霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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第六章 皮肉歌(ひにくか)〔九二一〕

インフォメーション
著者:出口王仁三郎 巻:霊界物語 第33巻 海洋万里 申の巻 篇:第2篇 鶴亀躍動 よみ(新仮名遣い):かくきやくどう
章:第6章 皮肉歌 よみ(新仮名遣い):ひにくか 通し章番号:921
口述日:1922(大正11)年08月26日(旧07月4日) 口述場所: 筆録者:松村真澄 校正日: 校正場所: 初版発行日:1923(大正12)年11月10日
概要: 舞台:ウヅの館 あらすじ[?]このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「王仁DB」にあります。[×閉じる]
続いて高姫が祝歌を歌い始めた。その歌は、国依別の若いころの極道ぶりを歌い、また三五教に改心してからのいたずらも明かしていた。
高姫自身はなぜ国依別が瑞霊大神の眼鏡にかなって水晶無垢の末子姫と結婚できたか合点がいかない、と正直に吐露しつつも、このように国依別の過去の行いを皆の前で明かすのも、これからは末子姫を妻として大事に仕えよ、という老婆心から苦い言霊をあえて進呈するのだと歌った。
そして高姫は、これ以降は国依別に対して一切万事、口を出さないと宣言し、三五教の御教えを守って夫婦の道を違えないようにと諫めの言葉で締め、天地の神々に祈りを捧げつつ歌い終わり、元の座に戻ってツンと座り込んだ。
主な登場人物[?]【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。[×閉じる] 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日:2022-08-07 15:48:23 OBC :rm3306
愛善世界社版:67頁 八幡書店版:第6輯 279頁 修補版: 校定版:67頁 普及版:28頁 初版: ページ備考:
001 高姫(たかひめ)立上(たちあが)り、002祝歌(しゆくか)(うた)(はじ)めた。003(その)(うた)
004高姫(あま)岩戸(いはと)(はじ)めより
005(をんな)ならでは()()けぬ
006(くに)(とな)へし(かみ)(くに)
007(をんな)にかけては抜目(ぬけめ)なき
008国依別(くによりわけ)神司(かむつかさ)
009宗彦(むねひこ)(かつ)(むかし)より
010(すご)(うで)をば()つてゐた
011(この)()(みだ)れた行方(やりかた)
012自由(じいう)自在(じざい)()りまはし
013()(とどろ)かし(きた)りけり
014さはさり(なが)三五(あななひ)
015(たふと)(かみ)御教(みをしへ)
016(こころ)(そこ)より改心(かいしん)
017(うま)赤児(あかご)になりたれど
018(いま)安心(あんしん)する(とこ)
019(わたし)としては()きませぬ
020さはさり(なが)瑞御霊(みづみたま)
021(かむ)素盞嗚(すさのをの)大神(おほかみ)
022(きよ)(たふと)思召(おぼしめ)
023末子(すゑこ)(ひめ)御心(みこころ)
024(かな)へまつりし果報者(くわはうもの)
025国依別(くによりわけ)宣伝使(せんでんし)
026(たま)かこつけに高姫(たかひめ)
027(みづ)御霊(みたま)()れませる
028竹生(ちくぶ)(しま)(まで)はるばると
029(つか)はし(たま)ひし()神力(しんりき)
030(まこと)(かん)(たてまつ)
031あゝ惟神(かむながら)々々(かむながら)
032(かみ)(まか)せて高姫(たかひめ)
033モウ(この)(うへ)何事(なにごと)
034(この)縁談(えんだん)(くわん)しては
035申上(まをしあ)げぬと()めました
036コレコレ国依別(くによりわけ)さまえ
037(まへ)(もと)より気楽者(きらくもの)
038からかひ上手(じやうず)(うま)れつき
039これからチツトは村肝(むらきも)
040(こころ)(こま)立直(たてなほ)
041(はや)真面目(まじめ)になりなされ
042アルゼンチンの神館(かむやかた)
043(かみ)(はしら)(くに)(きみ)
044重荷(おもに)()うたお(まへ)さま
045どうぞ確乎(しつかり)しておくれ
046親子(おやこ)一世(いつせ)夫婦(ふうふ)二世(にせ)
047主従(しゆじう)三世(さんぜ)といふ(おきて)
048(まへ)夫婦(ふうふ)二世(にせ)三世(さんぜ)
049五世(ごせ)六世(ろくせ)ぢや御座(ござ)るまい
050天地(てんち)規則(きそく)にてらしなば
051これ(ほど)違反(ゐはん)(ひと)はない
052さはさり(なが)惟神(かむながら)
053(みづ)御霊(みたま)(あがな)ひに
054(この)()(つく)りし神直日(かむなほひ)
055(こころ)(ひろ)大直日(おほなほひ)
056(ただ)何事(なにごと)(ひと)(つみ)
057直日(なほひ)見直(みなほ)聞直(ききなほ)
058()(なほ)されて宗彦(むねひこ)
059()れの()てなる宣伝使(せんでんし)
060国依別(くによりわけ)不思議(ふしぎ)にも
061水晶(すいしやう)無垢(むく)御霊(みたま)なる
062末子(すゑこ)(ひめ)結婚(けつこん)
063(たか)(くらゐ)(のぼ)りつめ
064(あまね)世人(よびと)(のぞ)むとは
065どこで算用(さんよう)(ちが)うたかと
066(わたし)合点(がてん)()きませぬ
067国依別(くによりわけ)(かみ)さまよ
068(にく)いことをば高姫(たかひめ)
069(ぬか)すと(おも)うたら(ちが)ふぞえ
070モウ(これ)からは(つつし)んで
071末子(すゑこ)(ひめ)(たふと)んで
072(ほか)(をんな)()をくれず
073(つま)大明神(だいみやうじん)(あが)めたて
074大事(だいじ)大事(だいじ)(つか)へませ
075またも持病(ぢびやう)再発(さいはつ)
076手当(てあ)たり次第(しだい)()()して
077(ひめ)(こころ)(なや)ますな
078これこれ末子(すゑこ)のお(ひめ)さま
079国依別(くによりわけ)()(ひと)
080(わたし)只今(ただいま)()うたよに
081油断(ゆだん)のならぬ色男(いろをとこ)
082(あさ)(ゆふ)なの起伏(おきふ)しに
083()()けなされ婢女(はしため)
084(そば)におくなら不器量(ぶきりやう)
085おかめの(やう)(をんな)をば
086きつと(はべ)らせおきなされ
087中々(なかなか)油断(ゆだん)がなりませぬ
088これ高姫(たかひめ)老婆心(らうばしん)
089(みち)(おも)(くに)(おも)
090(まへ)大事(だいじ)(おも)(ゆゑ)
091()出神(でのかみ)生宮(いきみや)
092オツトドツコイコラ(ちが)うた、
093()()(いきほ)大空(おほぞら)
094(かがや)(わた)増鏡(ますかがみ)
095(こころ)(うつ)つた(まこと)をば
096(かがみ)にかへて(しん)ぜませう
097あゝ惟神(かむながら)々々(かむながら)
098(かむ)素盞嗚(すさのをの)大神(おほかみ)
099(うづ)(おん)(まへ)(はばか)らず
100申上(まをしあ)げたる高姫(たかひめ)
101(にが)言葉(ことば)神直日(かむなほひ)
102(こころ)(ひろ)大直日(おほなほひ)
103見直(みなほ)しませよ大神(おほかみ)
104言依別(ことよりわけ)教主(けうしゆ)さま
105捨子(すてこ)(ひめ)侍女(こしもと)さま
106松若彦(まつわかひこ)(つかさ)さま
107(この)高姫(たかひめ)()うたこと
108キツト(わす)れちやなりませぬ
109(しやう)(ぐわつ)言葉(ことば)(たれ)()
110(ひと)(いや)がる言霊(ことたま)
111(なら)べて()ふのも(こころ)より
112(みな)大事(だいじ)(おも)ふゆゑ
113不調法(ぶてうはふ)してからゴテゴテと
114意見(いけん)したとて仕様(しやう)がない
115(まへ)(まへ)つに()をつける
116(かみ)(おもて)(あら)はれて
117(ぜん)(あく)とを立別(たてわ)ける
118()出神(でのかみ)(あきら)かに
119(かがみ)(ごと)善悪(ぜんあく)
120(こころ)(そこ)より()りわたし
121おさばきなさる(かみ)(さま)
122一度(いちど)(ひら)()(はな)
123今日(けふ)目出(めで)たき宴席(えんせき)
124(みな)さまたちの(よろこ)ばぬ
125(にが)言霊(ことたま)()馳走(ちそう)
126(わたし)(なら)べておきました
127こんな粗末(そまつ)品物(しなもの)
128(ただ)一口(ひとくち)にけなさずに
129()(あぢは)うてたべてたべ
130(にが)言葉(ことば)()(くすり)
131(みたま)(くすり)になりますぞ
132クスリクスリと片隅(かたすみ)
133(わら)うて御座(ござ)(ひと)がある
134(まへ)(なに)がそれ(ほど)
135可笑(をか)しう御座(ござ)るか石熊(いしくま)さま
136(まへ)名前(なまへ)(かた)けれど
137(こころ)(うち)反対(あべこべ)
138国依別(くによりわけ)亜流(ありう)だらう
139同気(どうき)同心(どうしん)相求(あひもと)
140同病(どうびやう)(たがひ)(あは)れむは
141天地(てんち)道理(だうり)()くからは
142今日(けふ)目出(めで)たい(せき)ぢや(ゆゑ)
143(あま)(とが)めはしませぬが
144モウ(これ)からは()れの()
145こんな不都合(ふつがふ)があつたなら
146高姫(たかひめ)承知(しようち)をしませぬぞ
147(みな)さま奇妙(きめう)顔付(かほつき)
148(あな)があく(ほど)わしの(かほ)
149(なが)めて御座(ござ)るが()()れぬ
150あゝ豆鉄砲(まめでつぱう)鳩鳥(はとどり)
151くらつたやうなお顔付(かほつき)
152(なに)心配(しんぱい)なされます
153目出(めで)たく(しき)()みたれば
154(みな)さま(たがひ)(うち)とけて
155(こころ)(そこ)をさらけ()
156(この)高姫(たかひめ)()(とほ)
157国依別(くによりわけ)()(ため)
158()をつけなさるが(まこと)ぞえ
159あゝ惟神(かむながら)々々(かむながら)
160(あま)(なが)らく言霊(ことたま)
161使(つか)ふと(みな)さま欠伸(あくび)して
162あゝゝゝゝゝゝ()ひなさる
163ホンに(みにく)いお顔付(かほつき)
164アフンと(いた)して御座(ござ)るのか
165折角(せつかく)あいた(その)(くち)
166(ふさ)がらぬ(やう)(かほ)をして
167五百(ごひやく)羅漢(らかん)陳列場(ちんれつぢやう)
168さながら(なが)むる(ごと)くなり
169あゝ惟神(かむながら)々々(かむながら)
170()にいらないこと(ばか)
171ベンベンだらりと()()てて
172()をもませて()みませぬ
173(この)高姫(たかひめ)今日(けふ)(かぎ)
174国依別(くによりわけ)(こと)につき
175一切(いつさい)万事(ばんじ)(まを)さない
176国依別(くによりわけ)(かみ)さまよ
177どうぞ安心(あんしん)なさいませ
178(これ)ぢやに()つて平常(へいぜい)
179(その)(おこな)ひが肝腎(かんじん)ぢや
180まさかの(とき)人々(ひとびと)
181(まへ)(はぢ)をば(さら)されて
182(あか)(かほ)をばせにやならぬ
183(みな)さまこれが()(かがみ)
184三五教(あななひけう)御教(みをしへ)
185よつく(まも)りて(いも)()
186夫婦(ふうふ)(みち)(たが)へじと
187(つつし)(まも)るが(よろ)しいぞ
188あゝ惟神(かむながら)々々(かむながら)
189惟神(かむながら)ぢやと(おも)やこそ
190(わたし)今度(こんど)縁談(えんだん)
191(かむ)素盞嗚(すさのをの)大神(おほかみ)
192言葉(ことば)(めん)じて(くち)つめる
193天津(あまつ)(かみ)(たち)八百万(やほよろづ)
194国津(くにつ)(かみ)(たち)八百万(やほよろづ)
195国魂神(くにたまがみ)竜世姫(たつよひめ)
196(かみの)(みこと)(おん)(まへ)
197高姫(たかひめ)(いの)(たてまつ)
198高姫(たかひめ)(いの)(たてまつ)る』
199皮肉(ひにく)(うた)(うた)ひ、200(もと)()にツーンとして、201(すわ)()みける。
202大正一一・八・二六 旧七・四 松村真澄録)

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