霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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第一五章 眩代思潮(げんだいしてう)〔一〇〇三〕

インフォメーション
著者:出口王仁三郎 巻:霊界物語 第36巻 海洋万里 亥の巻 篇:第3篇 神地の暗雲 よみ:こうじのあんうん
章:第15章 第36巻 よみ:げんだいしちょう 通し章番号:1003
口述日:1922(大正11)年09月23日(旧08月3日) 口述場所: 筆録者:松村真澄 校正日: 校正場所: 初版発行日:1923(大正12)年12月30日
概要: 舞台: あらすじ[?]このあらすじは東京の望月さん作成です。一覧表が「王仁DB」にあります。[×閉じる]
竜雲とケールス姫は、涼しげな白衣を着て窓を引き明け、展開する山野の緑を眺めて酒を酌み交わし、雑談にふけっていた。暑い夏のことで、滲み出す汗で衣には斑紋ができていた。
ふとケールス姫が竜雲の背中を眺めると、頭部に角が生えた鬼が立っている形に汗染みができていた。ケールス姫はあっと驚き、竜雲の前に回って泣き伏しつつ、鬼が竜雲を狙っているから衣を変えるように、と歎願した。
ケールス姫は続けて、すっかり竜雲が恐ろしくなってきたと告白した。竜雲はからからと打ち笑い、一国の主を放逐して望みを遂げようという大望を果たすのだから、弱音を吐くものではない、悪人として度胸を据えろとケールス姫を叱咤した。
ケールス姫は、このような悪事はウラル教の盤古神王様もお許しになるはずがないと言い、竜雲はどうしても言って聞くような性分ではないことは知っているが、せめて自分はもう悪事から手をひかせて暇をくれるようにと嘆願した。
竜雲は、自分がこの地位までこられたのもケールス姫の悪事のおかげであり、姫こそ悪の張本人だと指摘した。そしてこの悪事は二人で責任を分担しなければならないのだ、と理屈を返した。
そして弱肉強食の現代においては、我々こそが現代思潮の真髄を体現した覇者・勇者であり、善悪は時と所と地位によって変わるもの、姫も古い道徳観念を捨てて新しい女にならなければならないと演説した。
そして社会の慣習や古い観念を打破して自由におのれの能力を発揮することこそ、盤古神王の教えにかなうことであると強弁して姫を説きつけた。
ケールス姫は黙然として善悪正邪の判断に苦しみ、その心は暗澹として迷いに捉われてしまった。竜雲も豪傑笑いに自分の悪事を正当化してみせたが、なんとなく良心のささやきに責められ、両人はしばし無言となってしまった。
そこへ竜雲の懐刀の青年テールが慌ただしく駆け込んできた。そしてサガレン王の軍勢が都に攻め来たり、さしもの大軍に味方は打ち破られ、落城の危険に見舞われていると注進した。そして二人に脱出するよう進言した。
そこへ左守のケリヤがゆうゆうと入ってきた。ケリヤの落ち着いた様子を見たテールは、この危急存亡のときに何をしているのか、とケリヤを問い詰めた。一方ケリヤは、今日のような風ひとつない日に何を騒いでいるのか、とテールに問い返した。
竜雲とケールス姫は、側近のテールの言葉を信じていたので、ケリヤの一喝し、ケールス姫は雄々しくも薙刀を取ってケリヤの足を打ち払った。そしてケールス姫は戦支度をして勇ましく門に駆け付けたが、門前に人影もなく、門番たちはのんびり酒を酌み交わしていた。
ケールス姫と竜雲は厳しくテールを叱責した。テールは両人の身を案じるあまり、恐ろしい夢を見たのだと言い訳した。
主な登場人物: 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日: OBC :rm3615
愛善世界社版:153頁 八幡書店版:第6輯 637頁 修補版: 校定版:159頁 普及版:66頁 初版: ページ備考:
001 久方(ひさかた)天津御空(あまつみそら)はドンヨリとして、002暗雲(あんうん)低迷(ていめい)し、003四方(よも)山々(やまやま)白雲(しらくも)断片(だんぺん)胸腹(きようふく)のあたりに(ちりば)め、004(なん)とはなしに()しあつく、005(かぜ)(ほとん)(その)権威(けんゐ)(うしな)ひ、006白楊樹(はくやうじゆ)のデリケートな(やはら)かな新芽(しんめ)さへビクとも(うご)かぬ陰鬱(いんうつ)()(ただよ)ふ。007神地(かうぢ)(しろ)別殿(べつでん)は、008幾十丈(いくじふぢやう)とも()れぬ岩石(がんせき)009地球(ちきう)中心(ちうしん)より()ざしたるかと(おも)はるる(ごと)()(いだ)し、010(その)上面(じやうめん)(ほとん)西瓜(すいくわ)(たて)()つたやうな平面(へいめん)(あら)はしてゐる、011風景(ふうけい)よき上津岩根(うはついはね)建設(けんせつ)されてある。
012 竜雲(りううん)013ケールス(ひめ)二人(ふたり)は、014(すず)しさうな(ぬの)(もつ)織上(おりあ)げたる白衣(びやくえ)()(ちやく)し、015(まど)(ひき)あけ、016展開(てんかい)せる山野(さんや)(みどり)(なが)めて(さけ)()みかはし、017心地(ここち)よげに雑談(ざつだん)(ふけ)つてゐる。018さしもに(あつ)(なつ)(そら)019(なん)とはなしに、020四肢五体(ししごたい)より(にじ)()だす汗水(あせみづ)(あさ)(きぬ)までアトラスの(ごと)斑紋(はんもん)(ゑが)いてゐる。021ふとケールス(ひめ)竜雲(りううん)(せな)(なが)むれば、022(なん)制縛(せいばく)()けないと()つた(やう)に、023(ほしいまま)(にじ)()でたる(あせ)(ころも)(すこ)しくこげ茶色(ちやいろ)()め、024輪廓(りんくわく)(ただ)しく、025不思議(ふしぎ)斑紋(はんもん)(あら)はれてゐるので、026近寄(ちかよ)()れば、027(ひと)()つてゐる(やう)()える。028(ひめ)(なん)となく(こころ)(かか)り、029竜雲(りううん)(せな)近寄(ちかよ)つてよくよく(のぞ)()れば、030頭部(とうぶ)(つの)()やした(おに)(かたち)であつた。031「アツ」と(おどろ)竜雲(りううん)(まへ)(まは)つて()()しつつ、
032竜雲様(りううんさま)033竜雲様(りううんさま)
034連呼(れんこ)し、
035(はや)(その)(ころも)()がせ(たま)へ。036あなたには(おに)()(ねら)つて()りまする。037(わらは)はそれを()るより、038(にはか)貴方(あなた)(こは)くなつて(まゐ)りました。039否々(いないな)サツパリ(いや)になりました。040どうぞ(その)麻衣(あさぎぬ)()()てて(くだ)さいませ』
041 竜雲(りううん)はカラカラと打笑(うちわら)ひ、
042『アハヽヽヽ、043どうせ(おに)()らうし、044大蛇(をろち)()るであらう。045(なん)()つても一国(いつこく)(あるじ)放逐(はうちく)し、046天下(てんか)覇権(はけん)(にぎ)ると()英雄(えいゆう)にはすべて半面(はんめん)のあるものだ。047神仏(しんぶつ)(こころ)(もつ)如何(どう)して(この)大望(たいまう)遂行(すゐかう)されようか。048そんな(わけ)(わか)らぬ弱音(よわね)()くものでない。049そして自然的(しぜんてき)(にじ)()(あせ)斑痕(はんこん)()て、050(おどろ)くといふ(もの)何処(どこ)にあらうか。051其方(そなた)(この)竜雲(りううん)(こころ)(あは)せ、052ここ(まで)大事(だいじ)をやつつけた(くらゐ)悪人(あくにん)だから、053モウ(すこ)度胸(どきよう)()ゑないと、054到底(たうてい)生存競争(せいぞんきやうそう)激烈(げきれつ)なる現代(げんだい)()つて、055完全(くわんぜん)生活(せいくわつ)(つづ)くる(こと)出来(でき)なからうよ』
056(なに)()もあれ、057(にはか)(わが)()(おそ)ろしくなつて(まゐ)りました。058どうぞお(たの)みですから(わたし)にお(ひま)(くだ)さいませ。059不義不道(ふぎふだう)行為(かうゐ)(もつ)て、060(かみ)(たい)忠実(ちうじつ)なる(つと)めをなしたとは如何(どう)しても(かんが)へられませぬ。061(わたし)第一(だいいち)にあなたに帰依(きえ)し、062(つぎ)にウラルのお(みち)帰依(きえ)し、063(つい)盤古神王様(ばんこしんわうさま)神徳(しんとく)帰依(きえ)した(もの)御座(ござ)います。064盤古神王様(ばんこしんわうさま)(けつ)して悪神(あくがみ)では御座(ござ)いますまい。065さすればあなたの行為(かうゐ)(けつ)してお(ゆる)(あそ)ばす(はず)はなからうと(ぞん)じます。066(いま)如何(いか)なる天罰(てんばつ)(むく)()るやも()れますまい。067あなたは()(まで)初心(しよしん)貫徹(くわんてつ)せなくては、068(あと)へは()かない御気性(ごきしやう)だから、069何程(なにほど)(わたし)がお(いさ)(まを)しても、070到底(たうてい)駄目(だめ)でせう』
071『これは(また)()なる(こと)()ふではないか。072(ひと)(こころ)持方(もちかた)肝腎(かんじん)だ。073(この)竜雲(りううん)だとて今日(こんにち)地位(ちゐ)(をさ)まり(かへ)つて()られるやうになつたのは、074八九分(はちくぶ)(まで)其方(そなた)内助(ないじよ)()つたからである。075()はば其方(そなた)は、076竜雲(りううん)悪逆(あくぎやく)無道(むだう)(すす)めた張本人(ちやうほんにん)だ』
077『エヽ(なん)()はれます。078(わたし)(あく)張本人(ちやうほんにん)とは()()てならぬ(その)言葉(ことば)……』
079 竜雲(りううん)嘲笑(あざわら)ひ、
080(なに)()つても(おな)(あな)()(むじな)だから、081(この)責任(せきにん)二人(ふたり)分担(ぶんたん)せなくてはならないのだ。082(しか)(なが)(いま)()(なか)は、083奸者侫人(かんじやねいじん)084悪逆(あくぎやく)無道(むだう)敢行(かんかう)する(だけ)器量(きりやう)ある(もの)(しよう)して、085英雄(えいゆう)豪傑(がうけつ)086紳士紳商(しんししんしやう)087国民(こくみん)選良(せんりやう)()(はや)すのだ。088現代(げんだい)思潮(してう)真髄(しんずゐ)極端(きよくたん)体験(たいけん)したる吾々(われわれ)両人(りやうにん)は、089(じつ)現代(げんだい)()ける勇者(ゆうしや)だ、090覇者(はしや)だ。091善悪(ぜんあく)といふものは、092(とき)(ところ)地位(ちゐ)とに()つて(かは)るものである。093人間(にんげん)肉体(にくたい)のある(かぎ)りは、094(なん)()つても衣食住(いしよくぢゆう)完全(くわんぜん)(のぞ)まなければ、095人生(じんせい)(うそ)だ。096(くだ)らぬ(ふる)道徳(だうとく)観念(かんねん)(とら)はれ、097半死人的(はんしにんてき)行為(かうゐ)をなすを(もつ)至善(しぜん)(みち)迷信(めいしん)してゐるやうな人物(じんぶつ)は、098最早(もはや)(この)世界(せかい)生存(せいぞん)価値(かち)もなければ、099見識(けんしき)もない馬鹿(ばか)骨頂(こつちやう)だ。100それだからこの竜雲(りううん)無抵抗主義(むていかうしゆぎ)標榜(へうぼう)する人類愛善(じんるいあいぜん)(をしへ)三五教(あななひけう)や、101人間(にんげん)階級(かいきふ)三段(さんだん)()けて、102上中下(じやうちうげ)三流(さんりう)(たい)社会的(しやくわいてき)待遇(たいぐう)(こと)にするやうな矛盾(むじゆん)を、103平気(へいき)でやつてゐるバラモン(けう)猶更(なほさら)(きら)ひだ。104すべて世界(せかい)人種(じんしゆ)有色(いうしよく)無色(むしよく)()はず、105一切(いつさい)平等(びやうどう)(かみ)恩恵(おんけい)……()()へて()へば、106自然(しぜん)天恵(てんけい)偏頗(へんぱ)なく均霑(きんてん)さるべきものだ。107今日(こんにち)矛盾(むじゆん)不合理(ふがふり)(きは)まる社会(しやくわい)習慣(しふくわん)打破(だは)し、108智者(ちしや)をして(その)()(ふる)はしめ、109勇者(ゆうしや)をして(その)(ゆう)活躍(くわつやく)せしめ、110自由(じいう)競争(きやうそう)(もつ)社会(しやくわい)原則(げんそく)となさねばならない。111さすれば(ちから)一杯(いつぱい)大活動(だいくわつどう)もする(こと)出来(でき)112()(さけ)聖人(せいじん)(かしら)(もた)げて、113平素(へいそ)懐抱(くわいはう)せる(その)妙智(めうち)妙案(めうあん)発揮(はつき)する(やう)になるのが所謂(いはゆる)一切(いつさい)平等(びやうどう)114偏頗(へんぱ)なき自然(しぜん)神慮(しんりよ)(かな)つたものである。115さうだから(ひめ)(いま)(まで)旧慣(きうくわん)をスツカリ放擲(はうてき)し、116日進月歩(につしんげつぽ)今日(こんにち)だから、117(わが)(をしへ)(したが)つて、118世界第一(せかいだいいち)(あたら)しき(をんな)となつて、119(その)驍名(げうめい)竜雲(りううん)(とも)世界(せかい)(かがや)かすだけの覚悟(かくご)()つて(もら)はなくちやアならない。120(この)(をつと)にして(この)(つま)あり、121(ことわざ)にも(おに)(をつと)(じや)女房(にようばう)といふ(こと)がある。122これは()りも(なほ)さず(この)世界(せかい)(つく)(たま)うた盤古神王(ばんこしんわう)さまが、123比喩(ひゆ)(つく)つて、124世界(せかい)万民(ばんみん)(くち)()らず()らずの(あひだ)(つた)へさせ(たま)うたのである。125これ(ほど)(おに)大蛇(をろち)悪魔(あくま)(はびこ)()(なか)(しよ)するには、126それ以上(いじやう)強圧力(きやうあつりよく)がなくては到底(たうてい)駄目(だめ)だ。127(おに)(じや)との夫婦(ふうふ)(あら)はれて、128世界(せかい)統一(とういつ)するといふ予言(よげん)(かみ)さまがしておかれたのだ。129(その)予言(よげん)体顕者(たいけんしや)(すなは)吾等(われら)両人(りやうにん)だ。130自由自在(じいうじざい)行使(かうし)すべき独特(どくとく)権能者(けんのうしや)だ。131仮令(たとへ)()(くに)(そこ)(くに)()りにありとしても、132(この)現幽神(げんいうしん)三界(さんかい)(のこ)らず盤古神王様(ばんこしんわうさま)掌握(しやうあく)(たま)(ところ)133盤古神王(ばんこしんわう)御意(ぎよい)(かな)うた行動(かうどう)をなす(もの)如何(どう)して(つみ)になるものか。134(ひめ)(すこ)しは(むね)()()てて、135よく(かんが)へて()たがよからう。136善悪(ぜんあく)不二(ふじ)137正邪一如(せいじやいちによ)()ふではないか。138(ひと)(からだ)だつて前後(まへうし)ろがある。139(わが)背中(せなか)(おに)斑紋(はんもん)(わが)唯一(ゆゐいつ)守護神(しゆごじん)顕現(けんげん)したのだ。140(まへ)から()れば(じつ)円満具足(ゑんまんぐそく)好男子(かうだんし)141真善美(しんぜんび)極致(きよくち)(たつ)した立派(りつぱ)竜雲王(りううんわう)である。142裏面(りめん)より()れば(すなは)悪鬼羅刹(あくきらせつ)首魁(しゆくわい)である。143(とこ)()掛物(かけもの)()てもさうではないか。144あの(とほ)(うつく)しい絵画(くわいぐわ)(ゑが)かれてあるが、145()(ぢく)裏面(りめん)(じつ)粗末(そまつ)(かみ)(ばか)りの殺風景(さつぷうけい)品物(しなもの)ではないか。146人間(にんげん)(おな)(ひと)つの(からだ)にも、147清浄(せいじやう)無垢(むく)にして日月(じつげつ)にも比喩(たと)ふべき両眼(りやうがん)のあると(とも)汚穢(をくわい)(きは)まる大小便(だいせうべん)噴出口(ふんしゆつこう)があるであらう。148(この)噴出口(ふんしゆつこう)汚穢(をくわい)だと()つて()()つて(しま)ふものなら、149到底(たうてい)全身(ぜんしん)安静(あんせい)(たも)(こと)出来(でき)ない、150(したが)つて何程(なにほど)(うつく)しい両眼(りやうがん)(たちま)(その)光明(くわうみやう)(うしな)つてしまふであらう。151(ねぎ)白根(しろね)()てもさうではないか。152(つち)にかくれた(きたな)臭気(しうき)のある(ところ)(かへつ)無限(むげん)(あぢ)がある。153(かばね)のある(ところ)には(わし)(あつま)り、154(にご)れる(みづ)には数多(あまた)(うを)(あつ)まり(きた)る。155これ(くらゐ)天地(てんち)道理(だうり)(わか)らなくて、156如何(どう)して神地(かうぢ)(しろ)花形役者(はながたやくしや)となつて、157()(とき)めく(こと)出来(でき)るであらうか。158チツと其方(そなた)改心(かいしん)をして(もら)はねば、159(この)竜雲(りううん)社稷(しやしよく)到底(たうてい)(たも)たれないぢやないか』
160『そんなら盤古神王(ばんこしんわう)さまのお(ため)になる(こと)161(こころ)(かな)ふことならば、162(ひと)(みと)めて悪逆(あくぎやく)無道(むだう)とする(ところ)も、163()へて(かみ)さまはお(とが)めなさらないのですか。164そんなら(ひと)(うかが)ひますが、165それだけ智謀(ちぼう)絶倫(ぜつりん)166神力(しんりき)無双(むさう)竜雲(りううん)さまの(あやふ)生命(いのち)(たす)けたエームスは、167なぜ牢獄(らうごく)(とう)ぜられたのです。168エームスは()つてゐたぢやありませぬか……(ひと)生命(いのち)(たす)くるのは、169人間(にんげん)として最善(さいぜん)(おこな)ひだと(おも)ふ。170(しか)るに(おも)はざりき、171(ひと)(たす)けて罪人(つみびと)となり、172(くら)獄舎(ごくや)につながれて、173日夜(にちや)苦悶(くもん)をつづけねばならぬならば、174吾々(われわれ)最早(もはや)(この)社会(しやくわい)()(あし)()(こと)出来(でき)ない……と()つて()りましたでせう。175それは如何(どう)いふ解釈(かいしやく)になるのでせう。176一向(いつかう)(この)(てん)合点(がてん)(まゐ)りませぬ。177盤古神王(ばんこしんわう)さまの御為(おんため)(はたら)きながら、178(また)もや盤古神王(ばんこしんわう)(ため)根底(ねそこ)(くに)牢獄(らうごく)身魂(みたま)投込(なげこ)まれるやうな悲惨(ひさん)(こと)出来(でき)はしますまいか』
179(てん)風雨(ふうう)(さは)りあり、180(ひと)(やまひ)(なや)みあり、181(こころ)(くも)のかかる(こと)あり。182仮令(たとへ)日月(じつげつ)晃々(くわうくわう)として下界(げかい)()らすと(いへど)も、183中空(ちうくう)今日(こんにち)(ごと)暗雲(あんうん)とざす(とき)は、184日月(じつげつ)(ひかり)地上(ちじやう)透徹(とうてつ)せない(ごと)く、185(この)竜雲(りううん)だとてヤハリ宇宙(うちう)模型(もけい)186天地(てんち)断片(だんぺん)だから、187心天(しんてん)日月(じつげつ)188黒雲(こくうん)()ざさるる(こと)(たま)にはあるであらう。189されど(うたがひ)(くも)一度(いちど)()れなば、190心天(しんてん)(たちま)清明(せいめい)となり、191真如(しんによ)日月(じつげつ)(その)(ひかり)(はな)つやうになつて()る。192それは一時(いちじ)(くも)(さは)りだ。193(けつ)して(くも)つた(そら)永遠(ゑいゑん)()らさないといふ盤古神王(ばんこしんわう)さまは御約束(おやくそく)はなさらない。194そんな小問題(せうもんだい)齷齪(あくせく)してゐて、195(この)一国(いつこく)をどうして(ささ)(たも)つて()(こと)出来(でき)ようか。196(かしこ)いやうでも流石(さすが)(をんな)愚痴(ぐち)197イヤもう(あき)れて(もの)()はれないわい、198アツハヽヽヽ』
199(かた)をゆすつて豪傑(がうけつ)(わら)ひに(まぎ)らす。200(その)狡猾(ずる)加減(かげん)201流石(さすが)盤古神王(ばんこしんわう)(あき)れて三舎(さんしや)()(たま)ふであらう。
202 ケールス(ひめ)黙然(もくねん)として()(うつ)むき、203(しばら)くは善悪正邪(ぜんあくせいじや)判断(はんだん)(くる)しみ、204(あるひ)(おに)となり、205(あるひ)(かみ)となり、206(けもの)となり、207大蛇(をろち)となり、208時々刻々(じじこくこく)(わが)(こころ)変化(へんくわ)目撃(もくげき)して益々(ますます)迷路(めいろ)にふみこみ、209咫尺暗澹(しせきあんたん)として壺中(こちう)につめこめられたる(ごと)心理(しんり)状態(じやうたい)となつて(しま)つた。210一方(いつぱう)竜雲(りううん)空威張(からゐばり)して、211(さき)(ごと)()(はな)つてみたものの、212(なん)とはなしに良心(りやうしん)(ささや)きは(かれ)論旨(ろんし)一々(いちいち)否定(ひてい)せむと、213(いきほひ)(たけ)くいき()(きた)るやうであつた。214二人(ふたり)黙然(もくねん)として(しばら)無言(むごん)(まく)をつづけてゐた。
215 かかる(ところ)へあわただしく顔色(かほいろ)()へて駆込(かけこ)(きた)一人(ひとり)(をとこ)は、216竜雲(りううん)(つね)懐刀(ふところがたな)として寵愛(ちようあい)してゐるテールといふ青年(せいねん)である。217(かれ)自分(じぶん)居間(ゐま)()(こも)り、218ウラル(けう)経文(きやうもん)一心不乱(いつしんふらん)研究(けんきう)しつつあつた熱心(ねつしん)なる竜雲(りううん)崇拝者(すうはいしや)である。
219『モシモシ御二方様(おふたかたさま)220タヽ大変(たいへん)珍事(ちんじ)突発(とつぱつ)(いた)しました。221悠々(いういう)閑々(かんかん)として御座(ござ)(とき)ではありますまい。222サア一時(いちじ)(はや)縄梯子(なはばしご)をかけ、223(この)岩窟(がんくつ)をお(くだ)(あそ)ばし、224谷川(たにがは)()えて(しば)御身(おんみ)(しの)ばせ(たま)へ、225危険(きけん)刻々(こくこく)(せま)(きた)る!』
226顔色(かほいろ)()へて、227(なん)となく落付(おちつ)かぬ(てい)にて()(はな)つを竜雲(りううん)228ケールス(ひめ)はテールの(げん)打驚(うちおどろ)き、229竜雲(りううん)立膝(たてひざ)しながら、
230一大事(いちだいじ)とは何事(なにごと)なるか』
231(たちま)(かたち)(あらた)め、232言葉(ことば)せはしく()ひつめるを、233テールは(その)(まへ)()ゑおかれたる(かめ)(みづ)二口(ふたくち)三口(みつくち)グツと()み、234(むね)()(おろ)し、
235『されば(さふらふ)236テールの(われ)書斎(しよさい)()ぢこもり、237神書(しんしよ)研究(けんきう)する(をり)しもあれ、238(にはか)(さわ)(には)群烏(むれがらす)239人馬(じんば)物音(ものおと)かまびすしく、240(かぜ)()()()太鼓(だいこ)241はげしく追々(おひおひ)近寄(ちかよ)金鼓(きんこ)(ひびき)242(てき)間近(まぢか)押寄(おしよ)せたり。243何者(なにもの)反逆(はんぎやく)なるかと、244あたりを()れば廊下(らうか)勾欄(こうらん)245コレ(さいは)ひと()ふより(はや)く、246(ましら)(ごと)くかけ(のぼ)り、247眼下(がんか)村手(むらて)をキツと見渡(みわた)(なが)むれば、248(おも)(がけ)なき()()(あふひ)旗印(はたじるし)249合点(がてん)()かぬと()(うち)に、250(さき)()つたるサガレン(わう)(はじ)めとしテーリス、251エームス(その)()勇将(ゆうしやう)252武備(ぶび)をととのへ、253雲霞(うんか)(ごと)大軍(たいぐん)引率(いんそつ)し、254単梯陣(たんていじん)(かま)へを(もつ)三方(さんぱう)よりチクリチクリと()(きた)る、255(その)光景(くわうけい)物々(ものもの)しさ。256こは一大事(いちだいじ)と、257テールは味方(みかた)守兵(しゆへい)(かけ)(あつ)め、258勇敢決死(ゆうかんけつし)若者(わかもの)数十人(すうじふにん)259手鎗(てやり)(そろ)へて()()(てき)(むか)つて、260真一文字(まいちもんじ)突進(とつしん)し、261縦横無尽(じうわうむじん)()()()()て、262()りまくり、263暴虎馮河(ぼうこひようが)(いきほひ)(もつ)()()れば、264流石(さすが)(てき)辟易(へきえき)し、265雪崩(なだれ)()つて三町(さんちやう)(ばか)り、266数多(あまた)死傷者(ししやうしや)(のこ)こしつつ退却(たいきやく)したりと(おも)ひきや、267左右(さいう)(はやし)(なか)より、268(にはか)(あらは)(きた)数万(すうまん)軍勢(ぐんぜい)269こは一大事(いちだいじ)270深入(ふかい)りしては(かへつ)(てき)(はか)られむ、271無念(むねん)ながらも、272予定(よてい)退却(たいきやく)をなさむと、273表門(おもてもん)へと引返(ひきかへ)数十(すうじふ)味方(みかた)は、274(あるひ)()たれ(あるひ)遁走(とんそう)し、275(のこ)るはテール(ただ)一人(ひとり)(もろ)くもなりにけり。276ケリヤ、277ハルマの両人(りやうにん)は、278()()(うち)(てき)(ため)(とら)へられ、279(その)()部下(ぶか)卑怯(ひけふ)にも(かぶと)をぬぎ、280白旗(しらはた)(かか)げ、281(てき)降服(かうふく)したる(その)腑甲斐(ふがひ)なさ。282テール一人(ひとり)如何(いか)切歯扼腕(せつしやくわん)すればとて、283大廈(たいか)(まさ)(くつが)へらむとする(とき)284一木(いちぼく)(ささ)(あた)はざるの(ごと)く、285無念(むねん)(なが)らも(ただ)一人(ひとり)286(この)危急(ききふ)(きみ)(はう)ぜむが(ため)に、287(むら)がる(てき)伐立(きりた)薙立(なぎた)て、288此処(ここ)まで無事(ぶじ)立帰(たちかへ)つて(さふらふ)289イザ(はや)(この)()立退(たちの)(たま)へ。290長居(ながゐ)(おそ)れ、291(はや)(はや)く……』
292夢中(むちう)になつて()()てる。293(その)様子(やうす)(けつ)して虚偽(きよぎ)とも(おも)はれねば、294二人(ふたり)(たちま)顔色(かほいろ)()(とどろ)(むね)無理(むり)(しづ)めむとすれども、295(にはか)驚異(きやうい)にハートの鼓動(こどう)暴風雨(ばうふうう)()(すさ)ぶが(ごと)く、296大地震(だいぢしん)(ごと)鎮静(ちんせい)すべくも()えず、297()はガチガチと(ふる)()し、298手足(てあし)(をのの)()るも(あは)れな光景(くわうけい)なりけり。
299 ()かる(ところ)悠々(いういう)として()(きた)左守神(さもりのかみ)のケリヤは、300テールの様子(やうす)()ひ、301竜雲(りううん)302ケールス(ひめ)のそはそはしき行体(ぎやうてい)(なが)めて不審(ふしん)()へず、303三人(さんにん)(かほ)見比(みくら)べ、304テールはケリヤの此処(ここ)()(きた)りしを()て、305言葉(ことば)せはしく、
306貴殿(きでん)左守神(さもりのかみ)のケリヤ殿(どの)では御座(ござ)らぬか。307かかる危急(ききふ)存亡(そんばう)場合(ばあひ)308(なに)悠々(いういう)として御座(ござ)る。309(はや)防戦(ばうせん)用意(ようい)をなし、310(てき)千里(せんり)撃退(げきたい)し、311(きみ)御身辺(ごしんぺん)をお(まも)りなさらぬか』
312といきり()つてまくし()てる。313ケリヤは(すこ)しも合点(がてん)()かず、
314今日(けふ)(ごと)天地(てんち)寂然(せきぜん)として(こゑ)もなく、315(かぜ)もなき(なつ)()に、316(なに)をうろたへ()さるか。317(また)竜雲(りううん)さま、318ケールス(ひめ)さまは、319(なん)としてかくもそはそはしく(あそ)ばすや、320合点(がてん)(まゐ)りませぬ。321(なん)とか(これ)には(ふか)仔細(しさい)御座(ござ)いませう。322つぶさに(あふ)()(くだ)さいますれば、323ケリヤはケリヤとしてのベストを(つく)し、324(きみ)御心(みこころ)(やす)んじ(たてまつ)りませう』
325 竜雲(りううん)(ことば)せはしく、
326『ケリヤ、327(その)(はう)今日(こんにち)(てき)攻撃(こうげき)(なん)心得(こころえ)()るか。328一刻(いつこく)猶予(いうよ)もあるまい。329(はや)防戦(ばうせん)用意(ようい)(いた)せ!』
330『コレは心得(こころえ)(その)言葉(ことば)331(てき)なきに(なに)(もつ)防戦(ばうせん)用意(ようい)(およ)びませう。332ナニ、333(これ)大方(おほかた)(なに)かの御考(おかんが)(ちがひ)では御座(ござ)いますまいか』
334『エー腑甲斐(ふがひ)なき其方(そなた)言葉(ことば)335()くの(ごと)()しよせ(きた)るサガレン(わう)大軍(たいぐん)を、336其方(そなた)(なん)心得(こころえ)()らるるか。337イヤ(わか)つた、338其方(そなた)はサガレン(わう)内通(ないつう)し、339(わう)神軍(しんぐん)(うま)引入(ひきい)れ、340(わらは)(ほろぼ)さむとする、341(につく)張本人(ちやうほんにん)であらう。342モウ()うなる(うへ)容赦(ようしや)はせぬ、343覚悟(かくご)せよ!』
344とケールス(ひめ)は、345長押(なげし)薙刀(なぎなた)()るより(はや)く、346ケリヤに(むか)つて()つてかかる。347(うへ)()(した)(はら)一進一退(いつしんいつたい)348水車(みづぐるま)(ごと)薙刀(なぎなた)使(つか)ふ。349(その)修練(しうれん)早業(はやわざ)350鬼神(おにがみ)近付(ちかづ)(べか)らざる(いきほひ)なり。
351 ケリヤは()寸鉄(すんてつ)()びず、352(また)(あま)りの(おどろ)きに()(うしな)ひ、353逃場(にげば)(もと)めて(まよ)()る。354(あは)れやケールス(ひめ)薙刀(なぎなた)はケリヤの(あし)をかすつた。355「アツ」と悲鳴(ひめい)()(その)()打倒(うちたふ)るるを(ひめ)見向(みむき)もなさず、
356竜雲(りううん)どの、357(その)(やり)(もつ)てわれに(つづ)かせ(たま)へ…』
358(おもて)をさして(たすき)十字(じふじ)にあやどり、359後鉢巻(うしろはちまき)リンとしめ、360女武者(をんなむしや)凛々(りり)しき姿(すがた)361阿修羅王(あしゆらわう)()れたる(ごと)駆出(かけだ)()れば、362(ひと)(かげ)何処(いづく)にもなく、363門番(もんばん)のシール、364ベスの両人(りやうにん)門館(もんやかた)胡坐(あぐら)かき、365気楽(きらく)さうに鼻唄(はなうた)をうたひ(なが)ら、366チビリチビリと(さけ)()みかはしてゐた。367ケールス(ひめ)合点(がてん)()かず、368(わが)居間(ゐま)引返(ひきかへ)せば、369竜雲(りううん)(おく)()(こし)をぬかして身動(みうご)きならぬまま、370鈍栗眼(どんぐりまなこ)をギロつかせてゐる。371報告(はうこく)()()たテールは(また)(おな)じく肝玉(きもだま)(つぶ)し、372以前(いぜん)場所(ばしよ)につくばつた(まま)身動(みうご)きもせず()をパチつかせてゐた。373ケールス(ひめ)言葉(ことば)きびしく、
374『テール、375(なんぢ)テール、376虚偽(きよぎ)報告(はうこく)をなして、377吾等(われら)(こころ)(うご)かしたる不届(ふとど)きな(やつ)378サア(なんぢ)何者(なにもの)(たの)まれたか、379一伍一什(いちぶしじふ)白状(はくじやう)(いた)せ』
380『ハイ、381(いま)になつて()(かんが)へて()ますれば、382あまり御両人様(ごりやうにんさま)御身(おみ)(うへ)(あん)(すご)して()つたもので御座(ござ)いますから、383()らず()らずに(ねむ)つた(あひだ)に、384あんな(おそ)ろしい(ゆめ)()たので御座(ござ)いませう』
385 竜雲(りううん)安心(あんしん)(いか)りの混線(こんせん)した(こゑ)()()げて、
386不都合(ふつがふ)至極(しごく)卑怯者(ひけふもの)387(いな)馬鹿者(ばかもの)だなア。388以後(いご)はキツと(つつし)んだがよからうぞ』
389『ハイ、390(まこと)(まこと)にソソウ(いた)しました……』
391『ホヽヽヽヽ、392えらい(ゆめ)相伴(しやうばん)をしたものだ』
393大正一一・九・二三 旧八・三 松村真澄録)
   
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