霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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第一六章 楽天主義(らくてんしゆぎ)〔九五七〕

インフォメーション
著者:出口王仁三郎 巻:霊界物語 第34巻 海洋万里 酉の巻 篇:第2篇 有情無情 よみ:うじょうむじょう
章:第16章 楽天主義 よみ:らくてんしゅぎ 通し章番号:957
口述日:1922(大正11)年09月13日(旧07月22日) 口述場所: 筆録者:松村真澄 校正日: 校正場所: 初版発行日:1923(大正12)年12月10日
概要: 舞台: あらすじ[?]このあらすじは東京の望月さん作成です。一覧表が「王仁DB」にあります。[×閉じる]
黒姫が駆け出して行ってしまった後、房公と芳公は腰かけて休みながら、雑談にふけっていた。まずは自分の半生の来し方を振り返り、二人は思ったような働きができなかったことを思い悩んでいる。
次に二人は、昨日の嵐の中で玉治別の宣伝歌が聞こえてきたことの不思議を語り合った。すると三尺ほどの童子が七八人が忽然と傍らの谷道に現れた。童子たちは二人をからかう歌を歌い、神様の噂をして疑いを持っていると気を付けると消えてしまった。
芳公と房公は、神様が気を付けるために童子と顕現し、悲観の心になっていた自分たちに注意を与えたのだと合点した。房公は悲観の心の鬼を戒める宣伝歌を歌い、いそいそと黒姫を追って行った。
主な登場人物: 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日:
愛善世界社版:207頁 八幡書店版:第6輯 436頁 修補版: 校定版:216頁 普及版:88頁 初版: ページ備考:
001 黒姫(くろひめ)(あわただ)しく駆出(かけだ)した(あと)二人(ふたり)は、002黒姫(くろひめ)(すわ)つてゐた天然(てんねん)岩椅子(いはいす)(こし)打掛(うちかけ)(なが)ら、003一服(いつぷく)(やす)みの雑談(ざつだん)(ふけ)つてゐる。
004房公(ふさこう)人間(にんげん)()(もの)(かんが)へて()れば(つま)らぬ(もの)ぢやないか。005(この)()(うま)れて()何一(なにひと)(これ)といふ功名(こうみやう)(のこ)らず、006一日々々(いちにちいちにち)とウツカリしてる()墓場(はかば)近寄(ちかよ)つて()くのだ。007(おれ)だとて、008(いま)(この)(やう)(あたま)頂辺(てつぺん)禿()げて()()すぼらしくなつたが、009(わか)(とき)随分(ずゐぶん)()てたものだよ。010つい一二年前(いちにねんぜん)(こと)のやうに(おも)うてゐるが、011指折(ゆびを)(かぞ)へて()れば、012(はや)二十年(にじふねん)()つてゐる。013本当(ほんたう)(ゆめ)のやうだ。014(この)(みじか)いやうな(なが)月日(つきひ)(なに)をやつて()たかと(おも)へば、015()れと()目星(めぼし)仕事(しごと)(ひと)つも(のこ)つてゐない。016()つては()()つては()れ、017()たり()きたり、018(をんな)(うつく)しいの(きたな)いの、019(わか)いの年老(としよ)りぢやのと、020()つて(くら)したのも、021本当(ほんたう)(ゆめ)()だつた。022(おれ)(かほ)(しわ)のよつたのと、023(かかあ)(かみ)()(つや)がなくなつたのと、024餓鬼(がき)一人(ひとり)()えたのが、025(この)()(うま)れて()(おれ)半生(はんせい)事業(じげふ)だと(おも)へば、026本当(ほんたう)(かな)しくなつて()た。027神様(かみさま)御造(おつく)(あそ)ばした(この)寂光浄土(じやくくわうじやうど)(うま)れて()ながら、028時々刻々(じじこくこく)(おい)ぼれて()くと(おも)へば、029人生(じんせい)本当(ほんたう)果敢(はか)なくなつて()たよ。030黒姫(くろひめ)さまだつて、031さうぢやないか、032(みち)(ため)だとか、033()(ため)だとか()つて、034一生懸命(いつしやうけんめい)世界(せかい)(また)にかけて苦労(くらう)をやつて御座(ござ)るが、035(とし)()つてから世話(せわ)にならうと()子供(こども)一人(ひとり)もなし、036(わか)(とき)沢山(たくさん)(おも)うて、037子供(こども)何時(いつ)でも、038(をとこ)(をんな)とさへ()れば出来(でき)るやうに(おも)ひ、039()てた()()きて()るか()んで()るか(わか)りもせず、040仮令(たとへ)(この)()(いき)()つた(ところ)で、041()みの(おや)より(そだ)ての(おや)とか()つて、042(あま)(おほ)きな(かほ)して、043()世話(せわ)になる(わけ)にも()くまいし、044本当(ほんたう)黒姫(くろひめ)さまの(こと)(おも)うても可哀相(かあいさう)になつて()た。045なア芳公(よしこう)046(まへ)(おれ)はまだしも、047女房(にようばう)子供(こども)があるのだから、048黒姫(くろひめ)さまの(こと)(おも)へば、049結構(けつこう)神様(かみさま)御恵(みめぐ)みに(あづか)つて()るのだよ』
050芳公(よしこう)『さうだなア、051それを(おも)へば、052俺達(おれたち)(あま)不足(ふそく)()へぬワイ。053乍併(しかしながら)人間(にんげん)老少不定(らうせうふぢやう)だから、054かうして筑紫(つくし)(しま)(わた)つてる不在(るす)()に、055女房(にようばう)病気(びやうき)になつて()んでゐるやら、056(わが)()()くなつて()るやら(わか)つたものぢやない。057本当(ほんたう)(くるし)みの()(なか)ぢや、058家鴨(あひる)(やう)玉子(たまご)()みつ(ぱな)しにして、059(ほか)(とり)(そだ)てさした(やう)黒姫(くろひめ)さまでも、060ヤツパリ(おい)年波(としなみ)(この)()(なか)(なん)となく(さび)しくなつたと()え、061高山彦(たかやまひこ)さまよりも()てた()(はう)(こひ)しうなつた(やう)だから、062本当(ほんたう)人生(じんせい)()ふものは、063(おも)へば(おも)へば(さび)しいものだ。064あゝ惟神(かむながら)(たま)幸倍(ちはへ)坐世(ませ)
065房公(ふさこう)『オイもう()んな(こと)打切(うちき)りにしようかい。066(なん)だか神様(かみさま)(たい)して、067不平(ふへい)()つてゐる(やう)(きこ)えて(おそ)(おほ)い。068何事(なにごと)人間(にんげん)(かんが)へで(この)()()くものぢやない。069()うならうと()うならうと、070神様(かみさま)のなさる(まま)だ』
071芳公(よしこう)(とき)房公(ふさこう)072(おれ)(ひと)合点(がつてん)のゆかぬ(こと)があるのだ。073どう(かんが)へても()()ちぬがなア』
074房公(ふさこう)(おれ)(ひと)つあるのだ。075(まへ)合点(がつてん)がゆかぬと()ふのは、076昨日(きのふ)宣伝歌(せんでんか)(ぬし)だらう』
077芳公(よしこう)『オウさうだ。078(たしか)玉治別命(たまはるわけのみこと)(さま)のお(こゑ)だつた。079それに(こゑ)()いたが、080時鳥(ほととぎす)(やう)に、081皆目(かいもく)御姿(おすがた)()えないとは、082(これ)不思議(ふしぎ)(ひと)つだ』
083房公(ふさこう)天地(てんち)(あひだ)(すべ)不思議(ふしぎ)ばかりで(つつ)まれてゐるのだからなア……「(あや)しきをあらじと()ふは()(なか)の、084(あや)しき()らぬ()(ごころ)かも」……「(あや)しきは(これ)天地(あめつち)うべなうべな、085神代(かみよ)(こと)(あや)しきものを」……とか()つて、086(いま)から三十万年(さんじふまんねん)未来(みらい)十九世紀(じふくせいき)()()(なか)(うま)れた本居宣長(もとをりのりなが)()国学者(こくがくしや)()(やう)に、087本当(ほんたう)(この)()(なか)(あや)しいものだ……「()ると()ふは(たれ)のしれ(もの)天地(あめつち)の、088(あや)しき御業(みわざ)(かみ)ならずして」……と()ふことがある。089到底(たうてい)吾々(われわれ)凡夫(ぼんぶ)()として天地(あめつち)神秘(しんぴ)(さぐ)(こと)出来(でき)るものでない。090あゝモウ()加減(かげん)出立(しゆつたつ)しようか、091()しも途中(とちう)(おい)て、092黒姫(くろひめ)さまが悪者(わるもの)()にでも(かか)つてゐられちや大変(たいへん)だ。093俺達(おれたち)もお(とも)()甲斐(かひ)がない。094サア()こう』
095 ()(はな)(とき)しも、096三尺(さんじやく)(ばか)りの童子(どうじ)七八人(しちはちにん)()(つな)(なが)忽然(こつぜん)として五六間(ごろくけん)(かたはら)谷路(たにみち)(あら)はれ、097(こゑ)(そろ)へて、
 
098童子(どうじ)()()たヤレ()た! (おに)()た!
099 筑紫ケ岳(つくしがだけ)から(あら)はれた
100 (おに)ではあるまい黒姫(くろひめ)
101 黒姫(くろひめ)さまぢやない(ほど)
102 (とら)(おほかみ)(おに)大蛇(をろち)
103 (しこ)曲津(まがつ)(うつ)つたる
104 房公(ふさこう)105芳公(よしこう)二人(ふたり)()
106 天然椅子(てんねんいす)(こし)かけて
107 (なん)ぢや()んぢやと神様(かみさま)
108 (うはさ)(ばか)りして御座(ござ)
109 ホンに可笑(をか)しい(おに)ぢやなア
110 ドツコイドツコイドツコイシヨ!』
 
111()(なが)ら、112スツと二人(ふたり)(まへ)(とほ)り、113(かげ)もなく(けぶり)()うに()えて(しま)つた。
114房公(ふさこう)『オイ益々(ますます)(あや)しうなつて()たぢやないか。115あんな(ちつ)ぽけな人間(にんげん)七八人(しちはちにん)()をつないで、116忽然(こつぜん)(あら)はれ、117(おれ)たちを(おに)だとか、118曲津(まがつ)だと()ひよつたぢやないか。119ありや一体(いつたい)(なん)だらうなア』
120芳公(よしこう)(なん)でもない、121神様(かみさま)にきまつてゐるワイ。122(おれ)たちの(こころ)()悪魔(あくま)(ひそ)んでゐるから、123天教山(てんけうざん)木花咲耶姫(このはなさくやひめ)(さま)童子(どうじ)顕現(けんげん)して御注意(ごちうい)(くだ)さつたのだらうよ』
124房公(ふさこう)『そうかも()れないなア。125ヤアもう結構(けつこう)天地(てんち)(あひだ)(せい)()(なが)ら、126最前(さいぜん)(やう)悲観的(ひくわんてき)(ことば)()らしちや()まない。127神様(かみさま)(をしへ)楽天主義(らくてんしゆぎ)だ。128悲観(ひくわん)する(こころ)になるのは、129ヤツパリ(こころ)(なか)(おに)()くうてゐるのだ。130オイ(ひと)つここで宣伝歌(せんでんか)でも(うた)つて、131悲観(ひくわん)(くも)()らさうぢやないか』
132芳公(よしこう)()づお(まへ)から(うた)つてくれ、133悲観論者(ひくわんろんしや)発頭人(ほつとうにん)だからなア』
134房公(ふさこう)(かみ)(おもて)(あら)はれて
135(ぜん)(あく)とを立別(たてわ)ける
136(ひと)()として天地(あめつち)
137どうして真理(しんり)(わか)らうか
138(この)()(つく)りし神直日(かむなほひ)
139(こころ)(ひろ)大直日(おほなほひ)
140(みな)神様(かみさま)(むね)(うち)
141おいらの()つた(こと)でない
142(ただ)何事(なにごと)(ひと)()
143直日(なほひ)見直(みなほ)聞直(ききなほ)
144()(あやま)ちは()(なほ)
145悲観(ひくわん)(てん)じて(たちま)ちに
146楽天主義(らくてんしゆぎ)早替(はやがは)
147娑婆即寂光浄土(しやばそくじやくくわうじやうど)
148真理(しんり)(さと)つた(いま)()
149あゝ惟神(かむながら)々々(かむながら)
150(かみ)(たふと)(ふところ)
151(あさ)(ゆふ)なに(いだ)かれて
152不足(ふそく)()つて()むものか
153悲観(ひくわん)(おに)()()んで
154(こころ)(そら)をかき(みだ)
155根底(ねそこ)(くに)へやりかけた
156げに(おそ)ろしい()(なか)
157いやいや(けつ)してそうでない
158げに(おそ)ろしい()(こころ)
159(こころ)(おに)()()める
160(かみ)(ほとけ)(むね)(うち)
161(おに)大蛇(をろち)(わが)(むね)
162(ひそ)んで()るのを()らなんだ
163(いま)(あら)はれた神様(かみさま)
164吾等(われら)(まよ)ひを()らさむと
165天教山(てんけうざん)より(あら)はれて
166生命(いのち)安息(やすき)歓喜(よろこび)
167(あた)(たま)ひしものならむ
168あゝ惟神(かむながら)々々(かむながら)
169(かみ)(こころ)()(まか)
170(ただ)何事(なにごと)(つつし)んで
171(かみ)(おん)(ため)()(ため)
172(ちから)(かぎ)りのベストをば
173(つく)して()くより(みち)はない
174国治立(くにはるたち)神様(かみさま)
175豊国姫(とよくにひめ)神様(かみさま)
176(その)(ほか)(もも)神々(かみがみ)
177あつき(めぐみ)(いだ)かれて
178(この)()(うま)(きた)りしを
179(なん)とも(おも)はず(いたづら)
180悲観(ひくわん)しました(わが)(つみ)
181幾重(いくへ)におわび(いた)します
182あゝ惟神(かむながら)々々(かむながら)
183御霊(みたま)(さち)はひましませよ』
184(うた)(なが)ら、185二人(ふたり)はいそいそとして黒姫(くろひめ)(あと)()つて()く。
186大正一一・九・一三 旧七・二二 松村真澄録)