霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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第二章 神示(しんじ)経綸(けいりん)

インフォメーション
著者:出口王仁三郎 巻:霊界物語 特別篇 山河草木 入蒙記 篇:第1篇 日本より奉天まで よみ:にっぽんよりほうてんまで
章:第2章 入蒙記 よみ:しんじのけいりん 通し章番号:
口述日:1925(大正14)年08月15日(旧06月26日) 口述場所: 筆録者:松村真澄 校正日: 校正場所: 初版発行日:1925(大正14)年2月14日
概要: 舞台: あらすじ[?]このあらすじは東京の望月さん作成です。一覧表が「王仁DB」にあります。[×閉じる]
大本教の聖地・綾部の八尋殿において、恒例の節分祭が執行された。祭りの執行後、源日出雄は壇上から演説を試みた。
天地万有を創造したまいし主の神を斎き祭る節分祭は、一年のうち最も聖なる祭典日です。
大正十三年二月四日はとくに、天運循環して、甲子の聖日であり、十万年に一度しか際会することのできない日です
教祖国照姫命にかからせたもうた神様は天地の祖神・大国常立尊であり、明治二十五年の正月元旦に、心身ともに浄化した教祖は、稚姫君命の精霊を宿し、聖なる教えを衆生に向かって伝達されたのです。
開祖の御役割りとは、根本の大神の聖慮を奉戴し、神界より地上に降したまえる十二の神柱を集め、霊主体従的に国土を建設することにより、世界を最初の黄金世界に復帰せしめる御神業を、国祖により任せられたのです。
今や天運循環し、世界各地に精神的な救世主が現れている。日出雄も主の神の神示に基づき、小さな教団の神柱となっていることができないようになってきた。
現在の混迷の極度に達した人心に活気を与えて神の聖霊の宿った機関として活動せしめるためには、まず第一に勇壮活発な模範を示すことにより、人間の心の岩戸を開いてやる必要がある。
開祖は冠島、沓島開きや鞍馬山など各地霊山への出修によって、それを行った。日出雄もまた神示をかしこみ、蒙古の大原野を開拓すべく、大正六年の春から密かに準備に着手していた。
そこへ、大正十年の事件によって天下の大誤解を受けたため、意を決して活動しようと思っている。
主な登場人物: 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日: OBC :rmnm02
愛善世界社版:14頁 八幡書店版:第14輯 552頁 修補版: 校定版:14頁 普及版: 初版: ページ備考:
001 明治(めいぢ)末葉(まつえう)大正(たいしやう)初期(しよき)にかけ、002思想(しさう)混乱(こんらん)(きよく)(たつ)せる現実界(げんじつかい)()かつて、003一大獅子吼(いちだいししく)をなし、004神教(しんけう)四方(よも)伝達(でんたつ)したる結果(けつくわ)005(あたか)洪水(こうずゐ)氾濫(はんらん)して大堤防(だいていばう)破壊(はくわい)するが(ごと)(いきほひ)(もつ)勃興(ぼつこう)したる天授(てんじゆ)聖教(せいけう)006三五(あななひ)聖団(せいだん)007(その)大本(おほもと)所在地(しよざいち)(きこ)えたる(あや)聖地(せいち)──仏徒(ぶつと)所謂(いはゆる)霊山会場(れいざんゑぢやう)蓮華台(れんげだい)008キリスト教徒(けうと)(もつと)憧憬(どうけい)して()まざるパレスチナの聖場(せいぢやう)009オレブ(さん)010エルサレムの聖地(せいち)にも()すべき──(かみ)本宮(ほんぐう)011桶伏山(をけぶせやま)中心(ちうしん)とし、012宏壮(かうさう)なる殿堂(でんだう)013(にしき)(みや)建設(けんせつ)し、014四百四十四坪(しひやくしじふよつぼ)八尋殿(やひろどの)(おい)て、015(さかん)主神(すしん)聖教(せいけう)伝達(でんたつ)し、016既成(きせい)宗教(しうけう)(うへ)卓越(たくえつ)して、017世界万有愛(せかいばんいうあい)教旗(けうき)(ひるが)へし、018自転倒島(おのころじま)(はじ)め、019地上(ちじやう)世界(せかい)無数(むすう)崇信者(すうしんじや)(いう)する三五教(あななひけう)根源地(こんげんち)020八尋殿(やひろどの)(おい)て、021恆例(こうれい)節分祭(せつぶんさい)執行(しつかう)された。022(この)節分祭(せつぶんさい)はキリスト(けう)所謂(いはゆる)逾越祭(すぎこしさい)(ごと)きものである。023(この)殿堂(でんどう)五六七(みろく)神政(しんせい)(ちな)みて五六七殿(みろくでん)(とな)へられてゐる。024国照姫(くにてるひめ)地上(ちじやう)肉体(にくたい)(もつ)生存(せいぞん)すること八十余年(はちじふよねん)025大正(たいしやう)七年(しちねん)陰暦(いんれき)十月(じふぐわつ)三日(みつか)神諭(しんゆ)()(をは)つて昇天(しようてん)し、026(その)聖霊(せいれい)稚姫君命(わかひめぎみのみこと)復帰(ふくき)し、027天界(てんかい)(おい)神政(しんせい)(おこな)ひ、028(その)遺骸(ゐがい)天王平(てんのうだひら)奥津城(おくつき)永眠(えいみん)してゐる。029国照姫(くにてるひめ)後継者(こうけいしや)はすでに二代(にだい)三代(さんだい)立並(たちなら)び、030神教(しんけう)伝達(でんたつ)することとなつてゐる。
031 (みなもと)日出雄(ひでを)神示(しんじ)によつて、032明治(めいぢ)三十二年(さんじふにねん)聖地(せいち)(きた)り、033水洗礼(みづせんれい)教務(けうむ)補佐(ほさ)し、034大正(たいしやう)十年(じふねん)(まで)神業(かむわざ)(つづ)けてゐた。035(この)(かん)(ほとん)二十四年(にじふよねん)036高姫(たかひめ)精霊(せいれい)宿(やど)りたる徳島(とくしま)(ふく)037菖蒲(あやめ)のお(はな)038高村(たかむら)高造(たかざう)039四方(しかた)与多平(よたへい)040鷹巣(たかのす)文助(ぶんすけ)041(その)()数多(あまた)体主霊従派(たいしゆれいじうは)極力(きよくりよく)妨害(ばうがい)されつつも、042(すべ)ての障壁(しやうへき)蹴破(しうは)して、043十年一日(じふねんいちじつ)(ごと)く、044神教(しんけう)従事(じゆうじ)した。
045 梅村(うめむら)信行(のぶゆき)046湯浅(ゆあさ)仁斎(じんさい)047西田(にしだ)元教(もとのり)などの(たす)けはあつたが、048(わか)らずやの妨害(ばうがい)(もつと)(はなは)だしく、049(おほ)いに神業(しんげふ)進展(しんてん)阻害(そがい)した。
050 大正(たいしやう)五年(ごねん)(すゑ)(ごろ)から鼻高学者(はなだかがくしや)()続々(ぞくぞく)聖地(せいち)(きた)り、051大正(たいしやう)十年(じふねん)世界(せかい)全滅(ぜんめつ)却託(ごふたく)(なら)べ、052一夜作(いちやづく)りの霊学(れいがく)称導(しようだう)し、053三五(あななひ)声望(せいばう)をして、054一時(いちじ)天下(てんか)失墜(しつつゐ)せしめた。055(その)結果(けつくわ)大正(たいしやう)十年(じふねん)(おい)て、056有名(いうめい)なる大本事件(おほもとじけん)勃発(ぼつぱつ)し、057()いで桶伏山(をけぶせやま)058(にしき)(みや)の、059乱暴(らんばう)至極(しごく)取毀(とりこぼ)ちとなり、060(みなもと)日出雄(ひでを)()一時(いちじ)(ごく)(とう)ぜられ、061いかめしき閻魔(えんま)(ちやう)引出(ひきだ)されて、062善悪邪正(ぜんあくじやせい)審判(しんぱん)さるることとなつた。063(この)事件(じけん)(きも)をつぶし睾丸(かうぐわん)宿換(やどがへ)さした学者連(がくしやれん)は、064数十万円(すうじふまんゑん)負債(ふさい)投付(なげつ)け、065日出雄(ひでを)以下(いか)純真(じゆんしん)なる(かみ)()を、066千丈(せんじやう)谷間(たにま)につきおとし、067()らぬ(かほ)半兵衛(はんべゑ)をきめこみ、068第二(だいに)計画(けいくわく)()て、069(まよ)へる少年(せうねん)をかり(あつ)めむとし、070心霊会(しんれいくわい)なるものを組織(そしき)したが、071(てん)()かる暴虐(ばうぎやく)(ゆる)さず、072一時(いちじ)(その)傘下(さんか)(あつ)まれる猛者連(もされん)四方(しはう)散逸(さんいつ)し、073(いま)孤立(こりつ)無援(むゑん)境地(きやうち)()心霊(しんれい)人生(じんせい)なる孤城(こじやう)(かく)れて、074(しき)りに三五(あななひ)本城(ほんじやう)(むか)つて征矢(そや)(はな)つてゐる。075(この)(かん)日出雄(ひでを)桶伏山(をけぶせやま)山下(やました)076祥雲閣(しやううんかく)(おい)て、077万有愛(ばんいうあい)教旗(けうき)(ひるがへ)し、078三五(あななひ)神教(しんけう)(つた)ふべく、079神示(しんじ)霊界物語(れいかいものがたり)口述(こうじゆつ)発行(はつかう)し、080天下(てんか)宣伝(せんでん)せしより、081教勢(けうせい)(とみ)回復(くわいふく)し、082(いづ)れも(その)教理(けうり)歓喜雀躍(くわんきじやくやく)し、083(やう)内外(ないぐわい)()はず信者(しんじや)()(つき)蝟集(ゐしふ)(きた)り、084昔日(せきじつ)(まさ)大勢力(だいせいりよく)醸成(じやうせい)した。085(みなもと)日出雄(ひでを)節分祭(せつぶんさい)()んだ(のち)086壇上(だんじやう)()ちて一場(いちぢやう)演説(えんぜつ)(こころ)みた。
087天地万有(てんちばんいう)創造(さうざう)(たま)ひし独一真神(どくいつしんしん)()(かみ)(いつ)きまつる今日(けふ)は、088一年(いちねん)一回(いつくわい)(もつと)(きよ)祭典日(さいてんび)であります。089(こと)大正(たいしやう)十三年(じふさんねん)二月(にぐわつ)四日(よつか)節分祭(せつぶんさい)は、090天運循環(てんうんじゆんくわん)して、091甲子(きのえね)聖日(せいじつ)でありまして、092吾々(われわれ)人間(にんげん)としては、093十万年(じふまんねん)一度(いちど)より際会(さいくわい)することの出来(でき)ない、094(もつと)意義(いぎ)ある(しゆ)()であります。095大神(おほかみ)愛善(あいぜん)(とく)信真(しんしん)(ひかり)()たされたる各国(かくこく)各地(かくち)役員(やくゐん)信徒(しんと)諸氏(しよし)が、096神縁(しんえん)相熟(あひじゆく)して、097(この)八尋殿(やひろどの)にお(あつ)まりになり、098吾等(われら)(とも)芽出度(めでた)大祭典(だいさいてん)に、099奉仕(ほうし)さるることを()られましたのは、100至仁(しじん)至愛(しあい)()神様(かみさま)御恵(みめぐ)みに(ほか)ならないことを、101皆様(みなさま)(とも)感謝(かんしや)せなくてはなりませぬ。102御承知(ごしようち)(とほ)り、103教祖(けうそ)国照姫命(くにてるひめのみこと)(かか)らせ(たま)ふた神様(かみさま)は、104宇宙(うちう)創造者(さうざうしや)105天地(てんち)祖神(そしん)大国常立尊(おほくにとこたちのみこと)でありまして、106明治(めいぢ)廿五年(にじふごねん)正月(しやうぐわつ)元旦(ぐわんたん)107心身(しんしん)(とも)浄化(じやうくわ)したる教祖(けうそ)稚姫君命(わかひめぎみのみこと)精霊(せいれい)宿(やど)され、108前後(ぜんご)未曾有(みぞう)聖教(せいけう)を、109一切(いつさい)衆生(しゆじやう)(むか)つて伝達(でんたつ)されたのは、110吾々(われわれ)人類(じんるゐ)(ため)には、111(じつ)無限絶大(むげんぜつだい)賜物(たまもの)であります。112()神様(かみさま)厳霊(げんれい)稚姫君命(わかひめぎみのみこと)御精霊(ごせいれい)(その)神格(しんかく)をみたされ、113地上(ちじやう)神人(しんじん)たる清浄(せいじやう)無垢(むく)霊身(れいしん)三五(あななひ)教祖(けうそ)肉体(にくたい)終局点(しうきよくてん)として(きた)らせ(たま)ひ、114間接内流(かんせつないりう)形式(けいしき)()つて、115大地(だいち)修理固成(しうりこせい)神業(しんげふ)を、116三界(さんかい)衆生(しゆじやう)(たい)(あまね)伝達(でんたつ)すべく(あら)はれ(たま)ふたのであります。117(その)初発(しよつぱつ)神諭(しんゆ)には『三千世界一度(さんぜんせかいいちど)(ひら)(うめ)(はな)118(うしとら)金神(こんじん)(かま)()になりたぞよ、119須弥仙山(しゆみせんざん)(こし)をかけ、120三千世界(さんぜんせかい)(まも)るぞよ』と大獅子吼(だいししく)をされてゐます。121(この)神示(しんじ)略解(りやくかい)すれば、122三千世界(さんぜんせかい)とは、123神界(しんかい)幽界(いうかい)現界(げんかい)三大境界(きやうかい)であり、124過去(くわこ)現在(げんざい)未来(みらい)をも()して()ります。125(うめ)(はな)(うめ)言霊学上(げんれいがくじやう)126エと()ふことになる、127エは万物(ばんぶつ)(はじめ)128生命(せいめい)源泉(げんせん)であり、129(よう)といふことになり、130スは一切統一(いつさいとういつ)意味(いみ)であります。131(また)スは清浄(せいじやう)潔白(けつぱく)スミキリの意味(いみ)ともなる。132(はな)とは(はじ)めて()るの()であり、133最初(さいしよ)意味(いみ)であり、134教祖(けうそ)意味(いみ)ともなる。135()(かみ)空前絶後(くうぜんぜつご)大神業(だいしんげふ)をいよいよ開始(かいし)し、136最初(さいしよ)御理想(ごりさう)たる黄金世界(わうごんせかい)地上(ちじやう)完全(くわんぜん)建設(けんせつ)(たま)ふといふ芽出度(めでた)意味(いみ)であります。137(うしとら)といへば東北(とうほく)意味(いみ)神典(しんてん)にては()若宮(わかみや)方位(はうゐ)であり、138万物(ばんぶつ)発生(はつせい)根源(こんげん)であつて太陽(たいやう)(のぼ)(たま)方位(はうゐ)であります。139また(うしとら)といふ字義(じぎ)(とど)めとなり(はじめ)となり(かた)めとなり(なが)しとなり、140()(をは)りの()(はじ)まりの意味(いみ)となります。141金神(こんじん)といふ意味(いみ)売卜者(ばいぼくしや)()つてゐる方除(はうよ)けをせられたり、142(たた)(がみ)として排斥(はいせき)せられてゐるやうな人間(にんげん)()りに(つく)つた(かみ)意味(いみ)ではなく、143尊厳無比(そんげんむひ)金剛不壊(こんがうふえ)意味(いみ)(いう)し、144三界(さんかい)をして黄金世界(わうごんせかい)完成(くわんせい)(たま)(すく)ひの(かみ)といふ、145(つづま)言葉(ことば)であります。
146 須弥仙山(しゆみせんざん)といふのは、147仏経(ぶつきやう)にある仮想的(かさうてき)(やま)であつて所謂(いはゆる)宇宙(うちう)中心(ちうしん)()したものであります。148日月星辰(じつげつせいしん)(この)須弥仙山(しゆみせんざん)中心(ちうしん)進行(しんかう)し、149須弥仙山(しゆみせんざん)には三十三(さんじふさん)(てん)があるといつてゐるのを()ても、150無限(むげん)絶対(ぜつたい)なる大宇宙(だいうちう)意味(いみ)であることが明瞭(めいれう)となつて()ます。151(この)須弥仙山(しゆみせんざん)(こし)をかけ(うしとら)金神(こんじん)(まも)ると宣示(せんじ)されたのは、152(じつ)驚嘆(きやうたん)すべき大神業(だいしんげふ)大完成(だいくわんせい)予示(よじ)されたもので、153万有一切(ばんいういつさい)(この)大神(おほかみ)愛善(あいぜん)(とく)信真(しんしん)(ひかり)(よく)し、154現幽神(げんいうしん)三界(さんかい)(わた)り、155永遠無窮(えいゑんむきう)真生命(しんせいめい)(たも)ち、156歓喜(くわんき)(よく)することを()るのであります。157太古(たいこ)()ける現世界(げんせかい)住民(ぢゆうみん)(いづ)れも、158清浄(せいじやう)無垢(むく)にして、159智慧証覚(ちゑしようかく)にすぐれ、160(あい)(ぜん)(しん)(しん)をよく体得(たいとく)し、161直接(ちよくせつ)天人(てんにん)(まじ)はり、162霊界(れいかい)現界(げんかい)(あは)(かがみ)(ごと)く、163(じつ)(あきら)かな荘厳(さうごん)世界(せかい)であつたのであります。164それより追々(おひおひ)()(くだ)つて白銀時代(しろがねじだい)となり、165八岐大蛇(やまたをろち)醜狐(しこぎつね)跋扈(ばつこ)(はじ)め、166智慧証覚(ちゑしようかく)(やうや)くにしてにぶり()し、167(くだ)つて赤銅時代(あかがねじだい)黒鉄時代(くろがねじだい)益々(ますます)現実化(げんじつくわ)し、168妖邪(えうじや)空気(くうき)天地(てんち)充満(じゆうまん)し、169三界(さんかい)紛争(ふんさう)絶間(たえま)なく、170(いま)泥海時代(どろうみじだい)堕落(だらく)して(しま)つたのです。171仏者(ぶつしや)(これ)末法(まつぽふ)()といひ、172基督教(キリストけう)地獄(ぢごく)といひ、173神道家(しんだうか)常暗(とこやみ)()(とな)へてゐます。174地上(ちじやう)一切(いつさい)(たみ)仁慈無限(じんじむげん)大神(おほかみ)恩恵(おんけい)忘却(ばうきやく)し、175自己愛的(じこあいてき)行動(かうどう)(あへ)てなし、176(たがひ)()(あらそ)ひ、177権利(けんり)獲得(くわくとく)せむとし、178排他(はいた)猜疑(さいぎ)と、179呪咀(じゆそ)悪口(あくこう)のみを()(こと)とし、180仏者(ぶつしや)所謂(いはゆる)地獄(ぢごく)餓鬼(がき)畜生(ちくしやう)修羅(しゆら)惨状(さんじやう)現出(げんしゆつ)することとなりました。181(ここ)(おい)国祖(こくそ)神霊(しんれい)(この)惨状(さんじやう)座視(ざし)するに(しの)びず、182(かみ)より(えら)まれたる清浄(せいじやう)無垢(むく)なる霊身(れいしん)国照姫命(くにてるひめのみこと)をして神意(しんい)伝達(でんたつ)機関(きくわん)となし、183万有救済(ばんいうきうさい)聖業(せいげふ)(たく)されたのであります。184(ゆゑ)三五(あななひ)(をしへ)根本(こんぽん)大神(おほかみ)聖慮(せいりよ)奉戴(ほうたい)し、185神界(しんかい)より(この)地上(ちじやう)天降(あまくだ)(たま)へる十二(じふに)神柱(かむばしら)(あつ)め、186霊主体従的(れいしゆたいじうてき)国土(こくど)建設(けんせつ)し、187常暗(とこやみ)()をして最初(さいしよ)黄金世界(わうごんせかい)復帰(ふくき)せしむる御神業(ごしんげふ)(つか)へまつるべき大責任(だいせきにん)をお(まか)せになつたのであります。188(いま)天運循環(てんうんじゆんくわん)神律(しんりつ)によつて、189世界(せかい)各地(かくち)精神的(せいしんてき)救世主(きうせいしゆ)(あら)はれてをります。190()いては日出雄(ひでを)()(かみ)神示(しんじ)(したが)ひ、191到底(たうてい)(この)(ちひ)さき教団(けうだん)のみの神柱(かむばしら)となつてゐることは出来(でき)ない(やう)になりました。192今日(こんにち)人間(にんげん)口先(くちさき)では(じつ)勇壮活溌(ゆうさうくわつぱつ)な、193鬼神(きじん)跣足(はだし)()げるやうな大気焔(だいきえん)をはき、194メートルを()げてる(もの)もありますが、195愈々(いよいよ)実地(じつち)となつた(とき)竜頭蛇尾(りうとうだび)(をは)るのが一般(いつぱん)傾向(けいかう)であります。196今日(こんにち)人間(にんげん)(すべ)てが卑劣(ひれつ)柔弱(にふじやく)で、197小心(せうしん)貪欲(どんよく)で、198我利我利亡者(がりがりまうじや)で、199排他的(はいたてき)で、200(しん)勇気(ゆうき)がありませぬ。201かかる汚穢(をえ)陀羅(だら)昏迷(こんめい)極度(きよくど)(たつ)した人心(じんしん)活気(くわつき)(あた)へ、202(かみ)聖霊(せいれい)宿(やど)つた()きた機関(きくわん)として、203天晴(あつぱ)活動(くわつどう)せしめむとするには、204()第一(だいいち)勇壮活溌(ゆうさうくわつぱつ)なる模範(もはん)(しめ)し、205(かく)人間(にんげん)(こころ)岩戸(いはと)(ひら)いてやる必要(ひつえう)がありますので、206国照姫命(くにてるひめのみこと)荒波(あらなみ)(たけ)絶海(ぜつかい)孤島(こたう)冠島(をしま)207沓島(めしま)などに、208小舟(こぶね)(わた)り、209荒行(あらぎやう)をなし、210(あるひ)鞍馬山(くらまやま)幽谷(いうこく)(その)()霊山霊地(れいざんれいち)(みづか)出修(しゆつしう)して、211信徒(しんと)(きも)(だい)ならしめ、212有為(いうゐ)なる信者(しんじや)(つく)り、213社会(しやくわい)(ため)至誠(しせい)(つく)さしめむと(つと)められたのであります。214乍併(しかしながら)元来(ぐわんらい)臆病神(おくびやうがみ)巣窟(さうくつ)となつてゐる人間(にんげん)(めくら)(つんぼ)同様(どうやう)で、215国照姫命(くにてるひめのみこと)聖跡(せいせき)をふんで、216(その)実行(じつかう)(こころ)みた(もの)一人(ひとり)もなかつたのであります。217勿論(もちろん)開祖(かいそ)()かれた冠島(をしま)沓島(めしま)鞍馬山(くらまやま)参拝(さんぱい)して御神業(ごしんげふ)(つと)まつたと(おも)つてゐる(わか)らずやは相当(さうたう)にありました。218けれども(その)精神(せいしん)汲取(くみと)つて(その)(みち)大活動(だいくわつどう)(つづ)けようとする勇者(ゆうしや)一人(ひとり)()なかつたのであります。219(この)(てい)をみて憤慨(ふんがい)した日出雄(ひでを)三五(あななひ)信徒(しんと)(はじ)自転倒島(おのころじま)人間(にんげん)(および)世界(せかい)人間(にんげん)模範(もはん)(しめ)(ため)に、220神示(しんじ)(かしこ)み、221蒙古(もうこ)大原野(だいげんや)()第一(だいいち)開拓(かいたく)すべく、222大正(たいしやう)六年(ろくねん)(はる)より、223(ひそ)かに(その)準備(じゆんび)着手(ちやくしゆ)して()りました。224古語(こご)にも南船北馬(なんせんほくば)といふ()があります。225どうしても東北(とうほく)(すす)むのには(うま)()ることが必要(ひつえう)である。226(ゆゑ)日出雄(ひでを)(この)(とし)より準備(じゆんび)一端(いつたん)として、227四頭(しとう)(うま)飼育(しいく)し、228()(たか)(うま)229(ひく)(うま)230おとなしき(うま)231はげしき(うま)(のり)こなし、232(とき)(いた)るを()ちつつあつた。233そこへ神示(しんじ)(ごと)く、234大正(たいしやう)十年(じふねん)辛酉(かのととり)(とし)(いた)つて、235事件(じけん)(ため)(ふたた)天下(てんか)大誤解(だいごかい)をうけ、236行動(かうどう)自由(じいう)(うしな)つたので、237()(けつ)し、238(この)世界(せかい)(みなもと)日出雄(ひでを)として活動(くわつどう)せむと(おも)つてゐます。239どうか諸子(しよし)()(かんが)へを(もつ)神業(しんげふ)奉仕(ほうし)されむことを希望(きばう)(いた)します。240
241(むす)んで降壇(かうだん)した。242(みなもと)日出雄(ひでを)心中(しんちう)には(すで)(すで)神命(しんめい)奉戴(ほうたい)し、243空前絶後(くうぜんぜつご)大神業(だいしんげふ)(いま)(くはだ)てむとし、244満月(まんげつ)(ごと)(しぼ)つた(ゆみ)()(ちか)(はな)たれむとしてゐたのである。
245大正一四・八・一五 松村真澄筆録)