霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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第二二章 高宮姫(たかみやひめ)〔九三七〕

インフォメーション
著者:出口王仁三郎 巻:霊界物語 第33巻 海洋万里 申の巻 篇:第4篇 理智と愛情 よみ:りちとあいじょう
章:第22章 第33巻 よみ:たかみやひめ 通し章番号:937
口述日:1922(大正11)年09月19日(旧07月28日) 口述場所: 筆録者:松村真澄 校正日: 校正場所: 初版発行日:1923(大正12)年11月10日
概要: 舞台: あらすじ[?]このあらすじは東京の望月さん作成です。一覧表が「王仁DB」にあります。[×閉じる]
高姫は心の底から悔悟の色をあらわし、自ら立って、自分の過去の一切の秘密を歌い始めた。高姫の誠の素性は、コーカス山のウラル彦、ウラル姫の間に生まれた高宮姫であり、厳の御霊の系統ではなかったと明かした。
娘のときに三五教の本城であるエルサレムを偵察に行ったとき、眉目すぐれた青年に一目ぼれをし、お供の神司たちを追い散らして、青年の後を付いて行ったという。そして山道を行くうちに二人は恋に落ち、黄金山下に庵を結んで同棲をなした。
そのうちに身重となって子供をなした。しかし北照神の信仰調べが始まり、夫は筑紫の国の尊い神人の息子だということがわかってしまった。夫はウラル教主の娘と添うことはできないと言いだし、高姫と子供を置いて逃げてしまったという。
高姫は子供を抱えて夫に逃げられどうしようもなく、守り刀と金太郎という名を添えて、四つ辻に捨て子をした。その後メソポタミヤに出てバラモン教を聞いたが、やはり夫の信仰である三五教を守ろうと心に決めたという。
しかしフサの国で教えを開く折、変性女子のやり方が気に食わず、ウラル教と三五教の教えを合わせてウラナイ教を自ら立てたのだ、と自らの来歴を明かした。
高姫は筑紫の国の建国別は自分の子に間違いないと告白し、わが子を思い、また別れた夫を思って神々に祈りつつ、力なげに歌い恥ずかしさにうつむいてしまった。
黒姫は高姫の告白を聞いて、厳の御霊の系統であると信じてきた高姫がウラル教主の娘であったことに驚きながらも、ウラナイ教時代から力いっぱい反抗してきた神素盞嗚大神、国武彦命、言依別命がそのことを知りながら、自分や高姫の魂を磨いて結構な御用に使ってやろうという御心であったことに思い至り、感涙にむせび声を放って泣きはらした。
高姫は言依別命を疑って反抗してきたことを悔い、これからは聖地の首脳たちの指図にしたがって働くことを誓い、一同の前で懺悔をなした。
秋彦は高姫を慰め場を和めようと、高姫に茶々を入れたが、東助がそれを押しとどめ、自ら今一つの愁嘆場を聞かせようと立ち上がった。
主な登場人物: 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日: OBC :rm3322
愛善世界社版:243頁 八幡書店版:第6輯 339頁 修補版: 校定版:255頁 普及版:96頁 初版: ページ備考:
001 高姫(たかひめ)は、002(こころ)(そこ)より悔悟(くわいご)(いろ)(あら)はし、003一切(いつさい)秘密(ひみつ)(みづか)暴露(ばくろ)すべく、004()つて(うた)(うた)(はじ)めたり。
005三五教(あななひけう)宣伝使(せんでんし)
006(いづ)御霊(みたま)系統(ひつぽう)
007()出神(でのかみ)生宮(いきみや)
008(いま)まで固執(こしつ)して()たが
009(おも)へば(おも)へば(おそ)ろしい
010(まこと)素性(すじやう)(あか)すれば
011コーカス(ざん)()れませる
012ウラルの(ひこ)やウラル(ひめ)
013二人(ふたり)(なか)(うま)れたる
014(われ)高宮姫命(たかみやひめみこと)
015神素盞嗚大神(かむすさのをのおほかみ)
016使(つか)(たま)へる宣伝使(せんでんし)
017(まつ)(たけ)(うめ)(はじ)めとし
018石凝姥(いしこりどめ)東彦(あづまひこ)
019高彦(たかひこ)などが(あら)はれて
020言霊戦(ことたません)(ひら)きてゆ
021(はは)()れます大気津(おほげつ)
022姫命(ひめのみこと)逸早(いちはや)
023アーメニヤへと(かへ)りまし
024(その)(とき)(わらは)小娘(こむすめ)
025詮術(せんすべ)もなく(くら)(をり)
026御伴(みとも)(かみ)(ひき)つれて
027高天原(たかあまはら)のエルサレム
028三五教(あななひけう)本城(ほんじやう)
029(さぐ)らむ(ため)()()れば
030眉目(びもく)(すぐ)れし青年(せいねん)
031(はな)顔色(かんばせ)(うるは)しく
032(むか)ふの(かた)より(すす)()
033(ここ)(わらは)(なん)となく
034(その)青年(せいねん)(した)はしく
035(あと)()はむとしたりしが
036御伴(みとも)(かみ)邪魔(じやま)になり
037(うま)(これ)をばまかむとて
038千思万慮(せんしばんりよ)(その)結果(けつくわ)
039(こと)(かま)へて()()らし
040()かげに()ゆる恋人(こひびと)
041(した)ひて(すす)(やま)(みち)
042(をとこ)(あし)もいと(はや)
043いつの()にやら山蔭(やまかげ)
044姿(すがた)をかくし(たま)ひけり
045かよわき(をんな)(あし)()
046(おひ)つく(すべ)()(たふ)
047(たす)けてくれと()ばはれば
048(こひ)しき(ひと)(おどろ)いて
049わが(かたはら)へスタスタと
050(かへ)()ませる(はづ)かしさ
051これこれ(たび)女中(ぢよちう)さま
052只今(ただいま)(たす)けを(さけ)んだは
053(まへ)(こゑ)ではなかつたか
054(いぶ)かしさよと(たづ)ねられ
055(こた)ふる(よし)もないじやくり
056「ハイハイ(まこと)有難(ありがた)
057あなたのお(かげ)悪者(わるもの)
058(くも)(かすみ)()げました」
059何卒(どうぞ)用心(ようじん)なされませ
060(をんな)(あやふ)一人旅(ひとりたび)
061「あなたも(わか)()(もつ)
062(この)山路(やまみち)(ただ)一人(ひとり)
063()きなさるは如何(どう)しても
064危険(きけん)(からだ)(せま)りませう
065なる(こと)ならば(わたくし)
066何卒(なにとぞ)()れて(この)(さか)
067(むか)ふへ()えて(くだ)さい」と
068(ふた)つの睫毛(まつげ)(つば)をつけ
069()真似(まね)すれば恋人(こひびと)
070(やや)同情(どうじやう)(ねん)()
071「ホンに(あぶ)ない山路(やまみち)
072(わたし)貴女(あなた)一人旅(ひとりたび)
073(ねが)うてもなき(みち)づれだ
074そんなら一緒(いつしよ)()きませう」と
075(こた)へてくれた(うれ)しさよ
076(ひと)(とほ)らぬ山路(やまみち)
077(わか)血汐(ちしほ)()()つる
078二人(ふたり)男女(だんぢよ)()()いて
079(うれ)しく(たの)しく(はな)しつつ
080(うづ)聖地(せいち)()途中(とちう)
081いつとはなしに()つの()
082ピタリと()うた恋鏡(こひかがみ)
083()ゆる(おも)ひが如何(いか)にして
084(たがひ)(こころ)(うつ)らめや
085(たちま)妥協(だけふ)成立(せいりつ)
086(みづ)()らさぬ(なか)となり
087黄金山下(わうごんさんか)()(しの)
088(いほり)(むす)びて(くら)(うち)
089()()(わが)()(おも)くなり
090(つき)(かさ)ねて(はら)(ふと)
091(うま)れおとした(をとこ)()
092()金太郎(きんたらう)(あた)へつつ
093二月(ふたつき)三月(みつき)(くら)(うち)
094三五教(あななひけう)宣伝使(せんでんし)
095北照神(きたてるかみ)(あら)はれて
096信仰(しんかう)調(しら)べを(はじ)めかけ
097(こひ)しき(ひと)筑紫国(つくしくに)
098(みやこ)()ます神人(かみびと)
099(たふと)御子(みこ)見破(みやぶ)られ
100(おや)(はぢ)をば(さら)すのは
101(つら)いと()つてあわて()
102コリヤ高姫(たかひめ)高姫(たかひめ)
103()けばお(まへ)はウラル(けう)
104大気津姫(おほげつひめ)御腹(みはら)より
105(うま)()でたる御子(みこ)なれば
106如何(どう)して(なが)()はれうぞ
107(かみ)(とが)めも(おそ)ろしい
108二人(ふたり)(えにし)はこれ(まで)
109(あきら)めここで(わか)れよかと
110(やぶ)から(ぼう)(こと)()
111(わらは)(こころ)転倒(てんたふ)
112()いつ くどいつ(たの)(ども)
113(そで)ふり()つてスタスタと
114(やみ)(まぎ)れて()げましぬ
115(あと)(のこ)つた一振(ひとふり)
116(まも)(がたな)に「(ひがし)」の()
117(たか)」の(しるし)(きざ)みたる
118(つるぎ)記念(きねん)(のこ)しおき
119(くも)(かすみ)()()せし
120(をとこ)無情(むじやう)(かこ)ちつつ
121幼児(をさなご)(かか)へし(をんな)()
122いかに詮術(せんすべ)なき(まま)
123守刀(まもりがたな)綾錦(あやにしき)
124守袋(まもりぶくろ)金太郎(きんたらう)
125()をば()()四辻(よつつじ)
126不憫(ふびん)(なが)らも捨子(すてご)して
127なくなく此処(ここ)立別(たちわか)
128メソポタミヤの顕恩郷(けんおんきやう)
129バラモン(けう)(さぐ)らむと
130(たづ)(まう)でて(しばら)くは
131(かみ)(をしへ)()きつるが
132(をつと)(きみ)(まも)りたる
133三五教(あななひけう)(まも)りなば
134(かみ)(めぐみ)(さち)はひて
135(こひ)しき(をつと)何時(いつ)()
136(めぐ)()()もあるならむ
137三五教(あななひけう)()くなしと
138系統(ひつぽう)身魂(みたま)(いつは)りて
139フサの御国(みくに)(きよ)(かま)
140(をしへ)(ひら)折柄(をりから)
141変性女子(へんじやうによし)行方(やりかた)
142(こころ)()はぬ(ところ)より
143ウラルの(をしへ)三五(あななひ)
144(をしへ)()はしてウラナイ(けう)
145大看板(だいかんばん)(かか)げつつ
146北山村(きたやまむら)立籠(たてこも)
147(をしへ)(ひら)()たりける
148それより(すす)んで自凝(おろころ)
149(かみ)(しま)なる中心地(ちうしんち)
150由良(ゆら)(みなと)(ほど)(ちか)
151魔窟ケ原(まくつがはら)黒姫(くろひめ)
152(つか)はし(をしへ)(つかさ)とし
153バラモン(けう)大棟梁(だいとうりやう)
154鬼雲彦(おにくもひこ)三五(あななひ)
155(をしへ)(みち)根底(ねそこ)より
156改良(かいりやう)せむといら()ちて
157(こころ)千々(ちぢ)(くだ)きしが
158神素盞嗚大神(かむすさのをのおほかみ)
159仁慈無限(じんじむげん)御心(みこころ)
160()()みわたり三五(あななひ)
161(まこと)(みち)入信(にふしん)
162教司(をしへつかさ)()けられて
163(ここ)まで(つか)(きた)りけり
164(おも)へば(おも)へば(つみ)(ふか)
165われは(この)()曲津神(まがつかみ)
166(いま)まで()()(ちり)(あくた)
167(きよ)むる(よし)もないじやくり
168(こころ)()づる折柄(をりから)
169黒姫(くろひめ)さまの物語(ものがたり)
170筑紫(つくし)(しま)熊襲国(くまそくに)
171建日(たけひ)(やかた)神司(かむつかさ)
172建国別(たけくにわけ)()(うへ)
173(おも)(まは)せば(まぎ)れなき
174(わが)()相違(さうゐ)あらざらむ
175あゝ惟神(かむながら)々々(かむながら)
176(かみ)(めぐみ)(ふか)くして
177(にしき)(みや)聖場(せいぢやう)
178いとしき(わが)()所在(ありか)をば
179(さぐ)()たりし(うれ)しさよ
180さはさり(なが)(その)(とき)
181(つま)(みこと)(いま)何処(いづこ)
182(この)()()きていますなら
183(さだ)めて(わが)()行先(ゆくさき)
184()年波(としなみ)諸共(もろとも)
185(おも)(いだ)して朝夕(あさゆふ)
186(こころ)(いた)めますならむ
187あゝ惟神(かむながら)々々(かむながら)
188国治立大御神(くにはるたちのおほみかみ)
189神素盞嗚大御神(かむすさのをのおほみかみ)
190金勝要大御神(きんかつかねのおほみかみ)
191一日(ひとひ)(はや)(おや)()
192()()にさまよふ(あは)れさを
193(すく)はせ(たま)惟神(かむながら)
194(かみ)御前(みまへ)高姫(たかひめ)
195(つつし)(うやま)()ぎまつる
196あゝ惟神(かむながら)々々(かむながら)
197御霊(みたま)(さち)はひましませよ』
198(ちから)なげに(うた)ひ、199(はづ)かしげに(その)()(うつむ)く。
200 黒姫(くろひめ)(すこ)しく(ゑみ)(ふく)み、201いそいそとして、
202高姫(たかひめ)さま、203あなたの素性(すじやう)(うけたま)はりました。204(なん)とマア、205時節(じせつ)といふものは(おそ)ろしいもので御座(ござ)いますなア。206(わたくし)(いま)まで稚姫君尊(わかひめぎみのみこと)(さま)(まご)さま(くらゐ)(しん)じて()りましたが、207マア(おそ)ろしいウラル(ひこ)208ウラル(ひめ)(はら)から(うま)れなさつた貴女(あなた)とは、209(ゆめ)のやうで御座(ござ)いますワ。210さうしてマア随分(ずゐぶん)(わたし)(おな)(やう)に、211(わか)(とき)勝手気儘(かつてきまま)(あそ)ばしたと()えますなア。212(たがひ)(ひと)(わる)いと(おも)へば(みな)(われ)(わる)いのだと、213神様(かみさま)仰有(おつしや)いますが、214ようマア屑人間(くづにんげん)ばかり()れだけ(ひき)よせて、215大切(たいせつ)御用(ごよう)をさして(くだ)さつたものです。216(これ)(おも)へば本当(ほんたう)大慈(だいじ)大悲(だいひ)神様(かみさま)大御心(おほみこころ)有難(ありがた)くて(たま)りませぬ。217神素盞嗚大神(かむすさのをのおほかみ)(さま)218国武彦命(くにたけひこのみこと)(さま)(まを)すに(およ)ばず、219言依別(ことよりわけ)教主様(けうしゆさま)(たしか)御存(ごぞん)じであつた(はず)220何時(いつ)やら言依別神(ことよりわけのかみ)さまが(わたくし)(むか)ひ、221高姫(たかひめ)さまは(けつ)して(いづ)身魂(みたま)系統(ひつぽう)ではない、222あれは大気津姫(おほげつひめ)(はら)から(うま)れた(をんな)だと仰有(おつしや)つた(こと)御座(ござ)いました。223その(とき)(わたくし)はドハイカラの教主(けうしゆ)(わけ)()らずに、224(なに)()ふのだ、225(ひと)悪口(わるくち)()ふにも(ほど)があると(おも)ひ、226(はら)()ち、227それから一層(いつそう)あなたを(おも)ふやうになり、228言依別命(ことよりわけのみこと)(しやく)(さは)つてなりませなんだ。229(そし)(なか)れと()律法(りつぱう)(まも)らねばならぬ、230(しか)教主(けうしゆ)とあるものが、231(なん)といふ(なさけ)ないことを仰有(おつしや)るのか、232ヤツパリ(あく)(みたま)守護(しゆご)相違(さうゐ)あるまいと、233(こころ)(うち)(さげす)んで()りましたが、234(いま)(おも)へばホンに言依別命(ことよりわけのみこと)(さま)(えら)いお(かた)だ。235どんな(あく)(みたま)でも、236(たま)(みが)いて改心(かいしん)さして結構(けつこう)御用(ごよう)使(つか)うてやらうとの思召(おぼしめし)237(わたくし)有難(ありがた)うて、238今更(いまさら)(ごと)(なみだ)()まりませぬワイナ、239オンオンオン』
240(こゑ)(はな)つて()()てる。241一同(いちどう)黒姫(くろひめ)(はなし)()いて、242今更(いまさら)(ごと)大神(おほかみ)(はじ)め、243言依別命(ことよりわけのみこと)(ひろ)(こころ)感歎(かんたん)するのみであつた。
244『そんな(こと)御座(ござ)いましたか。245(わたくし)()れでスツパリと改心(かいしん)(いた)します。246(うま)赤子(あかご)になつて、247今後(こんご)何事(なにごと)英子姫(ひでこひめ)(さま)248東助様(とうすけさま)指図(さしづ)(したが)ひ、249御用(ごよう)(はし)使(つか)つて(いただ)きませう。250かやうな身魂(みたま)(わる)素性(すじやう)人間(にんげん)()(なが)ら、251麻邇宝珠(まにほつしゆ)御神業(ごしんげふ)(まで)さして(くだ)さつた、252(その)御高恩(ごかうおん)何時(いつ)になつても(わす)れませぬ。253ホンに(いま)まで言依別命(ことよりわけのみこと)(うる)はしき(やさ)しき御心(みこころ)()らなんだか、254エヽ残念(ざんねん)な、255(さだ)めて高姫(たかひめ)ははしたない(をんな)だと、256(こころ)(おく)(わら)うてゐられたであらう。257(じつ)(なさけ)ない(こと)御座(ござ)います。258斯様(かやう)母親(ははおや)があつたかと、259(せがれ)()いたら、260どれだけ(くや)むでせう。261(また)(わたくし)(わか)(とき)掛合(かかりあひ)(をとこ)(この)()()つて、262(わたくし)脱線振(だつせんぶ)りを()いたなら、263さぞやさぞ愛想(あいさう)をつかして、264折角(せつかく)(めぐ)()うても、265()げて(しま)はれるでせう。266ホンに(わたくし)には矢張(やつぱり)悪霊(あくれい)守護(しゆご)してゐたに(ちがひ)ありませぬ……あゝ神様(かみさま)267どうぞ(ゆる)して(くだ)さいませ。268(まこと)今日(けふ)(まで)()まぬ(こと)(いた)しました。269今度(こんど)こそ本当(ほんたう)改心(かいしん)(いた)します。270(いま)までは改心(かいしん)々々(かいしん)(まを)して、271掛値(かけね)申上(まをしあ)げて()りました』
272 秋彦(あきひこ)(おも)はず()()し、
273秋彦(あきひこ)『ウツフヽヽヽ高姫(たかひめ)さま、274改心(かいしん)掛値(かけね)といふのはどんな(こと)ですか、275(わたし)には(わか)りませぬがなア』
276高姫(たかひめ)秋彦(あきひこ)277どうぞ堪忍(かんにん)して(くだ)さい。278(はづ)かしうて(なん)にも()へませぬから、279(こひ)しい(わが)()にさへも()ふのが(はづ)かしうなつて()たのだから……』
280秋彦(あきひこ)『さうすると、281今日(けふ)のあなたの改心(かいしん)生中(きなか)掛値(かけね)のない、282ネツトプライスの正札付(しやうふだつき)改心(かいしん)ですか、283オツホヽヽヽ』
284東助(とうすけ)『コレ秋彦(あきひこ)285(だま)りなさい。286(この)愁歎場(しうたんば)(にはか)(はれ)やかになつては、287薩張(さつぱり)(きよう)がさめて(しま)ふぢやないか。288サア(これ)からこの東助(とうすけ)罪亡(つみほろ)ぼしに、289(ひと)愁歎場(しうたんば)をお()きに(たつ)しようアツハヽヽヽヽ』
290大正一一・九・一九 旧七・二八 松村真澄録)
   
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10/28霊界物語音読第37、38、63巻と、大本神諭、伊都能売神諭をアップしました。
10/26【霊界物語ネット】大本神諭を「年月日順」で並べた時の順序が、一部おかしいものがあったので修正しました。(os176,192,193,191,235 の5つ)