霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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第九章 稍安定(ややあんてい)〔一〇四六〕

インフォメーション
著者:出口王仁三郎 巻:霊界物語 第38巻 舎身活躍 丑の巻 篇:第2篇 光風霽月 よみ:こうふうせいげつ
章:第9章 第38巻 よみ:ややあんてい 通し章番号:1046
口述日:1922(大正11)年10月16日(旧08月26日) 口述場所: 筆録者:北村隆光 校正日: 校正場所: 初版発行日:1924(大正13)年4月3日
概要: 舞台: あらすじ[?]このあらすじは東京の望月さん作成です。一覧表が「王仁DB」にあります。[×閉じる]
足立、中村、四方春蔵らが喜楽への反対運動を激しくしてきたので、福島寅之助氏の神がかりはますます激しさを増した。谷口もそれに加わり、遂には教祖様を退隠させて喜楽を放逐しようと謀議をこらしていた。
福島氏の荒れ方は次第に激しくなり、遂には中村や四方春蔵にも手に負えなくなってきた。巡査もやってきて小言を言うようになってきたので、祐助爺さんが喜楽に助けを求めてきた。
教祖様はこれを聞いて、上田先生一人で邪神の群れに飛び込むことはならぬ、澄子を連れて行くように、と命じた。自分は祐助爺さんと澄子と三人連れで上谷の修行場に駆け付けた。
福島ら神がかりの連中は家中を暴れまわり、中村、四方春蔵、谷口らは手品がききすぎて手が付けられなくなり、家の隅で小さくなって震えている始末である。
神がかりの福島は喜楽の顔を見ると、信者らに霊縛するようにと命じた。一同は手を組んでウンウン唸っているが、喜楽の身体には何の影響もない。そこに澄子が現れてウンと一息にらむと、二十余人が一時にバタバタと将棋倒しになり、身体強直して動けなくなってしまった。
足立、中村、四方春蔵らは蒼白となり、許しを請うのみであった。澄子が改心すればゆるす、というと一同の身体はたちまちもとに戻った。
村上房之助、野崎篤三郎はどこともなく姿を隠して帰ってこない。二人の両親が、大切な息子を狂人にしたと怒鳴り込んできた。喜楽が両親を諭していると、村上・野崎両人は、新しい信者を連れて帰ってきた。
福島氏はひとまず八木へ帰ることになり、後は喜楽と澄子が審神者となってひとまず金明会は治まるようになった。反対者たちもようやく教祖様や喜楽の指図に従うようになった。
主な登場人物: 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日:2017-09-23 12:40:42 OBC :rm3809
愛善世界社版:98頁 八幡書店版:第7輯 194頁 修補版: 校定版:98頁 普及版:49頁 初版: ページ備考:
001 福島(ふくしま)()依然(いぜん)として数多(あまた)役員(やくゐん)修行者(しうぎやうしや)(とも)に、
002福島(ふくしま)(うし)(とし)(うま)れた寅之助(とらのすけ)(うしとら)金神(こんじん)(この)(はう)だ』
003威張(ゐば)()らして(たけ)(くる)うて()る。004そこへ喜楽(じぶん)大反対(だいはんたい)足立(あだち)005中村(なかむら)006四方(しかた)春三(はるざう)()が、007益々(ますます)反対(はんたい)気勢(きせい)(あふ)るので、008自称(ししよう)(うしとら)金神(こんじん)狂態(きやうたい)(いよいよ)激烈(げきれつ)(くは)へるばかり、009(つひ)には教祖(けうそ)退隠(たいいん)せしめ喜楽(きらく)放逐(はうちく)し、010福島(ふくしま)(もつ)綾部(あやべ)(うしとら)金神(こんじん)教祖(けうそ)となし、011足立(あだち)(もつ)教主(けうしゆ)となすべく熟議(じゆくぎ)()らし、012着々(ちやくちやく)実行(じつかう)()(すす)めてゐた。013谷口(たにぐち)熊吉(くまきち)無論(むろん)共謀者(きようぼうしや)であつた。014(かち)(じやう)じて(こころ)(おご)るは凡夫(ぼんぶ)(つね)015福島(ふくしま)()()狂的(きやうてき)行動(かうどう)(くは)へて()るが、016足立(あだち)017谷口(たにぐち)018四方(しかた)019中村(なかむら)()(ふか)計略(けいりやく)各自(めいめい)にある(こと)とて(すこ)しも(これ)制止(せいし)せず、020(かへつ)煽動(せんどう)するばかりで始末(しまつ)におへなくなつて()た。021(えう)するに穴太(あなを)から喜楽(きらく)がやつて()神懸(かむがかり)(はじ)めたから、022こんな狂乱(きやうらん)出来(でき)たのだと()つて喜楽(きらく)失敗(しつぱい)せしめ、023(かつ)霊学(れいがく)弊害(へいがい)一般(いつぱん)(みと)めさせ、024喜楽(きらく)立退(たちの)きを余儀(よぎ)なくせしめんとの策略(さくりやく)であるから(たま)つたものでない。025たまたま修業者(しうげふしや)一人(いちにん)なる村上(むらかみ)房之助(ふさのすけ)(すこ)しく覚醒(かくせい)して福島(ふくしま)乱暴(らんばう)(あらた)めしめやうと自分(じぶん)審神者(さには)着手(ちやくしゆ)したが、026(ひと)(ふた)問答(もんだふ)(すゑ)027福島(ふくしま)虎之助(とらのすけ)答弁(たふべん)(くる)しみ、028(ただ)ちに()(あが)つて、
029福島(ふくしま)『こりや村上(むらかみ)(やつ)030生意気(なまいき)(こと)(まを)すな。031(この)(はう)理屈(りくつ)(きら)ひだ。032それよりも実地(じつち)神力(しんりき)()せてやらう』
033()ふより(はや)く、034村上(むらかみ)首筋(くびすぢ)をつかんで(かへる)()げる(やう)に、035二三間(にさんげん)(さき)()げつけて(しま)ふた。036村上(むらかみ)真蒼(まつさを)(かほ)になつて低頭平身(ていとうへいしん)只管(ひたすら)(あやま)つてばかり()る。037福島(ふくしま)()れに()れ、038(くる)ひに(くる)つて、039今度(こんど)中村(なかむら)四方(しかた)()にもあはなくなつて(しま)つた。040淵垣(ふちがき)駐在所(ちうざいしよ)から巡査(じゆんさ)出張(しゆつちやう)して()て、041愚図々々(ぐづぐづ)小言(こごと)()ふので、042(れい)何方(どちら)へもつく愚直爺(ぐちよくぢい)祐助(いうすけ)綾部(あやべ)()んで()神懸(かむがかり)鎮定(ちんてい)歎願(たんぐわん)する。043()るに()かねて喜楽(きらく)鎮圧(ちんあつ)()出張(しゆつちやう)せむとするや、044教祖(けうそ)はこれを()いて、
045教祖(けうそ)先生(せんせい)一人(ひとり)では邪神(じやしん)(むれ)()(こと)はなりませぬ。046澄子(すみこ)()れて()つて(くだ)さい』
047との言葉(ことば)(したが)ひ、048自分(じぶん)澄子(すみこ)祐助(いうすけ)三人(さんにん)づれにて上谷(うへだに)修行場(しうぎやうば)へと(かけ)つけた。049()つて()れば、050福島(ふくしま)(はじ)一同(いちどう)家中(いへぢう)(あば)(くる)ひ、
051福島(ふくしま)(うしとら)金神(こんじん)神力(しんりき)(この)(とほ)りだ』
052()つて始末(しまつ)がつかぬ。053足立(あだち)谷口(たにぐち)四方(しかた)手品(てじな)(くすり)()きすぎて、054案外(あんぐわい)猛烈(まうれつ)狂乱的(きやうらんてき)憑霊(ひようれい)畏縮(ゐしゆく)して(しま)ひ、055(いへ)(すみ)(ちひ)さくなつて(ふる)ふて()る。056福島(ふくしま)村中(むらぢう)(ひび)(やう)(おほ)きな(こゑ)で、
057福島(ふくしま)三千世界(さんぜんせかい)一度(いちど)(ひら)(うめ)(はな)058(うしとら)金神(こんじん)()になりたぞよ。059須弥仙山(しゆみせんざん)(こし)をかけ鬼門(きもん)金神(こんじん)(この)()守護(しゆご)(いた)すぞよ。060(だい)()逆様(さかさま)()になりたぞよ。061(この)福島(ふくしま)寅之助(とらのすけ)()(かは)()(かみ)御用(ごよう)()てるために三千年(さんぜんねん)(むかし)から()(おと)してかくしてありた結構(けつこう)身魂(みたま)でありたぞよ。062けれども(かみ)()(おと)して()かしてありたから(いま)人民(じんみん)(あなど)りて()るぞよ。063結構(けつこう)身魂(みたま)ほど()(おと)してありたぞよ。064(うし)(くそ)天下(てんか)をとると(まを)すのは今度(こんど)(たと)えであるぞよ。065(かみ)(おもて)(あら)はれて善悪(ぜんあく)立替(たてかへ)(いた)すぞよ』
066筆先(ふでさき)真似(まね)をして、067(あさ)から(ばん)まで連続的(れんぞくてき)(さけ)(なが)()(くる)ふてゐる。068足立(あだち)(はじ)(その)()役員(やくゐん)神憑(かむがかり)は、069平生(ふだん)から筆先(ふでさき)()きかじりを(おぼ)えて()るから、070(いま)福島(ふくしま)憑霊(ひようれい)言葉(ことば)()いて、071真似(まね)をして()るものとは(おも)はず、072(まこと)艮金神(うしとらのこんじん)相違(さうゐ)ないと(かた)(しん)じて()るから(たま)らぬ。073福島(ふくしま)喜楽(きらく)(かほ)()るなり、
074福島(ふくしま)『サア(また)上田(うへだ)()たぞよ。075(みな)眷族(けんぞく)(ども)076上田(うへだ)調伏(てうふく)(いた)して改心(かいしん)させねばならぬぞよ。077(いま)(かみ)懲戒(みせしめ)(いた)してアフンとさして()せるぞよ。078おちぶれ(もの)(あなど)(こと)はならぬぞよ。079結構(けつこう)(かた)()(おと)して結構(けつこう)御用(ごよう)をさしてありたぞよ。080(その)御方(おんかた)(まを)すのは出口(でぐち)(なほ)ではなかりたぞよ。081福島(ふくしま)寅之助(とらのすけ)でありたぞよ。082サア一同(いちどう)(もの)よ、083上田(うへだ)(はや)(たた)()して(しま)へよ。084神界(しんかい)仕組(しぐみ)邪魔(じやま)になるぞよ』
085命令(めいれい)をする。086一同(いちどう)一生懸命(いつしやうけんめい)喜楽(じぶん)(まへ)()(ふさ)がり、087両手(りやうて)()んでウンウンと(ちから)一杯(いつぱい)(いき)をつめ鎮魂(ちんこん)(しば)らうとしてゐる、088(その)可笑(おか)しさ。089何程(なにほど)ウンウンと気張(きば)つても喜楽(きらく)(からだ)はビクともせない。090一同(いちどう)一生懸命(いつしやうけんめい)になつて益々(ますます)ウンウンを(つづ)けて()る。091そこへ澄子(すみこ)(あら)はれてウンと一息(ひといき)呼吸(いき)()めて(にら)むと、092二十余人(にじふよにん)一時(いちじ)にバタバタと将棋倒(しやうぎだふ)しになり、093身体(しんたい)強直(きやうちよく)して(うご)けぬ(やう)になつて(しま)つた。094足立(あだち)095中村(なかむら)096四方(しかた)春三(はるざう)三人(さんにん)顔色(かほいろ)蒼白(まつさを)(へん)じ、097(ゆる)しを()(こと)(しき)りであつた。098澄子(すみこ)(ただ)一言(ひとこと)
099澄子(すみこ)改心(かいしん)すれば(ゆる)す』
100()つた言霊(ことたま)妙用(めうよう)(たちま)(あら)はれ、101一同(いちどう)(もと)(からだ)(かへ)つた。102これに(おどろ)いて村上(むらかみ)房之助(ふさのすけ)103野崎(のざき)篤三郎(とくさぶらう)何処(どこ)ともなく姿(すがた)(かく)し、104三日(みつか)四日(よつか)(かへ)つて()ない。105そこで二人(ふたり)行衛(ゆくゑ)()れぬと()つて大騒動(おほさうどう)()(あが)つた。106上谷(うへだに)修行者(しうぎやうしや)一同(いちどう)(のこ)らず綾部(あやべ)広間(ひろま)(かへ)つて()た。107村上(むらかみ)野崎(のざき)両親(りやうしん)非常(ひじやう)立腹(りつぷく)してつめかけ、
108一体(いつたい)私方(わたくしかた)掛替(かけがへ)のない大切(たいせつ)息子(むすこ)全気狂(まるきちがひ)にして(しま)ふた挙句(あげく)109行衛(ゆくゑ)()れぬ(やう)になつたのは足立(あだち)サンや中村(なかむら)サンが()(とど)かぬとは()へ、110もとは上田(うへだ)サンが()てきて神懸(かむがかり)(など)(まを)して、111(きつね)(たぬき)大切(たいせつ)息子(むすこ)()けたからぢや。112さあ(いま)此処(ここ)息子(むすこ)()して(かへ)して()れ。113万々一(まんまんいち)池河(いけかは)へでも()()げて()んで()つたら如何(どう)して(くだ)さる。114さあ(はや)返答(へんたふ)()かせ。115もう了見(れうけん)ならぬ』
116(だい)(をとこ)()()いて(にら)みつける。117喜楽(きらく)黙然(もくねん)として(しば)(かんが)へ、
118喜楽(きらく)御心配(ごしんぱい)()りませぬ。119只今(ただいま)()にかけて安心(あんしん)さして()げます』
120言葉(ことば)(をは)るや(いな)や、121村上(むらかみ)房之助(ふさのすけ)生田村(いくたむら)(きう)神官(しんくわん)福林(ふくばやし)安之助(やすのすけ)()(とも)なひ、122意気(いき)揚々(やうやう)として(かへ)つて()た。123福林(ふくばやし)大本(おほもと)忠実(ちうじつ)役員(やくゐん)となつたのはこれが動機(どうき)である。124(つぎ)野崎(のざき)志賀郷村(しがさとむら)(あざ)西方(にしがた)竹原(たけはら)房太郎(ふさたらう)(ともな)(かへ)つて()た。125竹原(たけはら)はもとから綾部(あやべ)金光(こんくわう)教会(けうくわい)(ふる)世話方(せわかた)であつたが、126金明会(きんめいくわい)入会(にふくわい)した動機(どうき)もこれが(はじ)めであつた。127さうして福島(ふくしま)一先(ひとま)八木(やぎ)()(かへ)(こと)となり、128(あと)喜楽(きらく)129澄子(すみこ)二人(ふたり)審神者(さには)となり(いづ)れの神懸(かむがかり)もよく(しづ)まりそれぞれの神徳(しんとく)()け、130金明会(きんめいくわい)一先(ひとま)(をさ)まり、131反対者(はんたいしや)()()つて教祖(けうそ)喜楽(きらく)指図(さしづ)(ふく)する(こと)となつた。
132大正一一・一〇・一六 旧八・二六 北村隆光録)
   
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