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野送

インフォメーション
題名:野送 著者:出口王仁三郎
ページ:162
概要: 備考:『故山の夢』p311-316 タグ: データ凡例: データ最終更新日:2023-11-06 17:37:10 OBC :B121808c73
─二十六七歳の頃─
この日頃(ひごろ)(やまひ)()せるわが父はどれなと女房にきめおけといふ
内縁の妻はあれども一生の妻()あたらずと(われ)こたへけり
わが生命(いのち)もう長からじ一日もはやく安心させよと父言ふ
(おほ)いなる希望(のぞみ)ある身はやすやすと会心(くわいしん)の妻見当(みあた)らざるなり
父と()の話をそつと立聞(たちぎ)きて彼女はたちまち泣きいだしたり
しまつたと心をののき次の()にたち()でみれば彼女のかげなし
裏口の戸をあけみればわが母は彼女の(そで)をひきとめてをり
喜楽さんの心の底が見えましたあきらめましたと泣き泣き逃げゆく
心には少しかかれど男子(をのこ)()追ひかけゆくを()ぢらひてやむ
()が父の(やまひ)おもりて親戚に危篤の電報いそぎ打ちたり
京都市や亀岡園部(そのべ)河内(かうち)など親族おのおのあつまりきたる
()が父は(われ)()かれてやすやすと眠るがごとく息絶えにけり
()が父の国替(くにがへ)さへも知らずして母は炊事にいそしみませり
母の名を呼べばおどろき()(たま)ひし時には既にこときれてをり
わがが父は五十四歳を一期(いちご)としかへらぬ旅にやすやすつきぬ
一生の別れを父と告げにけり(われ)二十七歳になれるはつ(あき)
金剛寺(こんがうじ)住職たのみ仏式(ぶつしき)西山(にしやま)墓地に野送(のおく)りなしたり
野送(のおく)りの(あと)にひそひそ(したが)ひて泣き泣き彼女も(くは)はりてをり
垂乳根(たらちね)の父に別れし悲しさに()が浮きごころとみに沈まる
貧乏な世帯(しよたい)(ぬし)となる身ぞと思へばしばし恋にとほざかる
雨のおと風のひびきも何となくさびしくなりぬ秋の夕暮
大任(たいにん)の身にふりかかりし心地して貧乏世帯(じよたい)主人(しゆじん)となりぬ
祖母と(はは)弟妹(おとどい)五人を如何(いか)にして(やしな)はむかと()へば寂しき
亡き父の借金返せと村人(むらびと)のきびしき談判に(われ)悩みつつ
はたらきて弁済すると()()れば鼻であしらふ金貸(かねかし)の男
(ろく)でない(をんな)にうつつ(ぬか)しつつ(かね)返せるかと(あや)ぶむ金貸(かねかし)
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