霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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第一三章 下層天国(かそうてんごく)〔一二四六〕

インフォメーション
著者:出口王仁三郎 巻:霊界物語 第47巻 舎身活躍 戌の巻 篇:第3篇 天国巡覧 よみ:てんごくじゅんらん
章:第13章 第47巻 よみ:かそうてんごく 通し章番号:1246
口述日:1923(大正12)年01月09日(旧11月23日) 口述場所: 筆録者:北村隆光 校正日: 校正場所: 初版発行日:1924(大正13)年10月6日
概要: 舞台: あらすじ[?]このあらすじは東京の望月さん作成です。一覧表が「王仁DB」にあります。[×閉じる]
高天原の東と西の団体は、信愛の善徳に居る。東は分明に愛の善徳を感得し、西はおぼろげに感ずるものが住む。南と北の団体は、愛信の智慧証覚に居るものである。南は明白に、北はおぼろげに光れるものが住む。
高天原の天国にある愛は、神に対する愛である。これより来る真光は、智慧と正覚である。霊国にある愛は隣人に対する愛であり、仁である。仁愛から来る真光は智慧であり信である。
高天原には時間空間、春夏秋冬の区別はない。ただ天人各自の情態の変化があるのみである。現界の人は時間の概念を離れることができない。天人はみな情態の上から思惟する。
春と朝は第一情態における愛の善、証覚の境涯に対する想念である。夏と午時は第二情態における愛善および証覚の境涯に対する想念である。秋と夕べは第三情態の愛善および証覚の境涯、冬と夜は地獄に落ちた精霊の境涯に対する想念である。
言依別命は説明を続けた。いかなる状態にある人間でも、生まれ赤子の純粋無垢の心に帰りさえすれば、直ちに第一天国と相応し、神格の内流によって容易に天国に上り得ると説いた。
天国の太陽とは、厳の御霊の御神格が顕現したものであるという。また霊国では瑞の御霊の大神が月と現れ、天国ではまた太陽と現れ給うという。
神様の愛は現実界の太陽の熱烈なるに比較して一層強く、その神愛は下降するにしたがって熱烈の度を和らげて行き、第三天国のもっとも低いところでは大神の御光を拝することが遠く、現界の太陽を拝するように明瞭にわからないのだという。
第三天国の天人たちの前に、神がそのまま太陽となって現れると天人たちの眼がくらんでしまうので、大神様は一個の天人となって善、真、智慧証覚相応の団体へおくだりあそばし、親しく教えを垂れさせ給うという。
治国別と竜公は、言依別命の案内で二三丁ばかり丘を下って行った。言依別命は火光と化して天空に姿を没した。二人は暗夜に火を取られた心地ながら大地にひざまづき、言依別命に涙ながらに感謝をささげた。
治国別は、言依別命の案内に頼る心を持った自分たちの想念の過ちによって、神様が遠ざかったのだと竜公のみならず自らを諭し、合掌して感涙にむせびながら主神に祈りを凝らした。
主な登場人物: 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日: OBC :rm4713
愛善世界社版:191頁 八幡書店版:第8輯 543頁 修補版: 校定版:199頁 普及版:95頁 初版: ページ備考:
001高天原(たかあまはら)天国(てんごく)
002(ひがし)西(にし)との団体(だんたい)
003()天人(てんにん)信愛(しんあい)
004(その)善徳(ぜんとく)()るものぞ
005(ひがし)はいとも分明(ぶんめい)
006(あい)善徳(ぜんとく)感得(かんとく)
007西(にし)には(すこ)しおぼろげに
008(かん)ずるもののみ()めるなり
009(みなみ)(きた)との団体(だんたい)
010愛信(あいしん)(とく)より()(きた)
011智慧証覚(ちゑしようかく)()れるもの
012いや永久(とこしへ)住居(ぢゆうきよ)せり
013(なか)にも(みなみ)()むものは
014証覚(しようかく)光明(くわうみやう)明白(めいはく)
015(きた)証覚(しようかく)おぼろげに
016(ひか)れるもののみ()めるなり
017高天原(たかあまはら)霊国(れいごく)
018ある天人(てんにん)天国(てんごく)
019ある天人(てんにん)(みな)(とも)
020(みぎ)順序(じゆんじよ)(まも)れども
021(すこ)相違(さうゐ)要点(えうてん)
022(ひと)つは(あい)善徳(ぜんとく)
023(したが)ひて(すす)(また)(ひと)つは
024(ぜん)(とく)より()(きた)
025(しん)(ひかり)(したが)うて
026いや永久(とこしへ)()めるなり
027(この)天国(てんごく)にある(あい)
028(かみ)(たい)する(あい)にして
029(これ)より(きた)真光(しんくわう)
030(まつた)智慧(ちゑ)証覚(しようかく)
031(また)霊国(れいごく)にある(あい)
032隣人(りんじん)(たい)する(あい)にして
033(これ)(しよう)して(じん)()
034(この)仁愛(じんあい)より()(きた)
035(しん)(ひかり)智慧(ちゑ)なるぞ
036(あるひ)(これ)(しん)()
037
038久方(ひさかた)高天原(たかあまはら)神国(しんこく)には
039時間(じかん)空間(くうかん)春夏秋冬(しゆんかしうとう)区別(くべつ)なし
040(ただ)天人(てんにん)各自(かくじ)
041情態(じやうたい)変化(へんくわ)あるのみ
042(うつ)()()けるが(ごと)く、天界(てんかい)
043万事(ばんじ)継続(けいぞく)あり進行(しんかう)もあり
044されど天人(てんにん)
045時間(じかん)空間(くうかん)との
046概念(がいねん)なし
047久方(ひさかた)高天原(たかあまはら)には
048(とし)もなく
049月日(つきひ)もあらず(とき)もなし
050(ただ)情態(じやうたい)変移(へんい)あるのみ
051情態(じやうたい)変移(へんい)
052ありし(ところ)には
053(ただ)情態(じやうたい)ばかりあるなり
054現界(げんかい)
055(すべ)ての(ひと)
056時間(じかん)てふ
057(その)概念(がいねん)(はな)るる(あた)はず
058天人(てんにん)
059(みな)情態(じやうたい)
060(うへ)より(これ)思惟(しゐ)すれば
061(ひと)想念(さうねん)(うち)(おい)
062時間(じかん)より
063(きた)れるものは
064天人(てんにん)(あひだ)()りては
065(みな)(ことごと)
066情態(じやうたい)想念(さうねん)となるものぞ
067(はる)(あさ)
068第一情態(だいいちじやうたい)()ける
069天人(てんにん)()(ところ)
070(あい)(ぜん)(およ)
071証覚(しようかく)境涯(きやうがい)(たい)する
072想念(さうねん)となるものぞ
073(なつ)午時(うまどき)
074第二情態(だいにじやうたい)にある天人(てんにん)
075()(ところ)愛善(あいぜん)(およ)
076証覚(しようかく)境涯(きやうがい)(たい)する
077想念(さうねん)となるものぞ
078(あき)(ゆふ)べとは
079第三情態(だいさんじやうたい)()ける
080天人(てんにん)()(ところ)愛善(あいぜん)(およ)
081証覚(しようかく)境涯(きやうがい)(たい)する
082想念(さうねん)となるものぞ
083(ふゆ)(よる)とは
084地獄(ぢごく)におちし精霊(せいれい)
085之等(これら)境涯(きやうがい)(たい)する
086想念(さうねん)となるものぞ
087 言依別命(ことよりわけのみこと)治国別(はるくにわけ)(むか)つて(なほ)天国(てんごく)団体(だんたい)説明(せつめい)(つづ)けて()る。
088治国(はるくに)(じつ)天国(てんごく)()(ところ)は、089吾々(われわれ)想像(さうざう)意外(いぐわい)秩序(ちつじよ)のたつた立派(りつぱ)国土(こくど)ですな。090到底(たうてい)吾々(われわれ)(ごと)罪悪(ざいあく)()ちた人間(にんげん)将来(しやうらい)(この)国土(こくど)(のぼ)見込(みこみ)はない(やう)ですな』
091(けつ)して(けつ)して左様(さやう)道理(だうり)はありませぬ、092御安心(ごあんしん)なさいませ。093此処(ここ)最下(さいか)天国(てんごく)で、094まだ(この)(うへ)中間天国(ちうかんてんごく)もあり、095最高天国(さいかうてんごく)もあるのです。096(なほ)(その)(ほか)霊国(れいごく)()ふのがあつて、097それ相応(さうおう)天人(てんにん)生活(せいくわつ)(つづ)けて()ます』
098(その)最高天国(さいかうてんごく)(のぼ)()天人(てんにん)は、099非常(ひじやう)善徳(ぜんとく)()み、100智慧証覚(ちゑしようかく)(すぐ)れたものでなければ(まゐ)(こと)出来(でき)ますまいな』
101(いづ)御霊(みたま)聖言(せいげん)にもある(とほ)り、102(うま)赤子(あかご)純粋(じゆんすゐ)無垢(むく)(こころ)(かへ)りさへすれば、103(ただ)ちに第一天国(だいいちてんごく)相応(さうおう)し、104神格(しんかく)内流(ないりう)によつて案外(あんぐわい)容易(ようい)(のぼ)()るものです』
105成程(なるほど)106(しか)吾々(われわれ)如何(どう)しても赤子(あかご)(こころ)にはなれないので(こま)ります。107(しか)天国(てんごく)にも矢張(やは)自然界(しぜんかい)(ごと)太陽(たいやう)がおでましになるのでせうな』
108『アレ、109あの(とほ)(ひがし)(てん)(かがや)いて()られます。110貴方(あなた)には(をが)めませぬかな』
111『ハイ、112遺憾(ゐかん)(なが)()高天原(たかあまはら)太陽(たいやう)(はい)する()けの視力(しりよく)(そな)はつて()ないと()えます』
113『さうでせう。114貴方(あなた)には()現実界(げんじつかい)(たい)するお役目(やくめ)(のこ)つて()ますから、115現界(げんかい)から()太陽(たいやう)(やう)(をが)(こと)出来(でき)ますまい。116天国(てんごく)太陽(たいやう)とは(いづ)御霊(みたま)御神格(ごしんかく)顕現(けんげん)して、117(ここ)太陽(たいやう)(あら)はれ(たま)ふのです。118(ゆゑ)現界(げんかい)太陽(たいやう)とは非常(ひじやう)(おもむき)(ちが)つて()ります。119霊国(れいごく)にては(みづ)御霊(みたま)大神(おほかみ)(つき)(あら)はれ(たま)ひ、120天国(てんごく)にては(また)太陽(たいやう)(あら)はれ(たま)ふのであります。121さうして霊国(れいごく)(つき)現界(げんかい)から()太陽(たいやう)(ひかり)(ごと)(かがや)(たま)ひ、122(また)天国(てんごく)太陽(たいやう)現界(げんかい)()太陽(たいやう)(ひかり)七倍(しちばい)した(くらゐ)(かがや)(かた)であります。123さうして()真愛(しんあい)(あら)はし、124(つき)真信(しんしん)(あら)はし、125(ほし)(ぜん)(しん)との知識(ちしき)(あら)はし(たま)ふのであります。126(ゆゑ)(みづ)御霊(みたま)聖言(せいげん)には、
127一、128(つき)(ひかり)()(ひかり)(ごと)く、129()(ひかり)七倍(しちばい)(くは)へて(なな)つの()(ひかり)(ごと)くならむ。
130一、131(われ)(なんぢ)(ほろ)ぼす(とき)(そら)(おほ)(その)(ほし)(くら)くし(くも)(もつ)()(おほ)はむ。132(つき)(その)(ひかり)(はな)たざるべし。
133一、134(われ)135(そら)()光明(くわうみやう)汝等(なんぢら)(うへ)(くら)くし(なんぢ)()(やみ)となすべし。
136一、137(われ)()()づる(とき)(これ)(くら)くすべし。138(また)(つき)(その)(ひかり)(かがや)かさざるべし。
139一、140()毛布(まうふ)(ごと)(くら)くなり、141(つき)()(ごと)くなり、142(てん)(ほし)()()ちむ。
143一、144之等(これら)艱難(なやみ)(のち)145(ただ)ちに()(くら)(つき)(ひかり)(うしな)ひ、146(ほし)(そら)より()つべし。
147とありませう。148(この)聖言(せいげん)(あい)(しん)との(まつた)滅亡(めつぼう)したる有様(ありさま)を、149(しめ)しになつたのでせう。150今日(こんにち)現界(げんかい)自然界(しぜんかい)太陽(たいやう)(つき)天空(てんくう)(かがや)(わた)つて()りますが、151太陽(たいやう)()すべき(あい)と、152(つき)()すべき(しん)(ほし)()すべき(ぜん)(しん)との知識(ちしき)(ほろ)ぼして()ますから、153天国(てんごく)移写(いしや)たる現実界(げんじつかい)今日(こんにち)(ごと)(みだ)()てたのです。154かかる(こと)(しよう)して聖言(せいげん)は……之等(これら)諸徳(しよとく)155(ほろ)ぶる(とき)156之等(これら)諸天体(しよてんたい)(くら)くなり(その)(ひかり)(うしな)ひて(そら)より()つ……と()はれてあるのです。157大神(おほかみ)神愛(しんあい)如何(いか)(だい)なるか(また)如何(いか)なるものなるかは現界(げんかい)(かがや)太陽(たいやう)との比較(ひかく)によつて推知(すゐち)する(こと)出来(でき)るでせう。158(すなは)(かみ)(あい)なるものは(すこぶ)熱烈(ねつれつ)なる(こと)(うかが)はれませう。159人間(にんげん)にして(じつ)(これ)(しん)ずる(こと)()るならば、160神様(かみさま)(あい)現実界(げんじつかい)太陽(たいやう)熱烈(ねつれつ)なるに比較(ひかく)して層一層(そういつそう)(つよ)いと()(こと)(わか)りませう。161大神様(おほかみさま)(また)現実界(げんじつかい)太陽(たいやう)(ごと)直接(ちよくせつ)高天原(たかあまはら)中空(ちうくう)(かがや)(たま)はず、162その神愛(しんあい)はおひおひ下降(げかう)するに(したが)つて熱烈(ねつれつ)()(やは)らぎ()くものです。163(この)(やは)らぎの度合(どあひ)一種(いつしゆ)(おび)をなして天界太陽(てんかいたいやう)(ほとり)(かがや)(わた)り、164諸々(もろもろ)天人(てんにん)(また)(この)太陽(たいやう)内流(ないりう)によつて(みづか)らの()障害(しやうがい)せざらむが()め、165適宜(てきぎ)(うす)(くも)(ごと)霊衣(れいい)(もつ)(その)()(おほ)うて()るのです。166(ゆゑ)高天原(たかあまはら)()ける諸々(もろもろ)天国(てんごく)位置(ゐち)其処(そこ)()める天人(てんにん)(かみ)(あい)摂受(せつじゆ)する度合(どあひ)如何(いかん)によつて大神(おほかみ)御前(おんまへ)()(こと)(あるひ)(とほ)くなつたり、167(あるひ)(ちか)くなつたりするものです。168(また)高天原(たかあまはら)高処(かうしよ)(すなは)最高天国(さいかうてんごく)()天人(てんにん)(あい)(とく)(ぢゆう)するが(ゆゑ)に、169太陽(たいやう)(あら)はれたる大神(おほかみ)御側近(おそばちか)()るものです。170されど最下(さいか)天国(てんごく)団体(だんたい)にあるものは(しん)(とく)(ぢゆう)するものなるが(ゆゑ)に、171太陽(たいやう)(あら)はれ(たま)うた大神(おほかみ)()(こと)(もつと)(とほ)きものであります。172ここは(すなは)(その)高天原(たかあまはら)最下層(さいかそう)第三天国(だいさんてんごく)(なか)でも(もつと)(ひく)(ところ)ですから、173太陽(たいやう)(あら)はれました大神(おほかみ)御光(みひかり)(はい)する(こと)余程(よほど)(とほ)くて現界(げんかい)太陽(たいやう)(はい)する(ごと)明瞭(めいれう)(わか)らないのです。174さうして(もつと)不善(ふぜん)なるもの、175(たと)へば暗国界(あんこくかい)地獄(ぢごく)()るものの(ごと)きは、176大神様(おほかみさま)()(まへ)()(こと)(きは)めて(とほ)()太陽(たいやう)(ひかり)(そむ)いて()るものである。177さうして(その)暗国界(あんこくかい)()ける(かみ)隔離(かくり)度合(どあひ)(ぜん)(みち)(そむ)度合(どあひ)()するものである。178(ゆゑ)極悪(ごくあく)(もの)到底(たうてい)(すこ)しの(ひかり)()(こと)出来(でき)無明暗黒(むみやうあんこく)最低地獄(さいていぢごく)におつるものであります』
179『やア有難(ありがた)(ござ)いました。180吾々(われわれ)はまだ(ぜん)(しん)よりする智慧証覚(ちゑしようかく)()りませぬから、181大神(おほかみ)御姿(みすがた)(あふ)(こと)出来(でき)ないのでせう』
182第三(だいさん)天国(てんごく)天人等(てんにんら)(まへ)(かみ)(その)(まま)太陽(たいやう)となつて(あら)はれ(たま)(とき)は、183(おのおの)(まなこ)(くら)頭痛(づつう)(かん)(くるし)みに()へませぬ。184それ(ゆゑ)大神様(おほかみさま)一個(いつこ)天人(てんにん)となつて、185善相応(ぜんさうおう)186真相応(しんさうおう)187智慧証覚相応(ちゑしようかくさうおう)団体(だんたい)へお(くだ)(あそ)ばし、188(した)しく(をしへ)()れさせ(たま)ふのであります』
189『いや(おほい)諒解(りやうかい)(いた)しました。190(わたくし)(これ)から現界(げんかい)(かへ)りますれば、191(その)心得(こころえ)(もつ)(ぜん)()(しん)()めに活動(くわつどう)をさして(いただ)きませう。192あゝ惟神(かむながら)(たま)幸倍(ちはへ)坐世(ませ)
193『サア(これ)から天人(てんにん)団体(だんたい)御案内(ごあんない)(いた)しませう』
194 治国別(はるくにわけ)195竜公(たつこう)は、
196『ハイ、197有難(ありがた)う』
198感謝(かんしや)しながら言依別(ことよりわけ)(あと)(したが)欣々(いそいそ)として(すす)()く。
199 二三丁(にさんちやう)ばかり(をか)(くだ)()くと、200(たちま)巨大(きよだい)なる火光(くわくわう)(くわ)言依別(ことよりわけ)天空(てんくう)さして(その)姿(すがた)(ぼつ)(たま)うた。201二人(ふたり)暗夜(あんや)()をとられし(ごと)心地(ここち)し、202大地(だいち)(ひざまづ)感謝(かんしや)(むせ)びながら、
203『あゝ有難(ありがた)し、204勿体(もつたい)なし、205吾々(われわれ)(あい)(ぜん)(とく)206(まつた)からず信真(しんしん)(ひかり)(あき)らかならず、207(したが)つて智慧(ちゑ)証覚(しようかく)(ひかり)(よわ)()めに、208(おそ)(おほ)くも皇大神(すめおほかみ)天国(てんごく)太陽(たいやう)(あら)はれ(たま)はず、209言依別命(ことよりわけのみこと)()(げん)じ、210此処(ここ)(まで)(みちび)いて(くだ)さつたのだらう。211あゝ有難(ありがた)有難(ありがた)し、212仁慈(じんじ)無限(むげん)大神(おほかみ)御神徳(ごしんとく)よ』
213感謝(かんしや)(なみだ)()れてゐる。
214『もし先生(せんせい)215(これ)から如何(どう)(いた)しませうか。216斯様(かやう)(ところ)()てられては如何(どう)()つてよいか、217(すこ)しも(わか)らぬぢやありませぬか。218あれ(ほど)最前(さいぜん)明瞭(めいれう)()えて()つた東西南北(とうざいなんぼく)天人(てんにん)部落(ぶらく)も、219何時(いつ)()にか吾々(われわれ)視線内(しせんない)(はづ)れて(しま)つたぢやありませぬか』
220獅子(しし)三日(みつか)にして(その)()谷底(たにそこ)()てるとやら、221これ(まつた)神様(かみさま)仁慈無限(じんじむげん)御摂理(ごせつり)だ。222これだから三五教(あななひけう)聖言(せいげん)にも「師匠(ししやう)(つゑ)につくな、223(ひと)(ちから)にするな、224(ただ)(かみ)のまにまに活動(くわつどう)せよ」と仰有(おつしや)るのだ。225言依別(ことよりわけ)(さま)御案内(ごあんない)(くだ)さるに(あま)え、226()(ゆる)し、227(もた)れかかつて()つたが吾々(われわれ)(あやま)ちだ。228それだから神様(かみさま)吾々(われわれ)想念中(さうねんちう)より(とほ)ざかり(たま)うたのだ。229吾々(われわれ)はまだまだ(あい)(しん)とが徹底(てつてい)しないのだ。230あゝ惟神(かむながら)(たま)幸倍(ちはへ)坐世(ませ)
231合掌(がつしやう)感涙(かんるゐ)(むせ)びつつ主神(すしん)(いの)りを(こら)すのであつた。
232大正一二・一・九 旧一一・一一・二三 北村隆光録)