霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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第六章 アンボイナ(たう)〔七三六〕

インフォメーション
著者:出口王仁三郎 巻:霊界物語 第24巻 如意宝珠 亥の巻 篇:第2篇 南洋探島 よみ:なんようたんとう
章:第6章 第24巻 よみ:あんぼいなとう 通し章番号:736
口述日:1922(大正11)年07月02日(旧閏05月08日) 口述場所: 筆録者:北村隆光 校正日: 校正場所: 初版発行日:1923(大正12)年5月10日
概要: 舞台: あらすじ[?]このあらすじは東京の望月さん作成です。一覧表が「王仁DB」にあります。[×閉じる]
船は無数の島嶼を縫って進んでいたが、にわかに深い霧に包まれて、船中の一同は当惑し始めた。
寂寥の気に満たされて、体内を何ものかがかき乱すような感覚に襲われ、頭部には警鐘乱打の声が聞こえだし、一同は少しの風にも身もだえして苦しんだ。
どこからともなく、嫌らしい声が頭上に響いた。声は天の八衢彦命と名乗り、蜈蚣姫と高姫に、善悪混淆で悪が足りないから大悪になり、大悪すなわち大善になれとを叱りつけた。
変性男子の系統を振りかざし、日の出神の生き宮を名乗っておきながら、肝心のときに神力を発揮できない高姫に耳の痛い説諭をする天の八衢彦命に対して、高姫はいちいち憎まれ口を言い返した。
天の八衢彦命は蜈蚣姫にも厳しい説教を垂れ、言霊を使って高姫・蜈蚣姫をやりこめる。そしてアンボイナ島の聖地に渡って再び教訓を受けよ、と告げた。
高姫と蜈蚣姫はすっかりやり込められたが、片意地を張って黙って俯いている。すると濃霧は晴れて、船はいつの間にかアンボイナの港に着いていた。
主な登場人物: 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日: OBC :rm2406
愛善世界社版:90頁 八幡書店版:第4輯 644頁 修補版: 校定版:92頁 普及版:42頁 初版: ページ備考:
001 高姫(たかひめ)002蜈蚣姫(むかでひめ)()せたる(ふね)は、003(なみ)のまにまに大小(だいせう)無数(むすう)嶋嶼(たうしよ)(みぎ)(ひだり)(くぐ)りつつ(すす)()く。004(にはか)(つつ)濃霧(のうむ)咫尺(しせき)(べん)ぜず、005(この)(まま)航海(かうかい)(つづ)けむか、006何時(なんどき)(ふね)岩石(がんせき)()()破壊(はくわい)沈没(ちんぼつ)(やく)()ふも()れざる破目(はめ)になつて()た。007流石(さすが)両婆(りやうばば)アも船中(せんちう)一同(いちどう)はた当惑(たうわく)し、008(なん)となく寂寥(せきれう)()()たされ、009(へそ)(あた)りより喉元(のどもと)さして()(あが)(あつ)凝固(かたまり)は、010螺旋状(らせんじやう)()して体内(たいない)()(みだ)すが(ごと)く、011頭部(とうぶ)警鐘(けいしよう)乱打(らんだ)(こゑ)(きこ)え、012天変地妖(てんぺんちえう)()()(どころ)()らぬ(おも)ひに(なや)まされた。013(なん)ともなく(いや)らしき物音(ものおと)014鬼哭啾々(きこくしうしう)として(はだへ)(あは)(しやう)心胆(しんたん)(いと)(ごと)(ほそ)り、015(この)(うへ)(すこ)しの(かぜ)にも、016(たま)()(いと)断絶(だんぜつ)せむ(ばか)りになり()たり。017何処(いづく)ともなく(いや)らしき(こゑ)018頭上(づじやう)(ひび)(わた)りぬ。
019『アヽヽ飽迄(くまで)()()(とほ)高姫(たかひめ)020蜈蚣姫(むかでひめ)両人(りやうにん)021()八衢彦命(やちまたひこのみこと)言葉(ことば)(みみ)(さら)へてよつく()け。022(なんぢ)()がまだ()らぬ。023()ならば()でよいから徹底的(てつていてき)大悪(だい)になれ。024大悪(だい)(すなは)大善(だいぜん)だ。025(なんぢ)(ごと)善悪混淆(ぜんくこんかう)026反覆(はんぷく)表裏(へうり)(つね)なき改慢心(かいまんしん)大化物(おほばけもの)027(これ)こそ(しん)()であるぞよ。028()()(こと)万事(ばんじ)万端(ばんたん)029神界(しんかい)()めに(らち)あく(はたら)きを()ふのだ。
030イヽヽ()らしい(こゑ)()かされて(ふる)(あが)り、031意気銷沈(きせうちん)意気地(くぢ)()し。032()此処(ここ)慣用(くわんよう)手段(しゆだん)()出神(でのかみ)何故(なぜ)(あらは)さぬか。033大黒主命(おほくろぬしのみこと)如何(どう)したのだ。034因循姑息(んじゆんこそく)035悪魔(あくま)(わが)(げん)唯々諾々(ゐだくだく)として畏服(ふく)(いた)カサマ宣伝使(せんでんし)036てもげち()可憐(いぢ)らしい(もの)だなア』
037 高姫(たかひめ)(ただ)ちに、
038(いづ)れの神様(かみさま)(ぞん)じませぬが、
039アヽヽ()をやるなら大悪(だいあく)をせいとはチツトと(きこ)えませぬ。040善一筋(ぜんひとすぢ)日本魂(やまとだましひ)生粋(きつすゐ)()()(この)高姫(たかひめ)
041イヽヽつかないつかな、042変性女子的(へんじやうによしてき)貴女(あなた)言葉(ことば)には賛成(さんせい)出来(でき)ませぬ。043なア蜈蚣姫(むかでひめ)さま、044(まへ)さまもチツト、045アフンとしてぢけて()らずに、046アヽヽイヽヽアイ(とも)(ちから)(あは)せ、047相槌(あいづち)()つたら如何(どう)だい。048()んな(とき)こそ(まこと)(かみ)御神力(ごしんりき)(あら)はさいで何時(いつ)(あら)はすのだ、049アヽヽ、050イヽヽ意気地(くぢ)のない(ひと)だなア』
051 空中(くうちう)より(あや)しき(こゑ)
052『ウヽヽ、053()さい代物(しろもの)だ。054何処(どこ)までも粘着性(ねんちやくせい)(つよ)高姫(たかひめ)執着(しふちやく)055有無転変(ゐてんぺん)()(なか)056(いま)(さか)とんぼり()たねばならぬぞよ。057言依別(ことよりわけ)教主(けうしゆ)反抗(はんかう)(いた)した(むく)い、058(まなこ)(くら)(なみ)にとられた(おき)(ふね)059何処(どこ)にとりつく(しま)もなく、060九死一生(きうしいつしやう)(この)場合(ばあひ)()(いた)つて、061まだ改心(かいしん)出来(でき)ぬか。
062エヽヽ偉相(らさう)(われ)(ほど)(もの)なき(やう)(まを)して世界中(せかいぢう)(また)にかけ法螺(ほら)()(まく)り、063(まこと)人間(にんげん)(まよ)はす曲津神(まがつかみ)張本人(ちやうほんにん)064(はな)ばかりの高姫(たかひめ)今日(けふ)断末魔(だんまつま)065()ても()ても可憐想(かはいさう)(もの)だ。066浮世(うきよ)(のぞ)みはないと口癖(くちぐせ)(やう)(まを)(なが)ら、067(その)(じつ)068浮世(うきよ)執着心(しふちやくしん)(もつと)(ふか)く、069偉相(らさう)肩臂(かたひぢ)(いか)らし大声(おほごゑ)(おど)(なつ)雷鳴婆(かみなりばば)ア……。
070オヽヽ()とも(じや)とも悪魔(あくま)とも()れぬ性来(しやうらい)()りきりて()りても()()がつかぬか。071()ろしい執着心(しふちやくしん)()(つの)()やして(その)(はう)(あと)()()(きた)り、072(いま)此処(ここ)往生(うじやう)させる大神(ほかみ)御経綸(ごけいりん)073()()いて改心(かいしん)するのは(いま)であらう。074返答(へんたふ)如何(どう)だ』
075 高姫(たかひめ)()けず、076(また)もや、
077『ウヽヽ()さい(こと)仰有(おつしや)るな。
078エヽヽえたいの()れぬ(こゑ)()して、
079オヽヽ()さうと(おも)つても()出神(でのかみ)生宮(いきみや)はいつかな いつかな、080ソンナチヨツコイ(こと)往生(うじやう)(いた)しませぬぞ。081(ひと)(じま)女王(ぢよ)(きこ)えたる黄竜姫(うりようひめ)を、082()(あそ)ばした蜈蚣姫(むかでひめ)姉妹分(きやうだいぶん)とも()はれたる(この)高姫(たかひめ)083(いづ)れの(かみ)曲津(まがつ)()らねども、084チツトは(もの)分別(ふんべつ)(わきま)へたが()からうぞ』
085 空中(くうちう)より、
086『カヽヽ()ねて()ふな、087()(みみ)()たぬ。088(はづ)行列(ぎやうれつ)(むか)()ず、089(この)(さき)には山岳(さんがく)(ごと)巨大(きよだい)(はづ)(あら)はれて、090奸智(んち)()けたる(なんぢ)()(たましひ)も、091(ただ)一口(ひとくち)()(くだ)(ほろ)ぼして()れる仕組(しぐみ)がしてあるぞ。092()はん(とき)神頼(みだの)みと()つても、093モウ()うなつては駄目(だめ)だ。094()()きは(いた)さぬから左様(さやう)心得(こころえ)たが()からう。
095キヽヽ危機一髪(ききいつぱつ)096機略縦横(りやくじうわう)高姫(たかひめ)最早(もはや)()(くだ)(やう)もあるまい。097気違(ちが)ひじみた気焔(えん)()いた(その)(むく)い、098()(どく)なものだ。099()かねば()(やう)にして()かすと(まを)すのは(この)(こと)であるぞよ。
100クヽヽ黒姫(ろひめ)(はら)(あは)せ、101変性男子(へんじやうなんし)系統(ひつぱう)真向(まつかう)()(かざ)し、102神界(しんかい)経綸(けいりん)無茶苦茶(むちやちや)(いた)した曲者(せもの)103苦労(らう)(かたま)りの(はな)()くと何時(いつ)(まを)して()るが、104(かみ)(みち)()苦労(らう)(かたま)りの(はな)(いま)(いよいよ)()きかけたぞよ。
105ケヽヽ見当(んたう)のとれぬ仕組(しぐみ)だと(まを)して遁辞(とんじ)(まう)け、106誤魔化(ごまくわ)して()(その)(むく)い。
107コヽヽ()(ぶくろ)()がきれかけたぞよ。108聖地(せいち)神々(かみがみ)(こま)らしぬいた狡猾至極(うくわつしごく)(なんぢ)高姫(たかひめ)109(われ)(わが)(こころ)()うて()よ。110(ころ)(ひと)つの()(やう)(ぜん)にも(あく)にもなるぞよ。
111サヽヽ探女醜女(ぐめしこめ)両人(りやうにん)112よくも(そろ)うたものだ。113(これ)からは蜈蚣姫(むかでひめ)(ばん)だ。114逆様事(かさまごと)ばかりふれ(まは)天下万民(てんかばんみん)(くる)しめた蜈蚣姫(むかでひめ)一派(いつぱ)
115シヽヽ思案(あん)をして()よ。116(かみ)(まを)言葉(ことば)(すこ)しの無理(むり)もないぞよ。117皺苦茶婆(わくちやばば)アになつてから、118娑婆(やば)執着心(ふちやくしん)発揮(はつき)し、119死後()安住所(あんぢうしよ)(わす)れ、120獅子奮迅(しふんじん)(いきほひ)(もつ)種々雑多(しゆじゆざつた)悪計(あくけい)(めぐ)らし(なが)ら、121至善(ぜん)至美()至真(しん)行動(かうどう)誤解(ごかい)する痴者(たわけもの)
122スヽヽ()しは(むね)()()てて()よ。123素盞嗚大神(さのをのおほかみ)御精神(ごせいしん)諒解(りやうかい)せぬ(うち)は、124何程(なにほど)(なんぢ)焦慮(あせ)るとも九分九厘(くぶくりん)物事(ものごと)成就(じやうじゆ)(いた)さぬぞよ。
125セヽヽ背中(なか)(はら)()へられぬ(やう)(この)()仕儀(しぎ)126それでも()改心(かいしん)出来(でき)ぬか。127雪隠虫(つちんむし)高上(たかあが)り、128世間(けん)()らずの大馬鹿者(おほばかもの)
129ソヽヽ(その)(はう)(たち)二人(ふたり)改心(かいしん)(いた)さぬと、130(すべ)ての(もの)総損(うぞこな)ひになつて、131まだまだ大騒動(おほうどう)(おこ)るぞよ。132早々(うさう)改心(かいしん)(じつ)(しめ)せ。133うでなければ(いま)此処(ここ)グり()ててやらうか』
134『ソヽヽれは、135マア一寸(ちよつと)()つて(くだ)さい。136(ほど)(わたし)(かんが)へが(ちが)つて()ますか。137(この)蜈蚣姫(むかでひめ)()けても()れても、138神様(かみさま)()め、139世界(せかい)()め、140人民(じんみん)(たす)ける()めに、141苦労(くらう)艱難(かんなん)(いた)して()(ぜん)(かがみ)(かた)(しん)じて()ります。142れが(わたし)生命(せいめい)だ。143(いづ)れの(かみ)悪魔(あくま)()らねども、144我々(われわれ)(こころ)(わか)らぬとは(じつ)残念(ざんねん)至極(しごく)だ。145粗忽(そつか)しい、146観察(くわんさつ)をせずに、147もうチツト真面目(まじめ)(わたし)(はら)()調(しら)べて(くだ)さい』
148 空中(くうちう)より、
149『タヽヽ()くな(たた)くな、150(はら)(なか)をタヽヽ()()つて調(しら)べてやらうか。151高姫(かひめ)同様(どうやう)だぞ、152(なんぢ)(はら)(なか)千里(せんり)奥山(おくやま)古狸(ふるだぬき)棲処(すみか)となつて()る。153()出神(でのかみ)名乗(なのり)(やつ)銀毛八尾(ぎんまうはちび)古狐(ふるぎつね)眷族(けんぞく)だ。154大黒主(おほくろぬし)名乗(なのり)(やつ)三千年(さんぜんねん)(がふ)()たる白毛(はくまう)古狸(ふるだぬき)だ。155(また)蜈蚣姫(むかでひめ)腹中(ふくちう)(ひそ)魔神(まがみ)はアダム、156エバの悪霊(あくれい)(すえ)なる大蛇(をろち)守護神(しゆごじん)だ。
157チヽヽ()ふと(おも)ふなら、158(いま)此処(ここ)正体(しやうたい)(あら)はさうか。159()高天原(たかあまはら)蹂躙(じうりん)せむと、160汝等(なんぢら)両人(りやうにん)体内(たいない)()つて仕組(しぐ)んで()るのだ。161(なんぢ)はそれも()らずに(まこと)(ひと)つと(おも)ひつめ、162自分(じぶん)身魂(みたま)自惚(うぬぼれ)し、163最善(さいぜん)(かん)じつつ最悪(さいあく)行動(かうどう)()へてする、164天下(てんか)曲津神(まがつかみ)となつて()るのに()がつかぬか。
165ツヽヽまらぬ(さまた)げを(いた)すより、166()大神(おほかみ)(こころ)になり、167(こころ)(そこ)より悔悟(くわいご)して。
168テヽヽ天地(んち)(かみ)にお(わび)(いた)せ。
169トヽヽンボ(がへ)りを()たぬうち、170トツクリと思案(しあん)(いた)し、171コトン身魂(みたま)洗濯(せんたく)(はげ)むが肝腎(かんじん)だぞよ。
172ナヽヽ()(まを)しても(その)(はう)()曲津(まがつ)容器(いれもの)173弥勒神政(みろくしんせい)太柱(ふとばしら)()高天原(たかあまはら)に、174神世(かみよ)(むかし)より(さだ)められた身魂(みたま)儼然(げんぜん)として(あら)はれ(たま)ふ。175()(ほど)()(はう)焦慮(あせ)つても、176もう駄目(だめ)だ。
177ニヽヽ二階(かい)から目薬(めぐすり)をさす(やう)(たよ)りのない法螺(ほら)()(まは)るより、178(うま)赤子(あかご)(こころ)になつて言依別(ことよりわけ)教主(けうしゆ)(あふ)せを(まも)れ。
179ヌヽヽーボー(しき)言依別(ことよりわけ)だと何時(いつ)悪口(わるくち)(まを)すが、180(その)(はう)こそは言依別(ことよりわけ)神徳(しんとく)横奪(わうだつ)せむとする、181ースー(しき)張本人(ちやうほんにん)だ。
182ネヽヽ熱心(つしん)信者(しんじや)誤魔化(ごまくわ)し、183(へび)(かへる)()(やう)熱烈(つれつ)なる破壊(はくわい)運動(うんどう)(いた)侫人輩(いじんばら)
184ノヽヽ野天狗(てんぐ)185野狐(ぎつね)186野狸(だぬき)(やう)野太(ぶと)代物(しろもの)187()から()()きもつて、188折角(せつかく)(つく)()げた(まこと)(たましひ)攪乱(かくらん)(いた)野太(ぶと)代物(しろもの)189(くだ)らぬ()みを(おこ)すよりも()加減(かげん)往生(わうじやう)(いた)したら如何(どう)だ』
190 高姫(たかひめ)は、
191『もうもう十分(じふぶん)です。
192ハヽヽラハラします。193()()つて()がガチガチしだした。194()くしようも()(こと)は、195もうきりあげて(くだ)さい。
196ヒヽヽ()出神(でのかみ)生宮(いきみや)堪忍袋(かんにんぶくろ)()()らしたら、197何程(なにほど)(えら)(かみ)でも(たま)りませぬぞ。
198フヽヽ不都合千万(つがふせんばん)な、199(この)(はう)行動(かうどう)非難(ひなん)するとは(いづ)れの(かみ)だ。
200ヘヽヽ()でもない理屈(りくつ)(なら)べて閉口(いこう)さそうと(おも)うても…………(この)高姫(たかひめ)さまは一寸(ちよつと)()には()ひませぬワイ。
201ホヽヽんに(わけ)(わか)らぬ(まは)しものだ。202()んな(うみ)(なか)我々(われわれ)引張(ひつぱ)()し、203一寸先(いつすんさき)()えぬ(やう)濃霧(のうむ)(つつ)んで()いて、204(くら)がりに(にはとり)(くび)()ぢる(やう)卑怯(ひけふ)計略(けいりやく)205(その)()()はぬぞ。
206マヽヽ曲津(がつ)張本(ちやうほん)
207ミヽヽ()(ほど)()らずの盲目神(めくらがみ)
208ムヽヽ蜈蚣姫(かでひめ)高姫(たかひめ)が。
209メヽヽ各自(いめい)神力(しんりき)のあらむ(かぎ)りを発揮(はつき)して。
210モヽヽ耄碌神(うろくがみ)(その)(はう)(もろ)くも退治(たいぢ)して()せよう。
211ヤヽヽ八岐大蛇(またをろち)だの、212(きつね)だの、213(たぬき)だのとは(なん)たる暴言(ばうげん)ぞ。
214イヽヽ意地気根(ぢくね)(わる)い。
215ユヽヽ油断(だん)のならぬ胡散(うさん)痴呆(うつけ)もの。
216エヽヽ邪魔臭(じやまくさ)い。
217ヨヽヽくも、218タリスクを(なら)べよつたな、219うも悪魔(あくま)変化(へんげ)()
220ラヽヽ乱臣賊子(んしんぞくし)221サア正体(しやうたい)(あら)はせ、222勇気(ゆうき)凛々(りんりん)たる()出神(でのかみ)生宮(いきみや)223大自在天(だいじざいてん)太柱(ふとばしら)224グヅグヅ(ぬか)すと貴様(きさま)素首(そつくび)()()いてリルレロとトンボリ(がへ)しを()たしてやらうか』
225 空中(くうちう)より一層(いつそう)(おほ)きな(こゑ)で、
226『ワヽヽ()はせやがるワイ。227()()()らずの馬鹿者(ばかもの)(ども)228()のつけ(やう)のない(こま)つた代物(しろもの)だ。
229ヰヽヽ何程(くら)()うても合点(がてん)()かぬ()根性(こんじやう)高姫(たかひめ)230蜈蚣姫(むかでひめ)
231ウヽヽ()さくなつて()たワイ。232(しとら)金神(こんじん)国治立尊(くにはるたちのみこと)御前(おんまへ)(われ)(これ)より奏上(そうじやう)せむ。
233ヱヽヽ()(ただ)して謹聴(きんちやう)して()つて()らう。234やがて御沙汰(ごさた)(くだ)るであらう。
235ヲヽヽ臆病風(くびやうかぜ)(さそ)はれてドヲドし(なが)ら、236まだ。
237ガヽヽ()(つよ)い。
238ギヽヽりぎりになる(まで)
239グヽヽ愚図々々(づぐづ)(いた)して()ると。
240ゲヽヽ現界(んかい)(おろ)か。
241ゴヽヽ後生(しやう)()めに()らないぞ。
242ザヽヽ()さらされて。
243ジヽヽタバタするよりも。
244ズヽヽ図々(うづう)しい態度(たいど)(あらた)め。
245ゼヽヽ前非(んぴ)()改心(かいしん)(いた)して。
246ゾヽヽ造次(うじ)にも顛沛(てんぱい)にもお(わび)(いた)せ。
247ダヽヽ()(ある)いた。
248ヂヽヽ自身(しん)(つみ)を。
249ヅヽヽ津々浦々(づうらうら)まで白状(はくじやう)(いた)して(まは)り、250(たま)(たい)する執着心(しふちやくしん)只今(ただいま)(かぎ)綺麗(きれい)薩張(さつぱり)(この)(うみ)(なが)して仕舞(しま)へ。251さうして仕舞(しま)へば(また)(かみ)(みち)使(つか)つてやるまいものでもない。
252デヽヽンデン(むし)角突(つのつ)()ひの(やう)(ちひ)さな喧嘩(けんくわ)(いた)し。
253ドヽヽ如何()してそんな(こと)神界(しんかい)御用(ごよう)(つと)まると(おも)ふか。
254バヽヽ()(くせ)馬鹿(ばか)真似(まね)(いた)すと(つひ)には糞垂(ばた)れるぞよ。
255ビヽヽ貧乏(んばふ)(ゆる)ぎもならぬ(やう)になりてから。
256ブヽヽツブツと(みづ)(なか)()()いた(やう)小言(こごと)(まを)しても。
257ベヽヽ弁舌(んぜつ)何程(なにほど)(たくみ)(いた)しても。
258ボヽヽ木瓜()(はな)だ、259(たれ)相手(あひて)になる(もの)はないぞよ。
260パヽヽチクリと()白黒(しろくろ)(いた)して。
261ピヽヽンピン()ねても、262キリキリ()ひを(いた)しても。
263プヽヽンと()いた()ほどの効力(かうりよく)()いぞよ。
264ペヽヽンペン()ねても。
265ポヽヽンポン()つても、266もう()出神(でのかみ)通用(つうよう)(いた)さぬから覚悟(かくご)をしたが()からう。267(なんぢ)()たして()出神(でのかみ)ならば、268(この)濃霧(のうむ)()らし、269天日(てんじつ)(ひかり)(みづか)()びて(ふね)方向(はうかう)(さだ)め、270アンボイナの聖地(せいち)(わた)れ。271(その)(とき)(また)結構(けつこう)教訓(けうくん)(さづ)けてやらう』
272 高姫(たかひめ)273蜈蚣姫(むかでひめ)(かへ)言葉(ことば)()く、274(ふね)(なか)両手(りやうて)(あは)せ、275()けぬ()(おに)(さまた)げられて謝罪(あやま)言葉(ことば)()さず、276俯向(うつむ)いて謝罪(しやざい)片意地(かたいぢ)との中間的(ちうかんてき)態度(たいど)()つて()た。277何時(いつ)しか濃霧(のうむ)()れた。278よくよく()れば(ふね)何時(いつ)()にやら南洋一(なんやういち)聖地(せいち)279竜宮島(りうぐうじま)(きこ)えたるアンボイナの(みなと)横着(よこづ)けになり()たりける。
280大正一一・七・二 旧閏五・八 北村隆光録)
   
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10/26【霊界物語ネット】大本神諭を「年月日順」で並べた時の順序が、一部おかしいものがあったので修正しました。(os176,192,193,191,235 の5つ)