霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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第二一章 索倫本営(ソーロンほんえい)

インフォメーション
著者:出口王仁三郎 巻:霊界物語 特別篇 山河草木 入蒙記 篇:第3篇 洮南より索倫へ よみ:とうなんよりそーろんへ
章:第21章 入蒙記 よみ:そーろんほんえい 通し章番号:
口述日:1925(大正14)年08月 口述場所: 筆録者: 校正日: 校正場所: 初版発行日:1925(大正14)年2月14日
概要: 舞台: あらすじ[?]このあらすじは東京の望月さん作成です。一覧表が「王仁DB」にあります。[×閉じる]
索倫山木局子は、一時ロシアが占領して採木の税金を取るために木局署という役所を構えていたところであった。今は黒竜江省の管轄となっている。
日出雄と盧占魁は、要害堅固で難攻不落のこの地点に仮本営を構えた。この地域は馬賊団がたくさん出没して支那人も入ることができない危険区域であるが、蒙古の馬賊の英雄である盧占魁と共に進んだことにより、容易に到達できたのである。
このたび盧占魁が、日の出の国の大救世主を奉戴して蒙古救援軍を起こす、というので、国民は上下を上げて歓喜し、すばらしい人気であった。蒙古の王、ラマおよび馬隊が次から次へと噂を聞いて集まってきた。
主な登場人物: 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日: OBC :rmnm21
愛善世界社版:188頁 八幡書店版:第14輯 617頁 修補版: 校定版:189頁 普及版: 初版: ページ備考:
001 索倫山(ソーロンざん)木局子(もくきよくし)は、002一時(いちじ)露国(ろこく)占領(せんりやう)して採木(さいぼく)税金(ぜいきん)()()木局署(もくきよくしよ)()役所(やくしよ)(つく)り、003(おほ)くの大鼻子(タービーヅ)がここに悠然(いうぜん)割拠(かつきよ)したのである。004(この)地点(ちてん)黒竜江省(こくりうこうしやう)熱河(ねつか)外蒙(ぐわいもう)との連鎖点(れんさてん)であり露国(ろこく)占領(せんりやう)してから索倫山(ソーロンざん)命名(めいめい)されたのである。005興安嶺山脈(こうあんれいさんみやく)支脈(しみやく)であつて、006日本里程(につぽんりてい)一百里(いつぴやくり)四方(しはう)(あひだ)索倫地帯(ソーロンちたい)(しよう)してゐる。007その()蒙古馬賊(もうこばぞく)隊長(たいちやう)露兵(ろへい)追払(おつぱら)つて、008ここに根拠(こんきよ)(かま)へ、009蒙古(もうこ)独立(どくりつ)準備(じゆんび)をしてゐた。010その()民国(みんごく)七年(しちねん)清朝復辟問題(しんてうふくへきもんだい)(おこ)つた(とき)011兵燹(へいせん)(かか)つて家屋(かをく)(ほと)んど滅亡(めつぼう)したのである。012(いま)黒竜江省(こくりうこうしやう)管轄(くわんかつ)となり、013十数人(じふすうにん)官吏(くわんり)数十人(すうじふにん)兵士(へいし)(まも)つてゐる。014(ゆく)ゆくは人口(じんこう)増加(ぞうか)(とも)索倫県(ソーロンけん)()くと()(こと)である。015曼陀汗(マンダハン)(この)(へん)馬隊(ばぞく)大頭目(だいとうもく)として附近(ふきん)数千名(すうせんめい)馬賊(ばぞく)(ひき)ゐて此処(ここ)根拠(こんきよ)(かた)めてゐたが、016(その)部下(ぶか)今回(こんくわい)蒙古救援軍(もうこきうゑんぐん)(ため)に、017外蒙(ぐわいもう)特別区域(とくべつくゐき)(はう)手分(てわ)けして準備(じゆんび)のために()()つて(しま)ひ、018(わづ)かに数十名(すうじふめい)部下(ぶか)御大(おんたい)身辺(しんぺん)(まも)つてゐる。
019 日出雄(ひでを)(およ)盧占魁(ろせんくわい)が、020要害堅固(えうがいけんご)にして難攻不落(なんこうふらく)(とな)へらるる(この)地点(ちてん)仮本営(かりほんえい)(かま)悠々(いういう)として(ぐん)編成(へんせい)(はか)つたのも、021()()(えら)んだ()めである。022洮南(たうなん)より西北(せいほく)曠野(くわうや)(いた)(ところ)慓悍(へうかん)なる馬賊団(ばぞくだん)沢山(たくさん)出没(しゆつぼつ)して、023支那人(しなじん)でさへも這入(はひ)(こと)出来(でき)ない危険区域(きけんくゐき)であるが、024(なん)()つても蒙古(もうこ)英雄(えいいう)馬賊(ばぞく)大巨頭(だいきよとう)引連(ひきつ)れて(すす)んだのだから、025危険至極(きけんしごく)なる馬賊(ばぞく)暗夜(あんや)太陽(たいやう)()(ごと)歓迎(くわんげい)至誠(しせい)(つく)して従軍(じゆうぐん)すると()次第(しだい)であるから、026日出雄(ひでを)一行(いつかう)索倫入(ソーロンい)りは(きは)めて易々(いい)たるものであつた。
027 (この)(たび)日出(ひので)(くに)大救世主(だいきうせいしゆ)()奉戴(ほうたい)して蒙古救援軍(もうこきうゑんぐん)(おこ)すと()ふので、028国民(こくみん)上下(じやうげ)()げて(おほい)歓喜(くわんき)し、029素晴(すば)らしい人気(にんき)であつた。030蒙古(もうこ)(わう)031喇嘛(ラマ)(およ)馬隊(ばたい)(とう)(つぎ)から(つぎ)へと(うはさ)()いて(あつま)(きた)り、032部下(ぶか)(ひき)ゐて参加(さんか)するので、033(またた)()()(ごと)幹部(かんぶ)編成(へんせい)出来上(できあが)つた。
 
034   内外蒙古独立救援軍
035(西北自治軍)
036 太上将 達頼喇嘛  素尊汗(日出雄)
037 上将  班善喇嘛  王文真(真澄別)
038 同   総司令   盧占魁
039 中将旅長      張彦三
040 中将参謀      侯成勲(岡崎)
041 中将旅長      劉仲元
042 中将旅長      張桂林(曼陀汗)
043 中将 副司令兼旅長 楊崇山
044 少将 同      鄒秀明
045 同  同      大英子児
046 同  同      何全孝
047 同  同      包金山(貝勒)
 
048 (なほ)司令部(しれいぶ)各部官(かくぶくわん)()(ごと)し。
 
049 軍法処長   李錫麟
050 秘書     王鐘元
051 繙訳官    王元祺
052 副官     魏元慶
053 営長     孫景堂
054 同      鄭秀峰
055 書記官    李阜麟
056 連長     馮萬徳
057 秘書     陳占元
058 連長     趙恩凱
059 書記長    張恵臣
060 排長     崔玉祥
061 同      金維棟
062 司務長    王瓚璋
063 稽査長    靳鵬吉
064 偵探     高鳴九
065 連長     桑永剛
066 同      戦明武
067 副官     張順
068 排長     閏青山
069 連長     馮殿文
070 営長     馮佐臣
071 連長     程玉山
072 連長     王松林
073   盧占魁 謹呈
074 民国十三年五月九日
075  軍事顧問
076  王天海(日人)  王昌輝(日人)
077  王敬義(日人)  石大良(日人)
078  巴彦隆(蒙古王貝子)
 
079 軍事(ぐんじ)(くわん)する往復(わうふく)文書(ぶんしよ)一二(いちに)()紹介(せうかい)する。
 
080(一)盧占魁(ろせんくわい)より洮遼鎮守使(たうれうちんじゆし)闞朝爾(かんてうじ)()てたるもの
 
081   敬寄遼源県
082 洮遼鎮守使署呈
083 闞鎮帥 鈎啓
084自索倫山謹爾 四月二十九日
085鎮帥鈎鑒敬稟者占魁於月之九日率部下北来蒙鎮帥格外照払諸事分神莫名感激二十七日即到索倫山刻下随帯人員共五百余名一路厳守秩序秋毫不犯趙副官走後劉省三即派人到索報称己招募隊伍七八百名於月之二十二日起程北来約三五日即能到索惟蒙旗高爾蘇公会経親密派妥員来索面允所属十旗毎旗各出兵百名其槍機甚不完全占魁又与蒙古徳王商議允為於伊所属十旗毎旗出兵二百名槍馬斉備一侯人馬到斉編制妥協後即行作速西発槍馬均属斉惟子弾不甚充足又不易購買将来恐有接済不上実属一大難点万蒙
086鎮帥愈允格外分神代為設法購買至於需款若干占魁自己担承並懇或興
087大師交渉請為発給以済軍実将来大事有成皆出
 
088鎮帥之玉成矣粛此謹稟敬請鉤安伏乞
089垂鑒   慮占魁   謹稟四月二十九日
 
090(二)盧占魁(ろせんくわい)より(やう)総参議(そうさんぎ)東三省(とうさんしやう))に(あて)たるもの
 
091   敬呈
092 楊総参議 鉤啓
093   白黒竜江索倫山謹粛 五月八日
094総参議鉤鑒 違
095範日久景仰弥深万具無函已将入手弁理情形報告諒邀
096青鑒矣、097刻下現有隊伍五百余名槍械馬匹完全整備正在防址訓練之初尚有一千余名大約五六日必到索倫惟此際槍械炮弾需用甚急即請選派妥員将械弾早日運輸来索以備応用占魁惟有仰頼
098 鉤座設法維持期収完全効果以符下忱至於労涜清神之処銘諸心版永矣弗諼而巳再者曾選派隊伍五六十名前往熱地購買馬匹預備編隊之用以後隊伍到斉如何編制之処均請鼎力維持俾便進行嗣後如何弁理随時陸続報吾粛此敬請
099公安並信
100覆示為盻 慮占魁 頓上 五月八日
 
101(三)盧占魁(ろせんくわい)より吉林省(きちりんしやう)張輔帥(ちやうほすゐ)(あて)たるもの
 
102   吉林督軍署
103呈張輔帥 鉤啓
104自江省拝緘
105輔翁師長麾下遥違
 
106英字時切葭思
107竜門在望景仰何極近聞消息
108栄膺吉督保障封疆長材得展下風欽佩鼎祝莫名遥為繻慕抃舞遠道預賀也占魁泰蒙
109知遇感佩殊深北来兼句招募隊伍前已稟陳梗概事在創建頭緒紛如現已粗具規摸編成人数已有五六百之多其未到索者尚有一千余名大約一星期内必能到索嗣後招募竣事如何編制謹信我公指点略以便遵従並希多費金神鼎力設法維持一切将来編制就諸完成之処悉頼我公之賜也此後尚希不吝金玉遇事
110教正以便遵寸為命是聴諒厚我者必不棄置也
111粛此謹稟敬請
112鉤安並叩
113栄禧余維
114斉照 虞占魁 謹粛 五月八日
115敬再詢者占魁自前月初旬来索忽逾月余省城新聞均無従探息昨閲報載省中内有更変未知確否
116再者 叙翁在京有無回奉確息主座対於叙帥之地位迄是否表決千里相隔諸多鬱悶統請不吝教言時示
117南針以匡不達
118   占魁 又及
 
119(四)盧占魁(ろせんくわい)より東三省(とうさんしやう)(ちやう)副官(ふくくわん)()てたるもの
 
120  面呈
121 張副官 慇啓
122   以黒竜江索倫山 拝緘 五月八日
123華宣仁兄閣下前函諒蒙
124収閲勿庸瑣涜現在内部已竟略目下規模招募隊伍計有五六百之譜刻間正在編制訓練之際其未到人数尚有一千余名大約五六日内必克到索但人数斉備而軍械尤為要緊急待応用甚至刻不容緩以期早日完全成立万祈速為設法運送来索務祈面向総参議婉詞核愈速愈妙勿使弟遠道盻望心旌揺之諒愛我者心能体念弟之衷趣也再懇者前在奉垣呈報属員家眷接済一項早蒙金諾批示在案此次随弟北来人員恐請
125兄台一併費神佑照前情亦理庶免此視之誚茲特随函附呈人員名単一紙均祈早日批示施行不勝感禱之至耑此特懇致請
126公安 弟 慮占魁 拝啓 五月八日
 
127大正一四・八 筆録)