霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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第五章 (ひと)(こころ)〔一〇七〇〕

インフォメーション
著者:出口王仁三郎 巻:霊界物語 第39巻 舎身活躍 寅の巻 篇:第2篇 黄金清照 よみ:おうごんせいしょう
章:第5章 第39巻 よみ:ひとのこころ 通し章番号:1070
口述日:1922(大正11)年10月22日(旧09月3日) 口述場所: 筆録者:北村隆光 校正日: 校正場所: 初版発行日:1924(大正13)年5月5日
概要: 舞台:河鹿峠 あらすじ[?]このあらすじは東京の望月さん作成です。一覧表が「王仁DB」にあります。[×閉じる]
レーブとタールは急な谷川になかなか降りられず、十町ばかり下手の浅瀬に下りて、そこからようやく五六丁ばかり上って三人(ハム、イール、ヨセフ)を探した。
二人は女の身ながら恐ろしい巡礼だと警戒を新たにしながら、三人を捜索した。見れば、三人とも川岸の真砂の上に体をうずめて横たわっていた。そしてヨセフとイールを介抱し始めた。
大将格のハムは普段からよほど部下に嫌われていると見えて、レーブとタールは悪口をたらたら言いながら、一向に助けようとしない。ハムは自分でウンウンウンと唸りだした。
ハムは起き上がり、レーブとタールが自分の悪口を言って助けようとしないのを一部始終聞いていたのだと二人を叱りつけた。レーブとタールは驚いて、介抱していたイールとヨセフをその場に置いて逃げてしまった。
ハムは残されたイールとヨセフを蘇生させようと介抱したが、両人は目を覚まさない。そこへ宣伝歌が聞こえてきた。ハムは三五教の宣伝使が歌う、バラモン教調伏の宣伝歌を聞いて肝をつぶし、イールとヨセフを置いてこれまた逃げてしまった。
ハムが血を流しながら逃げる姿を谷道から眺めた照公は、照国別に谷川で何やら事件が起きたらしいことを告げた。照国別は谷底を眺めて様子を探るすべを考えている。
主な登場人物: 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日: OBC :rm3905
愛善世界社版:67頁 八幡書店版:第7輯 303頁 修補版: 校定版:69頁 普及版:26頁 初版: ページ備考:
001 レーブ、002タールの両人(りやうにん)三人(さんにん)同役(どうやく)二人(ふたり)(をんな)(もろ)くも谷底(たにぞこ)に、003とつて()られたるに(きも)(つぶ)し、004十町(じつちやう)ばかり()げのび、005そこより(やうや)くにして谷川(たにがは)(くだ)三人(さんにん)(すく)ふべく(いは)()()浅瀬(あさせ)(わた)り、006(やうや)くにして五六丁(ごろくちやう)ばかり(のぼ)りつめた。
007レーブ『オイ、008タール、009ひどい(やつ)(あら)はれたものぢやないか。010ハムの大将(たいしやう)011(をんな)子供(こども)(あなど)つて、012(おも)はぬ不覚(ふかく)をとりよつて……あの(ざま)……(おれ)(をんな)天狗(てんぐ)かと(おも)つたよ』
013タール『随分(ずゐぶん)肝玉(きもだま)(ふと)巡礼(じゆんれい)ぢやないか。014あの(くち)のきき(やう)()ひ、015武術(ぶじゆつ)鍛錬(たんれん)してる(こと)()ひ、016こりや一通(ひととほ)りの(をんな)ぢやあるまいぞ。017天狗(てんぐ)ぢやあるまいけど()けば三五教(あななひけう)信者(しんじや)()つて()つたから、018(これ)から(をんな)出会(であ)つても軽々(かるがる)しく相手(あひて)にはなれないぞ。019(しか)三人(さんにん)(やつ)はうまく(たす)かつて()るだらうかな。020(おれ)はそれ(ばか)りが(あん)じられて仕方(しかた)がないわ』
021レーブ『()ちた(ところ)直様(すぐさま)022谷川(たにがは)顛落(てんらく)して(あたま)()つと()(こと)もあるまい。023これだけ(たに)(ふさ)(くらゐ)()(しげ)つてるのだから、024(いづ)途中(とちう)()にかかつて()(もの)もあらうし、025三人(さんにん)三人(さんにん)(まで)谷川(たにがは)()ちて()んでゐるやうな(こと)もあるまい。026(しか)しハムの大将(たいしやう)027ありや屹度(きつと)神罰(しんばつ)(あた)つたに(ちが)ひないぞ。028不断(ふだん)からの心掛(こころがけ)(わる)いからな。029もしまだ(むし)(いき)でもあつたら(たす)けちやならないぞ。030イール、031ヨセフの二人(ふたり)(さき)(たす)けて彼奴(あいつ)ア、032(あと)まはしにして()つといてやらうかい』
033タール『さうだなあ、034それでも()いわ。035(しか)しあの(をんな)随分(ずゐぶん)素敵(すてき)(もの)だつたな。036あんなナイスを女房(にようばう)にもつたら男子(だんし)としては中々(なかなか)光栄(くわうえい)だぜ』
037レーブ『そんな陽気(やうき)(こと)()うてる場合(ばあひ)ぢやあるまい。038サア(はや)三人(さんにん)所在(ありか)(さが)して(なん)とかせなくてはなるまい。039愚図々々(ぐづぐづ)して、040こんな谷底(たにぞこ)()(くら)したら、041それこそ大変(たいへん)だ。042獅子(しし)043(おほかみ)大蛇(をろち)餌食(ゑじき)にしられて(しま)ふぞ。044サア()かう』
045(さき)()つて、046いろいろと工夫(くふう)(なが)谷川(たにがは)(つた)(のぼ)()く。
047 二人(ふたり)(やうや)くにして三人(さんにん)()()まれた谷底(たにぞこ)辿(たど)りつき、048四辺(あたり)見渡(みわた)せば不思議(ふしぎ)にも(いは)(いは)との(あひだ)真砂(まさご)(うへ)半分(はんぶん)ばかりグサと(からだ)(うづ)めて(よこ)たはつて()る。
049レーブ『(なん)不思議(ふしぎ)()げられやうぢやないか。050これだけ沢山(たくさん)岩石(がんせき)があるのに三人(さんにん)三人(さんにん)とも都合(つがふ)よく真錦(まわた)(やう)真砂(すな)(なか)にグツと()()まれ、051安閑(あんかん)(ねむ)つて()やがる、052()げられるものも中々(なかなか)()()いて()るが()げたものも中々(なかなか)()()いて()るなあ』
053タール『オイ、054そんな(こと)ア、055(あと)でゆつくり(はな)(こと)にして(はや)(みづ)でも(あた)へて()()かさぬ(こと)にやサツパリ駄目(だめ)だぞ。056(しか)約束(やくそく)(とほ)りハムだけは(たす)けぬ(こと)にしようかな。057一層(いつそう)(こと)058(いま)(うち)(かは)()()んで(この)(まま)水葬(すゐさう)してやつたら面倒(めんだう)(のこ)らなくて()いぞ』
059レーブ『まづ(おれ)はヨセフを介抱(かいほう)するからお(まへ)はイールの(はう)介抱(かいほう)してやれ。060魂返(たまがへ)しで(とほ)肉体(にくたい)(はな)れた霊魂(れいこん)(もと)肉体(にくたい)ヨセフ()段取(だんどり)だ。061タールお(まへ)一旦(いつたん)()(たましひ)(もと)(からだ)易々(やすやす)イール(やう)にするのだぞ。062ハムは谷川(たにがは)(なが)して()けば、063うまく、064くたばり(おほ)きな(うを)()()(あたま)からハムだらう。065アハヽヽヽヽ』
066()(なが)ら、067二人(ふたり)はヨセフ、068イールを(とら)へて人工(じんこう)呼吸(こきふ)(ほどこ)してゐる。069一時(いつとき)ばかり()つて(やうや)くフウフウと(いき)()()しウーンと()ひかけた。
070レーブ『サア、071しめた。072もう二人(ふたり)大丈夫(だいぢやうぶ)だ。073ハムの(やつ)074(ざま)()やがれ。075此奴(こいつ)(あと)まはし(どころ)か、076日頃(ひごろ)(おこな)ひが(わる)(にく)まれてゐるものだから、077()()(とき)には(たれ)(たす)()がない。078(かみ)さまだつて素知(そし)らぬ(かほ)して(ござ)るからな。079人間(にんげん)()ふものは(にく)まれぬ(やう)にせなくてはいかぬぞ。080(ひと)一人(ひとり)()(こと)出来(でき)ぬものだ。081()ちつ()たれつ、082(たがひ)(たす)()うて(わた)()(なか)だ。083(わた)浮世(うきよ)(おに)はないと()ふが、084(この)ハムは俺達(おれたち)同僚(どうれう)にでも(にく)まれて()やがるから、085此奴(こいつ)本当(ほんたう)人鬼(ひとおに)だ。086(おに)冥土(めいど)()つて(おに)苛責(さいな)まれるのも面白(おもしろ)からう。087ウフヽヽヽ』
088 ハムはウンウンウンと(うな)()した。
089レーブ『ヤア、090此奴(こいつ)()ツといても勝手(かつて)()(かへ)るぞ。091(にく)まれ()()覇張(はば)る……と()つて悪運(あくうん)(つよ)(やつ)ぢやな。092(いま)(うち)()()()()め。093さうせにや俺達(おれたち)(あたま)(あが)時節(じせつ)がないワ』
094タール『そんな(もの)にかかつて()つたら、095此処迄(ここまで)折角(せつかく)人工(じんこう)呼吸(こきふ)したものが中途(ちうと)駄目(だめ)になつて(しま)ふワイ』
096レーブ『それもさうだ。097俺達(おれたち)二人(ふたり)(いま)(この)()()める(わけ)にも()かず、098さうだと()つて()つて()けばハムの(やつ)099だんだん()(かへ)るなり、100一人(ひとり)101()れが()しうなつた。102これだから人間(にんげん)共同(きようどう)生活(せいくわつ)動物(どうぶつ)()ふのだ』
103 ハムはウン ウン ウンと(おほ)きく(うな)り、
104『レヽヽヽレーブ、105タヽヽヽタール、106(その)(やう)無礼(ぶれい)(こと)(ぬか)すと(ばつ)があタールぞよ。107ウフヽヽヽヽ』
108レーブ『ヤア、109此奴(こいつ)大変(たいへん)だ。110()(かへ)りやがつたな。111オイ、112タール、113(はや)(らち)をつけぬと取返(とりかへ)しのつかぬ(こと)出来(でき)るぞ』
114タール『ウン』
115ハム『コラコラ、116(その)()をゆるめたが最後(さいご)二人(ふたり)生命(いのち)(たす)からないぞ。117貴様(きさま)最前(さいぜん)からの(はなし)一伍一什(いちぶしじふ)(のこ)らず()いて()たのだ。118(にく)まれ()のハムが、119(ひと)覇張(はば)つてやらうか、120レーブ、121タールの小童子(こわつぱ)(ども)122ハムさまが(ひと)水葬(すゐさう)をしてやるから、123さう(おも)へ。124イヒヽヽヽ』
125 レーブ、126タールは吃驚(びつくり)して、
127『ヤア、128此奴(こいつ)大変(たいへん)だ』
129一目散(いちもくさん)二人(ふたり)(その)()()てて谷川(たにがは)(つた)(つた)()()す。130ハムはムツクと()(あが)り、
131『アツハヽヽヽ人間(にんげん)(こころ)()ふものは(わか)らぬものだ。132レーブ、133タールの二人(ふたり)(やつ)134(おれ)()んだと(おも)ひやがつて、135(くち)(きは)めて嘲弄(てうろう)し、136(たす)けよまいとして相談(さうだん)してゐやがつたが、137天罰(てんばつ)()ふものは(おそ)ろしいものだ。138(なに)()もあれ、139イール、140ヨセフの両人(りやうにん)(たす)けてやらねばなるまい』
141()(なが)谷水(たにみづ)(すく)(くち)(ふく)ませ、142一生懸命(いつしやうけんめい)介抱(かいほう)して()る。143けれども両人(りやうにん)容易(ようい)(いき)()(かへ)しさうにもない。
144 ()かる(ところ)(たに)木谺(こだま)(ひび)かして宣伝歌(せんでんか)(きこ)えて()た。
145(かみ)(おもて)(あら)はれて
146善神(ぜんしん)邪神(じやしん)()()ける
147(この)()(つく)りし神直日(かむなほひ)
148(こころ)(ひろ)大直日(おほなほひ)
149直日(なほひ)見直(みなほ)()(なほ)
150天ケ下(あめがした)には(おに)もなく
151醜女(しこめ)探女(さぐめ)もなき(まで)
152言向和(ことむけやは)(をさ)()
153神素盞嗚大神(かむすさのをのおほかみ)
154(まも)らせ(たま)三五(あななひ)
155(かみ)(をしへ)宣伝使(せんでんし)
156大黒主(おほくろぬし)(かか)りたる
157八岐大蛇(やまたをろち)言向(ことむ)けて
158(まこと)(みち)(すく)()
159世界(せかい)名高(なだか)印度(ツキ)(くに)
160(ひか)(かがや)天津(あまつ)()
161高天原(たかあまはら)楽園(らくゑん)
162()(なほ)すべく()でて()
163われは照国別宣使(てるくにわけせんし)
164鬼雲彦(おにくもひこ)(その)(ほか)
165(たけ)魔神(まがみ)言霊(ことたま)
166伊吹(いぶき)(はら)(きよ)めなば
167如何(いか)強者(つはもの)(おほ)くとも
168朝日(あさひ)(つゆ)()ゆる(ごと)
169悪魔(あくま)(たちま)退散(たいさん)
170(こころ)(そら)(ふさ)ぎたる
171村雲(むらくも)ここに()()りて
172名詮自称(めいせんじしやう)(つき)(くに)
173月照彦(つきてるひこ)御守(みまも)りと
174(をさ)まり()くは()のあたり
175あゝ惟神(かむながら)々々(かむながら)
176(かみ)御霊(みたま)(かがや)かし
177三五教(あななひけう)神力(しんりき)
178天地(あめつち)四方(よも)拡充(くわくじゆう)
179天津御国(あまつみくに)(かへ)(ごと)
180(まを)さむ(こと)(たの)しさよ
181朝日(あさひ)()るとも(くも)るとも
182(つき)()つとも()くるとも
183仮令(たとへ)大地(だいち)(しづ)むとも
184大黒主(おほくろぬし)(つよ)くとも
185七千余国(しちせんよこく)(わだか)まる
186魔神(まがみ)(かず)(おほ)くとも
187(まこと)(ひと)つの三五(あななひ)
188(をしへ)()もなく言向(ことむ)けて
189(すく)(たす)くる(てん)(みち)
190(すす)めよ(すす)めいざ(すす)
191照公(てるこう)梅公(うめこう)国公(くにこう)
192(かみ)はわれ()(とも)にあり
193仮令(たとへ)悪魔(あくま)(あら)はれて
194暴威(ばうゐ)(ふる)八千尋(やちひろ)
195(ふか)谷間(たにま)(おと)すとも
196(かみ)(まも)りのある(かぎ)
197如何(いか)でか魔神(まがみ)(おそ)れむや
198()すべき(とき)(きた)りなば
199(たたみ)(うへ)()るとても
200(かなら)(まか)るものぞかし
201皇大神(すめおほかみ)御心(みこころ)
202(かな)ひまつりし(その)(うへ)
203一日(ひとひ)(なが)()()めに
204()使(つか)はむと思召(おぼしめ)
205水火(すゐくわ)(なか)(くぐ)るとも
206(かなら)(すく)はせ(たま)ふべし
207あゝ惟神(かむながら)々々(かむながら)
208御霊(みたま)(さちは)ひましませよ。
209
210河鹿峠(かじかたうげ)(この)景色(けしき)
211蒔絵(まきゑ)(ごと)(うる)はしく
212(にしき)()りなす佐保姫(さほひめ)
213(そで)ふりはへて(わが)(かほ)
214()でさせ(たま)(かぜ)(そで)
215(いま)()(かぜ)(かみ)(かぜ)
216悪魔(あくま)(はら)(かみ)水火(いき)
217(いきほ)(つよ)曲神(まがかみ)
218()(はら)()嵐風(あらしかぜ)
219あゝ面白(おもしろ)面白(おもしろ)
220(こころ)(こま)鞭韃(むちう)ちて
221一日(ひとひ)(はや)くフサの(くに)
222(つき)(くに)をば横断(わうだん)
223(まが)(とりで)(ことごと)
224言向和(ことむけやは)して(つき)(くに)
225一大都会(いちだいとくわい)(きこ)えたる
226ハルナの(みやこ)()(むか)
227大黒主(おほくろぬし)(はじ)めとし
228鬼熊別(おにくまわけ)醜司(しこづかさ)
229言向和(ことむけやは)さむ(たの)しさよ
230あゝ惟神(かむながら)々々(かむながら)
231御霊(みたま)(さちは)ひましませよ』
232 (この)(こゑ)233(みみ)()ると(とも)谷底(たにぞこ)二人(ふたり)介抱(かいほう)して()たハムは、234(たちま)顔色(がんしよく)(うしな)ひ、
235『ヤア、236これや大変(たいへん)だ。237最前(さいぜん)(をんな)身内(みうち)(やつ)応援(おうゑん)()よつたのだ。238愚図々々(ぐづぐづ)しては()られない。239二人(ふたり)生命(いのち)大変(たいへん)だが(おれ)生命(いのち)肝腎(かんじん)だ』
240()(なが)ら、241(また)もや谷川(たにがは)(いは)()()浅瀬(あさせ)(わた)(ましら)(ごと)(わた)つて()く。242山腹(さんぷく)谷道(たにみち)から照公(てるこう)はフツと(この)姿(すがた)(なが)め、
243『モシ、244宣伝使(せんでんし)(さま)245(この)谷底(たにぞこ)(めう)(やつ)(いま)(はし)つて()ます。246あれ御覧(ごらん)なさい』
247(ゆびさ)す。248照国別(てるくにわけ)は、
249(なに)250(ひと)(この)谷底(たにぞこ)に』
251()(なが)ら、252よくよく見下(みおろ)せば(かほ)から()()らし(なが)(ましら)(ごと)一人(ひとり)(をとこ)()()すのが、253ありありと()える。
254照公(てるこう)『モシ、255(この)谷底(たにぞこ)(なに)大惨劇(だいさんげき)(えん)ぜられて()るのぢやありますまいか。256合点(がつてん)()かぬあの(をとこ)様子(やうす)257(ひと)谷底(たにぞこ)()りて調(しら)べて()ようぢやありませぬか』
258照国別(てるくにわけ)『ウン、259調(しら)べて()ようかな』
260国公(くにこう)『オイ、261照公(てるこう)262(この)断岩絶壁(だんがんぜつぺき)如何(どう)して()りる(つも)りだ。263三間(さんげん)五間(ごけん)(ところ)なら空中滑走(くうちうくわつそう)してでも着陸(ちやくりく)無事(ぶじ)にする(こと)出来(でき)ようが、264()(ふか)谷底(たにぞこ)では如何(いかん)ともする(こと)出来(でき)ぬぢやないか』
265照公(てるこう)『ウン、266さうだなあ。267(しか)彼処(あこ)まであの(をとこ)()つたのだから、268何処(どこ)かに(みち)があるだらう。269()宣伝使(せんでんし)(さま)にお(まか)せして、270調(しら)べよと仰有(おつしや)るなら調(しら)べるなり、271もう()せと()はるれば()しにするのだ。272俺達(おれたち)宣伝使(せんでんし)(さま)命令(めいれい)(どほ)りにして()れば落度(おちど)はないからな』
273梅公(うめこう)『モシ宣伝使(せんでんし)(さま)274あまり(ふか)谷底(たにぞこ)でハツキリは(わか)りませぬが、275如何(どう)らや二人(ふたり)(ひと)(ころ)されてる(やう)です。276大方(おほかた)(いま)()げた(やつ)(ころ)して()げたのでせう』
277(いき)(はづ)まして谷底(たにそこ)()す。278照国別(てるくにわけ)谷底(たにそこ)(なが)めて、
279如何(いか)にも(あや)しい。280(なん)とかして様子(やうす)(さぐ)つて()ようかな』
281大正一一・一〇・二二 旧九・三 北村隆光録)
   
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10/28霊界物語音読第37、38、63巻と、大本神諭、伊都能売神諭をアップしました。
10/26【霊界物語ネット】大本神諭を「年月日順」で並べた時の順序が、一部おかしいものがあったので修正しました。(os176,192,193,191,235 の5つ)