霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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第一一章 大蛇(をろち)退治(たいぢ)(だん)〔五七八〕

インフォメーション
著者:出口王仁三郎 巻:霊界物語 第15巻 如意宝珠 寅の巻 篇:第2篇 古事記言霊解 よみ(新仮名遣い):こじきことたまかい
章:第11章 大蛇退治の段 よみ(新仮名遣い):おろちたいぢのだん 通し章番号:578
口述日:1920(大正9)年01月16日(旧11月26日) 口述場所: 筆録者:谷村真友[#講演筆録] 校正日: 校正場所: 初版発行日:1922(大正11)年12月5日
概要: 舞台: あらすじ[?]このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「王仁DB」にあります。[×閉じる]
追放された素盞嗚尊が降られた出雲国とは、いづくもの国、という意味で、地上一切の国土のことである。
肥河上は、万世一系の皇統を保ち、完全無欠の神政を樹立する日本国、という意味である。
また鳥髪の地とは、十(たり)の神の顕現地、ということである。厳の御魂・瑞の御魂が神業に従事する世界経綸の地という意味である。
素盞嗚尊は世界を大改良するためにあまねく天下を経歴した後、ついに地質学上の中心である、日本国の高天原である至聖地に降臨し給うた。
自分が明治三十一年の八月に、瑞の御魂の神代として高座山より退われて、綾部の聖地に降ったのは、即ち素盞嗚尊が一人の選ばれた神主に憑依して、神世開基の出現地に参り上って神の経綸地であることを感知された、という古事記の予言が実現したのである。
肥の河上より箸が流れてきたのを見つけた、という尊の故事は、箸も橋も渡すという意味があり、悪を去って善に遷らしめる神教の意味である。神諭にも、綾部の大本は世界の大橋である、とある。
しかしこのような立派な教えも、邪神のために流し捨てられて日に日に神威が落ちて行くことが、ここに暗示されている。設立当時に某教会が開祖の教えを隠し、瑞霊を追い返して自分の教会を開設したような状態が、『ハシ』が川から流れた、ということである。
老夫・老女が童女を中に置いて泣いていた、という故事は、変性男子(国常立尊と開祖の身魂)がすべての人民を心配している、ということを表す。またオトメの言霊解は、「日本固有の大和魂の本能、花も実もある神人」の意である。
明治三十一年秋に、瑞の御魂に須佐之男神が懸かって、老夫と老女の合体神である開祖に面会した。そして櫛名田姫は本守護神金勝要神である。これはこの古事記の一節が実現したということである。
遠い外国の地は、数千年来悪神の企みによって混乱を来たし、またその悪思想によって日本魂が絶滅しつつある。ただひとつ、神国固有の日本魂たるオトメが残ったのみである。変性男子はこれをなんとかお守りしなくてはならない、と天下を嘆き、しかしその方法がわからずに天に向かって号泣されていた。
悪神の本体はひとつであるが、その意を汲んで世界覆滅の陰謀に参加しているのは、八人の頭株である。その下には無数の手下があって活動している。これが「身一つに頭八つ尾八つあり」ということである。
八つ頭とは、英、米、露、仏、独、伊などの強国に潜伏している現代的大勢力の巨魁のことである。地球上の各国は、みなこの悪神蛇神のために苦悶している。
ここに天より降った須佐之男命は、老夫なる国常立尊の神霊に対して、万民の救済を一任して欲しいと宣した。国常立尊は、あなたのご職掌をお教えください、とお尋ねになったので、須佐之男大神は、自分は天照大御神の実弟で大海原をしろしめす職掌である、とお答えになった。
変性男子の御魂はそれを聞いて大変喜び、自分の人民を貴神にお預けする、とおおせられた。これが明治三十一年の秋に、変性男子と変性女子の身魂に神懸かりがあったときの御言である。
瑞の霊魂である速須佐之男命は、二霊一体である神政開祖の神人より、人民の守護化育を一任され、一大金剛力を発揮して本来の日本魂に立替へ立直しをなし、更に進んでその実行者とし賜うた。
天下万民の身魂を改良して、足名椎・手名椎なる変性男子の御魂にお渡しするには、相当の歳月を要した。あるいは神徳、物質力、自然力、教戒、慈愛をもって導かれたそのご神恩を忘れてはならない。
速須佐之男命は変性男子の御魂に対して、立派に日本魂を作り上げられたことを神々に報謝するため、瑞垣を巡らして祭壇を設け、清らかな酒を捧げるべきである、と述べられた。
しかし八岐大蛇に憑依された悪神の眷属どもが、大神酒を飲んでしまった。瑞の御魂の大神は、世界人民の不行跡を見るに忍びず、神軍を起こしてこの悪鬼蛇神の憑依した身魂を切り散らし、亡ぼされた。
「肥の河」なる世界の祖国日本の上下人民は、心から改心して血の赤い真心となり、世界の人民と同じ血族のごとくなり、永遠無窮に天下が治まったのである。
また、大蛇の尾から都牟刈之太刀を発見した、という故事は、葦原の中津国の下層社会の人民の中に、立派な金剛力の神人を見つけた、ということである。
都牟刈之太刀とは言霊学上から言うと、伊都能売の身魂であり、三千世界の大救世主のことである。徳をもって人民を悦服せしめる一大真人、日本国の柱石にして世界治平の基となるべき神器的神人をして、草薙剣というのである。
また草薙剣とは、日本国全体のことでもある。この神国を背負う真人は、草薙神剣の霊魂の活用者である。
主な登場人物[?]【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。[×閉じる] 備考: タグ:霊止 データ凡例: データ最終更新日:2023-09-20 14:24:48 OBC :rm1511
愛善世界社版:123頁 八幡書店版:第3輯 325頁 修補版: 校定版:123頁 普及版:56頁 初版: ページ備考:
初出[?]この文献の初出または底本となったと思われる文献です。[×閉じる]神霊界 > 大正10年3月1日号(第135号)【出口王仁三郎執筆】 > 皇典と現代(六)
001(かれ)002退(やら)はれて、003出雲(いづも)(くに)肥河上(ひのかはかみ)なる鳥髪(とりかみ)(ところ)(くだ)りましき』(古事記(こじき)大蛇(をろち)退治(たいぢ)(だん)
004 出雲国(いづものくに)何処諸(いづくも)(くに)()意義(こと)で、005地球(ちきう)(じやう)一切(いつさい)国土(こくど)である。006肥河上(ひのかはかみ)は、007万世(ばんせい)一系(いつけい)皇統(くわうとう)(たも)ちて、008幽顕(いうけん)一致(いつち)009神徳(しんとく)無窮(むきう)にして皇朝(くわうてう)(ひか)()(わた)り、010(ひろま)り、011(きは)まり、012気形(きけい)透明(とうめい)にして天体(てんたい)地体(ちたい)霊的(れいてき)保有(ほいう)し、013支障(ししやう)なく神人(しんじん)充満(じゆうまん)し、014(もつ)協心(けふしん)戮力(りくりよく)し、015完全(くわんぜん)無欠(むけつ)神政(しんせい)樹立(じゆりつ)する至聖(しせい)至厳(しげん)至美(しび)至清(しせい)日本国(にほんこく)といふ(こと)なり。
016 鳥髪(とりかみ)(ところ)とは、017(たり)(かみ)顕現地(けんげんち)()(こと)にして、018(いづ)御魂(みたま)019(みづ)御魂(みたま)(たて)(よこ)との神業(しんげふ)従事(じゆうじ)し、020天地(てんち)修斎(しうさい)(たま)神聖(しんせい)経綸地(けいりんち)といふことなり。021(えう)するに世界(せかい)大改良(だいかいりやう)せむ()めに素盞嗚(すさのをの)(みこと)(あまね)天下(てんか)経歴(けいれき)し、022(つひ)地質学(ちしつがく)(じやう)中心(ちうしん)なる日本国(にほんこく)()高天原(たかあまはら)なる至聖地(しせいち)降臨(かうりん)(たま)ひたるなり。023明治(めいぢ)三十一(さんじふいち)(ねん)(あき)(はち)(ぐわつ)に、024(みづ)御魂(みたま)神代(かむしろ)として高座山(たかくらやま)より神退(かむやら)ひに退(やら)はれて綾部(あやべ)聖地(せいち)(くだ)りたるは、025(すなは)素盞嗚(すさのをの)(みこと)が、026一人(ひとり)(えら)まれたる神主(かむぬし)憑依(ひようい)(たま)ひて、027神世開祖(よはね)出現地(しゆつげんち)参上(まゐのぼ)りて(かみ)経綸地(けいりんち)たることを感知(かんち)されたるも同様(どうやう)意味(いみ)なり。028古事記(こじき)予言(よげん)古今(ここん)一貫(いつくわん)029毫末(がうまつ)変異(へんい)なく、030()(あやま)りなき(こと)実証(じつしよう)()るなり。
031(この)(をり)しも(はし)()(かは)より(なが)(くだ)りき』
032ハシ霊返(たまかへ)しはなり。033大慈(だいじ)大悲(だいひ)(きは)みなり。034ハシ霊返(たまかへ)しのなるもの、035ヒノカハカミより(なが)()たると()明文(めいぶん)(じつ)深遠(しんゑん)なる意義(いぎ)包含(はうがん)されあるものなり。036(また)(はし)(すべ)てを一方(いつぱう)(わた)活用(くわつよう)あるものにして、037(かは)()する(はし)も、038食物(しよくもつ)口内(こうない)(わた)(はし)ハシ意味(いみ)(おい)ては同一(どういつ)なり。039(あく)()(ぜん)(うつ)らしむる(かみ)(をしへ)ハシなり。040暗黒(あんこく)社会(しやくわい)をして光明(くわうみやう)社会(しやくわい)改善(かいぜん)せしむる神教(しんけう)ハシなり。041(ゆゑ)()神諭(しんゆ)にも、042綾部(あやべ)大本(おほもと)世界(せかい)大橋(おほはし)であるから、043(この)大橋(おほはし)(わた)らねば、044(なに)(わか)りは(いた)さむぞよ云々(うんぬん)とあるも、045改過(かいくわ)遷善(せんぜん)046立替(たてかへ)立直(たてなほ)しの神教(しんけう)意味(いみ)なり。047その(はし)()(かは)より(なが)(くだ)りきとは、048(かか)立派(りつぱ)蒼生(さうせい)救済(きうさい)神教(しんけう)も、049邪神(じやしん)(ため)情無(なさけな)くも(なが)()てられ、050()()神威(しんゐ)(おと)しゆく(こと)意味(いみ)なり。051(これ)大本(おほもと)出来事(できごと)(ちよう)して()るに、052()明治(めいぢ)三十一(さんじふいち)(ねん)(みづ)御魂(みたま)神代(かむしろ)として十神(とりかみ)聖地(せいち)(くだ)りたる神柱(かむばしら)を、053(ぼう)教会(けうくわい)信者(しんじや)(なか)(さへぎ)り、054(もつ)(いづ)御魂(みたま)055(みづ)御魂(みたま)合致(がつち)(てき)神業(しんげふ)妨害(ばうがい)し、056瑞霊(ずゐれい)神代(かむしろ)追返(おひかへ)し、057(かれ)()徒党(とたう)教祖(けうそ)看板(かんばん)として至厳(しげん)至重(しちよう)なる神教(しんけう)(ひそ)(かく)し、058(ぼう)教会(けうくわい)開設(かいせつ)したる(ごと)状態(じやうたい)()して『ハシ()(かは)より(なが)(くだ)りき』といふなり。
059於是(ここに)須佐之男(すさのをの)(みこと)()河上(かはかみ)(ひと)()りけりとおもほして(たづ)(のぼ)りて(いで)まししかば老夫(おきな)老女(おみな)二人(ふたり)()りて童女(おとめ)(なか)()きて()くなり』
060 (ここ)顕幽(けんいう)両界(りやうかい)救世主(きうせいしゆ)たる須佐之男(すさのをの)(みこと)は、061()河上(かはかみ)なる日本国(にほんこく)中心(ちうしん)062()高天原(たかあまはら)神人(しんじん)(あら)はれ、063世界(せかい)経綸(けいりん)本源地(ほんげんち)()りと()(かんが)へになり(たづ)ねて()(あが)りありしが、064変性(へんじやう)男子(なんし)身魂(みたま)(あら)はれて、065国家(こくか)騒乱(じようらん)状態(じやうたい)(をさ)めむと血涙(けつるい)()(なが)昼夜(ちうや)区別(くべつ)なく、066世人(せじん)教戒(けうかい)しつつありしなり。067二人(ふたり)といふ(こと)は、068(うしとら)金神(こんじん)(さま)男子(なんし)御魂(みたま)と、069教祖(けうそ)出口(でぐち)直子(なほこ)刀自(とじ)女子(によし)身魂(みたま)とが(ひと)つに合体(がつたい)して神業(しんげふ)従事(じゆうじ)(たま)へると(おな)意義(いぎ)なり。070ヒトとは(れい)帰宿(きしゆく)する意義(いぎ)(ひと)肉体(にくたい)宇宙(うちう)神霊(しんれい)憑宿(ひようしゆく)して天地(てんち)経綸(けいりん)遂行(すゐかう)(たま)ふ、071(かみ)生宮(いきみや)()なり。072老夫(おきな)老女(おみな)二人(ふたり)とあるは女姿(によし)男霊(だんれい)神人(しんじん)073出口(でぐち)教祖(けうそ)(ごと)神人(しんじん)意味(いみ)するなり。
074童女(おとめ)(なか)()きて(なく)なり』とはオトメ()()意味(いみ)にして、075世界中(せかいぢう)老若(らうにやく)男女(なんによ)()ふ。076(また)()()ともなり、077現在(げんざい)世界(せかい)人民(じんみん)(しよう)して老若(おとめ)男女(をとめ)()ふ。078霊界(れいかい)にては国常立(くにとこたちの)大神(おほかみ)079顕界(けんかい)にては神世(しんせい)開祖(かいそ)出口(でぐち)直子(なほこ)刀自(とじ)老夫(おきな)老女(おみな)とが、080世界(せかい)人民(じんみん)身魂(みたま)の、081()(つき)邪神(じやしん)(ため)(けが)され(ほろ)ぼされむとするを()るに(しの)びず、082()(つく)して(あし)(はこ)びて救助(きうじよ)せむと艱難(かんなん)辛苦(しんく)()めさせられ、083天地(てんち)(なか)()ちて号泣(がうきふ)(たま)ふことを、084童女(おとめ)(なか)()きて()くなりと()ふなり。
085 (また)(かみ)(おん)()より御覧(ごらん)ある(とき)世界(せかい)(すべ)ての人間(にんげん)は、086(かみ)童子(むすこ)なり女子(むすめ)なり。087(ゆゑ)世界(せかい)人民(じんみん)(みな)(かみ)童女(こども)なる(ゆゑ)088人民(じんみん)(おや)がその()みし()(おも)(ごと)くに、089(かみ)人民(じんみん)(ため)昼夜(ちうや)()()(おも)ひを(いた)して心配(しんぱい)(いた)して()るぞよ、090()神諭(しんゆ)(しめ)させ(たま)へる所以(ゆゑん)なり。091(また)オトメ言霊(ことたま)略解(りやくかい)する(とき)は、
092 (おや)(くらゐ)であり、093親子(しんし)一如(いちによ)にして、094大地球(だいちきう)(つつ)活用(くわつよう)であり。
095 十全(じふぜん)治平(ぢへい)にして、096終始(しうし)一貫(いつくわん)活用(くわつよう)であり。
097 ()透見(とうけん)し、098(うち)勢力(せいりよく)(たくは)へて外面(ぐわいめん)(あら)はさざる意義(いぎ)なり。
099 (これ)(つづ)むる(とき)は、100日本(にほん)固有(こいう)日本(やまと)(だましひ)本能(ほんのう)にして、101(はな)()もある神人(しんじん)()なり。
102(いまし)(たち)()ぞと()(たま)へば、103()老夫(おきな)(あれ)国津(くにつ)(かみ)大山(おほやま)津見(づみの)(かみ)()なり、104()()足名椎(あしなづち)105()()手名椎(てなづち)106(むすめ)()櫛名田(くしなだ)比売(ひめ)(まを)すと(まを)す』
107 明治(めいぢ)三十一(さんじふいち)(ねん)(あき)(みづ)御魂(みたま)神代(かむしろ)須佐之男(すさのをの)(かみ)神懸(かむがかり)したまひて綾部(あやべ)()高天原(たかあまはら)(くだ)りまし、108老夫(おきな)老女(おとめ)合体神(がつたいしん)なる出口(でぐち)教祖(けうそ)対面(たいめん)して(いまし)()(たれ)ぞと()ひたまひし(とき)に、109(いづ)御魂(みたま)神代(かむしろ)なる教祖(けうそ)(くち)()りて()国津(くにつ)(かみ)中心神(ちうしんじん)にして大山住(おほやまずみ)(かみ)(なり)110(かみ)(なか)(かみ)にして天津(あまつ)(かみ)足名椎(あしなづち)となり手名椎(てなづち)となりて、111(あめ)(した)オトメ(たひら)かに(やす)らかに(まも)(たす)けむとして、112七年(ななとせ)(むかし)より()河上(かはかみ)御禊(みそぎ)神事(しんじ)(つか)(まつ)れり。113(また)この肉体(にくたい)(むすめ)()櫛名田姫(くしみこ)(まを)し、114(ほん)守護神(しゆごじん)禁闕要(きんかつかね)大神(おほかみ)なりと(まを)(たま)ひしは、115以上(いじやう)()本文(ほんもん)実現(じつげん)なり。116クシナダ
117 クシ神智(しんち)赫々(くわくくわく)として万事(ばんじ)抜目(ぬけめ)なく一切(いつさい)盤根(ばんこん)錯節(さくせつ)料理(れうり)し、118快刀(くわいたう)乱麻(らんま)()つの意義(いぎ)なり。
119 は、120万物(ばんぶつ)()()べ、121()行届(ゆきとど)きたる(おも)(かね)(かみ)活用(くわつよう)なり。
122 は、123麻柱(あななひ)極府(きよくふ)にして大造化(だいざうくわ)(うつは)であり、124対偶力(たいぐうりよく)であり、125主従(しゆじゆう)師弟(してい)夫妻(ふさい)(とう)(えん)(むす)(かみ)なり。
126 (えう)するに、127櫛名田(くしなだ)(ひめ)守護(しゆご)(あつ)天壌(てんじやう)無窮(むきう)神国(しんこく)128大日本(だいにほん)国土(こくど)国魂神(くにたまがみ)にして、129神諭(しんゆ)所謂(いはゆる)大地(だいち)金神(こんじん)なり。
130(また)131(いまし)(なく)(ゆゑ)(なん)ぞと()ひたまへば、132()(むすめ)八稚女(やおとめ)()りき。133(ここ)高志(こし)八岐(やまたの)遠呂智(をろち)なも、134年毎(としごと)()()ふなる。135(いま)その()ぬべき(とき)なるが(ゆゑ)()くと答白(まを)す』
136 以上(いじやう)()本文(ほんもん)言霊学(ことたまがく)(うへ)より解約(かいやく)すると、137()守護(しゆご)する大地球(だいちきう)(じやう)生息(せいそく)する、138息女(むすめ)(すなは)男子(をのこ)女子(をみな)は、139八男(やを)()()つて、140種々(しゆじゆ)沢山(たくさん)(かみ)御子(みこ)たる人種(じんしゆ)民族(みんぞく)()るが、141(とし)(とも)人民(じんみん)霊性(れいせい)は、142(おに)(をろち)精神(せいしん)悪化(あくくわ)(きた)至粋(しすゐ)至醇(しじゆん)(かみ)分霊(ぶんれい)()(やぶ)られて(しま)つた。143高志(こし)八岐(やまた)遠呂智(をろち)()悪神(わるがみ)(くち)(した)(つるぎ)(かか)つて歳月(としつき)(とも)(てん)(おそ)れず()恩恵(めぐみ)(わす)れ、144不正(ふせい)無業(ぶげふ)行動(かうどう)()すものばかり、145人民(じんみん)八分(はちぶ)(まで)は、146(みな)悪神(あくがみ)容器(いれもの)()れて、147身体(からだ)霊魂(みたま)も、148酔生(すゐせい)夢死(むし)体主(たいしゆ)霊従(れいじう)落下(らくか)し、149(なほ)(へん)じて八岐(やまた)遠呂智(をろち)()となり盲従(まうじゆう)(つづ)けて、150天下(てんか)騒乱(じようらん)151国家(こくか)滅亡(めつぼう)(きた)しつつ、152最後(さいご)(のこ)神国(しんこく)人民(じんみん)身魂(みたま)までも、153()(やぶ)(ほろ)ぼさむとする時機(じき)(せま)つて()たので如何(いか)にしてか()世界(せかい)惨状(さんじやう)(すく)(たす)け、154天津(あまつ)大神(おほかみ)申上(まをしあ)げむと、155(こころ)千々(ちぢ)(くだ)天下(てんか)国家(こくか)前途(ぜんと)(おも)ひはかりて、156()(かな)しむなりと(こた)(たま)うたと()ふことなり。
157 高志(こし)といふ意義(いぎ)は、158(とほ)(うみ)()した遠方(ゑんぱう)(くに)であつて、159日本(にほん)からいへば支那(しな)欧米(おうべい)各国(かくこく)のことなり。160海外(かいぐわい)より種々(しゆじゆ)雑多(ざつた)悪思想(あくしさう)渡来(とらい)する。161()()(しな)()へて、162宗教(しうけう)なり、163政治(せいぢ)なり、164教育(けういく)なりが(さか)んに各時代(かくじだい)(つう)じて、165侵入(しんにふ)して(きた)敬神(けいしん)尊皇(そんのう)報国(はうこく)至誠(しせい)惟神(かむながら)(てき)具有(ぐいう)する、166日本(やまと)(だましひ)混乱(こんらん)し、167滅絶(めつぜつ)せしめつつある状態(じやうたい)(しよう)して、168高志(こし)八岐(やまた)遠呂智(をろち)()ふなると()ふなり。169(また)外国(ぐわいこく)天地(てんち)は、170数千(すうせん)年来(ねんらい)(この)悪神(わるがみ)計画(けいくわく)(たぶ)らかされて、171上下(じやうか)無限(むげん)混乱(こんらん)(きた)し、172国家(こくか)(ほろ)ぼし()たりしが、173(かれ)今猶(いまなほ)(その)計画(けいくわく)(さか)んに続行(ぞくかう)しつつ、174(つひ)日本(にほん)神国(しんこく)土地(とち)まで侵入(しんにふ)し、175天津(あまつ)(かみ)直裔(ちよくえい)なる日本(やまと)オトメの身魂(みたま)まで、176全部(ぜんぶ)()(ころ)さむとする、177それが最近(さいきん)(せま)つて()る、178(ただ)(ひと)神国(しんこく)固有(こいう)日本(やまと)(だましひ)なるオトメが(あと)(のこ)つた(ばか)りである。179(これ)悪神(あくがみ)大邪霊(だいじやれい)(ほろ)ぼされては、180折角(せつかく)天祖(てんそ)国祖(こくそ)(ひら)(たま)へる大地球(だいちきう)(すく)(こと)出来(でき)ない。181どうかして(これ)(たす)けたいと(おも)つて艱難(かんなん)辛苦(しんく)()めて()るのである。182(じつ)()くにも()かれぬ、183天下(てんか)状態(じやうたい)であると()つて、184(これ)根本(こんぽん)(てき)(すく)(こと)出来(でき)ない。185どうして()いかと途方(とはう)()れ、186天地(てんち)(むか)つて号泣(がうきふ)して()りますとの、187変性(へんじやう)男子(なんし)身魂(みたま)()(こた)へなりしなり。
188()(かたち)如何(いか)さまにかと()ひたまへば、189(それ)()(あか)加賀知(かがち)なして、190()(ひと)つに(かしら)()()()つあり。191(また)()()(こけ)192(およ)()193すぎ()ひ、194()(なが)(たに)八谷(やたに)195峡八尾(をやを)(わた)りて、196()(はら)()れば、197(ことごと)(いつも)()(ただ)れたりと答白(まを)す。198(ここ)(あか)加賀知(かがち)といへるは、199(いま)のほほづきなり)』
200 そこで(その)(かたち)如何(いか)さまにかと、201()ひたまへばと()意義(こころ)は、202八岐(やまた)遠呂智(をろち)なす悪思想(あくしさう)影響(えいきやう)如何(いか)なる状態(じやうたい)(あら)はれ()るやとの須佐之男(すさのをの)(みこと)()(たづ)ねなり。
203 そこで変性(へんじやう)男子(なんし)身魂(みたま)なる老夫(おきな)老女(おとめ)は、204(かれ)悪神(わるがみ)経綸(けいりん)事実(じじつ)(じやう)顕現(けんげん)したる大眼目(だいがんもく)は、205(あか)加賀知(かがち)なして()(ひと)つに、206(かしら)()()()つありと()つて、207悪神(わるがみ)本体(ほんたい)(ひと)つであるが、208その真意(しんい)()んで、209世界(せかい)覆滅(ふくめつ)陰謀(いんぼう)参加(さんか)して()るものは、210(はち)(にん)頭株(あたまかぶ)であつて、211()()つの頭株(あたまかぶ)は、212全地球(ぜんちきう)何処(どこ)にも大々(だいだい)(てき)計画(けいくわく)(すす)めてをるのである。213政治(せいぢ)に、214経済(けいざい)に、215教育(けういく)に、216宗教(しうけう)に、217実業(じつげふ)に、218思想(しさう)(じやう)に、219(その)()社会(しやくわい)(てき)事業(じげふ)(たい)して陰密(いんみつ)(あひだ)に、220一切(いつさい)破壊(はくわい)(くわだ)てて()るのである。221(つい)ては、222()位地(ゐち)にある、223悪神(わるがみ)無数(むすう)配下(はいか)()が、224各方面(かくはうめん)盲動(まうどう)して()らず()らずに、225(いち)(にん)頭目(とうもく)と、226()つの(かしら)世界(せかい)(てき)大陰謀(だいいんぼう)参加(さんか)し、227(つひ)には既往(きわう)()(ねん)(わた)つた世界(せかい)大戦争(だいせんそう)などを惹起(じやくき)せしめ、228(しん)()(その)()主権者(しゆけんしや)(ほろ)ぼし、229労働者(らうどうしや)煽動(せんどう)して、230所在(あらゆる)世界(せかい)各方面(かくはうめん)に、231大惑乱(だいわくらん)(おこ)しつつあるのである。232(あか)加賀知(かがち)とは砲煙(はうえん)弾雨(だんう)233血河(けつか)死山(しざん)惨状(さんじやう)や、234赤化(せきくわ)運動(うんどう)実現(じつげん)である。235(じつ)現代(げんだい)八岐(やまた)大蛇(をろち)が、236いよいよ(あか)加賀知(かがち)大眼玉(おほめだま)をムキ()した(ところ)であり、237(すで)世界中(せかいぢう)(なな)オトメ()(ころ)し、238(いま)最後(さいご)()(かは)なる、239日本(にほん)までも現界(げんかい)幽界(いうかい)(いち)()()はむとしつつある(ところ)である。240(えう)するに()(がしら)とは、241(えい)とか、242(べい)とか、243()とか、244(ふつ)とか、245(どく)とか、246()とかの強国(きやうこく)潜伏(せんぷく)せる、247現代(げんだい)(てき)大勢力(だいせいりよく)()る、248巨魁(きよくわい)意味(いみ)であり、249()()とは、250(かしら)盲従(まうじゆう)せる数多(あまた)部下(ぶか)()である。251(かしら)()寸断(すんだん)せなくては()らぬ時機(じき)となりつつあるなり。
252(また)(その)()(こけ)(およ)()すぎ()ひ、253(その)(なが)さ、254渓八谷(たにやたに)255峡八尾(をやを)(わた)りて()(はら)()れば、256(ことごと)(いつ)()(ただ)れりと答白(まを)す』といふ意味(いみ)地球(ちきう)(じやう)各国(かくこく)(みな)この悪神(あくがみ)蛇神(だしん)(ため)に、257(やま)(おく)(みづ)(すゑ)(あら)され、258不穏(ふおん)状態(じやうたい)(おちい)り、259(つひ)には尼港(にかう)事件(じけん)(ごと)く、260暉春(こんしゆん)事件(じけん)(ごと)く、261染血(せんけつ)虐殺(ぎやくさつ)憂目(うきめ)人類(じんるゐ)()つて、262苦悶(くもん)して()ることの形容(けいよう)である。263また(こけ)()(こと)は、264世界(せかい)各国(かくこく)下層民(かそうみん)(こと)であり()()(こと)上流(じやうりう)社会(しやくわい)人民(じんみん)であり、265すぎ()(こと)国家(こくか)中堅(ちうけん)たる中流(ちうりう)社会(しやくわい)である。266(えう)するに上中下(じやうちうげ)三流(さんりう)人民(じんみん)(つね)不安(ふあん)(ねん)()られて()(こと)であつて、267(じつ)六親(ろくしん)眷属(けんぞく)(あひ)(あらそ)ひ、268郷閭(きやうりよ)(あひ)(せめ)(たたか)ふ、269悲惨(ひさん)なる世界(せかい)現状(げんじやう)明答(めいたふ)されたといふ(こと)である。270()神諭(しんゆ)に、271(いま)人民(じんみん)外国(ぐわいこく)の、272悪神(あくがみ)(かしら)眷属(けんぞく)とに、273(かみ)から(もら)うた結構(けつこう)肉体(にくたい)御魂(みたま)自由(じいう)自在(じざい)(けが)されて(しま)うて、274畜生(ちくしやう)餓鬼(がき)性来(しやうらい)になりて()るから、275(よく)()けたら、276(おや)とでも兄弟(きやうだい)とでも、277公事(くじ)(いた)すやうな悪魔(あくま)()になりて()るが、278(これ)では()(つづ)いては()かぬから、279(てん)からは()三体(さんたい)大神(おほかみ)(さま)がお(くだ)(あそ)ばすなり、280()からは、281国常立(くにとこたちの)(みこと)変性(へんじやう)男子(なんし)(あら)はれて、282(さら)つの()立替(たてかへ)立直(たてなほ)して、283(まつ)五六七(みろく)()(いた)して、284世界(せかい)人民(じんみん)(よろこ)ばし、285万劫(まんご)末代(まつだい)(いさ)んで(くら)神国(しんこく)()()へて(しま)はねばならぬから、286(うしとら)金神(こんじん)は、287三千(さんぜん)(ねん)(あひだ)(なが)経綸(しぐみ)(いた)して、288時節(じせつ)()ちて()りたぞよ。289()()()(かしら)守護神(しゆごじん)を、290今度(こんど)はさつぱり往生(わうじやう)いたさすぞよ』云々(うんぬん)明示(めいじ)されてあるのも、291(えう)はこの()本文(ほんぶん)大精神(だいせいしん)合致(がつち)して()一大(いちだい)事実(じじつ)である。
292(かれ)293(はや)須佐之男(すさのをの)(みこと)294()老夫(おきな)(これ)(いまし)(むすめ)ならば、295(われ)(たてまつ)らむやと()たまふに、296(かしこ)けれど御名(みな)(さと)らずと答白(まを)せば、297()天照(あまてらす)大御神(おほみかみ)同母男(いろを)なり。298(かれ)(いま)(あめ)より(くだ)(まし)つと(こた)へたまひき。299(ここ)足名椎(あしなづち)300手名椎(てなづち)301然坐(しかま)さば(かしこ)立奉(たてまつ)らむと(まを)しき』
302 (みぎ)()本文(ほんもん)老夫(おきな)にとあるは(うしとら)金神(こんじん)国常立(くにとこたちの)(みこと)神霊(しんれい)(たい)しての御言(みこと)である。303また足名椎(あしなづち)手名椎(てなづちの)(かみ)(なら)(しよう)せるは、304肉体(にくたい)出口(でぐち)直子(なほこ)であつて手名椎(てなづち)(かみ)であり霊魂(みたま)国常立(くにとこたちの)(みこと)足名椎(あしなづち)()である。
305 (ここ)(あめ)より(くだ)(たま)へる須佐之男(すさのをの)(みこと)は、306老夫(おきな)なる国常立(くにとこたちの)(みこと)神霊(しんれい)(たい)(たま)ひて、307(これ)(いまし)守護(しゆご)愛育(あいいく)する(ところ)の、308至粋(しすゐ)至醇(しじゆん)(かみ)御子(みこ)たる(うるは)しき人民(じんみん)であるなれば、309(あれ)()(むすめ)(ごと)可憐(かれん)なる万民(ばんみん)救済(きうさい)一任(いちにん)せずやと、310()(たづ)ねになつた(こと)である。311そこで国常立(くにとこたちの)(みこと)(じつ)恐縮(きようしゆく)(いた)りではありますが、312貴方(あなた)如何(いか)なる地位(ちゐ)と、313()職掌(しよくしやう)()(かみ)()らせらるるや。314(おん)地位(ちゐ)()職名(しよくめい)とを()らない以上(いじやう)()一任(いちにん)する(こと)出来(でき)ませぬと(まを)(たま)ひければ、315大神(おほかみ)至極(しごく)(もつと)もなる()(たづ)ねである。316()らば()()(まを)()げむ、317()天津(あまつ)高御座(たかみくら)(しづ)まり()ます、318掛巻(かけまく)(かしこ)天照(あまてらす)大御神(おほみかみ)同母弟(どうばてい)であつて、319大海原(おほうなばら)知食(しろしめ)すべき職掌(しよくしやう)である。320されば(いま)世界(せかい)目下(もくか)惨状(さんじやう)黙視(もくし)するに(しの)びず、321万類(ばんるゐ)救護(きうご)(ため)に、322地上(ちじやう)(くだ)()たのである。323(ゆゑ)国津(くにつ)(かみ)たる(いまし)(をさ)むる万類(ばんるゐ)万民(ばんみん)(すく)はむが(ため)に、324(あれ)()職掌(しよくしやう)一任(いちにん)されよ(しか)らば(いまし)(とも)八岐(やまた)大蛇(をろち)(がい)(のぞ)いて天下(てんか)(やす)(くに)(たひら)けく(すす)(ひら)かむと(あふ)せになつたのである。325(ここ)変性(へんじやう)男子(なんし)身魂(みたま)は、326大変(たいへん)(かしこ)(よろこ)(たま)うて、327左様(さやう)至尊(しそん)(かみ)(さま)(まし)ますならば(あが)(むすめ)なる可憐(かれん)なる人民(じんみん)貴神(あなた)()(あづ)(まを)すと、328(あふ)せられたのである。329(これ)()明治(めいぢ)三十一(さんじふいち)(ねん)(あき)変性(へんじやう)男子(なんし)変性(へんじやう)女子(によし)との身魂(みたま)二柱(ふたはしら)(そろ)うて神懸(かむがか)りがあつた(とき)御言(みこと)であつて、330(じつ)重大(ぢうだい)なる意義(いぎ)(ふく)まれて()るのである。331(しか)(なが)(これ)(かみ)(かみ)との問答(もんだふ)でありまして、332人間(にんげん)肉体(にくたい)(じやう)(くわん)する問題(もんだい)ではないから、333読者(どくしや)誤解(ごかい)()いやうに()注意(ちうい)(ねが)つておく次第(しだい)である。
334(かれ)(はや)須佐之男(すさのをの)(みこと)335(すなは)ち、336()童女(むすめ)湯津(ゆつ)爪櫛(つまぐし)取成(とりな)して、337御角髪(みみづら)()して、338()足名椎(あしなづち)339手名椎(てなづちの)(かみ)()りたまはく、340(いまし)(たち)341八塩折(やしほをり)(さけ)()み、342(また)343(かき)(つく)(もとほ)し、344その(かき)()つの(かど)(つく)り、345門毎(かどごと)()つの棧敷(さじき)()ひ、346その棧敷(さじき)(ごと)酒船(さかぶね)()きて(ふね)(ごと)にその八塩折(やしほをり)(さけ)()りて、347()ちてよと、348のりたまひき』
349 湯津(ゆつ)爪櫛(つまぐし)言霊(ことたま)略解(りやくかい)すれば、
350 は、351天地(てんち)352神人(しんじん)353顕幽(けんいう)354上下(じやうか)一切(いつさい)真釣(まつり)(あは)せ、355国家(こくか)安寧(あんねい)に、356民心(みんしん)正直(しやうぢき)立直(たてなほ)大努力(だいどりよく)()であり、
357 は、358()大神(おほかみ)御稜威(みいづ)(しん)じ、359大金剛(だいこんがう)至誠心(しせいしん)()(おこ)し、360言心行(げんしんかう)一致(いつち)貫徹(くわんてつ)()し、361(もつ)神霊(しんれい)極力(きよくりよく)発揮(はつき)するの()である。
362 は、363生成(せいせい)化育(くわいく)大本(たいほん)合致(がつち)し、364(だい)決断力(けつだんりよく)発揮(はつき)し、365実相(じつさう)真如(しんによ)神民(しんみん)たりとの()である。
366 は、367人種中(じんしゆちう)第一位(だいいちゐ)たる資格(しかく)(たも)ち、368胸中(きやうちう)(つね)(あきら)かにして無為(むゐ)円満(ゑんまん)なる()である。
369 は、370暗愚(あんぐ)()つて賢明(けんめい)()し、371万事(ばんじ)神助(しんじよ)()()(ごと)物事(ものごと)成功(せいこう)するの()である。
372 は、373信仰(しんかう)(かた)く、374敬神(けいしん)尊皇(そんのう)報国(はうこく)忠良(ちうりやう)なる臣民(しんみん)基台(もとゐ)なりとの()である。
375 以上(いじやう)(ろく)言霊(げんれい)総合(そうがふ)する(とき)は、376霊主(れいしゆ)体従(たいじゆう)(しん)日本(やまと)(だましひ)発揮(はつき)せる(かみ)御子(みこ)立直(たてなほ)(たま)ふ、377(かみ)経綸(けいりん)(すす)むると()ふことである。
378 御角髪(みみづら)言霊(ことたま)略解(りやくかい)すれば、
379 は、380形体(けいたい)具足(ぐそく)成就(じやうじゆ)して、381日本(にほん)神国(しんこく)神民(しんみん)たる(くらゐ)各自(かくじ)(あら)はし(さだ)めて真実(しんじつ)(きは)め、382(もつ)(みづ)御魂(みたま)合一(がふいつ)する()である。
383 は、384⦿()()威徳(ゐとく)(あきら)かに覚知(かくち)し、385惟神(かむながら)大道(だいだう)遵奉(じゆんぽう)実行(じつかう)し、386(もつ)玲瓏(れいろう)たる(たま)(ごと)身魂(みたま)()るの()である。
387 は、388(かみ)分身(ぶんしん)分霊(ぶんれい)として天壌(てんじやう)無窮(むきう)(しん)生命(せいめい)保全(ほぜん)し、389肉体(にくたい)としては君国(くんこく)(まも)り、390霊体(れいたい)としては(かみ)人民(じんみん)とを(たす)(まも)るの()である。
391 は、392言心行(げんしんかう)三事(さんじ)完全(くわんぜん)実現(じつげん)し、393本末(ほんまつ)一貫(いつくわん)394霊主(れいしゆ)体従(たいじゆう)臣民(しんみん)()りて、395自由(じいう)自在(じざい)本能(ほんのう)発揮(はつき)するの()である。
396 以上(いじやう)()言霊(げんれい)総合(そうがふ)する(とき)は、397(いよいよ)日本(やまと)(だましひ)実言(じつげん)実行者(じつかうしや)となりて、398()霊魂(みたま)(かみ)御列(みつら)(くは)はるべき(しん)御子(みこ)()りたる()である。
399 (えう)するに、400(みづ)霊魂(みたま)なる(はや)須佐之男(すさのをの)(みこと)は、401二霊(にれい)一体(いつたい)なる神政(いづの)開祖(みたま)神人(しんじん)より、402()()守護(しゆご)化育(くわいく)とを一任(いちにん)され一大(いちだい)金剛力(こんがうりき)発揮(はつき)して、403本来(ほんらい)日本(やまと)(だましひ)立替(たてか)立直(たてなほ)し、404(さら)(すす)んで()実行者(じつかうしや)とし(たま)ふた(こと)を『()オトメユツツマグシ取成(とりな)して御角髪(みみづら)()して』と()ふのである。
405 (かく)(ごと)く、406天下(てんか)万民(ばんみん)身魂(みたま)改良(かいりやう)(あそ)ばして、407足名椎(あしなづち)408手名椎(てなづち)御魂(みたま)()(わた)しになるに(つい)ては、409相当(さうたう)歳月(さいげつ)(えう)したのである。410(あるひ)神徳(しんとく)(もつ)てし、411(あるひ)物質力(ぶつしつりよく)(もつ)てし、412(あるひ)自然力(しぜんりよく)(もつ)てし、413(あるひ)教戒(けうかい)(もつ)てし、414慈愛(じあい)(もつ)てし、415種々(しゆじゆ)()苦辛(くしん)()めさせ(たま)(その)神恩(しんおん)(わす)れては()らぬのである。416そこで(はや)須佐之男(すさのをの)(みこと)は、417足名椎(あしなづち)手名椎(てなづち)なる変性(へんじやう)男子(なんし)霊魂(みたま)(むか)つて()(たま)ふた()言葉(ことば)()(とほ)りである。418(さひは)(のこ)れるオトメ(かく)(ごと)く、419湯津(ゆつ)爪櫛(つまぐし)取成(とりな)し、420御角髪(みみづら)(さし)立派(りつぱ)日本(やまと)(だましひ)(つく)()げたと()(こと)は、421(まつた)天津(あまつ)(かみ)()霊徳(れいとく)と、422(あが)御魂(みたま)活動(くわつどう)と、423(なが)(みこと)至誠(しせい)(たまもの)であるから、424第一(だいいち)天地(あめつち)八百万(やほよろづ)(かみ)に、425精選(せいせん)した立派(りつぱ)美味(びみ)なる、426所謂(いはゆる)八塩折(やしほをり)神酒(みき)醸造(ぜうざう)し、427()汚穢(をくわい)(ふせ)(ため)(きよ)らかな瑞垣(みづがき)四方(よも)(つく)(まは)して、428()(かき)(ごと)祭壇(さいだん)(まう)け(()(かど))て、429祭壇(さいだん)(ごと)祝詞座(のりとざ)(こしら)へ、430(さけ)(みか)()(たか)()(みか)(はら)()(なら)べて神々(かみがみ)報恩(はうおん)謝徳(しやとく)本義(ほんぎ)(つく)すべく、431()りたまふたのである。432(すべ)(さけ)()ふものは、433大神(おほかみ)(たてまつ)(とき)は、434第一(だいいち)()神慮(しんりよ)(やはら)(いさ)ませ(よろこ)ばせ(たてまつ)結構(けつこう)(そな)(もの)であるが、435体主(たいしゆ)霊従(れいじう)(てき)人間(にんげん)(これ)()むと(けつ)して(ろく)(こと)出来(でき)ないのである。436(おな)種類(しゆるゐ)(さけ)でも、437人間(にんげん)御魂(みたま)相応(さうおう)に、438種々(しゆじゆ)反応(はんおう)(きた)すものであつて、439悪霊(あくれい)(かか)つた人間(にんげん)()めば(ただ)ちに言語(げんご)や、440動作(どうさ)精神(せいしん)(あく)性来(しやうらい)(あら)はし、441()()()(くる)(みだ)(あば)れるものである。442(あるひ)()くもの、443(わら)ふもの、444(いか)るもの、445(めう)(ところ)()きたくなるものなぞ、446種々(しゆじゆ)雑多(ざつた)変化(へんげ)して、447身魂(みたま)本性(ほんしやう)(あら)はし、448(はい)たり(たふ)れたり(くる)しみ(もだ)えたりするものである。449(つね)至誠(しせい)至実(しじつ)(ひと)にして、450心魂(しんこん)下津(したつ)岩根(いはね)安定(あんてい)したものは、451仮令(たとへ)(さけ)(つね)()()まぬ(ひと)でも、452少々(せうせう)(くらゐ)(とき)(のぞ)んで(いただ)いた(ところ)が、453(けつ)して前後(ぜんご)不覚(ふかく)になつたり、454(たふ)れたり(くる)しんだり、455動作(どうさ)言舌(げんぜつ)精神(せいしん)変乱(へんらん)するもので()く、456心中(しんちう)益々(ますます)壮快(さうくわい)(おぼ)え、457()(さか)勇気(ゆうき)()し、458神智(しんち)発揮(はつき)するものである。459(ゆゑ)(さけ)(かみ)(さま)(たてまつ)(ところ)清浄(せいじやう)なる美酒(びしゆ)(いへど)も、460(こころ)醜悪(しうあく)なるものが()(とき)は、461(たちま)身魂(みたま)(どく)(よわ)らしむるものである。462(おな)(さけ)(かふ)一合(いちがふ)()んで()(つぶ)れて(しま)ふかと(おも)へば、463(おつ)一升(いつしよう)()んでも()はず、464(へい)三升(さんじよう)(くらゐ)()まなくては(すこ)しも()うた()うな心持(こころもち)がしないと、465()区別(くべつ)()くのは、466(すなは)身魂(みたま)性質(せいしつ)()りて反応(はんおう)差異(さい)ある(こと)(しよう)である。467(かふ)()んで(わら)ひ、468(おつ)(いか)り、469(へい)()くと()()うに、470(おな)(あぢ)のある(おな)種類(しゆるゐ)(さけ)でも、471区別(くべつ)()くと()ふのは、472(じつ)不思議(ふしぎ)なもので、473(これ)はどうしても()(たま)との性来(しやうらい)関係(くわんけい)()るものである。
474(かれ)475()りたまへる(まま)にして、476如此(かく)(まう)(そな)へて()(とき)に、477()八岐(やまた)大蛇(をろち)478(まこと)()ひしが(ごと)()つ。479(すなは)ち、480(ふね)(ごと)に、481己々(おのもおのも)(かしら)垂入(たれ)て、482その(さけ)()みき、483於是(ここに)484()()ひてみな伏寝(ふしね)たり。485(すなは)(はや)須佐之男(すさのをの)(みこと)486その御佩(みはか)せる十拳剣(とつかのつるぎ)()きて、487その大蛇(をろち)切散(きりはふ)りたまひしかば()(かは)488()(かは)りて(なが)れき』
489 そこで変性(へんじやう)男子(なんし)身魂(みたま)(みこと)随々(まにまに)芳醇(はうじゆん)なる神酒(みき)(つく)りて、490天地(てんち)神明(しんめい)招待(せうたい)し、491(もつ)歓喜(くわんき)(へう)(たま)ひ、492神恩(しんおん)感謝(かんしや)(たま)うたのである。493八岐(やまた)大蛇(をろち)(れい)憑依(ひようい)された数多(あまた)悪神(わるがみ)頭目(かしら)眷族(けんぞく)(ども)大神酒(おほみき)()んで(しま)つた。494丁度(ちやうど)今日(こんにち)()(なか)人間(にんげん)は、495(さけ)(ため)(はらわた)までも(くさ)らせ、496血液(けつえき)循環(じゆんくわん)(わる)くし、497(かしら)(おも)くなり、498フラフラとして行歩(かうほ)自由(じいう)ならぬ、499地上(ちじやう)転倒(てんたふ)して前後(ぜんご)弁知(べんち)せず、500醜婦(しうふ)(たはむ)(いへ)(やぶ)り、501知識(ちしき)(くも)らせ、502不治(ふぢ)(やまひ)(おこ)して(もだ)(くる)しんで()るのは、503所謂(いはゆる)()()ひて(みな)伏寝(ふしいね)たり」と()ふことである。504(ここ)(おい)(みづ)御霊(みたま)大神(おほかみ)は、505世界(せかい)人民(じんみん)不行跡(ふぎやうせき)()るに(しの)びず、506神軍(しんぐん)(おこ)して、507()悪鬼(あくき)蛇神(だしん)憑依(ひようい)せる、508身魂(みたま)()()らし、509(ほろ)ぼし(たま)うたのである。510十拳剣(とつかのつるぎ)()きてと()(こと)遠津神(とほつかみ)勅定(つるぎ)奉戴(ほうたい)して破邪(はじや)顕正(けんせい)本能(ほんのう)発揮(はつき)(たま)うたと()ふことである。511そこで()(かは)なる世界(せかい)祖国(そこく)()(もと)上下(じやうか)一般(いつぱん)人民(じんみん)は、512(こころ)から改心(かいしん)をして、513()(ごと)(あか)真心(まごころ)となり、514(おな)血族(けつぞく)(ごと)世界(せかい)(とも)に、515永遠(えいゑん)無窮(むきう)平和(へいわ)安穏(あんおん)天下(てんか)(をさ)まつたと()(こと)を「()(かは)()()りて(なが)れき」と()ふのである。516(なが)れると()意義(いぎ)幾万世(いくばんせい)(つた)はる(こと)である。517古事記(こじき)序文(じよぶん)に、518後葉(こうえふ)(つた)へんと(ほつ)すとあるも、519同義(どうぎ)である。
520(かれ)()(なか)()()りたまふ(とき)521御刀(みはかし)()()けき。522(あや)しと(おも)ほして、523御刀(みはかし)(さき)もて刺割(さしさ)きて()そなはししかば、524都牟刈之(つむがりの)太刀(たち)あり。525(かれ)(この)太刀(たち)()らして、526怪異(あや)しき(もの)ぞと(おも)ほして天照(あまてらす)大御神(おほみかみ)(まを)()げたまひき。527(これ)草薙(くさなぎの)太刀(たち)なり』
528 (なか)()()(こと)は、529葦原(あしはら)中津国(なかつくに)下層(かそう)社会(しやくわい)臣民(しんみん)(こと)である。530(その)臣民(しんみん)裁断(さいだん)して、531身魂(みたま)精細(せいさい)解剖(かいばう)点検(てんけん)(たま)(とき)に、532(じつ)立派(りつぱ)金剛力(こんがうりき)神人(しんじん)(みと)められた状態(じやうたい)(しよう)して、533御刀(みはかし)()()けきと()ふのである。534アヽ(じつ)予想外(よさうぐわい)立派(りつぱ)救世主(きうせいしゆ)身魂(みたま)が、535大蛇(をろち)(なか)()なる社会(しやくわい)下層(かそう)(かく)()るわい。536(これ)(ひと)つの()()しものだと()つて、537感激(かんげき)されたことを、538(あや)しと(おも)ほしてと()ふのである。539御刀(みはかし)(さき)もてと()(こと)は、540天祖(てんそ)()遺訓(ゐくん)(ひかり)(てら)()てと()(こと)である。
541刺割(さしさ)きて()そなはししかば都牟刈之(つむがりの)太刀(たち)あり』と()ふことは今迄(いままで)点検(てんけん)調査(てうさ)方針(はうしん)一変(いつぺん)し、542側面(そくめん)より仔細(しさい)()審査(しんさ)になると、543四魂(しこん)五情(ごじやう)活用(くわつよう)(まつた)大真人(だいしんじん)が、544(なか)()なる下層(かそう)社会(しやくわい)一隅(いちぐう)に、545(ひそ)みつつあつたのを(はじ)めて発見(はつけん)されたと()ふことである。546都牟刈之(つむがりの)太刀(たち)とは言霊学(げんれいがく)(じやう)より(かい)すれば三千(さんぜん)世界(せかい)(だい)救世主(きうせいしゆ)にして、547伊都能売(いづのめ)身魂(みたま)()(こと)である。548(かれ)549(この)太刀(たち)なる(だい)救世主(きうせいしゆ)霊魂(たま)()()て、550異数(いすう)真人(しんじん)なりと驚歎(きやうたん)され、551(ただ)ちに天照(あまてらす)大御神(おほみかみ)(さま)552(およ)びその表現神(へうげんしん)大切(たいせつ)なる()神器(しんき)として、553奉献(ほうけん)されたのである。554(すべ)ての青人草(あをひとぐさ)神風(かみかぜ)()きて(なび)かす(ごと)く、555(とく)(もつ)万民(ばんみん)悦服(えつぷく)せしむる一大(いちだい)真人(しんじん)556日本国(にほんこく)柱石(ちうせき)にして世界(せかい)治平(ちへい)(もとい)たるべき、557神器(しんき)(てき)真人(しんじん)(しよう)して、558草薙剣(くさなぎのつるぎ)()ふのである。559八岐(やまた)大蛇(をろち)暴狂(あれくる)ひて万民(ばんみん)身魂(みたま)絶滅(ぜつめつ)せしめつつある今日(こんにち)560(いち)(にち)(はや)草薙(くさなぎの)神剣(しんけん)活用(くわつよう)ある、561真徳(しんとく)大真人(だいしんじん)出現(しゆつげん)せむことを、562希望(きばう)する次第(しだい)である。
563 また草薙剣(くさなぎのつるぎ)とは、564(われ)日本(にほん)全国(ぜんこく)別名(べつめい)である。565この神国(しんこく)背負(せお)つて()(ところ)真人(しんじん)は、566(すなは)草薙(くさなぎの)神剣(しんけん)霊魂(みたま)活用者(くわつようしや)である。
567大正九・一・一六 講演筆録 谷村真友

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