霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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第一七章 崇詞(あがめごと)〔一五四二〕

インフォメーション
著者:出口王仁三郎 巻:霊界物語 第60巻 真善美愛 亥の巻 篇:第4篇 善言美詞 よみ(新仮名遣い):ぜんげんびし
章:第17章 崇詞 よみ(新仮名遣い):あがめごと 通し章番号:1542
口述日: 口述場所: 筆録者: 校正日: 校正場所: 初版発行日:1925(大正14)年8月12日
概要: 舞台: あらすじ[?]このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「王仁DB」にあります。[×閉じる]
祖霊社朝夕日拝祝詞
祖霊遷座祭
一年祭祭文
五十日間新霊拝詞
家祭祝詞
招魂祓詞
発葬祓詞
五十日間及年祭奥都城祝詞
幽家復祭奏上詞
復祭合祀祝詞
祓戸昇降神詞
祖霊大祭祝詞
祖霊社大祭斎主祝詞
復祭鎮祭祝詞
鎮祭日より年祭の祝詞(年月日不明の霊)
霊社月次祭祝詞
新祭殿月次祭祭文
主な登場人物[?]【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。[×閉じる] 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日: OBC :rm6017
愛善世界社版:236頁 八幡書店版:第10輯 675頁 修補版: 校定版:251頁 普及版: 初版: ページ備考:
001   祖霊社(それいしや)朝夕(あさゆふ)日拝(につぱい)祝詞(のりと)
 
002(これ)祖霊殿(みたまや)(いつ)(まつ)(しづ)まり()三五皇(おほもとすめ)大御神(おほみかみ)宇豆(うづ)大前(おほまへ)003(つつし)(ゐやま)(かしこ)(かしこ)(まを)さく、004言巻(いはまく)(かしこ)けれども、005大神(おほかみ)(たち)(ふか)(たか)御徳(みいづ)(かがぶ)りて、006(つね)()(たま)(めで)(たま)へる青人草(あをひとぐさ)()何某家(なにがしけ)遠祖(とほつみおや)代々祖(よよのおや)(たち))の神霊(みたま)諸々(もろもろ)を、007(これの)祖霊殿(みたまや)(いは)(しづ)めて008惟神(かむながら)なる大道(おほみち)随々(まにまに)恩頼(みたまのふゆ)(さきは)(たま)(こと)を、009(うれし)(かたじけな)(かしこ)みも(たた)(ごと)竟奉(をへまつ)らくと(まを)す。
010言別(ことわけ)(これ)霊舎(みたまや)(いつ)(まつ)()(まつ)諸々(もろもろ)何家(なにけ)遠祖(とほつみおや)代々祖(よよのおや)(たち))の神霊(みたま)御前(みまへ)(まを)さく、011(ひと)皇御祖(すめみおや)(くしび)(たへ)なる造化(むすび)()りて天津(あまつ)御魂(みたま)(たま)はり、012伊邪那岐(いざなぎ)013伊邪那美(いざなみ)二柱(ふたはしら)大神(おほかみ)生成(うみな)(たま)ひて、014天照(あまてらす)大御神(おほみかみ)大御光(おほみひかり)(うち)養育(やしな)はるる(もの)なれば、015顕世(うつしよ)(こころ)律法(おきて)016()(おこなひ)惟神(かむながら)(きよ)(ただ)しく(つと)(はげ)みせば、017天津(あまつ)御国(みくに)(かみ)(みには)(かへ)()して(その)程々(ほどほど)天津(あまつ)(かみ)御愛顧(みいつくしみ)(うけ)て、018(なが)(ひさ)しく(つか)(まつ)るべき神理(ことわり)(たふと)み、019(おも)みつつ、020(そな)(まつ)幣帛(みてくら)を(毎日(ひごと)御饌(みけ)を)(たひ)らけく(やす)らけく聞食(きこしめし)て、021(これ)(をしへ)御廷(みには)(をろが)(つかへ)(まつ)諸人(もろひと)()は、022(けし)(こころ)(あし)(おこな)()く、023(やま)しき(こと)なく、024(わづら)はしき(こと)なく、025(いへ)(なりはひ)(ゆる)(こと)なく(おこた)(こと)なく、026弥栄(いやさか)(さかえ)しめ(たま)ひ、027()(まも)()(まも)りに(まも)(さちは)(たま)へと、028(かしこ)(かしこ)みも(まを)す。
 
029   祖霊(それい)遷座祭(せんざさい)
 
030何々家(なになにのいへ)遠津祖(とほつみおや)031世々(よよ)(おや)(たち)御霊(みたま)御前(みまへ)(つつし)(ゐやま)ひも(まを)さく、032(これ)御宮(みあらか)(はらひ)(きよ)めて、033今日(けふ)より(うつ)(まつ)()(まつ)(こと)を、034(たひ)らけく(やす)らけく聞食(きこしめし)相諾(あひうづな)(たま)ひて、035(いや)益々(ますます)家門(いへかど)(たか)子孫(うみのこ)八十続(やそつづき)をも(まもり)(さきは)(たま)へと、036種々(くさぐさ)神饌物(ためつもの)(ささ)(まつ)りて、037(かしこ)(かしこ)みも(まを)す。
 
038   一年祭(いちねんさい)祭文(さいぶん)
 
039(これ)霊殿(みたまや)(いは)(まつ)()(まつ)る、040○○(のみこと)(もとの)○○毘古(びこ)神霊(みたま)御前(みまへ)(まを)さく。041(なが)(みこと)現世(うつしよ)身退(みまかり)(まし)つるは、042昨年(こぞ)(この)(つき)今日(けふ)(はや)くも一年(ひととせ)(めぐ)れる御祭(みまつり)()(なり)ぬ。043(かれ)(つね)(わす)るる()なく、044(した)ひつつ花紅葉(はなもみぢ)美麗(うるはし)(いろ)()ては(むかし)(おも)ひ、045百鳥(ももどり)(さへづ)(こゑ)(きき)ては(その)()()ひ、046種々(くさぐさ)(こひ)しみ(しの)(まつ)りて、047(これ)(いへ)守神(まもりがみ)(もち)(いつき)048御前(みまへ)には()となく(ひる)となく(つかへ)(まつる)(なか)にも、049今日(けふ)親族(うから)家族(やから)諸人(もろひと)()050弥集(いやつど)へに(つど)へて(ひろ)(あつ)祭祀(みまつり)(をさ)(まつ)るが(ゆゑ)に、051礼代(いやしろ)幣帛(みてくら)種々(くさぐさ)神饌物(みけつもの)052百取(ももとり)(つくゑ)横山(よこやま)(ごと)(そな)(まつ)りて、053称言(たたへごと)竟奉(をへまつ)らくを、054(たひら)けく、0541(やす)らけく聞食(きこしめし)て、055(いや)遠永(とほなが)世々(よよ)(おや)(たち)御心(みこころ)(むつ)御力(みちから)(あは)(たま)ひて、056子孫(うみのこ)(とほ)()(まも)り、057(いへ)(しづめ)()御徳(みいづ)(あら)はし(たま)ひ、058家門(いへかど)(たか)立栄(たちさかえ)しめ(たま)059家族(うから)親族(やから)(にぎ)(むつ)び、060浦安(うらやす)(うたた)(たぬ)しく(あら)しめ(たま)へと(かしこ)(かしこ)みも(まを)す。
061辞別(ことわけ)何々(なになに)(いへ)遠津(とほつ)御祖(みおや)062世々(よよ)(おや)(たち)御前(みまへ)(まを)さく、063今日(けふ)はしも○○毘古(びこ)神霊(みたま)一年(ひととせ)御祭(みまつり)(つかへ)(まつ)るとして、064(そな)(まつ)美味物(うましもの)相甞(あひなめ)聞食(きこしめし)相諾(あひうづな)(たま)へと、065(かしこ)(かしこ)みも(まを)す。
 
066   五十(ごじふ)日間(にちかん)新霊(あらみたま)拝詞(はいし)
 
067○○(のみこと)068(もとの)○○の神霊(みたま)や、069(なが)(みこと)御為(みため)には、070()(こと)(はか)()さむと真心(まごころ)(つく)して大神(おほかみ)乞祈(こひのみ)(まつ)り、071()(こと)()(たま)ひ、072(あやまち)あらむには(なだ)(たま)ひて(その)(ところ)()しめ(たま)ひ、073(その)(たのしみ)(きは)めしめ(たま)へと祈白(のみまを)(こと)聞食(きこしめし)て、074只管(ひたすら)大神(おほかみ)憑頼(たのみ)()して。075(まど)はず多由多(たゆた)はず平穏(おだひ)(しづ)まり(たま)へと(まを)す。
 
076   家祭(かさい)祝詞(のりと)
 
077(かしこ)きや、078○○(のみこと)御前(みまへ)(まを)さく、079(なが)(みこと)百年(ももとせ)千年(ちとせ)(よはひ)(かさ)ねて、080()長人(ながひと)()()(まさ)(こと)をし、081家族(うから)(さら)なり、082諸人(もろひと)(つね)多能母志美(たのもしみ)(おも)ひつつ在経(ありへ)(ほど)に、083現身(うつそみ)(ひと)(ならひ)と((やまひ)には得堪(えたへ)(たまは)ずて)(うつ)()(さかり)084幽冥(かくりよ)(かく)()天津(あまつ)御国(みくに)(のぼ)()しぬれば085惟神(かむながら)御掟(みおきて)任々(まにまに)事議(ことはか)りて、086神葬(かむはふり)(わざ)(はや)功竟(ことをへ)ぬれば、087(みづ)殿(みあらか)内外(うちと)(きよ)らかに(はら)(きよ)めて種々(くさぐさ)(もの)(そな)(まつ)りて、088御祭(みまつり)(つかへ)(まつ)(さま)(たひら)けく(やす)らけく聞食(きこしめし)て、089大神(おほかみ)(ひろ)(あつ)御恵(みめぐみ)(かげ)(かくろ)ひ、090浦安(うらやす)く、091浦楽(うらたの)しく()して、092子孫(うみのこ)八十続(やそつづ)(とほ)()(これ)(いへ)守護神(まもりがみ)(しずま)()して、093時々(ときどき)(まつり)(わざ)をも、094(たゆ)(こと)なく、095(おこた)(こと)なく、096(つかへ)(まつ)らむ(こと)相諾(あひうづな)(たま)へと、097(かしこ)(かしこ)みも(まを)す。
 
098   招魂(せうこん)祓詞(はらひのことば)
 
099掛巻(かけまく)(かしこ)祓戸(はらひど)四柱(よはしら)大神(おほかみ)(たち)大前(おほまへ)(つつし)(ゐやま)ひて(まを)さく。100(この)(さと)(すめ)る、101何某(なにがし)102(この)(つき)()顕世(うつしよ)()りぬるに()りて、103(そが)霊魂(みたま)(ため)三五皇(おほもとすめ)大神(おほかみ)104辞別(ことわけ)産土(うぶすな)大神(おほかみ)乞祈(こひのみ)(まつ)霊代(みたましろ)(つくり)(そな)へて、105(とほ)(なが)(これの)(いへ)(しづ)(いは)(まつ)らむとす。106(かれ)(そな)(まつ)神饌物(みけつもの)(さら)なり107祭員(まつりつかさ)(また)家族(うから)親族(やから)諸人(もろひと)()(あやまち)(をかし)けむ(つみ)(けがれ)()らむには(はら)(たま)(きよ)(たま)ひて、108清々(すがすが)しく成幸(なしさきは)(たま)へと、109(かしこ)(かしこ)みも(まを)す。
 
110   発葬(はつさう)祓詞(はらひのことば)
 
111掛巻(かけまく)(かしこ)祓戸(はらひど)四柱(よはしら)大神(おほかみ)(たち)宇都(うづ)大前(おほまへ)112祓主(はらひぬし)113何某(なにがし)114(かしこ)(かしこ)みも(まを)さく、115(いに)し○()顕世(うつしよ)神避(かむさ)()しつる何某(なにがし)葬儀(みはふり)(まつり)(つかへ)(まつ)るとして(そな)(まつ)神饌物(みけつもの)(さら)なり、116(つかへ)(まつ)祭員(まつりつかさ)(また)家族(うから)親族(やから)参来(まゐき)(つど)へる諸人(もろひと)()(あやまち)(をか)しけむ(つみ)(けがれ)()らむをば、117(はらひ)(たま)ひ、118(きよ)(たま)ひて行道(ゆくみち)をも枉神(まがかみ)枉事(まがこと)なく、119清々(すがすが)しく発葬(みはふり)(のり)(つかへ)(まつ)らしめ(たま)へと、120(かしこ)(かしこ)みも(まを)す。
 
121   五十(ごじふ)日間(にちかん)(および)年祭(ねんさい)奥都城(おくつき)祝詞(のりと)
 
122○○(のみこと)(もとの)○○毘古(びこ)())の奥都城(みはか)御前(みまへ)(まを)さく、123今日(けふ)はしも○(とせ)())の御祭(みまつり)(つか)(まつ)るべき()(めぐ)()ぬれば、124家族(うから)親族(やから)諸人(もろひと)打集(うちつど)ひて、125種々(くさぐさ)美味物(うましもの)(そな)(をろが)(まつ)(さま)(たひら)けく(やす)らけく聞食(きこしめ)して126子孫(うみのこ)遠永(とほなが)(いへ)をも()をも(まも)(さきは)(たま)へと(かしこ)(かしこ)みも(まを)す。
 
127   幽家(かくりや)復祭(ふくさい)奏上詞(そうじやうのことば)
 
128掛巻(かけまく)(かしこ)三五皇(おほもとすめ)大神(おほかみ)大前(おほまへ)(つつし)(ゐやま)ひも(まを)さく。129何某(なにがし)(みたま)())の(みたま)御祭(みまつり)(つかへ)(まつ)るべき神胤(みすゑ)()きが(ゆゑ)に、130今回(こたび)惟神(かむながら)御教(みをしへ)()()(あらた)(いは)ひて、131幽家(かくりや)(しづ)め、132大神(おほかみ)知食(しろしめ)幽冥(かくりよ)神事(みわざ)(つかへ)(まつ)らしめむとして、133今日(けふ)生日(いくひ)足日(たるひ)良辰(よきとき)御祭(みまつり)(つか)(まつ)らむとす。134(かれ)神酒(みき)御饌(みけ)135海川(うみかは)山野(やまぬ)種々(くさぐさ)(もの)(そな)(まつ)りて乞祈(こひのみ)(まを)(こと)(さま)を、136(たひら)けく(やす)らけく聞食(きこしめし)相諾(あひうづな)(たま)ひて、137(いや)遠永(とほなが)(ひろ)(あつ)恩頼(みたまのふゆ)(かがぶ)らしめ(たま)へと138(かしこ)(かしこ)みも(たた)(ごと)()(まつ)らくと(まを)す。
 
139   復祭(ふくさい)合祀(がふし)祝詞(のりと)
 
140(これ)日茂呂木(ひもろぎ)(いは)(まつ)()(まつ)る、141何某(なにがし)(みたま)御前(みまへ)(つつし)(ゐやま)ひも(まを)さく。142(なが)(みこと)(たち)(さき)御祭(みまつり)()()(たま)ひしに()りて、143今日(けふ)吉日(よきひ)吉辰(よきとき)に、144何々家(なになにのいへの)代々(よよ)(おや)(たち)(しづま)()霊祠(みたまや)合祀(あはせ)御祭(みまつり)(つかへ)(まつ)らむとして、145御前(みまへ)には神酒(みき)146御饌(みけ)147種々(くさぐさ)(もの)取添(とりそ)へて(つかへ)(まつ)らくを148御心(みこころ)(おだひ)聞食(きこしめ)せと(まを)す。149(そもそも)現世(うつしよ)(ひと)()ける(ほど)()ふも(さら)なり、150(まか)れる(のち)霊魂(みたま)(もは)(すめ)大神(おほかみ)(ひろ)(あつ)御心(みこころ)(いつくし)(たま)ひ、1501(めぐ)(たま)ひて、151(かみ)(つら)()らしめ(たま)ひ、152(よろこ)(たの)しみをも()しめ(たま)(こと)を、1521丁寧(たし)(うかが)(さと)りて、153(いま)(かく)(ごと)(なが)(みこと)(たち)御霊(みたま)御為(みため)に、154大神(おほかみ)御寵愛(みいつくしみ)乞祈(こひのみ)(まつ)りて、155惟神(かむながら)大神(おほみ)国風(くにぶり)(あらた)(いは)(まつ)らくを、156(なが)(みこと)(たち)御心(みこころ)にも(うれ)しみ(よろこ)(たひら)かに(やすら)かに聞食(きこしめ)(たま)ひて、157今日(けふ)より以後(のち)只管(ひたすら)大神(おほかみ)(つか)(まつ)りて、158(たか)御位(みくらゐ)(すす)み、159弥広(いやひろ)(いや)益々(ますます)広所(ひろど)得給(えたま)ひ、160何々家(なになにのいへの)代々(よよ)(おや)(たち)御力(みちから)(あは)せ、161御心(みこころ)(むつ)(たま)ひて春秋(はるあき)遠永(とほなが)に、162子孫(うみのこ)八十連(やそつづき)参出(まゐで)(さもら)ひて、163御祭(みまつり)(うるは)しく(つかへ)(まつ)らしめ(たま)へと、164乞祈(こひのみ)(まつ)らくを聞食(きこしめ)して、165御心(みこころ)平穏(おだひ)(しづ)まり(たま)へと(かしこ)(かしこ)(まを)す。
 
166   祓戸(はらひど)昇降(しやうかう)神詞(しんし)
 
167掛巻(かけまく)(あや)(かしこ)
168 瀬織津(せおりつ)比売之(ひめの)大神(おほかみ)
169 (はや)秋津(あきつ)比売之(ひめの)大神(おほかみ)
170 伊吹戸主(いぶきどぬし)()大神(おほかみ)
171 (はや)佐須良(さすら)比売之(ひめの)大神(おほかみ)
172(すべ)祓戸(はらひど)四柱(よはしら)大神(おほかみ)(たち)
173(これ)日茂呂木(ひもろぎ)降居(おりゐ)()()せ。
 
174(これ)日茂呂木(ひもろぎ)()(まつ)()(まつ)掛巻(かけまく)(あや)(かしこ)
175 瀬織津(せおりつ)比売之(ひめの)大神(おほかみ)
176 (はや)秋津(あきつ)比売之(ひめの)大神(おほかみ)
177 伊吹戸主(いぶきどぬし)()大神(おほかみ)
178 (はや)佐須良(さすら)比売之(ひめの)大神(おほかみ)
179(すべ)祓戸(はらひど)四柱(よはしら)大神(おほかみ)(たち)
180本津(もとつ)御座(みくら)(のぼ)()()せ。
 
181   祖霊(それい)大祭(たいさい)祝詞(のりと)
 
182(かしこ)きや(これ)霊社(みたまや)(しづ)(まつ)(いつ)(まつ)神霊(みたま)(たち)御前(みまへ)()()まはり(つつし)(ゐやま)ひも(まを)さく。183八十日(やそか)()()れども、184今日(けふ)生日(いくひ)足日(たるひ)(えら)(さだ)めて、185(はる)(あき))の大御祭(おほみまつり)(つか)(まつ)るとして、186御前(みまへ)には奥山(おくやま)五百枝(いほえ)真栄木(まさかき)伊伐(いき)()て、187(とき)(はな)をも()()へて、188御饌(みけ)高杯(たかつき)(もり)()らはし、189(もちひ)(かがみ)八十(やそ)平瓮(ひらか)()(かさ)ね、190御酒(みき)(みか)()高知(たかし)(みか)(はら)()(なら)べて、191海川(うみかは)山野(やまぬ)種々(くさぐさ)美味物(うましもの)192御水(みもひ)堅塩(きたし)(いた)(まで)横山(よこやま)(ごと)()()らはして、193家族(うから)親族(やから)諸人(もろひと)をも弥集(いやつど)へに(つど)へて、194斎廷(ゆには)もとどろに(にぎ)()らぎ、195(たなぞこ)もやららに打上(うちあ)げつつ(たた)(ごと)()(まつ)らくを、196(なが)(みこと)(たち)現世(うつしよ)(こと)1961()()へまして197幽冥(かくりよ)(かみ)(つら)()りましつれば、198大神(おほかみ)大御心(おほみこころ)にも(うるは)しみ(たま)()(たま)ひて、199弥高(いやたか)(たか)(くらゐ)(すす)(たま)ひ、200弥広(いやひろ)広所(ひろど)()しめ(たま)ひて、201現身(うつそみ)()()しし(ほど)こそ()かず口惜(くちをし)(おもほ)しし(こと)(あり)けめ、202(いま)はしも(よろづ)(こと)()御心(みこころ)のまにまに、2021()らひ調(ととの)ひて、203心安(うらやす)(うた)(たぬ)しき(こと)となも(おも)(まつ)らくを204()(たま)ひ、2041(うる)はしみ(たま)子孫(うみのこ)()家族(うから)親族(やから)(ことごと)205(なが)(みこと)(たち)(はじ)(たま)(つた)(たま)へる御功業(みいさを)を、206樛木(つがのき)()()弥弘(いやひろ)めに(ひろ)め、207言霊(ことたま)(さや)けく()しし(おや)()(おと)さず、208(つと)(しま)りて()(さま)聞食(きこしめ)し、209(きよ)()をも(たか)(いさを)をも、210(いま)()()ちて(のち)()(つた)へしめ(たま)ひ、211幽冥(かくりよ)()りなむ(のち)霊魂(みたま)をも、212あななひ(たま)ひて、213(なが)(みこと)(たち)(とも)(よろこ)(たのしみ)()べく、214(まも)(さきは)(たま)へと乞祈(こひのみ)(まつ)らくを、215御心(みこころ)和親(なごやか)聞食(きこしめ)して、216子孫(うみのこ)八十続(やそつづ)き、217(いや)遠長(とほなが)毎年(としごと)今日(けふ)御祭(みまつり)218(うるは)しく(つか)(まつ)らしめ(たま)へと、219家族(うから)親族(やから)諸々(もろもろ)氏子(うぢこ)()真心(まごころ)取持(とりも)ちて、220称言(たたへごと)()(まつ)らくと(まを)す。
 
221   祖霊社(それいしや)大祭(たいさい)斎主(さいしゆ)祝詞(のりと)
 
222掛巻(かけまく)(かしこ)三五皇(おほもとすめ)大御神(おほみかみ)宇豆(うづ)大前(おほまへ)223斎主(いはひぬし)(ぼう)(かしこ)(かしこ)みも(まを)さく。
224大神(おほかみ)(たち)奇霊(くしび)玄妙(たへ)なる天津(あまつ)御量(みはか)りを()て、225天地(あめつち)鋊造(つくり)(かた)め、226万物(すべて)造化(うみ)()(たま)ひし(なか)にも、227天下(あめがした)大公民(おほみたから)はしも、228三五皇(おほもとすめ)大御神(おほみかみ)天津(あまつ)御霊(みたま)皇産霊(むすび)産霊(むすび)()(たま)へるまにまに、229諾冊(なぎなみ)二柱(ふたはしら)御祖(みおや)(かみ)()()(たま)ひ、230()大御神(おほみかみ)養育(やしな)(たま)へる(もの)にして、231(もと)より(きよ)(あか)神魂(みたま)(たま)はりて、232()()でたる(こと)(しる)ければ、233惟神(かむながら)(なほ)(ただ)しき(みち)神習(かむなら)(いそし)まむ(ひと)は、234大御神(おほみかみ)(たち)(ひろ)(あつ)仁恩(みいつくしみ)()弥栄(いやさか)えに(さか)()くべく(まも)(たま)はむ(こと)は、235(ただ)斯世(このよ)のみに(かぎ)らず、236(かなら)(のち)()までも(いつくし)(はぐく)(まも)(たま)はむ(こと)を、2361(たふと)(かたじけな)みつつ237八十日(やそか)()()れど、2371今日(けふ)生日(いくひ)足日(たるひ)(いは)(さだ)めて、238毎年(としごと)(ためし)のまにまに、239大御祭(おほみまつり)(つか)(まつ)るとして、240奥山(おくやま)五百枝(いほえ)真栄木(まさかき)木綿(ゆふ)()(しで)て、241御饌(みけ)242御酒(みき)243海川(うみかは)山野(やまぬ)種々(くさぐさ)美味物(うましもの)244御水(みもひ)堅塩(きたし)(いた)るまで、245百取(ももとり)机代(つくゑしろ)()高成(たかな)して(つか)(まつ)らくを、246神慮(みこころ)(なごや)かに聞食(きこしめ)して247(すめ)大神(おほかみ)統治(しろしめ)大八洲(おほやしまの)(くに)堅磐(かきは)常磐(ときは)(うご)(こと)なく(ゆる)(こと)なく248()()御祭政治(みまつりごと)(はる)(はな)(きよ)(うるは)しく、249(あき)果実(このみ)宇麻良(うまら)(やす)らかに(おこな)はしめ(たま)ひ、250()(うへ)成出(なりい)でむ(あめ)益人(ますひと)251(いや)益々(ますます)繁殖(うまはりき)(なほ)(ただ)しき大和心(やまとごころ)真心(まごころ)を、252(ひと)(ごころ)(をさ)めさせ(たま)ひ、253(これ)神殿(みあらか)(いは)(しづ)(まつ)遠津(とほつ)御祖(みおや)神霊(かみ)(たち)254(また)世々(よよ)(おや)(たち)諸々(もろもろ)御魂(みたま)(たち)は、255弥広(いやひろ)広所(ひろど)()しめ(たま)ひ、256(たか)(くらゐ)(すす)ましめ(たま)ひ、257参来(まゐき)(つど)へる子孫(うみのこ)弥次々(いやつぎつぎ)258男女(をのこをみな)(わかち)なく、259(おい)(わかき)(こころ)(ただ)しく()(すこや)かに、260(いのち)(なが)君臣(きみおみ)261師弟(をしへみをやみこ)262父子(おやこ)263夫婦(めをと)(みち)(はじ)めて、264(ひと)(おこな)ふべき(なりはひ)(のこ)(くま)なく(はげ)(つと)めて、265生涯(いのちのかぎり)(かみ)(をしへ)(たが)(こと)なく、266()(ひと)をも(たす)(みちび)き、267(おの)(おの)(まか)らむ(のち)は、268高天原(たかあまはら)復命(かへりごと)(まを)さむまにまに、269(その)(おこなひ)分々(ほどほど)に、270(なが)()幸福(さきはひ)(さづ)(たま)はむ縁由(ゆえよし)をも、271()(あか)さしめ(たま)ひ、272(ふと)雄々(をを)しき功績(いさを)()てしめ(たま)ひ、273顕世(うつしよ)幽冥(かくりよ)も、274(いや)遠永(とほなが)(まも)(めぐ)(さきは)(たま)へと275(おの)(おの)玉串(たまぐし)()(ささ)げ、276乞祈(こひのみ)(まつ)(さま)聞食(きこしめ)せと(かしこ)(かしこ)みも(まを)す。
 
277   復祭(ふくさい)鎮祭(ちんさい)祝詞(のりと)
 
278(これ)日茂呂木(ひもろぎ)(いは)(しづ)むる何某家(なにがしのいへの)遠津(とほつ)御祖(みおや)世々(よよ)(おや)(たち)神霊(みたま)御前(みまへ)に、279神裔(みすゑ)何某(なにがし)(かは)りて、280何某(なにがし)(つつし)みて(まを)さく、281(すめ)大神(おほかみ)御手風(みてぶり)万古(よろづいにしへ)(かへ)(たま)へる(いみ)じき御典(みのり)のまにまに282(いま)此月(このつき)何日(なにひ)朝日(あさひ)豊阪登(とよさかのぼ)りを(夕日(ゆふひ)降知(くだち)を)(夜昼(よるひる)を)吉時(よきとき)(これ)神祠(みあらか)に、283(なが)(みこと)(たち)神霊(みたま)安置(ませ)(まつ)(いは)(まつ)り、284(これ)小床(をどこ)(しづ)(まつ)りて真榊木(まさかき)()しはやし、285木綿(ゆふ)()()でて、286礼代(ゐやしろ)幣帛(みてくら)(たてまつ)豊御饌(とよみけ)大御饌(おほみけ)287(うま)御酒(みき)大御酒(おほみき)を、288高杯(たかつき)平甕(ひらか)()(なら)べて、289(うみ)(もの)290()(もの)291(やま)(もの)292種々(くさぐさ)果実(このみ)取添(とりそ)へて(つか)(まつ)らくを、293御心(みこころ)(おだひ)聞食(きこしめ)(たま)ひて、294家族(うから)親族(やから)邪悪(よこさ)(みち)(まど)(こと)なく、295諸々(もろもろ)(あやま)(こと)なく、296(はら)(たま)ひて、297(きよ)(あか)(なほ)(ただ)しき真心(まごころ)に、298(さそ)(みちび)(たま)ひ、299(いへ)(なりはひ)をも(いや)(すす)めに(すす)(たま)ひ、300子孫(うみのこ)八十連(やそつづき)五十橿(いかし)八桑枝(やくはえ)(ごと)立栄(たちさか)えしめ(たま)ひて301(いのち)(なが)御祭(みまつり)(うるは)しく(つかへ)(まつ)らしめ(たま)へと、3012乞祈(こひのみ)(まを)(こと)をも、302(たひら)かに(やす)らかに聞召(きこしめ)して303()(まも)()(まも)りに(まも)り、304堅磐(かきは)常磐(ときは)(めぐ)(さきは)(たま)へと(かしこ)(かしこ)みも(まを)す。
 
305   鎮祭日(ちんさいび)より年祭(ねんさい)祝詞(のりと)年月日(ねんぐわつぴ)不明(ふめい)(れい)
 
306(これ)日茂呂木(ひもろぎ)(いは)(まつ)(うつ)(まつ)何某(なにがし)(みこと)(たち))の御前(みまへ)307斎主(いはひぬし)何某(なにがし)(つつし)(うやま)ひも(まを)さく、308(なが)(みこと)(たち))の御祭日(みまつりび)(つまびら)かならねば、309惟神(かむながら)皇国風(みくにぶり)(あらた)(まつ)りし()を、310吉日(よきひ)良辰(よきとき)(いは)(さだ)めて、311()神霊(みたま)(たち))を(なぐさ)(つか)(まつ)らむとして、312種々(くさぐさ)御饌物(みけつもの)(そな)(まつ)りて、313乞祈(こひのみ)(まつ)(さま)相諾(あひうづな)(たま)ひて、314皇神(すめかみ)(たち)()(たま)()さし(たま)はむ程々(ほどほど)御位(みくらゐ)(すす)(たま)ひて、315枉津(まがつ)(かみ)(むれ)()(たま)はず、316()何々家(なになにのいへ)代々(よよ)(さかえ)此上(こよ)なき(さち)(うら)(やす)く、317(うら)(たの)しく、318時々(ときどき)御祭(みまつり)を、3181御心(みこころ)(のどか)()聞食(きこしめ)(たま)へと(かしこ)(かしこ)みも(まを)す。
 
319   霊社(れいしや)月次祭(つきなみさい)祝詞(のりと)
 
320掛巻(かけまく)(かしこ)三五皇(おほもとすめ)大御神(おほみかみ)宇豆(うづ)大前(おほまへ)斎主(いはひぬし)何某(なにがし)(かしこ)(かしこ)みも(まを)さく、321八十日(やそか)()()れども、322今日(けふ)生日(いくひ)足日(たるひ)良辰(よきとき)(えら)(さだ)めて、323毎月(つきごと)(ためし)のまにまに月次(つきなみ)御祭典(みまつり)執行(とりおこな)(つか)(まつ)らむとして324御前(みまへ)には(もちひ)(かがみ)()(かさ)ね、325大海原(おほうなばら)()むものは(はた)広物(ひろもの)326(はた)狭物(さもの)327奥津(おきつ)藻菜(もは)328辺津(へつ)藻菜(もは)329野山(のやま)()ふる(もの)甘菜(あまな)辛菜(からな)330(また)種々(くさぐさ)果実(このみ)331御水(みもひ)堅塩(きたし)(いた)るまで横山(よこやま)(ごと)()高成(たかな)して、332平素(つね)大神(おほかみ)(たち)(ひろ)(あつ)威徳(みいづ)(あふ)(まつ)り、3321(たふと)(かたじ)けなみつつ()()るを(かしこ)(まつ)りて、333言巻(いはまく)(かしこ)けれど天皇(すめら)(みこと)大寿命(おほみいのち)手長(たなが)大寿命(おほみいのち)湯津(ゆつ)石村(いはむら)(ごと)く、334堅磐(かきは)常磐(ときは)(いか)御代(みよ)足御代(たらしみよ)()(さきは)(たま)ひて、335遠津(とほつ)御祖(みおや)336世々(よよ)(おや)(たち)337親族(うから)諸々(もろもろ)神霊(みたま)(たち)御栄(みさかえ)乞祈(こひのみ)(まを)(さま)聞食(きこしめ)して、338三五(おほもと)御教(みのり)天地(あめつち)(とも)(かは)りなく、339月日(つきひ)(とも)(うご)(かたぶ)(こと)なく、340朝日(あさひ)豊栄(とよさか)(のぼ)りに()(さか)えしめ(たま)ひ、341三五(おほもとの)信徒(まめひと)(たち)本末(もとすゑ)内外(うちと)(あやま)たず、342大神(おほかみ)(たち)(ふか)(たか)慈愛(めぐみ)(あやま)(こと)なく、343(たが)(こと)なく(ひろ)(みちび)かしめ(たま)ひ、344恩頼(みたまのふゆ)(かがぶ)らしめ(たま)へと、345乞祈(こひのみ)(まを)(こと)聞食(きこしめ)し、346相諾(あひうづな)(たま)へと(かしこ)(かしこ)みも(まを)す。
347辞別(ことわ)けて遠津(とほつ)御祖(みおや)348世々(よよ)(おや)(たち)349親族(うから)家族(やから)諸々(もろもろ)神霊(みたま)(たち)御前(みまへ)(まを)さく、350今日(けふ)はしも月次(つきなみ)御祭(みまつり)(つか)(まつ)り、351御饌物(みけつもの)(そな)(まつ)りて、352日毎(ひごと)恩頼(みたまのふゆ)(かがぶ)りつつ、353不意(ゆくり)なくも(あやま)(をか)しけむ種々(くさぐさ)(つみ)(けがれ)()らむをば、354見直(みなほ)()(なほ)()して、355(おや)()(けが)さず、356子孫(うみのこ)(いや)次々(つぎつぎ)357山松(やままつ)(いや)高々(たかだか)立栄(たちさか)えしめ(たま)ひ、358()(まも)()(まも)りに(まも)(さきは)(たま)へと、359五十橿(いかし)(ほこ)(なか)取持(とりも)ちて(かしこ)(かしこ)みも(まを)す。
 
360   新祭殿(しんさいでん)月次祭(つきなみさい)祭文(さいぶん)
 
361(これ)神殿(みあらか)(いつ)(まつ)()(まつ)る、362掛巻(かけまく)(かしこ)三五皇(おほもとすめ)大御神(おほみかみ)御前(みまへ)(かしこ)(かしこ)みも(まを)さく、363月毎(つきごと)(ためし)のまにまに今日(けふ)生日(いくひ)足日(たるひ)に、364御祭(みまつり)(つか)(まつ)るとして、365(たてまつ)幣帛(みてくら)御饌(みけ)高杯(たかつき)盛足(もりた)らはし、366御酒(みき)(みか)()高知(たかし)(みか)(はら)()(なら)べて、367大海原(おほうなばら)()める(もの)(はた)広物(ひろもの)(はた)狭物(さもの)368山野(やまぬ)(おふ)(もの)甘菜(あまな)辛菜(からな)種々(くさぐさ)果実(このみ)369奥津(おきつ)藻菜(もは)370辺津(へつ)藻菜(もは)371御水(みもひ)堅塩(きたし)(いた)(まで)372百取(ももとり)(つくゑ)横山(よこやま)(ごと)置足(おきた)らはして称言(たたへごと)()(まつ)らくを、373(たひら)けく(やす)らけく聞食(きこしめ)して、374(これ)霊殿(みたまや)(しづま)ります家々(いへいへ)(みたま)(たち)をば、375(いや)(ますます)御霊(みたま)(さきは)(たま)ひて、3751弥高(いやたか)(たか)(くらゐ)(すす)ましめ(たま)376弥広(いやひろ)広所(ひろど)()しめ(たま)ひ、377参出(まゐで)()親族(うから)家族(やから)(いへ)をも()をも(まもり)(さきは)(たま)ひ、378子孫(うみのこ)八十続(やそつづき)(いた)(まで)五十橿(いかし)八桑枝(やくはえ)(ごと)茂久栄(むくさか)立栄(たちさか)えしめ(たま)ひ、379(わす)るる(こと)なく、380(おつ)(こと)なく、381御祭(みまつり)(つか)(まつ)らしめ(たま)へと(まを)(こと)聞食(きこしめ)相諾(あひうづな)(たま)へと382鵜自物(うじもの)頸根(うなね)突抜(つきぬ)きて383(かしこ)(かしこ)みも(まを)す。
384辞別(ことわ)けて(これ)霊殿(みたまや)(しづ)まり()諸々(もろもろ)(いへ)御霊(みたま)(たち)御前(みまへ)(まを)さく。385今日(けふ)はしも月次(つきなみ)御祭(みまつり)(つか)(まつ)るとして、386御前(みまへ)をも持斎(もちいつ)種々(くさぐさ)多米津(ためつ)(もの)(そな)(まつ)らくを、3861相甞(あひなめ)聞食(きこしめ)して、387大神(おほかみ)(たち)(ひろ)(あつ)大御恵(おほみめぐみ)(かがぶ)(たま)ひて、388弥広(いやひろ)広所(ひろど)()しめ(たま)ひ、389永遠(とこしへ)(やす)(おだひ)(しづ)まり()して、390春秋(はるあき)(よろこ)(たの)しみをも(きは)(たま)ひて、391(たゆ)(こと)()御祭(みまつり)(つか)(まつ)らしめ(たま)へと(まを)す。

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10/22【霊界物語ネット】王仁文庫 第六篇 たまの礎(裏の神諭)』をテキスト化しました。
5/8【霊界物語ネット】霊界物語ネットに出口王仁三郎の第六歌集『霧の海』を掲載しました。
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