目的の
善良なれば
方法も
いたつて
軽く
遂げ
易からむ
〈総説(三)〉
人間に
区別なけれど
心魂の
清濁により
浮き
沈みあり
〈総説(三)〉
村肝の
心は
動きやすければ
神の
御綱によりて
繋げよ
〈総説(三)〉
世の
中の
他人は
残らず
吾が
友の
友とし
知りて
清く
交はれ
〈第2章(三)〉
釈迦如来八万四千の
経巻も
煎じつむれば
断念の
二字〈第2章(三)〉
八島国浪風荒く
立つ
時も
静かなりけり
神の
御国は
〈第4章〉
久方の
天津日嗣の
大稜威顕はれ
出でて
世を
照らしませ
〈第4章〉
曇りなき
大御心の
真寸鏡は
四方の
国々照り
渡るなり
〈第4章〉
畏るべきものは
身魂の
汚れなり
根底の
国へ
自から
行く
〈第6章〉
遠津御祖の
神に
汚れはなけれども
己が
心で
身を
汚すなり
〈第6章〉
村肝の
心治めて
道のために
つくせば
神の
恩頼を
益す
〈第6章〉
仏教は
恰も
百合根の
如くなり
むけばむくほど
何もなくなる
〈第7章(三)〉
古への
祖先の
罪が
報とは
訳のわからぬ
教なるかな
〈第7章(三)〉
面白き
日々の
生活する
時は
遂に
溺没するものと
知れ
〈第7章(三)〉
白曇の
外には
生きぬ
惟神誠の
道は
日の
本にあり
〈第8章〉
如何ほどの
賢き
人も
凡人も
心の
色は
包みきられず
〈第8章〉
同人に
二度三度欺さるる
人は
天性の
馬鹿者なるべし
〈第8章(三)〉
何事も
予定なければ
順序あり
順序は
神のものなればなり
〈第11章(三)〉
過失は
皆怠慢の
罪ぞかし
手足をまめに
道に
仕へよ
〈第11章(三)〉
天地に
愧づる
疚しき
心あらば
その
精霊に
始終攻めらる
〈第11章(三)〉
世の
人を
罵るものは
必ずや
わが
身の
悪を
晒すものなり
〈第13章(三)〉
物事はその
原因を
調ぶれば
結果は
自然と
分かるものなり
〈第14章(三)〉
盗人は
必ず
盗児を
養はず
己れの
悪を
蔽へばなりけり
〈第17章(三)〉
何事も
悪例並べて
比較する
人はまことの
曲者なりけり
〈第17章(三)〉
安楽にのみ
耽りなば
末遂に
暗黒界に
堕落するなり
〈第17章(三)〉
得意なる
地位に
坐しなば
其の
上の
栄誉望まず
沈勇なる
可し
〈巻末(三)〉
吾年を
指折り
数へ
老い
行くを
悔む
心は
既に
死したり
〈巻末(三)〉
人の
世に
用し
無ければ
生命の
無きと
等しく
寂しきものなる
〈巻末(三)〉
覇者は
皆天下に
無理を
為すものと
覚れば
斯の
世に
争ひも
無し
〈巻末(三)〉
(三は三版の略)
[この余白歌は八幡書店版霊界物語収録の余白歌を参考に作成しました]