霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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第二四章 三五(おほもと)神諭(しんゆ)その五〔一五四九〕

インフォメーション
著者:出口王仁三郎 巻:霊界物語 第60巻 真善美愛 亥の巻 篇:第5篇 金言玉辞 よみ(新仮名遣い):きんげんぎょくじ
章:第24章 三五神諭(その五) よみ(新仮名遣い):おおもとしんゆ 通し章番号:1549
口述日:1923(大正12)年04月27日(旧03月12日) 口述場所:竜宮館 筆録者:北村隆光 校正日: 校正場所: 初版発行日:1925(大正14)年8月12日
概要: 舞台: あらすじ[?]このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「王仁DB」にあります。[×閉じる]
大正四年旧十一月二十六日
大国常立尊が上中下の霊魂に目鼻をつけて皆を喜ぶように致すのは根本のこの世を想像するよりも何ほど気骨が折れることである。悪神の頭を露わにしてとことん往生をさせ、次に中の守護神を改信させ、下の守護神も続いて改信させなければ神世にはならない。
これだけ気を付けて知らせているのに改信ができない悪魔に成りきっている霊魂の宿った肉体は、可哀そうながら天地に定まった規則通りの成敗に致す。これからは悪神の守護神の好きなこと、悪いことができないように天地から埒を附けるから、もう一度気を付けておく。
天の大神様がいよいよ諸国の神に命令を降しなされたら、艮金神国常立尊が総大将となって、雨、風、岩、荒、地震の神たち八百万の眷属を使うといったんは激しいから、なるべく鎮まりて世界の守護をさせる。
もう神からはこの上人民に知らせる事は無いから、大峠が出てきてから改信するから赦してくれと言っても赦すことはできない。
今の上に立っている守護神は科学ほど結構なものは無いとして、悪で末代建てて行こうというとんでもない目的であったが、もう悪の霊や学の世の終わりとなった。
大正四年旧十二月二日
二度目の天の岩戸開きは戦争と天災で済むように思って人民は大きな取違をしているが、戦争と天災で人の心が直るのならまだいいけれども、今度の天の岩戸開きはそんなたやすいことではない。
昔から立て替えはあったが、臭いものに蓋をしたような事ばかりがしてあったので、もうこの先は曇りが懸らないように万古末代、世を持っていかなければならないから、なかなか骨が折れることである。
悪い霊魂を絶滅してしまうならたやすいが、悪の霊魂を善へ立て替えて、この世一切の事のやり方を替えて、神法をかえて、新しい世の純粋の元の水晶魂にしてしまうのであるから、今の人民が思っていることとは天地の大違いであることを毎度筆先で気を附けてある。
綾部の大本は世界の鏡が出るところである。世界が良くなるほど、この大本は良くなる。もう悪に霊が利かない時節がめくってきて、悪神が往生する世になってきた。この神国には深い経綸が世の元から致してあって、九分九厘まで来た。
神の国には外の御霊には判らない経綸がしてあるから、人も善し、吾も善し、上下揃っていかなければ世は永久に続かない。国の取り合いをする見苦しい生来では駄目である。
善の道は苦労が長いが、善の方には世の元から行がさしてあるから、この先は悪のし放題に行無に出て来た守護神が辛くなる。善の守護神は数は少ないが、どんな行もさせてあるから何ほど激しきことの中でも、気楽に神界の御用ができる。
神の本には肝心の時に間に合う守護神がこしらえてあって、世界の止めを刺すのである。
天地の御恩も知らずに利己主義で昇り詰めてきた悪の守護神に改信のさせかけが出来ないので、何事も遅くなると総損害になるから、気を附ける。
判った御魂の宿っている肉体であれば、どんな神徳でも授ける。この神徳を受ける御魂に使われていたら、一荷に持てないほど神徳を渡すから、そのもらった神徳に光を出してくれる人民でないと、持ち切りにしては天地へ申しわけが立たない。
大正五年九十一月八日
あまりこの世に大きな運否があるから、世界中枡掛け引いて、天と地との先祖の誠で万古末代善一つの道で世を治めて、いさかいのないように致す。
天は至仁至愛真神(みろくさま)の神の王なり、地の世界は根本の国常立尊の守護で、神国の万古末代動かぬ神の道である。吾よしのやり方ではこの世はいつまでも立たない。この世界は一つの神で治めない事には、人民では治まらないのである。
天地の先祖の神々を粗略にし東北に押し込めておいて、悪の血筋と何も知らない眷属の悪魔を使ってとんでもない経綸をしているが、世の本からの天地をこしらえた、そのままで肉体の続いている煮ても焼いても引き裂いてもビクともしない生神が、天からと地からと両鏡で、世界の事を帳面に附けてあるように判っているから、世界の人民は一人なりと一日も早く大本へ参って神の御用を致し、世界中を神国に致す差し添えになってくだされよ。
岩戸開きの真っ最中になってくると、知識でも学でも金銀を何ほど積んでも、誠の神力でないと大峠を越すことはできない。今度は神がこの世にあるかないかを分けて見せてやる。悪に覆っている身魂でも、善に立ち返らなければ神の造った陸地の上には居れないようになる。
改信というのは何事に由らず、人間心を捨ててしまって知識や学を便りにせず、神の申すことを一つも疑わずに生まれ赤子のようになって神の教えを守る事である。
これだけはびこった悪の世を治めて善一つの神世に致すのであるから、この変わり目に辛い身魂が多人数ある。早い改信は結構なれど、遅い改信は苦しみが永いばかりで何も間に合わない。
経綸通りが世界から出てきたら物事が早くなるから身魂を磨いていないとならない。大本の辛い行を勇んでいたす人民なら、神が何ほども神力を授けるから、取違をせずに慢心の出ないよう、心得ていてくだされ。
主な登場人物[?]【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。[×閉じる] 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日: OBC :rm6024
愛善世界社版:321頁 八幡書店版:第10輯 708頁 修補版: 校定版:336頁 普及版: 初版: ページ備考:
001大正四年旧十一月二十六日
 
002 大国常立(おほくにとこたちの)(みこと)三千(さんぜん)世界(せかい)の、003(じやう)(ちう)()三段(さんだん)()けてある霊魂(みたま)を、004それぞれに目鼻(めはな)()けて、005(みな)(よろこ)ぶやうに(いた)すのは、006根本(こつぽん)(この)()創造(こしら)へるよりも(なに)(ほど)気骨(きぼね)()れる(こと)ぢや、007人民(じんみん)では(わか)らん(こと)であるぞよ。008初発(はじめ)(あく)霊魂(みたま)(あく)(こと)なら()んな(こと)でも出来(でき)るから、009(ここ)まで世界中(せかいぢう)(あく)(から)みて(しま)ふて、010(ぜん)()(みち)(とほ)らぬやうに(いた)して()悪神(あくがみ)の、0101(かしら)(あら)はして、011トコトン往生(わうじやう)()せて、012(また)(つぎ)(なか)守護神(しゆごじん)改信(かいしん)さして、013()守護神(しゆごじん)(つづ)いて改信(かいしん)させねば神世(かみよ)には()らんぞよ。014()守護神(しゆごじん)一番(いちばん)何彼(なにか)のことが(わか)らんなれど、015改信(かいしん)(いた)さねば、016()うしても改信(かいしん)いたすやうに、017(よろこ)ばして改信(かいしん)させねば、018(しか)(ばか)りでは改信(かいしん)出来(でき)守護神(しゆごじん)()るなり、019(なに)(わか)らん守護神(しゆごじん)如何(どない)にも()らぬドウクヅは020天地(てんち)規則(きそく)(どほ)りに(いた)して、021(らち)()(いた)さねば仕様(しやう)はモウ()いぞよ。022()(さき)何時(いつ)(まで)改信(かいしん)出来(でき)悪魔(あくま)(なが)(かか)りて()りて、023岩戸(いはと)(びら)きの出来(でき)んやうな邪魔(じやま)(いた)した守護神(しゆごじん)は、024()(どく)(いま)出来(しゆつたい)(いた)すぞよ。025(これ)()()()けて()らして()るのに、026改信(かいしん)出来(でき)悪魔(あくま)()()りて()霊魂(たましひ)宿(やど)りた肉体(にくたい)は、027可哀想(かあいさう)でも028天地(てんち)から(さだ)まりた規則(きそく)(どほ)りの成敗(せいばい)(いた)すぞよ。029もう何時(いつ)までも(わか)らんやうな守護神(しゆごじん)(たす)けて()いたら、030世界(せかい)総損害(そうぞこない)()りて、031(ここ)まで(かみ)苦労(くらう)いたした骨折(ほねをり)032(みづ)(あわ)()りて(しま)ふぞよ。033()れでは(なが)らく(かみ)苦労(くらう)いたした甲斐(かひ)()くなりて、034(てん)大神(おほかみ)(さま)申訳(まをしわけ)()たんなり、035(かみ)守護神(しゆごじん)人民(じんみん)(たす)けたいのは、036(むね)一杯(いつぱい)であるから、037もう一度(いちど)()()けて()くから、038何事(なにごと)()()ても(かみ)不足(ふそく)(まを)されまいぞよ。039(これ)からは悪神(あくがみ)守護神(しゆごじん)()きな(こと)も、040(わる)(こと)出来(でき)んやうに、041天地(てんち)から(らち)()けるから、042何処(どこ)(うら)(こと)出来(でき)ず、043自己(われ)(こころ)(うら)める(こと)出来(でき)んやうになるぞよ。044天地(てんち)先祖(せんぞ)(かみ)は、045(ぜん)守護神(しゆごじん)(あく)守護神(しゆごじん)(みな)(よろこ)ばしたいと(おも)ふて、046色々(いろいろ)(なが)らく()()けたなれど、047ドウクヅの蛆虫(うじむし)同様(どうやう)(みぐる)しき聞解(ききわけ)()いものは、048一処(ひととこ)()して(かた)めて(はひ)にして(しま)ふから、049(わる)いものに(なや)められて生命(いのち)()られるやうな肉体(にくたい)は、0491蛆虫(うじむし)同様(どうやう)050悪神(あくがみ)眷族(けんぞく)と、051(ひと)(した)豆狸(まめだぬき)といふやうな052(ろん)にも(くひ)にもかからんものに(もてあそ)びに()うて()るのは、053肝腎(かんじん)(かみ)(つな)()れて()身魂(みたま)であるぞよ。054こんな守護神(しゆごじん)宿(やど)りて()肉体(にくたい)取払(とりはら)ひに()(しま)ふて055(この)世界(せかい)大掃除(おほさうじ)(はじ)めるぞよ。
056 天地(てんち)先祖(せんぞ)苦労(くらう)(わか)らん身魂(みたま)は、057蛆虫(うじむし)同様(どうやう)であるから、058()んな身魂(みたま)()汚穢(けがれ)()るから、059神界(しんかい)経綸(しぐみ)(どほ)りに(いた)して(らち)()岩戸(いはと)(ひら)かな、060(のち)立直(たてなほ)しが中々(なかなか)大望(たいもう)であるから061経綸(しぐみ)(どほ)りにして()せるぞよ。062さう(いた)すと063(かみ)(ぜん)(ひと)つなれど、064(なに)(わか)らん世界(せかい)人民(じんみん)(あく)守護神(しゆごじん)()かされて、065矢張(やつぱ)(うしとらの)金神(こんじん)悪神(あくがみ)でありたと(まを)すぞよ。066細工(さいく)流々(りうりう)仕上(しあげ)肝腎(かんじん)であるぞよ。067天地(てんち)(かみ)御恩(ごおん)(わか)らぬやうな、068畜生(ちくしやう)より(おと)りた、069()()けやうの()いものは、070末代(まつだい)邪魔(じやま)になるから、071天地(てんち)規則(きそく)(どほ)()めるから、072(あく)守護神(しゆごじん)(なか)でも改信(かいしん)出来(でき)たのは、073今度(こんど)岩戸(いはと)(びら)きに焼払(やきはら)ひになる(ところ)(たす)けてやるぞよ。074蛆虫(うじむし)(なか)からでも(たす)かるべき身魂(みたま)()れば075択出(よりだ)して(ぜん)(はう)(まは)して()るぞよ。
076 (てん)大神(おほかみ)(さま)が、077いよいよ諸国(しよこく)(かみ)に、0771命令(めいれい)(くだ)しなされたら、078(うしとらの)金神(こんじん)国常立(くにとこたちの)(みこと)総大将(そうだいしやう)となりて、079(あめ)(かみ)080(かぜ)(かみ)081(いは)(かみ)082(あれ)(かみ)083地震(ぢしん)(かみ)084八百万(やほよろづ)眷属(けんぞく)使(つか)ふと、085一旦(いつたん)(はげ)しいから、086可成(なるべく)(しづ)まりて世界(せかい)守護(しゆご)()せるなれど、087(むかし)生粋(きつすゐ)神国魂(みくにだましひ)活神(いきがみ)守護(しゆご)()りたら、088(この)(なか)()()身魂(みたま)申附(まをしつ)けてある(こと)を、089(みな)(おぼ)えて()るであらうが、090一度(いちど)(まを)した(こと)(その)(やう)(いた)すから、091(かみ)(まを)(こと)一度(いちど)()身魂(みたま)でないと、092充分(じゆうぶん)(こと)()いぞよ。093もう(かみ)からは()(うへ)人民(じんみん)()らせる(こと)()いから、094大峠(おほたうげ)()()てから、095如何様(どない)でも改信(かいしん)をしますで(ゆる)して(くだ)されと何程(なにほど)(まを)しても、096(ゆる)(こと)出来(でき)んぞよ。097是程(これほど)大望(たいもう)(むかし)からの仕組(しぐみ)098(いま)になりて()へる(やう)(こと)(いた)して()りたら、099二度目(にどめ)(あま)岩戸(いはと)(びら)きの(おほ)きな経綸(しぐみ)成就(じやうじゆ)(いた)さんぞよ。100根本(こつぽん)から大洗濯(おほせんだく)(いた)して、101末代(まつだい)世界(せかい)口舌(くぜつ)()いやうに(いた)して、102神界(しんかい)(がい)をする霊魂(みたま)が、103(がく)(この)()暗闇(くらやみ)にして(しま)ふて、104正味(しやうみ)のない(をしへ)やら、105やりかたは、106()大本(おほもと)からの(をしへ)でないから、107途中(とちう)から出来(でき)たものは、108末代(まつだい)()()(かた)には(もち)ゐんぞよ。
109 (いま)(うへ)()ちて()守護神(しゆごじん)110科学(がく)ほど結構(けつこう)なものは()いと(まを)して、111(わた)りて()られん霊魂(みたま)が、1111(かみ)抱込(だきこ)みて、112()寸法(すつぱふ)(いた)して、113(この)(さき)をモ(ひと)(あく)(つよ)くして、114(あく)末代(まつだい)()てて()かうとのエライ目的(もくてき)でありたなれど、115もう(あく)(みたま)(がく)()(をは)りと()りたぞよ。116(もと)神世(かみよ)(もど)りて、117(てん)()との先祖(せんぞ)末代(まつだい)()()たねば、118(ほか)霊魂(みたま)では(この)()(つづ)かん、119口舌(くぜつ)()えると()(こと)()いぞよ。
120 大国常立(おほくにとこたちの)(みこと)121変性(へんじやう)男子(なんし)霊魂(みたま)宿(やど)りて()肉体(にくたい)()りて、122末代(まつだい)()受取(うけと)りて、123()(もと)生粋(きつすゐ)(まこと)生神(いきがみ)ばかりが(おもて)(あら)はれて、124天地(てんち)先祖(せんぞ)()手伝(てつだ)ひで、125(かず)(すくな)いなれど126神力(しんりき)()一柱(ひとかた)生神(いきがみ)()手伝(てつだ)ひが()()しても、127霊魂(みたま)(かみ)何程(なにほど)沢山(たくさん)でも、128(もと)生神(いきがみ)(ちから)には(かな)はんから、129(おな)(やう)(こと)(まを)して細々(こまごま)(いま)(つづ)いて()らして()るなれど、130途中(とちう)出来(でき)(えだ)(かみ)やら、131(わた)りて()()修業(しうげふ)なしの利己主義(われよし)遣方(やりかた)守護神(しゆごじん)では、132肝腎(かんじん)(こと)(わか)りは(いた)さんぞよ。133(まこと)(こと)(わか)大本(おほもと)()()て、134いろはからの勉強(べんきやう)(いた)さねば、135(がく)(かね)()れた(だけ)(ちから)()るなれど、136(てん)から(もら)うた霊魂(みたま)()いた生来(うまれつき)(ちから)でないから、137物質(ぶつしつ)()(あひだ)結構(けつこう)でありたなれど、138もう物質(ぶつしつ)()(をは)りとなりたから、139(いま)(まで)(がく)では二度目(にどめ)(あま)岩戸(いはと)(びら)きには些少(すこし)()()はんぞよ。
 
140
 
141大正四年旧十二月二日
 
142 大国常立(おほくにとこたちの)(みこと)変性(へんじやう)男子(なんし)霊魂(みたま)(あら)はれて、143三千(さんぜん)世界(せかい)三段(さんだん)()けて()御魂(みたま)を、144()()れに立替(たてか)立別(たてわ)けて、145目鼻(めはな)()けて、146()(これ)(らく)ぢやと(まを)すやうに()るのは、147大事業(たいもう)であるぞよ。148二度目(にどめ)(あま)岩戸(いはと)(びらき)は、149戦争(いくさ)天災(てんさい)とで()むやうに(おも)ふて、150(いま)人民(じんみん)はエライ取違(とりちが)ひを(いた)して()るなれど、151戦争(いくさ)天災(てんさい)とで(ひと)(こころ)(なほ)るのなら、152(らち)()出来(でき)るなれど、153今度(こんど)(あま)岩戸(いはと)(びらき)は、154()んな容易(たやす)(こと)でないぞよ。155(むかし)からたてかへは()りたなれど、156(くさ)(もの)(ふた)をした(やう)(こと)ばかりが()()りたので、157根本(こんぽん)からの(うご)きの()れんたてかへは、1571(いた)して()いから、158これ(まで)のやりかたは、159身魂(みたま)(なほ)(わる)くなりて、160総曇(そうぐも)りに()りて()るから、161今度(こんど)一番(いちばん)に、162霊魂界(みたま)岩戸(いはと)(びらき)であるから、163(なに)()けても大望(たいもう)であるぞよ。164是程(これほど)(くも)()りて()る、165三千(さんぜん)世界(せかい)身魂(みたま)水晶(すいしやう)()(いた)して、166モウ()(さき)は、1661(くも)りの(かか)らんやうに、167万古(まんご)末代(まつだい)168()()ちて()かねば()らんから、169中々(なかなか)(ほね)()れる(こと)であるぞよ。
170 天地(てんち)大神(おほかみ)(おも)ひと、171人民(じんみん)(おも)ひとは、172(おほ)きな(ちが)ひであるから、173(なに)()けても、1731今度(こんど)仕組(しぐみ)は、174人民(じんみん)では()()れんぞよ。175人民(じんみん)一人(ひとり)改信(かいしん)させるのにも、176中々(なかなか)(ほね)()れようがな。177今度(こんど)二度目(にどめ)(あま)岩戸(いはと)(びらき)は、178(むかし)(はじ)まりから出来(でき)()る、179霊魂(みたま)立替(たてかへ)立直(たてなほ)しで()るから、180(わる)霊魂(みたま)絶滅(のう)して(しま)ふてするなら、181容易(たやす)出来(でき)るなれど、182(あく)霊魂(みたま)(ぜん)立替(たてか)へて、183(この)()一切(いつさい)(こと)()(かた)()へて、184神法(おきて)をかへて、185(さら)つの()純粋(きつすゐ)(もと)水晶魂(すいしやうだましひ)にして(しま)ふのであるから、186(いま)人民(じんみん)(おも)ふて()(こと)とは、187天地(てんち)大違(おほちが)ひであるから、188毎度(まいど)筆先(ふでさき)()()けてあるぞよ。
189 あやべの大本(おほもと)(なか)には、190世界(せかい)人民(じんみん)(こころ)(とほ)りが、191(みな)()()せてあるぞよ。192世界(せかい)(かがみ)()(ところ)であるから、193世界(せかい)()実地(じつち)正末(しやうまつ)が、194(みな)にさして()せて()るから、195色々(いろいろ)心配(しんぱい)をいたして()るなれど、196()んなかがみも()()せて()るから、197世界(せかい)()くなる(ほど)198この大本(おほもと)()くなるぞよ。199(いま)ではモチツト、200何事(なにごと)(おも)ふやうに()いのであるぞよ。
201世界(せかい)(こと)が、202(みな)大本(おほもと)(うつ)るから、203()れで、204(この)(なか)から行状(おこなひ)()(いた)さんと、205世界(せかい)大本(おほもと)となる、2051(たふと)(とこ)であるから、206何事(なにごと)筆先(ふでさき)(どほ)りに()()かねばならんぞよ。207(これ)までの()のやりかたは、208(かみ)(くに)では(もち)ゐられん、209邪神(あくがみ)極悪(ごくあく)のやり(かた)に、210(かは)りて(しま)ふて()るのを、211盲者(めくら)聾者(つんぼ)のやうな世界(せかい)人民(じんみん)は、212()らず()らずに、213させられて()りたのであるから、214(わか)らんのは(もつと)もの(こと)であるぞよ。215(まこと)(かみ)抱込(だきこ)まれて、216(かみ)精神(せいしん)(くる)ふて()るのであるから、217人民(じんみん)(わる)()るのは当然(あたりまへ)であるぞよ。
218 モ(ひと)()(さき)(あく)(つよ)(いた)して、219この現状(なり)()()てて()くどいらい仕組(しぐみ)をして()るなれど、220モウ(あく)(みたま)()かん時節(じせつ)循環(めぐり)てきて、221悪神(あくがみ)降服(わうじやう)いたす()になりて()たから、222(われ)(くち)から(われ)(たく)みて()りた(こと)を、223全然(さつぱり)白状(はくじやう)いたす()になりたぞよ。
224 世界(せかい)御魂(みたま)が、225九分(くぶ)まで(あく)()りて、226(いま)まで()()(あら)して()守護神(しゆごじん)に、227改信(かいしん)出来(でき)かけが、228()(やう)にも出来(でき)んから、229(かみ)堪忍袋(かんにんぶくろ)()らして、230一作(いつさく)(いた)せば八九分(はちくぶ)霊魂(みたま)(わる)()るし、231改信(かいしん)(いた)さす()が、2311モウ()いし、232是程(これほど)この()大望(たいもう)(こと)は、233(むかし)から()()い、234困難(こんなん)二度目(にどめ)(あま)岩戸(いはと)(びらき)であるのに、235(なに)(わか)らぬ厄雑神(やくざがみ)使(つか)はれて()ると、236(なに)(わか)らんやうになるぞよ。
237 まことの(ぎやう)(いた)さずに、238天地(てんち)先祖(せんぞ)無視(なく)して、239(あく)のやりかたで世界(せかい)(かしら)になりて、240(この)(さき)(あく)をモ(ひと)(つよ)(いた)して、241まぜこぜで()りて()ことの初発(しよつぱつ)目的(もくてき)(どほ)りに242此所(ここ)まではとんとん拍子(びやうし)面白(おもしろ)(ほど)(のぼ)()たなれど、243(この)神国(しんこく)には(ふか)経綸(しぐみ)()(もと)から(いた)して()りて、244九分(くぶ)九厘(くりん)まで()たぞよ。
245 悪神(あくがみ)仕組(しぐみ)も、246九分(くぶ)九厘(くりん)までは()たなれど、247モウ輪止(りんどま)りとなりて、248(さき)()(こと)出来(でき)ず、249(あと)(もど)(こと)出来(でき)んのが、250現今(いま)(こと)であるぞよ。251仕放題(しはうだい)利己主義(われよし)行方(やりかた)で、252末代(まつだい)()(あく)()てて()くことの目的(もくてき)が、253(いま)までは面白(おもしろ)(ほど)のぼれたなれど。
254 (かみ)(くに)には、255チツト(ほか)御魂(みたま)には(わか)らん経綸(しぐみ)()てあるから、256(ひと)(よし)257(われ)(よし)258上下(うへした)(そろ)ふて()かねば、259(くに)()()ひを()るやうな、2591見苦敷(みぐるしい)性来(しやうらい)では、260()永久(ながく)(つづ)かんぞよと(まを)して、261筆先(ふでさき)()して、262()()けてあるぞよ。
263 斯世(このよ)(ぜん)(あく)とが()りて、264何方(どちら)でこの()()つかと()ふことを265末代(まつだい)(つづ)かせねば()らん()であるから、266何事(なにごと)天地(てんち)から()してあるのであるぞよ。267(われ)()()るのなら、268何事(なにごと)(おも)ふたやうに()けんならんのに、269()うしても()けんのが、270(かみ)から(みな)()せられて()証拠(しやうこ)であるぞよ。271(ぜん)(みち)は、2711苦労(くらう)(なが)いなれど、272()(さき)末代(まつだい)()(つづ)かすので273中々(なかなか)(ねん)(ねん)()るぞよ。
274 (ぜん)(ぎやう)(なが)いなれど、275(ぜん)(はう)には、276現界幽界(このよ)何一(なにひと)()らん(こと)()(やう)に、277()(もと)から(ぎやう)()してあるから、278(この)(さき)は、279(あく)仕放題(しはうだい)(ぎやう)()しに()()守護神(しゆごじん)(つら)くなるぞよ。280如何(どん)(こと)()ておくと、281何事(なにごと)(こば)れるなれど、282(ぎやう)()しの守護神(しゆごじん)使(つか)はれて()ると、283()(しま)ひの(はじ)まりの御用(ごよう)(つと)まらんぞよ。
284 (ぜん)(あく)との(かは)()であるから、285(あく)守護神(しゆごじん)はヂリヂリ(もだ)える(やう)になるから、286(いち)(にち)(はや)改信(かいしん)(いた)して、287(ぜん)(みち)(たち)(かへ)らねば、288モウこれからは貧乏(びんばふ)(うご)きも()さんぞよ。289(ぜん)守護神(しゆごじん)(かず)(すくな)いなれど、290()んな(ぎやう)()してあるから、291サア(いま)()(やう)()りて()(をり)には、292何程(なにほど)(はげ)しきことの(なか)でも、293気楽(きらく)神界(しんかい)御用(ごよう)出来(でき)るから、294一厘(いちりん)()手伝(てつだひ)で、295(かみ)(もと)には、296肝腎(かんじん)(とき)()()守護神(しゆごじん)(こしら)へてありて、297世界(せかい)(とど)めを()すのであるぞよ。298(かみ)(くに)(ちひ)さうても、299(おほ)きな(くに)にも(まけ)(いた)さんぞよ。300神国(しんこく)世界(せかい)から()れば、301(ちひ)さい(くに)であれど、302(てん)()との、303神力(しんりき)(つよ)(もと)先祖(せんぞ)(かみ)が、304三千(さんぜん)世界(せかい)天晴(あつぱれ)(あら)はれて、305()加勢(かせい)あるから、306(かず)(すくな)うても、3061正味(しやうみ)御魂(みたま)ばかりで、307()んな(こと)でも(いた)すぞよ。308(なに)(ほど)人数(にんずう)(おほ)くても、309(なん)(やく)にも()たぬ蛆虫(うじむし)(ばか)りで、310()(こと)(ひと)つも()()ずに、311邪魔(じやま)(ばか)りを(いた)すから、312世界(せかい)物事(ものごと)(おそ)くなりて、313世界中(せかいぢう)困難(こんなん)であるが、314()()()守護神(しゆごじん)()(ゆゑ)に、315何時(いつ)までも筆先(ふでさき)()らすのであるぞよ。
316 天地(てんち)御恩(ごおん)()らずに、317利己主義(われよし)(ここ)まで(のぼ)りつめて()(あく)守護神(しゆごじん)に、318改信(かいしん)()せかけが出来(でき)んので、319何事(なにごと)(おそ)くなりて、320総損害(そうぞこなひ)に、3201(うへ)から(した)までの難渋(なんじふ)となるから、321明治(めいぢ)廿五(にじふご)(ねん)から、322(いま)ぢや(はや)ぢやと(まを)して、323引掛戻(ひつかけもど)しに(いた)して、3231気附(きづ)(やう)()らしても、324(もと)からの(おも)ひが大間違(おほまちがひ)()るから、325世界(せかい)岩戸(いはと)(びらき)九分(くぶ)九厘(くりん)()りた(ところ)で、326ジリジリ()(こと)()()いて()るから、327()()けるぞよ。
328 天地(てんち)先祖(せんぞ)の、329(おも)ひの(わか)りて()守護神(しゆごじん)人民(じんみん)は、330(いま)()いぞよ。331(これ)(ほど)(くら)がりの()(なか)へ、332()(もと)正真(しやうまつ)水火神(いきがみ)(そろ)ふて(あら)はれても、333(こは)(ばか)りで、334(こし)()けるものやら、335(あご)(はづ)れて早速(さつそく)(もの)()()はん(やう)守護神(しゆごじん)や、336人民(じんみん)沢山(たくさん)出来(でき)(ばか)りで、337(かみ)()からは()()ひさうに()いぞよ。
338 (わか)りた御魂(みたま)宿(やど)りて()肉体(にくたい)でありたら、339()んな神徳(しんとく)でも(さづ)けるから、340(この)神徳(しんとく)()ける御魂(みたま)使(つか)はれて()りたら、341一荷(いつか)()てん(ほど)342神徳(しんとく)(わた)すから、343(その)(もら)ふた神徳(しんとく)(ひか)りを()して()れる人民(じんみん)()いと、344持切(もちき)りにしては天地(てんち)申訳(まをしわけ)()いぞよ。
 
345
 
346大正五年旧十一月八日
 
347 あまり(この)()(おほ)きな運否(うんぷ)があるから、348口舌(くぜつ)()えんから、349世界中(せかいぢう)桝掛(ますかけ)()いて、350世界(せかい)大本(おほもと)創造(こしらへ)た、351(てん)()との先祖(せんぞ)(まこと)で、352万古(まんご)末代(まつだい)(ぜん)(ひと)つの(みち)()(をさ)めて、353口舌(くぜつ)()(やう)(いた)すぞよ。354(てん)至仁至愛真神(みろくさま)(かみ)(わう)なり、355()世界(せかい)根本(こつぽん)国常立(くにとこたちの)(みこと)守護(しゆご)で、356神国(しんこく)の、357万古(まんご)末代(まつだい)(うご)かぬ(かみ)(みち)(をさ)めるぞよ。358吾好(われよ)しの()(かた)では、359(この)()何時(いつ)までも()たんぞよ。360この世界(せかい)(ひと)つの(かみ)(をさ)めん(こと)には、361人民(じんみん)では(をさ)まりは(いた)さんぞよ。362悪神(あくがみ)仕組(しぐみ)()段々(だんだん)(みだ)れる(ばか)りで、363人民(じんみん)()(まし)に、364難渋(なんじふ)(いた)すものが()える(ばか)りで、365(まこと)(かみ)からは()()けて()()られんから、366(てん)からは()三体(さんたい)大神(おほかみ)(さま)なり、367()国常立(くにとこたちの)(みこと)守護(しゆご)で、368竜宮(りうぐう)(さま)()加勢(てつだひ)で、369(もと)(むかし)(かみ)経綸(しぐみ)(どほ)りの(まつ)()立替(たてかへ)(いた)して、370世界中(せかいぢう)(たす)けるのであるから、371中々(なかなか)(ほね)()れるぞよ。372モウ時節(じせつ)(ちか)よりたぞよ。373用意(ようい)をなされよ。374脚下(あしもと)から(とり)()つぞよ。375天地(てんち)先祖(せんぞ)神々(かみがみ)粗略(そりやく)(いた)して、376(かみ)(この)()()同様(どうやう)にして東北(うしとら)押込(おしこ)めて()いて、377世界(せかい)大将(たいしやう)()りて、378(あく)血統(ちすぢ)眷属(けんぞく)(なに)()らぬ悪魔(あくま)使(つか)ふて379末代(まつだい)()()(やう)(おも)ふて、380エライ経綸(しぐみ)をして()れど、381()(もと)からの天地(てんち)(こし)らへた、382(その)(まま)肉体(にくたい)(つづ)いてある、383()ても()いても引裂(ひきさ)いても、3831ビクともならん生神(いきがみ)が、384(てん)からと()からと両鏡(りやうかがみ)で、385世界(せかい)(こと)帳面(ちやうめん)()()めてある同様(どうやう)に、3851(わか)りて()るから、386モウ神界(かみ)には(うご)かぬ仕組(しぐみ)(いた)してあるから、387世界(せかい)人民(じんみん)一人(ひとり)なりと、388(いち)(にち)(はや)大本(おほもと)(まゐ)りて、389(かみ)御用(ごよう)(いた)して、390世界中(せかいぢう)神国(しんこく)(いた)差添(さしぞ)へに()りて(くだ)されよ。391上下(かみしも)(そろ)ふて神国(しんこく)()世界中(せかいぢう)平均(なら)すぞよ。
392 (いま)世界(せかい)人民(じんみん)は、393現世(このよ)(かみ)()らんものに(いた)して、394(かみ)(した)見降(みくだ)し、395人民(じんみん)よりエライものは()(やう)(おも)ふて()るが396()御座(ござ)れよ、397岩戸(いはと)(びらき)真最中(まつさいちう)()りて()ると、398智慧(ちゑ)でも(がく)でも、399金銀(きんぎん)(なに)(ほど)()みて()りても、400今度(こんど)(かみ)にすがりて、401(まこと)神力(しんりき)でないと大峠(おほたうげ)()せんぞよ。402今度(こんど)(かみ)(この)()()るか()いかを、403()けて()せて()るから、404(あく)(かへ)りて()身魂(みたま)でも(ぜん)()(かへ)らな、405(かみ)(つく)りた陸地(おつち)(うへ)には、4051()れん(やう)になるから、406改信(かいしん)(いた)して身魂(みたま)()(みが)いて()らんと、407何彼(なにか)時節(じせつ)(せま)りて()たから、408万古(まんご)末代(まつだい)取戻(とりもど)しの()らん(こと)出来(しゆつたい)(いた)すから、409(いま)(つづ)いてクドウ()()けるのであるぞよ。410(これ)()けに()()けて()るのに()かずして、411(われ)(わが)()(くる)しめて最後(どんじり)改信(かいしん)(いた)しても412モウ(おそ)いぞよ。413(いや)(くる)しい()(くに)(そこ)(くに)(おと)されるから、414さう()りてから地団太(ぢだんだ)()みてジリジリ(もだ)えても、415そんなら(ゆる)してやると()(こと)出来(でき)んから、416十分(じふぶん)落度(おちど)()いやうに、417(かみ)がいやになりても、418人民(じんみん)(たす)けたい一心(いつしん)であるから、419(なん)()はれても(いま)()()けるぞよ。
420 これからは筆先(ふでさき)(どほ)りが、421世界(せかい)(あら)はれて()るから、422(こころ)(くち)(おこな)ひと(みつ)(そろ)ふた(まこと)でないと、423今度(こんど)(かみ)から()たす荷物(にもつ)(おも)いから、424高天原(たかあまはら)から(もら)ふた()()てん(やう)(こと)では、425余所(よそ)から(ひと)沢山(たくさん)()()だすから、426(その)(とき)(はづ)かしう()いやうに、427腹帯(はらおび)(しつか)()めて()らんと、428肝腎(かんじん)(たから)取外(とりはづ)(こと)出来(でき)るぞよ。429今度(こんど)(この)大本(おほもと)立寄(たちよ)人民(じんみん)に、430(かみ)からの重荷(おもに)()たすから、431各々(めんめ)身魂(みたま)十分(じふぶん)(みが)いて()いて(くだ)されよ。432ドンナ神徳(しんとく)でも(わた)して、433世界(せかい)(かがみ)()(やう)(ちから)()けてやるぞよ。434改信(かいしん)(まを)すのは何事(なにごと)()らず、435人間心(にんげんごころ)()てて(しま)ふて、436知識(ちゑ)(がく)便(たよ)りに(いた)さず、437(かみ)(まを)(こと)(ひと)つも(うたが)はずに(うま)赤子(あかご)(やう)になりて、438(かみ)(をしへ)(まも)(こと)であるぞよ。439霊魂(みたま)(みが)くと(まを)すのは、440(てん)から(さづ)けて(もら)ふた(もと)霊魂(みたま)命令(めいれい)(したが)ふて、441肉体(にくたい)(こころ)()て、442本心(ほんしん)立返(たちかへ)りて、443(かみ)(まを)(こと)何一(なにひと)(そむ)かん(やう)(いた)すのであるぞよ。444(がく)知識(ちゑ)(かね)(ちから)(いた)(うち)は、445(まこと)霊魂(みたま)(みが)けて()らんぞよ。
446 この(あま)岩戸(いはと)(びらき)(いた)すには、447(がく)でも、448悧巧(りかう)でも、449知識(ちゑ)でも、450金銀(きんぎん)でも、451法律(はふりつ)でも、452()かんぞよ。453兵隊(へいたい)(ばか)りの(ちから)でも()かず、454(いま)政治(せいぢ)()(かた)では、455(なほ)()かず、456(いま)(まで)色々(いろいろ)宗教(しうけう)でも(なほ)()かず、457(いま)学校(がくかう)(をしへ)でも()かず、458根本(こんぽん)(あま)岩戸(いはと)(びらき)であるから、459(いま)人民(じんみん)(おも)ふて()(こと)とは、460天地(てんち)相違(さうゐ)であるから、461世界(せかい)人民(じんみん)(まこと)にいたさんから462(かみ)(ほね)()れるのであるぞよ。463天地(てんち)(あひだ)(ただ)一輪(いちりん)()いた(うめ)(はな)経綸(しぐみ)で、464万古(まんご)末代(まつだい)()(つづ)かすのであるから、465人民(じんみん)には(わか)らんのも(もつと)もの(こと)であるぞよ。
466 (ここの)(ばな)()きかけたぞよ。467(ここの)(ばな)十曜(とえう)()りて()(とき)は、468万古(まんご)末代(まつだい)しほれぬ神国(しんこく)(まこと)(はな)であるぞよ。469(こころ)()きもの、470(かみ)()(やく)()てて、471末代(まつだい)(かみ)(まつ)りて(この)()守護神(しゆごじん)といたすぞよ。472(この)()(はじ)まりてから、473(さき)にも(あと)にも末代(まつだい)一度(いちど)より()い、474大謨(たいもう)(あま)岩戸(いはと)(びらき)であるから、475(ひと)つなりとも(かみ)御用(ごよう)(つと)めたら、476(つと)(どく)であるぞよ。477それも(その)(ひと)(こころ)次第(しだい)であるぞよ。478(かみ)無理(むり)引張(ひつぱ)りは(いた)さんぞよ。
479 (これ)だけ(はびこ)りた(あく)()(をさ)めて、480(ぜん)(ひと)つの神世(かみよ)(いた)すのであるから、481()(かは)()(つら)身魂(みたま)多人数(たつぴつ)あるから482改信(かいしん)々々(かいしん)一点(いつてん)()りに(まを)して、483()らしたのであるぞよ。484(はや)改信(かいしん)結構(けつこう)なれど、485(おそ)改信(かいしん)(くる)しみが(なが)(ばか)りで、486(なん)にも()()はん(こと)になるぞよ。487(うしとらの)金神(こんじん)仕組(しぐみ)(いた)して、488国常立(くにとこたちの)(みこと)(あら)はれて、489(ぜん)(ひと)つの(みち)立替(たてかへ)るのであるから、490経綸(しぐみ)(どほ)りが世界(せかい)から()()だすと、491物事(ものごと)(はや)くなるから、492身魂(みたま)(みが)いて()らんと、493結構(けつこう)(こと)()()ても、494(にしき)(はた)模様(もやう)が、495(わか)らんやうな(こと)では()らんぞよ。496(いま)(まで)苦労(くらう)いたした(こと)が、497(みづ)(あわ)になりてはつまらんから、498大本(おほもと)(つら)(ぎやう)(いさ)んでいたす人民(じんみん)でありたら、499(かみ)(なに)(ほど)でも神力(しんりき)(さづ)けるから、500ドウゾ取違(とりちが)ひをせぬやう501慢心(まんしん)()(やう)心得(こころえ)()りて(くだ)されよ。502世界(せかい)(かみ)503(ぶつ)504()505人民(じんみん)(ため)に、506(かみ)(なが)らく苦労(くらう)(いた)して()るぞよ。
507大正一二・四・二七 旧三・一二 於竜宮館 北村隆光再録)

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