)(やつ)153貴様(きさま)(おど)かしてやらうと(おも)つて、154アンナ法螺(ほら)()きよつたのだよ』
155鰤公(ぶりこう)『ウオーン ウオーン ウオーン、156(むすめ)157(むすめ)158()るか()るか、159女房(にようばう)()るか』
160 (この)(こゑ)女房(にようばう)(むすめ)(はし)(きた)つて、161鰤公(ぶりこう)()()(うれ)()きに()()てる。
162 清姫(きよひめ)立上(たちあが)り、163(こゑ)(すず)しく(うた)(はじ)めた。
164(とし)てふ(とし)(おほ)けれど
165(つき)てふ(つき)(おほ)けれど
166()といふ()にちは(おほ)けれど
167世界晴(せかいばれ)した今日(けふ)()
168如何(いか)なる吉日(よきひ)足日(たるひ)ぞや
169曲津(まがつ)(かみ)(のろ)はれて
170(いのち)(すで)になきところ
171あな有難(ありがた)三五(あななひ)
172(かみ)(をしへ)宣伝使(せんでんし)
173石凝姥(いしこりどめ)神司(かむづかさ)
174梅ケ香姫(うめがかひめ)御恵(おんめぐ)
175(かみ)御稜威(みいづ)(かがや)きて
176(わが)()はここにアルタイの
177(やま)より(たか)(ちち)(おん)
178(はは)(おん)にも(いや)(まさ)
179(かみ)(めぐみ)(つゆ)()
180湿(しめ)()てたる(わが)(そで)
181(なみだ)(かわ)今日(けふ)(そら)
182(あゝ)有難(ありがた)やありがたや
183()父母(ちちはは)諸共(もろとも)
184(いま)より(こころ)(あらた)めて
185天教山(てんけうざん)()れませる
186()出神(でのかみ)()(はな)
187(いづ)御魂(みたま)御教(みをしへ)
188黄金山(わうごんざん)()れませる
189埴安彦(はにやすひこ)埴安姫(はにやすひめ)
190(かみ)(みこと)御教(みをしへ)
191麻柱(あなな)ひまつり()ぎまつり
192地教(ちけう)(やま)()れましし
193神伊邪那美(かむいざなみ)大神(おほかみ)
194(しづ)まり(たま)月夜見(つきよみ)
195(まる)身魂(みたま)(あら)ひつつ
196この()(やみ)(てら)すべし
197朝日(あさひ)()るとも(くも)るとも
198(つき)()つとも()くるとも
199たとへ天地(てんち)(かへ)るとも
200三五教(あななひけう)(まも)ります
201(まこと)(かみ)()(すく)
202(すく)ひの(ふね)(さを)さして
203浮世(うきよ)(なみ)()(わた)
204大海原(おほうなばら)(さを)さして
205高天原(たかあまはら)()()かむ
206(つき)(ひかり)清姫(きよひめ)
207(きよ)(こころ)真寸鏡(ますかがみ)
208(くま)なく(ひか)今日(けふ)(そら)
209(ひか)(かがや)今日(けふ)(そら)
210あゝ諸人(もろびと)諸人(もろびと)
211(かへ)すがへすも三五(あななひ)
212(をしへ)(たま)(みが)けかし
213(かみ)身魂(みたま)(まか)せかし
214(いの)れよ(いの)れよ真心(まごころ)
215(かみ)(ささ)げて(いの)れかし
216(いの)るは(いのち)(もと)なるぞ
217(いの)るは(いのち)(もと)なるぞ』
218(うた)(をは)り、219(にぎや)かに(この)宴会(えんくわい)(とざ)された。220(ここ)鉄彦(かなひこ)は、221二人(ふたり)宣伝使(せんでんし)(とも)宣伝歌(せんでんか)(うた)ひながら後事(こうじ)(つま)鉄姫(かなひめ)(たく)し、222アルタイ(ざん)(みぎ)()て、223西(にし)西(にし)へとクス野ケ原(のがはら)曠野(ひろの)(すす)()く。
224大正一一・二・二七 旧二・一 河津雄録)
225(全文 昭和一〇・三・三〇 王仁校正)