霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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第一五章 (くに)()みの(たび)〔一八四六〕

インフォメーション
著者:出口王仁三郎 巻:霊界物語 第73巻 天祥地瑞 子の巻 篇:第2篇 高照神風 よみ(新仮名遣い):たかてるしんぷう
章:第15章 国生みの旅 よみ(新仮名遣い):くにうみのたび 通し章番号:1846
口述日:1933(昭和8)年10月12日(旧08月23日) 口述場所:水明閣 筆録者:加藤明子 校正日: 校正場所: 初版発行日:1933(昭和8)年11月22日
概要: 舞台: あらすじ[?]このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「王仁DB」にあります。[×閉じる]
水火自然の働きとは
火は水の力によってこそ、高く燃え立ち上がり、熱と光を出すことがきる。
また、水は火の力によって、横に流れ、低いほうへ移動する。
火の力がなくなれば、水も高く上って直立不動となってしまい、力がなくなってしまうのだ。
だから、霧、雲、雨となって国土を潤す水の霊能も、火の力があってこそ可能なのである。
天之道立の神=火を本性として現われた厳の御霊、紫微の宮に永遠に鎮まり、経の教えを述べ伝う。
太元顕津男の神=水気の徳が、あらゆるものに染み渡り、万有を潤す。そうやって徳を顕す、という御神名。ゆえに、高地秀の宮に鎮まって、四方の神々・国土を潤す職掌にあたる。
いずれも、水火の働きに則ってそれぞれに、その役割がある。
したがって、太元顕津男の神に八柱の比女神を仕えさせ、国生みの神業を与えたのも、天地経綸の基礎なのである。
諸神の無理解に、太元顕津男の神は天之道立の神に相談に行くが、かえって紫微宮の神々は、太元顕津男の神の行動を裁く。
太元顕津男の神は高地秀の宮に帰り、ひとり月夜を歩いて、白梅の花が香る栄城(さかき)の山に横たわった。
顕津男の神は、栄城山の山頂に上って、日月両神を拝し、天津祝詞を奏上して、神業の完成を祈った。
その言霊はたちまち天地に感動し、紫微天界の諸神はたちまち集い、つつしみかしこみ、顕津男の神の祝詞に聞き入った。
天の峯火夫の神が主の言霊の神水火(みいき)をうけて現われ、紫微天界をはじめとして、四層の天界を造った。
天之道立の神に霊界をゆだね、顕津男の神を東の高地秀山に下らせ、宮を建てて仕えさせた。
そこへ、主の大神より、あらゆる国を治める国魂神を生むようにと、八十柱の比女神を下した。
諸々の神たちよ、どうか、主の神の神言を受けた私の言葉を聞き流さず、私の神業を助けてください。
天津真言の言魂をもって、心の丈を告げる次第です。
諸神たちはただただひれ伏して、合掌するのみであった。主の神の言霊が四方に響き渡り、微妙の音楽鳴り渡り、迦陵頻伽(かりょうびんが=人頭・鳥身の極楽の鳥)は白梅の枝に集まり来て美しい声を放ち、鳳凰は上空をゆうゆうと翔けまわった。
大御母の神は、多数の神々と共に数百頭の麒麟を率いて現われ、顕津男の神の門出を祝した。
顕津男の神は、麒麟にまたがって山路を下り、他の神々たちはあるいは麒麟、あるいは鳳凰に乗って従った。
大太陽の光はますます強くなり、大太陰は慈しみの光を放って清涼の気を送り、炎熱調和して、
主な登場人物[?]【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。[×閉じる] 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日: OBC :rm7315
愛善世界社版: 八幡書店版:第13輯 68頁 修補版: 校定版:137頁 普及版: 初版: ページ備考:
派生[?]この文献を底本として書かれたと思われる文献です。[×閉じる]出口王仁三郎全集 > 第一巻 皇道編 > 第八篇 瑞祥 > 第五章 国生みの旅
001 ()(みづ)(ちから)によりて(たか)()()(あが)(その)(ねつ)(ひかり)(はな)ち、002(みづ)(また)()(ちから)によりて(よこ)(なが)(ひく)きにつく、003(これ)水火(すゐくわ)自然(しぜん)活用(はたらき)()ふ。004()(みづ)(ちから)なき(とき)(よこ)(なが)れて()(あた)はず、005(みづ)(また)()(ちから)なき(とき)(たか)(のぼ)りて直立(ちよくりつ)不動(ふどう)となりて、006(その)(よう)をなさず。007(きり)となり、008(くも)となり、009(あめ)となりて、010四方(よも)国土(こくど)湿(うるほ)すも(みな)(みづ)霊能(れいのう)なり。011()本性(ほんせい)として(あらは)(たま)(いづ)御霊(みたま)天之(あめの)道立(みちたつ)(かみ)(まを)すも()原理(げんり)より()づるなり。012(つぎ)太元(おほもと)顕津男(あきつを)(かみ)(たた)ふるも、013水気(すゐき)(とく)あらゆる万有(ばんいう)浸潤(しんじゆん)して(その)(とく)(あらは)すの()なり。014(ゆゑ)天之(あめの)道立(みちたつ)(かみ)紫微(しび)宮居(みやゐ)永久(とこしへ)(しづ)まりて(たて)(をしへ)()(たま)ひ、015太元(おほもと)顕津男(あきつを)(かみ)高地秀(たかちほ)(みや)(しづ)まりまして、016四方(よも)神々(かみがみ)(はじ)めあらゆる国土(こくど)湿(うる)ほし(たま)()職掌(しよくしやう)なりける。017(ゆゑ)()大神(おほかみ)太元(おほもと)顕津男(あきつを)(かみ)(たい)し、018国生(くにう)神生(かみう)みの神業(みわざ)()さし(たま)ひて、019八十柱(やそはしら)比女神(ひめがみ)御樋代(みひしろ)として顕津男(あきつを)(かみ)(くだ)(たま)ひ、020(こと)才色(さいしよく)(すぐ)れたる八柱(やはしら)(かみ)()りて御側(みそば)(ちか)(つか)へしめ(たま)ひしは、021天界(てんかい)経綸(けいりん)基礎(きそ)とこそ()られけり。
022 (ここ)顕津男(あきつを)(かみ)天理(てんり)(くら)百神(ももがみ)(たち)(ささや)きに()()(たま)ひて、023(たふと)神業(みわざ)躊躇(ちうちよ)(たま)ひけるが、024()(かみ)大神宣(おほみこと)(もだ)(がた)く、025紫微(しび)宮居(みやゐ)()(まう)で、026天之(あめの)道立(みちたつ)(かみ)(わが)もてる職掌(しよくしやう)𪫧怜(うまら)委曲(つばら)()(たま)ひしかども、027(もと)より()本性(ほんせい)()たす(かみ)なれば、028顕津男(あきつを)(かみ)神言(みことば)(うべな)(たま)はず、029紫微(しび)宮居(みやゐ)百神(ももがみ)(たち)言葉(ことば)(きは)めて顕津男(あきつを)(かみ)行動(かうどう)(さば)きまつりければ、030(ここ)御神(みかみ)(ふか)(こころ)(さだ)めつつ、031高地秀(たかちほ)(みや)(かへ)らせ(たま)ひ、032一柱(ひとはしら)侍神(じしん)(ともな)はず、033(つき)()夜半(よは)(ひと)りとぼとぼ立出(たちい)でまし(たま)へば、034白梅(しらうめ)(かをり)ゆかしく()(にほ)栄城山(さかきのやま)(よこた)はる。035(ここ)顕津男(あきつを)(かみ)はほつと御息(みいき)をつかせ(たま)ひ、036栄城山(さかきのやま)(いただき)(のぼ)りて、037日月(じつげつ)両神(りやうしん)(はい)天津(あまつ)祝詞(のりと)奏上(そうじやう)し、038(わが)神業(みわざ)完成(くわんせい)せむ(こと)𪫧怜(うまら)委曲(つばら)(いの)(たま)ひける。
039 顕津男(あきつを)(かみ)尾上(をのへ)(しげ)常磐木(ときはぎ)(まつ)()こじにこじ、040白梅(しらうめ)(かを)小枝(こえだ)手折(たを)らせ(たま)ひて(まつ)(こずゑ)にしばりまし、041右手(めて)手握(たにぎ)左手(ゆんで)(たなごころ)に、042夜光(やくわう)(たま)(しづか)(やはら)かに(ささ)()たし、043松梅(まつうめ)(みてくら)左右左(さいうさ)打振(うちふ)打振(うちふ)御声(みこゑ)(さはや)かに(いの)(たま)ふ。044(その)神言霊(みことたま)(たちま)天地(てんち)感動(かんどう)し、045紫微(しび)天界(てんかい)諸神(しよしん)(とき)(うつ)さず神集(かむつど)ひに(つど)ひまして、046顕津男(あきつを)(かみ)太祝詞言(ふとのりとごと)(つつし)(かしこ)聴聞(ちやうもん)(たま)ふ。
047()けまくも(あや)(かしこ)久方(ひさかた)の、048神国(みくに)(もとゐ)とあれませる(あま)峯火夫(みねひを)(かみ)は、049()みきり()みきり()言霊(ことたま)神水火(みいき)をうけて、050(そら)(たか)くあらはれ(たま)ひ、051(こころ)(きよ)()(きよ)め、052いよいよ(ここ)紫微(しび)天界(てんかい)(はじ)めとし、053(ほか)四層(しそう)天界(てんかい)𪫧怜(うまら)委曲(つばら)()()でましぬ。054紫微(しび)天界(てんかい)(かなめ)天極(てんきよく)紫微(しび)(みや)()たて(たま)ひ、055(これ)(あめ)御柱(みはしら)(みや)となづけ(たま)ひて、056天之(あめの)道立(みちたつ)(かみ)霊界(れいかい)のことを𪫧怜(うまら)委曲(つばら)()(たま)ひ、057(かみ)御代(みよ)をば(ひら)かせ(たま)へと、058()()(くも)天界(てんかい)(この)有様(ありさま)(みそな)はし、059(われ)(ひがし)につかはして、060高地秀(たかちほ)(やま)(くだ)らせつ、061(ここ)宮居(みやゐ)(つく)るべく()さし(たま)へば、062ひたすらに(かしこ)みまつり、063天津国(あまつくに)(とほ)(ちか)きに(そび)えます、064(やま)尾上(をのへ)谷々(たにだに)の、065茂木(しげぎ)()()(えら)()て、066本打切(もとうちき)末打断(すゑうちた)ちて、067(うづ)御柱(みはしら)(けづ)()へ、068高天原(たかあまはら)千木高(ちぎたか)()りて、069(われ)朝夕(あさゆふ)(つか)へまつりぬ。070百神(ももがみ)(たち)紫微(しび)宮居(みやゐ)対照(たいせう)して(ひがし)(みや)()ばはりつ、071伊寄(いよ)(つど)ひて大前(おほまへ)に、072(あさ)(ゆふ)なの神嘉言(かむよごと)()()げまつる(をり)もあれ、073()大神(おほかみ)(おごそ)かに、074(ひがし)宮居(みやゐ)(くだ)りまし、075(くに)御柱(みはしら)大宮(おほみや)()(たま)ひたる(たふと)さよ。076(ここ)()(かみ)もろもろの大御(おほみ)経綸(しぐみ)()(たま)ひ、077あらゆる(くに)(をさ)むべく国魂神(くにたまがみ)()ませよと、078八十柱(やそはしら)比女神(ひめがみ)(われ)(くだ)して、079御空(みそら)(たか)元津(もとつ)御座(みくら)(かへ)りましましぬ。080(われ)はもとより瑞御霊(みづみたま)081一所(ひとところ)(とど)まるべきにあらねば、082栄城山(さかきのやま)()(いま)()ちて、083四方(よも)神々(かみがみ)さし(まね)き、084職掌(つとめ)委曲(つぶさ)に、085(もも)神々(かみがみ)司神(つかさがみ)(いま)あらためて()()ぐる。086百神(ももがみ)(たち)()(かみ)の、087神言(みこと)をうけし(わが)言葉(ことば)088𪫧怜(うまら)委曲(つばら)聞召(きこしめ)し、089(いづ)御霊(みたま)()ふも(さら)090(みづ)御霊(みたま)宣言(のりごと)も、091(はま)千鳥(ちどり)()きながさず、092(こころ)(おく)(をさ)めおきて、093(わが)神業(みわざ)(すく)へかし。094嗚呼(ああ)惟神(かむながら)々々(かむながら)095天津(あまつ)真言(まこと)言霊(ことたま)もて(こころ)(たけ)()げまつる』
096 かく(うた)(をは)(たま)へば、097百神(ももがみ)(たち)(なん)(いら)へもなく鰭伏(ひれふ)して合掌(がつしやう)するのみ。098(とき)しもあれや()(かみ)()言霊(ことたま)四方(よも)(ひび)(わた)り、099微妙(びめう)音楽(おんがく)非時(ときじく)(きこ)えて、100(その)荘厳(さうごん)愉快(ゆくわい)(たと)ふるにものなし。101迦陵(かりよう)頻伽(びんが)満山(まんざん)白梅(しらうめ)(えだ)(たわわ)(あつま)(きた)りて美音(びおん)(はな)ち、102鳳凰(ほうわう)幾百千(いくひやくせん)ともなく彼方(かなた)此方(こなた)(てん)より(あつま)(きた)り、103栄城山(さかきのやま)上空(じやうくう)悠々(いういう)()けまはる(さま)104(じつ)最奥(さいおう)天国(てんごく)有様(ありさま)なりける。
105 ここに大御母(おほみはは)(かみ)は、106数多(あまた)神々(かみがみ)(したが)数百頭(すうひやくとう)麒麟(きりん)(ひき)ゐて此処(ここ)(あらは)(たま)ひ、107山頂(さんちやう)広場(ひろば)整列(せいれつ)して、108顕津男(あきつを)(かみ)門出(かどで)(しゆく)(たま)ふ。109(ここ)顕津男(あきつを)(かみ)大御母(おほみはは)(かみ)(たてまつ)りし麒麟(きりん)(またが)山路(やまぢ)(くだ)(たま)へば、110大御母(おほみはは)(かみ)(はじ)百神(ももがみ)(たち)(おの)(おの)もと麒麟(きりん)()(またが)り、111(その)()鳳凰(ほうわう)(つばさ)()して(したが)(たま)ふ。112大太陽(だいたいやう)(ひかり)益々(ますます)(つよ)く、113大太陰(だいたいいん)慈光(じくわう)(はな)ち、114清涼(せいりやう)()(おく)りて(その)炎熱(えんねつ)調和(てうわ)(たま)ひ、115水火(すゐくわ)和合(わがふ)祥徴(しやうちよう)実現(じつげん)して、116紫微(しび)天界(てんかい)(たちま)浄土(じやうど)光景(くわうけい)(げん)じける。117再拝(さいはい)
118昭和八・一〇・一二 旧八・二三 於水明閣 加藤明子謹録)

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