霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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第一四章 報哭婆(ほうこくばば)〔二〇一八〕

インフォメーション
著者:出口王仁三郎 巻:霊界物語 第80巻 天祥地瑞 未の巻 篇:第2篇 秋夜の月 よみ:しゅうやのつき
章:第14章 第80巻 よみ:ほうこくばば 通し章番号:2018
口述日:1934(昭和9)年07月28日(旧06月17日) 口述場所:関東別院南風閣 筆録者:内崎照代 校正日: 校正場所: 初版発行日:1934(昭和9)年12月5日
概要: 舞台: あらすじ[?]このあらすじは東京の望月さん作成です。一覧表が「王仁DB」にあります。[×閉じる]
火炎山の頂上には、虎、熊、獅子、狼、豹、大蛇などの猛獣の悪魔たちが、火口の周囲に生息して火種を奪われないように守っていた。
それというのも、もしこの火種を奪われて大原野に放たれてしまうと、猛獣の悪魔たちはたちまち焼き殺されて全滅してしまうことを恐れていたからであった。
秋男が火炎山に向かっていたのも、この火を奪って猛獣の悪魔たちを焼き滅ぼそうと計画していたからに他ならなかった。
猛獣の悪魔の王たちは、水奔鬼たちを使役して、人間がこの山に近づくのを妨害していたのであった。
猛獣の悪魔の王たちが秋男一行をどうやって防ごうかと協議している最中、秋男たちの言霊に打ち負かされた笑い婆、譏り婆が逃げてきた。そして、悪魔の王たちに助力を求めてきた。
猛獣の悪魔たちは、水奔鬼の婆たちのふがいなさを責めるが、結局一致団結して秋男一行に対する防御を敷くことに決定した。
一方、秋男たちは、言霊によって水奔鬼の婆たちを追い払うと、山頂には火炎山の噴火が見えてきた。婆の幻術を打ち破り、山頂の火を求めて行軍しようと意気を上げたその矢先、猛獣の悪魔たちは秋男たちの足止めをしようと、猛烈な雨・風・雷を起こしてきた。
闇の中に稲妻がひらめく間から、鬼婆の影が現れ、再び笑い婆のおぞましい声が響いてきた。そして、猛獣の悪魔の力を借りて、秋男一行の胆力を奪おうと再び脅しをかけてきた。
秋男は胆力を据えて天地を礼拝し、生言霊を奏上するや、雷鳴電光・激しい風雨はぴたりと止んでしまい、空は晴れ渡って元の光景に立ち返った。
主な登場人物: 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日: OBC :rm8014
愛善世界社版: 八幡書店版:第14輯 364頁 修補版: 校定版:273頁 普及版: 初版: ページ備考:
001 火炎山(くわえんざん)頂上(ちやうじやう)に、002(とら)003(くま)004獅子(しし)005(おほかみ)006(へう)007大蛇(をろち)(など)猛獣(まうじう)が、008火口(くわこう)周囲(しうゐ)棲息(せいそく)し、009何者(なにもの)にも火種(ひだね)(ぬす)まれざるやうと、010日夜(にちや)(かた)(まも)つてゐる。011()(この)火種(ひだね)(うば)はれ、012葭原(よしはら)大原野(だいげんや)(はな)たれることあらば、013それこそ一大事(いちだいじ)014猛獣(まうじう)毒蛇(どくじや)(たちま)()(ころ)され、015全滅(ぜんめつ)憂目(うきめ)にあはむことを(おそ)れ、016猛獣(まうじう)毒蛇(どくじや)(わう)協議(けふぎ)(うへ)017当番(たうばん)(えら)びて噴火口(ふんくわこう)周囲(しうゐ)(かた)(まも)()たりける。018秋男(あきを)(この)火種(ひだね)(うば)()り、019山村原野(さんそんげんや)放火(はうくわ)して、020一斉(いつせい)葭原(よしはら)全帯(ぜんたい)悪魔(あくま)巣窟(さうくつ)()(つく)さむと計画(けいくわく)したりける。021(しか)るに猛獣(まうじう)毒蛇(どくじや)どもの前衛(ぜんゑい)(つと)むる(そし)(ばば)水奔鬼(すゐほんき)は、022(ちから)(かぎ)りにこれを阻止(そし)すれども、023(やや)もすれば秋男(あきを)登山(とざん)するの(おそ)れあり、024如何(いか)にもしてこれを(さまた)げむと、025種々(しゆじゆ)様々(さまざま)魔術(まじゆつ)をつくし、026暫時(ざんじ)()(やみ)(まく)(つつ)みおきたるなり。027山上(さんじやう)火口(くわこう)周囲(まはり)には、028猛獣(まうじう)(わう)(くび)(あつ)めて山麓(さんろく)より(ひび)(きた)言霊(ことたま)水火(いき)(をのの)きながら、029如何(いか)にもして火取(ひとり)(てき)(ふせ)がむやと、030協議(けふぎ)真最中(まつさいちう)のところへ、031すたすたと(いき)をはづませ(のぼ)(きた)りしは、032(わら)(ばば)ア、033(そし)(ばば)アの二鬼(にき)である。
034 虎王(とらわう)二鬼(にき)()るより(あわただ)しく(こゑ)をかけ、
035山裾(やますそ)言霊(ことたま)ひびくは何者(なにもの)
036つぶさにかたれ(ふた)つの(ばば)ども』
037 (くま)(わう)は、
038汝等(なんぢら)(なに)をためらふか一刻(いつこく)
039(はや)くまことを吾等(われら)(つた)へよ』
040 (わら)(ばば)は、
 
041『アハハハハ、042イヒヒヒヒ
043いけすかぬ餓鬼(がき)ども(いつ)つあらはれて
044この(やま)()()らむとするも。
045たましひのあらむ(かぎ)りの(ちから)もて
046(われ)(いま)までふせぎゐたりき。
047わが(ちから)最早(もはや)つきなむ(ねが)はくば
048(きみ)(ちから)(われ)にあたへよ』
049 (そし)(ばば)(うた)ふ。
050『イヒヒヒヒいらぬ世話(せわ)やかす餓鬼(がき)どもが
051あらはれ火炎(くわえん)(やま)にのぼらむ。
052われも(また)(ちから)かぎりに(ふせ)げども
053(てき)言霊(ことたま)武器(ぶき)()つなり。
054()くならば(きみ)(ちから)をからむより
055(ほか)()だてはなしと(おも)へり』
056 虎王(とらわう)(うた)ふ。
057『その(はう)小刀細工(こがたなざいく)いたす(ゆゑ)
058もろくも(てき)にくじかれにけむ。
059言霊(ことたま)武器(ぶき)おそるるに()らざらむ
060魔術(まじゆつ)をつくして(むか)(たたか)へ。
061魔心(まごころ)のひるまずあれば言霊(ことたま)
062(つるぎ)もいかで(おそ)るべきかは』
063 (おほかみ)(わう)(うた)ふ。
064(わら)(ばば)(そし)(ばば)アの()(よわ)
065ききて(おほかみ)あきれ()てたり。
066(やみ)(まく)(なんぢ)(あた)へあるからは
067(かれ)がまなこをくらませ(ほろ)ぼせ』
068 (わら)(ばば)
069『アハハハハ(わら)(ばば)アは(こん)かぎり
070(ちから)(かぎ)(たたか)ひしはや。
071(まよ)はせど(あな)(おと)せど言霊(ことたま)
072(つるぎ)(かれ)はひるまざりける。
073()(たか)(わら)(ばば)アのたくらみも
074(いま)(まつた)くやぶれはてたる。
075この(うへ)(きみ)(ちから)()りるより
076わが()くる(みち)(さら)になからむ』
077 (おほかみ)(わう)
078()のきかぬ二人婆(ふたりばば)アよ(おほかみ)
079今日(けふ)より(なんぢ)(いとま)つかはす。
080くら(やみ)常夜(とこよ)(まく)()ちながら
081へこたれ(なや)みし腰抜(こしぬ)けなるかな』
082 獅子王(ししわう)(うた)ふ。
083(おほかみ)(きみ)よしばらく()てよかし
084(ばば)アの魔言(まこと)のふかきをさとりて。
085()くならばわれ()一度(いちど)魔力(まぢから)
086あはせて(てき)(ほろ)ぼさむかな。
087(くま)()(とら)(おほかみ)(したが)へよ
088(やま)(くだ)りて(てき)(むか)はむ。
089言霊(ことたま)(つるぎ)(ひかり)するどくも
090われ()(きば)もて()(ころ)すべし』
091 ()山上(さんじやう)悪魔等(あくまたち)協議(けふぎ)()らしてゐる。092(ふもと)樹蔭(こかげ)(ゆめ)よりさめたる(ごと)秋男(あきを)一行(いつかう)は、093山頂(さんちやう)噴火(ふんくわ)するさまを(なが)めながら、
094『ああ(われ)(そし)(ばば)アにはかられて
095()かげに(ゆめ)をみてゐたりけむ。
096如何(いか)ならむ(なや)みにあふもひるむまじ
097(やま)()()()をとらざれば。
098()(たね)をとられむことをおそれみて
099猛獣(まうじう)毒蛇(どくじや)(まも)りゐると()ふ。
100ともかくも捨身(すてみ)となりて堂々(だうだう)
101曲津(まが)(とりで)()()せゆかむ。
102()(たね)(ひと)つありせば(やま)()
103ひそむ悪魔(あくま)棲処(すみか)()かむ』
104 (まつ)(うた)ふ。
105(なさけ)なや(そし)(ばば)アのたくらみに
106大丈夫(ますらを)(われ)はあざむかれける。
107()くならば最早(もはや)覚悟(かくご)鬼婆(おにばば)
108(しこ)のたくみを退(しりぞ)けゆかむ。
109(くに)()めに(こころ)をいらつわが(そば)
110無心(むしん)桔梗(ききやう)(やす)(にほ)へり。
111天津空(あまつそら)(あふ)ぎて()れば天津(あまつ)()
112うす(ぐも)(なか)(かがや)(たま)へり』
113 (たけ)(うた)ふ。
114(わら)(ばば)(そし)(ばば)アのさまたげを
115うちはらひつつ(のぼ)りゆくべし。
116にくらしや冬男(ふゆを)(きみ)御生命(おんいのち)
117とりたる(ばば)アを征討(きた)めでおくべき。
118この(ばば)曲津神等(まがつかみら)のさきばしりを
119つとむる(しこ)(くせ)ものなるらむ』
120 (うめ)(うた)ふ。
121大空(おほぞら)はやや(くも)れども(みち)()
122千草(ちぐさ)(はな)をかざして(にほ)へり。
123一天(いつてん)はにはかに(くも)(ふと)(あめ)
124()()しにけり(まが)のたくみか』
125 ()(うた)(をり)しも、126山上(さんじやう)猛獣連(まうじうれん)秋男(あきを)一行(いつかう)登山(とざん)()()めむとして、127(くも)()び、128(かぜ)(おこ)大雨(たいう)()らし、129(かみなり)使(つか)ひ、130(たちま)天地(てんち)暗澹(あんたん)として修羅道(しゆらだう)現出(げんしゆつ)したりける。
131 (うめ)はこの光景(くわうけい)(なが)めて、
132(いただき)にすまへる猛獣(まうじう)毒蛇(どくへび)
133すさびなるらむ雨風(あめかぜ)しげし。
134(いかづち)(たか)(とどろ)(かぜ)()れて
135(やま)(のぼ)らむ()だてさへなき。
136()くならば(まが)(ちから)(よわ)るまで
137()ちて(のぼ)らむ火炎(くわえん)山頂(さんちやう)
138 秋男(あきを)(うた)ふ。
139(また)してもこざかしきかな曲神(まがかみ)
140黒雲(くろくも)おこし(あめ)()らすも。
141曲神(まがかみ)(しこ)材料(ざいれう)つくるまで
142(こころ)(しづ)かに()かげに()たむ』
143 雷鳴(らいめい)(とどろ)稲妻(いなづま)ひらめき、144山風(やまかぜ)(つよ)()(すさ)び、145大雨(たいう)沛然(はいぜん)として()りしきり、146樹下(じゆか)宿(やど)りも雨洩(あまも)りの(ため)に、147皮衣(かはごろも)もびしよ()れとなり、148(おほ)いに(くる)しみたれど、149五人(ごにん)大丈夫(ますらを)(すこ)しもひるまず、150(あま)数歌(かずうた)奏上(そうじやう)して(とき)()ぐるを()()たり。151天地(てんち)(やみ)()うてひらめく稲妻(いなづま)(あひだ)より、152鬼婆(おにばば)(かげ)ちらりちらりと(あら)はるるさま、153一入(ひとしほ)いやらし。154()(えだ)(たか)(あや)しき(こゑ)(また)もや(きこ)(きた)る。
155『ギヤハハハハ、156獅子王様(ししわうさま)(ちから)()り、157あらはれ(きた)りし鬼婆(おにばば)ぞや。158この(わら)(ばば)以前(いぜん)事変(ことかは)り、159獅子王(ししわう)160熊王(くまわう)161虎王(とらわう)162狼王様(おほかみわうさま)方々(かたがた)御力(おちから)拝借(はいしやく)(いた)してこれに(あら)はれしものなれば、163最早(もはや)164汝等(なんぢら)言霊(ことたま)とやらにひるむべき。165さあ、166これよりは汝等(なんぢら)返答(へんたふ)次第(しだい)にて、167(ほね)(くだ)き、168(にく)()ぎ、169()をしぼり、170獅子王様(ししわうさま)のお食事(しよくじ)(たてまつ)らむ。171てもさても面白(おもしろ)(いさ)ましや、172イヒヒヒヒ、173ウフフフフ、174イヒヒヒヒ、175オホホホホ臆病者(おくびやうもの)176この(はう)言葉(ことば)()いて(どう)ぶるひ(いた)してゐるが、177さてもさてもいぢらしい(もの)だワイ。178ギヤハハハハ、179(この)(はう)(なんぢ)(おそ)るる(そし)(ばば)ぞや。180今日(けふ)こそは汝等(なんぢら)(うん)()き、181獅子王様(ししわうさま)(ちから)()つて生命(いのち)(うば)はるべし。182じたばたしても、183もう(かな)ふまい。184さあ(うご)くなら(うご)いてみよ。185神変不思議(しんぺんふしぎ)金縛(かなしば)りの(じゆつ)にかけおきたれば最早(もはや)びくとも(うご)けまい。186さてもさても心地(ここち)よやな、187ギヤフフフフ、188ヒウーードロドロドロ、189この(はう)水奔鬼(すゐほんき)(そし)(ばば)アの幽霊(いうれい)ぞや。190いやらしくはないか、191いや、192おそろしくはないかウフフフフ』
193と、1931幾度(いくたび)となく(おな)じことのみ繰返(くりかへ)鬼婆(おにばば)言葉(ことば)に、194秋男(あきを)胆力(たんりよく)()ゑ、195(ふたた)天地(てんち)(はい)し、196生言霊(いくことたま)奏上(そうじやう)するや、197さしも(はげ)しかりし雷鳴電光(らいめいでんくわう)一時(いちじ)()まり、198山風(やまかぜ)(すさ)びも、199()(あめ)も、200ぴたりと()まりて、201天地清明(てんちせいめい)202(そら)一点(いつてん)雲霧(くもきり)もなく、203地上(ちじやう)(にしき)(むしろ)()(なら)べたる(ごと)く、204日月(じつげつ)(かがや)(わた)り、205(ふたた)(もと)天地(てんち)光景(くわうけい)にかへりたるこそ不思議(ふしぎ)なれ。
206昭和九・七・二八 旧六・一七 於関東別院南風閣 内崎照代謹録)
   
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