霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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第二二章 帰国(きこく)鬼哭(きこく)〔一八二八〕

インフォメーション
著者:出口王仁三郎 巻:霊界物語 第64巻下 山河草木 卯の巻下 篇:第4篇 清風一過 よみ:せいふういっか
章:第22章 帰国と鬼哭 よみ:きこくときこく 通し章番号:1828
口述日:1925(大正14)年08月21日(旧07月2日) 口述場所:丹後由良 秋田別荘 筆録者:加藤明子 校正日: 校正場所: 初版発行日:1925(大正14)年11月7日
概要: 舞台: あらすじ[?]このあらすじは東京の望月さん作成です。一覧表が「王仁DB」にあります。[×閉じる] 主な登場人物: 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日:
愛善世界社版:284頁 八幡書店版:第11輯 602頁 修補版: 校定版:289頁 普及版:63頁 初版: ページ備考:
001 ブラバーサはスバツフオードの厚意(こうい)により、002アメリカンコロニーを根拠(こんきよ)として、003マリヤと(とも)三五教(あななひけう)大宣伝(だいせんでん)をなし、004(その)()遠近(ゑんきん)(とどろ)かし、005数多(あまた)信者(しんじや)(あつ)めて()た。006(しか)るに()出島(でじま)における救世主(きうせいしゆ)名声(めいせい)は、007地球上(ちきうじやう)(くま)なく()(わた)り、008旭日昇天(きよくじつしようてん)(いきほひ)で、009エルサレムに()各国人(かくこくじん)は、010(いづ)れも(きそ)ふてブラバーサの(はなし)()かむと、011このコロニーへ日一日(ひいちにち)数多(かずおほ)(あつ)まつて()た。012スバツフオードも非常(ひじやう)()()になり、013アメリカンコロニーを三五教(あななひけう)出張所(しゆつちやうじよ)となし、014(みづか)陣頭(ぢんとう)()つて遠近(をちこち)布教(ふけう)()かけて()た。015(これ)(はん)してお(とら)(ばば)アの日夜(にちや)活躍(くわつやく)寸効(すんかう)なく、016一人(ひとり)信者(しんじや)出来(でき)ず、017(ただ)(いたづら)狂人婆(きちがひばば)アの評判(ひやうばん)()つたのみ、018市民(しみん)(わら)ひを()つたのみが収穫(しうくわく)であつた。019(くは)ふるに守宮別(やもりわけ)020(とら)021(はな)との三角(さんかく)関係(くわんけい)(たた)つて、022(つひ)には(その)(すぢ)(みみ)()退去(たいきよ)命令(めいれい)()くる(こと)になり、023三日(みつか)(のち)には聖地(せいち)(あと)本国(ほんごく)(かへ)(こと)になつたので、024ブラバーサは(にはか)()をいらち、025あんな狂人(きちがひ)(くに)(かへ)らうものなら、026どんな(うはさ)()くかも()れない。027自分(じぶん)()むを()ずマリヤと関係(くわんけい)した欠点(けつてん)もある。028()つておけば自分(じぶん)信用(しんよう)(まで)メチャメチャにせらるるは()()るよりも(あきら)かだ。029これやかうしては()られない。030一度(いちど)聖師(せいし)にも()つて()たいし、031(また)妻子(さいし)にも安心(あんしん)させ()いから、032彼等(かれら)(さき)だち(いそ)いで帰国(きこく)仕度(した)いものだと、033スバツフオードに相談(さうだん)して()た。034スバツフオードは一々(いちいち)(うな)づいて、
035成程(なるほど)一度(いちど)(かへ)りになつた(はう)がよいかも()れませぬな。036肝腎(かんじん)根拠地(こんきよち)蹂躙(じうりん)せらるる(おそ)れが()りますから。037(しか)しマリヤさまをどうなされますか』
038『ハイ、039マリヤさまには夜前(やぜん)(とく)事情(じじやう)()()けました(ところ)040(こころよ)承知(しようち)して(くだ)さいました。041(さすが)信仰(しんかう)生活(せいくわつ)()きて()らるる(だけ)あつて、042(かは)つた(かた)ですわい。043これこの(とほ)(わたし)()めに離縁状(りえんじやう)()いて(くだ)さつたから安心(あんしん)(ねが)ひます』
044一寸(ちよつと)拝読(はいどく)さして(いただ)いても宜敷(よろし)(ござ)いますか』
045『ハイ、046宜敷(よろし)(ござ)います。047マリヤさまの誠意(せいい)がお(わか)りになつて、048(たがひ)便宜(べんぎ)(ござ)いませうから』
049 スバツフオード聖師(せいし)(おもむろ)()(はじ)めた、
 
050一、051私事(わたくしこと)052神様(かみさま)御縁(ごえん)()りまして、053(こころ)にもなき御無礼(ごぶれい)(いた)し、054今日(こんにち)(まで)貴方様(あなたさま)第二(だいに)夫人(ふじん)として(つか)へて(まゐ)りましたが、055(しか)しこれも貴方様(あなたさま)悪魔(あくま)憑依(ひようい)しない(やう)056神様(かみさま)からの御命令(ごめいれい)遵奉(じゆんぼう)して()たものです。057最早(もはや)御帰国(ごきこく)(さい)しましては、058(わたし)使命(しめい)もいよいよ(はた)されたと(かんが)へますから、059後日(ごじつ)証拠(しようこ)として(この)(しよ)()いて貴方(あなた)にお(わた)(いた)しておきます。060本国(ほんごく)へお(かへ)りになり、061(とら)さまや、062守宮別(やもりわけ)さまや、063魔我彦(まがひこ)さまやお(はな)さまなどが(わたし)貴方(あなた)関係(くわんけい)について、064いろいろと(わる)吹聴(ふいちやう)せらるるかも()れませぬ。065万一(まんいち)左様(さやう)場合(ばあひ)(ござ)いましたら、066この書面(しよめん)聖師様(せいしさま)にお()せなさいませ、067貴方(あなた)(わたし)との(あひだ)(なん)雲霧(くもきり)もなく、068清浄潔白(せいじやうけつぱく)間柄(あひだがら)(ござ)います。069(たがひ)(あい)(あい)され抱擁(はうよう)キッスなどは(いた)しましたが、070(いま)肉交(にくかう)(おこな)つた(こと)(ござ)いませぬ。071これは大神様(おほかみさま)がよく御存(ごぞん)じですから、072(べつ)弁解(べんかい)する必要(ひつえう)もなからうかと(ぞん)じます。
073   (ねん) (ぐわつ) ()
074アメリカンコロニーのマリヤより
075 (こひ)しき(こひ)しきブラバーサ(さま)
 
076『なる(ほど)立派(りつぱ)御両人(ごりやうにん)のお(こころざ)し、077ヤ、078(わたし)もこれ(ほど)潔白(けつぱく)間柄(あひだがら)とは(ぞん)じて()りませ(なん)だ。079矢張(やはり)(わたし)(こころ)(きた)なかつたのでせう、080ハヽヽヽ。081サアサアこれからマリヤさまに()(もら)つて、082(わたし)三人(さんにん)送別会(そうべつくわい)(ひら)きませう。083さうして、084コロニーの信者(しんじや)へもお神酒(みき)一杯(いつぱい)披露(ひろう)(ため)()()(こと)(いた)しませう』
085(なが)らく御厄介(ごやくかい)(あづ)かりまして(なに)から(なに)(まで)御親切(ごしんせつ)有難(ありがた)(ござ)います。086(いづ)(また)(ちか)(うち)(のぼ)つて(まゐ)ります。087(その)(とき)()出島(でじま)再臨(さいりん)のキリストの(あら)はれたまふ(とき)かと(ぞん)じます。088どこ(まで)幾久(いくひさ)しく御厚情(ごこうじやう)(ねが)ひませう。089随分(ずいぶん)壮健(まめ)御神業(ごしんげふ)奉仕(ほうし)して(くだ)さいませ』
090三五教(あななひけう)信者(しんじや)はマリヤさまが担任(たんにん)(いた)しますから、091御安心(ごあんしん)(くだ)さいませ』
092『ハイ、093有難(ありがた)(ござ)います』
094挨拶(あいさつ)して()(ところ)へマリヤは衣紋(えもん)(つくろ)ひ、095()(きた)り、096(うやうや)しく両手(りやうて)をつき、
097聖師様(せいしさま)(あさ)からぬ御神縁(ごしんえん)によりまして、098いたらぬ(わたくし)099(なが)らくお世話(せわ)(あづ)かりました。100貴方(あなた)御帰国(ごきこく)(あそ)ばしましても、101御教(みをしへ)御趣旨(ごしゆし)(わたくし)(かは)つて飽迄(あくまで)宣伝(せんでん)(いた)します。102(また)信者(しんじや)(たい)しても、103貴方(あなた)から(をしへ)はつた教理(けうり)懇々(こんこん)()(さと)し、104神政(しんせい)成就(じやうじゆ)()(つく)しますから、105どうぞ御心配(ごしんぱい)なくお(かへ)(くだ)さいませ』
106『ヤ、107(じつ)(なが)らく()不知(しらず)土地(とち)(まゐ)りまして、108世話(せわ)(あづ)かりました。109(いづ)(また)出直(でなほ)して(まゐ)りますから、110どうぞお身体(からだ)大切(たいせつ)御用(ごよう)(つと)めて()(くだ)さいませ。111明後日(みやうごにち)のトルコ(まる)でお(とら)さま一行(いつかう)帰国(きこく)されるさうですから、112(わたし)一足先(ひとあしさき)今晩(こんばん)汽船(きせん)アラビヤ(まる)()つて(かへ)らうと(ぞん)じます。113どうか御一同様(ごいちどうさま)(よろ)しくお(つた)(くだ)さいませ。114(ついで)にマリヤさまにお(ねが)ひしておきたいので(ござ)いますが、115駅前(えきまへ)有明家(ありあけや)綾子(あやこ)()芸者(げいしや)は、116一旦(いつたん)守宮別(やもりわけ)(めう)関係(くわんけい)(むす)ばれたと()(こと)(ござ)います。117守宮別(やもりわけ)帰国(きこく)(こと)となれば、118(さぞ)悲観(ひくわん)(ふち)(しづ)み、119(をんな)(ちひ)さい(こころ)から、120無分別(むふんべつ)(こと)をするかも()れませぬ。121万一(まんいち)そんな(こと)があつては、122()出島(でじま)から(まゐ)りました、123吾々(われわれ)宣伝使(せんでんし)責任(せきにん)()みませぬから、124何卒(どうぞ)貴女(あなた)から一度(いちど)訪問(はうもん)して(なぐさ)めて()げて(くだ)さい。125きつとあの(かた)貴女(あなた)のお弟子(でし)になるだらうと(おも)ひます』
126『ハイ、127(かしこ)まりました。128御心配(ごしんぱい)(くだ)さいますな』
129『どうやら出帆(しゆつぱん)時刻(じこく)(まで)に、130一時間(いちじかん)より(ござ)いませぬから、131(いま)自動車(じどうしや)(やと)ふておきました。132どうか(はや)()つて(くだ)さい、133(わたし)船場(ふなば)(まで)(おく)りますから』
134 『ハイ、135有難(ありがた)う』とブラバーサは自分(じぶん)(ふる)着物(きもの)手道具(てだうぐ)(その)()日用品(にちようひん)を、136コロニーの人々(ひとびと)分与(ぶんよ)すべく(たの)みおき、137三人(さんにん)自動車(じどうしや)()つて渡船場(とせんば)へと(いそ)()く。138あゝ惟神(かむながら)(たま)幸倍(ちはへ)坐世(ませ)
139大正一四・八・二一 旧七・二 於由良海岸秋田別荘 加藤明子録)
140(昭和九・五・二七 王仁訂正)
141(昭和一〇・三・一〇 於台湾草山別院 王仁校正)