霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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第一七章 反歌(はんか)〔一一六八〕

インフォメーション
著者:出口王仁三郎 巻:霊界物語 第43巻 舎身活躍 午の巻 篇:第5篇 清松懐春 よみ:せいしょうかいしゅん
章:第17章 反歌 よみ:はんか 通し章番号:1168
口述日:1922(大正11)年11月28日(旧10月10日) 口述場所: 筆録者:北村隆光 校正日: 校正場所: 初版発行日:1924(大正13)年7月25日
概要: 舞台: あらすじ[?]このあらすじは東京の望月さん作成です。一覧表が「王仁DB」にあります。[×閉じる] 主な登場人物: 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日:
愛善世界社版:274頁 八幡書店版:第8輯 127頁 修補版: 校定版:285頁 普及版:118頁 初版: ページ備考:
001 イルの案内(あんない)松公(まつこう)002竜公(たつこう)両人(りやうにん)岩窟(いはや)(おく)()()つて()ると伊太公(いたこう)003サール、004イクの三人(さんにん)一生懸命(いつしやうけんめい)()()()ひを(はじ)めて()る。005サール、006イクは伊太公(いたこう)牢獄(らうごく)()()まうとする、007伊太公(いたこう)這入(はい)らうまいと抵抗(ていかう)する、008()()ひの最中(さいちう)であつた。009松公(まつこう)はこれを()て、
010『コラコラ、011()て』
012呶鳴(どな)りつけた。013イク、014サール二人(ふたり)(この)(こゑ)(おどろ)いて、015パツと()(はな)した。
016松公(まつこう)『コリヤ両人(りやうにん)017大切(たいせつ)客人(きやくじん)(つかま)へて(なに)打擲(ちようちやく)(いた)すのか』
018イク『へえ、019イクイクイク這入(はい)れと()つても此奴(こいつ)頑固(ぐわんこ)這入(はい)らぬものですから一寸(ちよつと)イクサールをやつて()りました』
020サール『なかなか剛情(がうじやう)(やつ)(ござ)います。021(この)伊太公(いたこう)はチツとイタ()()はしてやらねば()りませぬからなア。022イクとサールと両人(りやうにん)伊太公(いたこう)(むか)臨時(りんじ)イクサールをやつて()つた(ところ)(ござ)います。023(ろう)(なか)()けと()ふのにイクとか()かぬとか()ふものですから、024いや、025もう(えら)(ほね)()りました』
026松公(まつこう)大変(たいへん)酩酊(めいてい)してるぢやないか。027(その)足許(あしもと)(なん)だい』
028 両人(りやうにん)一度(いちど)(あたま)()(なが)ら、
029『ハイ』
030()つて(うづく)まる。
031 松公(まつこう)言葉(ことば)(あらた)め、
032貴方(あなた)伊太公(いたこう)さま、033玉国別(たまくにわけ)(さま)のお(とも)のお(かた)034えらい昨夜(ゆふべ)御無礼(ごぶれい)(いた)しました。035今日(けふ)はお(むか)へに(まゐ)りましたから何卒(どうぞ)(わたし)について(ほこら)(もり)まで(かへ)つて(くだ)さいませ』
036伊太公(いたこう)『ヤアお(まへ)昨夜(ゆふべ)(おれ)をフン(じば)つた(やつ)だな、037(また)してもひどい()()はす心算(つもり)だらう。038(おれ)やもう此処(ここ)()以上(いじやう)(うご)くのは(いや)だ。039そんなむつかしい(かほ)せずに一杯(いつぱい)やつたら如何(どう)だ。040伊太公(いたこう)(この)岩窟(いはや)主人公(しゆじんこう)だ。041遠慮(ゑんりよ)はいらぬから、042サアサア()んだり()んだり、043()(なか)はさう七六(しちむ)つかしくやつた(ところ)(おな)(こと)だ。044(ひと)(にく)まれて(この)()(おく)るよりも四海同胞主義(しかいどうばうしゆぎ)発揮(はつき)して(たがひ)人間(にんげん)同志(どうし)(むつ)(した)しみ()()きあうて(わた)つたらどうだ。045ちつぽけな人間(にんげん)同志(どうし)(いくさ)をしたり喧嘩(けんくわ)をしたりしたつて、046はづまぬぢやないか』
047松公(まつこう)『イヤ如何(どう)(おそ)()りました。048()()御壮健(ごさうけん)なお(かほ)(はい)(この)松公(まつこう)もやつと(むね)()()ろしました。049此処(ここ)()るのは竜公(たつこう)(まを)しまして(わたし)義弟(ぎてい)です。050つまり女房(にようばう)兄弟(きやうだい)ですからな、051何分(なにぶん)(よろ)しく可愛(かあい)がつてやつて(くだ)さいませ』
052伊太公(いたこう)(なに)(なん)だか、053チツとも(わけ)(わか)らなくなつて()た。054一体(いつたい)松公(まつこう)とやら、055(まへ)何処(どこ)(ひと)だ』
056松公(まつこう)『ハイ、057(わたし)(うま)れはアーメニヤです』
058伊太公(いたこう)(なに)059アーメニヤですと、060そら(めう)だ。061三五教(あななひけう)にはアーメニヤ()立派(りつぱ)宣伝使(せんでんし)沢山(たくさん)()られますよ。062(わたし)先生(せんせい)玉国別(たまくにわけ)さまもアーメニヤ(うま)れなり、063まだ(ほか)にも沢山(たくさん)にアーメニヤの(かた)()られますよ』
064松公(まつこう)(わたし)三五教(あななひけう)宣伝使(せんでんし)治国別(はるくにわけ)(おとうと)(ござ)います。065(なに)とぞ御入魂(ごじつこん)今後(こんご)(ねが)()いものです』
066伊太公(いたこう)()(ほど)067さう()けば治国別(はるくにわけ)(さま)生写(いきうつ)しだ。068(なん)(めう)(ところ)でお()(かか)つたものだな』
069松公(まつこう)(その)治国別(はるくにわけ)(いま)(ほこら)(もり)玉国別(たまくにわけ)さまと(やす)んで()ります。070(しか)しながら(わたし)がバラモン(けう)(つか)へて斎苑(いそ)(やかた)()()せる(いくさ)(なか)(くは)はつてゐたものですから、071如何(どう)しても兄貴(あにき)名乗(なの)つて()れないのです。072「お(まへ)(まこと)(あら)はれたら」と(まを)しますので、073こりや如何(どう)しても伊太公(いたこう)さまをここに(かく)した(つみ)()玉国別(たまくにわけ)さまに貴方(あなた)をお(わた)しせねば(ゆる)して()れないと合点(がつてん)して二人(ふたり)()(もの)()(あへ)ず、074(むか)へに(まゐ)つた次第(しだい)です』
075伊太公(いたこう)『ヤア、076それは奇縁(きえん)ですな。077さうして治国別(はるくにわけ)078玉国別(たまくにわけ)両宣伝使(りやうせんでんし)機嫌(きげん)()いでせうかな』
079松公(まつこう)『どちらも機嫌(きげん)(よろ)しい。080(しか)(なが)玉国別(たまくにわけ)さまは(すこ)しお怪我(けが)(あそ)ばしたさうで気分(きぶん)(わる)さうにして()られました』
081伊太公(いたこう)『ア、082それは心配(しんぱい)(こと)だ。083そんならお(とも)をしようかな』
084 此処(ここ)松公(まつこう)085竜公(たつこう)086伊太公(いたこう)(はじ)(ほか)三人(さんにん)岩窟(いはや)(あと)にし、087清春山(きよはるやま)峻坂(しゆんぱん)(くだ)()く。088伊太公(いたこう)(さき)()(うた)(はじ)めた。
089(くも)(おび)をば()きしめて
090中空(ちうくう)(たか)(そび)えたる
091清春山(きよはるやま)()()れば
092景色(けしき)四方(よも)展開(てんかい)
093広袤(くわうぼう)千里(せんり)彼方(かなた)には
094大山脈(だいさんみやく)がうすうすと
095(まぼろし)(ごと)(よこ)たはり
096見渡(みわた)(かぎ)黄金(わうごん)
097(にしき)野辺(のべ)となりにけり
098(ほこら)(もり)(いき)(やす)
099(わが)()(きみ)諸共(もろとも)
100一夜(ひとよ)()かす(をり)もあれ
101人馬(じんば)物音(ものおと)かしましく
102谷道(たにみち)さして(のぼ)()
103スワ一大事(いちだいじ)バラモンの
104枉神(まがかみ)なりと(みみ)すませ
105(つき)(すか)して(なが)むれば
106(ほこら)(まへ)(ひと)(かげ)
107(こま)(いなな)(さわ)がしく
108人員(じんゐん)点呼(てんこ)(こゑ)までも
109(たか)(きこ)えて(なん)となく
110(かひな)(うな)(にく)(をど)
111(この)伊太公(いたこう)(たちま)ちに
112(わが)()(わす)(つゑ)()
113(むら)がる(いくさ)突進(とつしん)
114(あし)()(はづ)谷川(たにがは)
115()ちたる(すき)無残(むざん)にも
116高手(たかて)小手(こて)(しば)られて
117()(おそ)ろしき岩窟(がんくつ)
118()()られしぞ果敢(はか)なけれ
119悪鬼(あくき)羅刹(らせつ)(あつ)まりて
120(われ)虐待(ぎやくたい)するものと
121(こころ)(さだ)()()れば
122(あに)(はか)らむや三人(さんにん)
123(をとこ)(たちま)()()けて
124酒倉(さかぐら)(ひら)胡床(あぐら)かき
125四人(よにん)一所(いつしよ)(むか)()
126(あき)夜長(よなが)をヱラヱラと
127(ゑら)(たの)しむ面白(おもしろ)
128(あん)相違(さうゐ)伊太公(いたこう)
129(こころ)腹帯(はらおび)ゆるみ()
130三五教(あななひけう)やバラモンの
131(をしへ)蘊奥(おくが)(かた)りつつ
132(やうや)一夜(いちや)(あか)したり
133かかる(ところ)入口(いりぐち)
134突然(とつぜん)(きこ)ゆる(ひと)(こゑ)
135イルの(つかさ)(おどろ)いて
136松公(まつこう)大将(たいしやう)がやつて()
137(しばら)くお(まへ)牢獄(らうごく)
138這入(はい)つて()れえと(たの)めども
139(かみ)使(つかひ)吾々(われわれ)
140(けが)()てたる牢獄(らうごく)
141如何(どう)して(しの)()られうか
142イクとサールの両人(りやうにん)
143力限(ちからかぎ)りに伊太公(いたこう)
144()()みやらむとする(ゆゑ)
145伊太公(いたこう)是非(ぜひ)なく(さか)らひて
146()みつ()まれつする(をり)
147松公(まつこう)さまが()(きた)
148万事(ばんじ)事情(じじやう)判明(はんめい)
149こんな(うれ)しき(こと)はない
150(これ)もやつぱり三五(あななひ)
151(たふと)(かみ)御恵(おんめぐ)
152ウントコドツコイ ドツコイシヨ
153河鹿峠(かじかたうげ)急坂(きふはん)
154ここ(ほど)きつい(こと)はない
155何故(なぜ)(また)こんな難所(なんしよ)をば
156バラモン(けう)はドツコイシヨ
157(えら)んでゐるのか()()れぬ
158(うま)(かよ)はぬ高山(たかやま)
159(とりで)(かま)へて(なん)にする
160あゝ惟神(かむながら)々々(かむながら)
161(かみ)御稜威(みいづ)(あら)はれて
162(てき)(おも)ひし松公(まつこう)
163()()()たいと恋慕(こひした)
164玉国別(たまくにわけ)御前(おんまへ)
165()れて()かれる(こと)となり
166()()(あし)()(ところ)
167()らぬばかりになつて()
168あゝ(いさ)ましし(いさ)ましし
169(かみ)(たしか)天地(あめつち)
170(なか)()ますと()(こと)
171これでも(たしか)(わか)るだらう
172これこれ松公(まつこう)竜公(たつこう)さま
173(その)(ほか)三人(みたり)番卒(ばんそつ)
174これから(こころ)(あらた)めて
175(まこと)(みち)()(かへ)
176(すく)ひの(かみ)()れませる
177神素盞嗚大神(かむすさのをのおほかみ)
178御前(みまへ)(まこと)(ささ)げつつ
179(かみ)御子(おんこ)(うま)れたる
180(その)本分(ほんぶん)(つと)めあげ
181ヤツトコ ドツコイ ドツコイシヨ
182(この)()()りし(その)(のち)
183千代(ちよ)万代(よろづよ)(はな)(ひら)
184無上天国(むじやうてんごく)浄土(じやうど)へと
185(あが)()くべき(その)準備(じゆんび)
186やつておかねばならないぞ
187(もの)()(ひま)()(かげ)
188吾等(われら)周囲(まはり)につきまとふ
189(くち)ある(うち)(かみ)()
190手足(てあし)(はたら)(その)(うち)
191(まこと)(おこな)(はげ)みつつ
192(あめ)(つち)との経綸(けいりん)
193(にん)ずる身魂(みたま)となりませよ
194あゝ惟神(かむながら)々々(かむながら)
195(かみ)御前(みまへ)伊太公(いたこう)
196(ちか)ひて(なれ)()(つた)
197朝日(あさひ)()るとも(くも)るとも
198(つき)()つとも()くるとも
199ウントコ ドツコイ ドツコイシヨ
200仮令(たとへ)大地(だいち)(しづ)むとも
201(この)()(すく)生神(いきがみ)
202国治立(くにはるたち)大御神(おほみかみ)
203豊国主(とよくにぬし)大御神(おほみかみ)
204神素盞嗚(かむすさのを)三柱(みはしら)
205この大神(おほかみ)差措(さしお)いて
206吾等(われら)(たす)くる(かみ)はない
207天教山(てんけうざん)地教山(ちけうざん)
208コーカス(ざん)やウブスナの
209(やま)()ちたる斎苑館(いそやかた)
210霊鷲山(りやうしうざん)四尾山(よつをやま)
211所々(ところどころ)神柱(かむばしら)
212(くば)りて世人(よびと)(すく)()
213三五教(あななひけう)天下一(てんかいち)
214世界(せかい)目出度(めでた)(をしへ)なり
215(いの)れよ(いの)(みな)(いの)
216(あさ)(ゆふ)なに(つつし)みて
217信仰(しんかう)(をこた)(こと)(なか)
218あゝ惟神(かむながら)々々(かむながら)
219御霊(みたま)(さちは)ひましませよ』
220(うた)(なが)時雨(しぐれ)のまぜつた晩秋(ばんしう)(かぜ)(おもて)をさらしつつ、221さしもに(けは)しき清春山(きよはるやま)(くだ)()く。
222大正一一・一一・二八 旧一〇・一〇 北村隆光録)