霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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明治三十六年

インフォメーション
題名: 著者:
ページ:
概要: 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日: 文字数: OBC :B129900c50
妻も子も綾部にのこして新年の朝を迎へし愛染坂(あいぜんざか)の家に
博覧会
第五回帝国勧業博覧会天王寺(てんのうじ)附近に開かれにけり
博覧会めづらしみつつ幾度(いくたび)となく吾(われ)観覧に通ひたりけり
畏(かしこ)くも明治天皇馬車(ばしや)に召(め)して臨場(りんぢやう)ありしを地に伏し拝みぬ
馬上(ばじやう)ゆたかに笑(ゑ)ませ給へる御臨場(ごりんぢやう)の御姿(みすがた)拝(はい)せば涙こぼれし
百日間の会期を吾(われ)は四十五(しじふご)回通(かよ)ひて文明の知識を拾(ひろ)へり
帰綾
綾部より幾度(いくたび)となく訪ね来てまた邪魔せられ手も足も出(い)でず
止むを得ず心を決してはるばると綾部に帰り大槻(おほつき)家(け)に入(い)る
鹿造(しかざう)の館(やかた)に帰りて安らへば竹村(たけむら)仲造(なかざう)かぎつけ来(きた)れり
大本へ洋服着ては帰らさぬと外套(ぐわいたう)靴(くつ)まで引きむしりたり
洋服遭難
止むを得ず和服に着替(きかへ)て大本に帰れば服を便所に捨(す)てあり
インバネス、コートもシヤツも外套(ぐわいたう)も靴ものこらず雪隠(せつちん)に浮(う)けり
糞壷(くそつぼ)に西洋の着物(ぎもの)捨てたりとしたり顔(がほ)なる竹村仲造(なかざう)
竹村のあまりの好意にあきれ果て吾(われ)笑ふより外(ほか)なかりけり
日露戦争予言
来年は日露戦争始まると吾(わ)が宣言(のりごと)をあごしやくり笑ふ
日露戦争の用意をせよとすすむれど役員一人も聞く者はなし
今年(こんねん)の八月九月が真つ盛り戦争(いくさ)があると頑張る竹村
神様がちやんと用憲をしてござる筆先(ふでさき)読んでをればよいと言ふ
会長さん今に吠面(ほえづら)かはくなと竹村ひとり豪然たりけり
竹村『目も鼻も開(あ)かぬ大変来(き)ますぞや改心なされ変性(へんじやう)女子(によし)様』
悪口宣伝
世の中の悪の鏡(かがみ)の会長が言葉を聞くなとふれ歩く竹村
竹村は山家(やまが)以久田(いくた)や丹後まで吾(われ)を悪(あ)しざまにふれ歩きたり
何も知らぬ信者(しんじや)はこれを真(ま)にうけて吾(わ)が通る後(あと)に塩まき散らせり
大阪で失敗致し悄悄(しほしほ)と綾部に帰つてくすんでゐるとほざく
御開祖(ごかい)の命令そむき会長は乞食(こじき)の如くになりしとふれ歩く
無学者(むがくしや)と迷信家ほど恐ろしき者(もの)世にあらずとつくづく思へり
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