霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
目 次設 定
設定
テキストのタイプ[?]ルビを表示させたまま文字列を選択してコピー&ペーストすると、ブラウザによってはルビも一緒にコピーされてしまい、ブログ等に引用するのに手間がかかります。そんな時には「コピー用のテキスト」に変更して下さい。ルビも脚注もない、ベタなテキストが表示され、きれいにコピーできます。[×閉じる]

文字サイズ
フォント

ルビの表示



アンカーの表示[?]本文中に挿入している3~4桁の数字がアンカーです。原則として句読点ごとに付けており、標準設定では本文の左端に表示させています。クリックするとその位置から表示されます(URLの#の後ろに付ける場合は数字の頭に「a」を付けて下さい)。長いテキストをスクロールさせながら読んでいると、どこまで読んだのか分からなくなってしまう時がありますが、読んでいる位置を知るための目安にして下さい。目障りな場合は「表示しない」設定にして下さい。[×閉じる]


宣伝歌[?]宣伝歌など七五調の歌は、底本ではたいてい二段組でレイアウトされています。しかしブラウザで読む場合には、二段組だと読みづらいので、標準設定では一段組に変更して(ただし二段目は分かるように一文字下げて)表示しています。お好みよって二段組に変更して下さい。[×閉じる]
脚注[?][※]や[#]で括られている文字は当サイトで独自に付けた脚注です。まだ少ししか付いていませんが、目障りな場合は「表示しない」設定に変えて下さい。ただし[#]は重要な注記なので表示を消すことは出来ません。[×閉じる]


文字の色
背景の色
ルビの色
傍点の色
外字1の色
外字2の色

  

表示がおかしくなったらリロードしたり、クッキーを削除してみて下さい。


マーキングパネル
設定パネルで「全てのアンカーを表示」させてアンカーをクリックして下さい。

【引数の設定例】 &mky=a010-a021a034  アンカー010から021と、034を、イエローでマーキング。

          

第六章 雲隠(くもがくれ)〔一五〇六〕

インフォメーション
著者:出口王仁三郎 巻:霊界物語 第59巻 真善美愛 戌の巻 篇:第2篇 厄気悋々 よみ:やっきりんりん
章:第6章 雲隠 よみ:くもがくれ 通し章番号:1506
口述日:1923(大正12)年04月01日(旧02月16日) 口述場所:皆生温泉 浜屋 筆録者:加藤明子 校正日: 校正場所: 初版発行日:1925(大正14)年7月8日
概要: 舞台: あらすじ[?]このあらすじは東京の望月さん作成です。一覧表が「王仁DB」にあります。[×閉じる] 主な登場人物: 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日:
愛善世界社版: 八幡書店版:第10輯 514頁 修補版: 校定版:87頁 普及版: 初版: ページ備考:
001 アキスは、0011大柄杓(おほびしやく)()(かざ)(なが)群衆(ぐんしう)(なか)前後左右(ぜんごさいう)()(まは)り、002数多(あまた)来客(らいきやく)十二分(じふにぶん)(よろこ)ばせむと所在(あらゆる)(ちから)(つく)し、003(うた)(うた)つて(さけ)()(きよう)()へたり。
004アキス『アヅモス(さん)森林(しんりん)
005(わし)()()(たか)()
006それ(ゆゑ)スマの里人(さとびと)
007(すずめ)百舌鳥(もず)(かほ)()ない
008(こゑ)さへ()いた(こと)はない
009猩々(しやうじやう)さまもいつしかに
010(ひと)つも(のこ)らず()()つて
011(わし)(たか)との()(なか)
012さはさり(なが)今日(けふ)こそは
013百舌鳥(もず)(すずめ)みそさぎ
014千鳥万鳥(せんてうまんてう)やつて()
015チイチイ パーパー、パタパタと
016(さけ)()ふて()(くる)
017こんな目出度(めでた)(こと)あろか
018(みな)さま遠慮(ゑんりよ)()らないで
019(どて)()らして()みなさい
020あれあの(とほ)りバラモンの
021キヨの関所(せきしよ)のキャプテンが
022(いで)なさつて吾々(われわれ)
023一緒(いつしよ)(さけ)()について
024面白(おもしろ)さうに(うた)ひつつ
025(いさ)むで(ござ)()(かる)
026スマの(さと)にて随一(ずいいち)
027富豪(ふうがう)首陀(しゆだ)(きこ)えたる
028バーチルさまのお(やかた)
029官民一致(くわんみんいつち)瑞象(ずゐしやう)
030(あら)はしたるは(むかし)から
031(ためし)()らぬ出来事(できごと)
032三五教(あななひけう)宣伝使(せんでんし)
033玉国別(たまくにわけ)神司(かむつかさ)
034真純(ますみ)(ひこ)伊太彦(いたひこ)
035三千彦(みちひこ)(つかさ)デビス(ひめ)
036(おと)名高(なだか)(ひと)びとが
037これの(やかた)()でまして
038三五教(あななひけう)やバラモンの
039(へだ)てを(まつた)取除(とりのぞ)
040和気(わき)靄々(あいあい)酒宴(さかもり)
041(せき)(つら)なり(たま)ひしは
042四海同胞(しかいどうはう)真相(しんさう)
043(あら)はし(たま)ひし(かみ)(むね)
044皆様(みなさま)(よろこ)びなされませ
045イヅミの(くに)のスマの(さと)
046アヅモス(さん)猩々(しやうじやう)
047(いま)姿(すがた)()えねども
048御魂(みたま)(われ)()(たましひ)
049いつの()にかは(かか)りまし
050老若男女(らうにやくなんによ)(きら)ひなく
051一人(ひとり)(のこ)らず(さけ)()
052下戸(げこ)(やまひ)何処(どこ)へやら
053上戸(じやうご)(ばか)りに()()てて
054()くやら(わら)ふやら(おこ)るやら
055千姿万態(せんしばんたい)八衢(やちまた)
056(その)有様(ありさま)委曲(まつぶさ)
057(あら)はしたるぞ面白(おもしろ)
058()めよ(さわ)げよ(をど)れよ(くる)
059()へよ(うた)へよいつ(まで)
060二十戸前(にじつとまへ)(さけ)(くら)
061(ひと)つも(のこ)らず()()して
062猩々(しやうじやう)(かみ)御奉納(ごほうなふ)
063猩々彦(しやうじやうひこ)猩々姫(しやうじやうひめ)
064親方(おやかた)さまに()つた(わし)
065(さけ)()まねば(つと)まらぬ
066あゝ面白(おもしろ)面白(おもしろ)
067これも(まつた)くバラモンの
068(たふと)(かみ)御恵(おんめぐみ)
069(いは)へよ(いは)へよ(いさ)めよ(いさ)めよ
070バーチルさまの万歳(ばんざい)
071(みな)さまお(こゑ)(そろ)へつつ
072(とな)へて(くだ)さい(たの)みます
073万歳(ばんざい)万歳(ばんざい)万々歳(ばんばんざい)
074(つる)千歳(ちとせ)(はる)()
075(かめ)万歳(ばんざい)(なつ)(うた)
076(はる)(なつ)とは万物(ばんぶつ)
077(しげ)(さか)ゆるシーズンだ
078あゝ惟神(かむながら)々々(かむながら)
079燗酒(かんざけ)なりと(ひや)なりと
080(おも)(おも)ひにドツサリと
081()んで()()(みな)(ひと)
082猩々(しやうじやう)(ひめ)御心(みこころ)
083(なぐさ)めまする方法(はうはふ)
084(さけ)()むより(ほか)()
085あゝ惟神(かむながら)々々(かむながら)
086(かみ)のお神酒(みき)(いただ)きて
087(みな)さまこれから(しつか)りと
088(こころ)(あは)(ちから)をば
089(ひと)つになしてバーチルの
090里庄(りしやう)(きみ)(おや)となし
091スマの(さと)をば(たひら)けく
092いと(やす)らけく(にぎは)しく
093()みて(さか)えていつ(まで)
094天国(てんごく)浄土(じやうど)(きづ)()
095(かみ)(めぐみ)(かうむ)りて
096(ひと)(ひと)たる本分(ほんぶん)
097(つく)さにやならぬスマの(さと)
098(いは)(とき)にはよく(いは)
099(あそ)(とき)にはよく(あそ)
100()んで(くら)ふて(はたら)いて
101面白(おもしろ)可笑(をか)しく(この)()をば
102上下(うへした)(そろ)ふて(くら)しませう
103これが第一(だいいち)神様(かみさま)
104(たい)(まつ)りて孝行(かうかう)
105サアサア()んだサア()んだ
106(をど)れよ(をど)れよ()へよ()
107何程(なにほど)(をど)()ふたとて
108金輪奈落(こんりんならく)地底(ちてい)より
109(きづ)()げたるこの(ゆか)
110滅多(めつた)()ちる(こと)はない
111(つち)(かた)めたこの(には)
112金剛不壊(こんがうふえ)如意宝珠(によいほつしゆ)
113(あん)じも()らぬ(のり)(ふね)
114あゝ惟神(かむながら)々々(かむながら)
115(わたし)はこれで(やす)みます
116(みな)さま(かは)つて(うた)つてお()
117()()(ばか)りが(げい)でない
118こんな(ところ)(かく)(げい)
119天晴(あつぱれ)()して(みな)さまに
120アフンとさして(あご)()
121(へそ)宿換(やどがへ)さすがよい
122天下御免(てんかごめん)のこの酒宴(うたげ)
123行儀(ぎやうぎ)(くそ)()るものか
124(みな)各自(めいめい)無礼講(ぶれいかう)
125これが(まこと)天国(てんごく)だ』
126 チルテルは何時(いつ)()にか十数人(じふすうにん)部下(ぶか)()()(おく)()闖入(ちんにふ)し、127(さけ)()草臥(くたび)れて(ねむ)つて()るデビス(ひめ)を、1271()()たげ、128猿轡(さるぐつわ)をはめ(やかた)裏門(うらもん)よりソツと()()で、129(わが)(やかた)(かへ)(くら)(なか)へソツと()れて()いた。130三千彦(みちひこ)はフト()()まし(かたはら)()れば131デビス(ひめ)姿(すがた)()えなくなつて()る。132(しか)(なが)三千彦(みちひこ)はデビスが便所(べんじよ)へでも()つたのかと、133(あま)()にも(とめ)ず、134(また)(ねむ)つて仕舞(しま)つた。135伊太彦(いたひこ)群衆(ぐんしう)広庭(ひろには)夜露(よつゆ)()びて()いたり(わら)つたり小競合(こぜりあひ)をして()有様(ありさま)(なが)めて(きよう)がりながら、136ブラリブラリと裏門(うらもん)(はう)(まは)つて()く。
137 十数人(じふすうにん)(をとこ)が、138夜目(よめ)(しつか)(わか)らねど、139(をんな)らしきものを(かつ)いでソツと()()すのを(なが)(なが)ら、140(しばら)(うで)()んで(かんが)()んだ。141『あれはもしや、142デビス(ひめ)では()からうかな、143(なん)とはなしによく()()るやうだ。144(しか)(なが)()つかりした(こと)()ふてドンをつかれちや大変(たいへん)だ。145()(かく)もデビス(ひめ)寝室(ねま)調(しら)べて()む』と一人(ひとり)(うなづ)(なが)146(いく)つかの()(くぐ)つていつて()ると147行燈(あんどん)のほの(ぐら)きもとに三千彦(みちひこ)(ただ)一人(ひとり)(ねむ)つて()る。148伊太彦(いたひこ)矢庭(やには)座敷(ざしき)()()り、149三千彦(みちひこ)()(おこ)しながら、
150伊太(いた)『オイオイ三千彦(みちひこ)さま、151デビス(ひめ)さまはどうしたのだ』
152三千(みち)『アー吃驚(びつくり)した。153よく睡入(ねい)つて()(ところ)()(おこ)されて154(たましひ)()(ぞこな)いをする(ところ)だつた。155大変(たいへん)(ゆめ)()()たのだよ』
156伊太(いた)『オイ(ゆめ)どころかい。157デビス(ひめ)さまはどうなつたかと(おも)ふか、158(しつか)りせぬかい』
159三千(みち)(じつ)(いま)デビスが、160バラモンの連中(れんちう)何処(どこ)かへ()れて()かれた(ゆめ)()()たのだ。161ハテ不思議(ふしぎ)(こと)があるものだ。162(ひめ)何処(どこ)()つたのだらうなア』
163伊太(いた)『お(まへ)(ゆめ)はテツキリ正夢(まさゆめ)だ。164(おれ)(ねむ)れぬままに大勢(おほぜい)酒酔(さかよ)ひを見物(けんぶつ)しながら裏門(うらもん)(まは)つて()ると、165十五六人(じふごろくにん)荒男(あらをとこ)一人(ひとり)(をんな)(かつ)いで()げて()きよつたが、166(よる)のことで明瞭(はつき)(わか)らぬので、167()しデビス(ひめ)さまぢやないかと此処(ここ)調(しら)べに()(ところ)だ。168やや、169(これ)()うしては()られない。170(なん)とか工夫(くふう)をせなくてはならない』
171三千(みち)『オイ伊太彦(いたひこ)172(あま)(さわ)がないやうにして()れよ。173(かへつ)(てき)(ひめ)(ころ)されるやうな(こと)があつては(つま)らないから、174()(かく)(わか)(ところ)(まで)(だま)つて()るに(かぎ)るからなア。175(しか)(なが)らお(まへ)はあの(ひめ)(さら)つて()つた(やつ)(たれ)かと(おも)ふ』
176伊太(いた)(おれ)(かんが)へでは177バラモン(ぐん)のチルテルが部下(ぶか)だと(おも)ふよ。178今迄(いままで)一生懸命(いつしやうけんめい)(さけ)(くら)つて()たが、179(にはか)(かげ)()えなくなつたので裏門(うらもん)(まは)つた(ところ)180(をんな)(かつ)いで()げよつたのだから181テツキリあれに(きま)つて()る。182(おれ)応援(おうゑん)してやるから183(いま)からチルテルの(やかた)(しの)()んで様子(やうす)(かんが)へ、184()(かへ)して()ようぢやないか』
185三千(みち)『ヤアそいつは有難(ありがた)い。186御苦労(ごくらう)だがお世話(せわ)にならうかなア。187(しか)玉国別(たまくにわけ)さまには(いま)少時(しばらく)内証(ないしやう)だよ』
188伊太(いた)『ウン承知(しようち)だ。189サア裏門(うらもん)からソツと偵察(ていさつ)()かう』
190寝衣(ねまき)(まま)二人(ふたり)裏門(うらもん)より()()し、191関守(せきもり)(やかた)をさして(すす)()く。
192大正一二・四・一 旧二・一六 於皆生温泉浜屋 加藤明子録)