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本宮の秋

インフォメーション
題名:本宮の秋 著者:出口王仁三郎
ページ:498
概要: 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日:2024-10-31 18:51:00 OBC :B129900c82
(しん)()(ぐわつ)二十七(にじふしち)(にち)日本海大海戦は始まりにけり
露国艦隊全滅なしてわが国の前途(やうや)く輝きそめたり
()(もと)(そら)をとざせし妖雲は晴れそめにつつ人気(にんき)湧き立つ
国民の心にかかりし黒雲(こくうん)(やうや)く晴れて英気みなぎる
日本海戦勝感謝の祭典はいたるところに行はれたり
神前感謝
綾部(まち)八幡(はちまん)神社の神前(しんぜん)に感謝せむとてわれ詣でたり
安心はまだ出来ぬとて役員は悲観の雲にとざされてをり
日本の勝つて(かぶと)()をしめる時(きた)れりと役員は()
旅順(りよじゅん)(かう)二〇三(にひやくさん)()の占領もこれにて(やうや)く確信つきたり
()れも(また)やつと心を(やす)んじていよいよ布教の旅せむと思ふ
丹波栗
夏も過ぎ秋の(なかば)となりぬれば(くり)の赤き()(から)()()
丹波栗(たんばぐり)はじけ()めたる(さま)を見て布教の勇気とみに加はる
(くり)さへもはじけて()づる(あき)となりいよいよ聖地を立ち()でむと思ふ
四尾山(よつをざん)木木(きぎ)(こずゑ)は色つきて綾部の天地(てんち)(あき)は深めり
本宮山の秋
本宮(ほんぐう)の山に住まへる改森(かいもり)(あたま)照らして秋陽(あきひ)耀(かがよ)
本宮山(ほんぐうやま)にわが(のぼ)()けば改森(かいもり)親爺(おやぢ)喜び茶をすすめける
またしても本宮山(ほんぐうやま)を買ひ取れと改森(かいもり)六左衛門(ろくざゑもん)(すす)むる
本宮山(ほんぐうやま)いくらに売るかと(たづ)ぬれば一万円ときり出しにけり
一万円に買おうといへば改森(かいもり)は三万円と(には)かに高くいふ
この親爺(おやぢ)相手にすれば馬鹿にさると(もく)して何も(こた)へざりけり
慾ぼけ親爺に
慾ぼけの改森(かいもり)親爺山柿(やまがき)()れしを二つむしりて進むる
改森(かいもり)の進むる柿を喰ふ折りに大声(おほごゑ)あげて立ち(あが)る親爺
四五(しご)人の子供が柿をむしりをるを窓より眺めて呶鳴りしなりけり
改森(かいもり)()れを一室(いつしつ)に残しおき(しり)()つからげかけ出しにけり
ややありて親爺は子供を引つとらへ何人(なんびと)の子となじり問ひをり
親の名をいふのはこらへて下されと大地に手をつき子供はあやまる
改森(かいもり)(ほか)の子供の親の名をきかせときびしくせめたてて()
一年間苦心(くしん)の柿をむざむざとぬすまれ腹が立つと呶鳴れり
この(さま)をわれそばに居て(なが)めつつ子供に(かは)りあやまりやりたり
ともかくも(かね)(はなし)がつくことと改森(かいもり)親爺うそぶきにけり
柿代(かきだい)を二円渡せば警察へ出すのは許すと改森(かいもり)雄猛(をたけ)
(かね)二円子供に(かは)りてつぐのふといへば改森(かいもり)合掌をなす
気の毒ですまぬけれども頂くと如才(じよさい)なき事いふ親爺なり
いつも柿をぬすむ子供の親の名は知つてゐますと親爺ほほゑむ
改『桃も栗も柿もあんずもぬすまれて日日(ひび)の生活おびやかされます』
悪人の多い()の世の中にしてあなたは(まこと)に善人といふ
この山は三万円なら今すぐに約束しますと重ねて彼いふ
十円の金さへ持たぬ()れにして山を買ふとはやま言ひしなり
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