霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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第二六章 主神(スしん)降臨(かうりん)〔一八五七〕

インフォメーション
著者:出口王仁三郎 巻:霊界物語 第73巻 天祥地瑞 子の巻 篇:第3篇 東雲神国 よみ:しののめしんこく
章:第26章 主神の降臨 よみ:すのこうりん 通し章番号:1857
口述日:1933(昭和8)年10月17日(旧08月28日) 口述場所:水明閣 筆録者:加藤明子 校正日: 校正場所: 初版発行日:1933(昭和8)年11月22日
概要: 舞台: あらすじ[?]このあらすじは東京の望月さん作成です。一覧表が「王仁DB」にあります。[×閉じる]
高照山の中津滝の大蛇は言向け和されたが、依然として妖邪の気は谷々を覆い、害が激しくなり始めた。
顕津男の神は、高日の宮に神々を集めて、国土平安の祈願を込めた。
顕津男の神が祝詞を唱え終わると、たちまち高照山の峰より香ばしい風が起こって妖邪の気は払われた。紫雲がたなびき、月の光が晧々と照りだし、四辺に微妙の音楽が鳴り渡った。そして、八十の神々にかしづかれつつ、主の大神が天降りました。
高日の宮の神々は庭にひざまづいて主神を謹み敬い迎えた。顕津男の神は恭しく主神を高日の宮の至聖殿にお招きした。
顕津男の神は謹みのあまり声を震わせて、主神にご降臨を感謝する歌を詠んだ。
主神は厳然としてお立ちになり、左手に玉、右手に幣を左右左に打ち振りながら、天界の曇り、乱れ、曲神たちの出現はすべて、言霊の濁りより生じていることを諭すお歌を詠い、そのままお姿をお隠しになった。
顕津男の神は、朝夕の言霊に濁りがあったことを悔いた。国生み神生みの神業でありながら、如衣比女への私的な恋心を起こして心が濁っていたこと、そして今後は自分の名誉を捨ててただ神命に応えていくことを宣言した。
諸神はそれを聞いておのおの、神業を妨害したことを悔いた。
ここに、「国生み神生み」が主神の神業であることが明らかとなり、またそれを臆せずに遂行していくことを、顕津男の神が宣言した。つまり、天界経綸発祥の基礎となったのである。
主な登場人物: 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日:
愛善世界社版: 八幡書店版:第13輯 105頁 修補版: 校定版:271頁 普及版: 初版: ページ備考:
001 高照河(たかてるがは)上流(じやうりう)に、002(たか)くかかれる万丈(ばんぢやう)瀑布(ばくふ)中津滝(なかつたき)(ふち)(ひそ)める大蛇(をろち)は、003大御母(おほみはは)(かみ)004真澄(ますみ)(かみ)たちの天津真言(あまつまこと)言霊(ことたま)によりて(くも)(おこ)(あめ)()らせつつ、005大空(おほぞら)(たか)()()りたれども、006妖邪(えうじや)()(やま)谷々(たにだに)(つつ)みて、007さしもに(きよ)聖山(せいざん)黒雲(くろくも)(つね)(おほ)ひて(とき)暴風(ばうふう)(おこ)し、008樹木(じゆもく)(たふ)宮居(みやゐ)(やぶ)り、009豪雨(がうう)()らして諸神(しよしん)(くる)しめ、010田畑(でんぱた)(やぶ)(その)(がい)()(つき)(はげ)しくなりければ、011高日(たかひ)(みや)神司(かむづかさ)諸神(しよしん)(あつ)めて、012天地(てんち)(がい)(のぞ)かむと大御前(おほみまへ)(いか)めしく祭壇(さいだん)(あらた)(つく)り、013(やま)(もの)014()(もの)015河海(かはうみ)種々(くさぐさ)美味物(うましもの)八足(やたり)机代(つくゑしろ)()(たら)はし、016御酒(みき)御饌(みけ)御水(みもひ)堅塩(きたし)(たてまつ)りて国土(こくど)平安(へいあん)祈願(きぐわん)()(たま)ふ。
017 顕津男(あきつを)(かみ)は、018邸内(ていない)より滾々(こんこん)として()()づる(たま)御池(みいけ)()(そそ)ぎ、019(こゑ)(すが)しく大前(おほまへ)天津祝詞(あまつのりと)奏上(そうじやう)(いの)(たま)ふ。020(その)宣言(のりごと)
021掛巻(かけまく)(あや)(かしこ)き、022天津高宮(あまつたかみや)大宮柱太(おほみやはしらふと)しき()てて(しづ)まり(いま)()大御神(おほみかみ)023(あま)峯火夫(みねひを)大神(おほかみ)大御前(おほみまへ)(つつし)(ゐやま)ひ、024(はるか)(はるか)(をろが)みまつる。025抑々(そもそも)これの紫微(しび)天界(てんかい)は、026大御神(おほみかみ)大御言(おほみこと)もて天津真言(あまつまこと)言霊(ことたま)()()(たま)ひ、027山野(やまぬ)草木(くさき)()()(さか)え、028百神達(ももかみたち)(うるは)しき神代(みよ)(たの)しみ、029朝夕(あしたゆふべ)(かぜ)(なご)やかに、030()()(あめ)もほどほどに、031(すべ)ての(もの)(ひた)しつつ、032(かみ)()さしの神国(みくに)(また)(ここ)(あらは)れぬ。033(かれ)百神達(ももかみたち)大御神(おほみかみ)大神業(おほみわざ)(たた)へまつり、034(よろこ)びまつりて麻柱(あななひ)(まこと)(つく)し、035紫微天界(しびてんかい)()(つき)(いや)広々(ひろびろ)く、036(いや)(ひら)けに(ひら)(いや)(さか)えに(さか)えける(をり)しもあれ、037高照山(たかてるやま)(みね)(たか)く、038()()(たき)(その)中津滝(なかつたき)(しこ)大蛇(をろち)(ひそ)()みて、039(よろづ)神々(かみがみ)(そこな)ひまつり、040(あめ)()るもの()()ふるもの(ことごと)()(わざはひ)(かかぶ)らざるものなし。041(かれ)ここをもて、042(もも)神々(かみがみ)をこれの斎場(ゆには)神集(かむつど)ひ、043天津真言(あまつまこと)祝詞(のりと)もて大御神(おほみかみ)御心(みこころ)(なご)(まつ)り、044四方(よも)雲霧(くもきり)()(はら)神代(かみよ)(むかし)にかへし(まつ)らむと、045(つつし)(ゐやま)()(まを)す。046(この)有様(ありさま)(たひ)らけく(やす)らけく聞召(きこしめ)相諾(あひうづな)(たま)ひて、047我等(われら)麻柱(あななひ)(まこと)外字(うまら)委曲(つばら)(きこ)()し、048これの神国(みくに)(まが)もなく(けが)れなく(あら)ぶる(かみ)(かげ)ひそめ、049真言(まこと)(みち)()(かへ)り、050共々(ともども)神国(みくに)のため神業(みわざ)(つか)ふべく、051(まも)らせ(たま)へと高日(たかひ)(みや)神司(かむづかさ)052顕津男(あきつを)(かみ)(つつし)(いの)(たてまつ)る』
053(こゑ)(さは)やかに太祝詞言(ふとのりとごと)()(たま)へば、054高照山(たかてるやま)(みね)より、055(かんば)しき(かぜ)()(おこ)りて、056妖邪(えうじや)()(たちま)()(はら)はれ、057尾上(をのへ)(つつ)みし黒雲(くろくも)(あと)なく()えて(むらさき)(くも)棚曳(たなび)きわたり、058天津(あまつ)()(かげ)059(つき)(かげ)皓々(かうかう)として地上(ちじやう)(ひかり)()(たま)ふぞ(かしこ)けれ。060(たちま)四辺(しへん)微妙(びめう)音楽(おんがく)(ひび)き、061(あか)(しろ)(あを)(むらさき)黄色(きいろ)(はた)()()(かざ)しつつ、062八十(やそ)神達(かみたち)()大神(おほかみ)御尾前(みをさき)(つか)へつ、063高日(たかひ)(みや)清庭(すがには)悠然(いうぜん)として天降(あも)ります(たふと)さに、064顕津男(あきつを)(かみ)065大御母(おほみはは)(かみ)066大物主(おほものぬし)(かみ)(その)()諸神(しよしん)(みや)清庭(すがには)拝跪(はいき)し、067荘厳(さうごん)神気(しんき)()たれ(なが)ら、068(つつし)(ゐやま)(むか)へまつる。069顕津男(あきつを)(かみ)恭々(うやうや)しく()大神(おほかみ)三拝(さんぱい)し、070(みづか)御尾前(みをさき)(つか)へまつり、071高日(たかひ)(みや)至聖殿上(しせいでんじやう)()ぎまつりける。
072 顕津男(あきつを)(かみ)()大御神(おほみかみ)降臨(かうりん)(はい)しまつりて恐懼(きようく)()へず、073(つつし)みの(あま)御声(みこゑ)までも(ふる)はせ(たま)ひて(おそ)(おそ)御歌(みうた)()ませ(たま)ひける。
074『かけまくも(あや)(かしこ)()(かみ)
075天降(あも)りますこそ(たふと)かりける
076高地秀(たかちほ)(やま)(くだ)りて(われ)(いま)
077(かみ)()まむとここに()つるも
078大神(おほかみ)生言霊(いくことたま)()()でし
079紫微天界(しびてんかい)はうまし神国(みくに)
080久方(ひさかた)高日(たかひ)(みや)天降(あも)りましし
081()大神(おほかみ)厳々(いづいづ)しきかも
082(ねが)はくはわれに(ちから)(たま)へかし
083この神国(かみくに)永久(とは)()るべく
084()(かさ)(つき)(けみ)してやうやくに
085妖邪(えうじや)空気(くうき)()()でにけり
086いかにして(これ)邪気(じやき)をば(はら)はむかと
087()大神(おほかみ)神言(みこと)()ひける』
088 ここに()大神(おほかみ)儼然(げんぜん)として()たせ(たま)ひ、089左手(ゆんで)(たま)をかかへ右手(めて)(ぬさ)左右左(さいうさ)()()りながら、090(おごそ)かに()(たま)ふ。
091言霊(ことたま)天照(あまて)(くに)言霊(ことたま)
092真言(まこと)(にご)れば(くに)(みだ)れむ
093朝夕(あさゆふ)生言霊(いくことたま)(ひびき)なくば
094この天界(てんかい)(くも)(みだ)れむ
095言霊(ことたま)(すべ)てのものの(ちから)なり
096(こころ)(きよ)めて朝夕(あさゆふ)()れよ
097()みきらふスの言霊(ことたま)御水火(みいき)より
098(ただ)しき(たふと)(かみ)はうまれむ
099(にご)りたる(かみ)言霊(ことたま)()()りて
100曲神達(まがかみたち)()()づるなり
101高照山(たかてるやま)(しこ)大蛇(をろち)神々(かみがみ)
102言霊(ことたま)(にご)れる(むく)いとこそ()れ』
103 ()大神宣(おほみのり)()(をは)りて、104()大神(おほかみ)至聖殿上(しせいでんじやう)()ゆるが(ごと)神姿(みすがた)をかくし(たま)ひぬ。105(ここ)顕津男(あきつを)(かみ)(あさ)(ゆふ)なに生言霊(いくことたま)()りまつれども、106わが霊魂(たましひ)のいづくにか(くも)(にご)りのある(こと)(さと)りて(おほい)()(たま)ひ、107百神達(ももかみたち)(むか)つて、108(こころ)(たけ)をのべ(つた)ふべく御歌(みうた)()ませ(たま)ふ。
109『おほけなくも高日(たかひ)(みや)神司(かむづかさ)
110百神達(ももかみたち)御前(みまへ)(まを)さむ
111久方(ひさかた)(あめ)より(くだ)りし()(かみ)
112生言霊(いくことたま)にわれ()たれける
113朝夕(あさゆふ)(みそぎ)霊魂(みたま)(きよ)めつつ
114(いま)(にご)れるわが(たま)うたてき
115如衣比女(ゆくえひめ)神去(かむさ)りしよりわが(こころ)
116(くも)りしものか神代(みよ)(くも)りつ
117()(かみ)(をしへ)(かしこ)今日(けふ)よりは
118わが(たましひ)(あら)はむと(おも)
119()(かみ)のわれにたまひし八十比女(やそひめ)
120ただ国生(くにう)みのためなりにけり
121(こひ)すてふ(こころ)(おこ)りていたづらに
122(まよ)ひぬるかな比女神(ひめがみ)(まへ)
123(かみ)(あい)(かみ)()ふるも誠心(まごころ)
124ために(あら)ずば()(みだ)るべし
125八十比女(やそひめ)(あい)(こひ)とに()かせつつ
126われつつしみの(たが)へるを(おも)
127凡神(ただがみ)のそしりを(おそ)()(やす)
128(まも)らせむとせし(こと)のうたてさ
129百神(ももかみ)(こころ)したまへ今日(けふ)よりは
130われ()(かみ)神言(みこと)(つか)へむ
131百神(ももかみ)はいかに(さか)しくはかゆとも
132(かみ)()さしに(われ)(たが)はじ』
133(うた)(たま)ひて顕津男(あきつを)(かみ)は、134()大御神(おほみかみ)大神宣(おほみことのり)のまにまに、135国生(くにう)神生(かみう)みの神業(みわざ)(つか)へまつり()ざりし(こと)を、136わが(こころ)(きたな)きより()でしものと(おほい)()(たま)ひ、137今後(こんご)凡神達(ぼんしんたち)如何(いか)(こと)はかり(そし)()ふとも、138自己(じこ)名誉(めいよ)()てて只管(ひたすら)神命(しんめい)(こた)へむと宣言(せんげん)(たま)ひしなり。139(ここ)居列(ゐなら)神々(かみがみ)()大御神(おほみかみ)神言(みこと)謹聴(きんちやう)し、140(また)宮司(みやつかさ)宣言(のりごと)(うべな)ひ、141(おの)()さき(こころ)(くも)りより神業(みわざ)妨害(ばうがい)()たる(こと)今更(いまさら)(ごと)()(たま)ひて、142()大御母(おほみはは)(かみ)よりお(わび)言霊(ことたま)()(たま)ふ。
143()(かみ)()さしに()れし宮司(みやつかさ)
144神業(みわざ)()らざりし(われ)(かな)しむ
145如何(いか)ならむ(かみ)(さまた)げありとても
146神業(みわざ)()めには雄々(をを)しくませよ
147百神(ももかみ)()さき(こころ)()しはかり
148()神言(かむこと)(そむ)きたまひし
149(われ)(また)()神言(かむこと)(さと)らずて
150凡神(ただがみ)のごと(おも)ひけらしな
151岐美(きみ)こそは(あめ)()さしの神司(かむつかさ)
152われ()()すべき(かみ)におはさず
153今日(けふ)よりは(こころ)(こま)()(なほ)
154岐美(きみ)(つか)へむ大御母(おほみはは)(かみ)は』
155 大物主(おほものぬし)(かみ)御歌(みうた)()まし(たま)ふ。
156天渡(あまわた)(つき)御霊(みたま)宮司(みやつかさ)
157百神達(ももがみたち)のはかゆべしやは
158()(たね)彼方此方(あなたこなた)にまくばらす
159岐美(きみ)神業(みわざ)()らざりにけり
160()(かみ)()(かみ)(つき)(つき)(かみ)
161おのもおのもに神業(みわざ)ありける
162凡神(ただがみ)(まこと)をもちて大神(おほかみ)
163(はか)ゆる(こころ)(おろか)しさを(おも)
164凡神(ただがみ)(まこと)(つき)大神(おほかみ)
165真言(まこと)()して差別(けぢめ)ありける
166大神(おほかみ)のよしと()らする神業(かむわざ)
167凡神(ただがみ)()()しと()ゆるも
168凡神(ただがみ)のよしと(おも)ひし神業(かむわざ)
169大神業(おほかむわざ)(さまた)げとなりぬ
170神々(かみがみ)はそれ相当(さうたう)職務(つとめ)あり
171(ちひ)さき(かみ)(はか)ゆべきかは』
172 (ここ)顕津男(あきつを)(かみ)は、173二神(にしん)のわが神業(みわざ)をやや諒解(りやうかい)したる(こと)(よろこ)(たま)ひて、174御歌(みうた)よまし(たま)ふ。
175大御母(おほみはは)大物主(おほものぬし)言霊(ことたま)
176(われ)(こころ)もなごみ()めたり
177今日(けふ)よりは(しこ)(ささや)(みみ)とせず
178(われ)おほらかに神前(みまへ)(つか)へむ
179如衣比女(ゆくえひめ)姿(すがた)(こころ)(くら)まされ
180わが言霊(ことたま)(にご)りたるらし
181わが神業(みわざ)(うべな)ひたまふ(かみ)あれば
182(こころ)(たま)(くも)らざるべし
183わが(こころ)(くも)れば(たちま)言霊(ことたま)
184(にご)りて神代(みよ)(みだ)れむとすも
185(おそ)るべきものは(こころ)言霊(ことたま)
186(あさ)(ゆふ)なに(あら)(きよ)めむ』
187 ()くおほらかに宣示(せんじ)(たま)ひて、188()大神(おほかみ)(たま)ひしわが神業(みわざ)(あきら)かにし、189()めず(おく)せず遂行(すゐかう)せむ(こと)言挙(ことあ)げし(たま)ひたるぞ、190天界経綸(てんかいけいりん)発祥(はつしやう)基礎(きそ)とこそ()られける。
191昭和八・一〇・一七 旧八・二八 於水明閣 加藤明子謹録)