霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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天津祝詞(あまつのりと)(かい)

インフォメーション
著者:出口王仁三郎 巻:霊界物語 第30巻 海洋万里 巳の巻 篇:後付 よみ(新仮名遣い):
章:附記 天津祝詞解 よみ(新仮名遣い):あまつのりとかい 通し章番号:
口述日:1922(大正11)年08月14日(旧06月22日) 口述場所: 筆録者:松村真澄 校正日: 校正場所: 初版発行日:1923(大正12)年9月15日
概要: 舞台: あらすじ[?]このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「王仁DB」にあります。[×閉じる]
【高天原】は全大宇宙。
【神つまります】陰陽二元が実相充実した上にも充実すること。
【神魯岐神魯美】陰陽二系を司る神。
【命もちて】言霊によりて。
【皇御祖】皇は統べる。澄む、住むも同一語源から来る。御は体の借字、祖は祖神を表す。
【神伊邪那岐命】神は、醸すなどと道義であり、宇宙万有を醸造したまう神伊邪那岐命に冠した形容語である。神伊邪那岐命は火系(陽系)の御祖神で、宇宙におけるあらゆる活動の根源を司り、大修祓・大整理はこの神のご分担に属する。地の世界(顕の幽界)において神伊邪那岐命のお仕事を分掌するのが国常立尊である。神諭の世の大立替というのは、大修祓の決行のことである。宇宙に起こることは地球にも起こり、地球に起こることは宇宙にも起こるというように、不離の関係になっている。同様に、大修祓は国、群、郷、村、身、家にも起こる。
【筑紫の日向】筑紫は尽くしであり、究極、完全無欠である。数で言うと九である。日向はヒムカシであり、光明があまねく照らすという意味である。
【橘の小戸】こでも地名ではなく、タチは縦、ハナは先頭、すなわち先頭の縦行であるアオウエイの五大父音を表す。小戸は音であり、言霊である。宇宙は五大父音の言霊の働きによって修理固成ができたということである。
【阿波岐原】全大宇宙間のこと。アは天地、ハは開く、ギは大中心、ハラは広い所。
【御禊祓】身体の大修祓のこと。
【祓戸の大神達】瀬織津比売、速秋津比売、伊吹戸主、速佐須良比売の四神である。大修祓執行に際しては、八百万の神々はこの四方面に分かれて活動し、諸々の枉事罪穢を祓い清め給う。宇宙全体、地球全体四方面に修祓が起こり、神諭の雨の神、岩の神、風の神、地震の神の大活動となる。
【天の斑駒】フは力、チは霊、コは体、マは全き。
【耳振立て聞食せ】活動を開始し給への意味。
【大意】
宇宙天地万有一切の大修祓は、霊系の御祖神のご分担に属する。現在『地の世界』においてなされている国祖の大洗濯も、宇宙全体としては神伊邪那岐命の御仕事である。
幾千万年も蓄積した罪穢があるので非常な荒療治が必要だが、これが済めば、後は小洗濯を刻々と行えばよいので、大体においては嬉し嬉しの善一つの世になるのである。つまり神伊邪那岐命の御禊祓は必要なものなのである。
この修祓は、宇宙根本の大原動力である霊体二系の言霊によってなされるのである。天地の間には根本の五大父音が鳴り渡っているが、罪穢が発生したなら、言霊でそれを訂正・除去していかなければならない。
人は宇宙経綸の重大任務を帯びた存在であるので、先頭第一に言霊を磨き、正しい言霊を駆使すれば、天地もこれに呼応して宇宙の大修祓も決行されるのである。
その際に我々の肉体は、小・神伊邪那岐命の御活用を司ることになる。かくして一切の罪穢は払い清められる。かかる際に御活動いただく八百万の神様たちよ、何卒しっかり御活動願います、というのが天津祝詞の大意である。
何人もまずこれを日夕奏上して一身一家の修祓を完全にし、そして一大事の場合には天下を祓い清める覚悟がなくてはならない。
主な登場人物[?]【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。[×閉じる] 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日:2021-06-09 11:17:40 OBC :rm309902
愛善世界社版:285頁 八幡書店版:第5輯 677頁 修補版: 校定版:302頁 普及版: 初版: ページ備考:
派生[?]この文献を底本として書かれたと思われる文献です。[×閉じる]出口王仁三郎全集 > 第一巻 皇道編 > 第四篇 日本精神の真髄 > 第三章 祝詞略解
001 高天原(たかあまはら)神留坐(かみつまりま)す、002神魯岐(かむろぎ)神魯美(かむろみ)(みこと)(もち)て、003皇御祖(すめみおや)(かむ)伊邪那岐(いざなぎの)(みこと)004筑紫(つくし)日向(ひむか)(たちばな)小戸(をど)阿波岐(あはぎ)(はら)に、005御禊(みそぎ)(はら)(たま)(とき)生坐(なりま)せる祓戸(はらひど)大神(おほかみ)(たち)006諸々(もろもろ)枉事(まがこと)(つみ)(けがれ)(はら)(たま)(きよ)(たま)へと(まを)(こと)(よし)を、007天津(あまつ)(かみ)国津(くにつ)(かみ)八百万(やほよろづ)神達共(かみたちとも)に、008(あめ)斑駒(ふちこま)耳振立(みみふりたて)聞食(きこしめ)せと(かしこ)(かしこ)みも(まを)す。
009高天原(たかあまはら) 全大(ぜんだい)宇宙(うちう)010詳細(しやうさい)は『大祓(おほはらひ)祝詞(のりと)(かい)』を()よ。第三九巻附録参照
011(かみ)つまります 陰陽(いんやう)二元(にげん)実相(じつさう)充実(じうじつ)した(うへ)にも充実(じうじつ)すること。
012神魯岐(かむろぎ)神魯美(かむろみ) 陰陽(いんやう)二系(にけい)(つかさど)神々(かみがみ)
013(みこと)もちて 言霊(ことたま)によりての()014(ここ)までは()大祓(おほはらひ)祝詞(のりと)(かい)(ちう)説明(せつめい)して()くつもりだから(くわ)しくは()べない。
015皇御祖(すめみおや) (すめ)(すべ)(なり)016()む、017()(とう)(みな)同一(どういつ)語源(ごげん)から()づ。018(みづ)空気(くうき)()むといふのは、019混入(こんにふ)して()物体(ぶつたい)(あひだ)統一(とういつ)出来(でき)020(やす)らかに鎮定(ちんてい)する(こと)である。021(ひと)がこの()()むといふのも矢張(やはり)同一(どういつ)意義(いぎ)(だい)主宰者(しゆさいしや)統治(とうぢ)(もと)安住(あんじう)する()である。022()しそれが現在(げんざい)世界(せかい)状態(じやうたい)(やう)理想(りさう)(だい)主宰者(しゆさいしや)(うしな)つて()ると、023()乱麻(らんま)(ごと)(みだ)れ、024(ひと)(こころ)(にご)り、025人民(じんみん)流浪(るらう)()つて四散(しさん)する、026所謂(いはゆる)()むに()まれぬ(こと)()る。027()(ミ)は(たい)借字(しやくじ)028(おや)祖神(そしん)である。
029(かむ)伊邪那岐(いざなぎの)(みこと) (かむ)(カム)は(さけ)()むのカムなどと同義(どうぎ)(いう)し、030宇宙(うちう)万有(ばんいう)醸造(じやうざう)(たま)伊邪那岐(いざなぎの)(みこと)(さま)(くわん)したる形容(けいよう)(てき)敬語(けいご)である。031伊邪那岐(いざなぎの)(みこと)(さま)は、032火系(くわけい)陽系(やうけい))の()祖神(そしん)で、033宇宙(うちう)()けるあらゆる活動(くわつどう)根源(こんげん)(つかさど)り、034大修祓(だいしうばつ)大整理(だいせいり)(つね)(この)(かみ)()分担(ぶんたん)(ぞく)するのである。035()世界(せかい)(けん)幽界(いうかい))に(おい)伊邪那岐(いざなぎの)(みこと)()仕事(しごと)分掌(ぶんしやう)(たま)ふのが(つま)国常立(くにとこたちの)(みこと)で、036神諭(しんゆ)所謂(いはゆる)()大立替(おほたてかへ)といふのは大修祓(だいしうばつ)決行(けつかう)(こと)なのである。037宇宙間(うちうかん)(おこ)(こと)地球(ちきう)(うち)にも(おこ)り、038地球(ちきう)(うち)(おこ)(こと)宇宙(うちう)全体(ぜんたい)にも影響(えいきやう)(およ)ぼす、039両々(りやうりやう)関聯(くわんれん)不離(ふり)仕掛(しかけ)になつて()る。040(さら)(すす)んで(せう)伊邪那岐(いざなぎの)(みこと)御禊祓(みそぎはらひ)一国(いつこく)一郡(いちぐん)にも(おこ)り、041一郷(いつきやう)一村(いつそん)にも(おこ)り、042一身(いつしん)一家(いつか)にも(おこ)る。043表面(へうめん)字義(じぎ)拘泥(かうでい)して伊邪那岐(いざなぎの)(みこと)(さま)九州(きうしう)橘小戸(たちばなのをど)阿波岐(あはぎ)(はら)といふ(ところ)で、044御禊(みそぎ)(おこな)はれ、045そして祓戸(はらひど)四柱(よはしら)大神(おほかみ)(たち)をお()みに()つたなどと解釈(かいしやく)すると、046(さら)要領(えうりやう)()ない047一層(いつそう)(くは)しき(こと)大祓(おほはらひ)祝詞(のりと)()()るから是非(ぜひ)参照(さんせう)されたい。
048筑紫(つくし)日向(ひむか) 古事記(こじき)岐神(ぎしん)禊祓(みそぎはらひ)(だん)同一(どういつ)筆法(ひつぱふ)である。049(ここを)(もちて)伊邪那岐(いざなぎの)大神(おほかみ)(のりたまはく)050()()(いたりて)伊那(いな)志許米(しこめ)志許米(しこめ)()穢国(きたなきくにに)在祁理(ありけり)051(かれ)()()(せな)御身(おほみま)()(はらひ)(とのりたまひて)052(いたり)(まして)筑紫(つくしの)日向(ひむか)()(たちばなの)小門(をど)()阿波岐(あはぎ)(はらに)禊祓也(みそぎはらひたまひき)053(かれ)投棄(なげうつる)御杖(みつゑに)所成(なりませる)神名(かみのなは)054衝立(つきたつ)船戸(ふなどの)(かみ)055………』この漢文は御校正本ではフリガナはなく、返り点が付いている。霊界物語ネットでは戦後の版を参考にしてフリガナをつけた。また返り点は削除した。云々(うんぬん)とある是也(これなり)056古事記(こじき)』が表面(へうめん)字義(じぎ)解釈(かいしやく)(わか)らぬと同様(どうやう)057この祝詞(のりと)(また)(わか)らない。058筑紫(つくし)(つく)である、059究極(きうきよく)である。060完全(くわんぜん)無欠(むけつ)061円満(ゑんまん)具足(ぐそく)である。062(すう)()へば()である。063筑紫(つくし)九州(きうしう)(わか)れて()るのもそれが(ため)である。064無論(むろん)筑紫(つくし)とか九州(きうしう)とか()地名(ちめい)()きに(おこ)つたのでなく、065地名(ちめい)は、066(あと)()けられたので、067本来(ほんらい)筑紫(つくし)日向(ひむか)天地(てんち)創造(さうざう)(さい)からの()である、068地球(ちきう)修理(しうり)固成(こせい)出来(でき)以前(いぜん)から成立(せいりつ)して()言霊(ことたま)である069日向(ひむか)光明(くわうみやう)遍照(へんぜう)()で(ヒムカシ)と同一(どういつ)語源(ごげん)である。
070(たちばな)小戸(をど) これも地名(ちめい)ではない。071タチ(たて)()072ハナ先頭(せんとう)()073(すなは)先頭(せんとう)縦行(たてぎやう)たるアイウエオの五大(ごだい)父音(ふおん)()す。074小戸(をど)(おと)である、075言霊(ことたま)である。076宇宙間(うちうかん)最初(さいしよ)五大(ごだい)父音(ふおん)言霊(ことたま)(はたら)きによりて修理(しうり)固成(こせい)出来(でき)たのである。
077阿波岐(あはぎ)(はら) 全大(ぜんだい)宇宙間(うちうかん)(こと)をいふ。078一音(いちおん)づつ(かい)すれば、079天地(てんち)080(ひら)く、081大中心(だいちうしん)082ハラ(ひろ)(ところ)083海原(うなばら)(はら)などと(おな)じ。
084御禊祓(みそぎはらひ) 身体(しんたい)大修祓(だいしうばつ)(こと)
085祓戸(はらひど)大神(おほかみ)(たち) 祓戸(はらひど)四柱神(よはしらがみ)086(すなは)瀬織津(せおりつ)比売(ひめ)087(はや)秋津(あきつ)比売(ひめ)088気吹戸主(いぶきどぬし)089(はや)佐須良(さすら)比売(ひめ)四神(ししん)である。090(すべ)大修祓(だいしうばつ)執行(しつかう)(さい)しては八百万(やほよろづ)神々(かみがみ)(つね)(この)四方面(しはうめん)(わか)れて活動(くわつどう)開始(かいし)し、091諸々(もろもろ)枉事(まがこと)(つみ)(けがれ)(はら)(きよ)(たま)ふので、092天津(あまつ)(かみ)たると国津(くにつ)(かみ)たるとを()はず、093(また)宇宙(うちう)全体(ぜんたい)たると、094地球(ちきう)全体(ぜんたい)たると、095(また)一郷(いつきやう)一村(いつそん)一身(いつしん)一家(いつか)たるとを(ろん)ぜずして、096四方面(しはうめん)修祓(しうばつ)(おこ)るのである。097地球(ちきう)大修祓(だいしうばつ)098()大立替(おほたてかへ)開始(かいし)さるる(とき)には、099神諭(しんゆ)所謂(いはゆる)(あめ)(かみ)100(いは)(かみ)101(かぜ)(かみ)102地震(ぢしん)(かみ)大活動(だいくわつどう)となる。
103(あめ)斑駒(ふちこま) 一音(いちおん)づつ(かい)すれば(ちから)104(れい)105(たい)106(まつた)きの()
107耳振立(みみふりたて)聞食(きこしめ) 活動(くわつどう)開始(かいし)(たま)への()108(たん)(みみ)()くといふよりは(はるか)深遠(しんゑん)意義(いぎ)(こも)れる()で、109きく弁口(べんこう)きく110(はな)きく111()きく112()きく113(はば)きく114融通(ゆうづう)きくなどのきく(おな)じく活用(くわつよう)発揮(はつき)意味(いみ)である。
115大意(たいい) 宇宙(うちう)天地(てんち)万有(ばんゆう)一切(いつさい)大修祓(だいしうばつ)は、116霊系(れいけい)()祖神(そしん)()分担(ぶんたん)(ぞく)する。117現在(げんざい)()世界(せかい)』に(おい)執行(しつかう)されつつある国祖(こくそ)(かみ)大掃除(おほさうぢ)大洗濯(おほせんだく)()まり宇宙(うちう)全体(ぜんたい)としては伊邪那岐(いざなぎの)(みこと)(おん)仕事(しごと)である。118(いく)千万年(せんまんねん)(らい)山積(さんせき)した罪穢(ざいくわい)があるので、119今度(こんど)()世界(せかい)』では非常(ひじやう)荒療治(あられうぢ)必要(ひつえう)であるが、120これが()んだ(あかつき)には刻々(こくこく)小掃除(せうさうぢ)小洗濯(せうせんだく)(おこな)へば(よろ)しいので、121大体(だいたい)(おい)ては(うれ)(うれ)しの(ぜん)(ひと)ツの()(なか)()るのである。122(すなは)伊邪那岐(いざなぎの)(みこと)御禊祓(みそぎはらひ)何時(いつ)()如何(いか)なる場合(ばあひ)にも必要(ひつえう)あるものである。123これがなければ(あと)大立直(おほたてなほ)し、124大建設(だいけんせつ)到底(たうてい)出来(でき)ない(わけ)である。
125 さて(この)修祓(しうばつ)(なに)によりて執行(しつかう)さるるかと()ふに、126(ほか)でもない宇宙(うちう)根本(こんぽん)(だい)原動力(げんどうりよく)なる霊体(れいたい)二系(にけい)言霊(ことたま)である。127天地(てんち)(あひだ)(すなは)阿波岐(あはぎ)(はら))は至善(しぜん)至美(しび)128光明(くわうみやう)遍照(へんぜう)129根本(こんぽん)五大(ごだい)言霊(ことたま)(アイウエオ)が()(わた)つて()るが、130いざ罪穢(ざいくわい)発生(はつせい)したと()ると、131言霊(ことたま)でそれを訂正(ていせい)除去(ぢよきよ)して()かねばならぬ。132(ひと)宇宙(うちう)経綸(けいりん)重大(ぢうだい)任務(にんむ)()びたるものであるから、133先頭(せんとう)第一(だいいち)身霊(みたま)(みが)き、134そして(ただ)しき言霊(ことたま)駆使(くし)すれば、135天地(てんち)(これ)呼応(こおう)し、136宇宙(うちう)大修祓(だいしうばつ)決行(けつかう)される。137(その)(さい)にありて吾々(われわれ)()(しやく)肉体(にくたい)(せう)伊邪那岐(いざなぎの)(みこと)()活用(くわつよう)となるのである。138(あめ)()べば土砂降(どしやぶ)りの大雨(おほあめ)()り、139地震(ぢしん)()べば振天(しんてん)動地(どうち)大地震(だいぢしん)()(はじ)まる。140これが(すなは)ち『御禊(みそぎ)祓給(はらひたま)(とき)生坐(なりま)せる祓戸(はらひど)大神(おほかみ)(たち)』である。141かくして一切(いつさい)枉事(まがごと)(つみ)(けがれ)(はら)(きよ)めらるる(こと)になるが、142かかる(さい)活動(くわつどう)すべき責務(せきむ)()びたるは、143八百万(やほよろづ)天津(あまつ)(かみ)144国津(くにつ)(かみ)(たち)でこれ以上(いじやう)()れの仕事(しごと)はない。145何卒(なにとぞ)(しつか)()活動(くわつどう)(ねが)ひますといふのが、146大要(たいえう)意義(いぎ)である。147何人(なにびと)日夕(につせき)(これ)奏上(そうじやう)して()一身(いつしん)一家(いつか)修祓(しうばつ)完全(くわんぜん)にし、148そして一大事(いちだいじ)場合(ばあひ)には、149天下(てんか)(はらひ)(きよ)むるの覚悟(かくご)がなくてはならぬのであります。
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