霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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第一三章 寂光土(じやくくわうど)〔七〇五〕

インフォメーション
著者:出口王仁三郎 巻:霊界物語 第22巻 如意宝珠 酉の巻 篇:第4篇 改心の幕 よみ:かいしんのまく
章:第13章 第22巻 よみ:じゃっこうど 通し章番号:705
口述日:1922(大正11)年05月27日(旧05月01日) 口述場所: 筆録者:松村真澄 校正日: 校正場所: 初版発行日:1922(大正11)年7月30日
概要: 舞台: あらすじ[?]このあらすじは東京の望月さん作成です。一覧表が「王仁DB」にあります。[×閉じる]
蜈蚣姫の部下と仕えて悪を行っていた金助も、娑婆即寂光浄土の真諦を悟ると、たちまち黄金の肌となって弥勒の霊体を現し、鷹鳥山の山頂から四方を照らした。
黄金仏を確かめに来た鷹鳥姫は、元の山腹の庵に投げ返された。一方玉能姫は、生田の森に投げ返された。
若彦が金・銀の両人に教えを説いていると、突然二人は人事不省に陥ってしまった。若彦はあわてて二人を蘇生させようとするが、突然鷹鳥姫が中空から落ちてきたため、狼狽してしまう。
その間にも、バラモン教のスマートボールらが竹槍をかざしながら庵を取り囲んだ。信徒たちはこの有様に驚いて散り散りになってしまった。
若彦はこの惨状の中に、一視同仁の心を思い起こし、神様に懺悔を捧げて自分の慢心の罪のお詫びを始めた。若彦は心中開き、梅香の匂うごとき境地となった。スマートボールたちは今が機会と攻め寄せてくるが、若彦はその場に端座して、感謝の祈りを捧げるばかりであった。
バラモン教徒が槍で突きかかろうとしたその刹那、中空から火弾が落下して爆発し、四面白煙に包まれ、白狐の声が当たりに響いた。鷹鳥姫、金・銀の三人ははっと目を覚ました。
中空に女神の声が響き、鷹鳥姫の執着がいまだ去らないために、我を通して自ら地獄を生み出して自らが苦しむ、その憐れさを去り、一刻も早く本心に立ち返れ、と諭した。
鷹鳥姫は夢が覚めたごとく心に肯き、神界のため天下万民のためとして行ってきたことは、自分の心のおごりであったことに気づいた。鷹鳥姫は一心不乱に感謝の涙に咽びながら、天地の神霊に祈願を籠めた。
白煙が晴れると、そこは鷹鳥山の庵の庭園であった。上枝姫、中枝姫、下枝姫の三人が現れて、鷹鳥姫、若彦、金助、銀公を幣で払うと、庵の中に導いた。スマートボールらは身体強直したままこの様子を眺めている。
主な登場人物: 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日: OBC :rm2213
愛善世界社版:167頁 八幡書店版:第4輯 442頁 修補版: 校定版:173頁 普及版:78頁 初版: ページ備考:
001(あらし)のたけぶ魔谷ケ岳(まやがだけ)
002バラモン(けう)立籠(たてこも)
003蜈蚣(むかで)(ひめ)教主(けうしゆ)とし
004(あさ)(ゆふ)なに真心(まごころ)
005(ささ)げて(つく)金助(きんすけ)
006(こころ)(こま)立直(たてなほ)
007(かみ)御稜威(みいづ)鷹鳥(たかとり)
008(やま)谷間(たにま)()()づる
009(なが)れも(きよ)清泉(きよいづみ)
010(たま)(あら)ひて(たちま)ちに
011(こころ)(その)一輪(いちりん)
012(はな)(かを)りを(みと)めてゆ
013(ただち)(ひら)大御空(おほみそら)
014高天原(たかあまはら)日月(じつげつ)
015(ひかり)(くま)なく()(わた)
016娑婆即寂光浄土(しやばそくじやくくわうじやうど)真諦(しんたい)
017(さと)るや(たちま)黄金(わうごん)
018(きぬ)(つつ)まれ煌々(くわうくわう)
019(かがや)(わた)神御霊(かむみたま)
020紫磨(しま)黄金(わうごん)(はだ)(きよ)
021()(たけ)三丈(さんぢやう)三尺(さんじやく)
022三十三魂(みづのみたま)()(かは)
023鷹鳥山(たかとりやま)山頂(さんちやう)
024宇宙(うちう)万有(ばんいう)睥睨(へいげい)
025(ここ)弥勒(みろく)霊体(れいたい)
026(げん)じて四方(よも)(てら)しける
027(をり)しもあれや玉能姫(たまのひめ)
028鷹鳥姫(たかとりひめ)山上(さんじやう)
029(ひかり)(もと)めて岩ケ根(いはがね)
030(いほり)(あと)にエチエチと
031(ちか)づき()れば金像(きんざう)
032五丈(ごぢやう)六尺(ろくしやく)七寸(ななすん)
033巨体(きよたい)(へん)(たま)ひつつ
034左右(さいう)御手(みて)鷹鳥(たかとり)
035(かみ)(つかさ)玉能姫(たまのひめ)
036(もの)をも()はず鷲掴(わしづか)
037中天(ちうてん)(たか)()げやれば
038(つばさ)なき()鷹鳥(たかとり)
039(ひめ)(つかさ)(たちま)ちに
040(もと)(いほり)(つつが)なく
041()(かへ)されて(むね)をつき
042(こころ)(しづ)めて三五(あななひ)
043(みち)蘊奥(おくが)細々(こまごま)
044(おく)(おく)まで(さぐ)()
045玉能(たまの)(ひめ)中天(ちうてん)
046(たま)(ごと)くに廻転(くわいてん)
047再度山(ふたたびやま)山麓(さんろく)
048()ちて生田(いくた)(もり)(なか)
049木々(きぎ)若芽(わかめ)春風(はるかぜ)
050(かを)稚姫君(わかひめぎみ)(かみ)
051(しづ)まりいます聖場(せいぢやう)
052(はし)なく(くだ)()きにけり
053(とほ)神代(かみよ)(むかし)より
054皇大神(すめおほかみ)(さだ)めてし
055五六七(みろく)神政(しんせい)経綸地(けいりんち)
056時節(じせつ)()つて伊都能売(いづのめ)
057(うづ)御霊(みたま)姫神(ひめがみ)
058(つか)へて(ここ)時置師(ときおかし)
059(この)()(しの)杢助(もくすけ)
060(つま)のお(すぎ)(はら)()
061()()でませし初稚(はつわか)
062(ひめ)(みこと)諸共(もろとも)
063(きよ)(つか)ふる()御霊(みたま)
064三五(さんご)(つき)皎々(かうかう)
065四海(しかい)()らす神徳(しんとく)
066(しば)(かく)して岩躑躅(いはつつじ)
067(はな)()(はる)先駆(さきがけ)
068仕組(しぐ)ませ(たま)(たふと)さよ
069あゝ惟神(かむながら)々々(かむながら)
070御霊(みたま)(さち)はひましまして
071鷹鳥山(たかとりやま)(いただき)
072示現(じげん)(たま)ひし弥勒神(みろくしん)
073(ふか)経綸(しぐみ)(ふた)()けて
074(かがや)(たま)(とき)()ちし
075堅磐常磐(かきはときは)(まつ)()
076(さか)目出度(めでた)(かみ)(その)
077(はな)(くれなゐ)()(みどり)
078(あめ)(つち)とは(むらさき)
079(いろど)神代(みよ)祥瑞(しやうずゐ)
080天津神(あまつかみ)(たち)国津神(くにつかみ)
081(もも)神々(かみがみ)百人(ももびと)
082雄島(をしま)雌島(めしま)(へだ)てなく
083老木若木(をいきわかぎ)差別(けぢめ)なく
084(さか)ゆる御代(みよ)大八洲(おほやしま)
085()てる小松(こまつ)のすくすくと
086天津御光(あまつみひかり)(つき)(みづ)
087()けて()()()ぶる(ごと)
088(すす)神代(かみよ)物語(ものがたり)
089黄金閣(わうごんかく)頂上(ちやうじやう)
090(かがや)(わた)日地月(につちげつ)
091(うづ)(ひさご)永久(とこしへ)
092(ひら)くる御代(みよ)(さきがけ)
093(かた)るも(うれ)神館(かむやかた)
094(つき)(かつら)手折(たを)りつつ
095言葉(ことば)(はな)(かざ)しゆく
096(しこ)魔風(まかぜ)()(すさ)
097()ちよ()てよと(せま)()
098(まが)(あらし)(なん)のその
099(まつ)(みさを)のどこまでも
100(かみ)御業(みわざ)(つか)へずば
101(かた)(こころ)山桜(やまざくら)
102大和心(やまとごころ)のどこまでも
103ひきて(かへ)さぬ(くは)(ゆみ)
104言葉(ことば)のツルを手繰(たぐ)りつつ
105五六七(みろく)()まで(つた)()
106ミロ()神代(みよ)松村(まつむら)
107(こころ)真澄(ますみ)のいと(きよ)
108(やま)()()(ふくいく)
109()(にほ)ひたる(のり)(はな)
110(たを)りて(かたる)善美世(うましよ)
111(ひら)(はじ)めて北村(きたむらし)
112(たか)御稜威(みいづ)()りわたり
113(うみ)(うちと)(やまかは)
114草木(くさき)もなべて皇神(すめかみ)
115(とよ)(めぐみに)(よく)しつつ
116神代(かみよ)(いは)神人(かみびと)
117稜威(いづ)身魂(みたま)()らさむと
118(ゆき)(たわ)める糸柳(いとやぎ)
119いと(やは)らかに長々(ながなが)
120二十二巻(にじふにくわん)小田巻(をだまき)
121(にしき)(いと)繰返(くりかへ)
122(こころ)加藤(かとう)()(あか)
123鷹鳥山(たかとりやま)高姫(たかひめ)
124娑婆即寂光浄土(しやばそくじやくくわうじやうど)をば
125(こころ)(そこ)より正覚(しやうかく)
126国治立(くにはるたち)神業(かむわざ)
127(つか)(まつ)りて素盞嗚(すさのを)
128(かみ)(みこと)神力(しんりき)
129(さと)()めたる物語(ものがたり)
130(こと)葉車(はぐるま)欣々(いそいそ)
131(かぜ)のまにまに(すべ)()
132あゝ惟神(かむながら)々々(かむながら)
133御霊(みたま)(さち)はひましませよ。
134 鷹鳥姫(たかとりひめ)玉能姫(たまのひめ)(ともな)ひ、135山上(さんじやう)(ひかり)目標(めあて)(のぼ)()つた(あと)に、136若彦(わかひこ)金助(きんすけ)137銀公(ぎんこう)両人(りやうにん)(たい)し、138三五教(あななひけう)教理(けうり)()(さと)(をり)しも、139如何(いかが)はしけむ、140金助(きんすけ)141銀公(ぎんこう)二人(ふたり)はキヤツと一声(ひとこゑ)(さけ)ぶと(とも)()()(たふ)れ、142人事不省(じんじふせい)(おちい)つて(しま)つた。143若彦(わかひこ)(おどろ)いて谷水(たにみづ)()(きた)り、144両人(りやうにん)面部(めんぶ)伊吹(いぶき)狭霧(さぎり)()()け、145(よみがへ)らさむと(あせ)(をり)しも、146(かぜ)()つて頭上(づじやう)より(くだ)(きた)鷹鳥姫(たかとりひめ)姿(すがた)二度(にど)ビツクリ、147近寄(ちかよ)()れば、148鷹鳥姫(たかとりひめ)庭前(ていぜん)青苔(あをごけ)(うへ)仰向(あふむ)けとなり(だい)()になつて、
149『ウン』
150()つたきり、151ピリピリと手足(てあし)蠢動(しゆんどう)させて()る。152若彦(わかひこ)周章狼狽(しうしやうらうばい)()(ところ)()らず、153(みぎ)(ひだり)水桶(みづをけ)(ひつさ)げた(まま)()けまはる途端(とたん)に、154鷹鳥姫(たかとりひめ)(あし)(つまづ)き、155スツテンドウと()(うへ)手桶(てをけ)(とも)打倒(ぶつたふ)れた。156手桶(てをけ)(みづ)一滴(いつてき)(のこ)らず大地(だいち)吸収(きふしう)されて(しま)つた。157若彦(わかひこ)如何(どう)したものか、158挙措(きよそ)()(うしな)ひし結果(けつくわ)159立上(たちあが)(こと)出来(でき)なくなつて(しま)つた。160庭前(ていぜん)(こけ)(うへ)にやうやう()(おこ)し、161坐禅(ざぜん)姿勢(しせい)()り、162双手(もろて)()んで溜息吐息(ためいきといき)163思案(しあん)()れて()る。
164(ああ)165(きん)166(ぎん)両人(りやうにん)()ひ、167(ちから)(たの)鷹鳥姫(たかとりひめ)(さま)()(とほ)り、168介抱(かいほう)しようにも(こし)()たず、169(くは)ふるに(つま)玉能姫(たまのひめ)消息(せうそく)はどうなつたであらう。170神徳(しんとく)(たか)鷹鳥姫(たかとりひめ)(さま)でさへ(かく)(ごと)悲惨(ひさん)()()(たま)うた(くらゐ)だから、171(わが)(つま)(また)どつかの谷間(たにま)()()てられ、172木端(こつぱ)微塵(みじん)になつたかも()れない。173あゝ、174(かみ)(ほとけ)もないものか』
175(やや)信仰(しんかう)(たが)(ゆる)まうとした。176(とき)しもあれや、177バラモン(けう)のスマートボール、178カナンボールを先頭(せんとう)に、179(てつ)180(くま)181(はち)(その)()数十人(すうじふにん)荒男(あらをとこ)182竹槍(たけやり)(かざ)しながら此方(こなた)()して(すす)(きた)り、183(この)(てい)()(なん)(おも)つたか近寄(ちかよ)りも()せず、184(かき)(つく)つて(たたず)()る。185神殿(しんでん)参拝(さんぱい)()りし七八人(しちはちにん)老若男女(らうにやくなんによ)信徒(しんと)は、186(この)惨状(さんじやう)()()(てき)猛勢(まうせい)(きも)(つぶ)し、187裏口(うらぐち)よりコソコソと(のが)()で、188這々(はうばう)(てい)にて(やま)駆登(かけのぼ)り、189何処(いづこ)ともなく消散(せうさん)して(しま)つた。
190 山桜(やまざくら)折柄(をりから)()()山嵐(やまあらし)打叩(うちたた)かれて、191繽紛(ひんぷん)として()(みだ)れ、192無常迅速(むじやうじんそく)味気(あぢき)なき()有様(ありさま)遺憾(ゐかん)なく暴露(ばくろ)して()る。193若彦(わかひこ)(やうや)(われ)(かへ)独語(ひとりごと)
194『あゝ(へい)(つよ)ければ(ほろ)び、195()(かた)ければ()れ、196(かは)(かた)ければ()く。197()(した)よりも(かた)くして()れに先立(さきだ)ちて(やぶ)るとかや。198吾々(われわれ)はミロクの大神(おほかみ)大御心(おほみこころ)誤解(ごかい)し、199(かち)(じやう)じて猛進(まうしん)(つづ)け、200(すす)むを()つて退(しりぞ)き、201直日(なほひ)見直(みなほ)聞直(ききなほ)し、202宣直(のりなほ)(こと)(をこた)つて()た。203日夜(にちや)見直(みなほ)宣直(のりなほ)せの聖言(せいげん)も、204機械的(きかいてき)無意識(むいしき)(くち)より()づる(やう)になつては、205モウ駄目(だめ)だ。206あゝ(あやま)つたり(あやま)つたり。
 
207()(ゆき)(たわ)めど()れぬ(やなぎ)こそ やはらかき(えだ)(ちから)なりけり
 
208とは言依別命(ことよりのわけみこと)(さま)御宣示(ごせんじ)であつた。209慈愛(じあい)(ふか)大神様(おほかみさま)吾々(われわれ)(めぐみ)(むち)(くは)へさせ(たま)うたのか、210(ほとん)荒廃(くわうはい)せむとする身魂(みたま)を、211(ふたた)()(なほ)(たま)ひしか、212あゝ有難(ありがた)(かたじけ)なし、213神様(かみさま)214(ゆる)(くだ)さいませ。215(かみ)(ほとけ)()きものかと、216(いま)(いま)まで(うら)みの言葉(ことば)(まを)()げました。217(じう)()(がう)(せい)すの真理(しんり)を、218何故(なぜ)今迄(いままで)(さと)らなかつたか。219(くち)には(つね)(とな)へながら有言不実行(いうげんふじつかう)(つみ)(かさ)ねて()吾々(われわれ)220(じつ)天地(てんち)(たい)(はづ)かしくなつて()ました。221鷹鳥姫(たかとりひめ)(さま)斯様(かやう)()にお()ひなさつたのも、222玉能姫(たまのひめ)消息(せうそく)(わか)らないのも、223(わが)脛腰(すねこし)()たなくなつたのも(この)若彦(わかひこ)誤解(ごかい)(つみ)224(じつ)神様(かみさま)公平(こうへい)無私(むし)である。225敵味方(てきみかた)区別(くべつ)()つるは吾々(われわれ)人間(にんげん)煩悩(ぼんなう)(おに)()(わざ)226慈愛(じあい)(ふか)(かみ)御目(おんめ)より見給(みたま)(とき)は、227一視同仁(いつしどうじん)228敵味方(てきみかた)などの障壁(しやうへき)はない。229あゝ神様(かみさま)230あゝ、231(この)()(つく)(たま)ひし大神様(おほかみさま)232(こころ)(ひろ)(あつ)(かぎ)りなき神直日(かむなほひ)大直日(おほなほひ)神様(かみさま)233何卒々々(なにとぞなにとぞ)234(いた)らぬ愚者(おろかもの)吾々(われわれ)(つみ)235神直日(かむなほひ)大直日(おほなほひ)見直(みなほ)聞直(ききなほ)(くだ)さいませ。236今迄(いままで)曲事(まがごと)唯今(ただいま)(かぎ)()(なほ)します』
237(こゑ)(くも)らせ、238バラモン(けう)一味(いちみ)(まへ)()(こと)打忘(うちわす)れ、239浩歎(かうたん)(こゑ)()らして()る。240スマートボールは(こゑ)荒々(あらあら)しく、
241『ヤイ三五教(あななひけう)青瓢箪(あをべうたん)242若彦(わかひこ)宣伝使(せんでんし)243(ざま)()やがれ。244金助(きんすけ)245銀公(ぎんこう)二人(ふたり)貴様(きさま)(うち)捕虜(ほりよ)にして()やがるのだらう。246(その)天罰(てんばつ)でバラモン(けう)御本尊(ごほんぞん)大国別命(おほくにわけのみこと)(さま)(にら)()けられ、247鷹鳥姫(たかとりひめ)(その)(ざま)248貴様(きさま)(また)脛腰(すねこし)()たず(なに)をベソベソと吠面(ほえづら)かわくのだ。249俺達(おれたち)はバラモンの(をしへ)(ため)魔道(まだう)(ひろ)むる汝等(なんぢら)一味(いちみ)征伐(せいばつ)せむが(ため)実行団(じつかうだん)組織(そしき)(この)()立向(たちむか)うたのだ。250これから(この)スマートボールが汝等(なんぢら)一味(いちみ)奴輩(やつばら)を、251芋刺(いもざ)し、252串刺(くしざ)し、253田楽刺(でんがくざ)し、254山椒味噌(さんせうみそ)()りつけて(あぶ)つて()つて(しま)ふのだ。255オイ()味噌(みそ)256貴様(きさま)肝腎要(かんじんかなめ)(ところ)で、257大変(たいへん)味噌(みそ)()けたものだなア。258コリヤ鬼味噌(おにみそ)259(なに)殊勝(しゆしよう)らしく(いの)つて()やがるのだ。260天道様(てんたうさま)もテント御聞(おき)(あそ)ばす道理(だうり)がないぞ。261サアこれから顛覆(てんぷく)だ』
262(やり)穂先(ほさき)(そろ)へて前後左右(ぜんごさいう)よりバラバラと()(かか)る。263悔悟(くわいご)(なみだ)()れたる若彦(わかひこ)は、264最早(もはや)心中(しんちう)豁然(かつぜん)として梅花(ばいくわ)()(にほ)ふが(ごと)く、265(すで)今迄(いままで)若彦(わかひこ)ではなかつた。266傲慢(がうまん)無礼(ぶれい)のスマートボールが罵詈(ばり)雑言(ざふごん)侮辱(ぶじよく)も、267(いま)妙音菩薩(めうおんぼさつ)音楽(おんがく)か、268弥勒如来(みろくによらい)来迎(らいがう)かと(ひび)くばかりになつて()る。
269『アヽ有難(ありがた)い。270われも北光(きたてる)神様(かみさま)になるのかなア。271どうぞ(はや)()()いて()しい。272(なまじひ)肉眼(にくがん)所有(しよいう)して()るために、273宇宙(うちう)(ひかり)(みと)むることが出来(でき)ないのだ。274アヽ惟神(かむながら)(たま)幸倍(ちはへ)坐世(ませ)惟神(かむながら)(たま)幸倍(ちはへ)坐世(ませ)
275一生懸命(いつしやうけんめい)心中(しんちう)暗祈黙祷(あんきもくたう)(つづ)けて()る。276スマートボールは、
277『オイ、278カナン、279どうだ。280これ(だけ)勢込(いきほひこ)んでやつて()たのに、281(ひと)つの応答(おうたふ)もせず、282(また)反抗的(はんかうてき)態度(たいど)()らない(やつ)(むか)つて、283攻撃(こうげき)するも馬鹿(ばか)らしいぢやないか。284如何(どう)したらよからう』
285(いま)こそ三五教(あななひけう)顛覆(てんぷく)させるには千載一遇(せんざいいちぐう)好機(かうき)だ、286(なに)躊躇(ちうちよ)逡巡(しゆんじゆん)する(こと)があるか。287一思(ひとおも)ひにやつて(しま)へよ、288スマートボール』
289(しか)(なが)ら、290(まへ)屋内(をくない)駆入(かけい)り、291(きん)292(ぎん)在処(ありか)(さが)して()れよ。293(おれ)(これ)から此奴等(こいつら)引導(いんだう)をわたさねばならぬ。294……鷹鳥姫(たかとりひめ)(ばば)295(なら)びに若彦(わかひこ)のヘボ宣伝使(せんでんし)296よつく()け。297(この)()大自在天(だいじざいてん)大国別命(おほくにわけのみこと)(しろ)しめす()(なか)だ。298(しか)るに(なん)ぞ、299天則違反(てんそくゐはん)(つみ)()ひて、300永遠無窮(ゑいゑんむきう)根底(ねそこ)(くに)に、301神退(かむやら)ひに退(やら)はれた国治立命(くにはるたちのみこと)や、302現在(げんざい)漂浪(さすらひ)(たび)(つづ)けて()素盞嗚尊(すさのをのみこと)悪神(わるがみ)(かしら)(いただ)き、303(ねこ)(かぶ)つて、304天下(てんか)混乱(こんらん)させむとは(にく)奴共(やつども)305(てん)はバラモン(けう)蜈蚣姫(むかでひめ)部下(ぶか)スマートボールの()()りて(なんぢ)誅戮(ちうりく)すべく此処(ここ)(むか)はせ(たま)うたのだ。306サア(この)()置土産(おきみやげ)307遺言(ゆゐごん)あらば武士(ぶし)(なさけ)だ、308()いてやらう。309娑婆(しやば)(こころ)(のこ)さず、310一時(いつとき)(はや)幽界(いうかい)旅立(たびだち)(いた)せ。311覚悟(かくご)はよいか』
312部下(ぶか)目配(めくば)せしながら、313竹槍(たけやり)をすごいてアワヤ一突(ひとつき)にせむとする(をり)しも、314中空(ちうくう)より急速力(きふそくりよく)(もつ)(くだ)(きた)れる一塊(いつくわい)火弾(くわだん)315(たちま)(には)敷石(しきいし)衝突(しようとつ)して爆発(ばくはつ)し、316大音響(だいおんきやう)(とも)四面(しめん)白煙(はくえん)(つつ)まれ、317咫尺(しせき)(べん)ぜざるに立到(たちいた)つた。318(なか)よりコンコンと白狐(びやくこ)()(ごゑ)319(たに)彼方(あなた)此方(こなた)警鐘(けいしよう)乱打(らんだ)せし(ごと)く、320(しき)りに(きこ)えて()た。321レコード(やぶ)りの大音響(だいおんきやう)に、322失心(しつしん)して()鷹鳥姫(たかとりひめ)はハツと()()き、323(かしら)()げて(なが)むれば、324四辺(しへん)白煙(はくえん)(つつ)まれ、325()空中(くうちう)にあるか地底(ちてい)にあるか、326判別(はんべつ)(くる)しみつつ、327(ひと)(かしら)(かたむ)けて記憶(きおく)(いと)手繰(たぐ)つて()る。328金助(きんすけ)329銀公(ぎんこう)両人(りやうにん)もハツと()()き、330咫尺(しせき)(べん)ぜぬ白煙(はくえん)(なか)腹這(はらば)ひながら(おもて)()で、331若彦(わかひこ)332鷹鳥姫(たかとりひめ)(かたはら)()らず()らずに()つて()た。333(たちま)空中(くうちう)より優美(いうび)にして流暢(りうちよう)女神(めがみ)(こゑ)にて、
334三五教(あななひけう)宣伝使(せんでんし)鷹鳥姫(たかとりひめ)335若彦(わかひこ)両人(りやうにん)336よつく()かれよ。337取別(とりわ)けて鷹鳥姫(たかとりひめ)執着(しふちやく)(ねん)(いま)()らず、338教主(けうしゆ)言依別命(ことよりわけのみこと)示諭(じゆ)軽視(けいし)し、339執拗(しつえう)にも(なんぢ)意地(いぢ)()てむとし、340神業(しんげふ)繁多(はんた)()(もつ)聖地(せいち)(はな)れ、341(この)鷹鳥山(たかとりやま)(きよ)(かま)へ、342大神(おほかみ)(まつ)り、343(なんぢ)(うしな)ひし二個(にこ)宝玉(ほうぎよく)如何(いか)にもして(ふたた)取返(とりかへ)さむと、344千々(ちぢ)(こころ)(くだ)(なんぢ)熱心(ねつしん)345(よみ)すべきには()たれども、346(いま)自負心(じふしん)暗雲(あんうん)(なんぢ)心天(しんてん)()らず、347(つね)悶々(もんもん)として至善(しぜん)至美(しび)なる現天国(げんてんごく)悪魔(あくま)世界(せかい)(くわん)じ、348()くまでも初心(しよしん)貫徹(くわんてつ)せむと、349(まよ)ひに(まよ)(その)果敢(はか)なさよ。350地上(ちじやう)天国(てんごく)建設(けんせつ)せむとせば、351()(なんぢ)(こころ)天国(てんごく)()てよ。352(まよ)ひの(くも)(つつ)まれて、353(いま)(なんぢ)地獄(ぢごく)354餓鬼(がき)355修羅(しゆら)356畜生(ちくしやう)天地(てんち)()()し、357(なんぢ)(みづか)(くるし)(その)(あは)れさ。358片時(かたとき)(はや)本心(ほんしん)立復(たちかへ)り、359自我心(じがしん)滅却(めつきやく)し、360我情(がじやう)(くも)払拭(ふつしき)し、361明皓々(めいかうかう)たる真如(しんによ)日月(じつげつ)心天心海(しんてんしんかい)(かがや)かし(まつ)れ』
362(おごそ)かに神示(しんじ)()らせ(たま)ひ、363御姿(みすがた)()えねども、364空中(くうちう)(かへ)(たま)(その)気配(けはい)365()()(ごと)くに(かん)じられた。366鷹鳥姫(たかとりひめ)(ゆめ)()めたる(ごと)(こころ)打諾(うちうなづ)き、
367『アヽ(あやま)れり(あやま)れり、368今迄(いままで)吾々(われわれ)神界(しんかい)(ため)369天下万民(てんかばんみん)(ため)最善(さいぜん)努力(どりよく)(つく)し、370不惜身命(ふじやくしんみやう)大活動(だいくわつどう)継続(けいぞく)し、371五六七(みろく)神政(しんせい)御用(ごよう)奉仕(ほうし)せしものと(おも)ひしは、372わが(こころ)(おごり)なりしか。373アヽわれ如何(いか)心力(しんりよく)(つく)すと(いへど)も、374無限(むげん)絶対(ぜつたい)375無始(むし)無終(むしう)大神(おほかみ)大御心(おほみこころ)(くら)ぶれば、376九牛(きうぎう)一毛(いちまう)だにも(およ)(がた)し。377慢心(まんしん)取違(とりちがひ)の………われは標本人(へうほんにん)なりしか、378(あゝ)(あさ)ましや(あさ)ましや。379慈愛(じあい)(ふか)(まこと)神様(かみさま)380何卒々々(なにとぞなにとぞ)鷹鳥姫(たかとりひめ)不明(ふめい)(あは)れみ(たま)ひ、381神業(しんげふ)一端(いつたん)奉仕(ほうし)せしめられむことを懇願(こんぐわん)(いた)します。382唯今(ただいま)より(こころ)()(あらた)め、383(まこと)(かみ)召使(めしつかひ)として微力(びりよく)(かぎ)りを(つく)させ(くだ)さいませ。384神慮(しんりよ)宏遠(くわうゑん)にして、385吾等(われら)凡夫(ぼんぶ)如何(いか)でか窺知(きち)(たてまつ)るを()む。386(いま)まで(をか)せし天津罪(あまつつみ)国津罪(くにつつみ)(まを)すも(さら)なり、387()らず()らずに(つく)りし許々多久(ここたく)(つみ)(けがれ)(めぐみ)(かぜ)吹払(ふきはら)ひ、388(たす)(たま)へ。389アヽ惟神(かむながら)(たま)幸倍(ちはへ)坐世(ませ)惟神(かむながら)(たま)幸倍(ちはへ)坐世(ませ)
390両手(りやうて)(あは)せ、391感謝(かんしや)(なみだ)(むせ)びながら一心不乱(いつしんふらん)天地(てんち)神霊(しんれい)謝罪(しやざい)祈願(きぐわん)()めて()る。392四辺(しへん)(つつ)みし白煙(はくえん)(たちま)()れて、393四辺(あたり)()れば()如何(いか)に、394鷹鳥姫(たかとりひめ)(いほり)(まへ)(こけ)()花園(はなぞの)であつた。395何処(いづこ)よりともなく三柱(みはしら)美人(びじん)396上枝姫(ほづえひめ)397中枝姫(なかえひめ)398下枝姫(しづえひめ)は、399(たま)(ごと)顔貌(かんばせ)に、400梅花(ばいくわ)(わら)ふが(ごと)(よそほ)ひにて(あら)はれ(きた)り、401鷹鳥姫(たかとりひめ)402若彦(わかひこ)403金助(きんすけ)404銀公(ぎんこう)()()りて引起(ひきおこ)し、405(ふところ)より(ぬさ)取出(とりだ)して四人(よにん)(ちり)打払(うちはら)ひ、406(いた)はり(たす)けて(いほり)(うち)(すす)()る。407スマートボール、408カナンボール以下(いか)一同(いちどう)如何(いかが)はしけむ、409身体(しんたい)強直(きやうちよく)し、410(たち)はだかつた(まま)(この)光景(くわうけい)不審(ふしん)げに目送(もくそう)して()る。411(たに)木霊(こだま)(ひび)宣伝歌(せんでんか)(こゑ)412(いかづち)(ごと)(きこ)えて()た。
413大正一一・五・二七 旧五・一 松村真澄録)
   
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