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霊界物語
海洋万里(第25~36巻)
第33巻(申の巻)
序歌
瑞祥
第1篇 誠心誠意
第1章 高論濁拙
第2章 灰猫婆
第3章 言霊停止
第4章 楽茶苦
第2篇 鶴亀躍動
第5章 神寿言
第6章 皮肉歌
第7章 心の色
第8章 春駒
第9章 言霊結
第10章 神歌
第11章 波静
第12章 袂別
第3篇 時節到来
第13章 帰途
第14章 魂の洗濯
第15章 婆論議
第16章 暗夜の歌
第17章 感謝の涙
第18章 神風清
第4篇 理智と愛情
第19章 報告祭
第20章 昔語
第21章 峯の雲
第22章 高宮姫
第23章 鉄鎚
第24章 春秋
第25章 琉の玉
第26章 若の浦
伊豆温泉旅行につき訪問者人名詠込歌
附記 湯ケ島所感
余白歌
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霊界物語
>
海洋万里(第25~36巻)
>
第33巻(申の巻)
> 第2篇 鶴亀躍動 > 第9章 言霊結
<<< 春駒
(B)
(N)
神歌 >>>
第九章
言霊結
(
ことたまむすび
)
〔九二四〕
インフォメーション
著者:
出口王仁三郎
巻:
霊界物語 第33巻 海洋万里 申の巻
篇:
第2篇 鶴亀躍動
よみ(新仮名遣い):
かくきやくどう
章:
第9章 言霊結
よみ(新仮名遣い):
ことたまむすび
通し章番号:
924
口述日:
1922(大正11)年08月26日(旧07月4日)
口述場所:
筆録者:
松村真澄
校正日:
校正場所:
初版発行日:
1923(大正12)年11月10日
概要:
舞台:
ウヅの館
あらすじ
[?]
このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「
王仁DB
」にあります。
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:
カールは結婚に際して高姫が反対した経緯を歌い、高姫が松若彦を追いかけて谷へ落ちて自分と春彦に助けられた顛末を歌った。祝歌の中で、高姫に対して心の持ちようについて注意を与えた。
続いて常彦は、やはり自転倒島から高姫に着いてきた経緯を歌い、高姫は憎まれ口は叩いているが、国依別に対する皮肉歌の件は、大神様の道を思う真心のあまり国依別に対してきついことを言ったのだと、高姫を擁護した。
主な登場人物
[?]
【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。
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:
備考:
タグ:
データ凡例:
データ最終更新日:
2022-08-18 18:38:13
OBC :
rm3309
愛善世界社版:
95頁
八幡書店版:
第6輯 288頁
修補版:
校定版:
98頁
普及版:
37頁
初版:
ページ備考:
001
カールは
立上
(
たちあが
)
り
歌
(
うた
)
ひ
始
(
はじ
)
めたり。
002
カール
『
吾
(
われ
)
等
(
ら
)
が
信
(
しん
)
ずる
三五
(
あななひ
)
の
003
神
(
かみ
)
の
司
(
つかさ
)
とましませる
004
神
(
かむ
)
素盞嗚
(
すさのをの
)
大神
(
おほかみ
)
の
005
珍
(
うづ
)
の
御
(
おん
)
子
(
こ
)
と
現
(
あら
)
はれし
006
姿
(
すがた
)
優
(
やさ
)
しき
末子姫
(
すゑこひめ
)
007
古今
(
ここん
)
無双
(
むさう
)
の
神力
(
しんりき
)
を
008
霊
(
みたま
)
に
備
(
そな
)
へましませる
009
国依別
(
くによりわけ
)
の
神
(
かみ
)
さまと
010
いよいよ
婚礼
(
こんれい
)
の
式
(
しき
)
を
挙
(
あ
)
げ
011
ここに
目出
(
めで
)
たく
千代
(
ちよ
)
八千代
(
やちよ
)
012
万代
(
よろづよ
)
までも
変
(
かは
)
らじと
013
妹背
(
いもせ
)
の
道
(
みち
)
を
契
(
ちぎ
)
ります
014
其
(
その
)
神業
(
かむわざ
)
ぞ
尊
(
たふと
)
けれ
015
此
(
この
)
御
(
ご
)
慶事
(
けいじ
)
を
高姫
(
たかひめ
)
が
016
イントレランス
[
※
イントレランスとは英語のintoleranceで、不寛容、偏狭という意味。
]
な
事
(
こと
)
を
言
(
い
)
ひ
017
四方
(
しはう
)
八方
(
はつぱう
)
駆
(
か
)
け
巡
(
めぐ
)
り
018
いろいろ
雑多
(
ざつた
)
と
気
(
き
)
をいらち
019
水晶
(
すいしやう
)
御霊
(
みたま
)
の
生粋
(
きつすゐ
)
の
020
瑞
(
みづ
)
の
御霊
(
みたま
)
の
姫
(
ひめ
)
さまに
021
女殺
(
をんなごろ
)
しの
御家
(
ごけ
)
倒
(
たふ
)
し
022
婆嬶
(
ばばかか
)
なやめの
家
(
いへ
)
つぶし
023
棒
(
ぼう
)
でも
梃
(
てこ
)
でもゆかぬ
人
(
ひと
)
024
国依別
(
くによりわけ
)
を
夫
(
つま
)
として
025
結婚
(
けつこん
)
なんかをさしたなら
026
アルゼンチンの
神国
(
かみくに
)
は
027
地異
(
ちい
)
天変
(
てんぺん
)
の
大騒動
(
おほさうだう
)
028
此
(
この
)
世
(
よ
)
が
濁
(
にご
)
つて
常暗
(
とこやみ
)
の
029
泥
(
どろ
)
の
世界
(
せかい
)
となるだらう
030
此
(
この
)
縁談
(
えんだん
)
は
如何
(
どう
)
しても
031
水
(
みづ
)
を
注
(
さ
)
さねばおかないと
032
松若彦
(
まつわかひこ
)
の
館
(
やかた
)
まで
033
目
(
め
)
をつり
上
(
あ
)
げて
立向
(
たちむか
)
ひ
034
一言
(
ひとこと
)
二言
(
ふたこと
)
熱
(
ねつ
)
ふけば
035
松若彦
(
まつわかひこ
)
は
逸早
(
いちはや
)
く
036
背戸口
(
せとぐち
)
あけてトントンと
037
かけ
出
(
だ
)
し
玉
(
たま
)
へば
高姫
(
たかひめ
)
は
038
阿修羅
(
あしうら
)
の
如
(
ごと
)
く
荒
(
あ
)
れ
狂
(
くる
)
ひ
039
髪
(
かみ
)
ふりみだし
追
(
お
)
うて
行
(
ゆ
)
く
040
マラソン
競争
(
きやうそう
)
の
烈
(
はげ
)
しさよ
041
松若彦
(
まつわかひこ
)
は
丸木橋
(
まるきばし
)
042
力
(
ちから
)
に
任
(
まか
)
して
打
(
うち
)
おとし
043
ヤツと
胸
(
むね
)
をば
撫
(
な
)
で
乍
(
なが
)
ら
044
捨子
(
すてこ
)
の
姫
(
ひめ
)
の
館
(
やかた
)
迄
(
まで
)
045
息
(
いき
)
せき
切
(
き
)
つて
逃
(
に
)
げて
行
(
ゆ
)
く
046
勢
(
いきほひ
)
余
(
あま
)
つて
高姫
(
たかひめ
)
は
047
高
(
たか
)
い
土手
(
どて
)
から
墜落
(
つゐらく
)
し
048
大
(
だい
)
の
字
(
じ
)
描
(
ゑが
)
く
川
(
かは
)
の
底
(
そこ
)
049
後
(
あと
)
追
(
お
)
つかけし
両人
(
りやうにん
)
が
050
うち
驚
(
おどろ
)
いて
高姫
(
たかひめ
)
を
051
息
(
いき
)
をふかせて
助
(
たす
)
けやり
052
コレコレもうし
高姫
(
たかひめ
)
さま
053
危
(
あぶ
)
ないことで
御座
(
ござ
)
つたと
054
いと
親切
(
しんせつ
)
におとなへば
055
高姫
(
たかひめ
)
さまは
喜
(
よろこ
)
ぶと
056
思
(
おも
)
ひの
外
(
ほか
)
の
逆理屈
(
さかりくつ
)
057
こんなお
方
(
かた
)
にいつ
迄
(
まで
)
も
058
相手
(
あひて
)
になつちや
日
(
ひ
)
が
暮
(
く
)
れる
059
さはさはり
乍
(
なが
)
ら
此
(
この
)
ままに
060
放
(
ほ
)
かしておきもなるまいと
061
カール、
春彦
(
はるひこ
)
両人
(
りやうにん
)
は
062
婆
(
ば
)
さまを
担
(
かつ
)
いでエーエーと
063
館
(
やかた
)
に
送
(
おく
)
り
届
(
とど
)
くれば
064
口
(
くち
)
を
極
(
きは
)
めて
又
(
また
)
しても
065
罵
(
ののし
)
り
出
(
いだ
)
す
面
(
つら
)
にくさ
066
春彦
(
はるひこ
)
腹
(
はら
)
にすゑかねて
067
忽
(
たちま
)
ち
火鉢
(
ひばち
)
を
引
(
ひ
)
つ
掴
(
つか
)
み
068
ヤツサモツサの
其
(
その
)
結果
(
けつくわ
)
069
三人
(
みたり
)
の
男女
(
だんぢよ
)
は
灰
(
はひ
)
まぶれ
070
鎬
(
しのぎ
)
を
削
(
けづ
)
る
折
(
をり
)
もあれ
071
言依別
(
ことよりわけ
)
の
神
(
かみ
)
さまが
072
お
訪
(
たづ
)
ねなすつた
其
(
その
)
為
(
ため
)
に
073
喧嘩
(
けんくわ
)
は
漸
(
やうや
)
くをさまつた
074
高姫
(
たかひめ
)
さまは
腹
(
はら
)
を
立
(
た
)
て
075
物
(
もの
)
をも
言
(
い
)
はず
一散
(
いつさん
)
に
076
捨子
(
すてこ
)
の
姫
(
ひめ
)
のお
館
(
やかた
)
に
077
夜叉
(
やしや
)
の
如
(
ごと
)
くに
飛
(
と
)
んで
行
(
ゆ
)
く
078
春彦
(
はるひこ
)
、カールの
両人
(
りやうにん
)
は
079
御
(
ご
)
無礼
(
ぶれい
)
の
事
(
こと
)
をさせまいと
080
後
(
あと
)
からついて
行
(
い
)
て
見
(
み
)
れば
081
初
(
はじ
)
めの
勢
(
いきほ
)
ひどこへやら
082
竜頭
(
りうとう
)
蛇尾
(
だび
)
の
高姫
(
たかひめ
)
が
083
手持
(
てもち
)
無沙汰
(
ぶさた
)
の
御
(
お
)
顔付
(
かほつき
)
084
時
(
とき
)
の
勢
(
いきほ
)
ひやむを
得
(
え
)
ず
085
一度
(
いちど
)
は
我
(
が
)
をば
折
(
を
)
りつれど
086
胸
(
むね
)
くそ
悪
(
わる
)
さにたつた
今
(
いま
)
087
こんな
目出
(
めで
)
たい
席上
(
せきじやう
)
で
088
けたいな
事
(
こと
)
を
言
(
い
)
ひよつた
089
口
(
くち
)
がカールか
知
(
し
)
らね
共
(
ども
)
090
これが
黙
(
だま
)
つて
居
(
を
)
られよか
091
後日
(
ごじつ
)
の
為
(
ため
)
に
言
(
い
)
うておく
092
三五教
(
あななひけう
)
の
高姫
(
たかひめ
)
よ
093
お
前
(
まへ
)
も
五十
(
ごじふ
)
の
坂
(
さか
)
越
(
こ
)
して
094
ヤンチヤ
小僧
(
こぞう
)
の
言
(
い
)
ふ
様
(
やう
)
な
095
バカな
理屈
(
りくつ
)
はやめなされ
096
お
前
(
まへ
)
の
御
(
ご
)
器量
(
きりやう
)
がさがるぞえ
097
金剛
(
こんがう
)
不壊
(
ふゑ
)
の
如意
(
によい
)
宝珠
(
ほつしゆ
)
098
其
(
その
)
外
(
ほか
)
麻邇
(
まに
)
の
宝玉
(
ほうぎよく
)
が
099
お
前
(
まへ
)
を
嫌
(
きら
)
うて
逃
(
に
)
げ
出
(
だ
)
して
100
隠
(
かく
)
れて
了
(
しま
)
うたも
無理
(
むり
)
はない
101
玉
(
たま
)
でなうても
此
(
この
)
私
(
わし
)
が
102
お
前
(
まへ
)
の
顔
(
かほ
)
を
見
(
み
)
る
度
(
たび
)
に
103
隠
(
かく
)
れ
度
(
た
)
いやうになつてくる
104
心
(
こころ
)
一
(
ひと
)
つの
持様
(
もちやう
)
で
105
多勢
(
おほぜい
)
の
人
(
ひと
)
に
愛
(
あい
)
せられ
106
又
(
また
)
憎
(
にく
)
まれる
世
(
よ
)
の
中
(
なか
)
ぢや
107
高姫
(
たかひめ
)
さまよ
高姫
(
たかひめ
)
よ
108
私
(
わたし
)
は
決
(
けつ
)
してこんな
事
(
こと
)
109
多勢
(
おほぜい
)
の
中
(
なか
)
で
言
(
こと
)
あげて
110
恥
(
はぢ
)
をかかそた
思
(
おも
)
はない
111
お
前
(
まへ
)
の
末
(
すゑ
)
が
案
(
あん
)
じられ
112
心
(
こころ
)
の
底
(
そこ
)
から
嫌
(
いや
)
なこと
113
忍
(
しの
)
んで
言
(
い
)
うておきまする
114
心
(
こころ
)
直
(
なほ
)
して
下
(
くだ
)
さんせ
115
決
(
けつ
)
してお
前
(
まへ
)
を
憎
(
にく
)
いとは
116
一度
(
いちど
)
も
思
(
おも
)
うたことはない
117
憎
(
にく
)
いと
思
(
おも
)
うたら
言
(
い
)
ひはせぬ
118
お
前
(
まへ
)
が
可愛
(
かあい
)
いばつかりに
119
苦
(
にが
)
いことをばベラベラと
120
喋
(
しやべ
)
らにやならぬ
身
(
み
)
の
因果
(
いんぐわ
)
121
推量
(
すゐりやう
)
なすつて
下
(
くだ
)
さんせ
122
天地
(
てんち
)
の
神
(
かみ
)
も
御
(
ご
)
照覧
(
せうらん
)
123
遊
(
あそ
)
ばしまして
此
(
この
)
カールが
124
清
(
きよ
)
き
心
(
こころ
)
の
奥底
(
おくそこ
)
を
125
高姫
(
たかひめ
)
さまの
真心
(
まごころ
)
に
126
何卒
(
なにとぞ
)
映
(
うつ
)
させ
玉
(
たま
)
へかし
127
あゝ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
128
神
(
かみ
)
の
御霊
(
みたま
)
の
幸
(
さち
)
はひて
129
今日
(
けふ
)
の
喜
(
よろこ
)
び
永久
(
とこしへ
)
に
130
変
(
かは
)
らであれや
高砂
(
たかさご
)
の
131
松
(
まつ
)
の
千歳
(
ちとせ
)
の
色
(
いろ
)
深
(
ふか
)
く
132
茂
(
しげ
)
り
栄
(
さか
)
えてウヅの
国
(
くに
)
133
神
(
かみ
)
の
大道
(
おほぢ
)
も
弥広
(
いやひろ
)
く
134
教
(
をしへ
)
の
徳
(
とく
)
はどこ
迄
(
まで
)
も
135
科戸
(
しなど
)
の
風
(
かぜ
)
の
草
(
くさ
)
や
木
(
き
)
を
136
靡
(
なび
)
かす
如
(
ごと
)
く
開
(
ひら
)
けかし
137
あゝ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
138
神
(
かみ
)
の
御前
(
みまへ
)
に
願
(
ね
)
ぎまつる
139
神
(
かみ
)
の
御前
(
みまへ
)
に
祝
(
ほ
)
ぎまつる』
140
常彦
(
つねひこ
)
も
立上
(
たちあが
)
り、
141
歌
(
うた
)
ひ
始
(
はじ
)
めたり。
142
常彦
『
高姫
(
たかひめ
)
さまの
神司
(
かむつかさ
)
143
言依別
(
ことよりわけ
)
や
国依
(
くにより
)
の
144
真人
(
まびと
)
の
後
(
あと
)
を
追
(
お
)
ひかけて
145
高砂島
(
たかさごじま
)
に
渡
(
わた
)
らむと
146
常彦
(
つねひこ
)
、
春彦
(
はるひこ
)
両人
(
りやうにん
)
を
147
伴
(
ともな
)
ひまして
出
(
い
)
で
玉
(
たま
)
ふ
148
琉球
(
りうきう
)
の
島
(
しま
)
で
泡
(
あわ
)
をふき
149
大海原
(
おほうなばら
)
で
船
(
ふね
)
を
割
(
わ
)
り
150
高島丸
(
たかしままる
)
に
救
(
すく
)
はれて
151
やうやう
来
(
きた
)
るテルの
国
(
くに
)
152
吾
(
われ
)
等
(
ら
)
二人
(
ふたり
)
をふりすてて
153
邪魔者
(
じやまもの
)
扱
(
あつかひ
)
なされつつ
154
木蔭
(
こかげ
)
に
隠
(
かく
)
れて
独言
(
ひとりごと
)
155
聞
(
き
)
いたる
時
(
とき
)
の
腹立
(
はらだ
)
たさ
156
高姫
(
たかひめ
)
さまは
水臭
(
みづくさ
)
い
157
こんな
所
(
とこ
)
まで
伴
(
つ
)
れて
来
(
き
)
て
158
二人
(
ふたり
)
をまかうとは
余
(
あんま
)
りぢや
159
こんな
御
(
お
)
方
(
かた
)
と
知
(
し
)
つたなら
160
ついて
来
(
く
)
るのぢやなかつたに
161
後悔
(
こうくわい
)
しても
是非
(
ぜひ
)
がない
162
再
(
ふたた
)
び
途中
(
とちう
)
に
出会
(
でくわ
)
して
163
鏡
(
かがみ
)
の
池
(
いけ
)
に
立向
(
たちむか
)
ひ
164
架橋
(
かけはし
)
御殿
(
ごてん
)
に
担
(
かつ
)
がれて
165
又
(
また
)
もや
命
(
いのち
)
を
助
(
たす
)
けられ
166
憎
(
にく
)
まれ
口
(
ぐち
)
を
叩
(
たた
)
きつつ
167
愛想
(
あいさう
)
をつかされ
館
(
やかた
)
をば
168
駆出
(
かけだ
)
しアリナの
山
(
やま
)
を
越
(
こ
)
え
169
アルゼンチンの
荒野原
(
あれのはら
)
170
ポプラの
下
(
した
)
で
木
(
こ
)
の
花
(
はな
)
の
171
神
(
かみ
)
の
化身
(
けしん
)
に
巡
(
めぐ
)
り
会
(
あ
)
ひ
172
そこでスツカリ
改心
(
かいしん
)
を
173
遊
(
あそ
)
ばしまして
河
(
かは
)
渡
(
わた
)
り
174
原野
(
はらの
)
を
越
(
こ
)
えて
海
(
うみ
)
の
上
(
うへ
)
175
アマゾン
河
(
がは
)
の
北
(
きた
)
の
森
(
もり
)
176
鷹依姫
(
たかよりひめ
)
を
助
(
たす
)
けむと
177
果
(
は
)
てしも
知
(
し
)
らぬ
林
(
はやし
)
をば
178
さまよひ
巡
(
めぐ
)
りてモールバンド
179
大怪物
(
だいくわいぶつ
)
に
出会
(
でつくわ
)
し
180
震
(
ふる
)
ひ
戦
(
おのの
)
く
最中
(
さいちう
)
に
181
帽子
(
ぼうし
)
ケ
岳
(
だけ
)
より
照
(
て
)
り
来
(
きた
)
る
182
琉
(
りう
)
と
球
(
きう
)
との
霊光
(
れいくわう
)
に
183
漸
(
やうや
)
く
命
(
いのち
)
を
助
(
たす
)
けられ
184
南
(
みなみ
)
の
森
(
もり
)
に
打
(
うち
)
わたり
185
鷹依姫
(
たかよりひめ
)
の
一行
(
いつかう
)
と
186
帽子
(
ぼうし
)
ケ
岳
(
だけ
)
の
頂上
(
ちやうじやう
)
で
187
言依別
(
ことよりわけ
)
や
国依別
(
くによりわけ
)
の
188
大神人
(
だいしんじん
)
に
巡
(
めぐ
)
り
会
(
あ
)
ひ
189
ウヅの
館
(
やかた
)
に
立向
(
たちむか
)
ひ
190
末子
(
すゑこ
)
の
姫
(
ひめ
)
と
国依別
(
くによりわけ
)
の
191
神
(
かみ
)
の
命
(
みこと
)
の
結婚
(
けつこん
)
を
192
聞
(
き
)
いて
忽
(
たちま
)
ち
腹
(
はら
)
を
立
(
た
)
て
193
系統
(
ひつぽう
)
の
身魂
(
みたま
)
を
鼻
(
はな
)
にかけ
194
言依別
(
ことよりわけ
)
の
教主
(
けうしゆ
)
をば
195
目下
(
めした
)
の
如
(
ごと
)
く
言
(
い
)
ひこなし
196
国依別
(
くによりわけ
)
や
其
(
その
)
外
(
ほか
)
の
197
幹部
(
かんぶ
)
の
方
(
かた
)
をば
訪問
(
はうもん
)
し
198
いろいろ
雑多
(
ざつた
)
と
邪魔
(
じやま
)
したが
199
とうとう
結局
(
しまひ
)
にや
我
(
が
)
を
折
(
を
)
つて
200
此
(
この
)
宴席
(
えんせき
)
に
列
(
れつ
)
せられ
201
歌
(
うた
)
を
唄
(
うた
)
うて
下
(
くだ
)
さつた
202
さはさり
乍
(
なが
)
ら
皆
(
みな
)
の
人
(
ひと
)
203
意地
(
いぢ
)
くね
悪
(
わる
)
い
高姫
(
たかひめ
)
と
204
決
(
けつ
)
して
思
(
おも
)
うて
下
(
くだ
)
さるな
205
高姫
(
たかひめ
)
さまの
真心
(
まごころ
)
は
206
大神
(
おほかみ
)
様
(
さま
)
の
道
(
みち
)
思
(
おも
)
ひ
207
此
(
この
)
世
(
よ
)
を
思
(
おも
)
ふばつかりに
208
あんな
事
(
こと
)
をば
言
(
い
)
うたのだ
209
私
(
わたし
)
は
永
(
なが
)
らくついて
居
(
ゐ
)
て
210
高姫
(
たかひめ
)
さまの
腹
(
はら
)
の
中
(
なか
)
211
直澄
(
ますみ
)
の
鏡
(
かがみ
)
にうつす
如
(
ごと
)
212
よつく
存
(
ぞん
)
じて
居
(
を
)
りまする
213
こんな
事
(
こと
)
をば
申
(
まを
)
したら
214
お
気
(
き
)
に
入
(
い
)
らぬか
知
(
し
)
らね
共
(
ども
)
215
此
(
この
)
常彦
(
つねひこ
)
は
中立
(
ちうりつ
)
で
216
公平
(
こうへい
)
無私
(
むし
)
の
言霊
(
ことたま
)
を
217
皆様
(
みなさま
)
方
(
がた
)
の
御
(
おん
)
前
(
まへ
)
に
218
おめず
臆
(
おく
)
せず
述
(
の
)
べまする
219
あゝ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
220
御霊
(
みたま
)
幸
(
さち
)
はひましまして
221
直日
(
なほひ
)
に
見直
(
みなほ
)
し
聞直
(
ききなほ
)
し
222
高姫
(
たかひめ
)
様
(
さま
)
は
一心
(
いつしん
)
で
223
誠
(
まこと
)
一
(
ひと
)
つの
塊
(
かたまり
)
で
224
あんな
事
(
こと
)
をば
言
(
い
)
ふのだと
225
心
(
こころ
)
も
広
(
ひろ
)
き
大直日
(
おほなほひ
)
226
宣
(
の
)
り
直
(
なほ
)
しませ
方々
(
かたがた
)
よ
227
常彦
(
つねひこ
)
ここに
高姫
(
たかひめ
)
の
228
心
(
こころ
)
の
中
(
なか
)
を
代表
(
だいへう
)
し
229
誓
(
ちか
)
つて
述
(
の
)
べておきまする
230
決
(
けつ
)
して
間違
(
まちが
)
ひないことを
231
あゝ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
232
御霊
(
みたま
)
幸
(
さち
)
はひましまして
233
国依別
(
くによりわけ
)
の
神司
(
かむづかさ
)
234
末子
(
すゑこ
)
の
姫
(
ひめ
)
と
合衾
(
がふきん
)
の
235
目出
(
めで
)
たき
式
(
しき
)
を
挙
(
あ
)
げ
玉
(
たま
)
ふ
236
何卒
(
なにとぞ
)
々々
(
なにとぞ
)
末永
(
すえなが
)
う
237
ウヅの
都
(
みやこ
)
に
止
(
とどま
)
りて
238
神
(
かみ
)
の
御稜威
(
みいづ
)
を
輝
(
かがや
)
かし
239
世人
(
よびと
)
を
安
(
やす
)
く
平
(
たひら
)
けく
240
守
(
まも
)
らせ
玉
(
たま
)
へ
惟神
(
かむながら
)
241
神
(
かみ
)
の
御前
(
みまへ
)
に
願
(
ね
)
ぎまつる
242
神
(
かみ
)
の
御前
(
みまへ
)
に
祝
(
ほ
)
ぎまつる』
243
(
大正一一・八・二六
旧七・四
松村真澄
録)
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