霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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第二一章 青木(あをき)(はら)〔二〇二五〕

インフォメーション
著者:出口王仁三郎 巻:霊界物語 第80巻 天祥地瑞 未の巻 篇:第3篇 天地変遷 よみ:てんちへんせん
章:第21章 第80巻 よみ:あおきがはら 通し章番号:2025
口述日:1934(昭和9)年07月31日(旧06月20日) 口述場所:関東別院南風閣 筆録者:谷前清子 校正日: 校正場所: 初版発行日:1934(昭和9)年12月5日
概要: 舞台: あらすじ[?]このあらすじは東京の望月さん作成です。一覧表が「王仁DB」にあります。[×閉じる]
葭原国を東西に画する中央山脈の最高峰が、高光山であった。常に紫の瑞雲がたなびく霊地であった。この地点を青木が原といい、八百万の神が集まって政に仕えていた。
御樋代神の朝霧比女の神は、神苑を逍遥しながら国土を統べる神業に心を悩ませていた。朝霧比女の神は、子心比女の神が竜彦をあやしながら養育している様を見て、肌身離さず育んで良く育て、国の司となるように、と言葉を掛けた。
子心比女の神は朝霧比女の神の気遣いに感謝し、また火炎山の視察に出た朝空男、国生男の神がどうなったかを尋ねた。すると、ちょうど空に天の鳥船の影が見えてきた。
朝空男の神、国生男の神の無事帰着に、高光山の神々は喜びの声を上げた。朝霧比女の神が二神の労をねぎらう歌を歌った。
朝空男の神は火炎山の爆発を報告し、国生男の神は、水上山の国津神たちの国土開拓の進捗を報告した。二神は、火炎山の曲津神を焼き滅ぼす力を持った火種が失われてしまったことを懸念し、今後の方策を朝霧比女の神に諮った。
朝霧比女の神も今後は御火をどうやって得たらよいかを心配したが、まずは大御照の神が、百日の禊を終えて帰ってくるのを待つようにと歌った。
折りしも禊を終えて帰ってきた大御照の神が、青木ヶ原の聖場に来着した。そして、万里の海を越えてやってくる朝香比女の神が、御火をもたらすであろう、との預言を賜ったことを明かし、松浦の港に朝香比女の神を出迎えに行くよう進言した。
朝霧比女の神は斎戒沐浴し、青木ヶ原の神前に自ら斎主となり、天の鳥船での出迎えに当たって空中安全の祈願をなした。祭典の無事終了をもって、朝空男の神、国生男の神、大御照の神の三柱神たちは、鳥船に乗り込んで松浦の港へ、朝香比女の神一行を出迎えに出発した。
主な登場人物: 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日: OBC :rm8021
愛善世界社版: 八幡書店版:第14輯 401頁 修補版: 校定版:408頁 普及版: 初版: ページ備考:
001 葭原(よしはら)国土(くに)東西(とうざい)(くわく)したる中央山脈(ちうあうさんみやく)最高峯(さいかうほう)高光山(たかみつやま)聖場(せいぢやう)には、002(つね)(むらさき)瑞雲(ずゐうん)棚引(たなび)き、003(かぜ)(きよ)く、004植物(しよくぶつ)高地(かうち)()ず、005神徳(しんとく)(よく)して繁茂(はんも)し、006四方(よも)国形(くにがた)瞰下(かんか)()最勝最妙(さいしようさいめう)霊地(れいち)なり。007この地点(ちてん)青木(あをき)(はら)(しよう)し、008八百万(やほよろづ)神等(かみたち)ここに(あつま)りて(まつりごと)(つか)ふ。
009 朝霧比女(あさぎりひめ)(かみ)青木(あをき)(はら)神苑(しんゑん)逍遥(せうえう)しながら御歌(みうた)()ませ(たま)ふ。
010久方(ひさかた)高日(たかひ)(みや)()()でて
011ここに三年(みとせ)()ぎにけるかな。
012顕津男(あきつを)(かみ)()でましおそければ
013(われ)いたづらに(とし)()むとする。
014葭原(よしはら)()(まも)るべき(きみ)なくば
015あらぶる(かみ)をいかに(をさ)めむ。
016予讃(よさ)(くに)中心(なかご)()てる火炎山(くわえんざん)
017(ほのほ)(とも)()()せにける。
018見渡(みわた)せば火炎(くわえん)(やま)(あと)(しろ)
019(うみ)となりしか(なみ)かがよへり。
020予讃(よさ)(くに)(われ)(つか)はせし二柱(ふたはしら)
021いまだ(かへ)らず(こころ)もとなし。
022()(かみ)(めぐみ)(さち)(ふか)ければ
023(いさを)()ててやがて(かへ)らむ。
024目路(めぢ)(かぎ)葭草(よしぐさ)醜草(しこぐさ)(しげ)()
025これの国原(くにはら)如何(いか)(ひら)かむ。
026国津神(くにつかみ)山々(やまやま)(すそ)()まひつつ
027平野(ひらの)(よし)醜草(しこぐさ)(しげ)らふ。
028この(ひろ)醜草(しこぐさ)()へる()(ひら)
029五穀(たなつもの)など()ゑひろめたき』
030 ()(うた)ひつつ苑内(ゑんない)逍遥(せうえう)(たま)(をり)もあれ、031(には)樹蔭(こかげ)小児(せうに)(いだ)きて子守唄(こもりうた)(うた)ひながら、032子心比女(こごころひめ)(かみ)此方(こなた)(むか)つて(しづか)(すす)(きた)る。
033 子心比女(こごころひめ)(かみ)(うた)ふ。
034(ばう)やはよい()ぢやねんねしな
035(ばう)やのお(もり)はどこへいた
036(やま)()えて()()えて
037(かは)(わた)りて(たび)()
038(たび)()(さき)やいづこぞや
039水上山(みなかみやま)聖場(せいぢやう)
040水上山(みなかみやま)故郷(ふるさと)
041(さと)のみやげに(なに)もろた
042でんでん太鼓(たいこ)(しやう)(ふえ)
043ねんねんねんねんねんねしな』
044身体(からだ)左右(さいう)にふり、045竜彦(たつひこ)養育(やういく)余念(よねん)なかりける。046朝霧比女(あさぎりひめ)(かみ)はこの(てい)()て、
047子心比女(こごころひめ)(かみ)真心(まごころ)やさしけれ
048竜彦(たつひこ)のきみを(はぐく)みますも。
049この御子(みこ)(たつ)御腹(みはら)()れませば
050(さか)しき御子(みこ)(うま)しき御子(みこ)よ。
051この御子(みこ)(そだ)てによりてよくもなり
052()しくもなるべき(さが)をもつなり。
053朝夕(あさゆふ)肌身(はだみ)(はな)さず(はぐく)みて
054(くに)(つかさ)(てら)させ(たま)へ』
055 子心比女(こごころひめ)(かみ)(うた)ふ。
056『ありがたし御樋代神(みひしろがみ)御言葉(おんことば)
057(われ)(つつし)みて(つか)(まつ)らむ。
058朝空男(あさぞらを)国生男(くにうみを)(かみ)鳥船(とりふね)
059いかがなりしか()かまほしけれ。
060西(にし)(そら)とほく(まなこ)見渡(みわた)せば
061くろき(ひと)つの(かげ)(うか)べる。
062かすかなる(くも)黒影(くろかげ)二柱(ふたはしら)
063()りて(かへ)らす鳥船(とりふね)ならずや』
064 朝霧比女(あさぎりひめ)(かみ)は、065(とほ)西空(にしぞら)をふりさけ()ながら、
066『かすかなる(かげ)次々(つぎつぎ)(ちか)()
067(まさ)しく(あま)鳥船(とりふね)なるべし。
068予讃(よさ)国土(くに)(わざは)(しづ)めて二柱(ふたはしら)
069復命(かへりごと)すと(いさ)(きた)るも』
070 ()(うた)(をり)しもあれ、071急速力(きふそくりよく)(もつ)二柱(ふたはしら)()れる鳥船(とりふね)は、072青木(あをき)(はら)広場(ひろば)(はと)(ごと)くに着陸(ちやくりく)せり。
073 この聖地(せいち)(つか)ふる数多(あまた)神々(かみがみ)は、074二神(にしん)無事(ぶじ)(かへ)りしを欣喜雀躍(きんきじやくやく)し、075ウオーウオーと(さけ)(こゑ)076高光山(たかみつやま)()るるばかりのどよめきなりける。
077 朝霧比女(あさぎりひめ)(かみ)二神(にしん)(そば)(ちか)(すす)ませ(たま)ひ、
078久方(ひさかた)(そら)(かけ)りて(かへ)りてし
079(なれ)二柱(ふたはしら)功績(いさをし)(おも)ふ』
080 朝空男(あさぞらを)(かみ)は、081()朝霧比女(あさぎりひめ)(かみ)御前(みまへ)最敬礼(さいけいれい)をほどこし(うた)ふ。
082比女神(ひめがみ)神言(みこと)(かしこ)(やうや)くに
083(いま)復命(かへりごと)(まを)しけるかな。
084あれはてし国形(くにがた)()つつ(おどろ)きぬ
085葭草(よしぐさ)醜草(しこぐさ)()ふる予讃国(よさぐに)
086火炎山(くわえんざん)地中(ちちう)(ふか)陥没(かんぼつ)
087()(みづうみ)()()でにけり。
088醜神(しこがみ)数多(あまた)(つど)ひし予讃(よさ)(くに)
089天変地異(てんぺんちい)(あらた)まり()めぬ。
090さりながら(くさむら)()(おに)大蛇(をろち)
091水奔鬼(すゐほんき)(など)曲津(まが)はさかしも。
092葭原(よしはら)国土(くに)(ひか)りの火炎山(くわえんざん)
093(うみ)となりしゆ()(たね)なき(くに)
094如何(いか)にしてこの国原(くにはら)()(たね)
095(もと)()むかも(さと)らせ(たま)へ』
096 朝霧比女(あさぎりひめ)(かみ)御歌(みうた)()ませ(たま)ふ。
097(いま)(しば)(とき)()つべし()(たね)
098天津御神(あまつみかみ)(さづ)(たま)はむ』
099 国生男(くにうみを)(かみ)(うた)ふ。
100(わが)(きみ)(あふ)(かしこ)鳥船(とりふね)
101()りて国形(くにがた)調査(しら)()しはや。
102百千里(ひやくせんり)(くも)(わた)りて予讃(よさ)(くに)
103(しのぶ)(をか)(やす)(くだ)れり。
104精霊(せいれい)生命(いのち)とられし水上山(みなかみやま)
105巌根(いはね)(せがれ)(かた)らひにけり。
106(いは)()(せがれ)冬男(ふゆを)秋男(あきを)()
107(かた)りて悪魔(あくま)(たけ)(さと)りぬ。
108葭原(よしはら)国土(くに)のあちこち(しの)()
109曲津(まがつ)()かずば(をさ)まらじと(おも)ふ。
110曲津神(まがかみ)()(ほろぼ)すは()(かみ)
111御火(みひ)(ちから)にしくものあらじ。
112()(たね)(うば)はれむことを(おそ)れみて
113猛獣(まうじう)毒蛇(どくじや)(まも)()しとふ。
114()(たね)火炎(くわえん)(やま)陥没(かんぼつ)
115()えて(かげ)さへ()えずなりけり』
116 朝霧比女(あさぎりひめ)(かみ)(うた)はせ(たま)ふ。
117雲枕(くもまくら)御空(みそら)(たび)(かさ)ねつつ
118(いさを)()てし(きみ)(たた)へむ。
119国土(くに)(わか)()(つち)やはく葭原(よしはら)
120国土(くに)のかためはただ(ごと)ならじ。
121葭草(よしぐさ)水奔草(すゐほんさう)()(はら)
122(ちから)御火(みひ)(まさ)るものなし。
123如何(いか)にして御火(みひ)(ちから)()むものと
124百日(ももか)百夜(ももよ)(われ)(いの)りつ。
125百日日(ももかひ)(みそぎ)()せる御照(みてらし)
126(かみ)もやがてはここに(かへ)らむ。
127百日日(ももかひ)()ちぬる今日(けふ)(いさ)ましく
128凱旋(がいせん)したるは目出度(めでた)かりけり。
129大御照(おほみてらし)(かみ)もやがては(かへ)るべし
130百日(ももか)(みそ)今日(けふ)()ちぬれば』
131 ()(うた)(たま)(をり)もあれ、132(みそぎ)神事(みわざ)()(たま)ひ、133(かみ)(ちから)全身(ぜんしん)(みた)して、134大御照(おほみてらし)(かみ)溪間(たにま)(くも)()けて青木(あをき)(はら)聖場(せいぢやう)(やうや)(かへ)りつき(たま)ひ、135四柱(よはしら)(かみ)御前(みまへ)(うやうや)しく(あらは)れ、136大御照(おほみてらし)(かみ)(うた)ふ。
137御樋代(みひしろ)(かみ)神言(みこと)をかうむりて
138百日(ももか)(みそぎ)(をは)(かへ)りぬ。
139溪川(たにがは)(きよ)清水(しみづ)(みそぎ)して
140うつりゆく()(さと)らひにけり。
141(みづ)()(ちから)によりて葭原(よしはら)
142(つち)(きよ)めむ御心(みこころ)なりけり。
143(いま)(しば)(われ)(いとま)をたまへかし
144御樋代神(みひしろがみ)(むか)(きた)らむ。
145万里(まで)(うみ)(うか)ばせ(たま)朝香比女(あさかひめ)
146御火(みひ)をたまふとはつかに(さと)りぬ。
147松浦(まつうら)(みなと)(きみ)(むか)へつつ
148御火(みひ)(ちから)()らむと(おも)ふ』
149 朝霧比女(あさぎりひめ)(かみ)御歌(みうた)()ませ(たま)ふ。
150八人乙女(やたりをとめ)御樋代神(みひしろがみ)朝香比女(あさかひめ)
151()でましあると()けば(うれ)しき。
152(しか)あらば大御照神(おほみてらしがみ)(さき)()
153朝空男(あさぞらを)国生男神(くにうみをがみ)(したが)()でませ』
154 大御照(おほみてらし)(かみ)(うた)ふ。
155朝霧比女(あさぎりひめ)(かみ)神言(みこと)(したが)ひて
156朝香(あさか)比女(ひめ)(むか)(きた)らむ。
157大前(おほまへ)(かしこ)(いづ)言霊(ことたま)
158たたへ(をは)りて(ただ)(すす)まむ。
159百日日(ももかひ)(みそぎ)によりて(わが)(たま)
160(かがみ)(ごと)()きとほらへり。
161朝空男(あさぞらを)国生男(くにうみを)(かみ)二柱(ふたはしら)
162(われ)()へさせ(たま)(うれ)しさ』
163 朝空男(あさぞらを)(かみ)(うた)ふ。
164朝香比女(あさかひめ)(むか)ふる(ため)鳥船(とりふね)
165(つか)はせ(たま)御樋代(みひしろ)(かみ)
166松浦(まつうら)(みなと)(はる)(とほ)けれど
167(われ)鳥船(とりふね)にのりて(すす)まむ』
168 国生男(くにうみを)(かみ)(うた)ふ。
169二柱(ふたはしら)(かみ)(したが)松浦(まつうら)
170(みなと)(くだ)ると(おも)へば(いさ)まし。
171久方(ひさかた)御空(みそら)()けゆくいさましさ
172地上(ちじやう)(かみ)(おも)へざりけり。
173予讃(よさ)(くに)(そら)(わた)りし(おぼ)えあり
174松浦港(まつうらこう)へは(やす)(くだ)らむ』
175 朝霧比女(あさぎりひめ)(かみ)御歌(みうた)()ませ(たま)ふ。
176()くならば三柱(みはしら)(いそ)鳥船(とりふね)
177()りて(すす)めよ(かみ)(むか)ふと』
178 朝香比女(あさかひめ)(かみ)(むか)への首途(かどで)として、179朝霧比女(あさぎりひめ)(かみ)四柱(よはしら)司神(つかさがみ)(はじ)め、1791数多(あまた)神々(かみがみ)(ひき)ゐて、180青木(あをき)(はら)中心(ちうしん)に、1801宮柱太(みやはしらふと)しく()てて(いつ)(まつ)れる()大神(おほかみ)御前(みまへ)に、181沐浴斎戒(もくよくさいかい)して種々(くさぐさ)供物(くもつ)(けん)じ、182(みづか)斎主(さいしゆ)となり、183空中安全(くうちうあんぜん)祈願(きぐわん)(はじ)(たま)ふ。
184 朝霧比女(あさぎりひめ)(かみ)四拍手(しはくしゆ)しながら、
 
185掛巻(かけまく)(かしこ)(これ)高光山(たかみつやま)下津岩根(したついはね)宮柱太(みやはしらふと)しく()てて、186千木高知(ちぎたかし)らし(しづま)(たま)()大神(おほかみ)大前(おほまへ)に、187斎主(いはひぬし)朝霧比女(あさぎりひめ)(かみ)188(つつ)しみ(ゐやま)()(たてまつ)らく、189大神(おほかみ)神言(みこと)(かがふ)り、190御樋代(みひしろ)(かみ)()けられ、191天津御空(あまつみそら)八重雲(やへくも)伊頭(いづ)千別(ちわき)千別(ちわき)高光山(たかみつやま)(くだ)りてゆ、192(はや)三年(みとせ)()ぎにけり。193御樋代神(みひしろがみ)(われ)はも、194(しる)功績(いさをし)()てずして、195月日(つきひ)(おく)(くる)しさに、196(てん)(せぐくま)()(ぬきあし)して国土(くに)(やす)かれと(いの)りけり。197さはあれど(いま)国土(くに)(わか)(つち)やはく、198曲津見(まがつみ)どもの跳梁(てうりやう)にまかせ()りたる葭原(よしはら)国土(くに)(ひら)かむ(すべ)もなし。199()(かみ)御水火(みいき)()れる御火(みひ)(たね)200大御照(おほみてらし)(かみ)(こころ)真寸鏡(ますかがみ)(うつ)ろふ()れば、201朝香比女(あさかひめ)(かみ)(うづ)火種(ひだね)()たせつつ(この)国土(くに)(わた)らすとはつかに()きし(うれ)しさに、202大御照(おほみてらし)(かみ)(はじ)めとし、203朝空男(あさぞらを)(かみ)204国生男(くにうみを)(かみ)朝香比女(あさかひめ)(かみ)(もと)(つか)はし(むか)(まつ)ると(おも)ふが(ゆゑ)に、205(あま)鳥船(とりふね)(かた)らかに(つく)()へて、206三柱(みはしら)()(つか)はす今日(けふ)()(わが)()(ごと)(きこ)()し、207(あや)しき(くも)(そら)()くも、208(あやま)ちあらず安々(やすやす)と、209(なが)年月(としつき)松浦(まつうら)(みなと)(ひか)らす朝香比女(あさかひめ)(かみ)一行(いつかう)を、210無事(ぶじ)高光(たかみつ)(やま)聖所(すがど)(みちび)かせ(たま)へと、211鹿児自物(かこじもの)膝折伏(ひざをりふ)宇自物(うじもの)頸根突貫(うなねつきぬ)きて(かしこ)(かしこ)みも()(まつ)る。212ああ惟神(かむながら)々々(かむながら)213生言霊(いくことたま)(ひかり)あれ、214(わが)言霊(ことたま)(ちから)あれ』
 
215 ()くて祭典(さいてん)無事(ぶじ)終了(しうれう)し、216三柱(みはしら)(かみ)はここに()(きよ)鳥船(とりふね)(じやう)じて、217伊頭(いづ)八重雲(やへくも)をかき()けて松浦(まつうら)(みなと)(むか)航空(かうくう)することとなりぬ。
218 御樋代(みひしろ)(かみ)御歌(みうた)()ませ(たま)ふ。
219()ちわびし今日(けふ)生日(いくひ)目出度(めでた)さよ
220朝香(あさか)比女(ひめ)(むか)ふと(おも)へば。
221八柱(やはしら)御樋代神(みひしろがみ)のその(なか)
222(こと)雄々(をを)しき朝香比女(あさかひめ)かも。
223朝香比女(あさかひめ)(かみ)神言(みこと)()でまさば
224この葭原(よしはら)国土(くに)(やす)けむ。
225()(かみ)朝夕(あしたゆふべ)(いの)りたる
226(しるし)かがよふ今日(けふ)目出度(めでた)き。
227いざさらば雲路(くもぢ)(やす)けく()でませよ
228(われ)御前(みまへ)(いの)りつづけむ』
229 大御照(おほみてらし)(かみ)(うた)ふ。
230朝霧比女(あさぎりひめ)神言(みこと)(かしこ)()でゆかむ
231生言霊(いくことたま)雲路(くもぢ)(やす)けむ。
232(くも)谷雲(たにくも)(かは)をば(よこ)ぎりて
233(みなと)(すす)まむ(まも)らせ(たま)へ。
234大空(おほぞら)(くも)(みね)をば()(わた)
235(あま)河原(かははら)(わた)らひ()かむ。
236(わし)(たか)百鳥千鳥(ももどりちどり)()(した)
237ながめて(わた)(そら)雄々(をを)しさ』
238 朝空男(あさぞらを)(かみ)(うた)ふ。
239天津(あまつ)()(かがや)(わた)朝空(あさぞら)
240(すす)吾等(われら)鳳凰(おほとり)なるよ。
241鳥船(とりふね)(つばさ)(かた)らに(つく)りあれば
242(こころ)(やす)けく(すす)まむと(おも)ふ。
243()(かみ)御火(みひ)より()ける(くも)なれば
244(そら)旅路(たびぢ)(やす)けかるべし』
245 国生男(くにうみを)(かみ)(うた)ふ。
246(われ)(また)二柱神(ふたはしらがみ)(したが)ひて
247天津御空(あまつみそら)をかき()(すす)まむ。
248ポケツトは数多(あまた)ありともこの(ふね)
249いや(かた)ければ(やす)(すす)まむ。
250はてしなき大野(おほの)(うへ)(かぎ)りなき
251御空(みそら)(くも)()つつ()くなり。
252いざさらば高光山(たかみつやま)聖場(せいぢやう)
253()(をが)みつつ(わた)りゆくべし』
254 朝霧比女(あさぎりひめ)(かみ)御歌(みうた)()ませ(たま)ふ。
255三柱(みはしら)(かみ)雲路(くもぢ)(たび)()きを
256(いま)(おく)らむこの清庭(すがには)に。
257三柱(みはしら)(かみ)(やす)けく(わた)りませ
258(かみ)()さしの神業(みわざ)(おも)ひて』
259 大御照(おほみてらし)(かみ)(うた)ふ。
260『いざさらば青木(あをき)(はら)聖場(せいぢやう)
261()ちて(すす)まむ松浦港(まつうらこう)へ』
262 ()(うた)(をは)り、263三柱(みはしら)(あま)鳥船(とりふね)()(たく)して空中(くうちう)(たか)(のぼ)らせ(たま)ふや、264これの神苑(みその)(つか)(はべ)百神等(ももがみたち)は、265ウオーウオーの鯨波(とき)(つく)りて、266(いさ)ましきこの首途(かどで)(おく)りける。
267昭和九・七・三一 旧六・二〇 於関東別院南風閣 谷前清子謹録)
   
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