霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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第一七章 悔悟(くわいご)(うた)〔九〇八〕

インフォメーション
著者:出口王仁三郎 巻:霊界物語 第32巻 海洋万里 未の巻 篇:第3篇 瑞雲靉靆 よみ(新仮名遣い):ずいうんあいたい
章:第17章 悔悟の歌 よみ(新仮名遣い):かいごのうた 通し章番号:908
口述日:1922(大正11)年08月23日(旧07月01日) 口述場所: 筆録者:松村真澄 校正日: 校正場所: 初版発行日:1923(大正12)年10月15日
概要: 舞台:ウヅの館 あらすじ[?]このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「王仁DB」にあります。[×閉じる]
松若彦は銀扇を拡げて舞い、祝歌を歌った。末子姫と捨子姫の来臨を感謝し祝い、また言依別命一行の魔神征服の功績を称えた。歌い終わると松若彦は一同に拝礼し、奥殿に姿を隠した。
次に鷹依姫が銀扇を開き、歌いかつ舞った。メソポタミヤの顕恩郷でバラモン教の鬼雲彦にしたがっていたこと、自転倒島に来てバラモン教を盛り返すためにアルプス教を開いたこと、初稚姫の言霊に打たれて三五教に改心した自分の過去を歌った。
息子の竜国別に再開したが、聖地で玉の紛失事件に巻き込まれて世界中を旅する身となり、高砂島の荒野ケ原で神の戒めにあって心を入れ替えたこと、神命によって長い旅路を経てアマゾン河の大森林に至り、帽子ケ岳の霊光に助けられて猛獣たちを言向け和した経緯を歌った。
そして凱旋したウヅの神館で神素盞嗚大神、末子姫、松若彦に迎えられたことを喜び、神恩に感謝して祝歌を結んだ。鷹依姫は歌い終わって一同に丁寧に礼をすると、自席に戻った。
次に高姫は金扇を開いて自ら歌い舞った。瑞の御霊の大神の御心を疑って反抗し、ウラナイ教を開いたこと、一度は改心して聖地に仕えたが、執着心から玉の紛失に顛倒して竜宮の一つ島に出向いたこと、麻邇の宝珠の試しに遭ってまたもや疑いの心を抱き、言依別命を追って船出した経緯を歌った。
そして荒野ケ原で木の花姫命の化身の試練に遭い、神命によってアマゾン河の大森林に鷹依姫を助けに行き、安彦らの助けや言依別命・国依別の琉球の神光によってモールバンドを退け、凱旋したことを歌った。
最後にウヅの都で神素盞嗚大神、末子姫、松若彦に迎えられたことを感謝し、自らの改心の決心の覚悟を述べて祝歌を結び、莞爾として自席に着いた。
主な登場人物[?]【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。[×閉じる] 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日:2022-05-31 17:15:02 OBC :rm3217
愛善世界社版:195頁 八幡書店版:第6輯 215頁 修補版: 校定版:196頁 普及版:76頁 初版: ページ備考:
001 松若彦(まつわかひこ)銀扇(ぎんせん)(ひろ)げて、002(みづか)(うた)(みづか)()祝意(しゆくい)(へう)しぬ。003(その)(うた)
004松若彦(うづ)(みやこ)神司(かむつかさ)
005(とき)めき(たま)桃上彦(ももがみひこ)
006(かみ)(みこと)のみまつりを
007麻柱(あなな)ひまつりし吾父(わがちち)
008(あと)(おそ)ひて神館(かむやかた)
009(こころ)(きよ)()(きよ)
010(つつし)(まも)(きた)(をり)
011(あめ)八重雲(やへくも)かき()けて
012天降(あも)りましたる末子姫(すゑこひめ)
013捨子(すてこ)(ひめ)諸共(もろとも)
014これの聖地(せいち)(きた)りまし
015(かみ)(をしへ)遠近(をちこち)
016(ひら)(たま)ひて国人(くにびと)
017(めぐみ)(つゆ)(くま)もなく
018(あた)(たま)ひし(たふと)さよ
019松若彦(まつわかひこ)素盞嗚(すさのを)
020(かみ)(みこと)(うづ)御子(みこ)
021末子(すゑこ)(ひめ)朝夕(あさゆふ)
022(つか)へまつりて三五(あななひ)
023(をしへ)(はべ)らふ折柄(をりから)
024言依別(ことよりわけ)神司(かむつかさ)
025自転倒(おのころ)(じま)中心地(ちうしんち)
026高天(たかま)(はら)より(くだ)りまし
027(かみ)(をしへ)はますますに
028(しげ)(さか)えて()(はな)
029一度(いちど)(にほ)(ごと)くなり
030かかる(ため)しは(いにし)より
031(ゆめ)にも()かぬ瑞祥(ずゐしやう)
032(ひかり)(きよ)日月(じつげつ)
033御稜威(みいづ)(あらそ)(たま)ひつつ
034(ふたた)(くだ)(きた)ります
035(かむ)素盞嗚(すさのをの)大神(おほかみ)
036(きよ)御姿(みすがた)(かしこ)くも
037(をが)みまつりし(うれ)しさよ
038松若彦(まつわかひこ)()ふも(さら)
039(もも)(つかさ)(はじ)めとし
040四方(よも)国人(くにびと)(よろこ)びて
041御徳(みとく)(した)ひまつりつつ
042鼓腹(こふく)撃壤(げきじやう)(かみ)()
043寿(ことほ)ぎまつる折柄(をりから)
044アマゾン(がは)曲神(まががみ)
045(かみ)(をしへ)言向(ことむ)けて
046(かへ)()ませる言依別(ことよりわけ)
047(みづ)(みこと)一行(いつかう)
048目出度(めでた)(むか)(たてまつ)
049枯木(かれき)(はな)()(ごと)
050(あぶ)りし(まめ)(むらさき)
051(はな)()()でし(ごと)くなる
052千代(ちよ)(よろこ)永久(とこしへ)
053(はる)(たのし)末永(すえなが)
054高砂島(たかさごじま)永久(とこしへ)
055あらむ(かぎ)りは(わす)れまじ
056あゝ惟神(かむながら)々々(かむながら)
057(かみ)御水火(みいき)(さち)はひて
058末子(すゑこ)(ひめ)(まも)ります
059アルゼンチンの神国(かみくに)
060大三災(だいさんさい)(うれ)ひなく
061小三災(せうさんさい)(まが)もなく
062いや永久(とこしへ)(まつ)()
063五六七(みろく)(かみ)御恵(みめぐみ)
064うるはせ(たま)惟神(かむながら)
065(かみ)御前(みまへ)千歳経(ちとせふ)
066松若彦(まつわかひこ)(つつし)みて
067(こころ)(たけ)立直(たてなほ)
068ひたすら(ねん)(たてまつ)
069只管(ひたすら)(いの)(たてまつ)
070あゝ惟神(かむながら)々々(かむながら)
071御霊(みたま)(さち)(たま)へかし』
072(うた)(をは)り、073蒼惶(さうくわう)として一同(いちどう)拝礼(はいれい)し、074(また)もや奥殿(おくでん)姿(すがた)(かく)しぬ。
075 鷹依姫(たかよりひめ)銀扇(ぎんせん)(ひら)き、076(みづか)(うた)(みづか)()祝意(しゆくい)(へう)する。077(その)(うた)
078鷹依姫豊葦原(とよあしはら)中津国(なかつくに)
079メソポタミヤの顕恩郷(けんおんきやう)
080バラモン(けう)本山(ほんざん)
081大国彦(おほくにひこ)奉斎(ほうさい)
082バラモン(けう)(ひら)きたる
083鬼雲彦(おにくもひこ)(したが)ひて
084(をしへ)四方(よも)(つた)へつつ
085自転倒(おのころ)(じま)(わた)()
086高春山(たかはるやま)岩窟(がんくつ)
087(また)もやアルプス(けう)()
088テーリスタンやカーリンス
089(もも)(つかさ)()(つど)
090紫色(むらさきいろ)宝玉(ほうぎよく)
091(いつ)きまつれる折柄(をりから)
092三五教(あななひけう)神司(かむつかさ)
093高姫(たかひめ)黒姫(くろひめ)両人(りやうにん)
094(あま)鳥船(とりふね)空高(そらたか)
095(とどろ)かせつつ()(きた)
096(たま)ひし(をり)奇貨(きくわ)として
097手段(てだて)をめぐらし岩窟(いはやど)
098(なか)()()めゐたる(をり)
099玉治別(たまはるわけ)杢助(もくすけ)
100国依別(くによりわけ)竜国別(たつくにわけ)
101先頭(せんとう)()てて()(きた)
102年端(としは)()かぬ愛娘(まなむすめ)
103初稚姫(はつわかひめ)言霊(ことたま)
104(きび)しく()たれアルプスの
105(をしへ)()てて三五(あななひ)
106(かみ)(をしへ)服従(まつろ)ひつ
107竜国別(たつくにわけ)吾子(わがこ)ぞと
108(さと)りし(とき)(うれ)しさよ
109(あや)聖地(せいち)(おく)られて
110(にしき)(みや)朝夕(あさゆふ)
111(つつし)(つか)()たりしが
112黄金(こがね)(たま)保管役(ほくわんやく)
113(たく)されゐたる黒姫(くろひめ)
114(おも)はず(たま)紛失(ふんしつ)
115ヤツサモツサの最中(さいちう)
116高姫司(たかひめつかさ)(あら)はれて
117(おも)ひもよらぬ()難題(なんだい)
118黒姫(くろひめ)さまを(はじ)めとし
119鷹依姫(たかよりひめ)竜国別(たつくにわけ)
120教司(をしへつかさ)(ともな)ひて
121(たふと)聖地(せいち)()ちはなれ
122テーリスタンやカーリンス
123(いつ)つの身魂(みたま)名自(めいめい)
124黄金(こがね)(たま)在処(ありか)をば
125あく(まで)(さが)(もと)めむと
126大海原(おほうなばら)打渡(うちわた)
127竜宮島(りうぐうじま)常世国(とこよくに)
128高砂島(たかさごじま)()(まで)
129さまよひ(めぐ)りて(たづ)ぬれど
130(たづ)ぬる(よし)もなき寝入(ねい)
131アリナの(たき)(あら)はれて
132四方(よも)(くに)より種々(くさぐさ)
133大小(だいせう)無数(むすう)品玉(しなだま)
134手段(てだて)(もつ)()(あつ)
135(とき)()ちつつありけるが
136テーナの(さと)より黄金(わうごん)
137(うづ)御玉(みたま)(をさ)まりて
138ヤツト(こころ)(をさ)めつつ
139黄金(こがね)(たま)逸早(いちはや)
140(にしき)(ふくろ)(をさ)()
141一行(いつかう)()(にん)烏羽玉(うばたま)
142(やみ)(まぎ)れてアリナ(さん)
143(やうや)くわたりてウヅの(くに)
144荒野(あらの)(はら)()()れば
145()花姫(はなひめ)化身(けしん)なる
146(かみ)出会(であ)ひて村肝(むらきも)
147(こころ)(こま)立直(たてなほ)
148広袤(くわうぼう)千里(せんり)大原野(だいげんや)
149辿(たど)りてアルの(みなと)まで
150(こま)(すす)むる膝栗毛(ひざくりげ)
151折柄(をりから)()()帆船(はんせん)
152()(まか)せつつ海原(うなばら)
153(わた)(をり)しも(あやま)ちて
154一度(いちど)(うみ)陥落(かんらく)
155大道別(おほみちわけ)分霊(わけみたま)
156琴平別(ことひらわけ)化身(けしん)なる
157八尋(やひろ)(かめ)(すく)はれて
158ゼムの(みなと)上陸(じやうりく)
159天祥山(てんしやうざん)乗越(のりこ)えて
160チンの(みなと)やアマゾンの
161河瀬(かはせ)(ふね)にて(のぼ)りつめ
162時雨(しぐれ)(もり)南側(みなみがは)
163(うさぎ)(わう)(みやこ)なる
164(うづ)聖地(せいち)安着(あんちやく)
165(つき)大神(おほかみ)まつりたる
166(きよ)湖水(こすゐ)をめぐらせる
167霊地(れいち)(あし)(とど)めつつ
168数多(あまた)(たけ)(けだもの)
169(かみ)御水火(みいき)言霊(ことたま)
170言向(ことむ)(やは)しアマゾンの
171(うさぎ)(つかさ)()りをへて
172(めぐみ)のつゆを(くま)もなく
173うるほし(あた)ふる折柄(をりから)
174アマゾン(がは)打渡(うちわた)
175(たづ)()ませる高姫(たかひめ)
176一行(いつかう)八人(やたり)諸共(もろとも)
177不思議(ふしぎ)再会(さいくわい)(いは)(をり)
178帽子(ぼうし)(だけ)のあなたより
179無限(むげん)霊光(れいくわう)発射(はつしや)して
180(みたま)()らし(たま)ひけり
181(これ)より一同(いちどう)(いさ)()
182アマゾン(がは)立出(たちい)でて
183(しこ)魔神(まがみ)征服(せいふく)
184(かみ)(めぐみ)言向(ことむ)けて
185一行(いつかう)(よろこ)(いさ)みたち
186十二柱(じふにはしら)(かみ)()
187不思議(ふしぎ)霊光(れいくわう)(たづ)ねつつ
188帽子(ぼうし)(だけ)によぢ(のぼ)
189言依別(ことよりわけ)瑞御霊(みづみたま)
190国依別(くによりわけ)諸共(もろとも)
191無事(ぶじ)凱旋(がいせん)ことほぎて
192天地(てんち)(かみ)太祝詞(ふとのりと)
193となへ(をは)りて一行(いつかう)
194山野(さんや)(わた)(さか)()
195(きよ)(なが)れの(たに)()
196(ふか)(めぐみ)もアルゼンチンの
197ウヅの(みやこ)(つつが)なく
198凱旋(がいせん)したる(うれ)しさよ
199ウヅの(やかた)()てみれば
200(かむ)素盞嗚(すさのをの)大神(おほかみ)
201八人(やたり)乙女(をとめ)(うづ)()
202()()でませる末子姫(すゑこひめ)
203松若彦(まつわかひこ)諸共(もろとも)
204(かみ)(たふと)御教(みをしへ)
205世人(よびと)(ひろ)(つた)へつつ
206(しづ)まりいます(たふと)さよ
207(こころ)にかかる村雲(むらくも)
208(ぬぐ)ふが(ごと)()れわたり
209真如(しんによ)日月(じつげつ)心天(しんてん)
210(かがや)(たま)ひて三五(あななひ)
211(まこと)(さと)一同(いちどう)
212(すめ)大神(おほかみ)(おん)(まへ)
213(ぬか)づきまつる今日(けふ)(さち)
214あゝ惟神(かむながら)々々(かむながら)
215御霊(みたま)(さち)はひましまして
216国治立(くにはるたちの)大神(おほかみ)
217豊国姫(とよくにひめの)大神(おほかみ)
218仕組(しぐ)(たま)ひし(まつ)()
219(にしき)(はた)神業(しんげふ)
220(つか)へまつりて天地(あめつち)
221(うづ)(おん)()(うま)れたる
222(きよ)(つと)めを永久(とこしへ)
223(つく)させ(たま)惟神(かむながら)
224(かみ)御前(みまへ)()ぎまつり
225今日(けふ)(よろこ)心安(うらやす)
226(かみ)御前(みまへ)()ぎまつる
227あゝ惟神(かむながら)々々(かむながら)
228御霊(みたま)(さち)はひましませよ』
229(うた)(をは)りて、230()()き、231一同(いちどう)(むか)つて、232叮嚀(ていねい)挨拶(あいさつ)をする。
233 (つぎ)高姫(たかひめ)金扇(きんせん)(ひら)いて、234(みづか)(うた)(みづか)()ふ。235(その)(うた)
236高姫『われは高姫(たかひめ)神司(かむつかさ)
237フサの(くに)なる北山(きたやま)
238(かく)れし(さと)神館(かむやかた)
239(つく)(まう)けてウラナイの
240(かみ)(をしへ)()てながら
241(みづ)御霊(みたま)大神(おほかみ)
242御心(みこころ)(うたが)(あや)しみて
243いろいろ雑多(ざつた)()をいらち
244国治立(くにはるたちの)大神(おほかみ)
245(たて)(をしへ)(おも)となし
246(よこ)(をしへ)をことごとく
247(そこな)(やぶ)(まつ)()
248五六七(みろく)神世(みよ)(きた)さむと
249(おも)ひし(こと)(みづ)(あわ)
250(みづ)御霊(みたま)真心(まごころ)
251取違(とりちが)ひたる(おろ)かさに
252前非(ぜんぴ)()いて三五(あななひ)
253(かみ)(をしへ)立帰(たちかへ)
254変性(へんじやう)男子(なんし)御教(みをしへ)
255変性(へんじやう)女子(によし)(をしへ)をば
256(たて)(よこ)とに()りなして
257(たふと)(かみ)神業(かむわざ)
258(つか)へまつりし折柄(をりから)
259金剛(こんごう)不壊(ふゑ)如意(によい)宝珠(ほつしゆ)
260紫色(むらさきいろ)宝玉(ほうぎよく)
261(うしな)(こころ)顛倒(てんたふ)
262あらゆる島根(しまね)をまぎ(もと)
263(つひ)には竜宮(りうぐう)(ひと)(じま)
264地恩(ちおん)(さと)(まで)あらはれて
265(こころ)(くだ)()をくだき
266(さが)しまはれど(かげ)さへも
267(なみ)()(わた)自転倒(おのころ)
268(また)もや(しま)立帰(たちかへ)
269執念深(しふねんぶか)くもさまざまと
270(ふたた)(たま)行方(ゆくへ)をば
271(さが)(もと)むる(とき)(とき)
272竜宮島(りうぐうじま)より(あら)はれし
273玉依姫(たまよりひめ)(おん)(たから)
274(てん)(くわ)(すゐ)()(むす)びたる
275(あを)(あか)(しろ)()(むらさき)
276麻邇(まに)宝珠(ほつしゆ)点検(てんけん)
277(また)もや不審(ふしん)(おこ)しつつ
278言依別(ことよりわけ)(あと)()
279高砂島(たかさごじま)()()れば
280(かがみ)(いけ)片畔(かたほとり)
281架橋(かけはし)御殿(ごてん)黄金(わうごん)
282(たま)(さら)なり如意(によい)宝珠(ほつしゆ)
283紫玉(むらさきだま)麻邇(まに)(たま)
284(かく)しあらむと()をひがみ
285いろいろ雑多(ざつた)(あらそ)ひつ
286常彦(つねひこ)春彦(はるひこ)(ともな)ひて
287テルとウヅとの国境(くにざかひ)
288アリナの(やま)乗越(のりこ)えて
289荒野(あらの)(はら)()()れば
290ポプラの(うへ)にブラブラと
291黄金(こがね)(たま)(かがや)きぬ
292(てん)(あた)へと雀躍(こをどり)
293(よろこ)(いさ)(をり)もあれ
294()花姫(はなひめ)(おん)化身(けしん)
295()出姫(でのひめ)(あら)はれて
296天地(てんち)道理(だうり)をこまごまと
297(をし)(たま)ひし(うれ)しさに
298いよいよ(まよ)ひの(ゆめ)()めて
299執着心(しふちやくしん)脱却(だつきやく)
300荒野(あらの)(わた)(かは)()
301湖水(こすゐ)をめぐりて(やうや)うと
302アルの(みなと)安着(あんちやく)
303折柄(をりから)(きた)帆船(はんせん)
304()りて海原(うなばら)(わた)(をり)
305ふとした(こと)より船中(せんちう)
306ヨブの真人(まひと)(めぐ)()
307師弟(してい)(やく)(むす)びつつ
308ゼムの(みなと)上陸(じやうりく)
309天祥山(てんしやうざん)やチン(みなと)
310アマゾン(がは)(よこ)ぎりて
311時雨(しぐれ)(もり)北野原(きたのはら)
312鷹依姫(たかよりひめ)在処(ありか)をば
313(たづ)ねてさまよひゐたりしが
314さも(おそ)ろしきモールバンド
315(いきほひ)(たけ)()(きた)
316(いのち)からがら常磐樹(ときはぎ)
317(こずゑ)(なん)()けながら
318天津(あまつ)祝詞(のりと)奏上(そうじやう)
319(いづ)言霊(ことたま)()(をり)
320秋山別(あきやまわけ)(はじ)めとし
321モリス、安彦(やすひこ)宗彦(むねひこ)
322三五教(あななひけう)宣伝歌(せんでんか)
323(こゑ)(すず)しく(うた)ひつつ
324此方(こなた)(むか)つて(すす)()
325(とき)しもあれや西北(せいほく)
326(くも)押分(おしわ)けて(ひか)()
327(りう)(きう)との霊光(れいくわう)
328モールバンドは(おどろ)きて
329スゴスゴ()()(うれ)しさよ
330(ここ)一行(いつかう)(はち)(にん)
331無事(ぶじ)奇遇(きぐう)(しゆく)しつつ
332アマゾン(がは)(きし)()
333森林(しんりん)()けて辿(たど)りつき
334(わに)架橋(かけはし)打渡(うちわた)
335(みなみ)(もり)()れませる
336鷹依姫(たかよりひめ)竜国別(たつくにわけ)
337(うづ)住家(すみか)立向(たちむか)
338ここに一行(いつかう)再会(さいくわい)
339(しゆく)()ひつつ大神(おほかみ)
340御前(みまへ)祝詞(のりと)奏上(そうじやう)
341(とら)(おほかみ)獅子(しし)(くま)
342(その)(ほか)数多(あまた)禽獣(きんじう)
343稜威(いづ)律法(りつぽふ)制定(せいてい)
344(かた)(まも)らせおきながら
345(ふたた)岸辺(きしべ)立出(たちい)でて
346モールバンドやエルバンド
347さしもに(たけ)曲神(まがかみ)
348言向(ことむ)(やは)十二(じふに)(にん)
349(りう)(きう)との霊光(れいくわう)
350目当(めあ)てに(すす)(かへ)()
351(こころ)(こま)(いさ)ましさ
352言依別(ことよりわけ)国依別(くによりわけ)
353(うづ)(みこと)(むか)へられ
354感謝(かんしや)祈願(きぐわん)(むね)(うち)
355(うれ)(なみだ)()れながら
356一行(いつかう)ここに十八(じふはち)
357(かみ)(つかさ)(いさ)()
358()()についでウヅの(くに)
359これの(やかた)立向(たちむか)
360数多(あまた)(ひと)(むか)へられ
361八尋(やひろ)殿(との)()()れば
362五六七(みろく)神世(みよ)救主(すくひぬし)
363(かむ)素盞嗚(すさのをの)大神(おほかみ)
364(うづ)御子(みこ)なる末子姫(すゑこひめ)
365その(ほか)数多(あまた)神司(かむつかさ)
366(あま)御空(みそら)(ほし)(ごと)
367居並(ゐなら)(たま)(たふと)さよ
368あゝ惟神(かむながら)々々(かむながら)
369(かみ)(めぐみ)(かうむ)りて
370(こころ)(くも)りし高姫(たかひめ)
371真如(しんによ)月日(つきひ)(てら)されて
372身魂(みたま)(きよ)増鏡(ますかがみ)
373伊照(いて)(かがや)()となりぬ
374朝日(あさひ)()るとも(くも)るとも
375(つき)()つとも()くるとも
376仮令(たとへ)天地(てんち)(かへ)るとも
377天津(あまつ)御空(みそら)日月(じつげつ)
378(かがや)(かぎ)大神(おほかみ)
379(ふか)(めぐ)みは(わす)れまじ
380(たふと)(かみ)御教(みをしへ)
381(あさ)(ゆふ)なに麻柱(あなな)ひて
382今迄(いままで)(をか)せし罪科(つみとが)
383()(あらた)めて惟神(かむながら)
384(たふと)(かみ)(おん)(まへ)
385(いさを)()てむ永久(とことは)
386(まつ)五六七(みろく)(すゑ)(まで)
387あゝ惟神(かむながら)々々(かむながら)
388御霊(みたま)(さち)はひましませよ』
389(うた)(をは)り、390莞爾(くわんじ)として()()く。
391大正一一・八・二三 旧七・一 松村真澄録)

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5/8【霊界物語ネット】霊界物語ネットに出口王仁三郎の第六歌集『霧の海』を掲載しました。
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