霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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神諭

インフォメーション
題名:神諭 著者:
誌名:神霊界 掲載号:1919/03/15号 ページ:1 目次メモ:
概要: 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日:2018-11-16 13:36:10 OBC :M192919190315c01
大正八年三月七日
 国常立尊が変性女子の手を藉て、世界改造の次第を書きおくぞよ。明治二十五年から神政開祖大出口直の手を借り口を借りて、警告た事の実地が現はれる時節が参りたぞよ。伊勢神宮(イスラエル)の五十鈴川の十二の支流(わかれ)も今までは、其源泉を知らなんだなれど、弥々天の岩戸を開く時節が参りて来たから、斯の清き流の末の濁りを、真澄の鏡の言霊に清め改め、世界を十二の国に立別け、一つの源の流れに立直し、十二の国を一つの神国の天津日嗣の神皇(きみ)様が、平らけく安らけく治め玉ふ松の御代に立代るに付て、神政開祖(よはね)の身魂に二十五年に渡りて、人民の身魂を五十鈴川の流に洗い清めて、漸やく大正六年からは一段奥の鎮魂帰神の神法に依り、変性女子の御魂を御用に立てゝ、艮めの経綸に使ふて在るなれど、今の世界の人民は、間口の広い奥行の短かい、学斗りに迷信いたして、斯世は物質的学さえ修めたら、世界は安全に治まる如うに取違い斗り致して居るから、天地の元の先祖の申す事はチツトも耳へ這入らず、却て反対に迷信いたして、世界を恐喝やうに悪るく誤解て、種々と斯大本を世間から攻撃いたす者も出来て居るなれど、誠の神はソンナ少さい事に往生は致さんから、今に実地を世界へ表はして見せて与るから、何なりと申して反対いたすが良いぞよ。是でも今に大本の教の誠が天晴り判明て来るから、判明て来たら又手を曳き合ふて日本の為世界の為に活動いたすぞよ。今は精神界が暗黒で何も判らんから、色眼鏡を掛けて、新聞屋までが色々と浅い観察を世の中へ触れて呉れるなれど、是も神界の予定の経綸で在るから、今の新聞雑誌は一生懸命に面白がつて悪言を書並ベて居るなれど、是も知らず知らずに神界から使はれて、神の御用を致して居るので在るから、中々御苦労な御役で在るぞよ。明治二十五年から出口の手で、新聞に一旦はトコトン悪く言はれて、跡で良く成る仕組じやと申して、筆先で永らく知らした事の実地が参りたので在るから、神界の経綸通りが廻りて来たのであるぞよ。是からは日に増し日本魂の研けた守護神人民が、地の高天原ヘ参りて来て三千年の経綸の御用をいたすから、此の大本の内部の役員は充分に日本魂を研いて神国成就の御用に立ちて下されよ。誠の者は神界から国々に配置(まくば)りてあるから、段々と引寄せるから、是からは眼が廻る程この大本は急がしく成るぞよ。何程世界から悪く申されても、肝腎の大本に誠の行為さえ致して居りたら、世界中が一塊に成りて参りても微驅とも致さぬ教で在れども、今の世界の人民に何程良く言はれて賞られても、誠の教が腹へ這入らず、誠の行為が出来て居らなんだら神界から赦さんから、心得た上にも心得て、日本神国の人民相当の行為をいたして、日本の国を擁護、神と皇上とに安心を為て戴く、誠の行状を為せる、世界の大本で在るぞよ。今の世界の人民の精神を改造いたして置いて、世界の改造に掛る経綸であるから、日本の人民は一日も早く神の洪恩を弁へ、皇室の尊厳と国家の大使命と国民の天職を覚つて、誠の日本魂に立帰り、一番に此の神国を修斎し、次に国民一致の神力で外国を平らけく安らけく与らねば成らぬのが、日本人民の神から与へられた大使命であるなれど、今の日本の人民は肝心の国体の精神を忘れて、外国の精神に誑されて了ふて居るから、日本の国では絶対に天地が潰れても用ゐられん、民主々義を唱ヘる鼻高が出来て来て、何も知らぬ日本の人民が学者の申す事を信じて、夫れに附和雷同して約らん事を致すやうに曇りて了ふて居るから、今が世界の正念場であるから、神が永らく苦労いたして、人民に気を附けるので在るぞよ。
  ○
 天の大神様の五六七の御守護に成るに付て、一旦三千世界の大洗濯が初りたら、斯世が根本から覆りて了ふて、元の泥海に成るより仕様が無い所であれども、艮の金神が世の元から悔し残念を堪忍つめて蓄へて来た一輪の神力で、斯世を受取て、善一と筋の誠の神世に致すのであるから、第一番に世界の人民の御魂を改造ねば成らぬから、中々の大事業であるぞよ。今の世界の人民は、元の神から分けて貰ふた結構な身魂を、残らず汚して了ふて、虫の息同様に成りて居るから、之に神力を渡して、生ぎた神国の御用を致させる経綸であるぞよ。今の人民の肉体は、生きて体主霊従(あく)の身魂で活動いたして居れども、肝心の本霊は物慾に圧えられてチツトも活動いたさぬから、生きて動く死骸であるから、今の世界の人民の身魂に生命を与へて、天地経綸の御用を致させる大本の教であるぞよ。今の世界の人民は人生の本義を知らぬから、衣食住の物慾斗りに迷ふて、自分から肝心の人格を殺して居るものが七分あるから、艮の金神が明治二十五年から、世界の人民は今に三分に成ると申して置いたが、此の神の申た通り、今の人民は人民としての資格が亡びて了ふて、誠の生命人格を保つものは、世界中平均して二分も面倒いぞよ。今の人民は神の生き宮であると云ふ人生の本義を忘れて、野獣の如うな精神に陥落て了ふて居るから、人三化七(ばけもの)ばかりで誠の天職を弁へた誠の人民は二分より無い事に、神界から見ると亡びて了ふて暦るから、艮の金神が天地の神々へ御詫を致して、悪の身魂を善に生かして、穏かな松の世至仁至愛の神代に改造すので在るから、斯大本ヘ引寄せられた身魂は、神代から深い因縁があるから、天下の憂ひに先だつて憂ひ神国成就の大神業を補助る天からの役目であるから、普通の神信心とは根本からの相違であるから、一身一家の勝手な利己的(われよし)の信仰者は、世の元の神の気勘に叶はんので在るぞよ。世の改造に就て、今度は二度目の天の岩戸が開けるのであるから、開けたら一旦はドンナ悪の身魂でも神の仁愛で、霊肉共に助けて与る仕組であれども、余り何時までも体主霊従(あく)の改心が出来ぬと、止むを得ずの事に成るから、神は一人もツゝボには落し度もないから、早く改心いたして下されよ。体主霊従の守護神が改心いたしたら、其人の本霊は歓こんで誠の道を守るやうになるから、身魂に生命が出来て来るぞよ。今の人民は八分まで生きた死骸であるぞよ。
 御魂さえ生ぎて働けるやうに成りたら、仮令肉体は亡びて居りても、神国の結構な生きた人民であるぞよ。生きた国家の守護神であるぞよ。艮の金神は三十年で世の立替立直しを致す仕組で在りたなれど、余り改心が出来ぬので立替だけに三十年かゝるから、後の立直しが十年も延びたから、夫れだけ世界の物事が遅れて来たから、一日でも早く神国成就いたすやうに、各自の身魂を此の大本から立替立直して、三千世界ヘ鏡に出して貰はねばならぬぞよ。この大本は世界の鏡で在るから、善悪ともに世界へ写るので在るから、大本から一番に水晶に研いて下されと、永らくの間出口の手で気が附けて在りたぞよ。一日遅れても世界は大変な困難であるから、地の高天原へ立寄る役員信者から早く改良いたさぬと、天地の神々様へ対して申訳の無き事になるぞよ。筆先の取違いたして居る役員信者が、此の大本の中にも大分あるが、是は慢神が強いから大間違いが出来するので在るぞよ。それで明治二十五年からの筆先を、十分に腹へ入れて下されと、クドウ申して在るぞよ。神の心と人民の心とは大変な相違であるから、誠の人民は神の心を汲み取りて、神心に成りて下さらぬと、神界の誠の経綸は到底判りは致さぬぞよ。役員信者の間違ふた言葉や行動が、斯の大本の教の名を傷け、神の名を汚し、経綸の邪魔を致すので在るぞよ。外部からは指一本さえる事の出来ぬ、立派な天地へ一貫した教であれども、獅子身中の虫が大本の中に発生て、大本を破るのであるから、皆の御方心得た上にも心得て、獅子身中の虫に成らぬやうに致して下されよ。自分から誰も獅子身中の虫に成らうと思ふものは無けれ共、知らず知らずの間に神の教の大元を誤解いたして、間違ふた事を申したり、変な行動を致して良い気成りて居るから、神界の却て邪魔をいたすので在るぞよ。一生懸命に神の御用を致したと想ふて居る人民ほど取違いが多いので在るぞよ。綾部の大本は今が一番大事の大峠であるから、皆の役員信者が誠の日本魂を発揮して、天地に代る大活動の時期であるぞよ。此の大本の中の規則が定りて神から見て是で結構と申すやうに成りたら、神は其処で天晴表面に成るなれど、大本の規則が規まりて、善一ト筋の行いが出来ぬ先に表面に成りた処で、皆の者が橡面貌を振る斗りであるぞよ。神は早く表に成りて、現界で活動いたしたいなれど、今ではモチト大本が定まらんから、早く何彼の行方を変えて下されよ。神急けるぞよ。

大正八年三月八日
 天にまします日の大神様は、天地初発の時から、世界万物を造りてこれを愛護し給ひ、永遠無窮(とこしえ)に光りを与え、地の世界を照らして御守護遊ばすなり。
 五六七の大神様は人民よりも下に降りて、地の在らむ限り、遺る隈なく、隠れて御守護下され、何一つ自由と云ふ事も成さらずに、万物を養育遊ばしてござるなり。
 地の固成主(かためぬし)なる国常立尊は、坤の根神(こんじん)豊雲野尊(とよくもぬのみこと)と水火(いき)を合はして、それぞれれの守護神に御苦労に成りて地を固め締め、一旦は地の世界の主宰者(つかさ)と成りたなれど、八百万の神のために永らくの間神の世一代艮へ押し込められて、隠(かげ)からこの世を守護いたしてをりた事の、誠の精神と行状(おこない)が天地の大神様の御眼に留まりて、再び地の世界の神界を守護いたすやうになりたのは、誠に神は満足であれども、これだけに乱れた世の中を、善一つの神代の神政に改造(たてなを)すのは、中々大業(たいもう)で在るから、昔の神代に艮の金神と共に世に落とされた神々を、今度の天之岩戸開きの御用いたさすために、世に上げて神政成就(たてなをし)の御用に使ふから、その神々の名を上から上から表はして置くぞよ。
 国常立尊の侍従長(わきだち)を勤めたのは、右が猿田彦命(さるたひこのみこと)と猿田姫命(さるたひめのみこと)の夫婦なり、右の侍従(つき)が八雲立命(やくもたちのみこと)と出雲姫命(いづもひめのみこと)の夫婦なり、左の侍従長が真心彦命(うらひこのみこと)と事足姫命(ことたるひめのみこと)の夫婦なり、左の侍従が国彦命(くにひこのみこと)と国比女命(くにひめのみこと)の夫婦の神でありたぞよ。その他に沢山の付々(つきづき)や眷属は在りたなれど、時節に応じ、手柄に由りて、次々に名を表はすぞよ。
 天の規則が破れた始まりは、真心彦命(うらひこのみこと)の最も愛してをりた百照彦命(ももてるひこのみこと)に春子姫命(はるこひめのみこと)と申す妻がありたが、真心彦命は愛情深き神で在ったが、ついには百照彦命の妻の春子姫に手が掛かり、不調法が出来たので、天の大神様から役目を御取り上げに成ったのであるぞよ。
 真心彦命(うらひこのみこと)は事足姫命(ことたるひめのみこと)と申す妻神が在りて、広心彦命(ひろむねひこのみこと)、行成彦命(ゆきなりひこのみこと)と云ふ二柱の神子(みこ)が出来てあるにも関はらず、情けに耽(おぼ)れて春子姫(はるこひめ)との間に怪しき行為(おこない)が結ばれたので、天の大神様から天の規則破りの罪として、国常立尊の侍従長(わきだち)を退職されたので、真心彦命は自分の失態を愧()ぢてついに国替を致されたので在るぞよ。
 そこで八百万の神々もその心事(しんじ)を気の毒に思し召されて、種々(いろいろ)と持てなしを成されて、長男の広心彦命(ひろむねひこのみこと)が父神(ちち)の後を継ぎて、左の侍従長(わきだち)と成り、仁愛を以って下を治め、一時は天下泰平に世が治まりて、国常立尊の威勢も揚(あが)りたので在りたぞよ。
 然(しか)る所に未亡神(みぼうじん)なる事足姫命(ことたるひめのみこと)は、夫神(おつと)の御心情も察せずに、春永彦命(はるながひこのみこと)と云ふ後の夫を持ちて、桃上彦命(ももがみひこのみこと)を生み、夫婦の神が仲良く暮してをりたが、これが大変に天の規則に照らして面白く無き行為(をこない)で在るぞよ。
 桃上彦命(ももがみひこのみこと)は非常に下を憐れむ、精神の善き神でありたから、種違いの兄神(あに)の広心彦命(ひろむねひこのみこと)も大変に安神(あんしん)いたして、自分の副神(さしそえ)に任じて、神界の御用の祐(たす)けをさせてをりたが、桃上彦命は月日の経つに連れて、始めの善良なる精神が狂ひ出し、上の神の命令も聞かず、外神(かみがみ)の難義も顧みず、つひには慢神(まんしん)益々増長して、兄神の権利と地位を占領し、ひたすら下ばかりの機嫌を取る事にのみ心を砕きたるが故に、下の神々は恩に馴れて安楽な道ばかりに傾き誠の天則を守る神の教に反対いたし出し、神界の政治は上げも下ろしも成らぬように成り果てて、終いには重立(をもだち)たる侍従神(つきつき)もチリチリバラバラに世に押し込められてしもふて、国常立尊は枝葉を断()られた大樹のように致されてしもふたので在るぞよ。これがこの世に体主霊従(あく)と申す事の初まりであるぞよ。
 真心彦命(うらひこのみこと)の未亡神(みぼうじん)なる事足姫命(ことたりひめのみこと)は、貞操を破りて春永彦命(はるながひこのみこと)と云ふ後の夫神を持ち、その間に生れた桃上彦命(ももがみひこのみこと)で在るから、初めの間は大変に円満な神で在ったなれども、母の規則破り、不貞操の水火(いき)が伝はりてをるから、終いには勝手気侭な精神が現はれて、野心を起し、天地の経綸を破りたので在るから、神は猶更(なをさら)、人民は神に次いでの結構な身魂であるから、夫婦の道を大切に守り、一夫一婦の規定を守らぬと、ついには身を亡ぼし、家を破り国家に害毒を流して、天地の規則破りの大罪人に落ちて苦しまねば成らぬ事が出来いたすぞよ。
 事足姫命(ことたりひめのみこと)の不貞操な行状(をこない)が元に成りて、神界が一旦乱れてしまひ、次に人民の世界が今のように乱れて来たので在るから、悪と云ふ行為(をこない)は毛筋も今度は無きやうに、水晶の神世に立直すので在るから、皆の人民は互いに気を注()け合ふて心得て下されよ。取り返しの成らん事が出来いたすぞよ。
 この天則を破りた二柱神の子の桃上彦命(ももがみひこのみこと)が、大野心を起して、下々の神に対し贔屓を取らんとして、八方美人主義を非常に発揮したるため、下はこれに馴れて上の命令を一つも聞かぬやうに成りたので、他の善神から大禍津美命(おほまがつみのみこと)と名を付けられたので在るぞよ。この桃上彦命は八十猛彦(やそたけるひこ)と百武留彦(ももたけるひこ)を殊の外寵愛し、両神を頤使(つかい)て益々自己(われ)の野心を遂行いたし、自由自在にこの世を持ち荒らしたがために、今に世界が体主霊従(あく)の身魂ばかりに成りたので在るぞよ。
 それから国常立尊の左の侍従(つき)を勤めてをりた、国比古之命(くにひこのみこと)は侍従長(わきだち)の真心彦命(うらひこのみこと)の国替に由り、首長(かしら)の無くなったのに気を赦し、自由自在に自己主義(われよし)のやり方を致して世に現はれ、大権力を振り舞はし、ついに世界を乱してしもふたので在るぞよ。
 国比古之命(くにひこのみこと)と国比女命(くにひめのみこと)夫婦の間に三柱の神子(みこ)が生れて、長子を真道知彦命(まみちしるひこのみこと)、次子を青森行成彦命(あをもりゆきなりひこのみこと)、三子を梅ケ香彦命(うめかかひこのみこと)と申す名が付けてありたぞよ。この三神の兄弟は、父母の神に似ぬ厳格にして、智仁勇兼備の善良な神で在るから、父母両神に度々兄弟が交(かわ)る交る意見を致したなれど、少しも聞き入れなき故に、いづれも時節を待って父母の改心を促さんと、古き神代の昔より、堪え堪えて貯えし、誠の花の咲く世に成りたから、今度の二度目の天之岩戸開きについて、国常立尊の大神業を輔け、父母の大罪を償はんと、一生懸命に兄弟の神が力を合はして活動いたしてをれるぞよ。
 広心彦命(ひろむねひこのみこと)と行成彦命(ゆきなりひこのみこと)は、真心彦命(うらひこのみこと)と事足姫命(ことたりひめのみこと)と夫婦の間の神子(みこ)であるぞよ。桃上彦命(ももがみひこのみこと)は未亡神(みぼうじん)事足姫命と、後添(のちをひ)の夫神(をつと)春永彦命(はるながひこのみこと)の間(なか)の神子(みこ)であるぞよ。
 広心彦命(ひろむねひこのみこと)は桃上彦命(ももがみひこのみこと)のために、非常なる困難の地位に落ち、筆紙に尽くされぬほどの艱難辛苦を致した神であるぞよ。その原因は父神の真心彦命(うらひこのみこと)が大罪を犯して天則を破り、侍従長(わきだち)重職を退き、かつ神去りましたので、忠孝仁義に厚き広心彦命は、昔から貯えた善の神力で、天地の神の稜威(みいづ)を輝やかし、天地万有を安きに救ひ、かつ父母両神の大罪を償はんと思し召しての、御艱難をしてをれるぞよ。この神は至善至愛の身魂であれど、その温順なる身魂の性来として厳しき事を申すのが嫌で在ったために、異父弟(をとうと)の桃上彦命の乱政を戒め、改めしめる事が出来なんだのが、この神の一生の失敗でありたぞよ。それでこの大本の教は、天の規則に外れた事は、容赦なく厳しく申して戒める御道であるから、情義にからまれて天の規則を外す事は出来ぬぞよ。
 桃上彦命(ももがみひこのみこと)のやり方が天則に外れてをりたばかりに、下々が段々と増長して、君、大臣(おうみ)、小臣(おみ)、民の四階級を破壊してしもふたので、八百万の真(まこと)の神々が忍び兼て各自(めんめ)に退職を致されたので、神界の政治は如何(いかん)ともする事が出来ぬやうに成りたので在るぞよ。そこで広心彦命(ひろむねひこのみこと)は弟神の行成彦命(ゆきなりひこのみこと)と力を合はせ、心を一つにして天則を厳守し、回天の事業を起し、完全に神代を改造せんと焦慮せられたなれど、安逸なる放縦神政(よのやりかた)に馴れたる神々は一柱も賛成なく、天地は益々暗黒界と成り、上げも下ろしも出来ず、万妖億邪(わざわい)一度に突発したので、国常立尊の侍従(つき)の役を勤めた、猿田彦命(さるたひこのみこと)の妻神なる猿田姫命(さるたひめのみこと)と、八雲立命(やくもたちのみこと)の妻神なる出雲姫命(いづもひめのみこと)が、非常に心を配り身を竭(つく)し、神政改造のために在るに在られん数十万年の永い間の御艱難を成されて、今に神界で大変な御活動に|成ってをられるが、今に苦労の花の咲くやうに成りて来たから、今度は苦労の凝(かたま)りで、万劫末代萎(しほ)れぬ結構な生花(いきばな)が開くから、世界の人民はこれを見て一日も早く改心致して、君国のために出来るだけの苦労を勇んで致して、日本魂(やまとだましい)に立帰り、神国成就のために真心を尽くして下されよ。後にも先にも無き結構な天地の岩戸が開くのであるから、日本の人民は一人なりとも余計に改心して、岩戸開きの御用に身魂を捧げて下されよ。末代名の残る事であるぞよ。
 猿田彦命(さるたひこのみこと)と猿田姫命(さるたひめのみこと)の間(なか)に三柱の神子(みこ)が生れて、長女が杵築姫命(きづきひめのみこと)、次女が朝子姫命(あさこひめのみこと)、三女が猿子姫命(さるこひめのみこと)と申すぞよ。
 天の規則が破れて、神政が潰滅(ほろび)た際に、猿田彦命(さるたひこのみこと)は妻神の意見を聞かず、却って大いに立腹せられ、三柱の姫神を引き連れて天上に昇りてしもふた、神政に冷淡なる神であるぞよ。ここに猿田姫命(さるたひめのみこと)は思ひ掛けも無く夫神と三柱の大切な姫神とに生き別れの辛酸を嘗められた、気の毒な神であるぞよ。猿田姫命は悲歎やる方なく、天を仰ぎ地に伏して、猿田彦命に天より降り玉ひて、この乱れた神代を改造し給へと、一生懸命に歎願致されたなれど、一徹短慮の猿田彦命は妻神の言(ことば)に耳を借さず、三柱の姫神までも地へ降されなんだのであるぞよ。
 ここに広心彦命(ひろむねひこのみこと)は猿田姫命(さるたひめのみこと)の窮状を察し、一方の力に成らんと、弟神の行成彦命(ゆきなりひこのみこと)と相談の上、猿田姫命に向ひて申さるるには、この騒動は吾々にも大責任あり傍観する時に非ず、貴神(あなた)の国土のために心を砕きなさるのを御助け申し上げたいからと、兄弟の神が心を一つに致して漸(やうや)く苦心の結果、猿田姫命の一時の困難を助けた誠に至善なる神でありたぞよ。
 ここに猿田彦命(さるたひこのみこと)は天上に昇りて、自由に神政の経綸を為さんとすれど、元より妻神を見捨てられし位の気侭な神で在るから、真(まこと)の日本魂(やまとだましい)が欠けてをるために、事志と相違し、中界の魔神とまで成り果てたのであるが、高天原の岩戸が開けて後、皇孫二二岐命(ににぎのみこと)が豊葦原の水穂国に、天照皇大神(あまてらすおほかみ)の神勅を奉じて地上に降臨あらせらるるに際し、猿田彦大将軍と成りて、中界の魔軍を数多召()び集へ、天の八衢(やちまた)底本は「八街(やまた)」に出でで、皇孫降臨の途を塞がんと為したるを、神代の女傑神天宇受売命(あめのうづめのみこと)のために矛を返して皇孫に帰順し、悪心を飜(ひる)かへしてたちまち善良の神となり、皇孫の御先導となりて、筑紫(つくし)の国の櫛振(くしふり)の峰に送り仕え奉られたのであるぞよ。
 この天宇受売命(あめのうづめのみこと)は元来は出雲姫命(いづもひめのみこと)の変化の神でありたが、天の規則が破れた折に、何なりとも善を尽くし義を立てて、神国の麻柱(あなない)の道を立てんと焦心せられたなれど、何分にも肝腎の大本元が破壊されて在るのであるから、真実(まこと)の神業は成功する事に至らずして、大正の御代の今日(こんにち)まで忍耐をいたしてをれたが、この神の誠の活動が成就するのは今後(これから)であるぞよ。
 広心彦命(ひろむねひこのみこと)も非常に苦心致され、天の下を平らけく安らけく治め玉ふ現人神の、隠(かげ)から御守護を致してをれど、今に誠の事は成功致さず、小さい国の一つ位ではまだ十分の満足が出来ぬので、科学の力を借りて三千世界を開かうと思し召し、○○〔学〕を用いるほど益々体主霊従(あく)が盛んになりて来て、世界が段々と乱れるばかりで、上げも下ろしも成らぬやうに成りたなれど、昔の神代の時代から絶えずに国土を思ひ、神君を大切に思はれた誠の在る神であるから、今度の二度目の世の元の生き神が、揃ふて艮の金神の配下で艮めの御用を致さるるについて、神代からの順次を明白(ありやか)に立て別けて御用に掛かりてをれるぞよ。世界の人民の昔からの因縁の判る時節に成りたから、誰に由らず改心が一等ぞよ。

大正八年三月十一日
 艮の金神大国常立尊変性男子の身魂が、竜宮舘の地の高天原に現はれて、五六七の神政の御用を致さす、天照彦之命の憑りて居る、変性女子の身魂の言霊幸彦命の手を借りて、何彼の神示を書きおくぞよ。日本は豊葦原の中津国と申して、世の本の誠の天地の先祖が、初発に創造いたした結構な元の神国であるから、此の神国に生れた人民は、外国の人民よりは一層勝れた身魂が授けてあるなれど、世界が段々と降るに連れて、肝心の元の因縁を忘れて了ふて、今では外国人と同じやうな身魂に化り切て、後も前も解らぬ惨い状態に世が曇りて居るなれど、日本の人民に我天職が判る者が無いから、物質上の発明は皆外国人の専有物の如うに思ひ、外国ほど文明な国は無いと、大変に崇敬致して居るが、其れが八尾八頭の身魂に誑かされて居るので在るから、日本の人民も良い加減に眼を覚すが宜かろうぞよ。日本には外国人の末代かゝりて考ヘても、何れ程骨を折りても真似の出来ぬ立派な教があるから、日本人の身魂が研けて水晶に立復りたら、ドンナ事でも神力で発明が出来るのであるぞよ。
 延喜式の祝詞にも天放ち水素利用、電気火力応用全土開拓云々と申して、天地を自由自在に開拓経綸いたす神業が現はして在るなれど、日本の人民の心が汚れ、言霊が曇りて了ふて居るから、枝の国の真似も出来ぬやうになりて了ふたので在るぞよ。世の初りは今の世界の如うに、日本と外国の区別は無く、極めて平和に世が治まりて居りたなれど、体主霊従(あく)の身魂が段々と増長いたして、国々が互に分離し、自己主義(われよし)の人民斗りで、年中国の取り合い斗りを致すやうに成りて、世界の人民が皆な大蛇と鬼と四ッ足の容器に成り果て了ふて、今の世界の此の有様であるぞよ。
 何程人民が苦心いたしても、国際聯盟を叫んでも、九分九厘で手の掌が反へりて了ふて、劫て世が段々乱れる斗りであるから、日本の人民は今茲で腹帯を確り占めて、日の大神の御威光を背に負ふて、皇祖皇宗の御遺訓を遵奉いたして、日本神国の使命を全ふ致さねば、日本の人民と生れさして頂いた功能が一つも無いから、今の日本の人民の危急存亡の一大事の秋で在るぞよ。日本は世界の総宗国であるから、外国からも昔は東海の君子国と申し、万世一系の大君と、天壌無窮の皇運隆々たる神国で在るから、日本は世界中の国々の人民を愛護し、開発すべき天来の責任ある国で在るぞよ。今の外国の様に、侵略や征伐や併呑などは絶対に成らぬ、誠の神国であるから、日本の上下の人民は、至仁至愛至真至善至美の精神と行状を致して、天下に模範を垂れ、世界各国が日本の徳に悦服し、我大君に欣仰して仕え奉る可く、国民各自が努力いたさねば、斯世を此儘に致して置いたなれば、世界は益々畜生原に成りて了ふて、終には人間同士が肉を喰ひ合ふやうに成つて了ふから、誠の日本魂の光る人民を一人なりとも余計に育て上げて、世界平和の大神業に使ひ度いと思ふて、国常立之尊が明治廿五年から、出口の守の体内を借りて苦労艱難をいたし、変性女子の身魂を現はして、世界の人民に誠を説いて聞かして居るなれど、今の日本の人民は盲目が多いから、九分九厘の所まで判らぬので、何か悪い事でも致して居るやうに、種々と致して此の大本の誠の経綸の邪魔を致せども、大本には誠斗りで固めてあるから、人民が何程反対いたしても微驅とも致さんぞよ。世間から反対いたせば致す程、却てこの大本は開けて来て、神力が増す斗りであるぞよ。斯大本は外部からは如何なる悪魔が出て参りて、反対致しても、微驅とも致さぬ所で在れども、内部から慢神誤解いたす守護神が現はれて、大きな邪魔を致したり、斯の大本に因縁の深い身魂が慢神いたして居るから、其肉体へ金毛九尾白面の白狐の霊が憑りて、○○〔開祖〕の直筆を持つて其所等中を迂路付いたり、大本の経綸を占領いたして、外で目的を立やうと致して、大本より外に出ぬ筈の筆先を書いて、我の守護神で無ければ天地の根本が判らぬと申して居るが、是が油断の成らぬ神で在るから、此の大本の外から出た筆先は、一つも信用いたす事は出来ぬぞよ。二代三代の眼を眩まさうと為て、一生懸命に骨折りて居るなれど、瑞の身魂の在る限りは厳重な審神者を致すから、到底思惑は立ちは致さんぞよ。
 二代の○○〔おみ〕は誑しても○○○〔言霊彦〕命の身魂は欺す事は出来ぬぞよ。○○○○○○○〔福島久子〕は日の出の守の守護では在れど、今の処では少しく慢神が出て居るから、守護を代えて天照彦命〔王仁三郎〕の御魂に日の出の神の御用を致さすぞよ。大正八年の旧二月十日から、日の出の守は肉体を代えて守護が致さして在るぞよ。変性男子と女子との筆先より他の筆先は信じては成らぬぞよ。外から出るのは皆受売りや入れ言斗りで、真偽相半ばして居るから、初めから目を通さぬが能いぞよ。
 大本の中にも参考の為じやと申して、隠れ忍んで写したり読んだり致して居るものが在れど、其んな事に骨を折るより、一枚なりと表と裏の筆先を腹へ入れるが結構で在るぞよ。悪魔と申す者は皆教祖の系統の中でも少しでも信用の在る熱心な肉体を利用いたして、目的を立てやうと致すから、充分に注意を致さんと、脚下から鳥が立つやうな事が出来いたすぞよ。

大正八年三月十二日
 大正八年三月八日、旧二月七日に遠州から納まりた旭昇石は、昔の神代の折に五六七の大神様が地へ分霊を下だして、此世を隠から御守護遊ばしたのである、結構な天降石の神宝であるから、人民の自由に致す事の出来ぬ尊とき御神体であるぞよ。本宮山に御宮が建ちたら、御神体として御鎮まりなさるので在るぞよ。次に同じ日に東京から綾部へ参り、同月の十一日に大本へ納まりた白蛇の霊石は、富士山神霊(ひつじさる)の金神の分霊市杵嶋姫命の身魂であるから、是は竜神の御宮に鎮まり遊ばす御神体であるぞよ。本宮山の空に三体の大神様の御宮が立ちたら次の中段の所ヘ国常立之尊の宮を建て、坤の金神の御宮を阿奈太(あなを)に建て、日出の神の宮をも立てゝ、天下泰平に世を治めたなれば、跡は七福神の楽遊びと成るぞよ。そうなる迄に此の大本は世界の守護神が沢山寄りて来るから、余程確り身魂を研いて、日本魂に立帰りて居らんと、恥かしき事が出来いたすぞよ。チヨロコイ身魂では能う堪らんぞよ。それで何時も腹帯を確り締て居らぬと、弥々の時になりて神徳を取り外づすから、至仁至愛(みろく)の神心に成りて下されと、クドウ気を附けたのであるぞよ、鳥も通わぬ山中の一つ家、出口の神屋敷に、八百万の神が澄きりて、神の都を築く世界の大本、地の高天原であるから、世界の人民の思ひとは雲泥万転の相違であるぞよ。丹福隣県の綾部の本宮山の山中に、国常立之尊の一つ屋を建て、神の都と致すに付いて、弥々天地の守護神人民が尻曳き捲り、東奔西走の結果、旧正月二十五日に弥々大本の支配と成りたのも、昔から定まりた日限であるぞよ。里の童か尻捲りはやつた、今日は二十五日と申して尻を捲つて走り遊ぶのは、今度の五六七の大神の御宮の地場が神の手に入る神示であるぞよ。一度に開く梅の花と申して在るのも、此二十五日に因縁あるぞよ。菅公の祭礼は二十五日、梅は定紋なり、二月は梅の開く月、其月の二十五日にはカミから此の大本の教や行り方を取調べに参りたのも、神徳発揚の守護であるぞよ。旧二月の十日いよいよ本宮山がカミの手続を終り、天晴れ神界の経綸の土台が出来上り、三月八日には遠州より旭昇石が納まりたのも、弥々神威発揚の瑞徴であるぞよ。大正の義士四十八の神御魂、志士十六の芳ばしき花の経綸の成就して、天津日継の礎は、千代万世に動きなく治まる御代は大八洲、世界国々悉く、神と皇上との洪徳に、歓び集ひ奉る代の、来る常磐の美し御代、松竹梅の国の大本。

「神霊界」大正八年三月十五日号