霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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第四章 没落期に直面した既成宗教

インフォメーション
題名:第4章 没落期に直面した既成宗教 著者:出口王仁三郎
ページ:21 目次メモ:
概要: 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日: OBC :B121802c105
初出[?]この文献の初出または底本となったと思われる文献です。[×閉じる]『神の国』昭和7年3月10日
 宗教(しうけう)本来(ほんらい)價値(かち)は、内容(ないよう)(すで)死滅(しめつ)して大殿堂(だいでんだう)のみが(のこ)ってゐる。今日(こんにち)宗教(しうけう)弔祭(てうさい)仏事(ぶつじ)功利的(こうりてき)信心(しんじん)過去(くわこ)惰力(だりょく)命脈(めいみゃく)(たも)つのみ。
 檀家(だんか)(てら)との關係(くわんけい)はあっても、人閒(にんげん)(てら)との靈的關係(れいてきくわんけい)絶縁(ぜつえん)状態(じゃうたい)()かれてゐる。最早(もはや)今日(こんにち)宗教(しうけう)外部的(ぐわいぶてき)改善(かいぜん)(ぐらゐ)では駄目(だめ)だ。所詮(しょせん)復活(ふくくわつ)見込(みこ)みが()たぬ。既成(きせい)宗教(しうけう)教義(けうぎ)信條(しんじゃう)肯定(こうてい)したままの改善(かいぜん)は、表面(へうめん)から如何(いか)立派(りっぱ)でも(つひ)破綻(はたん)(まぬか)れない。(えう)するに既成宗教(きせいしうけう)根本(こんぽん)致命的(ちめいてき)缺点(けってん)があるからだ。大改革(だいかいかく)時期(じき)到来(たうらい)したのだ。
 学者等(がくしゃ)宗教(しうけう)改革論(かいかくろん)はあっても、既成宗教(きせいしうけう)そのものを(あたら)しく解釋(かいしゃく)したまでだから、()きた新宗教(しんしうけう)基礎(きそ)とはならない。幻想的(げんさうてき)迷信(めいしん)くさい(ところ)引張(ひっぱ)()んで求道者(きうだうしゃ)誤魔化(ごまくわ)すといふだけである。 既成宗教(きせいしうけう)(なに)ものにも(とら)はれず、(おもひ)きって不合理(ふがふり)(てん)大膽(だいたん)改善(かいぜん)して現代人(げんだいじん)要求(えうきう)滿()()るべき活宗教(くわつしうけう)建設(けんせつ)(はか)ってゐる、(いな)実行(じつかう)宣布(せんぷ)してゐるのが本教(ほんけう)であって、天下(てんか)唯一(ゆゐいつ)眞宗教(しんしうけう)であるのだ。
 宗教信仰(しうけうしんかう)徹底(てってい)は、()ふまでもなく(かみ)(たい)する確固(かくこ)たる信念(しんねん)にあるが、その(かみ)(また)暗黑(あんこく)存在(そんざい)であってはならぬ。この意味(いみ)(おい)(かみ)正体(しゃうたい)明示(めいじ)する必要(ひつえう)がある。英国(イギリス)のホツブス博士(はかせ)(いは)く「宗教(しうけう)丸藥(ぐわんやく)(ごと)し、()(くだ)くべからず。丸藥(ぐわんやく)鵜呑(うのみ)みにすれば(かう)あり、分析(ぶんせき)して内容(ないよう)()(とき)效力(がうりょく)なし。螢火(ほたるび)暗夜(あんや)には(ひかり)(はな)つ、太陽(たいやう)()らされて(ひかり)(うしな)ふ。人生(じんせい)燈臺(とうだい)たる宗教(いま)生命(せいめい)なし」と。現代(げんだい)既成宗教(きせいしうけう)には知識階級(ちしきかいきふ)なし」それは矛盾(むじゅん)不合理(ふがふり)()たされて、科学的(くわがくてき)権力(けんりょく)(ぜろ)だからである。現代(げんだい)宗教(しうけう)()かし改良(かいりゃう)せしめむとするは死者(ししゃ)醫藥(いやく)(あた)へむとするに(おな)じ。
 檀家(だんか)周圍(しうゐ)手前(てまへ)(つと)めはやって()るが、心底(しんてい)より至心(ししん)禮拜(らいはい)する宗教家(しうけうか)(ごく)(すく)ないのが事実(じじつ)である。自宗(じしう)教義(けうぎ)学説(がくせつ)(たい)しても疑義(ぎぎ)(いだ)いて()ながら、公然(こうぜん)発表(はつぺう)すれば異端者視(いたんしゃし)される(おそ)れがある。教團(けうだん)より排斥(はいせき)されるから沈默(ちんもく)(まも)ってゐる無氣力者(むきりょくしゃ)(おほ)いのだ。お目出度(めでた)底本では「目僕度」連中(れんぢう)精神(せいしん)異常者(いじゃうしゃ)のみの既成宗教(きせいしうけう)だ。
(昭和七、三、一〇号神の国)

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