むつかしき世とはなりけり上も下も重鎮となるべき石のなければ〈モノログ(再版)〉
日の本は神のひらきし神の国神の出でずば治まらぬ国〈モノログ(再版)〉
今の世に吾が大本の道なくばこの行く先はあやふかるべし〈モノログ(再版)〉
神様に仕へぬうちぞ神心神にすがりて曲となるあり〈第1章〉
立替を世人のことと思ふなよ立替へするは己が身魂ぞ〈第1章〉
鬨の声あげつつ迫る曲神をやらひつ霊界物語あみし〈第2章(再版)〉
国々にわがあみおきし物語の言霊ひびく時とはなりけり〈第2章(再版)〉
何事もわがなす業は神業ぞ天地とともに栄えはてなし〈第2章(再版)〉
天地の神の御子とあれし身のむなしく暮すは罪と思へり〈第6章(再版)〉
一刻も休みたまはぬ天地の神にならひてわれはいそしむ〈第6章(再版)〉
天地の恵の露に神の子と生れたる身を嬉しみいそしむ〈第6章(再版)〉
人の身は神をはなれて一日だも世に栄ゆべき道なきを知る〈第7章(再版)〉
生きいきて生きの限りを天地の道にいそしめ神の御子たち〈第7章(再版)〉
予言のみ好きな信者は兎もすれば妖言過言に脱線するなり〈第8章〉
現世の事業さへ全で出来ぬ身の神の御業に仕へ得べきや〈第9章〉
神様を喰ひものにする曲津見の心の曲を直したきもの〈第10章〉
天津神国津御神の造らししこの地の上は徳にをさまる〈第13章(再版)〉
徳育を忘れて智育におぼれたる報いは地上の乱れとなりけり〈第13章(再版)〉
たまちはふ神の心は垂乳根の親の心と一つなりけり〈第13章(再版)〉
そこ此処に抜け穴ばかり漏れて行く尻の締りの付かぬものしり〈第14章〉
にらみつつ人を見下す鬼瓦暑さ寒さも知らず顔なる〈第15章〉
神の道雲井の空を輝しつつ動かぬ君が御世を守りつ〈第16章〉
奇魂智慧の鏡の明ければ来る世の事も写るなりけり〈第21章〉
さながらに春の弥生の姿かな神の教につどふ人々〈第21章〉
夢の世に夢を見るてふ人の世も神の御声に醒めざるはなし〈第23章〉
しづたまき数にも入らぬ身にしあれどあつき守りの添はる嬉しさ〈第23章〉
[この余白歌は八幡書店版霊界物語収録の余白歌を参考に他の資料と付き合わせて作成しました]