天地への義務で生きて居る
インフォメーション
鏡:玉鏡
題名:天地への義務で生きて居る
よみ:
著者:出口王仁三郎
神の国掲載号:1932(昭和7)年09月号(愛世版)?(八幡版は無記載)
八幡書店版:327頁
愛善世界社版:70頁
著作集:
第五版:180頁
第三版:180頁
全集:
初版:150頁
概要:
備考:
タグ:
データ凡例:
データ最終更新日:
OBC :kg625
001 歯痛で苦しんで居る王仁に向つて「聖師様でも御自分の歯痛を直す事はお出来にならないのですか」と問ふ人がある。002大本信者に病人が絶えない限り、003王仁の病はなをらぬのだ、004と嘗ても云うて、005書物にも出て居る筈だのに、006読んでは居らぬのかしら。007王仁は神の大なる使命を負うて生れて来て居る。008霊を千別きに千別きて病人其他の救済に活動を続けて居るのだ、009いはば王仁の霊体はバラバラになつて居るのだ。010だから始終苦しみ通しである。011病者はよく王仁の姿を見ると云ふが、012それが霊魂を千別きに千別きて居る證拠だ。013王仁は極めて健康であるから体がもつのであるけれど、014お前達なら三日ももつ事でない。015だから王仁は始終病気でない病気で寝床も敷放しである。016神の道に入つてから、017云ひ換へれば救済の神業に使はれだしてから、018楽な日とては一日もない。019いや長い年月の間にたつた三日あつた。020其時二代が生きるか死ぬかの苦しみをした。021王仁の代理をして居たのだ。022王仁はこんな苦しい世をのがれて、023早く天界へ帰り度いと思ふ。024ただ天地への責任観念、025強い義務観念から、026かうして生きて居るのだ。