インフォメーション

陸奥(みちのく)の安達(あだち)ケ原(はら)にも人知(ひとし)らぬ
神(かみ)のめぐみの花(はな)ぞ咲(さ)きぬる〈総説〉

日本魂(やまとだま)奮(ふる)ひ起(おこ)して葦原(あしはら)の
醜草(しこぐさ)はふる神(かみ)の友垣(ともがき)〈総説〉

大本(おほもと)は野火(のび)の燃(も)えたつ勢(いきほ)ひで
風吹(かぜふ)くたびに拡(ひろ)がり行(ゆ)くなり〈第1章〉

海原(うなばら)に真帆(まほ)をあげたる大船(おほふね)は
風(かぜ)の力(ちから)に疾(と)く進(すす)むなり〈第1章〉

千早振(ちはやふ)る神代(かみよ)からなる神国(かみくに)を
汚(けが)さじものと朝夕(あさゆふ)祈(いの)るも〈第2章（再）〉

黄金(わうごん)の玉(たま)の在処(ありか)を探(さぐ)らむと
黒姫(くろひめ)大海原(おほうなばら)を渡(わた)るも〈第4章〉

昨日(きのふ)まで人(ひと)の事(こと)よと思(おも)ひしを
今日(けふ)はわが身(み)にふりかかりける〈第4章〉

呑(の)み込(こ)みし玉(たま)吐(は)き出(いだ)した高姫(たかひめ)が
またもや固唾(かたづ)を呑(の)んで泡(あわ)ふく〈第4章〉

玉欲(たまほ)しの心(こころ)の鬼(おに)に攻(せ)められて
鼻(はな)たかひめの花散(はなち)らむとすも〈第7章〉

人(ひと)の非(ひ)を攻(せ)めなやめたる高姫(たかひめ)も
今(いま)は生命(いのち)の水(みづ)にかはきつ〈第7章〉

冥途(めいど)には鬼(おに)はなけれど我罪(わがつみ)の
いや固(かた)まりて鬼(おに)となるなり〈第8章〉

極楽(ごくらく)も地獄(ちごく)も己(おの)が心(こころ)より
つくり出(いだ)して己(おの)が行(ゆ)くなり〈第8章〉

東(ひむがし)の御空(みそら)はらして昇(のぼ)ります
月(つき)の光(ひかり)の瑞々(みづみづ)しけれ〈第10章〉

世(よ)の中(なか)の人(ひと)の心(こころ)に誠(まこと)あらば
神(かみ)の心(こころ)も静(しづ)けかるべし〈第12章〉

物知(ものし)りは牛(もう)の尻(しり)かと思(おも)ふまで
曇(くも)り切(き)つたるあし原(はら)の国(くに)〈第12章〉

締(し)めつけし冬(ふゆ)の氷(こほり)も朝日子(あさひこ)の
光(ひかり)に解(と)くるあし原(はら)の国(くに)〈第13章〉

一筋(ひとすじ)や二筋縄(ふたすじなは)で行(ゆ)かぬ奴(やつ)を
三筋(みすぢ)の糸(いと)でひき縛(しば)る猫(ねこ)〈第18章〉

天地(あめつち)の神(かみ)の御水火(みいき)を蒙(かうむ)りて
生(う)まれ出(い)でたる人(ひと)ぞ尊(たふと)き〈第20章〉

麻柱(あななひ)の神(かみ)の心(こころ)に叶(かな)ひなば
どこも高天(たかま)の原(はら)となるなり〈第20章〉

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【第22巻（酉の巻）｜霊界物語／rm228801】

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