霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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第一七章 五身玉(いづみたま)〔一二九一〕

インフォメーション
著者:出口王仁三郎 巻:霊界物語 第49巻 真善美愛 子の巻 篇:第4篇 鷹魅糞倒 よみ:ようみふんとう
章:第17章 五身玉 よみ:いずみたま 通し章番号:1291
口述日:1923(大正12)年01月19日(旧12月3日) 口述場所: 筆録者:北村隆光 校正日: 校正場所: 初版発行日:1924(大正13)年11月5日
概要: 舞台: あらすじ[?]このあらすじは東京の望月さん作成です。一覧表が「王仁DB」にあります。[×閉じる]
イル、イク、サールは、ハルとテルが高姫からせしめた酒を、楓姫に酌をさせながら飲んでいた。三人は酔いが回ると脱線してあたりかまわず歌いだし、楓姫にちょっかいを出しては逆にからかわれ、笑いさんざめいている。
ハルとテルはそこへやってきて、奥にいる杢助と高姫に聞こえると一同に注意した。酔った三人は、我々は正当な三五教の信者であり、玉国別から正式に祠の森の御用を仰せつかったのだから、団結して杢助と高姫の方を逆に追い出してやろうと息巻いた。
ハルも賛成し、五人はどやどやと高姫の居間になだれ込んだ。杢助の姿は消えてしまい、高姫は一人でたたずんでいた。五人が乱入して杢助と高姫を追い出すと歌を歌うと、高姫は怒って怒鳴りたてた。
しかしイクは、自分たちは団結して杢助・高姫を追い出すのだと鼻息が荒い。高姫は下手に出て、玉国別が留守の間だから、祠の森にいる者たち仲良く御神業に奉仕しようと呼び掛けた。
ハルは、お神酒のおさがりをもらっても干渉しないようにと高姫に釘をさし、高姫はその代わりに日の出神の生き宮である自分の言うことをよく聞くようにとして、その場は収まった。
主な登場人物[?]【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。[×閉じる] 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日: OBC :rm4917
愛善世界社版:260頁 八幡書店版:第9輯 128頁 修補版: 校定版:267頁 普及版:120頁 初版: ページ備考:
001 イル、002イク、003サールは、004やさしき楓姫(かへでひめ)(しやく)をさせ(なが)四辺(あたり)(はばか)りチビリチビリと()んでゐたがソロソロ()ひがまはるにつれて脱線(だつせん)四辺(あたり)(かま)はず(うた)()した。
005イル『おい、006イク、007サール、008如何(どう)だ。009かう(だま)つてクビリクビリとやつてゐた(ところ)(さけ)(しづ)んで仕方(しかた)がないぢやないか。010チツト(うた)でも(うた)つたら如何(どう)だい。011エーイ』
012イク『()からう()からう(ひと)(うた)はうかな。
013()()(かみ)義理天上(ぎりてんじやう)
014イソの(みや)から()つて()
015(あさ)から(ばん)までコテコテと
016(しろ)(こな)をば(かほ)()
017一寸(ちよつと)(なが)めれや雪婆(ゆきばば)
018ヨイトセー ヨイトセー
019もとの木阿弥(もくあみ)杢助(もくすけ)
020ブラリブラリとやつて()
021(なん)だか(おれ)()らないが
022目出度(めでた)(こと)出来(でき)たさうだ
023寅婆(とらばあ)さまや魔我彦(まがひこ)
024ヨルの兄貴(あにき)扮装(ふんさう)して
025ヤ、ドツコイシヨ ドツコイシヨ
026うまく(まなこ)(くら)ました
027おかげでお(さけ)やお(さかな)
028これ(ほど)沢山(たくさん)(いただ)ける
029ア、ヨイトセー ヨイトセー。
030アハヽヽヽヽ、031エヘヽヽヽヽ、032うまいうまい、033こんな(こと)なら毎日(まいにち)でもあつて()しいものだ。034(わづ)蓑笠(みのかさ)()一丁(いつちやう)ばかり()つて(さけ)()み、035(また)(かへ)つて此処(ここ)楓姫(かへでひめ)(しろ)()で……イヒヽヽヽヽ、036ぼろいぢやないか』
037サール『ナヽヽヽ(なに)がぼろいのだい、038エーン。039これ(くらゐ)(あぢ)なくもない(さけ)()まされて、040()(こと)もない(やう)生肴(なまざかな)をつきつけやがつて、041アタ(うま)い、042それが(なに)結構(けつこう)なのだ。043糞面白(くそおもしろ)くもない。044(おれ)や、045モウ自棄(やけ)だ。046(これ)から義理天上(ぎりてんじやう)()出神(でのかみ)(ところ)()つて(ひと)(くだ)()いて()てやるのだい』
047イル『こりや こりや さう八釜(やかま)しう()ふない。048ハル、049テルの哥兄(あにい)()()むぢやないか』
050サール『ナヽヽヽ(なん)ぢや、051()をもむ、052そんな(こと)があつて(たま)らうかい。053()をもむ(やつ)三目錐(みつめきり)だ。054(おれ)(かんな)だぞ。055(おや)(すね)(けづ)り、056(うで)(けづ)(また)高姫(たかひめ)(さかな)(けづ)り、057(けづ)つて(けづ)つて(けづ)りまはす(かんな)だ。058それだからかんながら(たま)幸倍(ちはへ)坐世(ませ)()ふのだ。059エヘヽヽヽヽあゝ()ふた()ふた。060(かへで)さま、061おい(なん)だ。062イルの(はう)(めう)視線(しせん)()けてゐるぢやないか。063チツと(おれ)(はう)にも()けたら如何(どう)だい』
064(かへで)『ホヽヽヽヽ、065あまりイルさまは男前(をとこまへ)のいい、066何処(どこ)ともなしに(むし)()(かた)ですから、067一生懸命(いつしやうけんめい)視線(しせん)()けてイルさまですよ』
068イク『おい、069楓姫(かへでひめ)さま、070このイクには如何(どう)だい。071思召(おぼしめ)しは(ござ)りますかな』
072(かへで)イク仰有(おつしや)つて(くだ)さつてもイク()のないイクさまの(はう)へは(わたし)視線(しせん)がイク道理(だうり)(ござ)りませぬわ。073ホヽヽヽヽ、074()(さはり)ましたらイクへにもお(わび)(いた)します』
075イク『こりや、076あまり馬鹿(ばか)にすない。077イクら(をんな)だつて、078(さけ)(うへ)だつて、079あまりの暴言(ばうげん)()くと(この)拳骨(げんこつ)貴様(きさま)(あたま)(うへ)にポカンとイクさまだぞ』
080(かへで)山田(やまだ)案山子(かがし)(やう)なスタイルで、081オヽヽヽ可笑(おか)し、082これイクさま、083弥之助人形(やのすけにんぎやう)(をどり)(ひと)つ、084して御覧(ごらん)085貴方(あなた)ならよく似合(にあ)ふに(ちが)ひないわ。086丁度(ちやうど)渋紙(しぶがみ)(かほ)かいた(やう)なスタイルだからね』
087イル『アハヽヽヽヽ、088面白(おもしろ)面白(おもしろ)い』
089イク『ヘン、090馬鹿(ばか)にしやがる。091(かへで)092(おぼ)えてゐやがれ。093月夜(つきよ)(ばん)ばかりでないぞ。094(やみ)(ばん)首筋(くびすぢ)がヒヤリとしたら(おれ)だからな』
095(かへで)(なん)とマア気障(きざ)(をとこ)(こと)096あゝ()さ、097(くさ)(くさ)い。098(いき)のかからぬ(ところ)()つて(くだ)さい。099(まへ)(くち)はまるで(いわし)のドーケン(つぼ)()ぜかへした(やう)だわ』
100サール『これ、101(かへで)さま、102(この)(つら)はお()()りますかな』
103とニユツと(まへ)()す。104(かへで)頬辺(ほほべた)をピシヤツと(たた)き、
105(かへで)『エーエ、106()かぬたらしい(をとこ)(こと)107(まへ)はサールの人真似(ひとまね)だよ。108悪戯(ふざけ)(こと)をなサールと、109(この)(かへで)だつて量見(りやうけん)はしませぬぞえ』
110サール『ヤー、111こいつは(おそ)()つた。112如何(どう)したら(ひめ)さまのお()()るのですかな』
113(かへで)『さうだね。114(わたし)()きな(をとこ)(さけ)()まない、115さうして(いろ)(しろ)い、116(とし)(わか)い、117(あたま)()(くろ)い、118()のパツチリした、119口許(くちもと)のしまつた(はな)のツンモリとした(をとこ)()きだよ』
120サール『さうすると、121その条件(でうけん)合格(がふかく)したのは(この)サールかな。122(ただ)欠点(けつてん)(さけ)()むだけの(こと)だ。123これ楓姫(かへでひめ)さま、124そんなら今日(けふ)(かぎ)(さけ)一吸(ひとすひ)()まぬ(やう)にする。125そしたらお()()るだらうね』
126(かへで)『エー、127()かぬたらしい。128(たれ)がお(まへ)(やう)なスカンペイに秋波(しうは)(おく)るものがありますか。129冗談(じようだん)もいい加減(かげん)にしなさい』
130(ちひ)さい(やはら)かい()頬辺(ほほべた)をピシヤピシヤと(なぐ)る。131サールは(すこぶ)御機嫌(ごきげん)相好(さうがう)(くづ)(よだれ)()らし(なが)ら、
132サール『エツヘヽヽヽ、133(ひめ)さまのおやさしい()でピシヤピシヤとおいでやしたのだな。134(にく)くて(ひと)つも(たた)かれやうかと()つて、135(おれ)にはホの()とレの()だな。136おい、137イク、138イル、139(けな)るい(こと)はないか』
140イク『ハヽヽヽ、141馬鹿(ばか)だな。142子供(こども)(あが)りの(をんな)玩弄(おもちや)にされやがつて、143(なん)(ざま)だ。144それだから高姫(たかひめ)風来者(ふうらいもの)(はふ)()されるのだ』
145サール『(はふ)()されたのは(おれ)ばかりぢやない。146貴様(きさま)(たち)両人(りやうにん)同様(どうやう)ぢやないか』
147イル『(なに)148一寸(ちよつと)芝居(しばゐ)したのだ。149(なに)貴様(きさま)150よう(かんが)へて()よ。151高姫(たかひめ)杢助(もくすけ)命令(めいれい)()けたのぢやない。152俺等(おれたち)(この)(みや)創立(さうりつ)(あそ)ばした玉国別(たまくにわけ)御夫婦(ごふうふ)から任命(にんめい)されたものだ。153()はば高姫(たかひめ)(ごと)きは風来者(ふうらいもの)だ。154彼奴(あいつ)屹度(きつと)イソの(やかた)(はふ)()されて()たに(ちが)ひないぞ。155それでヨルや魔我彦(まがひこ)がイソの(やかた)()くのを(しき)りにとめやがるのだ』
156サール『さう()けばさうだ。157高姫(たかひめ)(なに)遠慮会釈(ゑんりよゑしやく)があるものか。158俺等(おれたち)(ほこら)(もり)常置品(じやうちひん)だ。159(これ)から高姫(たかひめ)揶揄(からか)つてやつたら如何(どう)だい、160面白(おもしろ)いぞ』
161イル『うん、162そりや()からう。163それよりも土堤(どて)ぎり、164此処(ここ)大声(おほごゑ)()()げて(うた)つて()ようぢやないか。165さうすりやビツクリして(たか)ちやんがやつて()るかも()れぬぞ』
166 かかる(ところ)へハル、167テルの両人(りやうにん)(はし)(きた)り、
168ハル『おいおい、169チツト(しづか)にしてくれぬか。170(おく)(きこ)えるぢやないか。171それだから貴様(きさま)(たち)(さけ)()ますと(こま)ると()ふのだ。172なあテル(こう)173(こま)つたものぢやないか』
174テル『うん、175本当(ほんたう)仕方(しかた)のない代物(しろもの)だな。176コリヤコリヤ三人(さんにん)(やつ)177もつと(しづ)かにせぬか』
178サール『イヤー、179魔法使(まはふつかひ)のハルに、180テル、181ヤー、182(さき)(ほど)御苦労(ごくらう)(ござ)りました。183(かげ)さまで(この)(とほ)りお(とら)()さまも、184魔我彦(まがひこ)さまもヨルも、185夜中(よなか)も、186(ひる)今日(けふ)明日(あす)明後日(あさつて)もお(さけ)(いただ)きまして結構(けつこう)睾丸(きんたま)皺伸(しわのば)しをさして(いただ)きました』
187ハル『睾丸(きんたま)皺伸(しわのば)しはいいが、188さう(おほ)きな(こゑ)()しちや(こま)るぢやないか』
189サール『(こゑ)(おほ)きいのは(おれ)持前(もちまへ)だよ。190臍下丹田(さいかたんでん)から副守(ふくしゆ)発動(はつどう)して()めるのだからな。191おい、192ハル、193テルの哥兄(あにい)194よう(かんが)へて()よ。195俺等(おれたち)(べつ)高姫(たかひめ)遠慮(ゑんりよ)する必要(ひつえう)がないぢやないか。196珍彦(うづひこ)(さま)静子様(しづこさま)197(かへで)さまは(まを)すに(およ)ばず、198吾々(われわれ)六人(ろくにん)はバラモン(ぐみ)とは()(いま)三五教(あななひけう)立派(りつぱ)信者(しんじや)だ。199(いな)(ほこら)(もり)役員(やくゐん)だ。200(たれ)遠慮会釈(ゑんりよゑしやく)()るものか。201高姫(たかひめ)杢助(もくすけ)を、202同盟(どうめい)してオツ()()してやらうぢやないか』
203ハル『()(ほど)204そりや、205さうだ。206さア(これ)から一杯(いつぱい)機嫌(きげん)高姫(たかひめ)居間(ゐま)()()み、207一談判(ひとだんぱん)やらうかな』
208一同(いちどう)賛成(さんせい)賛成(さんせい)
209とヒヨロヒヨロし(なが)ら、210(なが)廊下(らうか)(つた)ふてドヤドヤと高姫(たかひめ)部屋(へや)(ころ)()んだ。211高姫(たかひめ)(いま)やフツと()がついて火鉢(ひばち)(もた)れて煙草(たばこ)をくゆらしてゐる(ところ)であつた。212四辺(あたり)()れば杢助(もくすけ)姿(すがた)何処(どこ)()つたか(かげ)(かたち)もない。213高姫(たかひめ)(こころ)(なか)で、
214高姫(たかひめ)『アーア、215(なん)だか怪体(けたい)(やつ)()()たので、216杢助(もくすけ)さまも(わたし)(はづ)かしいと()えて、217(もり)散歩(さんぽ)でもやつて(ござ)るのかな。218(おほ)きな図体(づうたい)をしても()(よわ)(をとこ)だな。219(しか)義理天上(ぎりてんじやう)生宮(いきみや)にはもつて()いだ。220あまり(をとこ)がテキハキすると()()(かみ)(つと)めが仕難(しにく)うて仕方(しかた)がない。221神様(かみさま)もうまく配剤(はいざい)をして(くだ)さるものだ。222あゝ有難(ありがた)有難(ありがた)い、223(この)生宮(いきみや)(なん)だか肩幅(かたはば)(ひろ)くなつた(やう)()がしますわい』
224独言(ひとりごち)つつ笑壺(ゑつぼ)()つてゐる。225五人(ごにん)泥酔者(よひどれ)(ふすま)をガラリと()け、226居間(ゐま)雪崩(なだ)()み、227捻鉢巻(ねぢはちまき)をし(なが)()()えた(しり)()きまくり、
228五人(ごにん)(ほこら)(もり)に、デツカンシヨ
229デカイお(しり)()えよつて
230デツカンシヨ デツカンシヨ
231()()(かみ)とは(なん)(こと)
232(もと)をただせば居候(ゐさふらふ)ぢやないか
233魔法使(まはうつかひ)()まされて
234それを(まこと)(おも)ひつめ
235(よろこ)んでゐる(やう)盲神(めくらがみ)
236デツカンシヨ デツカンシヨ
237サア サア(これ)から()(もら)はう
238俺等(おれたち)五人(ごにん)(ほこら)(もり)
239(かみ)()さしの常置品(じやうちひん)
240(てこ)でも(ぼう)でも(うご)かない
241デツカンシヨ デツカンシヨ
242さアさア杢助(もくすけ)高姫(たかひめ)さま
243(はや)くトツトとお(かへ)りよ
244(まへ)(たの)んで()てくれと
245()つたぢやあろまい、御勝手(ごかつて)
246(いで)たのだから御勝手(ごかつて)
247(かへ)りなさるが(よろ)しかろ
248ア、デツカンシヨ デツカンシヨ
249(とら)()さまや魔我彦(まがひこ)
250ヨルの三人(さんにん)今頃(いまごろ)
251河鹿峠(かじかたうげ)鼻唄(はなうた)
252ア、ウントコドツコイ ドツコイシヨ
253三五教(あななひけう)宣伝歌(せんでんか)
254(うた)ふて(わた)つて(ござ)るだろ
255やがて四五日(しごにち)()つたなら
256八島(やしま)(ぬし)(かみ)さまの
257屹度(きつと)使(つかひ)()えるだろ
258(その)(とき)やアフンと高姫(たかひめ)
259肝玉(きもだま)(つぶ)すに(ちが)ひない
260(おも)へば(おも)へば()(どく)
261これこれもうし(たか)チヤンよ
262(まへ)足許(あしもと)(あか)(うち)
263杢助親爺(もくすけおやぢ)()()いて
264ここをば()つて(くだ)さんせ
265(これ)吾等(われら)のお(ねが)ひだ
266(これ)(ほど)(やさ)しう(たの)むのに
267()()(ぬか)して()()かな
268(おれ)(をとこ)(うで)まかせ
269直接(ちよくせつ)行動(かうどう)()まするぞ
270さアさア(はや)返答(へんたふ)
271()かしてくれよ義理天上(ぎりてんじやう)
272(にせ)()出神(でのかみ)さまよ
273アハヽヽヽ、アハヽヽヽ
274ホンに心地(ここち)のよい(こと)
275高姫(たかひめ)夫婦(ふうふ)()()した
276あとは珍彦(うづひこ)静子(しづこ)さま
277天女(てんによ)のやうな(かへで)さま
278智慧(ちゑ)器量(きりやう)(すぐ)れたる
279イル、イク、サール、ハル、テルの
280五人(ごにん)(をとこ)頑張(ぐわんば)つて
281(ほこら)(もり)神徳(しんとく)
282四方(しはう)八方(はつぱう)(かがや)かし
283大神(おほかみ)さまのお(めぐ)みを
284世界(せかい)のものに(ほどこ)して
285ミロク成就(じやうじゆ)神業(しんげふ)
286立派(りつぱ)(つか)へて()せませう
287アハヽヽヽ、アハヽヽヽ。
288おい、289高姫(たかひめ)290如何(どう)だい。291もういい加減(かげん)(しり)をからげたら()かりさうなものだな。292ヨルがもし(かへ)つたら()けが(あら)はれるのだから、293(その)(まへ)にトツトと()んだ(はう)がお(まへ)()のためだぞ』
294 高姫(たかひめ)()(かど)()煙管(きせる)をグツと(にぎ)り、
295高姫(たかひめ)『こりや、296五人(ごにん)耄碌(まうろく)(ども)297何処(どこ)()つて、298けつかつたのだ。299()出神(でのかみ)義理天上(ぎりてんじやう)(なん)心得(こころえ)てる。300仮令(たとへ)イソの(やかた)八島(やしま)(ぬし)(なん)(まを)さうとも、301彼奴(あいつ)人間(にんげん)だ。302(まこと)生神(いきがみ)()出神(でのかみ)(さま)だぞや。303大国治立之命(おほくにはるたちのみこと)片腕(かたうで)とおなり(あそ)ばす()出神(でのかみ)生宮(いきみや)粗末(そまつ)(まを)すと、304(かみ)堪忍袋(こらへぶくろ)()れるぞや。305そしてイル、306イク、307サール、308(まへ)一旦(いつたん)(ひま)()したのぢやないか。309(ぼん)すぎの(ほとけ)(やう)に、310甲斐性(がひしやう)のない、311(また)312(かへ)つたのか。313一旦(いつたん)(はふ)()した以上(いじやう)()んでくれ()んでくれ、314()出神(でのかみ)一秒時間(いちべうじかん)だつて()かぬと()つたら()きはせぬぞや』
315イク『アハヽヽヽ、316(ぬか)したりな(ぬか)したりな。317こりや高姫(たかひめ)318(この)(はう)誰方(どなた)心得(こころえ)てる。319イルイクサールの(かみ)320(また)()はハルテル(ひこ)(みこと)だぞ。321()つの身魂(みたま)(ひと)つになつて守護(しゆご)(いた)す、322五身魂(いづみたま)(かみ)(なん)心得(こころえ)てる。323グヅグヅ(いた)して()ると()から()出神(でのかみ)としてやらうか。324さアさア(はや)()んで(もら)はう、325(はら)(たま)(きよ)(たま)へ』
326高姫(たかひめ)(なん)とまア、327もとのバラモンのガラクタだけあつて、328(わか)らぬ(をとこ)だこと。329そんなら(しば)らく(はふ)()すのだけは猶予(いうよ)して()げようぞ。330その(かは)徹頭徹尾(てつとうてつび)高姫(たかひめ)()(こと)()くのだよ』
331イク『ヘーン、332うまい(こと)仰有(おつしや)いますわい。333イルイクサールの(かみ)(また)御名(みな)はハルテル彦神(ひこのかみ)さまに(たい)し、334家来扱(けらいあつかひ)をすると()(こと)があるか。335チツと階級(かいきふ)()(こと)(かんが)へて(もら)ひたいものだ』
336高姫(たかひめ)『おい五人(ごにん)役員(やくゐん)さま、337(ちち)()して(かき)(せめ)兄弟(きやうだい)338相親(あひした)しむと()(こと)があるぢやないか。339肝腎(かんじん)玉国別(たまくにわけ)さまが留守(るす)なのだから()出神(でのかみ)()(こと)()いて、340(わたし)(をしへ)(おや)となり、341前等(まへたち)兄弟(きやうだい)となつて(なか)よく御神業(ごしんげふ)奉仕(ほうし)したら如何(どう)だい』
342ハル『ヤー、343高姫(たかひめ)さま、344(まへ)さまの(はう)から、345さう(やはら)かく()りや此方(こちら)文句(もんく)はないのだ。346(その)(かは)りお神酒(みき)のお(さが)りを何程(いくら)(あが)つても、347滅多(めつた)干渉(かんせう)はせぬだらうな』
348高姫(たかひめ)『アヽ仕方(しかた)がない。349(しば)らくはお(まへ)らに(まか)して()かう。350(その)(かは)()出神(でのかみ)仰有(おつしや)(こと)何事(なにごと)()くのだよ』
351 五人(ごにん)一同(いちどう)に、
352『イルイクサールの(かみ)353(また)御名(みな)はハルテル彦命(ひこのみこと)354義理天上贋日(ぎりてんじやうにせひ)出神(でのかみ)(まを)(こと)(たしか)()()みありたぞよ、355アハヽヽヽヽ』
356高姫(たかひめ)『ウフヽヽヽヽ、357エー仕様(しやう)もない』
358大正一二・一・一九 旧一一・一二・三 北村隆光録)
   
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