霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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第一六章 城攻(しろぜめ)〔六二七〕

インフォメーション
著者:出口王仁三郎 巻:霊界物語 第17巻 如意宝珠 辰の巻 篇:第3篇 鬼ケ城山 よみ:おにがじょうざん
章:第16章 第17巻 よみ:しろぜめ 通し章番号:627
口述日:1922(大正11)年04月23日(旧03月27日) 口述場所: 筆録者:加藤明子 校正日: 校正場所: 初版発行日:1923(大正12)年1月10日
概要: 舞台: あらすじ[?]このあらすじは東京の望月さん作成です。一覧表が「王仁DB」にあります。[×閉じる]
鬼熊別と蜈蚣姫は宣伝使らが三嶽の岩窟を破って鬼ヶ城に進んできたことを知り、城内の兵士を集めて作戦会議を開いた。
荒鷹、鬼鷹は、紫姫、丹州、鹿公、馬公とともに言霊戦に立ち向かうことを申し出、鬼熊別・蜈蚣姫の許可を得た。
鬼ヶ城側が防戦準備をしていると、加米彦が寄せ手として宣伝歌を歌いながら進んできた。
加米彦の宣伝歌に鬼ヶ城の士卒たちは苦悶の態を現したが、鬼ヶ城からは丹州が応戦した。丹州の歌は、鬼熊別を弁護するようでいて、それとなく改心を勧める歌であった。
続いて夏彦が、攻撃側として宣伝歌を歌うが、こっけいな言霊で、加米彦からからかわれる。
守備側の鬼ヶ城では、鹿公が立って防戦の歌を歌うが、これもまたこれまでの経緯を滑稽に歌った歌で、歌い終わると鹿公は、一目散に三五教の陣に走ってきて降伏してしまう。
鹿公の様子のおかしさに、宣伝使一同は吹きだす。
主な登場人物: 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日: OBC :rm1716
愛善世界社版:251頁 八幡書店版:第3輯 617頁 修補版: 校定版:258頁 普及版:113頁 初版: ページ備考:
001 (つめ)たき(かぜ)福知山(ふくちやま)002()(うしとら)大空(おほぞら)(そそ)()ちたる鬼ケ城(おにがじやう)003千引(ちびき)(いは)にて(かた)めたる、004鬼熊別(おにくまわけ)千代(ちよ)住家(すみか)005金城鉄壁(きんじやうてつぺき)一卒(いつそつ)これを(まも)れば万卒(ばんそつ)()むべからざる、006(てき)攻撃(こうげき)(たい)しては絶対的(ぜつたいてき)安全(あんぜん)地帯(ちたい)007岩窟(いはや)(なか)(きづ)きたる八尋殿(やひろどの)(とりで)棟梁(とうりやう)鬼熊別(おにくまわけ)は、008(つの)()えたる(いのち)女房(にようばう)009顔色(かほいろ)(くろ)蜈蚣姫(むかでひめ)数多(あまた)人足(にんそく)(したが)へて夜昼(よるひる)堅固(けんご)(まも)()る。010鬼熊別(おにくまわけ)懐中刀(ふところがたな)(たの)みたる、011荒鷹(あらたか)012鬼鷹(おにたか)(はじ)めとし、013紫姫(むらさきひめ)容貌(みめかたち)()丹州(たんしう)の、014味方(みかた)兵士(つはもの)()(あつ)め、015三五教(あななひけう)宣伝使(せんでんし)016悦子姫(よしこひめ)(ひき)(きた)言霊隊(ことたまたい)進軍(しんぐん)(たい)して、017防戦(ばうせん)協議(けふぎ)()らす大会議(だいくわいぎ)018数多(あまた)従卒(じゆうそつ)岩窟戸(いはやど)周囲(まはり)十重(とへ)二十重(はたへ)()(かこ)み、019(てき)襲来(しふらい)(そな)()るその物々(ものもの)しさ、020よその()()(いさ)ましき。021鬼熊別(おにくまわけ)一同(いちどう)(むか)ひ、
022三五教(あななひけう)奴原(やつばら)023大江山(おほえやま)(ましま)鬼雲彦(おにくもひこ)御大将(おんたいしやう)(やかた)蹂躙(じうりん)し、024()(すす)みて三嶽(みたけ)岩窟(がんくつ)破壊(はくわい)()り、025(いま)少数(せうすう)神軍(しんぐん)をもつて本城(ほんじやう)()()(きた)るとの注進(ちうしん)026(われ)()()大軍(たいぐん)(よう)し、027(かか)堅城鉄壁(けんじやうてつぺき)(かま)()れば、028如何(いか)なる英雄(えいゆう)豪傑(がうけつ)鬼神(きしん)襲来(しふらい)(いへど)(くつ)するに(およ)ばず、029()はさりながら油断(ゆだん)大敵(たいてき)030汝等(なんぢら)(これ)より、031味方(みかた)数多(あまた)部下(ぶか)引率(いんそつ)し、032所在(あらゆる)武器(ぶき)をもつて(てき)(むか)ひ、033(ただ)一戦(いつせん)殲滅(せんめつ)せよ、034(それ)についての作戦(さくせん)計画(けいくわく)035意見(いけん)あらば(かく)吾前(わがまへ)開陳(かいちん)せよ』
036厳命(げんめい)したりければ、037荒鷹(あらたか)(すす)()で、
038荒鷹(あらたか)御大将(おんたいしやう)御仰(おんあふ)せ、039一応(いちおう)御尤(ごもつと)もでは御座(ござ)いますが、040御存(ごぞん)じの(とほ)大江山(おほえやま)鬼雲彦(おにくもひこ)数多(あまた)味方(みかた)(よう)しながら、041(わづか)四人(よにん)宣伝使(せんでんし)のために一敗(いつぱい)()(まみ)れて(くも)(かすみ)遁走(とんそう)せられたる(ごと)く、042到底(たうてい)天来(てんらい)神軍(しんぐん)(たい)武器(ぶき)をもつて(むか)ふは心許(こころもと)なし、043(なに)()方法(はうはふ)あらばお(しめ)(くだ)さいませ』
044蜈蚣姫(むかでひめ)『さうだと(まを)して(この)鬼ケ城(おにがじやう)(おい)ては、045(やり)046長刀(なぎなた)047(つるぎ)(ほか)(てき)(たい)する武器(ぶき)はあらず。048汝等(なんぢら)如何(いか)(いた)所存(しよぞん)にや、049良策(りやうさく)あらば遠慮(ゑんりよ)なく開陳(かいちん)せよ』
050鬼鷹(おにたか)(おそ)れながら、051鬼熊別(おにくまわけ)052蜈蚣姫(むかでひめ)(さま)申上(まをしあげ)ます、053(てき)言霊(ことたま)(もつ)(せま)(きた)り、054五色(ごしき)霊光(れいくわう)放射(はうしや)(てき)縦横無尽(じうわうむじん)駆悩(かけなや)ます神力(しんりき)具備(ぐび)()れば、055到底(たうてい)(この)(まま)にては(かな)(がた)し。056(われ)(さいは)一声(いつせい)天地(てんち)震撼(しんかん)し、057一言(いちげん)風雨雷霆(ふううらいてい)叱咤(しつた)する神力(しんりき)(はか)らずも三嶽山(みたけやま)山上(さんじやう)(おい)白髪(はくはつ)異様(いやう)神人(しんじん)より伝授(でんじゆ)されました、058もう(この)(うへ)大丈夫(だいぢやうぶ)059仮令(たとへ)幾万(いくまん)武器(ぶき)ありとも、060部下(ぶか)身体(からだ)霊縛(れいばく)されなば如何(いかん)ともする(こと)出来(でき)ますまい、061吾々(われわれ)言霊(ことたま)(もつ)()()(てき)殲滅(せんめつ)するを最上(さいじやう)(さく)(ぞん)じます』
062鬼熊別(おにくまわけ)(なんぢ)一人(ひとり)如何(いか)言霊(ことたま)応用(おうよう)すればとて、063(その)()部将(ぶしやう)如何(いかが)(いた)(つも)りだ』
064鬼鷹(おにたか)(おそ)れながら、065荒鷹(あらたか)066丹州(たんしう)067紫姫(むらさきひめ)のお歴々(れきれき)は、068(わたし)一度(いちど)神変(しんぺん)不思議(ふしぎ)言霊(ことたま)妙術(めうじゆつ)神人(しんじん)より伝授(でんじゆ)され()りますれば、069(かなら)(かなら)御心配(ごしんぱい)あらせられな、070仮令(たとへ)三五教(あななひけう)宣伝使(せんでんし)071神変(しんぺん)不思議(ふしぎ)霊術(れいじゆつ)をもつて(せま)(きた)るとも、072()言霊(ことたま)威力(ゐりよく)(もつ)て、073縦横無尽(じうわうむじん)にかけ(なや)まさむ、074(かなら)(かなら)数多(あまた)部下(ぶか)(らう)し、075兇器(きようき)をもつて(むか)はせ(たま)ふべからず、076(たしか)吾々(われわれ)勝算(しようさん)御座(ござ)る』
077(こと)もなげに()()てたるに、078鬼熊別(おにくまわけ)079蜈蚣姫(むかでひめ)満面(まんめん)(ゑみ)(たた)へ、
080(しか)らば鬼鷹(おにたか)(なんぢ)全軍(ぜんぐん)指揮(しき)(めい)ず、081(かなら)(とも)油断(ゆだん)(いた)すな、082(われ)(これ)より高楼(たかどの)(のぼ)り、083汝等(なんぢら)奮戦(ふんせん)状況(じやうきやう)()む、084蜈蚣姫(むかでひめ)(きた)れ』
085(この)()()つて(おく)一間(ひとま)悠々(いういう)(しの)()る。086(たちま)(きこ)ゆる宣伝歌(せんでんか)(こゑ)(みみ)聳立(そばだ)て、
087鬼鷹(おにたか)『ヤアヤアかたがた、088(てき)間近(まぢか)()()せました、089(いづ)れも防戦(ばうせん)用意(ようい)あれ』
090荒鷹(あらたか)仮令(たとへ)三五教(あななひけう)宣伝使(せんでんし)091悦子姫(よしこひめ)092音彦(おとひこ)093加米彦(かめひこ)094青瓢箪彦(あをべうたんひこ)095(こし)(まが)つた夏彦(なつひこ)096(きつね)のやうに()()(あが)つた常彦(つねひこ)押寄(おしよ)(きた)るとも、097(われ)孫呉(そんご)秘術(ひじゆつ)(ふる)ひ、098否々(いないな)神変(しんぺん)不思議(ふしぎ)言霊(ことたま)妙術(めうじゆつ)発揮(はつき)し、099(てき)千変万化(せんぺんばんくわ)駆悩(かけなや)まし、100勝鬨(かちどき)()げるは(またた)(うち)
101(いさ)める顔色(がんしよく)英気(えいき)()ち、102威風(ゐふう)凛々(りんりん)として四辺(あたり)(はら)(いさ)ましさ。103一同(いちどう)双手(もろて)()一斉(いつせい)にウローウローと(とき)(こゑ)104山岳(さんがく)(くづ)るる(ばか)りの光景(くわうけい)なり。
105 宣伝歌(せんでんか)(こゑ)一同(いちどう)(いさ)()ち、106鬼鷹(おにたか)107荒鷹(あらたか)(その)()言霊隊(ことたまたい)廊下(らうか)()(あら)はれ、108()()神軍(しんぐん)言霊(ことたま)散弾(さんだん)(むか)つて防戦(ばうせん)用意(ようい)()りかかりぬ。109寄手(よせて)部将(ぶしやう)加米彦(かめひこ)(こゑ)(すず)しく宣伝歌(せんでんか)()(はじ)めたり。
110(かみ)(おもて)(あら)はれて
111(ぜん)(あく)とを()()ける
112鬼熊別(おにくまわけ)(うん)()
113(ほろ)()()如月(きさらぎ)
114三五(さんご)(つき)大空(おほぞら)
115明皎々(めいかうかう)(かがや)きて
116(おに)(かしら)(てら)すなり
117万代(よろづよ)(いは)加米彦(かめひこ)
118悪魔(あくま)(とりで)()()せて
119()言霊(ことたま)天地(あめつち)
120(もも)(かみ)(たち)八百万(やほよろづ)
121(うべな)(たま)鬼ケ城(おにがじやう)
122(むら)がる(まが)言向(ことむ)けて
123西(にし)(うみ)へと逐散(おひち)らし
124豊葦原(とよあしはら)瑞穂国(みづほくに)
125(くま)なく(てら)言霊(ことたま)
126(まこと)水火(いき)()けて()
127(やり)雉刀(なぎなた)(つるぎ)太刀(たち)
128穂先(ほさき)(そろ)へて()()とも
129皇大神(すめおほかみ)(まも)ります
130(わが)加米彦(かめひこ)誠心(まごころ)
131()にも()けない(また)(みづ)
132(おぼ)れもせない如意宝珠(によいほつしゆ)
133万代(よろづよ)()ちぬ生身魂(いくみたま)
134(たま)御柱(みはしら)()(なほ)
135言向(ことむ)(やは)(その)ために
136(いま)加米彦(かめひこ)(むか)うたり
137(われ)(おも)はむ奴原(やつばら)
138一人(ひとり)二人(ふたり)面倒(めんだう)
139千万人(せんまんにん)一時(ひととき)
140小束(こたば)となつて()(きた)
141三五教(あななひけう)宣伝使(せんでんし)
142(かみ)御魂(みたま)(かかぶ)りて
143息吹(いぶき)狭霧(さぎり)()(はら)
144(かぜ)()()()(ごと)
145()()らさむは()のあたり
146(こころ)(あらた)(わが)(まへ)
147帰順(きじゆん)(いた)すかさもなくば
148(しろ)(まくら)討死(うちじに)
149それも(いや)なら逸早(いちはや)
150(しろ)()(わた)()(いだ)
151(つき)()つとも()くるとも
152仮令(たとへ)大地(だいち)(しづ)むとも
153(この)加米彦(かめひこ)麻柱(あななひ)
154(こころ)(たま)言向(ことむ)けて
155丹波(たんば)(そら)(ふさ)がれる
156雲霧(くもきり)四方(よも)()(はら)
157(きよ)めて()らす(かみ)(みち)
158嗚呼(ああ)面白(おもしろ)面白(おもしろ)
159(かみ)(まも)りの宣伝使(せんでんし)
160嗚呼(ああ)惟神(かむながら)々々(かむながら)
161御魂(みたま)(さち)はひ(まし)ませよ』
162(うた)(をは)りし加米彦(かめひこ)宣伝歌(せんでんか)四辺(あたり)(まも)数多(あまた)部卒(ぶそつ)(あたま)()(しばら)苦悶(くもん)(てい)(あら)はしける。
163 少壮(せうさう)白面(はくめん)丹州(たんしう)は、164加米彦(かめひこ)言霊(ことたま)応戦(おうせん)すべく白扇(はくせん)(ひら)左右左(さいうさ)()ちふりながら、
165(まこと)(かぜ)福知山(ふくちやま)
166(ひと)(こころ)鬼ケ城(おにがじやう)
167(おに)大蛇(をろち)言向(ことむ)けて
168世人(よびと)(すく)神心(かみごころ)
169鬼熊別(おにくまわけ)はバラモンの
170(かみ)(をしへ)宣伝使(せんでんし)
171(もと)より(あし)(もの)ならず
172顔色(かほいろ)(くろ)蜈蚣姫(むかでひめ)
173(いろ)(くろ)いに(たま)ぬかれ
174()らず()らずに水晶(すゐしやう)
175(きよ)(みたま)(くも)()
176常夜(とこよ)(やみ)となり()てぬ
177さはさりながら加米彦(かめひこ)
178(ひと)(かみ)()(かみ)(みや)
179(あく)(なか)にも(ぜん)がある
180(ぜん)()えても(あく)がある
181鬼熊別(おにくまわけ)大将(たいしやう)
182(よく)(こころ)(くも)らせて
183(まが)言霊(ことたま)()りつれど
184時節(じせつ)(きた)れば(また)(もと)
185(かみ)(みたま)()(かへ)
186(かみ)御為(おんた)(くに)のため
187世人(よびと)のために勲功(いさをし)
188ひよつと()てまいものでない
189(ゆる)せよ(ゆる)麻柱(あななひ)
190(かみ)(をしへ)宣伝使(せんでんし)
191(この)()(つく)りし神直日(かむなほひ)
192(こころ)(ひろ)大直日(おほなほひ)
193(ただ)何事(なにごと)(ひと)()
194直日(なほひ)見直(みなほ)()(なほ)
195()(あやま)ちは()(なほ)
196これぞ天地(てんち)大神(おほかみ)
197御旨(みむね)(ひと)しき(こころ)なり
198嗚呼(ああ)加米彦(かめひこ)加米彦(かめひこ)
199これの(とりで)()(むか)
200言霊戦(ことたません)開始(かいし)して
201勝鬨(かちどき)あぐる()(こころ)
202さはさりながらさりながら
203()つれば()くる()(なら)
204(よわ)きを(たす)(つよ)きをば
205(おさ)へて()くが(かみ)(みち)
206(かち)(じやう)じて(いたづら)
207吾等(われら)味方(みかた)(なや)ますな
208(かみ)御眼(みめ)より見給(みたま)へば
209世界(せかい)(もの)(みな)()()
210(かみ)(おや)なり(ひと)()
211(ひと)(ひと)とは兄弟(きやうだい)
212兄弟喧嘩(けうだいげんくわ)両親(りやうしん)
213(たい)して不幸(ふかう)となるものぞ
214()言霊(ことたま)(ひと)つだに
215(なんぢ)(みみ)()るならば
216(はや)(この)()()()れよ
217世人(よびと)(すく)宣伝使(せんでんし)
218嗚呼(ああ)惟神(かむながら)々々(かむながら)
219御魂(みたま)(さち)はへましませよ』
220(うた)(をは)(たちま)姿(すがた)(かく)したり。
221加米彦(かめひこ)(なん)丹州(たんしう)(やつ)222(てき)だか味方(みかた)だか(わけ)(わか)らぬ(こと)()ひよつたな、223エヽ()(よわ)(やつ)だ。224鬼熊別(おにくまわけ)余程(よほど)気兼(きがね)をして()ると()える(わい)225アハヽヽヽヽ』
226 (こし)のくの()(まが)つた小男(こをとこ)夏彦(なつひこ)(てき)岩窟(がんくつ)(むか)ひ、227言霊戦(ことたません)開始(かいし)すべく宣伝歌(せんでんか)(うた)(はじ)めたり。
228(おに)棲家(すみか)(きこ)えたる
229曲津(まがつ)(ひそ)鬼ケ城(おにがじやう)
230鬼熊別(おにくまわけ)蜈蚣姫(むかでひめ)
231(うし)のやうなる(つの)()やし
232虎皮(こひ)(ふんどし)きうと()
233(ひろ)世界(せかい)をのそのそと
234吾物顔(わがものがほ)蹂躙(ふみにじ)
235彼方(あちら)此方(こちら)(をんな)(たち)
236(よわ)いと()たら(たちま)ちに
237小脇(こわき)()()()(かへ)
238()つてかかつて嬲者(なぶりもの)
239生血(いきち)(すす)(にく)()
240()()()らで(ひと)()
241(すき)(うかが)(しの)()
242()より大事(だいじ)(たくは)へた
243(かね)(たから)をぼつたくり
244栄耀栄華(えいようえいぐわ)仕放題(しはうだい)
245(くも)(そび)ゆる鬼ケ城(おにがじやう)
246殊更(ことさら)(たか)高楼(たかどの)
247(のぼ)つて(ゆつ)くり(さけ)(くら)
248世人(よびと)眼下(がんか)見下(みくだ)して
249(あつ)(さむ)さも()らず(がほ)
250いかい()()(はな)()
251(でつか)(くち)をかつと()
252(ひと)見下(みお)ろす鬼瓦(おにがはら)
253夏彦司(なつひこつかさ)言霊(ことたま)
254(あられ)()つて(たちま)ちに
255がらりがらりとめげ()ちる
256鬼熊別(おにくまわけ)()()てぞ
257(いま)から(おも)ひやられける
258(はる)とは()へど夏彦(なつひこ)
259(まこと)にアツき言霊(ことたま)
260矢玉(やだま)(ひと)()つて()
261鬼鷹(おにたか)荒鷹(あらたか)鹿(しか)(うま)
262紫姫(むらさきひめ)丹州(たんしう)
263(かぜ)木葉(このは)()(ごと)
264不意(ふい)(くら)つてばらばらばら
265夕立(ゆふだち)のやうな涙雨(なみだあめ)
266(かわ)()もなき袖時雨(そでしぐれ)
267(つき)御空(みそら)(かがや)けど
268(なんぢ)がためには(うん)()
269ウロつき間誤(まご)つきキヨロつき
270ウロつき(まは)狐憑(きつねつ)
271(おに)大蛇(をろち)はつきものぢや
272昔々(むかしむかし)神代(かみよ)より
273(おに)(をつと)(じや)女房(にようばう)
274()(ことわざ)はあるものに
275これや(また)(なん)とした(こと)
276(おに)女房(にようばう)蜈蚣姫(むかでひめ)
277(あを)(おやぢ)(くろ)(かか)
278サア(これ)からは夏彦(なつひこ)
279日頃(ひごろ)(きた)へし言霊(ことたま)
280霊弾(ひだま)()けて鬼ケ城(おにがじやう)
281紅蓮(ぐれん)(した)()めてやろ
282嗚呼(ああ)面黒(おもくろ)面赤(おもあか)
283嗚呼(ああ)惟神(かむながら)々々(かむながら)
284とても(かな)はぬ(かな)はぬから
285(たま)りませぬと(おに)(ども)
286()()姿(すがた)()(あた)
287()(われ)こそは(たの)しけれ
288()(われ)こそは面白(おもしろ)き。
289アハヽヽヽ』
290加米彦(かめひこ)『オイ夏彦(なつひこ)291(なん)()ふまづい言霊(ことたま)だ、292ソンナ(こと)(てき)降服(かうふく)するものか、293()(なほ)()(なほ)せ』
294夏彦(なつひこ)身魂(みたま)相応(さうおう)言霊(ことたま)をやつたのだ、295何程(なにほど)()(なほ)せと()うても、296はや品切(しなぎれ)相成申候(あひなりまをしさふらふ)だよ』
297加米彦(かめひこ)『アハヽヽヽ、298怪体(けたい)言霊(ことたま)もあるものだなア、299(しか)しこれも今度(こんど)戦闘(せんとう)景物(けいぶつ)(おも)へば辛抱(しんばう)出来(でき)るよ』
300夏彦(なつひこ)(いづ)(こし)(まが)つて()るものだから、301臍下丹田(さいかたんでん)から()言霊(ことたま)()うせ腰折(こしを)(うた)だよ、302アハヽヽヽ』
303 岩窟(がんくつ)(はう)より鹿公(しかこう)()(あが)り、304(また)もや(あふぎ)打振(うちふ)打振(うちふ)り、305()()(むか)つて大音声(だいおんぜう)言霊戦(ことたません)開始(かいし)したり。306その(うた)
307真名井ケ原(まなゐがはら)()れませる
308豊国姫(とよくにひめ)大神(おほかみ)
309(まう)でむものと紫姫(むらさきひめ)
310(かみ)(つかさ)(みやこ)をば
311()()(たま)(うま)鹿(しか)
312二人(ふたり)(とも)(したが)へて
313(やま)()(たに)()(かは)()
314大野ケ原(おほのがはら)(さと)()
315真名井ケ原(まなゐがはら)手前(てまへ)(まで)
316(すす)(きた)れる折柄(をりから)
317三嶽(みたけ)岩窟(いはや)()(こも)
318荒鷹(あらたか)鬼鷹(おにたか)両人(りやうにん)
319部下(てした)魔神(まがみ)(あざむ)かれ
320真名井ケ原(まなゐがはら)此方(こちら)ぢやと
321()うた言葉(ことば)()()けて
322(くら)岩窟(いはや)(いざな)はれ
323(ふか)(あな)へと()()まれ
324(うま)鹿(しか)とは馬鹿(ばか)()
325紫姫(むらさきひめ)(さいはひ)
326渋皮(しぶかは)()けたるお(かげ)にて
327鬼鷹(おにたか)荒鷹(あらたか)両人(りやうにん)
328()()まつて(たす)けられ
329チンコはいこ(うやま)はれ
330岩窟(いはや)女王(ぢよわう)となり()まし
331権威(けんゐ)(ふる)(すさま)じさ
332()もなく()()麻柱(あななひ)
333(かみ)(をしへ)宣伝使(せんでんし)
334容貌(みめ)(かたち)悦子姫(よしこひめ)
335(まつ)()(かぜ)音彦(おとひこ)
336(せなか)(かた)加米彦(かめひこ)
337のそのそ(きた)(たに)(くち)
338バサンバサンと(きぬ)(あら)
339婆々(ばば)にはあらぬ紫姫(むらさきひめ)
340(かみ)(つかさ)優姿(やさすがた)
341(きも)(つぶ)して加米彦(かめひこ)
342荊棘(いばら)(しげ)坂道(さかみち)
343()けつ(すべ)りつ(やうや)うに
344岩窟(いはや)(まへ)にやつて()
345(おも)ひがけなき陥穽(おとしあな)
346ドスンと()ちて尻餅(しりもち)
347ついたかつかぬか(おれ)()らぬ
348それから三人(さんにん)のこのこと
349紫姫(むらさきひめ)(いざな)はれ
350岩窟(いはや)(なか)にやつて()
351(おれ)(たす)けて()れた(ゆゑ)
352そこで二人(ふたり)麻柱(あななひ)
353(かみ)(をしへ)入信(にふしん)
354三嶽(みたけ)(やま)絶頂(ぜつちやう)
355レコード(やぶ)りの(かぜ)()
356これや(たま)らぬと()()ひに
357なつて(やうや)()(しげ)
358一同(いちどう)此処(ここ)(いき)やすめ
359白河夜船(しらかはよぶね)()()れば
360鬼鷹(おにたか)荒鷹(あらたか)やつて()
361鹿(しか)(うま)とを後手(うしろで)
362(しば)つて(また)もや岩窟(いはやど)
363()()められた(ゆめ)()
364ビツクリ仰天(ぎやうてん)()(あが)
365(つき)(ひかり)()めながら
366其辺(そこら)をぶらつく(とき)もあれ
367(あら)はれ(きた)(くろ)(かげ)
368()つた()みたといさかいつ
369とうとう鬼鷹(おにたか)荒鷹(あらたか)
370二人(ふたり)(やつ)言向(ことむ)けて
371三五教(あななひけう)(みちび)きつ
372悦子(よしこ)(ひめ)命令(めいれい)
373(かへ)つて()たは表向(おもてむき)
374おつとどつこいこれや(ちが)
375(おれ)()ふのぢやなかつたに
376(あま)(うれ)して間違(まちが)つた
377ヤイヤイ夏彦(なつひこ)常彦(つねひこ)
378ドツコイすべつた灰小屋(はひごや)
379(はひ)にまみれて真黒気(まつくろけ)
380もう()うなれば是非(ぜひ)もない
381他人(ひと)()(かく)(おれ)だけは
382(いま)(かぎ)りに鬼熊別(おにくまわけ)
383大将(たいしやう)(しり)()ますぞよ
384むかづくまいぞよ蜈蚣姫(むかでひめ)
385うつかり()げた(うそ)(かは)
386(おれ)身魂(みたま)はまだ(くら)
387言霊戦(ことたません)(みな)駄目(だめ)
388嗚呼(ああ)惟神(かむながら)々々(かむながら)
389御霊(みたま)(さち)はひましませよ
390(かわづ)(くち)から()らぬ()
391(はら)(なか)をば(さら)()
392もう(かな)はぬから()げて()
393三五教(あななひけう)宣伝使(せんでんし)
394本当(ほんたう)(われ)帰順(きじゆん)する
395()うぞ(ゆる)して(くだ)されや』
396(しり)(まく)つて一散走(いちさんばし)り、397音彦(おとひこ)戦陣(せんぢん)(むか)つて、398一目散(いちもくさん)()(きた)可笑(をか)しさ、399悦子姫(よしこひめ)400音彦(おとひこ)401加米彦(かめひこ)可笑(をか)しさに()()し、402(わら)()けたり。
403大正一一・四・二三 旧三・二七 加藤明子録)
404(昭和一〇・五・二六 王仁校正)
   
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