霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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第九章 神助(しんじよ)(ふね)〔七三九〕

インフォメーション
著者:出口王仁三郎 巻:霊界物語 第24巻 如意宝珠 亥の巻 篇:第3篇 危機一髪 よみ:ききいっぱつ
章:第9章 第24巻 よみ:しんじょのふね 通し章番号:739
口述日:1922(大正11)年07月03日(旧閏05月09日) 口述場所: 筆録者:松村真澄 校正日: 校正場所: 初版発行日:1923(大正12)年5月10日
概要: 舞台: あらすじ[?]このあらすじは東京の望月さん作成です。一覧表が「王仁DB」にあります。[×閉じる]
蜈蚣姫、高姫ら一行の船は、ニュージーランドの手前で暴風に会って吹きまくられるうち、一つの岩島に近づいてきた。見れば、その島には得たいの知れない黒い人影が二つ岩を駆け巡っている。
暴風を避けて船はこの岩島につき、一同は神言を奏上した。この声を聞いて二つの黒い人影は船に近寄ってきた。
友彦は、真っ黒な人影を見て、てっきりこれは玉の精が凝って玉のありかを知らせているのだと勘違いする。途端に高姫と蜈蚣姫は自分が玉を奪って相手を出し抜こうとの言い合いになる。
そうしているうちに、黒い影は一同の前にやってきて、自分たちはチャンキー、モンキーというシロの島の住人で、小糸姫を舟で竜宮の一つ島に送る途中に難船したのだ、と助けを乞うた。
蜈蚣姫は小糸姫の消息を二人に聞き質す。二人は難船で小糸姫は死んだものと思って、蜈蚣姫にそう報告する。それを聞いた蜈蚣姫はその場に泣き崩れてしまう。
高姫は、蜈蚣姫の愁嘆場にはまったく頓着なく、チャンキー、モンキーを締め上げて玉のありかを白状させようとする。まったく見に覚えのないチャンキー、モンキーは困り果てる。
蜈蚣姫は顔を上げると、恋しい娘が死んだとなっては破れかぶれだと、高姫に宣戦布告をする。高姫は憎まれ口を返していたが、貫州まで蜈蚣姫の側についてしまい、蜈蚣姫から死刑宣告を受ける。
さすがの高姫もうつむいて涙を流し始めた。蜈蚣姫は高姫の我を折ってやろうと皆と狂言をしたのだ、と高姫を安心させ、初稚姫や玉能姫に感じて自分も改心したのだから、高姫も思い直すようにと諭した。
しかし高姫は玉を取り上げられて、初稚姫や玉能姫に隠された怨みをぶちまける。そこへ急に海面が高くなり、一同は岩山のもっとも高いところに非難したが、船は流され、山岳のような波が容赦なく襲ってきた。
めいめい息も絶え絶えに宣伝歌を歌って覚悟を決めたが、そこへ玉能姫らの船がやってきて、皆を救い上げた。急な海面上昇は、南洋の島が地すべりで海中に没したために発生した災害であった。
高姫は、命を助けてくれた三五教一行に対して、悪口罵詈雑言の限りを尽くし、さらに鼻をねじあげようとする。貫州はついに見かねて高姫を制止し、海に落としこんでしまう。
玉治別が高姫を救いあげた。高姫は心配されても憎まれ口を叩き続けている。船中の人々は、まともに高姫の相手をするのをやめてしまった。
蜈蚣姫は玉能姫らに感謝の意を表し、娘が死んだと聞いては三五教に改心しようと申し出るが、玉能姫は、小糸姫が確かに竜宮の一つ島で女王となり、黄竜姫となっていることを伝えた。蜈蚣姫は大神様にお礼を言い、天津祝詞と感謝の辞を唱えた。
船は折りしも、ニュージーランドの沓島に差し掛かった。
主な登場人物: 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日: OBC :rm2409
愛善世界社版:137頁 八幡書店版:第4輯 662頁 修補版: 校定版:141頁 普及版:64頁 初版: ページ備考:
001(かみ)(おもて)(あらは)れて
002(ぜん)(あく)とを立別(たてわ)ける
003朝日(あさひ)()るとも(くも)るとも
004(つき)()つとも()くるとも
005仮令(たとへ)大地(だいち)(しづ)むとも
006高姫(たかひめ)生命(いのち)()つるとも
007(しま)八十島(やそしま)八十(やそ)(くに)
008(やま)()()(かは)(すゑ)
009(うみ)(そこ)まで村肝(むらきも)
010(こころ)(いた)らぬ(くま)もなく
011(さが)さにや()かぬと雄猛(をたけ)びし
012矢竹心(やたけごころ)()(たて)
013(たま)りかねたる玉詮議(たませんぎ)
014左右(さいう)目玉(めだま)白黒(しろくろ)
015(いそが)しさうに転廻(てんくわい)
016(ぜん)(あく)との瀬戸(せと)(うみ)
017(うし)()かれて(うま)(せき)
018(せま)喉首(のどくび)()()えて
019数多(あまた)島々(しまじま)右左(みぎひだり)
020(なが)めて()ゆる太平(たいへい)
021(なみ)(すべ)つてアンボイナ
022南洋諸島(なんやうしよたう)(その)(なか)
023(うづ)竜宮(りうぐう)(きこ)えたる
024芽出度(めでた)(しま)()ぎつけて
025(たま)所在(ありか)(さが)(うち)
026(あや)高天(たかま)聖地(せいち)より
027玉照彦(たまてるひこ)神言(みこと)もて
028初稚姫(はつわかひめ)玉能姫(たまのひめ)
029玉治別(たまはるわけ)三人(さんにん)
030再度山(ふたたびやま)山麓(さんろく)
031生田(いくた)(もり)にて足揃(あしぞろ)
032(ふね)準備(しつら)高姫(たかひめ)
033危難(きなん)(すく)(たす)けむと
034(しほ)八百路(やほぢ)打渡(うちわた)
035()()(をり)しも(きり)(なか)
036(ほの)かに(きこ)ゆる(さけ)(ごゑ)
037唯事(ただごと)ならじと(ふね)()
038よくよく()れば()如何(いか)
039バラモン(けう)宣伝使(せんでんし)
040友彦(ともひこ)(はじ)清鶴(きよつる)
041(たけ)四人(よにん)(ふね)()
042生命(いのち)(つな)岩壁(がんぺき)
043(ちから)(かぎ)りにかぢりつき
044(たす)けを(さけ)(こゑ)なりし
045玉治別(たまはるわけ)(こころよ)
046四人(よにん)(をとこ)(すく)()
047(ひき)(きた)りし伴舟(ともぶね)
048友彦(ともひこ)(その)()(すく)ひつつ
049男波(をなみ)女波(めなみ)打渡(うちわた)
050雄滝(をだき)雌滝(めだき)(かか)りたる
051雄島(をしま)雌島(めしま)(あは)(じま)
052アンボイナ(たう)竜宮(りうぐう)
053(ふね)()ぎつけをちこちと
054青葉(あをば)(しげ)れる山路(やまみち)
055濃霧(のうむ)(つつ)まれ千丈(せんぢやう)
056瀑布(ばくふ)(おと)()るべとし
057(ちか)より()れば滝津瀬(たきつせ)
058(みなぎ)()つる(おと)ばかり
059一行(いつかう)七人(しちにん)(たき)(まへ)
060(たたず)()れの絶景(ぜつけい)
061驚異(きやうい)(まなこ)をみはりつつ
062(その)壮烈(さうれつ)歎賞(たんしやう)
063涼味(りやうみ)(よく)する折柄(をりから)
064濃霧(のうむ)(すか)して(ばば)(こゑ)
065常事(ただごと)ならじと近寄(ちかよ)りて
066(うかが)()れば高姫(たかひめ)
067(うで)血潮(ちしほ)(そま)りつつ
068団栗眼(どんぐりまなこ)(いか)らして
069(つら)をふくらせ何事(なにごと)
070(つぶや)(そば)蜈蚣姫(むかでひめ)
071妖怪変化(えうくわいへんげ)(まが)ふなる
072化物面(ばけものづら)(さら)しつつ
073(たき)(ふもと)(たふ)()
074玉治別(たまはるわけ)(おどろ)いて
075手負(ておひ)(むか)つて鎮魂(ちんこん)
076神法(しんぱふ)(しふ)(ひと)(ふた)()()
077五六七八九十(いつむゆななやここのたり)
078百千万(ももちよろづ)言霊(ことたま)
079霊歌(れいくわ)頭上(づじやう)放射(はうしや)せば
080幾許(いくばく)ならず蜈蚣姫(むかでひめ)
081(もと)姿(すがた)全快(ぜんくわい)
082地獄(ぢごく)(ほとけ)()ひし(ごと)
083(こころ)(そこ)より感謝(かんしや)しつ
084(うれ)(なみだ)()れにけり
085玉治別(たまはるわけ)一行(いつかう)
086(たづ)(きた)りし高姫(たかひめ)
087所在(ありか)()つた(うれ)しさに
088真心(まごころ)こめていろいろと
089言依別(ことよりわけ)命令(めいれい)
090完全(うまら)委曲(つばら)()りつれど
091(こころ)ねぢけし高姫(たかひめ)
092(なさけ)(あだ)()(なほ)
093(あい)(かは)らず()らず(ぐち)
094(たた)いてそこらに八当(やつあた)
095憎々(にくにく)しげに(ののし)れば
096流石(さすが)無邪気(むじやき)一行(いつかう)
097(あき)れて言葉(ことば)なかりけり
098ヤツサモツサの押問答(おしもんだふ)
099やうやう(をさ)まり一同(いちどう)
100二隻(にせき)(ふね)分乗(ぶんじやう)
101玉治別(たまはるわけ)(あやつ)れる
102(ふね)には初稚(はつわか)玉能姫(たまのひめ)
103(つる)(たけ)(きよ)六人連(むたりづれ)
104(なみ)()()竜宮(りうぐう)
105(あと)(なが)めて(はな)()
106(のこ)りの(ふね)友彦(ともひこ)
107()(あやつ)りつ蜈蚣姫(むかでひめ)
108高姫(たかひめ)貫州(くわんしう)久助(きうすけ)
109スマートボールやお(たみ)()
110一行(いつかう)()せてやうやうと
111(なみ)のた()和田(わだ)(はら)
112西南(せいなん)()して(すす)()
113前後左右(ぜんごさいう)()けまはる
114海蛇(かいだ)姿(すがた)(なが)めつつ
115(とどろ)(むね)押隠(おしかく)
116(こころ)にも()空元気(からげんき)
117船歌(ふなうた)うたひ友彦(ともひこ)
118(ちから)(かぎ)りに炎天(えんてん)
119大海原(おほうなばら)(しぼ)(あせ)
120ニユージランドの手前(てまへ)まで
121(すす)(をり)しも暴風(ばうふう)
122()きまくられて(なみ)(たか)
123危険(きけん)刻々(こくこく)(せま)()
124左手(ゆんで)()てる岩山(いはやま)
125(かげ)目標(めあて)()()せて
126(なん)()けむと(すす)()
127(おに)(けもの)()(ひと)
128得体(えたい)()れぬ(かげ)(ふた)
129(ましら)(ごと)岩山(いはやま)
130()けめぐり()(いぶ)かしさ
131(この)()(つく)りし神直日(かむなほひ)
132(こころ)(ひろ)大直日(おほなほひ)
133(ただ)何事(なにごと)(ひと)()
134直日(なほひ)見直(みなほ)聞直(ききなほ)
135()(あやま)ちは()(なほ)
136(かみ)(すく)ひの(ふね)()
137大海原(おほうなばら)(ただよ)へる
138(この)岩島(いはしま)一同(いちどう)
139生命(いのち)(おや)伏拝(ふしをが)
140ここに小船(こふね)(とど)めつつ
141アヽ惟神(かむながら)々々(かむながら)
142御霊(みたま)(さち)はひましませと
143(いの)言霊(ことたま)(いさ)ましく
144(らい)(ごと)くに()(わた)
145(この)神言(かみごと)()きしより
146(ふた)つの(かげ)(うれ)しげに
147此方(こなた)(むか)つて(くだ)()
148(かみ)仕組(しぐみ)不思議(ふしぎ)なる。
149 友彦(ともひこ)(あや)しき(ふた)つの(かげ)()て、
150『ヤア高姫(たかひめ)さま、151蜈蚣姫(むかでひめ)さま、152(いよいよ)願望(ぐわんまう)成就(じやうじゆ)時節(じせつ)到来(たうらい)153(よろこ)びなさいませ。154貴女(あなた)のお(たづ)ねになる代物(しろもの)(やうや)(この)(しま)()ると()(こと)が、155的確(てきかく)(わか)つて()ましたよ』
156 高姫(たかひめ)吃驚(びつくり)した(やう)(こゑ)で、
157『エヽ(なん)仰有(おつしや)る。158あの(たま)(この)(しま)(かく)してあると()ふのかい』
159御覧(ごらん)(とほ)り、160真黒黒助(まつくろくろすけ)の、161ア…タマ(ふた)つ、162如意宝珠(によいほつしゆ)(やう)にギラギラした()タマ()つ、163貴女(あなた)(がた)歓迎(くわんげい)し、164上下(じやうげ)左右(さいう)()けめぐつて()るぢやありませぬか。165ありや屹度(きつと)(たま)妄念(もうねん)ですよ。166黄金(わうごん)(かく)してある(ところ)には何時(いつ)化物(ばけもの)()ると()(こと)だ。167彼奴(あいつ)はキツト如意宝珠(によいほつしゆ)(せい)(あら)はれ、168(ひと)(ぬす)まれない(やう)保護(ほご)をして()(ところ)169(こが)(こが)れた……()はば……(たま)(おや)のお(まへ)さまがやつて()たものだから、170(ふたた)(はら)(なか)()()んで(かへ)つて(もら)はうと(おも)ひ、171妄念(もうねん)(あら)はれて(たま)所在(ありか)()らして()るのに(ちが)ひない。172コンナ(ところ)に……さうでなければ(くろ)(ばう)住居(すまゐ)して()(はず)はない。173キツトさうですよ。174(をんな)一心(いつしん)(いは)でも()()くとやら、175あの(とほ)(いは)()()いて(たま)(せい)(あら)はれたのでせうよ』
176 高姫(たかひめ)()をクルクルさせ(なが)ら、177(ふた)つの(かげ)凝視(みつ)め、
178如何(いか)にも不思議(ふしぎ)(かげ)だ。179どう(かんが)へてもコンナ(はな)(じま)(ふね)()し、180(ひと)()りつく道理(だうり)がない……サア蜈蚣姫(むかでひめ)さま、181あなたはモウ(たま)執着心(しふちやくしん)()いと仰有(おつしや)つたのだから、182微塵(みじん)未練(みれん)はありますまいな』
183(わたし)はアンナ(くろ)(ばう)にチツトも執着心(しふちやくしん)()りませぬ』
184『さうでせう。185それ()いたら大丈夫(だいぢやうぶ)186サア()れから貫州(くわんしう)二人(ふたり)(この)岩山(いはやま)()(のぼ)り、187(たま)所在(ありか)(さが)して()う……イヤイヤ()()て、188(はら)(わる)連中(れんちう)189岩山(いはやま)(うへ)へあがつて()(あと)()に、190蜈蚣姫(むかでひめ)さまに(ふね)でも()られたら、191それこそ大変(たいへん)だ。192……サア貫州(くわんしう)193(まへ)(この)(ふね)(ともづな)をキユツと(にぎ)つて(はな)(こと)はならぬぞえ。194……モシ蜈蚣姫(むかでひめ)さま、195付合(つきあひ)()いて()(くだ)さいな』
196『オホヽヽヽ、197さう御心配(ごしんぱい)なさらいでも、198滅多(めつた)(ふね)()つて()げる(やう)(こと)はしませぬ……とは請合(うけあ)はれませぬワイ』
199『サアそれだから険難(けんのん)だと()ふのだ。200わしの天眼通(てんがんつう)は、201(まへ)さまの(はら)のドン(ぞこ)までチヤーンと見抜(みぬ)いてある。202それが(わか)らぬ(やう)(こと)で、203どうして()出神(でのかみ)生宮(いきみや)(つと)まるものか……アヽ仕方(しかた)がない。204貫州(くわんしう)205(まへ)御苦労(ごくらう)だが、206(たま)所在(ありか)を、207あの(くろ)(ばう)()いて(さが)して()()れ。208わしは蜈蚣姫(むかでひめ)さまの監督(かんとく)をして()るから……アーア油断(ゆだん)(すき)()つたものぢやないワイ』
209『オツホヽヽヽ、210よう悪気(わるき)(まは)るお(かた)ですな。211(まへ)さまは(たから)()ると(すぐ)にそれだから面白(おもしろ)い。212恰度(ちやうど)213(いぬ)コロが()()一所(ひととこ)(あつ)まり、214(かほ)()めたり、215()()めたりして(たがひ)(むつ)まじう平和(へいわ)(あそ)んで()る、216其処(そこ)(くさ)つた(にく)一片(いつぺん)()げて()ると、217(たちま)争闘(あらそひ)(はじ)め、218(おや)讐敵(かたき)出会(であ)うた(やう)喧嘩(けんくわ)をするのと(おな)(こと)219(まへ)さまは(たから)が……まだ本当(ほんたう)()るか()いか()れもせぬ(さき)から、220()(いろ)まで()へて(さわ)ぐのだから、221本当(ほんたう)見上(みあ)げた御精神(ごせいしん)だ。222いつかな悪党(あくたう)蜈蚣姫(むかでひめ)(はら)(そこ)から感服(かんぷく)(いた)しました。223………スマートボール、224(まへ)貫州(くわんしう)さまと一緒(いつしよ)(くろ)(ばう)(そば)()つて、225万々一(まんまんいち)(たま)()ると()(こと)(わか)つたら、226(ほか)(ふた)つの(たま)如何(どう)でも()いから、227金剛不壊(こんがうふえ)如意宝珠(によいほつしゆ)を、228(じや)()でもひつたくつて()るのだよ。229(この)蜈蚣姫(むかでひめ)ぢやとて、230性来(うまれつき)から善人(ぜんにん)でもないのだから(たから)(やま)()(なが)手振(てぶ)りで(かへ)(やう)馬鹿(ばか)ぢやない。231今迄(いままで)苦労(くらう)(みづ)(あわ)にはしともないから、232わしも(いぬ)コロになつて、233(ちから)一杯(いつぱい)(あらそ)うて()ませうかい。234オツホヽヽヽ』
235一旦(いつたん)(まへ)さまは小糸姫(こいとひめ)にさへ()へばよい、236(たま)なぞに執着心(しふちやくしん)()いと、237立派(りつぱ)仰有(おつしや)つたぢやないか。238それに(なん)ぞや、239(いま)となつて()(たま)変換(へんくわん)をなさるのかイ』
240変説(へんせつ)改論(かいろん)持囃(もてはや)される()(なか)だから当然(あたりまへ)さ。241……コレ、242スマートボール、243高姫(たかひめ)さまが何程(なにほど)(しやち)になつても、244味方(みかた)()へば貫州(くわんしう)さま(ただ)一人(ひとり)245あとは(のこ)らず蜈蚣姫(むかでひめ)幕下(ばくか)(ばか)りだ。246(くわ)(もつ)(しう)(てき)する(こと)到底(たうてい)不可能(ふかのう)だ。247何程(なにほど)多数党(たすうたう)横暴(わうばう)だと国民(こくみん)(さけ)んでも、248何程(なにほど)少数党(せうすうたう)正義(せいぎ)だと()つても、249矢張(やつぱり)多数党(たすうたう)勝利(しようり)()()(なか)だもの、250泰然自若(たいぜんじじやく)251チツトも(さわ)ぐに(およ)びませぬ。252他人(ひと)苦労(くらう)(とく)とると()(こと)恰度(ちやうど)(この)(こと)だ。253高姫(たかひめ)さま、254御苦労(ごくらう)(なが)貴女(あなた)255(たま)所在(ありか)(しら)べて()(くだ)さいな。256(おな)大自在天(だいじざいてん)献上(けんじやう)するのだもの、257(たれ)()つても(おな)(こと)258それに貴女(あなた)(わし)(たま)()らそまいとする(その)(こころ)(そこ)(わか)らぬ。259大自在天(だいじざいてん)(さま)看板(かんばん)に、260ヤツパリ三五教(あななひけう)大神(おほかみ)献上(けんじやう)する(かんが)へだらう。261何程(なにほど)布留那(ふるな)(べん)高姫(たかひめ)さまでも、262(こころ)(なか)曲者(くせもの)(かく)(こと)出来(でき)ますまい……あのマア迷惑相(めいわくさう)なお顔付(かほつき)263オツホヽヽヽ』
264とワザと(かた)(ゆす)り、265高姫流(たかひめりう)嘲笑(てうせう)()りをして()せる。266()かる(ところ)二人(ふたり)(くろ)(ばう)267断崖(だんがい)絶壁(ぜつぺき)()をかけ(あし)をかけ、268大勢(おほぜい)(まへ)(くだ)(きた)り、
269『わしはチヤンキー、270一人(ひとり)はモンキーと()ふシロの(しま)住人(ぢゆうにん)だが、271三年前(さんねんまへ)鬼熊別(おにくまわけ)御娘(おんむすめ)小糸姫(こいとひめ)(さま)御送(おおく)(まを)して、272竜宮(りうぐう)(ひと)(じま)(わた)途中(とちう)暴風(ばうふう)出会(であ)ひ、273(ふね)打割(ぶちわ)り、274(から)うじて(この)(しま)()けあがり、275生命(いのち)(たす)かり、276(かに)やら(かひ)などを(あさ)つてみじめな生活(せいくわつ)(つづ)けて()(もの)ですがどうぞお(まへ)さま、277吾々(われわれ)二人(ふたり)(ふね)()せて()れて(かへ)つて(くだ)さいませ』
278()(あは)して(たの)()る。279()()放題(はうだい)280(ひげ)()次第(しだい)281()(あし)(こけ)だらけ、282()のみ(ひか)らせて()る。283二人(ふたり)姿(すがた)間近(まぢか)(なが)めた一同(いちどう)は、284(この)言葉(ことば)半信半疑(はんしんはんぎ)(ねん)にかられ(なが)()いて()る。285蜈蚣姫(むかでひめ)(むね)(をど)らせ、
286『ナニ、287(まへ)小糸姫(こいとひめ)(おく)つて()難船(なんせん)したと()ふのか。288さうして小糸姫(こいとひめ)何処(どこ)()りますか』
289『サア何処(どこ)()られますかな。290(わたくし)たちは(をとこ)(こと)でもあり、291(やうや)(この)(しま)にかぢりついたのだが、292あまりの(おどろ)きで如何(どう)なつた(こと)やらトツクリとは(おぼ)えて()りませぬ。293大方(おほかた)竜宮(りうぐう)へでも旅立(たびだち)たれたのでせう』
294竜宮(りうぐう)()ふのはオーストラリヤの(ひと)(じま)(こと)かい』
295『サア(その)(ひと)(じま)()途中(とちう)難破(なんぱ)したのだから、296竜宮違(りうぐうちがひ)に、297乙米姫(おとよねひめ)(さま)(しづ)まり(たま)海底(うなそこ)竜宮(りうぐう)へお()でになつたのでせう。298本当(ほんたう)綺麗(きれい)女王(ぢよわう)(やう)(かた)で、299(いま)(おも)()しても自然(しぜん)()(ほそ)くなり、300(よだれ)(なが)れますワイ。301アヽ()しい(こと)をしたものだ』
302憮然(ぶぜん)として(かた)る。303蜈蚣姫(むかでひめ)今迄(いままで)張詰(はりつ)めた(こころ)もガツタリと、304(その)()(たふ)身震(みぶる)ひし(なが)船底(ふなぞこ)にかぶりつき、305(しの)()きに()()る。306高姫(たかひめ)蜈蚣姫(むかでひめ)(この)悲歎(ひたん)頓着(とんちやく)なく、307チヤンキー、308モンキー二人(ふたり)胸倉(むなぐら)をグツと()り、
309『これ、310チヤン、311モンとやら、312(まへ)(たれ)(たの)まれて(たま)(かく)したのだ。313玉能姫(たまのひめ)か、314言依別(ことよりわけ)か、315(ただし)此処(ここ)()連中(れんちう)(たれ)かに(たの)まれて(かく)したのだらう。316よう(かんが)へたものだ。317コンナ(とほ)岩山(いはやま)埋没(まいぼつ)して()けば如何(いか)にも()れぬ(はず)ぢや。318(わし)今迄(いままで)立派(りつぱ)立派(りつぱ)なアンボイナ(たう)や、319大島(おほしま)や、320小豆島(せうどしま)(さが)さうとしたのが感違(かんちが)ひ、321アヽ時節(じせつ)()たねばならぬものだ。322サアもう()うなつた以上(いじやう)は、323(まへ)(なん)()つて弁解(べんかい)しても白状(はくじやう)させねば()かぬ。324何程(なにほど)(かく)しても、325()んな()つぽけな(しま)326小口(こぐち)から(いは)(たた)()つても、327発見(はつけん)するのは容易(ようい)(わざ)だ。328(かく)しても()れる、329(かく)さいでも()れるのだから、330エライ()()はされぬうちにトツトと白状(はくじやう)したがお(まへ)(とく)だよ』
331 チヤンキー、332モンキーの二人(ふたり)寝耳(ねみみ)(みづ)(この)詰問(きつもん)に、333(なに)(なに)やら合点(がてん)ゆかず(あたま)()(なが)ら、
334(いま)貴女(あなた)(たま)(かく)したとか、335どうとか仰有(おつしや)いますが、336一体(いつたい)(なん)(たま)御座(ござ)いますか』
337『オホヽヽヽ、338よう(しら)ばくれたものだなア。339それ、340(まへ)玉能姫(たまのひめ)(たの)まれた如意宝珠(によいほつしゆ)(たま)だよ。341それを何処(どこ)(かく)したか、342キツパリと白状(はくじやう)しなさい』
343『ソンナ(こと)一切(いつさい)(ぞん)じませぬ』
344(たま)ナンテ()()いたこたアありませぬワイ』
345『ヨシヨシ強太(しぶと)(もの)だ。346(はら)()()つても、347今度(こんど)こそは白状(はくじやう)させねば()かぬ。348アヽ面倒(めんだう)(くさ)(こと)だ。349(わし)(みづか)(しら)べに()けば(あと)(あん)じられる。350蜈蚣姫(むかでひめ)さまは……ヘン……吃驚(びつくり)したよな(かほ)をして船底(ふなぞこ)にかぢりつき油断(ゆだん)をさせて、351(この)高姫(たかひめ)(やま)()つたならば矢庭(やには)(ふね)()し、352(この)(しま)()つとく(つも)りだらうし、353アヽ(からだ)(ふた)()(ほつ)しくなつて()たワイ』
354 蜈蚣姫(むかでひめ)(やうや)くにして(かほ)()げ、
355『わしも今迄(いままで)(こひ)しい一人(ひとり)(むすめ)()ふのを(たのし)みに、356(こころ)()はぬ高姫(たかひめ)表面(うはべ)だけは調子(てうし)(あは)して()たが、357(てん)にも()にも(ただ)一人(ひとり)(むすめ)(この)()()らぬと()けば、358モウ(やぶ)れかぶれだ。359……サア友彦(ともひこ)360(まへ)(にく)(やつ)なれど、361仮令(たとへ)一年(いちねん)でも(わし)(むすめ)(をつと)となつた以上(いじやう)は、362()つても()れぬ親子(おやこ)(なか)363キツト(わし)加勢(かせい)をして()れるだらうな』
364『ハイお(かあ)さま、365よう仰有(おつしや)つて(くだ)さいました。366貴女(あなた)命令(めいれい)なら、367高姫(たかひめ)生首(なまくび)引抜(ひきぬ)けと仰有(おつしや)つても、368引抜(ひきぬ)いてお()にかけます』
369『ヤア(たの)もしや(たの)もしや、370(おや)なればこそ、371()なればこそ。372何処(どこ)にドンナ味方(みかた)(こしら)へてあるか(わか)つたものぢやない。373「ほのぼのと()()けど、374(こころ)(さび)しく(おも)ふなよ。375(ちから)になる(ひと)用意(ようい)がしてあるぞよ」……と三五教(あななひけう)神様(かみさま)仰有(おつしや)つたと()(こと)だ。376……((こゑ)(ちから)()れ)サア高姫(たかひめ)377モウ()うなる以上(いじやう)(ばけ)(かは)()()いて(ばば)(ばば)との(ちから)(くら)べだ、378尋常(じんじやう)勝負(しようぶ)をなされ』
379『ヘン、380蜈蚣姫(むかでひめ)さまの、381あの(はし)やぎ(やう)……イヤ(くる)ひやう。382(たれ)だつて一人(ひとり)(むすめ)()んだと()けば、383自暴自棄(やけくそ)(おこ)るであらう。384()(くる)ふまいものでもない。385(しか)(なが)其処(そこ)をビクとも(いた)さぬのが神心(かみごころ)だ……女丈夫(ぢよぢやうぶ)大精神(だいせいしん)だ。386小糸姫(こいとひめ)(さま)(うみ)(しづ)んで竜宮行(りうぐうゆき)をしたと()いて(こし)()かし、387(その)愁歎振(しうたんぶり)(なん)ですか。388()つともない。389(この)高姫(たかひめ)元来(ぐわんらい)気丈(きぢやう)性質(せいしつ)390流石(さすが)生宮(いきみや)(だけ)あつて、391小糸姫(こいとひめ)(うみ)(そこ)旅立(たびだち)をしたと()いて、392落胆(らくたん)どころか(かへつ)愉快(ゆくわい)気分(きぶん)(みた)されました。393ナント身魂(みたま)(みが)けた(もの)と、394(みが)けぬ(もの)との(こころ)持様(もちやう)(ちが)うたものだナ。395オホヽヽヽ』
396自暴自棄(やけくそ)になつて()らず(ぐち)(たた)く。
397人情(にんじやう)()らずの悪垂婆(あくたればば)高姫(たかひめ)398……サア友彦(ともひこ)399(おや)()()けだ。400(かい)()つて()(あたま)から(なぐ)りつけて(くだ)さい。401一人(ひとり)よりない大事(だいじ)(むすめ)()んだのを、402(かへつ)愉快(ゆくわい)だと()ひよつた。403……サア(はや)くスマートボール、404久助(きうすけ)405高姫(たかひめ)()ちのめし、406(うみ)竜宮(りうぐう)へやつて(くだ)され。407チヤンキー、408モンキーさま、409(まへ)さまも無理難題(むりなんだい)をかけられて、410(さぞ)(はら)()たうのう。411一寸(いつすん)(むし)にも五分(ごぶ)(たましひ)だ。412チツトは敵討(かたきう)ちをしなさらぬかいな。413(てき)貫州(くわんしう)(ただ)二人(ふたり)414モウ()うなれば蜈蚣姫(むかでひめ)のしたい(まま)だ。415……サア高姫(たかひめ)416返答(へんたふ)はどうだ』
417追々(おひおひ)言葉尻(ことばじり)(あら)くなる。418貫州(くわんしう)両手(りやうて)(ひろ)げ、
419蜈蚣姫(むかでひめ)さま、420御一同(ごいちどう)さま、421マア()つて(くだ)さい』
422(この)()(およ)んで卑怯(ひけふ)未練(みれん)な、423()つて()れも()るものか。424(まへ)讐敵(かたき)片割(かたわ)れ、425覚悟(かくご)をしたが()からう』
426『わしだつてコンナ没分暁漢(わからずや)高姫(たかひめ)殉死(じゆんし)するのは真平(まつぴら)御免(ごめん)だ。427(まへ)さまの(はう)に、428貫州(くわんしう)一層(いつそう)(こと)応援(おうゑん)するから、429……どうだ、430()(とど)けて()れるかな』
431『お(まへ)はメラの(たき)でチラリと(しやべ)つた言葉(ことば)(かんが)()はすと、432あまり高姫(たかひめ)信用(しんよう)しとりさうにもないから、433(ゆる)してやらう。434サアどうぢや高姫(たかひめ)435(した)()()つて()ぬるか、436(この)()(うみ)()()げるか、437それが(いや)なら(みな)(もの)()つて(かか)つてふん(じば)り、438(うみ)()()まうか。439最早(もはや)(これ)までと(あきら)めて、440宣伝歌(せんでんか)(ひと)つも(この)()名残(なごり)(とな)へたがよからうぞ。441オツホヽヽヽ』
442 高姫(たかひめ)悪胴(わるどう)()ゑ、443(うで)()み、444(なみだ)をボロリボロリと(こぼ)して俯向(うつむ)(しづ)む。
445『オホヽヽヽ、446高姫(たかひめ)さま、447(うそ)ですよ。448あまりお(まへ)さまが()(つよ)いから、449(ひと)()()つて()げようと(おも)うて狂言(きやうげん)をしたのだから、450安心(あんしん)なされませ。451(あめ)(した)(てき)もなければ他人(たにん)もない。452(わたし)今迄(いままで)蜈蚣姫(むかでひめ)とは(ちが)ひます。453玉能姫(たまのひめ)さまや初稚姫(はつわかひめ)さまを、454あれ(だけ)ボロ(くそ)()つてもチツトも(おこ)らず、455親切(しんせつ)(ばか)りで()(とほ)しなさつた(その)(こころ)(かん)じ、456善一(ぜんひと)つの真心(まごころ)立帰(たちかへ)つた(この)蜈蚣姫(むかでひめ)457どうしてお(まへ)さまを(くる)しめませう、458安心(あんしん)して(くだ)さい。459(その)(かは)りお(まへ)さまも、460玉能姫(たまのひめ)さまや初稚姫(はつわかひめ)(その)()方々(かたがた)()()(つゆ)(ほど)でも(うら)(やう)(こと)があつては冥加(みやうが)()きまするぞ』
461『ヤアそれで高姫(たかひめ)もヤツと安心(あんしん)(いた)しました。462(しか)(なが)初稚姫(はつわかひめ)玉能姫(たまのひめ)悪人(あくにん)(ばか)りは、463如何(どう)しても(おも)()(こと)出来(でき)ませぬワイ。464(ひと)()れに(つら)ければ()(また)(ひと)(つら)しとやら()つて、465(とし)をとつて()れだけ苦労(くらう)艱難(かんなん)をするのも、466みんな初稚姫(はつわかひめ)玉能姫(たまのひめ)のなす(わざ)467如何(いか)天下(てんか)大馬鹿者(おほばかもの)468無神経者(むしんけいもの)()つても、469(この)残念(ざんねん)如何(どう)して(わす)れられませうか』
470玉能姫(たまのひめ)(さま)初稚姫(はつわかひめ)(さま)は、471神様(かみさま)命令(めいれい)()けて御用(ごよう)(あそ)ばした(だけ)ぢやありませぬか。472(もと)からお(まへ)さまを(こま)らさうなどと、473ソンナ(わる)(こころ)はなかつたのでせう』
474『ソンナ小理屈(こりくつ)()うて(くだ)さいますな。475(たと)へば主人(しゆじん)下僕(しもべ)(たい)(やぶ)(たけ)一本(いつぽん)()つて()いと命令(めいれい)したと()なさい。476(たけ)()(とき)(たけ)(つゆ)(たれ)にかかりますか。477ヤツパリ下僕(しもべ)にかかるぢやありませぬか。478(たけ)()つた(やつ)玉能姫(たまのひめ)479初稚姫(はつわかひめ)(りやう)阿魔女(あまつちよ)だ。480(うら)みが(かか)らいで(なん)としようぞいの。481アヽ口惜(くや)しい、482残念(ざんねん)や、483オーン オーン オーン』
484前後(ぜんご)(わす)狼泣(おほかみな)きに()(はじ)めける。
485 (をり)しも海鳴(うみなり)(おと)486(にはか)万雷(ばんらい)一時(いちじ)(とどろ)(ごと)(きこ)(きた)り、487(なみ)刻々(こくこく)(たか)まる。488一同(いちどう)はチヤンキー、489モンキーの(あと)(したが)ひ、490(もつと)(たか)岩上(がんじやう)避難(ひなん)した。491(ふね)(ともづな)千切(ちぎ)られ、492何処(いづく)ともなく、493(なみ)のまにまに(なが)れて(しま)つた。494水量(みづかさ)追々(おひおひ)まさり、495最早(もはや)足許(あしもと)まで(ひた)して()る。496山岳(さんがく)(やう)(なみ)遠慮会釈(ゑんりよゑしやく)もなく、497(あたま)(うへ)(かす)めて(とほ)る。498(ほとん)水中(すゐちう)(ぼつ)したと(おも)へば(また)(あら)はれ、499(いき)()()えになり、500各自(めいめい)覚悟(かくご)(ほぞ)()めて神言(かみごと)奏上(そうじやう)し、501(こころ)(へだ)てはスツカリ()れて、502(ただ)生命(いのち)如何(いか)にして(たも)たむやと()れのみに焦慮(せうりよ)し、503宣伝歌(せんでんか)泣声(なきごゑ)まぜりに(こゑ)()らして(とな)()る。
504 ()かる(ところ)(なみ)(ただよ)ひつつ()(あやつ)り、505甲斐々々(かひがひ)しく(すす)(きた)一隻(いつせき)(やや)(だい)なる(ふね)ありき。506()(やうや)()()て、507(たれ)(かれ)(かほ)(ろく)()えなくなり()たり。508一隻(いつせき)(ふね)には二三人(にさんにん)神人(しんじん)()()たり。509(ふね)(なか)より、
510『ノアの方舟(はこぶね)(あら)はれたり、511サア(はや)()らせ(たま)へ』
512()ばはり(なが)足許(あしもと)()()(きた)る。513一同(いちどう)(てん)にも(のぼ)心地(ここち)(なが)ら、514一人(ひとり)(のこ)らず(この)(ふね)目蒐(めが)けて、515(てん)(たす)けと()()めば、516(ふね)(なみ)押分(おしわ)悠々(いういう)として西南(せいなん)()して(すす)()く。
517 ()(にはか)鳴動(めいどう)し、518水量(みづかさ)まさり(きた)りしは、519南洋(なんやう)のテンカオ(たう)()巨大(きよだい)なる(しま)が、520地辷(ぢすべ)りの(ため)海中(かいちう)沈没(ちんぼつ)した(ため)521一時(いちじ)現象(げんしやう)として(かく)(ごと)くなりしなりき。522水量(みづかさ)追々(おひおひ)常態(じやうたい)(ふく)しぬ。523(ふね)(つき)(てら)され(なが)海上(かいじやう)(しづ)かに(はし)()る。524(ふね)(なか)神人(しんじん)(さはや)かな(こゑ)
525(わたし)玉能姫(たまのひめ)御座(ござ)います。526高姫(たかひめ)(さま)527蜈蚣姫(むかでひめ)(さま)528(その)()御一同様(ごいちどうさま)529(あぶ)ない(ところ)御座(ござ)いましたが、530神様(かみさま)のお(かげ)()()御無事(ごぶじ)で、531コンナ御芽出(おめで)たい(こと)御座(ござ)いませぬ。532(わたし)(たち)神様(かみさま)御命令(ごめいれい)()つて、533貴女(あなた)(がた)海神島(かいしんとう)にお()(あそ)ばす(まで)御保護(ごほご)(まう)せとの言依別命(ことよりわけのみこと)御命令(ごめいれい)で、534()えつ(かく)れつお(あと)(した)つて(まゐ)りました。535アヽ有難(ありがた)い、536これで(わたし)使命(しめい)完全(くわんぜん)(つと)まつたと(まを)すもの、537マアよう無事(ぶじ)()(くだ)さいました。538玉治別(たまはるわけ)()られます。539初稚姫(はつわかひめ)(さま)もここに()つて()られます』
540()れと()ふのも(まつた)()出神(でのかみ)(さま)御神徳(ごしんとく)ぢや。541(まへ)さまも(その)(かげ)言依別命(ことよりわけのみこと)(たい)して()(わけ)()ち、542完全(くわんぜん)御用(ごよう)(つと)まつたと()ふもの、543コンナ(こと)がなければお(まへ)さまが遥々(はるばる)此処(ここ)まで()()たのも無意義(むいぎ)(をは)るとこだつた。544アヽ神様(かみさま)(たれ)つつぼ(いた)さぬと仰有(おつしや)るが(えら)いものだなア。545大神様(おほかみさま)平等愛(びやうどうあい)(もつ)(こころ)となし(たま)ふ。546(まへ)さまもこれでチツトは()()れただらう。547手柄(てがら)横取(よこどり)して自分(じぶん)一人(ひとり)猫糞(ねこばば)をきめこみ、548結構(けつこう)神宝(しんぽう)(かく)して素知(そし)らぬ(かほ)をして御座(ござ)つたが、549()れで神様(かみさま)大御心(おほみこころ)(わか)つたでせう。550サア(たま)所在(ありか)綺麗(きれい)サツパリと(みな)(まへ)にさらけ()し、551功名(こうみやう)手柄(てがら)独占(どくせん)しようなぞと()執着心(しふちやくしん)を、552(この)(さい)()かしなさるのが御身(おんみ)(とく)だぞへ、553オホヽヽヽ』
554 玉能姫(たまのひめ)555初稚姫(はつわかひめ)(あき)れて(なん)言葉(ことば)もなく、556黙然(もくねん)として(うつ)むき()たり。557玉治別(たまはるわけ)一生懸命(いつしやうけんめい)()(あやつ)(なが)高姫(たかひめ)言葉(ことば)()いて(すこ)しくむかついたが、558神直日(かむなほひ)大直日(おほなほひ)宣伝歌(せんでんか)(おも)()し、559(われ)(わが)(こころ)(いまし)め、560さあらぬ(てい)船唄(ふなうた)(うた)ひ、561(あせ)をタラタラ(なが)(なが)(ふね)(あやつ)()たり。
562高姫(たかひめ)『コレお(せつ)さま、563(はつ)さま、564(まへ)さまもいい加減(かげん)にハンナリとしたらどうだい。565(たす)けに()るのも、566(たす)けられるのも(みな)神様(かみさま)使(つか)はれて()るのだよ。567(かなら)(かなら)高姫(たかひめ)(その)()(たす)けてやつたと慢神心(まんしんごころ)()してはなりませぬ。568ハヤそれが大変(たいへん)取違(とりちがひ)だ。569九分九厘(くぶくりん)になつたれば(かみ)(たす)けるぞよと、570チヤンと仰有(おつしや)つてる。571家島(えじま)(ふね)()られた(とき)も、572(かみ)がお(せつ)さまを御用(ごよう)使(つか)ひ、573(ふね)()つて()さしました。574アンボイナ(たう)でも(その)(とほ)り、575(いま)(また)()出神(でのかみ)のおはからひで結構(けつこう)御用(ごよう)()して(もら)ひなさつた。576此処(ここ)結構(けつこう)御用(ごよう)をさして(もら)ひなさつたのも、577ヤツパリ高姫(たかひめ)があつたればこそ……一遍(いつぺん)々々(いつぺん)(まへ)さまは手柄(てがら)(かさ)なつて結構(けつこう)だが、578ウツカリ慢神(まんしん)すると谷底(たにぞこ)(おと)されますぞや。579大分(だいぶん)(はな)(たか)うなり()した。580チツト()ぢて()げようか』
581二人(ふたり)(はな)(つか)みかからうとする。582貫州(くわんしう)(その)()をグツと(にぎ)り、
583『コレ高姫(たかひめ)さま、584()(つよ)いと()つても(あんま)りぢやないか。585(そば)()いて()(わし)でさへも(にく)らしうて、586(まへ)さまを(なぐ)りつけたうなつて()た。587ようもようも慢神(まんしん)したものだなア、588チツト(むね)()()てて(かんが)へて()なさい。589生命(いのち)(たす)けて(もら)(なが)ら、590(また)しても(また)しても()らず(ぐち)(たた)いて、591よう(くち)()れぬ(こと)だナア』
592貫州(くわんしう)593神界(しんかい)(こと)はお前達(まへたち)容喙(ようかい)すべき(こと)ぢやない。594どんなお仕組(しぐみ)がしてあるか(わか)りもせぬのに、595()しやばつて(さへづ)るものぢやありませぬぞ。596バラモン(けう)蜈蚣姫(むかでひめ)さまでさへも高姫(たかひめ)言葉(ことば)感心(かんしん)して、597(なん)とも仰有(おつしや)らぬのに、598没分暁漢(わからずや)のお(まへ)(なに)(ほざ)くのだい。599(まへ)大分(だいぶ)(はな)(たか)くなつた。600(ひと)(ひね)つてやらうか』
601(やや)(たか)(はな)(つか)みかかるのを、602貫州(くわんしう)(ちから)をこめて()()ばした途端(とたん)に、603高姫(たかひめ)はザンブと(ばか)海中(かいちう)落込(おちこ)みぬ。604玉治別(たまはるわけ)(おどろ)いて、605矢庭(やには)(さを)()()す。606高姫(たかひめ)一生懸命(いつしやうけんめい)になつて(さを)(くら)ひつき、607(やうや)くにして(すく)()げられけり。
608『コレ貫州(くわんしう)609(なん)()乱暴(らんばう)(こと)(いた)すのだい』
610()れも神界(しんかい)御都合(ごつがふ)でせう。611肱出神(ひぢでのかみ)(さま)(ひぢ)はぢかはりましたら、612貴女(あなた)曲芸(きよくげい)(えん)じてカイツムリとなり、613(みな)(もの)一同(いちどう)観覧(くわんらん)さして(くだ)さいました。614本当(ほんたう)抜目(ぬけめ)のない愛想(あいさう)のよい仁慈無限(じんじむげん)高姫(たかひめ)さまだと、615()はず(かた)らず、616(みな)(もの)(した)()して(よろこ)()りましたワイな』
617蜈蚣姫(むかでひめ)高姫(たかひめ)さま、618怪我(けが)御座(ござ)いませなんだか。619(まへ)さまも(あんま)りお(くち)がよろしいからナア』
620()つといて(くだ)され、621(くち)がよからうが(わる)からうが、622(わたし)(くち)(わたし)自由(じいう)使用(しよう)するのだ。623(まへ)さま()改心(かいしん)()らぬから、624(この)高姫(たかひめ)千座(ちくら)置戸(おきど)()うて(この)(うみ)()()(から)塩水(しほみづ)()んで(つみ)(あがな)ひ、625(たす)けて()げたのだ。626何故(なぜ)一言(ひとこと)御礼(おれい)(まを)しなさらぬ。627……コレコレ、628ムカデにお(せつ)629(はつ)殿(どの)630(わか)りましたかなア』
631玉能姫(たまのひめ)『ハイ、632どうもお元気(げんき)(こと)には(こころ)(そこ)から感心(かんしん)(いた)しました。633その(いきほひ)なれば(つよ)いものです。634大丈夫(だいぢやうぶ)ですワ』
635『さうだらう。636(まへ)大分(だいぶん)高姫(たかひめ)(こころ)(そこ)()えかけたよ、637大分(だいぶん)身魂(みたま)(みが)けたやうだ。638(ひと)打解(うちと)けて(たま)所在(ありか)さへ白状(はくじやう)すれば、639それこそ立派(りつぱ)(もの)だ。640高姫(たかひめ)片腕(かたうで)になれるべき素質(そしつ)充分(じうぶん)にある。641モウそろそろ()はねばなるまい。642()はねば()(やう)にして()はすぞよと大神様(おほかみさま)仰有(おつしや)つた(こと)(おぼ)えて()ますか。643(たれ)(なん)()つても(うしとら)金神(こんじん)644(ひつじさる)金神(こんじん)645金勝要神(きんかつかねのかみ)646一番(いちばん)()になるのが()出神(でのかみ)647四魂(しこん)(そろ)うて、648(まこと)(はな)()くお仕組(しぐみ)649何程(なにほど)言依別(ことよりわけ)(みづ)御霊(みたま)でも、650玉照姫(たまてるひめ)木花咲耶姫(このはなさくやひめ)分霊(わけみたま)でも、651玉照彦(たまてるひこ)三葉彦(みつばひこ)再来(さいらい)でも、652到底(たうてい)四魂(しこん)(かみ)には(かた)(なら)べる(こと)出来(でき)ますまい。653(まへ)さま(たち)今迄(いままで)(なん)でも()んでも、654言依別(ことよりわけ)(その)()(えだ)(かみ)(まを)(こと)()いて()つたから、655(おも)(やう)にチツトも()きやせまいがな。656四魂(しこん)(なか)でも根本(こつぽん)土台(どだい)()になる()出神(でのかみ)をさし()いて、657(なに)結構(けつこう)御用(ごよう)出来(でき)るものか、658()れを機会(きくわい)改心(かいしん)一等(いつとう)御座(ござ)るぞや』
659口角泡(こうかくあわ)()ばし、660(たれ)返辞(へんじ)もせないのに、661(ひと)(はし)やいで()る。
662 船中(せんちう)人々(ひとびと)高姫(たかひめ)気違扱(きちがひあつか)ひして相手(あひて)にならず、663()ひたい(まま)放任(はうにん)()きたりける。
664 蜈蚣姫(むかでひめ)丁寧(ていねい)言葉(ことば)にて、
665玉能姫(たまのひめ)(さま)666初稚姫(はつわかひめ)(さま)667玉治別(たまはるわけ)(さま)668アンボイナ(たう)では大変(たいへん)失礼(しつれい)(こと)申上(まをしあ)げましたが、669どうぞ御赦(おゆる)(くだ)さいませ。670()きましては(わたし)(むすめ)小糸姫(こいとひめ)魔島(またう)(ふもと)(ふね)()可哀(かあい)溺死(できし)()げました。671(をつと)(いま)波斯(フサ)(くに)()りますなり。672年老(としよ)つた(わたし)673夫婦(ふうふ)(わか)(わか)れになり、674一人(ひとり)(むすめ)には先立(さきだ)たれ、675最早(もはや)(この)()(なん)(のぞ)みも御座(ござ)いませぬ。676どうぞ今迄(いままで)御無礼(ごぶれい)(うみ)(なが)して、677どうぞ(わたし)貴方(あなた)のお(とも)になりと御使(おつか)(くだ)さいますまいか。678(じつ)立派(りつぱ)御心掛(おこころが)け、679如何(いか)(あく)(つよ)(わたし)感心(かんしん)(いた)しました』
680(そで)(なみだ)(ぬぐ)()()す。681玉能姫(たまのひめ)合掌(がつしやう)しながら、
682如何(どう)(いた)しまして、683老練(らうれん)蜈蚣姫(むかでひめ)(さま)684どうぞ(よろ)しく、685()らはぬ(わたし)御指導(ごしだう)をお(ねが)(いた)します。686(いま)(うけたま)はれば小糸姫(こいとひめ)(さま)(うみ)藻屑(もくづ)となつたと(あふ)せられましたが、687それは御心配(ごしんぱい)なされますな。688屹度(きつと)オーストラリヤの(ひと)(じま)立派(りつぱ)女王(ぢよわう)となつて、689羽振(はぶ)りを()かして()られます。690(わたし)素盞嗚尊(すさのをのみこと)(さま)御娘(おんむすめ)691五十子姫(いそこひめ)(さま)より小糸姫(こいとひめ)(さま)消息(せうそく)()きました。692(いま)三五教(あななひけう)(をしへ)()黄竜姫(わうれうひめ)名乗(なの)つて立派(りつぱ)(くら)して()られます。693やがて芽出(めで)たく親子(おやこ)対面(たいめん)出来(でき)ませう。694どうぞ御心配(ごしんぱい)をなさらぬ(やう)695(いさ)んで(くだ)さいませ』
696『アヽ有難(ありがた)い、697左様(さやう)御座(ござ)いましたか。698()れと()ふのも(みんな)大神様(おほかみさま)御神徳(おかげ)……』
699()(あは)せ、700(ただち)天津祝詞(あまつのりと)奏上(そうじやう)し、701感謝(かんしや)()(とき)(うつ)しけり。702高姫(たかひめ)()()したやうな言葉(ことば)()きで、
703蜈蚣姫(むかでひめ)さま、704どうでお(せつ)()(こと)705(あて)にやなりますまいが、706仮令(たとへ)(はなし)にせよ、707(むすめ)さまに()へると()(こと)をお()きになつたら(さぞ)(うれ)しいでせう。708(わたし)虚実(きよじつ)()(かく)709言霊(ことたま)(さち)はふ(くに)710刹那心(せつなしん)でも芽出(めで)たいと(おも)はぬこたアありませぬ。711(しか)しマア(もの)(あた)つてみねば(わか)りませぬ。712どうも()出神(でのかみ)観察(くわんさつ)では(あや)しいものだが、713折角(せつかく)そこまでお(まへ)さまが(よろこ)びて()るのだから、714(わたし)一緒(いつしよ)にお付合(つきあひ)(よろこ)びて()きませう』
715 玉治別(たまはるわけ)()(あが)り、
716『サア向方(むかふ)()えるのがニユージーランドの沓島(くつじま)だ。717(みな)さま少々(せうせう)(なみ)(あら)くなるから、718(その)覚悟(かくご)して(くだ)さい』
719大正一一・七・三 旧閏五・九 松村真澄録)
720此日午前六時二代様三代様も白山、721月山に御登山の途に就かるとの電来たる。
   
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